JPS6225905B2 - - Google Patents
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- JPS6225905B2 JPS6225905B2 JP56054322A JP5432281A JPS6225905B2 JP S6225905 B2 JPS6225905 B2 JP S6225905B2 JP 56054322 A JP56054322 A JP 56054322A JP 5432281 A JP5432281 A JP 5432281A JP S6225905 B2 JPS6225905 B2 JP S6225905B2
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K1/00—Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces
- F16K1/16—Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces with pivoted closure-members
- F16K1/18—Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces with pivoted closure-members with pivoted discs or flaps
- F16K1/22—Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces with pivoted closure-members with pivoted discs or flaps with axis of rotation crossing the valve member, e.g. butterfly valves
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Check Valves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
流体の逆流防止機能を有する逆止弁は、従来、
第1図に示すスイング式のものが使用されている
が、この型式のものは流体の順行流時において、
スイング弁aの開度に限界があり、またその形状
等に妨げられて流路に急激な変化ができ圧力損失
が大きく、流体輸送ポンプ等への負荷が過大にな
る。また逆行流時には、スイング弁aが急激に閉
作動して弁座bに衝突するため、弁座b、弁板a
が損傷される難点があり、衝突緩和対策としてス
イング弁板アームc、フインガーd、ダンパeの
付属設備が設けられているが、それらの付属設備
が逆に故障などにより逆止弁の信頼性を低下させ
る原因になつている。
第1図に示すスイング式のものが使用されている
が、この型式のものは流体の順行流時において、
スイング弁aの開度に限界があり、またその形状
等に妨げられて流路に急激な変化ができ圧力損失
が大きく、流体輸送ポンプ等への負荷が過大にな
る。また逆行流時には、スイング弁aが急激に閉
作動して弁座bに衝突するため、弁座b、弁板a
が損傷される難点があり、衝突緩和対策としてス
イング弁板アームc、フインガーd、ダンパeの
付属設備が設けられているが、それらの付属設備
が逆に故障などにより逆止弁の信頼性を低下させ
る原因になつている。
本発明は、前記のような難点を有する逆止弁の
改良に係り、対向した流入口と流出口を有する弁
箱と、該弁箱内で直径方向の回動軸により回転自
在に配設された弁体とよりなり、前記弁体に前記
回動軸の中心部分の尖端部から流路方向に伸びて
広がるベル状面を有する凹状円錐体を設け、前記
回動軸の中心に対して前記凹状円錐体により弁体
の重心を拡大径側に偏心した位置とし、前記弁箱
側のキー溝付き両軸受内に嵌装された前記回動軸
の突出キー付き両端支持軸によつて前記弁体に設
けた前記拡大径側のシート面が前記弁箱側の弁座
に対向した時に前記キー溝内に前記突出キーが嵌
合し前記弁体が前記弁座側へ動く軸受機構を設
け、前記弁体の前記拡大径側の外周面部に弁体回
動用のくさび状溝を偏心状態で配設した点に特徴
を有するものであつて、その目的とする処は、流
体の順行流時における圧力損失を軽減してポンプ
等への負荷を小さくし、付属設備を設けなくても
逆行流時に軽快に閉作動ができる逆止弁を供する
点にある。
改良に係り、対向した流入口と流出口を有する弁
箱と、該弁箱内で直径方向の回動軸により回転自
在に配設された弁体とよりなり、前記弁体に前記
回動軸の中心部分の尖端部から流路方向に伸びて
広がるベル状面を有する凹状円錐体を設け、前記
回動軸の中心に対して前記凹状円錐体により弁体
の重心を拡大径側に偏心した位置とし、前記弁箱
側のキー溝付き両軸受内に嵌装された前記回動軸
の突出キー付き両端支持軸によつて前記弁体に設
けた前記拡大径側のシート面が前記弁箱側の弁座
に対向した時に前記キー溝内に前記突出キーが嵌
合し前記弁体が前記弁座側へ動く軸受機構を設
け、前記弁体の前記拡大径側の外周面部に弁体回
動用のくさび状溝を偏心状態で配設した点に特徴
を有するものであつて、その目的とする処は、流
体の順行流時における圧力損失を軽減してポンプ
等への負荷を小さくし、付属設備を設けなくても
逆行流時に軽快に閉作動ができる逆止弁を供する
点にある。
本発明は前記のような構成よりなり、流体の順
行流時においては、流体が弁体の凹状円錐体の尖
端側から滑らかなベル状面によりかつその全周か
ら円滑に流通されるため、その流動抵抗が大幅に
低減され、ポンプ等への負荷が小さくなる。ま
た、逆行流時には、凹状円錐体の拡大径側に設け
られたシート面が弁座側に回動した時に弁体の回
動軸が少し弁座側に動いてのちそのシート面が弁
座に接するため、衝突がなく軽快な閉作動とな
り、弁座、シート面が損傷されない。
行流時においては、流体が弁体の凹状円錐体の尖
端側から滑らかなベル状面によりかつその全周か
ら円滑に流通されるため、その流動抵抗が大幅に
低減され、ポンプ等への負荷が小さくなる。ま
た、逆行流時には、凹状円錐体の拡大径側に設け
られたシート面が弁座側に回動した時に弁体の回
動軸が少し弁座側に動いてのちそのシート面が弁
座に接するため、衝突がなく軽快な閉作動とな
り、弁座、シート面が損傷されない。
さらに、本発明においては、直径方向の回動軸
によつて弁体が回動され、順行流時、逆行流時の
いずれの場合においても回動軸に対し弁体の重心
が流体の流動側に位置するため、弁体の閉放、閉
塞状態が安定し、また、流体が逆行する際に弁体
が少し動き始めるとその回動が助長されて円滑に
回動される。従つて、付属設備を設けなくても弁
体の開閉作動が軽快かつ円滑となり、信頼性が向
上される。
によつて弁体が回動され、順行流時、逆行流時の
いずれの場合においても回動軸に対し弁体の重心
が流体の流動側に位置するため、弁体の閉放、閉
塞状態が安定し、また、流体が逆行する際に弁体
が少し動き始めるとその回動が助長されて円滑に
回動される。従つて、付属設備を設けなくても弁
体の開閉作動が軽快かつ円滑となり、信頼性が向
上される。
以下本発明の実施例を図示について説明する。
第2図Aは逆行止状態の弁断面図を、第3図は順
行流状態の弁断面図を示し、さらに第4図は弁板
の外形図である。
第2図Aは逆行止状態の弁断面図を、第3図は順
行流状態の弁断面図を示し、さらに第4図は弁板
の外形図である。
弁箱は弁箱1と2よりなり、弁箱1は、内面が
点P2を中心とする球状カツプ面13に形成され、
流入口12との接合部分に弁座14を設け、弁箱
2との接合部となるフランジ11の側面にシール
パツキン11が嵌装されている。また、弁箱1,
2の両フランジ11,22の結合部分には第4図
に示す弁体4の上下支持軸5,5の半径方向受け
となる軸受7と同軸方向受けとなるスラスト軸受
8が球状カツプ面13の最大径開口面部分に上下
に対設されている。
点P2を中心とする球状カツプ面13に形成され、
流入口12との接合部分に弁座14を設け、弁箱
2との接合部となるフランジ11の側面にシール
パツキン11が嵌装されている。また、弁箱1,
2の両フランジ11,22の結合部分には第4図
に示す弁体4の上下支持軸5,5の半径方向受け
となる軸受7と同軸方向受けとなるスラスト軸受
8が球状カツプ面13の最大径開口面部分に上下
に対設されている。
弁箱2は、内面が前記の点P2を中心とする部分
球状カツプ面23と、その順行方向側の拡大円筒
部24及び縮小コニカル部25が設けられ流出口
22に続いており、弁箱2の中央部分には、一端
に形成した球状カツプ面91を弁箱1の流入口1
2に向け他側の尖端92を流出口22に向けた円
錐体9が複数の流線状支持板10により固設され
ている。さらに前記の球状カツプ面91は球状カ
ツプ面13及び部分球状カツプ面23とともに点
P2を中心とする球面を形成している。
球状カツプ面23と、その順行方向側の拡大円筒
部24及び縮小コニカル部25が設けられ流出口
22に続いており、弁箱2の中央部分には、一端
に形成した球状カツプ面91を弁箱1の流入口1
2に向け他側の尖端92を流出口22に向けた円
錐体9が複数の流線状支持板10により固設され
ている。さらに前記の球状カツプ面91は球状カ
ツプ面13及び部分球状カツプ面23とともに点
P2を中心とする球面を形成している。
次に弁体4は、第2,4図に示すように直径方
向の回動軸Pのほぼ中心部分から流路方向に伸び
て広がるベル状面31を有する凹状円錐体3を有
し、凹状円錐体3により回動軸Pの中心に対し弁
体4の重心を拡大径側へ偏心とし、凹状円錐体3
の尖端30側が流路中心線上に配設され、その拡
大径側には、回動軸Pの中心点P1を中心とする部
分球面32及び突出部分球面34が球状カツプ面
13、部分球状カツプ面23及び球状カツプ面9
1に接触しない程度の径で設けられ、突出部分球
面34は流入口12に係合する大きさであり、か
つその中央部には球状カツプ面35が偏心位置に
設けられ、さらに部分球面32と突出部分球面3
4間にはシート面33が設けられている。
向の回動軸Pのほぼ中心部分から流路方向に伸び
て広がるベル状面31を有する凹状円錐体3を有
し、凹状円錐体3により回動軸Pの中心に対し弁
体4の重心を拡大径側へ偏心とし、凹状円錐体3
の尖端30側が流路中心線上に配設され、その拡
大径側には、回動軸Pの中心点P1を中心とする部
分球面32及び突出部分球面34が球状カツプ面
13、部分球状カツプ面23及び球状カツプ面9
1に接触しない程度の径で設けられ、突出部分球
面34は流入口12に係合する大きさであり、か
つその中央部には球状カツプ面35が偏心位置に
設けられ、さらに部分球面32と突出部分球面3
4間にはシート面33が設けられている。
さらに、前記の凹状円錐体3には上下に張出し
た板状部があり側面視が半円形板3′になつてお
り、半円形板3′は凹状円錐体3の拡大径側へく
さび状になつていて、そのくさび形状部分の球状
カツプ面13側に偏らせて設けたくさび状溝41
を設け、さらに、半円形板3′の最大径部分の回
動軸Pの上下端に、スラスト軸受8で受止められ
るスラスト軸6と、軸受7に嵌合される支持軸5
が設けられ、また、第2図B,Cに示すように軸
受7の円筒状軸受71内に支持軸5の円筒状軸5
1と突出キー52が同時に嵌合され、その状態に
おいて上下の円筒状軸受71の中心線上にある前
記点P2と弁体4の回動軸P上の点P1が一致し(第
2図Cの状態)、弁体4が回動し第2図の状態に
なると第2図Bに示すようにキー溝72に突出キ
ー52が嵌合して、弁体4の回転軸Pが流入口1
2側に動き、第2図Aに示すように点P2の左側に
点P1が位置するようになる。
た板状部があり側面視が半円形板3′になつてお
り、半円形板3′は凹状円錐体3の拡大径側へく
さび状になつていて、そのくさび形状部分の球状
カツプ面13側に偏らせて設けたくさび状溝41
を設け、さらに、半円形板3′の最大径部分の回
動軸Pの上下端に、スラスト軸受8で受止められ
るスラスト軸6と、軸受7に嵌合される支持軸5
が設けられ、また、第2図B,Cに示すように軸
受7の円筒状軸受71内に支持軸5の円筒状軸5
1と突出キー52が同時に嵌合され、その状態に
おいて上下の円筒状軸受71の中心線上にある前
記点P2と弁体4の回動軸P上の点P1が一致し(第
2図Cの状態)、弁体4が回動し第2図の状態に
なると第2図Bに示すようにキー溝72に突出キ
ー52が嵌合して、弁体4の回転軸Pが流入口1
2側に動き、第2図Aに示すように点P2の左側に
点P1が位置するようになる。
弁体4は前記のような構造になつており、凹状
円錐体3の拡大径側に設けられたシート面33が
弁座14側に回動されると軸受7のキー溝72に
支持軸5の突出キー52が一致して嵌合し、弁体
4の回動軸Pが流入口12側即ち弁座14側に動
き(第2図Bの状態)、弁が閉塞され、弁体4が
逆に第3図の状態になると第2図Cの状態になり
点P1とP2が一致することになる。
円錐体3の拡大径側に設けられたシート面33が
弁座14側に回動されると軸受7のキー溝72に
支持軸5の突出キー52が一致して嵌合し、弁体
4の回動軸Pが流入口12側即ち弁座14側に動
き(第2図Bの状態)、弁が閉塞され、弁体4が
逆に第3図の状態になると第2図Cの状態になり
点P1とP2が一致することになる。
なお、流入口12側は図示外の流体供給設備側
の管に接続され、流出路22側は図示外の流体需
要設備側の管に接続さる。
の管に接続され、流出路22側は図示外の流体需
要設備側の管に接続さる。
図示の実施例は前記のような構成になつてお
り、次にその作用を説明すると、第3図は流体の
順行流時における流れと弁体の状態を示してお
り、流入口12側の流路イより流入する流体は、
弁体4の半円板3′の両側において凹状円錐体3
の尖端30側からそのベル状面31に沿う流路
ロ,ロを滑らかに拡がつて流れ、弁箱2の拡大円
筒部24、縮小コニカル部25と円錐体9間の流
路ハ,ハを経て流出口22の流路ニに至る流れと
なり、弁体4が介在するにもかかわらず極めて流
動抵抗の小さい流路を形成することができ、ポン
プ等への負荷増は殆んどない。
り、次にその作用を説明すると、第3図は流体の
順行流時における流れと弁体の状態を示してお
り、流入口12側の流路イより流入する流体は、
弁体4の半円板3′の両側において凹状円錐体3
の尖端30側からそのベル状面31に沿う流路
ロ,ロを滑らかに拡がつて流れ、弁箱2の拡大円
筒部24、縮小コニカル部25と円錐体9間の流
路ハ,ハを経て流出口22の流路ニに至る流れと
なり、弁体4が介在するにもかかわらず極めて流
動抵抗の小さい流路を形成することができ、ポン
プ等への負荷増は殆んどない。
第3図の状態において逆行流が生じた場合に
は、当初、半円板3′に偏心配置されたくさび状
溝41内に加わる不平衝な流体抵抗力によつて弁
体4に回転力が生じ反転回動が始まり、次に円錐
体9の球状カツプ面91に側方に露出した球状カ
ツプ面35への流体抵抗力が加わり回転力が増加
するとともに、球状カツプ面35側に弁体4の重
心があるため弁体4の回動速度が適度にセーブさ
れて回動される。この回動は軸受機構が第2図C
の状態にあるため点P1とP2は一致した位置にあ
る。
は、当初、半円板3′に偏心配置されたくさび状
溝41内に加わる不平衝な流体抵抗力によつて弁
体4に回転力が生じ反転回動が始まり、次に円錐
体9の球状カツプ面91に側方に露出した球状カ
ツプ面35への流体抵抗力が加わり回転力が増加
するとともに、球状カツプ面35側に弁体4の重
心があるため弁体4の回動速度が適度にセーブさ
れて回動される。この回動は軸受機構が第2図C
の状態にあるため点P1とP2は一致した位置にあ
る。
弁体4が180゜回転して第2図Aの状態になる
と、弁体4の凹状円錐体3の径大側に設けたシー
ト面33が弁座14側となり、軸受7のキー溝7
2に支持軸5の突出キー52が係合できる状態に
なつて弁体4が流体により左側に押圧されて突出
キー52がキー溝72に嵌合される。よつて、弁
体4の回動軸Pが第2図Aのように左側に動き、
弁座14にシート面33が接し閉塞状態になる。
従つて、この閉塞は、回転により弁座14にシー
ト面33が相対し、その後に接するため、両者が
衝突せず、軽快な閉作動となつて該部の損傷が殆
んどない。
と、弁体4の凹状円錐体3の径大側に設けたシー
ト面33が弁座14側となり、軸受7のキー溝7
2に支持軸5の突出キー52が係合できる状態に
なつて弁体4が流体により左側に押圧されて突出
キー52がキー溝72に嵌合される。よつて、弁
体4の回動軸Pが第2図Aのように左側に動き、
弁座14にシート面33が接し閉塞状態になる。
従つて、この閉塞は、回転により弁座14にシー
ト面33が相対し、その後に接するため、両者が
衝突せず、軽快な閉作動となつて該部の損傷が殆
んどない。
さらに、第2図Aの状態から順行流に移行する
場合には、流路イから流入する流体が球状カツプ
面35に作用し、弁体4の回動軸Pが右側に動き
点P1とP2が一致し、球状カツプ面35に作用する
不平衡な流体抵抗力によつて弁体4が反転され、
また半円板3′のくさび状溝41への流体抵抗力
も加わつて、弁体4が円滑に回動され第3図の状
態になる。
場合には、流路イから流入する流体が球状カツプ
面35に作用し、弁体4の回動軸Pが右側に動き
点P1とP2が一致し、球状カツプ面35に作用する
不平衡な流体抵抗力によつて弁体4が反転され、
また半円板3′のくさび状溝41への流体抵抗力
も加わつて、弁体4が円滑に回動され第3図の状
態になる。
第2,3図の実施例は前記のようになつてお
り、弁板4の凹状円錐体3と円錐体9によつて順
行流時における流体の急激な変化及び非軸対象的
な流れも生じないので、流動抵抗が大幅に減小さ
れ内部の圧力損失が大幅に低減されてポンプ等へ
の負荷増が殆んどない。また、逆行流時は軽快に
作動し損傷を生ずることもない。さらに、順行流
時、逆行流時のいずれにおいても弁体の重心が回
動軸よりも流動側に位置するため、弁体の揺動が
殆んどなく安定される。従つて弁作用が安定し信
頼性が向上される。
り、弁板4の凹状円錐体3と円錐体9によつて順
行流時における流体の急激な変化及び非軸対象的
な流れも生じないので、流動抵抗が大幅に減小さ
れ内部の圧力損失が大幅に低減されてポンプ等へ
の負荷増が殆んどない。また、逆行流時は軽快に
作動し損傷を生ずることもない。さらに、順行流
時、逆行流時のいずれにおいても弁体の重心が回
動軸よりも流動側に位置するため、弁体の揺動が
殆んどなく安定される。従つて弁作用が安定し信
頼性が向上される。
さらに、第5図に示すものは、大型容器等の入
口ノズル部に設ける場合の第2実施例であつて、
前記の第2,3,4図に示す第1実施例との相違
点は、第1実施例における弁箱2の拡大円筒部2
4、縮小コニカル部25、流出口22及び円錐体
9の部分がなく、他の弁箱1及び弁体4の構造に
ついては全く同様な構造になつている。従つて、
この第2実施例の場合には、弁箱2′の側面2′1
が大型容器等の入口ノズル部分(図示省略)に結
合され、順行流時には流路イ′によつて第5図の
状態の弁体4が第3図のように回動され、弁体4
の凹状円錐体3の拡大径部分が前記入口ノズル部
分に入り、その流路イ′が第3図のうな流路ロ,
ロから入口ノズル部分に続く、従つて、この場合
は縮小路を形成する必要がない。また逆行流の時
には第5図の状態になり、その弁体4の回転は第
1実施例の円錐体9に相当するものがないので簡
単に反転することになる。よつて、第2実施例の
作用は、第1実施例の場合の順行流時の縮流作用
及び円錐体9の作用以外は第1実施例の場合と同
様になり、同様な作用効果が得られる。
口ノズル部に設ける場合の第2実施例であつて、
前記の第2,3,4図に示す第1実施例との相違
点は、第1実施例における弁箱2の拡大円筒部2
4、縮小コニカル部25、流出口22及び円錐体
9の部分がなく、他の弁箱1及び弁体4の構造に
ついては全く同様な構造になつている。従つて、
この第2実施例の場合には、弁箱2′の側面2′1
が大型容器等の入口ノズル部分(図示省略)に結
合され、順行流時には流路イ′によつて第5図の
状態の弁体4が第3図のように回動され、弁体4
の凹状円錐体3の拡大径部分が前記入口ノズル部
分に入り、その流路イ′が第3図のうな流路ロ,
ロから入口ノズル部分に続く、従つて、この場合
は縮小路を形成する必要がない。また逆行流の時
には第5図の状態になり、その弁体4の回転は第
1実施例の円錐体9に相当するものがないので簡
単に反転することになる。よつて、第2実施例の
作用は、第1実施例の場合の順行流時の縮流作用
及び円錐体9の作用以外は第1実施例の場合と同
様になり、同様な作用効果が得られる。
以上本発明を実施例について説明したが、勿論
本発明はこのような実施例にだけ局限されるもの
ではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内で
種々の設計の改変を施しうるものである。
本発明はこのような実施例にだけ局限されるもの
ではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内で
種々の設計の改変を施しうるものである。
第1図は従来の逆止弁の縦断側面図、第2図A
は本発明の第1実施例を示す縦断側面図、第2図
Bは第2図AのA−A断面図、第2図Cは第3図
のB−B断面図、第3図は第1実施例の順行流時
の状態説明図、第4図は第1実施例の弁体の側面
図A、同左側図B、同右側図C、同平面図D、同
C−C断面図E、第5図は第2実施例を示す縦断
側面図である。 1,2,2′……弁箱、12……流入口、13
……球状カツプ面、14……弁座、22……流出
口、23……部分球状カツプ面、24……拡大円筒
部、25……縮小コニカル部、3……凹状円錐
体、3′……半円形板、30……尖端、31……
ベル状面、32……部分球面、33……シート
面、34……突出部分球面、35……球状カツプ
面、4…弁体、5……支持軸、51……円筒状
軸、52……突出キー、6……スラスト軸、7…
…軸受、71……円筒状軸受、72……キー溝、
8……スラスト軸受、9……円錐体、91……球
状カツプ面、10……流線状支持板、P……回動
軸、P1,P2……点、イ,イ′,ロ,ハ,ニ……流
路。
は本発明の第1実施例を示す縦断側面図、第2図
Bは第2図AのA−A断面図、第2図Cは第3図
のB−B断面図、第3図は第1実施例の順行流時
の状態説明図、第4図は第1実施例の弁体の側面
図A、同左側図B、同右側図C、同平面図D、同
C−C断面図E、第5図は第2実施例を示す縦断
側面図である。 1,2,2′……弁箱、12……流入口、13
……球状カツプ面、14……弁座、22……流出
口、23……部分球状カツプ面、24……拡大円筒
部、25……縮小コニカル部、3……凹状円錐
体、3′……半円形板、30……尖端、31……
ベル状面、32……部分球面、33……シート
面、34……突出部分球面、35……球状カツプ
面、4…弁体、5……支持軸、51……円筒状
軸、52……突出キー、6……スラスト軸、7…
…軸受、71……円筒状軸受、72……キー溝、
8……スラスト軸受、9……円錐体、91……球
状カツプ面、10……流線状支持板、P……回動
軸、P1,P2……点、イ,イ′,ロ,ハ,ニ……流
路。
Claims (1)
- 1 対向した流入口と流出口を有する弁箱と、該
弁箱内で直径方向の回動軸により回転自在に配設
された弁体とよりなり、前記弁体に前記回動軸の
中心部分の尖端部から流路方向に伸びて広がるベ
ル状面を有する凹状円錐体を設け、前記回動軸の
中心に対して前記凹状円錐体により弁体の重心を
拡大径側に偏心した位置とし、前記弁箱側のキー
溝付き両軸受内に嵌装された前記回動軸の突出キ
ー付き両端支持軸によつて前記弁体に設けた前記
拡大径側のシート面が前記弁箱側の弁座に対向し
た時に前記キー溝内に前記突出キーが嵌合し前記
弁体が前記弁座側へ動く軸受機構を設け、前記弁
体の前記拡大径側の外周面部に弁体回動用のくさ
び状溝を偏心状態で配設したことを特徴とする逆
止弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5432281A JPS57171168A (en) | 1981-04-13 | 1981-04-13 | Check valve |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5432281A JPS57171168A (en) | 1981-04-13 | 1981-04-13 | Check valve |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57171168A JPS57171168A (en) | 1982-10-21 |
JPS6225905B2 true JPS6225905B2 (ja) | 1987-06-05 |
Family
ID=12967345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5432281A Granted JPS57171168A (en) | 1981-04-13 | 1981-04-13 | Check valve |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57171168A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3696012A1 (en) | 2019-02-13 | 2020-08-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle, information terminal, and method for controlling vehicle |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61179466U (ja) * | 1985-04-26 | 1986-11-08 | ||
CN102401156B (zh) * | 2011-07-22 | 2013-05-22 | 南昌大学 | 简易回流防止阀 |
CN102425676B (zh) * | 2011-12-20 | 2014-07-09 | 楚天科技股份有限公司 | 一种蝶阀 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55123058A (en) * | 1979-03-14 | 1980-09-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Reverse flow controller |
-
1981
- 1981-04-13 JP JP5432281A patent/JPS57171168A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55123058A (en) * | 1979-03-14 | 1980-09-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Reverse flow controller |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP3696012A1 (en) | 2019-02-13 | 2020-08-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle, information terminal, and method for controlling vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57171168A (en) | 1982-10-21 |
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