JPS62259611A - 圧延油のワイピング方法及びその装置 - Google Patents
圧延油のワイピング方法及びその装置Info
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- JPS62259611A JPS62259611A JP10083186A JP10083186A JPS62259611A JP S62259611 A JPS62259611 A JP S62259611A JP 10083186 A JP10083186 A JP 10083186A JP 10083186 A JP10083186 A JP 10083186A JP S62259611 A JPS62259611 A JP S62259611A
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B45/00—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B45/02—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for lubricating, cooling, or cleaning
- B21B45/0269—Cleaning
- B21B45/0275—Cleaning devices
- B21B45/0278—Cleaning devices removing liquids
- B21B45/0284—Cleaning devices removing liquids removing lubricants
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、鋼帯の圧延工程において鋼帯面を何ら損傷さ
せることなく鋼帯面に付着した圧延油を除去するための
圧延油のワイピング方法及びその装置に関するものであ
る。
せることなく鋼帯面に付着した圧延油を除去するための
圧延油のワイピング方法及びその装置に関するものであ
る。
鋼帯の圧延工程においては、圧延ロール及び鋼帯の冷却
、鋼帯の圧延性向上1m耗粉の除去などの目的で圧延油
が使用されている。第1図は圧延油を使用する鋼帯の圧
延工程の1例を示す概略説明図である。鋼帯1はアンコ
イラ2から巻き出され、前後2つのディフレクタ−ロー
ル3を経てコイラ4に巻き取られる。この間で圧延機5
により圧延されるのであるが、圧延機5に導入される鋼
帯1には圧延油が給油され、圧延機5のワークロール間
から圧延油が鋼帯1の表面に付着して出て来るのを、そ
のままの状態で巻き取られることのないように、圧延4
I!5の出側でワイピング装置6を使用して圧延油の大
部分を除去するのである。
、鋼帯の圧延性向上1m耗粉の除去などの目的で圧延油
が使用されている。第1図は圧延油を使用する鋼帯の圧
延工程の1例を示す概略説明図である。鋼帯1はアンコ
イラ2から巻き出され、前後2つのディフレクタ−ロー
ル3を経てコイラ4に巻き取られる。この間で圧延機5
により圧延されるのであるが、圧延機5に導入される鋼
帯1には圧延油が給油され、圧延機5のワークロール間
から圧延油が鋼帯1の表面に付着して出て来るのを、そ
のままの状態で巻き取られることのないように、圧延4
I!5の出側でワイピング装置6を使用して圧延油の大
部分を除去するのである。
従来、この圧延油のワイピング方法として、ロール、チ
ューブ等を用いたメカニカルワイパーなどそのワイピン
グ機能を高めるための種々な工夫を加えて使用するワイ
ピング方法が広く行なわれてきた。
ューブ等を用いたメカニカルワイパーなどそのワイピン
グ機能を高めるための種々な工夫を加えて使用するワイ
ピング方法が広く行なわれてきた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来のワイピング方法はいずれもワ
イピング装置が鋼帯面と接触するものであるので、ワイ
ピング装置によりm帯面に掻き疵やスリップ疵が生せし
められて問題となり、特に、ステンレス鋼のように表面
品質の非常にきびしいものの場合は品質上のトラブルが
多発する問題点があった。
イピング装置が鋼帯面と接触するものであるので、ワイ
ピング装置によりm帯面に掻き疵やスリップ疵が生せし
められて問題となり、特に、ステンレス鋼のように表面
品質の非常にきびしいものの場合は品質上のトラブルが
多発する問題点があった。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決し、鋼帯の圧延
工程において鋼帯面を何ら損傷させることなく鋼帯面に
付着した圧延油を除去できる圧延油のワイピング方法及
びその装置を提供することを目的に検討した結果、完成
されたものである。
工程において鋼帯面を何ら損傷させることなく鋼帯面に
付着した圧延油を除去できる圧延油のワイピング方法及
びその装置を提供することを目的に検討した結果、完成
されたものである。
すなわち本発明の一つは、m*の圧延工程において圧延
油をワイピングするに際し、鋼帯の全幅に亘り鋼帯面に
高速エアを吹き付けた後に鋼帯の表面に沿って流すこと
によりワイピングすることを特徴とする圧延油のワイピ
ング方法に関するものである。
油をワイピングするに際し、鋼帯の全幅に亘り鋼帯面に
高速エアを吹き付けた後に鋼帯の表面に沿って流すこと
によりワイピングすることを特徴とする圧延油のワイピ
ング方法に関するものである。
また、本発明の他の一つは、鋼帯の圧延工程において使
用される圧延油のワイピング装置であって、鋼帯の全幅
に亘り鋼帯面に向ってエアを高速で吹き付けるためのノ
ズルと、該ノズルを挟んで上流側と下流側とに前者側を
後者側よりも少ない枚数にそれぞれパツキン形成板を配
置したラビリンスパツキンと、鋼帯面との間に僅かな間
隙を残した状態で上記ノズル及びラビリンスパツキンを
包囲していてラビリンスパツキンと鋼帯面との間の間隙
のみをノズルから送り込まれたエアの通路とせしめ且つ
該通路から上流側へ流出するエアの四散防止に有効なカ
バーと、上記ノズルに送風するためのブロワ及び送風管
と、ノズルより上流側のラビリンスパツキンのパツキン
形成板と鋼帯との間の通路から上流側に流出する圧延油
混入エアをカバー外に排出するための排出管とを備えて
いることを特徴とする圧延油のワイピング装置に関する
ものである。
用される圧延油のワイピング装置であって、鋼帯の全幅
に亘り鋼帯面に向ってエアを高速で吹き付けるためのノ
ズルと、該ノズルを挟んで上流側と下流側とに前者側を
後者側よりも少ない枚数にそれぞれパツキン形成板を配
置したラビリンスパツキンと、鋼帯面との間に僅かな間
隙を残した状態で上記ノズル及びラビリンスパツキンを
包囲していてラビリンスパツキンと鋼帯面との間の間隙
のみをノズルから送り込まれたエアの通路とせしめ且つ
該通路から上流側へ流出するエアの四散防止に有効なカ
バーと、上記ノズルに送風するためのブロワ及び送風管
と、ノズルより上流側のラビリンスパツキンのパツキン
形成板と鋼帯との間の通路から上流側に流出する圧延油
混入エアをカバー外に排出するための排出管とを備えて
いることを特徴とする圧延油のワイピング装置に関する
ものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
先ず本発明方法について説明する。本発明方法は、鋼帯
の圧延工程において圧延油をワイピングするために高速
のエアを使用し、これを鋼帯の全幅に亘って吹き付けた
後に鋼帯の表面に沿って流すことによって圧延油をワイ
ピングする方法である。従って圧延油をワイピングする
ために鋼帯と接触するのはエアだけであるから、圧延油
をワイピングすることによって鋼帯の表面に掻き疵、ス
リップ疵等の発生する恐れは全くないのである。
の圧延工程において圧延油をワイピングするために高速
のエアを使用し、これを鋼帯の全幅に亘って吹き付けた
後に鋼帯の表面に沿って流すことによって圧延油をワイ
ピングする方法である。従って圧延油をワイピングする
ために鋼帯と接触するのはエアだけであるから、圧延油
をワイピングすることによって鋼帯の表面に掻き疵、ス
リップ疵等の発生する恐れは全くないのである。
高速のエアを鋼帯の全幅に亘って吹き付けた後に鋼帯の
表面に沿って流す方法は、例えば鋼帯面に近接せしめて
設置したノズルがら鋼帯面に向って高速エアを吹き付け
た後にガイドに沿って鋼帯の表面に沿って圧延油を主と
して上流側へ吹き流すのである。このようなワイピング
において、エアの効率が不良になったり、圧延油の微粒
や油煙が四散して作業環境を悪化させることのないよう
工夫するのが好ましい。これは公知の手段によっても可
能である。
表面に沿って流す方法は、例えば鋼帯面に近接せしめて
設置したノズルがら鋼帯面に向って高速エアを吹き付け
た後にガイドに沿って鋼帯の表面に沿って圧延油を主と
して上流側へ吹き流すのである。このようなワイピング
において、エアの効率が不良になったり、圧延油の微粒
や油煙が四散して作業環境を悪化させることのないよう
工夫するのが好ましい。これは公知の手段によっても可
能である。
次に、本発明方法の実施に好ましい本発明装置を図面に
よって説明する。
よって説明する。
第2図は本発明装置の1実施例の全体配置を示す説明図
、第3図は第2図中の鋼帯上方側のノズル、ラビリンス
パツキン及びカバーから主に構成されているワイピング
装置本体を透視した側面説明図、第4図はn4帯の上下
に配置されたワイピング装置本体の全体斜視図である。
、第3図は第2図中の鋼帯上方側のノズル、ラビリンス
パツキン及びカバーから主に構成されているワイピング
装置本体を透視した側面説明図、第4図はn4帯の上下
に配置されたワイピング装置本体の全体斜視図である。
図面中、7はノズルであって、鋼帯1の全幅に亘って鋼
帯面に向ってエアを高速で吹き付けるために、m帯1の
幅一杯に設けられている。このノズル7は本実施例にお
いては第3図に示す如く2枚の横長板が絞り調節ネジ7
aによって絞り調節可能に断面テーパー状に構成されて
成るが、必ずしもその必要はなく、例えば多数の幅の狭
いノズルが隣接して設けられていても良い、8はラビリ
ンスパツキンであって、第3図に示す如くノズル7の上
流側及び下流側のそれぞれに凹部を形成させるための複
数のパツキン形成板8aが鋼帯1の面との間に僅かな間
隙を有して配置されている。この場合重要なことは、上
流側のパツキン形成板8aの枚数が下流側のそれより少
なく構成されていることである。ノズル7とパツキン形
成板8aとはカバー9により包囲されている。このカバ
ー9は、鋼帯面との間に僅かな間隙を残した状態にある
。そしてラビリンスパツキン8のパツキン形成板8aと
鋼帯面との間の僅かな間隙のみがノズル7から吹き込ま
れたエアの通路となっている。すなわちカバー9の内壁
は、第3図に示す如くすべてのラビリンスパツキン8の
パツキン形成板8aと鋼帯1との対向している僅かな間
隙を形成している縁部以外の全周縁と気密な状態にあり
、図例ではラビリンスパツキン8のパツキン形成板8a
はカバー9の内壁に固設された固定板10間に保持板1
1で保持されて鋼帯面と対向する縁部以外の全周縁はカ
バー9と気密状態となっている。ノズル7から吹き込ま
れた高速エアはラビリンスパツキン8と鋼帯面との間の
間隙から成る通路を通って流出しようとするが、ノズル
7より上流側のラビリンスパツキン8のパツキン形成板
8aの枚数が下流側のそれより少ないことからエアの殆
んどは抵抗の小さい上流側の通路を経て流出する。カバ
ー9は、前記の如くラビリンスパツキン8と鋼帯面との
間の間隙のみをエアの通路とせしめると共に、上記の如
く上流側の通路を経て流出する圧延油混入エアがそのま
ま大気中に放出されることがないようにその四散を有効
に防止しているのであり、第3図に示す如く、カバー9
の上流側の端部には鋼帯面との間に間隙を残した状態で
端壁9aが設けられているが、エアの流出が殆んどない
下流側の端部には端壁を設ける必要は必ずしもない。こ
のようにエアの全部ないし殆んどを上流側に流出させる
ことを確実にさせるために、上流側と下流側のラビリン
スパツキン8のパツキン形成板8aの枚数比は1:2〜
4が好ましい。12はブロワであってその出口側に接続
されている送風管13を経てノズル7に送風する。ノズ
ル7への送風管13の接続は直接でも可能であるが、ブ
ロワ12からの風圧変動を緩和させるために、第3図に
エアチャンバ14を介在させることが好ましい。15は
排出管であって、ノズル7から吹き込まれたエアが前記
通路を経て上流側へ流出する圧延油混入エアをカバー9
外へ排出するためのものであり、第3図に示す如く最上
流のパツキン形成板8aとカバー9の端壁9aとの間の
空間に開口するようにカバー9に接続されている。
帯面に向ってエアを高速で吹き付けるために、m帯1の
幅一杯に設けられている。このノズル7は本実施例にお
いては第3図に示す如く2枚の横長板が絞り調節ネジ7
aによって絞り調節可能に断面テーパー状に構成されて
成るが、必ずしもその必要はなく、例えば多数の幅の狭
いノズルが隣接して設けられていても良い、8はラビリ
ンスパツキンであって、第3図に示す如くノズル7の上
流側及び下流側のそれぞれに凹部を形成させるための複
数のパツキン形成板8aが鋼帯1の面との間に僅かな間
隙を有して配置されている。この場合重要なことは、上
流側のパツキン形成板8aの枚数が下流側のそれより少
なく構成されていることである。ノズル7とパツキン形
成板8aとはカバー9により包囲されている。このカバ
ー9は、鋼帯面との間に僅かな間隙を残した状態にある
。そしてラビリンスパツキン8のパツキン形成板8aと
鋼帯面との間の僅かな間隙のみがノズル7から吹き込ま
れたエアの通路となっている。すなわちカバー9の内壁
は、第3図に示す如くすべてのラビリンスパツキン8の
パツキン形成板8aと鋼帯1との対向している僅かな間
隙を形成している縁部以外の全周縁と気密な状態にあり
、図例ではラビリンスパツキン8のパツキン形成板8a
はカバー9の内壁に固設された固定板10間に保持板1
1で保持されて鋼帯面と対向する縁部以外の全周縁はカ
バー9と気密状態となっている。ノズル7から吹き込ま
れた高速エアはラビリンスパツキン8と鋼帯面との間の
間隙から成る通路を通って流出しようとするが、ノズル
7より上流側のラビリンスパツキン8のパツキン形成板
8aの枚数が下流側のそれより少ないことからエアの殆
んどは抵抗の小さい上流側の通路を経て流出する。カバ
ー9は、前記の如くラビリンスパツキン8と鋼帯面との
間の間隙のみをエアの通路とせしめると共に、上記の如
く上流側の通路を経て流出する圧延油混入エアがそのま
ま大気中に放出されることがないようにその四散を有効
に防止しているのであり、第3図に示す如く、カバー9
の上流側の端部には鋼帯面との間に間隙を残した状態で
端壁9aが設けられているが、エアの流出が殆んどない
下流側の端部には端壁を設ける必要は必ずしもない。こ
のようにエアの全部ないし殆んどを上流側に流出させる
ことを確実にさせるために、上流側と下流側のラビリン
スパツキン8のパツキン形成板8aの枚数比は1:2〜
4が好ましい。12はブロワであってその出口側に接続
されている送風管13を経てノズル7に送風する。ノズ
ル7への送風管13の接続は直接でも可能であるが、ブ
ロワ12からの風圧変動を緩和させるために、第3図に
エアチャンバ14を介在させることが好ましい。15は
排出管であって、ノズル7から吹き込まれたエアが前記
通路を経て上流側へ流出する圧延油混入エアをカバー9
外へ排出するためのものであり、第3図に示す如く最上
流のパツキン形成板8aとカバー9の端壁9aとの間の
空間に開口するようにカバー9に接続されている。
このようにして構成された本発明装置の1実施例の全体
配置は第2図の如くである。ノズル7゜ラビリンスパツ
キン8.及びカバー9から主に構成されているワイピン
グ装置本体は第2図に示す如く鋼帯1の上下に配置され
、例えば第4図の如き外観を呈する。そして上下のワイ
ピング装置本体それぞれにおいてエアチャンバ14を介
してノズル7に接続されたそれぞれの送風管13はブロ
ワ12に連通される。また排出されるエアは圧延油の微
粒や油煙を含んでいるので、これを排出管15で適当な
場所または装置に導くのであるが、好ましい態様は排出
管15を油除去フィルター16を経てブロワ12のサク
ションに接続し、エアを密封系内で循環使用するように
した構成である。更に好ましい態様は、上記の構成を上
下のワイピング装置本体毎に独立にしないで、第2図に
示す如く、それぞれのワイピング装置本体に配置された
送風管13及び排出管15が共に一つのブロワ12に接
続されている態様であり、この場合、第2図に示す如く
送風管13及び排出管15の分岐した枝部にはそれぞれ
のダンパー17を設けて風量調節可能とするのが好まし
い。
配置は第2図の如くである。ノズル7゜ラビリンスパツ
キン8.及びカバー9から主に構成されているワイピン
グ装置本体は第2図に示す如く鋼帯1の上下に配置され
、例えば第4図の如き外観を呈する。そして上下のワイ
ピング装置本体それぞれにおいてエアチャンバ14を介
してノズル7に接続されたそれぞれの送風管13はブロ
ワ12に連通される。また排出されるエアは圧延油の微
粒や油煙を含んでいるので、これを排出管15で適当な
場所または装置に導くのであるが、好ましい態様は排出
管15を油除去フィルター16を経てブロワ12のサク
ションに接続し、エアを密封系内で循環使用するように
した構成である。更に好ましい態様は、上記の構成を上
下のワイピング装置本体毎に独立にしないで、第2図に
示す如く、それぞれのワイピング装置本体に配置された
送風管13及び排出管15が共に一つのブロワ12に接
続されている態様であり、この場合、第2図に示す如く
送風管13及び排出管15の分岐した枝部にはそれぞれ
のダンパー17を設けて風量調節可能とするのが好まし
い。
本発明の作用及び効果を上記説明の本発明装置の実施例
を使用して本発明方法を実施する場合を例にとって説明
する。
を使用して本発明方法を実施する場合を例にとって説明
する。
第2図に示す如<、tfi帯1は矢印X方向に走行しな
がら圧延機5により圧延されてコイラ4に巻き取られる
が、その間に圧延機5の手前で鋼帯面に給油された圧延
油18は鋼帯1の表面に付着した状態で、第3図に示す
如くワイピング装置本体のカバー9内に進入して来る。
がら圧延機5により圧延されてコイラ4に巻き取られる
が、その間に圧延機5の手前で鋼帯面に給油された圧延
油18は鋼帯1の表面に付着した状態で、第3図に示す
如くワイピング装置本体のカバー9内に進入して来る。
カバー9内には送風管13で送られて来たエアがエアチ
ャンバ14を経てノズル7から吹き込まれており、この
エアの大部分はラビリンスパツキン8のパツキン形成板
8aが少なく抵抗の小さい上流側へ流れ、矢印Y方向に
沿って排出される。このときエアはその通路となってい
るラビリンスパツキン8のパツキン形成板8aと鋼帯面
との間隙が僅かであることから、可成りの高速となって
鋼帯面に沿って流されることになるので、圧延油は鋼帯
面に付着した状態のまま上記間隙内へ進入することを阻
止され、第3図に示す如くその上流側に滞留し、高速の
エアに接して微粒や油煙となってエアに混入してエアと
共に排出されてゆき、このようにしてワイピングが行な
われるのである。従って上流側のラビリンスパツキン8
を通過した後の鋼帯面には圧延油は殆んど付着していな
くて、以後の種々な処理、加工に悪影響を及ぼすことが
なく、しかもこのワイピングにおいては鋼帯面に接触す
るのはエアだけであるから、鋼帯面に掻き疵、スリップ
疵などの損傷を与える恐れは全くない。このようにして
圧延鋼帯の品質を向上せしめることのできる本発明は、
工業上非常に価値あるものである。
ャンバ14を経てノズル7から吹き込まれており、この
エアの大部分はラビリンスパツキン8のパツキン形成板
8aが少なく抵抗の小さい上流側へ流れ、矢印Y方向に
沿って排出される。このときエアはその通路となってい
るラビリンスパツキン8のパツキン形成板8aと鋼帯面
との間隙が僅かであることから、可成りの高速となって
鋼帯面に沿って流されることになるので、圧延油は鋼帯
面に付着した状態のまま上記間隙内へ進入することを阻
止され、第3図に示す如くその上流側に滞留し、高速の
エアに接して微粒や油煙となってエアに混入してエアと
共に排出されてゆき、このようにしてワイピングが行な
われるのである。従って上流側のラビリンスパツキン8
を通過した後の鋼帯面には圧延油は殆んど付着していな
くて、以後の種々な処理、加工に悪影響を及ぼすことが
なく、しかもこのワイピングにおいては鋼帯面に接触す
るのはエアだけであるから、鋼帯面に掻き疵、スリップ
疵などの損傷を与える恐れは全くない。このようにして
圧延鋼帯の品質を向上せしめることのできる本発明は、
工業上非常に価値あるものである。
第1図は圧延油を使用する鋼帯の圧延工程の1例を示す
概略説明図、第2図は本発明装置の1実施例の全体配置
を示す説明図、第3図は第2図中の鋼帯上方側のノズル
、ラビリンスパツキン及びカバーから主に構成されてい
るワイピング装置本体を透視した側面説明図、第4図は
m帯の上下に配置されたワイピング本体の斜視図である
。 1・・・・鋼帯 2・・・・アンコイラ 3・・・・デフレクトロール 4・・・・コイラ 5・・・・圧延機 6・・・・ワイピング装置 7・・・・ノズル 7a・・・・絞り調節ネジ 8・・・・ラビリンスパツキン 8a・・・・パツキン形成板 9・・・・カバー 9a・・・・端壁 10・・・・固定板 11・・・・保持板 12・・・・ブロワ 13・・・・送風管 14・・・・エアチャンバ 15・・・・排出管 16・・・・油除去フィルター 17・・・・ダンパ 18・・・・圧延油
概略説明図、第2図は本発明装置の1実施例の全体配置
を示す説明図、第3図は第2図中の鋼帯上方側のノズル
、ラビリンスパツキン及びカバーから主に構成されてい
るワイピング装置本体を透視した側面説明図、第4図は
m帯の上下に配置されたワイピング本体の斜視図である
。 1・・・・鋼帯 2・・・・アンコイラ 3・・・・デフレクトロール 4・・・・コイラ 5・・・・圧延機 6・・・・ワイピング装置 7・・・・ノズル 7a・・・・絞り調節ネジ 8・・・・ラビリンスパツキン 8a・・・・パツキン形成板 9・・・・カバー 9a・・・・端壁 10・・・・固定板 11・・・・保持板 12・・・・ブロワ 13・・・・送風管 14・・・・エアチャンバ 15・・・・排出管 16・・・・油除去フィルター 17・・・・ダンパ 18・・・・圧延油
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鋼帯の圧延工程において圧延油をワイピングするに
際し、鋼帯の全幅に亘り鋼帯面に高速エアを吹き付けた
後に鋼帯の表面に沿つて流すことによりワイピングする
ことを特徴とする圧延油のワイピング方法。 2 鋼帯の圧延工程において使用される圧延油のワイピ
ング装置であつて、鋼帯の全幅に亘り鋼帯面に向つてエ
アを高速で吹き付けるためのノズルと、該ノズルを挟ん
で上流側と下流側とに前者側を後者側よりも少ない枚数
にそれぞれパッキン形成板を配置したラビリンスパッキ
ンと、鋼帯面との間に僅かな間隙を残した状態で上記ノ
ズル及びラビリンスパッキンを包囲していてラビリンス
パッキンと鋼帯面との間の間隙のみをノズルから送り込
まれたエアの通路とせしめ且つ該通路から上流側へ流出
するエアの四散防止に有効なカバーと、上記ノズルに送
風するためのブロワ及び送風管と、ノズルより上流側の
ラビリンスパッキンのパッキン形成板と鋼帯との間の通
路から上流側に流出する圧延油混入エアをカバー外に排
出するための排出管とを備えていることを特徴とする圧
延油のワイピング装置。 3 排出管が油除去フィルターを経てブロワの吸引側に
接続されている特許請求の範囲第2項に記載の圧延油の
ワイピング装置。 4 鋼帯上面用及び下面用にそれぞれ配置された送風管
及び排出管が共に1つのブロワに接続されている特許請
求の範囲第3項に記載の圧延油のワイピング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10083186A JPS62259611A (ja) | 1986-05-02 | 1986-05-02 | 圧延油のワイピング方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10083186A JPS62259611A (ja) | 1986-05-02 | 1986-05-02 | 圧延油のワイピング方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62259611A true JPS62259611A (ja) | 1987-11-12 |
Family
ID=14284261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10083186A Pending JPS62259611A (ja) | 1986-05-02 | 1986-05-02 | 圧延油のワイピング方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62259611A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000051757A1 (de) * | 1999-03-01 | 2000-09-08 | Sms Demag Aktiengesellschaft | Verfahren und vorrichtung zum trocknen und trockenhalten von insbesondere kaltband im auslaufbereich von kaltwalz- und bandanlagen |
JP2008080264A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Fulta Electric Machinery Co Ltd | 高圧風を吹出する車輌、ワーク、商品(品物)等の被洗浄物の洗浄作業及び/又は乾燥作業を行う送風ノズルのケーシング |
WO2008028908A3 (en) * | 2006-09-04 | 2008-05-02 | Danieli Off Mecc | Device for removing a liquid or solid particles from a flat metallic product |
-
1986
- 1986-05-02 JP JP10083186A patent/JPS62259611A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000051757A1 (de) * | 1999-03-01 | 2000-09-08 | Sms Demag Aktiengesellschaft | Verfahren und vorrichtung zum trocknen und trockenhalten von insbesondere kaltband im auslaufbereich von kaltwalz- und bandanlagen |
US6834521B1 (en) | 1999-03-01 | 2004-12-28 | Sms Schloemann-Siemag Aktiengesellschaft | Method and device for drying and keeping dry especially cold-rolled strip in the delivery area of cold-rolling and strip-rolling plants |
WO2008028908A3 (en) * | 2006-09-04 | 2008-05-02 | Danieli Off Mecc | Device for removing a liquid or solid particles from a flat metallic product |
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