JPS62259770A - 噴射弁の自動ラツピング装置 - Google Patents

噴射弁の自動ラツピング装置

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JPS62259770A
JPS62259770A JP61100896A JP10089686A JPS62259770A JP S62259770 A JPS62259770 A JP S62259770A JP 61100896 A JP61100896 A JP 61100896A JP 10089686 A JP10089686 A JP 10089686A JP S62259770 A JPS62259770 A JP S62259770A
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needle valve
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Daiki Miyoshi
三好 大器
Mitsuhiro Masuda
充弘 増田
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は内燃機関の電子制御部燃料噴射装置等に用いら
れる噴射弁のノズルボディの噴孔の径をラップ加工によ
り調整して所定の静的流量(ここでは、全開時の静的流
量)を確保する噴射弁の自動ラッピング装置に関する。
(従来の技術) 例えば内燃機関の電子制御燃料噴射装置に用いられる燃
料噴射弁は、第34図に示すように、ノズルボディ1内
のニードルバルブ2をスプリング(図示せず)により図
で左方に付勢して、ニードルバルブ2先端のシート部2
aをノズルボディlのシート部1aに着座させる。
そして、電磁コイル(図示せず)の電磁吸引力によりニ
ードルバルブ2をその鍔部2bがノズルボディ1の後端
面に配設したストッパプレート3に当接する位置まで第
34図中右方にリフトさせる。
これにより、燃料は前記シート部1a、2aの間隙を通
過した後ノズルボディ1の噴孔1bから噴射される。
ところで、内燃機関の燃料噴射弁では、その噴孔1aの
径によって燃料の噴射量を規定するようにしているので
、噴孔1bの加工に高い精度が要求されると共に、静的
流量を規格内に抑えることが必要である。
このため、従来は、燃料噴射弁の噴孔1bの一定条件下
での静的流量を作業者が測定してから、その測定値に基
づいて手作業にて規格値に近づけるように前記噴孔1b
の径をラップ加工により大きくする。
そして、ランプ後、洗浄してから再び静的流量を測定し
、規格内であるか否かを判断し、必要に応じ規格内とな
るまでこのような作業を繰返していた。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、所定の静的流量を確保するために手作業により
噴孔1bの径をラップ加工するものでは作業者の勘に頼
っているため、精度の高い加工が困難であり、かつ作業
時間が長(なり、その分コストも増大するという問題点
があった。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたもので、静
的流量を測定しつつラップ加工を行える自動ラッピング
装置を提供することを目的とする。
く問題点を解決するための手段〉 このため、本発明は、ノズルボディを着脱自由に支持す
るノズルボディ支持部材と、該ノズルボディ支持部材を
前記噴孔軸と略直交する面内を所定量移動自由に支持す
るノズルボディ移動用支持部材と、前記ノズルボディに
組付けられ該ノズルボディに対し所定量リフトされるニ
ードルバルブを着脱自由に支持するニードル支持部材と
、該ニードル支持部材を前記ニードルバルブの弁軸と略
直交する面内を所定量移動自由に支持するニードル移動
用支持部材と、該ニードル移動用支持部材と前記ノズル
ボディ移動用支持部材とが並設されるテーブルと、該テ
ーブルを所定方向に移動させる移動装置と、ニードルバ
ルブが組付けられたノズルボディを前記ノズルボディ支
持部材に搬入する搬入装置と、搬入されたノズルボディ
からニードルバルブを取外して前記ニードル支持部材に
搬入しそれらを分解する分解装置と、ニードルバルブが
取外されたノズルボディを前記ニードルバルブ支持部材
から取外して保持しつつその噴孔をラップ部材によりラ
ップ加工するう・ノピング装置と、ラップ加工されたノ
ズルボディをノズルボディ支持部材にて支持しつつバリ
取部材によりノズルボディ内のバリを除去するバリ取装
置と、バリ取りされたノズルボディ内を洗浄する洗浄装
置と、洗浄されたノズルボディにニードル支持部材に支
持されたニードルバルブを組付ける組付装置と、前記ノ
ズルボディに組付けられたニードルバルブを前記ノズル
ボディに対し所定量リフトさせて実際の流量を測定する
流量測定装置と、測定された実際の流量が目標流量の許
容範囲にあるノズルボディをニードルバルブと共にノズ
ルボディ支持部材から搬出する規格品外排出装置と、前
記実際の流量が目標流量の許容範囲より大きなノズルボ
ディを、ニードルバルブと共に搬出する規格外品搬出装
置と、実際の流量が目標流量の許容範囲より小さなノズ
ルボディをニードルバルブと共に前記ラフピング装置に
搬送する搬送装置と、を備えた。
く作用〉 このようにしてノズルボディとニードルバルブとを所定
方向に移動させつつ目標流量に近づけるようにノズルボ
ディの噴孔をラップ加工するようにした。
〈実施例〉 以下に、本発明の一実施例を第1図〜第29図に基づい
て説明する。
まず、自動ラッピング装置の全体概要を第1図に基づい
て機能毎に分けて説明する。
第1図において、板状の第1固定テーブル11には円板
状の回転テーブル12がその軸回りに回転自由に取付け
られている。これを第2図に基づいて詳説すると、前記
第1固定テーブル11には貫通孔11aが形成され、こ
の貫通孔11aを貫通して支持部材13が設けられてい
る。この支持部材13の上縁部には前記回転テーブル1
2が第1固定テーブル11の上方に配設されて取付けら
れている。回転テーブル12は第1固定テーブル11の
下方に設けられた移動装置としての駆動装置14により
30°ずつ回転駆動される。
また、前記支持部材13の中央部を貫通して第2固定テ
ーブル15が設けられている。
まず、自動ランピング装置の各行程の装置を第1図に基
づいて簡単に説明する。
第1図中A部近傍には前記回転テーブル12の側方に設
けられたワークシュータ16から前記ニードルバルブ2
が組付けられたノズルボディ1を回転テーブル12上の
後述の第1フローテイング装置Aに搬入する後述の搬入
装置が前記第2固定テーブル15上に設けられている。
B部近傍には前記ノズルボディ1からニードルバルブ2
を外して回転テーブル12上の他方の第2フローテイン
グ装置すに移動させる後述の分解装置が設けられている
。尚、ノズルボディ1は一方の第1フローテイング装置
Aに載置された状態に維持される。
C部近傍にはノズルボディlの内部を洗浄する空気式の
洗浄装置が設けられている。
D部近傍にはノズルボディ1の噴孔1bをラップ剤によ
りラッピングする後述のラッピング装置が設けられると
共にラップ剤を塗布する後述のラップ剤塗布装置が設け
られている。
E部近傍にはランプ行程にて付着するラップ剤を洗い落
とすためにノズルボディ1を洗浄液により洗浄するスプ
レ一式の洗浄装置が設けられている。この洗浄液はガソ
リン等の燃料と略同様な粘性を存する。
F及び0部近傍には前記ラップ加工等により発生するノ
ズルボディ1内のバリ(特に噴孔1bに連なるシート部
1aに発生する)を除去する後述のバリ取装置が設けら
れている。
H部近傍にはノズルボディ1内外に付着するラップ剤等
を除去するためにノズルボディ1を洗浄するスプレ一式
の洗浄装置が設けられている。
1部近傍にはノズルボディ1にニードルバルブ2を組付
ける前記分解装置と同様の組付装置が設けられている。
5部近傍にはノズルボディ1にニードルバルブ2を組付
けた状態でニードルバルブ2を従来例と同様にリフトさ
せて全開させ静的流量を測定する流量測定装置が設けら
れている。
K部近傍には静的流量を測定した結果目標流量の許容範
囲から外れたノズルボディ1及びニードルバルブ2を回
転テーブル12から第1固定テーブル11に設けられた
第1及び第2ストツカー172゜17bに搬出する規格
外品搬出装置としての第1搬出装置が設けられている。
L部近傍には静的流量を測定した結果前記目標流量の許
容範囲に属したノズルボディ1及びニードルバルブ2を
回転テーブル12から第1回転テーブル11に設けられ
た第3ストツカ18に搬出する規格品外排出装置として
の第2搬出装置が設けられている。
ここで、回転テーブル12には、ノズルボディ1を支持
する第1フローティング装置A−Lが12個略一定間隔
で配設され、それら第1フローテイング装WA〜Lの内
方にこれらと一対になってニードルバルブ2を支持する
第2フローテイング装置a〜1が12個略一定間隔で配
設されている。そして、回転テーブル12が30°ずつ
回転駆動されてノズルボディ1及びニードルバルブ2が
対になって前記各装置付近に移動するようになっている
。したがって、回転テーブル12がテーブルを構成する
尚、これ以後は第1フローテイング装置Aと第2フロー
テイング装3aを例にとり説明する。
次に各工程の装置を順に図面に基づいて説明する。
まず、第1及び第2フローティング装置A、  aを第
3図〜第5図に基づいて説明すると、ノズルボディ1を
支持する第1フローテイング装置Aは第3図及び第4図
に示すように構成される。すなわち、回転テーブル12
に形成された孔12aには円筒状のガイド部材19が取
付けられ、このガイド部材19には円筒状のノズルボデ
ィ支持部材2oがその軸線方向の直角方向(回転テーブ
ル12の平面内)に所定量移動自由に取付けられている
。したがって・ガイド部材19かノズルボデュ移動用支
持部材を構成する。
ガイド部材19はブツシュ21を介してボルト22によ
り回転テーブル12に緊締され、またブツシュ21の外
周部とブツシュ21が嵌挿される前記ノズルボディ支持
部材20の孔20a内壁とには所定量の間隙が形成され
ている。また、ノズルボディ支持部材20はスプリング
23の付勢力により前記ガイド部材19に当接されてい
る。
ノズルボディ支持部材20の鍔部には第4図に示すよう
に円筒状のビン挿入部材24が取付けられ、これらビン
挿入部材24には後述する搬入装置及び分解装置の一対
のガイドピン25が挿入される。ノズルボディ支持部材
20の上部にはノズルボディ1若しくはニードルバルブ
2が組付けられたノズルボディ1が第4図に示すように
取付けられそれらを支持するようになっている。尚、2
0bは0リングである。
また、ニードルバルブ2を支持する第2フローテイング
装置aは、第5図に示すように構成されており、第1フ
ローテイング装置Aとはニードルバルブ1が支持される
ニードル支持部材26の上端部形状が異なるのみで他の
部分は同一であるため、同一符号を付して説明を省略す
る。したがって、第2フローテイング装gaにおいてガ
イド部材19がニードル移動用支持部材を構成する。
次に搬入装置を第6図〜第9図に基づいて説明する。
第1固定テーブル11にはブラケット27を介して前記
ワークシュータ16が取付けられ、このワークシュータ
16は第6図に示すよに回転テーブル12側が低くなる
ように傾斜されている。このワークシュータ16にはニ
ードルバルブ2が組付けられたノズルボディ1を案内す
る案内溝28が形成されている。
また、前記ブラケット27の上部には搬入装置が取付け
られている。(蔵人装置には第6図に示すように前記ブ
ラケット27に揺動臼°由に懸架された棒状の支持部材
29が設けられている。この支持部材29には可動部材
30が第6図中上下方向に昇降自由に取付けられ、この
可動部材30は昇降用エアシリンダ31により昇降され
るように構成されている。
前記可動部材30にはワークシュータ16にストックさ
れているノズルボディ1を把持してニードルバルブ2と
共に第1フローテイング装置Aに搬入するノズルボディ
把持装置32がブラケット33を介して取付けられてい
る。ノズルボディ把持装置32の下端部には第7図及び
第8図に示すように相互に対峙された一対の把持器34
a、34bが設けられ、これら把持器34a、34bは
エアシリンダ35により開閉駆動され前記ノズルボディ
lを第8図に示すように把持するようになっている。
また、ノズルボディ把持装置32には第9図に示すよう
に前記把持器34a、34bを挾むように一対ノカイト
ビン25が懸架され、これらのガイドピン25の下端部
は前述の如(第1フローテイング装置Aのビン挿入部材
24に第7図に示すように挿入されるように構成される
また、支持部材29.昇降用エアシリンダ31及び把持
装置32等を前記ブラケット27の上端部を中心に揺動
させる揺動用エアシリンダ(図示せず)が設けられ、こ
の揺動により把持装置32を前記ワークシュータ16の
上端部上方に移動(第6図中鎖線示)させると共に第1
フローテイング装置Aの上方に移動させるように構成さ
れている。
そして、第1フローテイング装置Aにニードルバルブ2
と共にノズルボディ1が支持された状態で回転テーブル
12が30°回転されノズルボディ1及びニードルバル
ブ2が分解装置の下方に移動される。
次に分解装置を第10図に基づいて説明する。尚、分解
装置と組付装置とは構造が同様であるので、ここで分解
装置を説明し、組付装置の説明は省略する。
第1固定テーブル11にはブラケット36が立設され、
ブラケット36に分解装置が取付けられている。
すなわち、ブラケット36の上部には一対の横移動用ロ
ンド部材37a、37Bが略水平でかつ相互に平行に差
渡して設けられ、この横移動用ロッド部材37a、37
bには横移動用ブラケット38が第10図中左右方向に
移動自由に取付けられている。この横移動用ブラケット
38は前記ブラケット36に設けられた横移動用エアシ
リンダ39により第10図中左右方向に移動するように
構成されている。
また、横移動用ブラケット38には一対の縦移動用ロフ
ト部材40a、40bが略垂直でかつ相互に平行に差渡
して設けられ、これら縦移動用ロンド部材4Qa、40
bには縦移動用ブラケット41が第10図中上下方向に
移動自由に取付けられている。この縦移動用ブラケット
41は前記横移動用ブラケット38に設けられた縦移動
用エアシリンダ42により第10図中左右方向に移動す
るように構成されている。
前記縦移動用ブラケット41にはブラケット43を介し
てニードルバルブ把持装置44が取付けられている。こ
のニードルバルブ把持装置44は前記ノズルボディ把持
装置32と略同様に形成されている。
すなわち、ニードルバルブ把持装置44の下端部には第
10図に示すように相互に対峙された一対の把持器45
a、45bが設けられ、これら把持器45a。
45bはエアシリンダ46により開閉駆動され前記ニー
ドルバルブ1を把持するようになっている。
また、ニードルバルブ把持装置44には前記把持器45
a、45bを挾むように一対のガイドビン25が懸架さ
れ、これらのガイドビン25の下端部は前述。
の如く第1若しくは第2フローテイング装置A。
aのビン挿入部材24に第10図に示すように挿入され
るように構成される。
そして、横移動用及び縦移動用エアシリンダ38゜42
とエアシリンダ46の操作により第1フローテイング装
置Aに支持されたノズルボディ1からニードルバルブ2
を抜出した後、ニードルバルブ2を第2フローテイング
装置aの支持部材26に搬送して載置するようになって
いる。尚、組付装置は逆にニードルバルブ2をノズルボ
ディ1に装着してそれらを組付ける。
そして、第1フローテイング装置Aにノズルボディ1が
支持される一方第2フローティング装置aにニードルバ
ルブ2が支持された状態で回転テーブル12が30°回
転されノズルボディ1及びニードルバルブ2が洗浄装置
の下方に移動される。
そして、洗浄装置(図示せず)によりノズルボディ1の
内部が空気洗浄される。
その後、第1フローテイング装置Aにノズルボディ1が
支持されると共に第2フローテイング装置aにニードル
バルブ2がフローティング支持された状態で回転テーブ
ル12が30°回転されノズルボディ1及びニードルバ
ルブ2がラッピング装置の下方に移動される。
次にラッピング装置及びラップ剤塗布装置を第11図〜
第15図に基づいて説明する。
まずラッピング装置を説明すると、第11図に示すよう
に、第1固定テーブル11に取付けられたブラケット4
7にラッピング装置は取付けられている。
すなわち、回転テーブル12に設けられた第1フローテ
イング装置Aの上方の前記ブラケット47には第1フロ
ーテイング装ffAからノズルボディ1を抜取ると共に
ラッピング作業中にノズルボディ1を保持する保持装置
が設けられている。
この保持装置は第12図に示すように前記ブラケット4
7に取付けられた一対の支持部材48a、48bにビン
49を介して垂直面内を揺動自由に支持されている。こ
の保持装置は前記支持部材48aに取付けられた正逆回
転可能なエアモータ40によりギヤ51、52を介して
揺動され略水平位置と略垂直位置との間を90°回動さ
れるようになっている。
保持装置には第12図に示すようにスイングアーム53
が設けられ、このスイングアーム53にはエアシリンダ
54が取付けられている。このエアシリンダ54のピス
トンロフト先端部にはブラケット55が取付けられ、こ
のブラケット55の両端部には前記搬入装置等の把持装
置と同様に一対のガイドビン56a、56bが立設され
ている。また、前記ブラケット55には先端ブラケット
がノズルボディ1の内空部に挿入されるワークシュー5
7が取付けられている。さらに、前記ブラケット55に
は前記搬入装置等の把持装置と同様にノズルボディ1を
把持する把持器58a、58bが設けられ、これら把持
器58a、58bはエアシリンダ(図示せず)により開
閉駆動されノズルボディ1を把持するようになっている
また、前記ブラケット47には第12図に示すように保
持装置と後述のラッピング装置との間に位置させてガイ
ド用ブラケット59が立設され、このガイド用ブラケッ
ト59には前記ガイドビン55a、56bが挿入される
一対のビン挿入部材5Qa、60bが取付けられている
そして、保持装置は前記エアモータ50によりビン49
を中心として回動されて略垂直位置に配され第1フロー
テイング装置Aの上方に持ち来された後エアシリンダの
操作によりガイドビン56a、56b及びワークシュー
57が第11図中移動され、ガイドビン55a、56b
の先端部が第1フローテイング装WAのピン挿入部材2
4に挿入されると共にワークシュー57の先端部が第1
フローテイング装置Aに支持されているノズルボディ1
内空部に挿入される。このとき、ノズルボディ1を把持
器58a。
58bが把持する。
その後、ガイドビン56a、56b及びワークシュー5
7が第11図中上動された後前記エフモータ50により
ビン49を中心として90°回動されて略水平位置に配
設される。そして、エアシリンダの操作によりガイドビ
ン56a、56b及びワークシュー57を第11図中移
動に移動させガイドビン56a、56bがピン挿入部材
60a、60bに挿入されると共にノズルボディ1の噴
孔1bの開口部がう・ノビング装雷に向くように配設さ
れノズルボディ1が位置決めされる。
そして、ノズルボディ1が位置決めされた後には把持器
60a、60bはノズルボディ1の把持を解除する。
さらに、ノズルボディ1が位置決めされたときには第1
1図に示すようにノズルボディ1の外周壁にはQ IJ
ソング1が当接するようになっている。この0リング6
1はロータ62の外周部に取付けられている。このロー
タ62にはギヤ(図示せず)を介してエアモータ63の
回転力が伝達され、この回転力によりノズルボディ1が
ワークシュー57を中心として回転されるようになって
いる。
次にラッピング装置を説明する。
ラッピング装置には第11図に示すように前記ブラケッ
ト47に固定された支持装置64が略水平に設けられ、
この支持装置64にはラップスピンドル65を支持する
ためのラップギヤ66が回転自由に取付けられている。
このラップギヤ66の周壁には4つのラップスピンドル
65が軸方向移動自由でかつ回転自由でさらにその回転
軸が略水平に取付けられている。これらラップスピンド
ル65の先端にはピアノ線からなるラップ部材としての
ラップ棒67が着脱自由に取付けられている。
前記ブラケット47にはラップギヤ66を支持装置64
の軸心を中心に回転させるためにエアモータ68が設け
られ、このエアモータ68の回転軸に取付けられたギヤ
69が前記ラップギヤ66に噛合されている。そして、
エアモータ68によりラップギヤ66を回転させ前記ラ
ップ棒67の一つを位置決めされた前記ノズルボディ1
の軸心と略一致させる。
また、前記ラップギヤ66の側壁には4つの偏心カム7
0が前記ラップスピンドル65の近傍に位置させて取付
けられている。一方、前記ブラケット47の上部には昇
降用エアシリンダ71が取付けられ、このエアシリンダ
71のピストンロッド下端部にはノツチ部材72が取付
けられている。
このノツチ部材72は第13図に示すように下端部に逆
■ノツチ状の凹部72aが形成され、この凹部72aの
両端面が前記偏心カム70の外周壁に当接するようにな
っている。したがって、偏心カム70を第13図中破線
で示す位置まで回転させた後前記凹部72aの両端面が
共に偏心カム70の外周壁に当接するようにエアシリン
ダ71によりノツチ部材72を下動させるとラップギヤ
66がその軸心を中心に所定量回動されラップ棒67の
軸心が例えばA位置からB位置まで移動する。このよう
にしてラップスピンドル65及びラップ棒67もその移
動に従って移動しラップ棒67をノズルボディ1の噴孔
1bに一定圧力で当接させる。
また、ブラケット47にはラップスピンドル65及びラ
ップ棒67を回転駆動するエアモータ73が水平方向に
移動自由に取付けられ、このエアモータ73の回転軸先
端にはフリクション部材74が取付けられている。エア
モータ73は図示しないエアシリンダにより第11図中
左右方向に移動される。また、前記各ラップスピンドル
65の後端部には前記フリクション部材74に当接する
フリクション部材75が取付けられている。
そして、エアモータ73を第11図中右方に移動させ、
そのフリクション部材74を位置決めされたノズルボデ
ィ1に対向するラップスピンドル65のフリクション部
材75に当接させ、さらにラップスピンドル65をラッ
プ棒67と共に第11図中右方に移動させラップ棒67
をノズルボディ1の噴孔1bに進入させる。そして、ラ
ップ棒67を回転させ前記噴孔1bをランプ加工する。
尚、ラップスピンドル65にはラップスピンドル65を
エアモータ73に向かつて付勢するリターンスプリング
65aが設けられている。
このラップ加工時にラップ棒67にラップ剤を塗布する
ラップ剤塗布装置を第12図及び第14図〜第16図に
基づいて説明する。
前記第1固定テーブル11には線状のラップ剤を貯留す
るラップ皿76がその中央部を中心として回転自由に設
け、られ、このラップ皿76の下部にはギヤ77が取付
けられている。このギヤ77には送り爪78が噛合され
るようになっている。この送り爪7日はL状に折曲形成
された揺動部材79の一端に取付けられ、揺動部材79
の折曲部は送り爪操作用エアシリンダ80のピストンロ
ッド先端部に揺動自由に取付けられている。また、揺動
部材79の他端側は移動部材81に揺動自由に取付けら
れている。また前記移動部材81は前記エアシリンダ8
0のピストンロッドの移動方向と同方向に移動自由に支
持部材82に支持された一対のロッド83に取付けられ
ている。
そして、エアシリンダ80のピストンロッドが第16図
中上下方向に往復動すると、揺動部材79が揺動されて
送り爪78がギヤ77を回動させることによりラップ皿
76を水平面内を回動させる。具体的には前記ピストン
ロッドが第16図中下動すると、揺動部材79は移動部
材81の支持部を中心に第16図中反時計方向に揺動さ
れ送り爪78とギヤ77との噛合が解除された状態で第
16図中下動する。一方、ピストンロッドが第11図中
右方すると、揺動部材79は移動部材81の支持部を中
心に第16図中時計方向に回動され送り爪78がギヤ7
7に噛合される。そして、それらが噛合された状態でピ
ストンロッドが上動しラップ皿76が所定量回動される
。かかる操作を所定時間毎に行ってラップ皿76に収納
されている線状のラップ剤を移動させ、ラップ皿76内
のランプ剤を略均等に掬えるようにしている。
また、ラップ皿76の上方にはラップ剤塗布装置本体が
設けられている。すなわち、ラップ剤塗布装置本体は第
12図に示すように前記ブラケット47に取付けられた
一対の支持部材84a、84bにビン85を介して垂直
面内を揺動自由に支持されている。
このラップ剤塗布装置本体は前記支持部材84aに取付
けられた正逆回転可能なエアモータ86によりギヤ87
.88を介して揺動され略水平位置と略垂直位置との間
を90°回動されるようになっている。
ラップ剤塗布装置本体には第12図に示すように前記ピ
ン85を中心に垂直面内を揺動するガイド部材89が設
けられ、このガイド部材89にはロッド部材90が摺動
自由に取付けられている。また、前記ガイド部材89に
は往復動用エアシリンダ91が設けられぐこのエアシリ
ンダ91のピストンロッド先端部は前記ロッド部材90
に取付けられている。
前記ロッド部材90の先端部には弾性部材からなる板状
のラップ剤塗布プレート92が垂直面内を揺動自由に取
付けられ、このラップ剤塗布プレート92はラップ剤塗
布用エアシリンダ93により揺動されるように構成され
る。
そして、前記エアモータ86によりガイド部材89と共
にラップ剤塗布プレート92を前記ビン85を中心に揺
動させ略垂直位置に配設した後、前記往復動用エアシリ
ンダ91によりラップ剤塗布プレート92を第14図中
下動させその先端部を前記ラップ皿76の回転軸から離
れた位置のラップ剤中に移動させる。そして、ラップ剤
塗布プレート92にラップ剤を付着させた後、ラップ剤
塗布プレート92を第14図中上動させると共にエアモ
ータ73により垂直面内を揺動させる。これにより、ラ
ップ剤塗布プレート92を第14図に示すように略水平
位置でかつ前記ラップ棒67の上方に配する。
その後、ラップ剤塗布プレート92をランプ剤塗布用エ
アシリンダ93により垂直面内を回動させると共に往復
動用エアシリンダ91により第14図中右方に移動させ
、ラップ剤塗布プレート92を前記ラップ棒67に所定
の圧力で摺動接触させてラップ剤を塗布する。
また、前記ラップ剤塗布装置本体と前記ラップ皿76と
の間にはラップ剤塗布プレート92に付着する余分なラ
ンプ剤を掻落とすラップ剤掻落装置が設けられている。
すなわち、第14図に示すように前記ブラケット47に
取付けられた固定用支持部材94には固定用スィーパ9
5が水平状態に取付けられ、この固定用スィーパ95の
先端部はヘラ状に形成されている。
一方、固定用スィーパ95に対向するブラケット47に
は可動用支持部材96が取付けられ、この可動用支持部
材96には可動用スィーパ97が水平方向に移動自由に
取付けられている。この可動用スィーパ97の先端部は
ヘラ状に形成され、その先端部は前記固定用スィーパ9
5の先端部と所定の間隙を設けて配設される。そして、
それらの間隙を前記ラップ剤塗布プレート92が通過す
ることによりラップ剤塗布プレート92に付着する余分
なラップ剤が掻落とされラップ皿76内に落下するよう
になっている。
前記可動用スィーパ97はラップ掻落用エアシリンダ9
8により水平移動され、前記間隙を調整できるようにな
っている。
このようにしてラップ加工されたノズルボディ1は第1
フローテイング装置Aに戻された後、第1フローテイン
グ装置Aにノズルボディ1が支持されると共に第2フロ
ー°テイング装Jaにニードルバルブ2が支持された状
態で、それらを回転テーブル12が30’回転されてス
プレ一式の洗浄装置の下方に移動させる。
そして、洗浄装置(図示せず)から流出する洗浄液によ
りノズルボディ1内のラップ剤等が洗浄される。
そして、洗浄されたノズルボディ1は第1フローテイン
グ装置Aに戻された後、第1フローテイング装置Aにノ
ズルボデイエが支持されると共に第2フローテイング装
置aにニードルバルブ2が支持された状態で、それらを
回転テーブル12が30’回転されてバリ取装置の下方
に移動させる。
次にバリ取装置を第17図及び第18図に基づいて説明
する。尚、バリ取装置は回転テーブル12の側方に30
°毎に二基設けられており、いずれか一方の装置を工具
交換時等に選択的に使用できるようにしてあり一方のバ
リ取装置を説明する。
すなわち、前記第2固定テーブル15にはブラケット9
9が取付けられ、このブラケット99にはガイド部材1
00が立設されている。
このガイド部材100には可動部材101が第17図中
上下方向に移動自由に取付けられ、この可動部材101
にはモータ取付用ブラケット102とスピンドル取付用
ブラケット103が取付けられている。
スピンドル取付用ブラケ・ノド103にはバリ収用スピ
ンドル104が回転自由でかつ垂直に取付けられ、この
バリ収用スピンドル104の下端部にはノズルボディ1
内の噴孔1aのバリを切除する丸棒状のバリ取棒105
が取付けられている。
前記モータ取付用ブラケット102には前記バリ取棒1
05をバリ収用スピンドル104と共に回転駆動するエ
アモータ106が取付けられ、このエアモータ106の
回転軸は継手107を介して前記バリ収用スピンドル1
04に連接されている。
また、スピンドル取付用ブラケット103の下端部には
前記ガイド部材100に第17図中上下方向に摺動自由
に取付けられた押圧用ブラケット108が取付けられて
いる。この押圧用ブラケット108の下端部には第17
図に示すようにノズルボディlの上部周縁部に接触しノ
ズルボディ1を第1フローテイング装置Aのノズルボデ
ィ支持部材20に向かってスプリング109の付勢力に
より押圧する押圧部材110が取付けられている。また
、押圧部材110の両側方の押圧用ブラケット108の
下端部には一対のガイドビン1lla、 1llbが設
けられ、これらガイドビン1lla、 1llbは第1
8図に示すように第1フローテイング装置Aのビン挿入
部材24に挿入される。
また、ブラケット99の上端部にはバリ取装置用エアシ
リンダ112が取付けられ、このエアシリンダ112の
ピストンロッドは前記モータ取付用ブラケット102に
取付けられている。そして、エアシリンダ112の操作
によりバリ収用スピンドル104゜バリ取棒105.エ
アモータ106.押圧部材110及びガイドビン1ll
a、 1llbを第17図中下方向に移動させて、バリ
取棒105をノズルボディ1内に進入させバリ取棒10
5の先端部でバリ取作業を行うようになっている。また
、バリ取作業終了後はそれは上動される このようにしてバリ取りされたノズルボディ1は第1フ
ローテイング装置Aにノズルボディ1が支持されると共
に第2フローテイング装置aにニードルバルブ2が支持
された状態で、それらを回転テーブル12が30°回転
されてスプレ一式の洗浄装置に移動させる。
次にスプレ一式洗浄装置を第19図及び第20図に基づ
いて説明する。
前記第1固定テーブル11には円筒状の洗浄液排出部材
113がガイド部材114を介して第19図中上下方向
に摺動自由に取付けられている。この洗浄液排出部材1
13の下部は可動ロフト115に取付けられ、この可動
ロッド115は第1固定テーブル11に取付けられたブ
ラケット116に第19図中上下方向に摺動自由に取付
けられている。また、前記可動ロッド115の下端部は
前記ブラケット116に取付けられた昇降用エアシリン
ダ117のピストンロッドに取付けられている。
そして、エアシリンダ117の操作により洗浄液排出部
材113を上動させてその上部開口周縁部を第19図に
示すように第1フローテイング装置Aのガイド部材19
を囲むように回転テーブル11の下面にOリング118
を介して当接させる。
前記洗浄液排出部材113の下部には洗浄液排出用のパ
イプ119が接続され、また洗浄液排出部材113内に
はスプレーノズル120がノズルボディ1の噴孔に向け
て洗浄液を噴霧するように取付けられている。
一方、第2固定テーブル15にはブラケット121が取
付けられ、このブラケット121にはロッド部材122
が略垂直でかつ相互に平行に取付けられている。このロ
ッド部材122には可動部材123が第19図中上下方
向に摺動自由に取付けられ、この可動部材123の上端
部は前記ブラケット121の上部に取付けられた昇降用
エアシリンダ124のピストンロッドに取付けられてい
る。
前記可動部材123の下端部には円筒状のノズル部材1
25が取付けら適、このノズル部材125の両側部には
前記第1フローテイング装置Aのビン挿入部材24に挿
入される一対のガイドビン126a、 126bが取付
けられている。
そして、前記エアシリンダ124の操作によりノズル部
材125を下動させてその下面を第19図に示すように
ノズルボディ1の上部外周部を囲むようにノズルボディ
支持部材19の上面に0リング127を介して当接させ
る。
そして、ノズル部材125のノズル部125aから洗浄
液を流出させてその洗浄液をノズルボディ1内を流通さ
せた後洗浄液排出部材113側に流出させノズルボディ
1内を洗浄する。このとき、前記スプレーノズル120
からも、ノズルボディ1の噴孔1bに向けて洗浄液を噴
霧し噴孔1b付近を洗浄する。
そして、洗浄されたノズルボディ1は第1フローテイン
グ装置Aにノズルボディ1が支持されると共に第2フロ
ーテイング装置aにニードルバルブ2が支持された状態
で、それらを回転テーブル12を30°回転させて組付
装置の下方に移動させる。
組付装置は前記分解装置と構造が同様であり、ここでは
その構造の説明を省略する。
ここでは、第2フローティング装W、bに支持されてい
るニードルバルブ2を把持しつつそのニードルバルブ2
を第1フローテイング装置Aに支持されているノズルボ
ディ1に上方から装着してそれらを組付ける。
そして、ニードルバルブ2が組付けられたノズルボディ
1を第1フローテイング装置Aが支持しつつ回転テーブ
ル12を30°回転させ流量測定装置に移動させる。
次に流量測定装置を第21図〜第24図に基づいて説明
する。
前記第1固定テーブル11には円筒状の燃料排出部材1
28がガイド部材129を介して第21図中上下方向に
摺動自由に取付けられている。この燃料排出部材128
の下端部は昇降用エアシリンダ130のピストンロッド
に取付けられ、この昇降用エアシリンダ130は第1固
定テーブル11に取付けられたブラケット131に取付
けられている。そして、エアシリンダ130の操作によ
り燃料排出部材128を上動させてその上部開口周縁部
を第21図に示すように第1フローテイング装置Aのノ
ズルボディ支持部材19の下面にOリング132を介し
て当接させる。
一方、第2固定テーブル15にはブラケット133が取
付けられ、このブラケット133にはロッド部材134
が略垂直でかつ相互に平行に取付けられている。このロ
ッド部材134には可動部材135が第21図中上下方
向に摺動自由に取付けられ、この可動部材135の上端
部は前記ブラケット133の上部に取付けられた昇降用
エアシリンダ136のピストンロッドに取付けられてい
る。
前記可動部材136の下端部には燃料流入部材137が
取付けられ、この燃料流入部材137の下端部にはコイ
ル保持部材138が取付けられている。このコイル保持
部材138には電磁コイル部材139が前記ニードルバ
ルブ2の上方に位置させて取付けられている。また、コ
イル保持部材138には前記電磁コイル部材139の中
心部を貫通し前記燃料流入部材133の燃料通路に連通
ずる筒状の燃料通路部材140が取付けられている。
前記コイル保持部材137の下端部にはシム保持部材1
41が取付けられ、このシム保持部材141と前記コイ
ル保持部材137との間にシム挿入用長孔141aが形
成されている。このシム挿入用長孔141aには後述す
る板状のマスターシム142が第21図中上下方向に移
動自由に取付けられ、このマスターシム142の端部に
はシムスライド用エアシリンダ143のピストンロッド
が取付けられている。このシムスライド用エアシリンダ
143は前記燃料流入部材137に取付けられたブラケ
ット144に取付けられている。
また、前記シム保持部材141の下端部には前記第1フ
ローテイング装置Aのビン挿入部材24に挿入される一
対のガイドピン145a、 145bが取付けられてい
る。
前記マスターシム142には、第23図〜第25図に示
すように、ニードルバルブ2の頭部2Cの直径より大き
な直径の大孔142aが形成されている。またマスター
シム142には、ニードルバルブ2の基部2dの直径よ
り大きくかつその鍔部2bの直径より小さい直径の小孔
142bが前記大孔142aに連なって形成されている
そして、静的流量の測定時には昇降用エアシリンダ13
6の操作により燃料流入部材137.シム保持部材14
1等をマスターシム142と共に下動させ、シム保持部
材141の下面を第21図に示すようにノズルボディ1
の上部外周部を囲むようにノズルボディ支持部材19の
周縁部にOリング146を介して当接させる。この下動
時には、マスターシム142は第25図に示すようにそ
の大孔142aをニードルバルブ2の頭部2Cが通過す
る位置に配設される。
また、前記エアシリンダ130の操作により前記燃料排
出部材128を上動させその上部開口周縁部をノズルボ
ディ支持部材19の下面に当接させる。
その後、マスターシム142を第21図中左方に所定量
移動させ第25図鎖線で示す如くマスターシム142の
小孔142bをニードルバルブ2の基部2dに進入させ
その位置に小孔142bを配する。
また、電磁コイル部材139に通電してその電磁吸引力
によりニードルバルブ2を所定量第21図中上動させそ
の鍔部2b上面をマスターシム142の下面に当接させ
、開弁させる。
そして、燃料を燃料流入部材137の開口部から燃料通
路部材140を介してノズルボディ1内に流入させた後
、ノズルボディ1とニードルバルブ2のシート部の間隙
から燃料排出部材129を通過させる。このように流通
する燃料流量を瞬間流量計にて測定し静的流量を得る。
このようにして測定された静的流量は後述するマイクロ
コンピュータからなる制御装置147にノズルボディ1
毎に記憶される。
そして、流量測定後にはシム保持部材141等が第21
図中上動される一方燃料排出部材129が下動され、そ
れらが第1フローテイング装置Aがら離間する。
そして、ニードルバルブ2が組付けられたノズルボディ
lを第1フローテイング装WAが支持しつつ回転テーブ
ル12を30°回転させ、それらを第11i1出装置の
下方に移動させる。
次に第1搬出装置を第26図及び第27図に基づいて説
明する。
第1固定テーブル11にはブラケット148が立設され
、このブラケット148にはロッド部材149が前記回
転テーブル12の回転法線方向に延設されて取付けられ
ている。このロッド部材149には可動部材150が回
転テーブル12の回転法線方向に移動自由に取付けられ
、この可動部材150はスライド用エアシリンダ(図示
せず)により前記回転法線方向に移動される。
前記可動部材150には昇降用エアシリンダ151が取
付けられ、このエアシリンダ151のピストンロッド先
端部には前記搬入装置等と同様にニードルバルブ2と共
にノズルボディ1を把持するノズルボディ把持装置が取
付けられている。
ノズルボディ把持装置には第26図に示すように相互に
対峙された一対の把持器152が設けられ、これら把持
器152はエアシリンダ(図示せず)により開閉駆動さ
れ前記ノズルボディ1を把持するようになっている。
また、ノズルボディ把持装置には前記把持器152を挾
むように一対のガイドビン153が懸架され、これらの
ガイドビン153の下端部は前述の如く第1フローテイ
ング装置Aのビン挿入部材24に第26図に示すように
挿入されるように構成される。
一方、前記第1固定テーブル11には一対のブラケソH
,54a、 154bが前記回転法線方向に並設され、
これらブラケット154a、 154bにはロッド部材
155a。
155bが前記回転テーブル12の回転接線方向に延設
されて取付けられている。これらロッド部材155a。
155bには可動部材156が前記回転接線方向に移動
自由に取付けられ、この可動部材156には第1固定テ
ーブル11に取付けられたストッカ移動用xアシリンダ
157のピストンロッド先端部が取付けられている。ま
た、可動部材!56の上部には凹状の前記第1及び第2
ストッカ17a、17bが前記回転法線方向に延設され
かつ相互に平行に配設されて取付けられている。
ここでは、第1スト7カ17aには測定された静的流量
が目標流量の許容範囲から+側に外れたノズルボディl
がニードルバルブ2と共に貯留され、第2ストツカ17
bには実際のラップ工程数が最多許容ランプ工程数を超
え、かつ静的流量が目標流量の許容範囲から一側に外れ
たノズルボディlがニードルバルブ2と共に貯留される
ようになっている。
そして、制御装置147が測定された静的流量を目標流
量の許容範囲から外れていると判定したときには、この
工程でノズルボディ1をニードルバルブ2と共に、第1
若しくは第2ストツカ17a。
17bに搬出して貯留する。具体的には静的流量が前記
許容範囲から+側に外れたときには、エアシリンダ15
7の操作により可動部材156と共に第1ストフカ17
aを第27図中右方に当接させ第1ストツカ17aを前
記ロッド部材149の略下方に配設する。
そして、昇降用エアシリン151の操作により把持器1
52を下動させてガイドビン153を第1フローテイン
グ装置Aのガイド挿入部材24に挿入すると共に把持器
152によりノズルボディ1を把持する。また、ノズル
ボディ1を把持しっつ把持器152を上動させた後、可
動部材150を把持器152と共に第26図中左方に移
動させそれらを第1ストツカ17aの上方に持ち来す。
さらに、昇降用エアシリンダ151の操作により把持器
152をノズルボディ1と共に下動させてノズルボディ
1を第1ストフカ17aに!62ffした後把持器15
2によるノズルボディ1の把持を解除する。
実際のラップ工程数が最多許容ラップ工程数を超え、か
つ静的流量が目標流量の許容範囲から一側に外れたとき
にも前記と同様に操作しノズルボディ1を第2ストツカ
17bに載置する。
また、実際のラップ工程数が最多許容ラップ工程数以下
で、かつ静的流量が目標流量の許容範囲に対し+側に外
れていないノズルボディ1はニードルバルブ2と共に回
転テーブル12を30”回転させて第2FM出装置の下
方に移動させる。
次に第2搬出装置を、第28図及び第29図に基づいて
説明する。
前記第1固定テーブル11にはブラケット158が立設
されている。このブラケット158の上部には一対の横
移動用ロッド部材159a、 159bが略水平でかつ
相互に平行に差渡して設けられ、これら横移動用ロッド
部材159a、 159bには横移動用ブラケット16
0が第28図中左右方向に移動自由に取付けられている
。この横移動用ブラケソl−160には前記ブラケット
158に設けられた横移動用エアシリンダ161のピス
トンロッドが接続され、このエアシリンダ161により
横移動用ブラケット160が第28図中左右方向に移動
するように構成されている。
また、横移動用ブラケット160には一対の縦移動用ロ
ッド部材162a、 162bが略垂直でかつ相互に平
行に差渡して設けられ、これら縦移動用ロッド部材16
2a、 162bには縦移動用ブラケット163が第2
8図中上下方向に移動自由に取付けられている。
この縦移動用ブラケ・ノド163には、前記横移動用ブ
ラケット160に設けられた縦移動用エアシリンダ16
4のピストンロッドに接続され、縦移動用エアシリンダ
164の操作により縦移動用ブラケット163が第28
図中上下方向に移動されるように構成される。
前記縦移動用ブラケッI−164の下端部にはブラケッ
) 165を介して前記第1搬出装置と同様にニードル
バルブ把持装置が取付けられている。
ノズルボディ把持装置には第28図に示すように相互に
対峙された一対の把持器166が設けられ、これら把持
器166はエアシリンダ(図示せず)により開閉駆動さ
れ前記ノズルボディ1を把持するようになっている。
またノズルボディ把持装置には前記把持器166を挾む
ように一対のガイドビン166が懸架され、これらガイ
ドビン166の下端部は第1フローテイング装置Aのビ
ン挿入部材24に第28図に示すように挿入されるよう
に構成される。
一方、第1固定テーブル11にはブラケフ目67を介し
て凹状の第3ストツカ18が前記回転テーブル12の回
転法線方向に延設され前記横移動用ロッド部材159a
、 159bの下方に取付けられている。この第3スト
ツカ18には測定された静的流量が目標流量の許容範囲
にあると前記制御装置147により判定されたノズルボ
ディ1がニードルバルブ2と共に貯留されるようになっ
ている。
具体的には、縦移動用エアシリンダ164の操作により
把持器165を下動させてガイドピン166を第1フロ
ーテイング装置Aのガイド挿入部材24に挿入すると共
に把持器165によりノズルボディ1を把持する。また
、ノズルボディ1を把持しつつ把持器165を上動させ
た後、横移動用エアシリンダ161の操作により横移動
用ブラケ・ノド160を前記把持器165と共に第28
図中左方に移動させそれらを第3ストツカ18の上方に
持ち来す。さらに、縦移動用エアシリンダ164の操作
により把持器165をノズルボディ1と共に下動させて
ノズルボディ1を第3ストツカ18に載置した後、把持
器165によるノズルボディ1の把持を解除する。
また、測定された静的流量が目標流量の許容範囲から一
側に外れかつ実際のラップ工程数が最多許容ラップ工程
数以下のノズルボディ1はニードルバルブ2と共に第1
フローテイング装置Aに保持されつつ回転テーブル12
が30°回転され再度ノズルボディ1の噴孔1bのラッ
プ加工工程に進む。
ここで、制御装置147は、第30図〜第32図に示す
フローチャートに従って動作し、各エアシリンダ等の各
装置を制御するように構成されている。
次に作用を第30図〜第32図に示すフローチャートに
従って説明する。尚、各装置の詳細な作用は上記構成に
おいて説明したので、その作用は節略化して説明する。
Slではワークシュータ16にノズルボディ1が有るか
否かを判定し、YESのときにはS2に進み、NOのと
きにはSlに戻る。
S2では、搬入装置を制御し、ワークシュータ16から
第1フローテイング装置Aにニードルバルブ2が組付け
られたノズルボディ1を搬入する。
S3では、回転テーブル12を30”回転させノズルボ
ディ1を分解装置の下方に移動させる。
S4では、分解装置を制御し、ニードルバルブ2をノズ
ルボディ1から外して第2フローテイング装置aに支持
させる。
S5では回転テーブル12を30°回転させノズルボデ
ィ1とニードルバルブ2とを洗浄装置の下方に移動させ
る。
S6では、洗浄装置を制御しエアによりノズルボディ1
内を洗浄する。
S7では、回転テーブル12を30”回転させノズルボ
ディ1をニードルバルブ2と共にラッピング装置の下方
に移動させる。
S8では前回ラップ加工を行ったラップ棒67のラップ
時間が所定値以下か否かを判定し、YESのときにはS
9に進みNoのときにはsloに進む。
ここで、前記所定値はラップ棒67の切れ味を考慮しラ
ンプ加工に良好な値に設定されている。
S10では全てのラップ棒67のラップ時間が所定値以
上か否かを判定し、YESのときにはSllに進み、N
oのときには312に進む。Sllではラップ棒67の
交換要求用の警報を発すると共に313で各制御を停止
させる。S14ではう・ノブ棒67が新たなものと交換
されたか否かを判定し、YESのときにはS9に進みN
OのときにはSllに戻る。
S12では、4つのラップ棒67のいずれかのラップ時
間が所定値以下と判定されたときにその判定されたラッ
プ棒67によりラップ加工を行わせるべ・くエアモータ
68によりラップギヤ66を回動させ前記ラップ棒67
が第11図に示すようにノズルボディ1の噴孔1bに対
向させてS9に進む。
ここで、各ラップ棒67のラップ時間はそれらに対応さ
せて制御装置147に記憶されている。
S9では、ラッピング装置を制御し、ラップ棒67によ
りノズルボディ1の噴孔1bをランプ加工する。具体的
には第33図に示すようにノズルボディ1をワークシェ
ー57にて支持しつつロータ62により回転させる。一
方、前述の如くラップ棒67の軸心をノズルボディ1の
軸心に対応して第33図に示すように所定量lだけ偏心
させラップ棒67を噴孔1bの内周壁に所定圧力で当接
させる。そして、ラップ棒67をラップスピンドル65
を介して伝達されるエアモータ73の回転力により回転
させ、噴孔1bの内周壁をラップ加工する。ここで、ラ
ップ加工直前にラップ剤塗布プレート92に付着するラ
ップ剤がラップ棒67に塗布される。
S15では、ラップ棒67のラップ時間を補正する。
具体的には前回のラップ時間に今回のラップ時間を加算
しその値に前回の値を更新する。
S16では、回転テーブル12を30’ 回転させう・
ノブ加工されたノズルボディ1とニードルバルブ2とを
スプレー弐の洗浄装置に移動させる。
S17では、洗浄装置を制御し洗浄液によりノズルボデ
ィ1内を洗浄する。
S18では、回転テーブル12を30°回転させ、ノズ
ルボディ1とニードルバルブ2とを一方のバリ取装置の
下方に移動させる。
S19では二基設けられた一方のバリ取装置のバリ爪棒
105のバリ取回数が所定値以下か否かを判定し、YE
SのときにはS20に進みNoのときにはS21に進む
S21では他方のバリ取装置のバリ爪棒105のバリ取
回数が所定値以下か否かを判定し、YESのときにはS
22に進みNOのときにS23に進む。
S22では所定時間一方のバリ取装置の下方しこ(立置
させた後回転テーブル12を30°回転させノズルボデ
ィ1を他方のバリ取装置の下方に移動させてS20に進
む。
一方、S23では、バリ爪棒105の交換要求用の警報
を発すると共に324で各制御を停止させる。
S25ではバリ爪棒105が新たなものと交換されたか
否かを判定し、YESのときには32Gに進みNoのと
きにはS23に戻る。
S20では、いずれかのバリ取装置を制御しバリ爪棒1
05によりノズルボディ1内のバリを切除する。
S26では回転テーブル12を30°回転させ、ノズル
ボディ1をニードルバルブ2と共にスプレ一式洗浄装置
の下方に移動させる。
S27では洗浄装置を制御し、ノズルボディ1内を洗浄
する。
32Bでは回転テーブル12を30’回転させノズルボ
ディ1とニードルバルブ2とを組付装置の下方に移動さ
せる。
S29では、組付装置を制御し、第2フローテイング装
置aに支持されているニードルバルブ2をノズルボディ
1に組付ける。
S30では、回転テーブル12を30”回転させ、ニー
ドルバルブ2が組付けられたノズルボディ1を流量測定
装置に移動させる。
S31では、流量測定装置を制御し、ニードルバルブ2
をリフトさせノズルボディ1内に燃料を流通させる。そ
して、S32では、瞬間流量計により検出された静的流
量を読込む。
S33では、検出された静的流量を第31図のフローチ
ャートに従って後述する如く補正する。
S34では、補正された静的流量に基づいてノズルボデ
ィ1の1工程当りのランプ時間を第32図のフローチャ
ートに従って演算する。
S35では回転テーブル12を30°回転させ、ノズル
ボディ1をニードルバルブ2と共に第1搬出装置の下方
に移動させる。
S36では補正された静的流量(以下、静的流量と略す
)が目標流量の許容範囲にあるか否かを判定し、YES
のときにはS37に進みNoのときには338に進む。
S37では回転テーブル12を30°回転させ、ノズル
ボディ1をニードルバルブ2と共に第2搬出装置の下方
に移動させる。そして、S39で第2搬出装置を制御し
、ノズルボディ1をニードルバルブ2と共に第3ストフ
カ18に搬出する。このようにして静的流量が目標流量
の許容範囲にあるノズルボディ1とニードルバルブ2と
を第3ストツカ18に貯留する。
一方、静的流量が目標流量の許容範囲から外れたときに
は33Bで静的流量が目標流量の許容範囲に対しどのよ
うになっているかを判定する。
そして、静的流量が前記許容範囲より大きいときにはS
40に進み、小さいときには342に進む。
S40では第1搬出装置を制御し、ノズルボディ1をニ
ードルバルブ2と共に第1ストンカ17aに搬出する。
これにより、静的itが許容範囲より大きなノズルボデ
ィ1はニードルバルブ2と共に第1ストフカ17aに貯
留される。
S42では、ノズルボディ1の噴孔1bの実際のラップ
工程数(回転テーブル12が360°回転しノズルボデ
ィ1が各装置を通過したときにランプ工程数が1とする
)が最多許容ラップ工程数を経過したか否かを判定しY
ESのときにはS43に進みNOのときにはS44に進
む。
345では第1搬出装置を制御し、ノズルボディ1をニ
ードルバルブ2と共に第2ストツカ17bに搬出する。
したがって、静的流量が前記許容範囲の下限値より小さ
くかつ実際のラップ工程数が最多許容ラップ工程数を経
過したときにはノズルボディ1は第2ストツカ17bに
貯留される。
そして、S41.  S44.  S45では回転テー
ブル12を30°回転させ、S46に進む。
S46では回転テーブル12を30°回転させ第1及び
第2フローティング装置A、aを最初の搬入装置の下方
に移動させる。したがって、静的流量が許容範囲の下限
値より小さくかつ実際のラップ工程数が最多許容ラップ
工程数以下のノズルボディ1がニードルバルブと共に最
初の搬入装置の下方に移動される。そして、このノズル
ボディ1は再度ラフビング工程に移行する。
次に、第31図のフローチャートに基づいて流量補正を
説明する。
ここで、351〜S53は、実際のランプ加工工程に入
る前に行なわれるもので、S51では、周囲温度T3時
における静的流i ct ’ 、4(以下、マスター流
量Q′。と称す)を予め測定する。ここでマスク−流’
l Q ’ sを測定するノズルボディ1とニードルバ
ルブ2の静的流量は許容範囲にある。
S52では、前記マスター流量Q′□を次式により温度
補正する。
Q ’、4r=Q’s +q+ X (TI  TS)
T、は基準温度(例えば21°C)、q+ は流量温度
補正係数であり燃料等の検査液は温度により粘性等が変
化し流量も変化するために前記流量温度補正係数を設定
する。尚、q、は周囲温度T、が基準温度T、より高い
ときには負になり、その逆のときには正となる。
かかる温度補正により、基準温度T、のときにマスター
流量Q’MTが流れたものと見做すことができる。
353では、温度補正されたマスター流量Q″MTに基
づいて流量測定誤差係数q2を次式により演算する。
Q 2 = Q ’ MT/ QM Q、は予め制御装置142に記憶された設定流量値であ
り、基準温度T、における目標流M(マスター弁の検定
済静的流量値)に設定されている。
したがって、q2は基準温度T、時における実際の静的
流量Q’NTと設定流量値Q、との比になり、これは測
定誤差に略対応し、そのときの静的流量Q’、、を前記
設定流量値0.4と見做すためのものである。 このよ
うにして得られた流量測定誤差係数q2をラップ加工時
に測定された実際の静的流量を補正するために用いる。
すなわち、S54では瞬間流量計により検出された実際
の静的流量Q1を読込む。
S55では前記静的流量Qlを検出時の周囲温度T、に
基づいて次式により温度補正する。
QIT−QI  +q+  (Tz  Ts )S56
では温度補正された静的流量Q、Tを前記流量測定誤差
係数q2にて除算し補正された静的流量Q’、Tを求め
る。
このようにして補正された静的流量Q’+Tは、基準温
度T、における実際の静的流量となり、これを第30図
に示すフローチャートでは用いる。
また、このように流量測定誤差係数q2に基づいて静的
流量Q°8.を求めると、測定誤差を含む静的流量が補
正され測定誤差がなくなり略正確な静的流量を求めるこ
とができる。
次にラップ時間算出を第32図のフローチャートに従っ
て説明する。
S61ではノズルボディ1がラップ工程を少なくとも1
回通過したか否かを判定し、YESのときにはS62に
進みNoのときにはS63に進む。
S63では初期ラップ時間T0を設定しS64ではラッ
プ棒67の切れ味を考慮し、前記初期ラップ時間T0に
切れ採捕正係数αを乗算することにより補正された初期
ラップ時間T0°を求める。
前記切れ採捕正係数αはラップ棒67の経時変化に対応
して増加するように実験値に基づいて設定しである。
そして、最初のラップ工程においては補正された初期ラ
ップ時間T0°の間ラップ棒67によりノズルボディ1
の噴孔1bをラップ加工する。
一方、ノズルボディ1がラップ工程を少なくとも1回通
過したときにはS62で補正された前記静的流量Q’、
Tを読込む。
S65では補正された静的流量Q’lTに対応する流量
ランクMをマツプから検索する。流量ランクMは所定中
の静的流量毎にランクづけされ、そのランクに対応して
ラップ時間TRが設定されている。具体的には前記静的
流量が目標流量の許容範囲の下限値より小さい領域にお
いて静的流量が小さくなるに従ってラップ時間が長くな
るようにランク付けされている。
S66では切れ味調整シフト数βが入力されているか否
かを判定し、YESのときには367に進みNOのとき
には368に進む。この切れ味調整シフト数βは作業者
が任意に設定し、切れ味に対応するラップ時間を修正す
るものである。
S67では前記流量ランクMに切れ味調整シフト数βを
加算し、S68では前記流量ランクMを読出す。
S69では前記流量ランクM若しくは前記切れ味調整シ
フト数βが加算された流量ランクM゛に基づいてそれら
に対応するランクのラップ時間をマツプから検索する。
S70ではランプ時間に前記切れ採捕正係数αを乗算し
て補正する。
そして、次回のマツプ工程では補正されたラップ時間の
間ラップ棒67によりノズルボディ1の噴孔1bをラッ
プ加工する。
以上説明したように、回転テーブル12を回転させてノ
ズルボディ1をニードルバルブ2を移動させ静的流量が
許容範囲になるように静的流量を測定しつつ噴孔1bを
ラップ加工するようにしたので、噴孔1bのラップ加工
を自動化できるため、ラップ作業時間を大巾に短縮でき
コストの低減化を図れると共に高い加工精度を確保でき
る。
また、第1及び第2フローテイング装置をノズルボディ
支持部材20.ニードル支持部材26を回転テーブル1
2の平面内を所定量移動自由に構成すると共にそれらに
取り付けられた一対のピン挿入部材24に例えば搬入装
置のガイドピン25を挿入して前記支持部材20.26
を所定量ずらし、搬入装置の把持器34a、34bとニ
ードルバルブ1 (若しくは第1フローテイング装置A
)との位置を求めるようにしたので、それらの位置が正
確となる。これにより、例えばノズルボディ1とニード
ルバルブ2の組付けが極めて容易でかつ高精度に行えこ
れによっても自動化が可能となる。
ラッピング装置においては、偏心カム70によりラップ
棒67をノズルボディ1の噴孔1b内壁に一定圧力の弾
性付勢力により当接させノズルボディ1を回転させるよ
うにしたので、ラップ棒67の切れ味を略一定にできる
。また、ラップ剤が所定量付着する板状のラップ剤塗布
プレート92をラップ棒67に所定の付勢でラップ剤を
塗布するようにしたので、ラップ棒67に略一定量のラ
ップ剤を塗布できる。ラップ皿76を所定量ずつ回動さ
せるようにしたので、線状のラップ剤をラップ皿76か
ら略均−に掬うことができる。
また、第1及び第2バリ取装置においては、ノズルボデ
ィ1をスプリング109により付勢された押圧部材11
0により押圧保持する一方、前記と同様に第1フローテ
イング装置Aによりノズルボディ1とバリ爪棒105と
の同心度を高精度に確保するようにしたので、所望の位
置のバリ取りを行える。
また、流量測定装置においては、流量測定時にエアシリ
ンダ操作によりマスターシム142の大孔142aにニ
ードルバルブ2の頭部2cを進入させた後マスターシム
142を移動させニードルバルブ2の基部2dを小孔1
42bに進入させた後電磁吸引力により小孔142bの
周囲壁にニードルバルブ2の鍔部2bを当接させるよう
にしたので、流量測定の自動化を図れる。また、流量測
定時に測定された静的流量を測定誤差補正及び温度補正
により基準温度における静的流量に換算するようにした
ので、周囲温度の変化に拘わらず基準温度における静的
流量を正確に求めることができる。
また、ラッピング時間を実際の静的流量に応じて変化さ
せるようにしたので、少ないラップ工程数で静的流量を
目標流量に近づけることができる。
〈発明の効果〉 本発明は、以上説明したように、ノズルポディとニード
ルバルブとを所定方向に移動させて各装置を通過させ実
際の流量に基づいてラップ加工するようにしたので、目
標流量に短時間で近づけることができると共に高い加工
精度を確保できる。
また、ノズルボディ及びニードルバルブを支持する各支
持部材を噴孔軸若しくは弁軸と略直交する面内を移動自
由に支持するようにしたので、各装置においてノズルボ
ディ及びニードルバルブと各装置との位置が正確になり
、これによって自動化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体図、第2図は同上
の要部断面図、第3図は第1フローテイング装置の断面
図、第4図は同上の他の断面図、第5図は第2フローテ
イング装置の断面図、第6図は搬入装置の断面図、第7
図は同上の背面図、第8図は同上の要部平面図、第9図
は第8図の側面図、第10図は分解装置の断面図、第1
1図はラッピング装置の断面図、第12図は同上の平面
図、第13図は同上の要部概略図、第14図はラップ荊
塗布装置の側面図、第15図は同上の要部拡大図、第1
6図は同上の平面図、第17図は第1及び第2バリ取装
置の断面図、第18図は同上の側面図、第19図は洗浄
装置の断面図、第20図は同上の側面図、第21図は流
量測定装置の断面図、第22図は同上の側面図、第23
図はマスターシムの平面図、第24図は同上の側面図、
第25図は同上の作用説明図、第26図は第1搬出装置
の正面図、第27図は同上の側面図、第28図は第2搬
出装置の断面図、第29図は同上の側面図、第30図〜
第32図は夫々制御装置のフローチャート、第33図は
同上の作用説明図、第34図はニードルバルブとノズル
ボディとの断面図である。 1・・・ノズルボディ  1b・・・噴孔  2・・・
ニードルバルブ  12・・・回転テーブル  14・
・・駆動装置  19・・・ガイド部材  20・・・
ノズルボディ支持部材  26・・・ニードル支持部材 特許出願人 日本電子機器株式会社 代理人 弁理士 笹 島  冨二誰 第1図 第7図 第8図 第9図 34a  L14a 第22図 第23図 第24図 第31図 第33図 第34図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 噴射弁の筒状ノズルボディの噴孔をラップ加工するもの
    であって、前記ノズルボディを着脱自由に支持するノズ
    ルボディ支持部材と、該ノズルボディ支持部材を前記噴
    孔軸と略直交する面内を所定量移動自由に支持するノズ
    ルボディ移動用支持部材と、前記ノズルボディに組付け
    られ該ノズルボディに対し所定量リフトされるニードル
    バルブを着脱自由に支持するニードル支持部材と、該ニ
    ードル支持部材を前記ニードルバルブの弁軸と略直交す
    る面内を所定量移動自由に支持するニードル移動用支持
    部材と、該ニードル移動用支持部材と前記ノズルボディ
    移動用支持部材とが並設されるテーブルと、該テーブル
    を所定方向に移動させる移動装置と、ニードルバルブが
    組付けられたノズルボディを前記ノズルボディ支持部材
    に搬入する搬入装置と、搬入されたノズルボディからニ
    ードルバルブを取外して前記ニードル支持部材に搬入し
    それらを分解する分解装置と、ニードルバルブが取外さ
    れたノズルボディを前記ニードルバルブ支持部材から取
    外して保持しつつその噴孔をラップ部材により所定のラ
    ップ時間ラップ加工するラッピング装置と、ラップ加工
    されたノズルボディをノズルボディ支持部材にて支持し
    つつバリ取部材によりノズルボディ内のバリを除去する
    バリ取装置と、バリ取りされたノズルボディ内を洗浄す
    る洗浄装置と、洗浄されたノズルボディにニードル支持
    部材に支持されたニードルバルブを組付ける組付装置と
    、前記ノズルボディに組付けられたニードルバルブを前
    記ノズルボディに対し所定量リフトさせて実際の流量を
    測定する流量測定装置と、測定された実際の流量が目標
    流量の許容範囲にあるノズルボディをニードルバルブと
    共にノズルボディ支持部材から搬出する規格品搬出装置
    と、実際の流量が目標流量の許容範囲より大きなノズル
    ボディをニードルバルブと共に搬出する規格品外排出装
    置と、実際の流量が目標流量の許容範囲より小さなノズ
    ルボディをニードルバルブと共に前記ラッピング装置に
    搬送する搬送装置と、を備えたことを特徴とする噴射弁
    の自動ラッピング装置。
JP61100896A 1986-05-02 1986-05-02 噴射弁の自動ラツピング装置 Granted JPS62259770A (ja)

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