JPS6225573Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6225573Y2 JPS6225573Y2 JP2553882U JP2553882U JPS6225573Y2 JP S6225573 Y2 JPS6225573 Y2 JP S6225573Y2 JP 2553882 U JP2553882 U JP 2553882U JP 2553882 U JP2553882 U JP 2553882U JP S6225573 Y2 JPS6225573 Y2 JP S6225573Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packing
- mechanical seal
- floating
- floating sheet
- diameter portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000012856 packing Methods 0.000 claims description 38
- 238000009413 insulation Methods 0.000 claims description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 6
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 229920003051 synthetic elastomer Polymers 0.000 description 4
- 239000005061 synthetic rubber Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 3
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 230000002028 premature Effects 0.000 description 1
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Sealing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はメカニカルシールの改良に関するもの
である。
である。
従来、メカニカルシールの一例として第1図に
示すごときものが広く知られているが、このメカ
ニカルシールは回転軸aに対してセツトスクリユ
ーbによつてOリングcを介して気密的に嵌着さ
れるカラーdと、該カラーdにパツキングeを介
して気密的に嵌着されるフローテイングシートf
からなる回転側封止部材と、ハウジングgの軸孔
段部にパツキングhを介して気密的に嵌着される
フローテイングシートiを有する固定側封止部材
とから構成され、両フローテイングシートf,i
の対向端面によつて形成される密封摺動面jにお
いて機内側kに封入された潤滑油と機外側1の揚
液を封止せんとするものである。
示すごときものが広く知られているが、このメカ
ニカルシールは回転軸aに対してセツトスクリユ
ーbによつてOリングcを介して気密的に嵌着さ
れるカラーdと、該カラーdにパツキングeを介
して気密的に嵌着されるフローテイングシートf
からなる回転側封止部材と、ハウジングgの軸孔
段部にパツキングhを介して気密的に嵌着される
フローテイングシートiを有する固定側封止部材
とから構成され、両フローテイングシートf,i
の対向端面によつて形成される密封摺動面jにお
いて機内側kに封入された潤滑油と機外側1の揚
液を封止せんとするものである。
上記構成のメカニカルシールにおいて、回転側
と固定側の両フローテイングシートf,iおよび
両パツキングe,hは、前者が金属もしくはsic
等に製せられ、後者が合成ゴムによつて製せられ
るとともに相互に同形状に形成される(上記摺動
面jを中心として前後対称になつている)もので
あり、回転側および固定側の双方においてパツキ
ングe,hは断面略L字形を呈するフローテイン
グシートf,iの後端側小径部外周に嵌着される
ものであつて、以上の構成によつて当該メカニカ
ルシールは比較的低周速なトラツクローラ用シー
ルとして必要にして十分な密封性能を具有するも
のとなつている。
と固定側の両フローテイングシートf,iおよび
両パツキングe,hは、前者が金属もしくはsic
等に製せられ、後者が合成ゴムによつて製せられ
るとともに相互に同形状に形成される(上記摺動
面jを中心として前後対称になつている)もので
あり、回転側および固定側の双方においてパツキ
ングe,hは断面略L字形を呈するフローテイン
グシートf,iの後端側小径部外周に嵌着される
ものであつて、以上の構成によつて当該メカニカ
ルシールは比較的低周速なトラツクローラ用シー
ルとして必要にして十分な密封性能を具有するも
のとなつている。
しかしながら、このメカニカルシールを比較的
高周速の一般ポンプ機器に使するとと、 (イ) 第1に上記両パツキングe,hがその弾性緊
締力のみによつて各フローテイングシートf,
iに嵌着されてなるために、密封摺動面jに生
じる摩擦抵抗によつてパツキングe,hとフロ
ーテイングシートf,i間に相互的な回転が生
ずるとともに、 (ロ) 第2に各パツキングe,hの前端面と各フロ
ーテイングシートf,iの大径部背面が密接し
てなるために、密封摺動面jに生じる摩擦熱が
フローテイングシートf,iからそのままパツ
キングe,hに伝播してしまい、 これらがパツキングe,hの早期劣化の一要因と
なつていた。
高周速の一般ポンプ機器に使するとと、 (イ) 第1に上記両パツキングe,hがその弾性緊
締力のみによつて各フローテイングシートf,
iに嵌着されてなるために、密封摺動面jに生
じる摩擦抵抗によつてパツキングe,hとフロ
ーテイングシートf,i間に相互的な回転が生
ずるとともに、 (ロ) 第2に各パツキングe,hの前端面と各フロ
ーテイングシートf,iの大径部背面が密接し
てなるために、密封摺動面jに生じる摩擦熱が
フローテイングシートf,iからそのままパツ
キングe,hに伝播してしまい、 これらがパツキングe,hの早期劣化の一要因と
なつていた。
本考案は以上の点に鑑み、断面略L字形を呈し
後端側の小径部外周にパツキングを嵌着されるフ
ローテイングシートを有するメカニカルシールに
おいて前記フローテイングシートとパツキング間
の相対的回転を阻止するとともにフローテイング
シートからパツキングへの摩擦熱の伝播を極力防
止することによつてパツキングの早期劣化を防ぐ
ことを目的とするもので、そのため本考案のメカ
ニカルシールはフローテイングシートとパツキン
の間に両者の相対的回転を阻止する係合手段を設
けるとともに、フローテイングシートの大径部背
面とパツキングの前端面間に断熱用の隙間を設
け、さらに必要に応じて該部に断熱部材を介装す
ることとし、以上の構成によつて、上記従来技術
における問題点を一掃せんとするものである。
後端側の小径部外周にパツキングを嵌着されるフ
ローテイングシートを有するメカニカルシールに
おいて前記フローテイングシートとパツキング間
の相対的回転を阻止するとともにフローテイング
シートからパツキングへの摩擦熱の伝播を極力防
止することによつてパツキングの早期劣化を防ぐ
ことを目的とするもので、そのため本考案のメカ
ニカルシールはフローテイングシートとパツキン
の間に両者の相対的回転を阻止する係合手段を設
けるとともに、フローテイングシートの大径部背
面とパツキングの前端面間に断熱用の隙間を設
け、さらに必要に応じて該部に断熱部材を介装す
ることとし、以上の構成によつて、上記従来技術
における問題点を一掃せんとするものである。
以下、本考案メカニカルシールの実施例を図面
にしたがつて説明すると、第2図および第3図は
第1の実施例を示し、図中1は断面略L字形を呈
し金属もしくはsic等にて製せられたフローテイ
ングシートであつて、後端側(図中右側)の小径
部1a外周に合成ゴム製のパツキング2が嵌着さ
れる。該パツキング2の内周寄りには金属製のケ
ース3が一体加硫されてなり、該ケース3から軸
方向前端側に一体突設された係合用の凸部3a
が、該突設位置に対応して形設された前記フロー
テイングシート1の凹部1cに係合してなる。ま
たフローテイングシート1の大径部1b背面とパ
ツキング2の前端面間には全周にわたつて断熱用
の隙間4が設けられるとともに前記ケース3の凸
部3a外周には断熱用のゴム環5が介装されてい
る。
にしたがつて説明すると、第2図および第3図は
第1の実施例を示し、図中1は断面略L字形を呈
し金属もしくはsic等にて製せられたフローテイ
ングシートであつて、後端側(図中右側)の小径
部1a外周に合成ゴム製のパツキング2が嵌着さ
れる。該パツキング2の内周寄りには金属製のケ
ース3が一体加硫されてなり、該ケース3から軸
方向前端側に一体突設された係合用の凸部3a
が、該突設位置に対応して形設された前記フロー
テイングシート1の凹部1cに係合してなる。ま
たフローテイングシート1の大径部1b背面とパ
ツキング2の前端面間には全周にわたつて断熱用
の隙間4が設けられるとともに前記ケース3の凸
部3a外周には断熱用のゴム環5が介装されてい
る。
上記の構成になる環体はフローテイングシート
1の大径部1b端面を密封摺動面とし、例えば第
1図に示すごとき前後対称型のメカニカルシール
において回転側もしくは固定側またはその双方に
利用されてメカニカルシールを構成するものであ
り、パツキング2に一体加硫されたケース3に一
体突設された凸部3aと、該凸部3aに対応して
フローテイングシート1に形成された凹部1cが
係合してフローテイングシート1とパツキング2
間の相対的回転を阻止するようになる。また、フ
ローテイングシート1の密封摺動に伴つて発生す
る摩擦熱に対しては、該フローテイングシート1
とパツキング2間に隙間4を設けるとともにゴム
環5を介装したためにこれらが断熱効果を奏し、
パツキング2への該熱の伝播を極力阻止して、合
成ゴム製のパツキング2の早期劣化を防止する。
1の大径部1b端面を密封摺動面とし、例えば第
1図に示すごとき前後対称型のメカニカルシール
において回転側もしくは固定側またはその双方に
利用されてメカニカルシールを構成するものであ
り、パツキング2に一体加硫されたケース3に一
体突設された凸部3aと、該凸部3aに対応して
フローテイングシート1に形成された凹部1cが
係合してフローテイングシート1とパツキング2
間の相対的回転を阻止するようになる。また、フ
ローテイングシート1の密封摺動に伴つて発生す
る摩擦熱に対しては、該フローテイングシート1
とパツキング2間に隙間4を設けるとともにゴム
環5を介装したためにこれらが断熱効果を奏し、
パツキング2への該熱の伝播を極力阻止して、合
成ゴム製のパツキング2の早期劣化を防止する。
つぎに第4図および第5図は本考案の第2の実
施例を示し、断面略L字形を呈し金属もしくは
sic等にて製せられたフローテイングシート1′の
後端側(図中左側)の小径部1a′外周に合成ゴム
製のパツキング2′が嵌着されており、該パツキ
ング2′に一体加硫されたケース3′から内周側に
一体突設された係合用凸部3′aが該突設位置に
対応してフローテイングシート1′の後端に形設
された凹部1′cに係合している。また該ケース
3′の前端はパツキング2′の前端面から突出しフ
ローテイングシート1′の大径部1′b背面に当接
しており、これによつてパツキング2′前端面と
フローテイングシート1′の大径部1′b背面は完
全に離間して該部全周にわたつて隙間4′が形成
され、上記第1実施例と同様な効果を奏するもの
である。
施例を示し、断面略L字形を呈し金属もしくは
sic等にて製せられたフローテイングシート1′の
後端側(図中左側)の小径部1a′外周に合成ゴム
製のパツキング2′が嵌着されており、該パツキ
ング2′に一体加硫されたケース3′から内周側に
一体突設された係合用凸部3′aが該突設位置に
対応してフローテイングシート1′の後端に形設
された凹部1′cに係合している。また該ケース
3′の前端はパツキング2′の前端面から突出しフ
ローテイングシート1′の大径部1′b背面に当接
しており、これによつてパツキング2′前端面と
フローテイングシート1′の大径部1′b背面は完
全に離間して該部全周にわたつて隙間4′が形成
され、上記第1実施例と同様な効果を奏するもの
である。
本考案は以上の構成になり、フローテイングシ
ートとパツキング間に両者の相対的回転を阻止す
る係合手段を設け両者の相対的回転を阻止すると
ともに、フローテイングシートの大径部背面とパ
ツキングの前端面間に断熱用の隙間を設け、さら
に必要に応じて該部に断熱部材を介装してフロー
テイングシートに生じる摩擦熱のパツキングへの
伝播を阻止するように構成したため、パツキング
の早期劣化を防止することができる外、種種の形
状構成になるメカニカルシールへの応用範囲も広
く、本考案の実用的効果はきわめて大きい。
ートとパツキング間に両者の相対的回転を阻止す
る係合手段を設け両者の相対的回転を阻止すると
ともに、フローテイングシートの大径部背面とパ
ツキングの前端面間に断熱用の隙間を設け、さら
に必要に応じて該部に断熱部材を介装してフロー
テイングシートに生じる摩擦熱のパツキングへの
伝播を阻止するように構成したため、パツキング
の早期劣化を防止することができる外、種種の形
状構成になるメカニカルシールへの応用範囲も広
く、本考案の実用的効果はきわめて大きい。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
従来のメカニカルシールの半裁正断面図、第2図
は本考案の第1実施例を示すメカニカルシールの
要部半裁正断面図、第3図は第2図における−
線矢視図、第4図は本考案の第2実施例を示す
メカニカルシールの要部半裁正断面図、第5図は
第4図におけるV線矢視図である。 1,1′……フローテイングシート、1a,
1′a……小径部、1b,1′b……大径部、1
c,1′c……凹部、2,2′……パツキング、
3,3′……ケース、3a,3′a……凸部、4,
4′……隙間、5……ゴム環。
従来のメカニカルシールの半裁正断面図、第2図
は本考案の第1実施例を示すメカニカルシールの
要部半裁正断面図、第3図は第2図における−
線矢視図、第4図は本考案の第2実施例を示す
メカニカルシールの要部半裁正断面図、第5図は
第4図におけるV線矢視図である。 1,1′……フローテイングシート、1a,
1′a……小径部、1b,1′b……大径部、1
c,1′c……凹部、2,2′……パツキング、
3,3′……ケース、3a,3′a……凸部、4,
4′……隙間、5……ゴム環。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 断面路L字形を呈し後端側の小径部外周にパ
ツキングを嵌着されるフローテイングシートを
有するメカニカルシールにおいて、前記フロー
テイングシートおよびパツキング間に両者の相
対的回転を阻止する係合手段を設けるととも
に、フローテイングシートの大径部背面とパツ
キングの前端面間に断熱用の隙間を設け、さら
に必要に応じて該部に断熱部材を介装してなる
ことを特徴とするメカニカルシール。 (2) 上記係合手段が、パツキングに一体加流され
たケースに一体突設される係合用の凸部と、該
凸部に対応してフローテイングシートに形設さ
れる凹部とからなることを特徴とする実用新案
登録請求の範囲第1項記載のメカニカルシー
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2553882U JPS58129367U (ja) | 1982-02-26 | 1982-02-26 | メカニカルシ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2553882U JPS58129367U (ja) | 1982-02-26 | 1982-02-26 | メカニカルシ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58129367U JPS58129367U (ja) | 1983-09-01 |
JPS6225573Y2 true JPS6225573Y2 (ja) | 1987-06-30 |
Family
ID=30037505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2553882U Granted JPS58129367U (ja) | 1982-02-26 | 1982-02-26 | メカニカルシ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58129367U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102011013366B4 (de) * | 2011-03-08 | 2014-10-02 | Federal-Mogul Burscheid Gmbh | Gleitringdichtung |
-
1982
- 1982-02-26 JP JP2553882U patent/JPS58129367U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58129367U (ja) | 1983-09-01 |
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