JPS62258888A

JPS62258888A - 移設可能なリゾートホテル

Info

Publication number: JPS62258888A
Application number: JP10256086A
Authority: JP
Inventors: Tsuneaki Kuriiwa; 栗岩　常明
Original assignee: SANKIYUU KK; Sankyu Inc
Current assignee: SANKIYUU KK; Sankyu Inc
Priority date: 1986-05-02
Filing date: 1986-05-02
Publication date: 1987-11-11
Anticipated expiration: 2012-07-16
Also published as: JP2631366B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は建築物の輸送に関する６〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕従来
のリゾートホテルは、恒久的建物であることが当然とさ
れ、プレハブユニット構造を採用する場合も、完工後の
移設を考慮したものはない。

そして、リゾート地によっては自然的環境条件等から利
用可能期間が限られ、オフシーズンの利用客は、絶無か
、あっても僅かであり、そこで営業するリゾートホテル
は低い稼動率に甘んじなければならないものであった。

そこで、オフシーズンには、その時期にシーズン中の別
のリゾート地に移設して営業し稼動率を高め得る移設可
能なリゾートホテルの出現は意義がある。

本発明はそのような、リゾートホテルの移設方法を提供
することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

まず、このリゾートホテル用建物の輸送手段は主に船舶
とし、陸上長距離輸送は一般に困難であるため車両によ
る輸送は前記船舶へのロールオン、ロールオフの際の近
距雛輸送のみとする。従って。

本発明のリゾートホテル用建物の移設ができるのは、臨
海地若しくは海洋と水路で結ばれた内陸地にあるリゾー
ト地に限られる。リゾートホテル用建物は海上輸送と陸
上輸送に耐えられる構造と強度を有し、前記車両を進入
させるトンネル部を有する。この進入した車両の荷台は
、昇降機能によって上昇され該建物を載せる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を図に従って説明する。

この実施例のリゾートホテル用建物は陸上および海上輸
送のルートの条件、陸上移動用の車両および海上輸送用
の船舶の条件、さらには乗下船作業から決まる諸条件に
合わせると共に、ホテルとしての機能も考慮して適宜分
割した輸送可能な複数の建物ユニットから構成される（
第３図〜第６図）６次に、−個所のリゾート地に設置しである移設式リゾー
トホテル用建物を別のリゾート地に移設する手順を下記
する。

ｉ）　まず建物ユニットに固設されていない設備や備品
の撤去若しくは固縛をする。

ｉｉ）　　そして、撤去備品の梱包（コンテナ詰め等）
をおこなう。

ｍ）建物ユニット間の結合の開放、及び地上に設けた基
礎との結合の開放をおこなう。

ｉｖ）　　建物ユニットの対波浪及び防潮対策を実施す
る。たとえば窓にめばりをし、必要な部分にキャンパス
をかぶせる。

ｖ）　＠送用の船舶（第１図）をリゾート地最寄の荷役
岸壁へ接岸させる（第２図）。この船舶１は、露天の貨
物積載甲板２を有するフラットデツキ型の重量物若しく
は嵩高物運搬用船舶であり、船尾にロールオンロールオ
フ用の可動桟橋３を備えている。そして、この可動桟橋
３を用いて第２図に示すようにロールオンの作業に備え
る。可動桟橋３は岸壁４の岸壁斜路５に連結する。

ｖｉ）　　車両６が建物ユニット７の建物基礎８に設け
られたトンネル部９から床下に進入に荷台を上昇させて
建物ユニツ１へを持ち上げる。

ｖｉ）輸送用の船舶１ヘロールオンしく第３図）。

甲板２上への固縛する。このとき、建物ユニット７は予
め海上輸送、陸上輸送に耐える強度を有するので、改め
て補強する必要はない。

４）　　ｎｉ）〜憾）を繰返しリゾートホテル用全建物
ユニットを積載完了する。

ｋ）撤去設備・備品を納めたコンテナ等を搭載し、車輌
６によってロールオンし、固縛する。

Ｘ）離岸し、出航する（第４図、第５図）。

この実施例では船舶は２隻使用され、建物ユニット一式
は２隻に分乗されて出航する。

ｘｉ）　　航海をおこなう。

雇）　別のリゾート最寄の岸壁へ接岸する。

ｘｎｉ）　　ｎｉ）〜汰）を逆手順で実施し、船舶から
建物ユニットをロールオフした上、所定の地上に設けた
地上基礎上に設置し、この地上基礎と建物基礎とを結合
し、同時に建物ブロック間の結合をする（第６図）。

ｘ　ｉｖ　）　　撤去備品の解梱と復旧をし、固縛した
設備・備品の解縛と復旧をする。

尚、本実施例のリゾートホテルを構成する建物ユニット
は、客室若しくは従業員居室や各種サービス関係の設備
を配置した一般棟７と、屋上に回転展望室を備え玄関ホ
ールや大食堂等を配置した中心線１ｏと、階段や機械室
その他諸設備を配置した結合線１１より構成される。中
心線１０と結合線１１それぞれに一般棟７を放射状に、
結合部１２により、結合する。即ち、結合したものの平
面形は十文字となる。これらを第６図の如く一列に結合
配置することも、あるいは又分散配置することもできる
。

〔発明の効果〕

本発明のリゾートホテル移設方法をシーズンとオフシー
ズンのあるリゾート地に存在するホテルに採用し、オフ
シーズン中は別のシーズン中のり　　　　゛シート地に
移設し営業するならば輸送・移設期間を除く営業期間中
は最高の稼働率が得られる。そして、最適なリゾート地
の組合せを選ぶなら高い年間稼働率を享受できる。

なお、シーズン、オフシーズンのないリゾート地であっ
ても集客力の小さいところで、継続的に営業しても稼働
率の向上が期待できないところがある。そのようなリゾ
ート地の幾つかに本発明を実施することによって今年は
ここ、来年はあちらと逐次移設し、その開設期間を限る
ことにより稀少価値を高め、短期間に県中して集客し稼
働率の向上を企てることもできる。

またこの移設方法を完工后の移設を考えないホテルの建
設工事に利用しても、建設地における、現地工事の工事
量、工事期間、工事要員等の削減が期待できる。これは
特に隔絶された大洋上の孤島などに建設する場合、効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本実施例の空船飢海中のフラットデツキ型重
量物若しくは嵩高物運搬用船舶の斜視図、第２図は前記
船舶をリゾートホテルの建物ユニットのロールオンに備
えて荷役岸壁に接岸係留した状態の斜視図、第３図は建
物ユニットを前記船舶の貨物積載甲板上にロールオン作
業中の状況の斜視図、第４図及び第５図はリゾートホテ
ルの代表例の建物二二ソ１−一式を前記船舶２４Ａに分
散積載し航海中の状況をあられす斜視図、第６図はりシ
ートホテルをリゾート地で据付中の状況の斜視図である
。１・・・フラッＩ〜デツキ型の重量物若しくは器高物運
搬用船舶、２・・・貨物積載甲板、３・・・ロールオン及びロールオフ用の可動桟橋、５・
・・岸壁斜路、６・・・陸上移動用の車両。７・・・建物ユニット（一般棟）、８・・・建物基礎。９・・・車両進入用のトンネル部、１０・・・建物ユニット（中心線）、１１・・・建物ユニット（結合線）、１２・・・建物ユニット結合部。

Claims

【特許請求の範囲】

リゾートホテル用建物を船舶と車両とによって輸送し移
設する方法であって、これを適用するリゾートホテル用
建物は、予め海上輸送及び陸上輸送に耐えられる強度と
、同時に建物基礎の部分に輸送用車両が進入し持ち上げ
るためのトンネル部を備えておき、昇降機能を持った荷
台を設けた輸送用車両を該トルネル部に進入させて、そ
の荷台を上昇させることにより持ち上げて走行させるこ
とにより、フラットデッキ型の重量物、若しくは崇高物
運搬用船舶に該建物をロールオン／ロールオフ方式にて
積みおろすことを特徴とするリゾートホテル移設方法。