JPS62259900A - すかし模様形成方法 - Google Patents

すかし模様形成方法

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JPS62259900A
JPS62259900A JP61088120A JP8812086A JPS62259900A JP S62259900 A JPS62259900 A JP S62259900A JP 61088120 A JP61088120 A JP 61088120A JP 8812086 A JP8812086 A JP 8812086A JP S62259900 A JPS62259900 A JP S62259900A
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JP
Japan
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epoxy resin
paper
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watermark
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JP61088120A
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JPH0515390B2 (ja
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昭彦 小林
道男 寺山
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Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は9株券、小切手、約束手形、商品券、宝くじ、
定期券、−乗車券などの有価証券類9便箋などの書簡用
紙類など、あるいはこれらのための用紙の偽造防止など
のためのすかし模様形成方法に関する。
(従来の技術) 有価証券類、書簡用紙類などの偽造防止などの目的でこ
れらにすかし模様を形成させることが広(行われている
そのための最も一般的な方法としては、用紙の抄造時に
すかしとなる部分の紙厚を薄くして白すかしとする方法
や紙厚を厚くして黒すかしとする方法が知られている。
しかしながら、これらの方法では。
1)印刷絵柄とすかしとの位置関係を自由に変えられな
い、2)抄造工程が複雑となり、コスト高となるなどの
種々の欠点があった。
これらの欠点を改良するために、ボイル油を主成分とす
る印刷インキを用いて印刷によりすかし模様を形成させ
ることも行われた。しかしながら、これらの方法では、
コストは低(なるものの、1)紙に浸透した状態で酸化
乾燥されるため、完全乾燥にはきわめて長い時間を要す
る。2)完全乾燥までの間に、すかしかにじんで不鮮明
になる。3)長期保存ですかし部分が黄変する。4)す
かし部分の水性筆記インキ受容性がなく、すかしの位置
、大きさなどに制約があるなどの欠点があった。
本発明者らは、これらの欠点を改良するために。
エチレン不飽和二重結合を有する化合物および光ラジカ
ル重合開始剤を主成分とした印刷インキをすかし模様状
に印刷した後、紫外線照射により硬化させる方法を検討
した。この方法では、ボイル油を用いた場合に比べ格段
に乾燥ははやくなるものの、1)印刷インキに特有の不
快臭があり2作業環境上の問題がある。2)得られたす
かしに、エチレン不飽和二重結合を有する化合物中のモ
ノマーの臭気および光ラジカル重合開始剤の分解臭が残
る。3)印刷。
とりわけグラビア印刷、フレキソ印刷、シルクスクリー
ン印刷などに用いられる程度に低粘度である場合、塗布
量が多い時は問題ないが、塗布量が少なくうす盛りの時
には酸素阻害によって紙に浸透された印刷インキの硬化
が遅くなる。4)硬化性を高めるために、印刷インキ中
のエチレン不飽和二重結合の密度や光ラジカル重合開始
剤の割合を大きくすると。
重合度が小さくなったり、コンバージョンが低くなった
りすると同時に、印刷インキの臭気およびこれから得ら
れたすかしの臭気がさらに強くなる。5)硬化性を高め
るために、高怒度の光ラジカル重合開始剤を用いると黄
変しやすくなるなどの欠点があった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上記の種々の欠点を改良し、用いる印刷イン
キに不快臭がなく、塗布量が少ない時にも硬化がはやく
、臭気も黄変もないすかしが得られるすかし模様形成方
法を提供するものである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明は、紫外線によりカチオン重合しうるエポキシ樹
脂組成物を1紙にすかし模様状に印刷し、紫外線照射を
行って硬化重合を行わせることを特徴とするすかし模様
形成方法である。
本発明において、紫外線によりカチオン重合しうるエポ
キシ樹脂組成物とは、光カチオン重合開始剤およびエポ
キシ樹脂を主成分とする樹脂組成物である。光カチオン
重合開始剤としては、p−二トロベンゼンジアゾニウム
へキサフルオロホスフェート。
2.4−ジクロロベンゼンジアゾニウムテトラフルオロ
ボレートなどのルイス酸のジアゾニウム塩、ジフェニル
ヨードニウムへキサフルオロホスフェートジフェニルヨ
ードニウムテトラフルオロボレートなどのルイス酸のハ
ロニウム塩、トリフェニルスルホニウムテトラフルオロ
ボレートなどのルイス酸のスルホニウム塩、2−メチル
−4,6−ジフェニルチオピリリウムへキサフルオロホ
スフェートなどのルイス酸のチオピリリウム塩、トリス
(アセチルアセトナト)アルミニウムなどのアルミニウ
ム錯体とO−ニトロベンジルシリルエーテル類またはシ
リルペルオキシド類との混合系などがある。エポキシ樹
脂としては、ビスフェノールA−エピクロルヒドリン型
エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、脂環式エポ
キシ樹脂など、あるいはこれらの混合物が用いられる。
紫外線によりカチオン重合しうるエポキシ樹脂組成物(
以下、エポキシ樹脂組成物という。)には、上記の光カ
チオン重合開始剤やエポキシ樹脂の他、必要に応じて、
環状エーテル、環状ホルマール、アセタール、ビニルア
ルキルエーテル、チイラン基を有するモノマー、ジエチ
レングリコールジビニルエーテルなどの多官能性ビニル
エーテル、 (メク)アクリル酸グリシジルなどの反応
性希釈剤、有機溶剤、可塑剤など揮発性または非揮発性
の非反応性希釈剤、および少量の熱可塑性樹脂、光ラジ
カル重合開始剤とエチレン不飽和二重結合を有する化合
物との混合物の少量などを加えることができる。
本発明においてエポキシ樹脂組成物は所望の紙の所望の
部分に所望の大きさの模様状に印刷される。
本発明において紙とは1株券、約束手形1商品券1宝く
じ、定期券9乗車券2便箋などの用紙としての上質紙、
 OCR(Optical Character Re
cognition )小切手用紙、 M I CR(
Magnetic Ink Character Re
cogni tion)小切手用紙などの小切手用紙な
ど、あるいはこれらにすでに印刷を施したものがある。
印刷の方法には特に制限はなく、エポキシ樹脂組成物の
粘度によりグラビア印刷、フレキソ印刷、シルクスクリ
ーン印刷などの各種の印刷方式が適宜選択される。粘度
が比較的低い時はグラビア印刷により、粘度が比較的高
い時はシルクスクリーン印刷により印刷される。印刷さ
れる紙の質および厚さ、すかしの透明度、エポキシ樹脂
組成物中の固形分比などにより塗布量が決定される。塗
布量により、グラビア印刷の場合版深が、フレキソ印刷
の場合アニロックスロール表面の彫刻の種類および線数
が、シルクスクリーン印刷の場合絹などの上に積層され
る遮蔽膜の厚さが、それぞれ決定される。例えば、フレ
キソ印刷においてピラミッド型のアニロックスロールを
用いた場合、アニロックスロールの線数が200線/ 
1nch、 175線/ 1nch、 130線/1n
chの時の塗布量はそれぞれ2.5 g/m、4 g/
m、8 g/d程度となる。
紙に印刷した後、必要があれば揮発性の有機溶剤を除去
し、紫外線が照射される。紙の厚さが厚かったり、エポ
キシ樹脂組成物の浸透性の低い紙を用いる場合には8紙
に印刷した後紫外線照射前にエポキシ樹脂組成物が紙に
十分浸透するまで放置される。
放置する時間は紙の質と厚さによ゛り異なるが、0〜2
4時間程度である。紫外線照射により紙に浸透したエポ
キシ樹脂組成物がカチオン重合により硬化し。
紙にすかし模様が形成される。
以下、実施例により本発明を説明する。例中2部とはM
置部を表わす。なお、透過濃度はマクベス社製透過濃度
計TD−501を用いて測定し、全透過を0.00とし
て透過濃度を表示した。
実施例1 脂環式エポキシ樹脂「チッソノックスCX−221J(
チッソ■製)              70部脂環
式エポキシ樹脂「チッソノックスCX−206J(チッ
ソ■製)                30部光力
チオン重合開始剤rFC−508J    4部(ミネ
ソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング製
) 上記3成分をよく混合し、25℃で粘度220 cpS
の無色透明なエポキシ樹脂組成物を得た。15049/
1nchのピラミッド型アニロフクスロールを用い。
得られたエポキシ樹脂組成物により坪量100g/也透
過濃度0.56のMICR小切手用紙にすかし模様状に
フレキソ印刷を施した後、  80 W / cm水銀
ランプ下15cm、  ライン速度20m/分で紫外線
を照射してすかし模様部分を硬化させた。この時のエポ
キシ樹脂組成物の塗布量は6 g / mであり、得ら
れたすかし模様部分の透過濃度は0.43であった。
硬化後のすかし模様部分上に、水性筆記インキ(黒)で
文字を筆記したが、筆記性には何ら問題がなかった。ま
た、ジクロルメタン抽出により硬化後のすかし模様部分
の重合率を求めたところ88.3重量%であった。
比較例 オリゴエステルポリアクリレート「アロニックスM−7
10QJ  (東亜合成化学工業@%)    60部
テトラエチレングリコールジアクリレート 40部ベン
ゾフェノン              5部トリエタ
ノールアミン            2部上記4成分
をよく混合し、25℃で粘度250 cpSの無色透明
な光ラジカル重合樹脂組成物を得た。
得られた光ラジカル重合樹脂組成物を用いて、実施例1
と同様の方法で、フレキソ印刷および紫外線照射を行っ
た。得られたすかし模様部分の透過濃度は0.46であ
ったが、硬化後重合率は72.5重量%であり、硬化後
も開始剤の分解臭およびモノマー臭が著しかった。
実施例2 実施例1で得られたエポキシ樹脂組成物104部にイソ
プロピルアルコール10部を加え、25℃で粘度130
 cpsのエポキシ樹脂組成物を得た。
版深35μmのグラビア版を用い、得られたエポキシ樹
脂組成物により2坪量104.7g/m、透過濃度0.
78の上質伝票用紙にグラビア印刷を施し、イソプロピ
ルアルコールを除去した後、実施例1と同様の条件にて
紫外線を照射してすかし模様部分を硬化させた。この際
のエポキシ樹脂組成物の塗布量は7、5 g / mで
あり、硬化後のすかし模様部分の透過濃度は0.51で
あった。
〔発明の効果〕
本発明により。
(1)塗布量が多い場合も少ない場合も短時間で十分に
硬化乾燥させることができる。
(2)印刷絵柄とすかし模様部分との位1関係を自由に
組合せることができる。
(3)鮮明なすかし模様を得ることができる。
(4)すかし印刷インキの臭気がなく2作業性が良好で
ある。
(5)硬化後のすかし模様部分に臭気がなく、黄変しな
い、′ (6)すかし模様部分の水性筆記インキ受容性が良好で
ある。
(7)低コストですかし模様が得られる。
すかし模様の形成が可能になった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 紫外線によりカチオン重合しうるエポキシ樹脂組成物を
    、紙にすかし模様状に印刷し、紫外線照射を行って硬化
    重合を行わせることを特徴とするすかし模様形成方法。
JP61088120A 1986-04-18 1986-04-18 すかし模様形成方法 Granted JPS62259900A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61088120A JPS62259900A (ja) 1986-04-18 1986-04-18 すかし模様形成方法

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JP61088120A JPS62259900A (ja) 1986-04-18 1986-04-18 すかし模様形成方法

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JPS62259900A true JPS62259900A (ja) 1987-11-12
JPH0515390B2 JPH0515390B2 (ja) 1993-03-01

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