JPH0718439B2 - 多段式サブマージドモータポンプの軸振れ回り防止装置 - Google Patents

多段式サブマージドモータポンプの軸振れ回り防止装置

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JPH0718439B2
JPH0718439B2 JP25974991A JP25974991A JPH0718439B2 JP H0718439 B2 JPH0718439 B2 JP H0718439B2 JP 25974991 A JP25974991 A JP 25974991A JP 25974991 A JP25974991 A JP 25974991A JP H0718439 B2 JPH0718439 B2 JP H0718439B2
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JP
Japan
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pump
shaft
motor
outer ring
wear
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JP25974991A
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JPH0571496A (ja
Inventor
正典 隅谷
Original Assignee
日本カーター株式会社
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、LNG、LPG、エ
チレン、プロピレン、アンモニア等の低温の液の加圧に
使用されている立型多段式サブマージドモータポンプの
軸振れ回り防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のポンプは、上部がモータ部に、
下部がポンプ部に形成されており、全体が取扱液体に漬
かった状態で使用される。モータ部は、モータハウジン
グ内にステータ、ロータ、ロータに結合された軸、軸を
支持する上部軸受および下部軸受、加圧液体通路等を設
けたものであり、ポンプ部で加圧された取扱液体の一部
によってこのモータ部の冷却および軸受の潤滑が行われ
るようになっている。上記軸はポンプシャフトとして下
方へ伸延形成され、上記モータハウジングの下端に結合
されたポンプケーシングの下端に達している。そして、
ポンプ部は、上記ポンプシャフトの途中にインペラーを
設け、ポンプケーシングの下端に吸い込み口を形成する
とともにポンプ軸の下端に軸流羽根車を取り付けたイン
デューサを設けてある。上記ポンプ軸はポンプケーシン
グ内においてケーシング側にブッシュを介して支持され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の立型多段式
サブマージドモータポンプは、軸の振れ回り振動が発生
することがあり、これによってポンプ軸を支えているブ
ッシュが短期間で磨耗することがある問題がある。この
ブッシュの極端に大きい磨耗はポンプの破損事故につな
がるので、早期に発見してブッシュを交換する必要があ
る。しかしそのブッシュの磨耗は必ずしもポンプ使用時
間に比例しない。したがって上記ブッシュの磨耗に対す
る管理が容易でない問題もある。なお、このブッシュの
磨耗に対して軸の振れ回りを効果的に抑制する狙いで、
軸の下端に近いインデューサの上側部分をブッシュを介
してケーシングに支持する試みもあるが、そのブッシュ
も前前述のブッシュと同様に短期間で磨耗してしまうこ
とがあり、結局同様な問題が残る。
【0004】そこでこの発明は、ポンプ軸の振れ回りを
長期間確実に抑制して、上記ブッシュの時間的に不規則
な磨耗を防止すると共にブッシュの寿命を延長させるこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の手段は、上部
がモータ部に下部がポンプ部に形成され、そのモータ部
から下方のポンプ部に伸延したポンプ軸の途中ににイン
ペラーを有し下端に軸流羽根車からなるインデューサー
を有する立型多段式サブマージドモータポンプにおい
て、上記インデューサーに外輪を設け、その外輪の周面
を微小間隙を隔て包囲するように上記ポンプ部のケーシ
ングにウエアリング部を設け、このウエアリング部内周
面と上記外輪周面との間に上記ポンプ部の吐出液体の一
部を供給するようにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記外輪とウエアリングとの間に加圧液体を供
給されることによって、ポンプ軸の最下端にある外輪が
流体軸受によって支持された状態となり、ポンプ軸の下
端が触れ回りすることを抑制する。
【0007】
【実施例】この発明の1実施例を図を用いて説明する。
図1において、1はモータ部、2はポンプ部である。モ
ータ部1は、モータハウジング10内にステータ11、
ロータ12、ロータに結合された軸13、軸13を支持
する上部軸受14および下部軸受15、加圧液体通路1
6等を設けたものである。このモータ部1はポンプ部2
で加圧された取扱液体の一部によってこのモータ部の冷
却および軸受14、15の潤滑が行われるようになって
いる。軸受14、15はラジアルボールベアリングであ
る。図中、16は給電線、17はバランスドラム、18
は下部軸受ハウジングである。
【0008】ポンプ部2は、モータハウジング10の下
端に結合したポンプケーシング20、そのケーシング2
0内のディフューザ21、インペラー22、上記軸13
から下方へ伸延形成されたポンプシャフト23、ケーシ
ング20の下端に形成された吸い込み口24、その吸い
込み口24に設けられたインデューサ25等を有するも
のである。インペラー22はポンプシャフト23に取り
付けてあり、インデューサ25はポンプシャフトの下端
に取り付けられた軸流羽根車であり、ポンプシャフト2
3はケーシング20側にブッシュ26を介して支持され
ている。ポンプ部2の出口27はモータ部1の液体通路
16の下端に接続している。
【0009】以上のモータ部1およびポンプ部2の構成
は前述した従来の立型多段式サブマージドモータポンプ
と同じである。従来のものと異なる点は、図2、3に拡
大して示すように、このポンプのインデューサ25に外
輪30を設け、その外輪30の周面を0.1〜0.8m
m程度の微小間隙を隔て包囲するように上記ポンプ部2
のケーシング20にウエアリング部31を設け、このウ
ェアリング部31の内周面32と上記外輪周面33との
間に、上記ポンプ部の吐出液体の一部を供給するように
してある。すなわち、上記モータハウジング10の加圧
液体の通路16から分岐した別の通路34をパイプによ
り形成して、これをウエアリング部31に結合して、ウ
エアリング部31の内周面32に3箇所で供給口35と
して開口させてある。これによって取扱液体を使用した
流体軸受がポンプシャフト23の下端に形成される。
【0010】この多段式サブマージドモータポンプは、
例えば図1に見られるように、ポット40と組み合わせ
てタンク近くに設置され、タンク内の低温液体を別の場
所へ移送するような場合に使用される。このポット40
は、ピット内に設置しその外側に断熱材を充填され、内
部が取扱液体を収容したタンクに入口41およびガス抜
き口42を介して接続されており、取扱液体はぽっと4
0内に流入するようになっている。従って、モータ部1
およびポンプ部2は全体が取扱液体に漬かった状態で使
用される。図中50は液体通路16に連通した吐出口で
あり、移送用の管を接続される。43はポット支持脚、
44はドレン抜きである。
【0011】モータ部1によってポンプシャフト23が
回転駆動されると、ポット40内に流入している取扱液
体は吸い込み口24を通ってポンプ部2の出口27に至
る間に加圧され、通路16を通って吐出口50から送り
だされる。そして、加圧された液体の一部は通路34を
通って供給口35から外輪の外周面33とウエアリング
の内周面32のあいだに供給される。これによって外輪
30が取扱液体の薄い層を介して支持され、振れ回りを
防止される。従って、ポンプシャフト23をポンプケー
シング20側に支持しているブッシュ26に振れ回りに
よる荷重が作用しないから、ブッシュ26の早期磨耗が
なくなる。また、加圧された取扱液体の一部はモータ部
1内を通り、冷却作用して最終的には通路16の加圧液
体と合流する。図中の矢印は取扱液体の移動方向を示
す。
【0012】上記実施例において、通路34をパイプに
よって形成したが、ポンプケーシング20の肉厚内に形
成してもよい。また、供給口35の数は3個に限らず、
2個以上の適切な数として、周方向に等間隔で配置すれ
ばよい。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、立型多段式サブマー
ジドモータポンプのポンプシャフトの下端部のインデュ
ーサに外輪を設けてこの外輪を、取り扱う液体のポンプ
出口以後の加圧された液体を利用した流体軸受で支持し
たから、比較的簡単な構成で磨耗のない流体軸受構造を
採用でき、ポンプシャフトの下端の振れ回りを長期間確
実に抑制でき、従ってポンプシャフトを支持しているブ
ッシュの早期磨耗を確実に防止できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例を示す縦断正面図である。
【図2】同実施例の主要部横断面拡大平面図である。
【図3】図2のA−A断面拡大図である。
【符号の説明】
1 モータ部 2 ポンプ部 22 インペラー 23 ポンプ軸 25 インデューサ 30 外輪 31 ウエアリング部 34 通路 35 供給口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部がモータ部に下部がポンプ部に形成
    され、そのモータ部から下方のポンプ部に伸延したポン
    プ軸の途中ににインペラーを有し下端に軸流羽根車から
    なるインデューサーを有する立型多段式サブマージドモ
    ータポンプにおいて、上記インデューサーに外輪を設
    け、その外輪の周面を微小間隙を隔て包囲するように上
    記ポンプ部のケーシングにウエアリング部を設け、この
    ウエアリング部内周面と上記外輪周面との間に上記ポン
    プ部の吐出液体の一部を供給するようにしたことを特徴
    とする多段式サブマージドモータポンプの軸振れ回り防
    止装置。
JP25974991A 1991-09-10 1991-09-10 多段式サブマージドモータポンプの軸振れ回り防止装置 Expired - Lifetime JPH0718439B2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0571496A JPH0571496A (ja) 1993-03-23
JPH0718439B2 true JPH0718439B2 (ja) 1995-03-06

Family

ID=17338419

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JP25974991A Expired - Lifetime JPH0718439B2 (ja) 1991-09-10 1991-09-10 多段式サブマージドモータポンプの軸振れ回り防止装置

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Effective date: 19950822