JPS62255452A - イソロイシンの分離精製法 - Google Patents

イソロイシンの分離精製法

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JPS62255452A
JPS62255452A JP61098512A JP9851286A JPS62255452A JP S62255452 A JPS62255452 A JP S62255452A JP 61098512 A JP61098512 A JP 61098512A JP 9851286 A JP9851286 A JP 9851286A JP S62255452 A JPS62255452 A JP S62255452A
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isoleucine
aqueous solution
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acidic amino
resin
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Akio Nishi
西 章夫
Toshio Ito
寿夫 伊藤
Masayoshi Naruse
成瀬 昌芳
Tadashi Miyazawa
宮澤 正
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、イソロイン/の分離精製法に関し、更に詳し
くは、少なくとも酸性アミノ酸、硫酸根。
塩素イオ/及び色素の1または2以上を主体とする不純
物を含有するイソロイシン水溶液を強酸性カチオン交換
樹脂を用いるイオン排除クロマトグラフィーに付して、
そのようなイソロイシン水溶液からそのような不純物を
除去して高純度のイソロイシンを高収率で分離精製する
方法に関するものである。
イソロイシンは通常発酵法により製造されるが、その一
方法としてグルコースを主原料とする発酵法がある。こ
の方法で得られるイソロイシン発酵液は数種の副生アミ
ノ酸を含んでいる。又、その他にも硫酸根、塩素イオン
、色素等の不純物を含んでいる。このような発酵液は、
後述のように、本発明で処理されるべきイソロイシン水
溶液の典型例である。なお、その他の方法により得られ
るイソロイン/についても同様のことが云える。
イソロイシン発酵液中のイソロイシンの分離精製方法と
しては晶析を繰り返して精製する方法(塩酸塩の精製方
法、特開昭59−625”54)、特に構造の類似した
ロイン/、バリンを含む溶液に対しては特定方法にて分
別結晶させて分離する方法(特開昭56−16450、
特開昭5O−123622)、及び、強酸性陽イオン交
換樹脂に吸着させ夾雑物を貫流したのちイソロイシンを
溶出させる方法(特開昭50−126878、特開昭5
6−131550)があるが、−の変動によりイソロイ
シンが樹脂とイオン交換せずに貫流して収率ロスをひき
おこす点、樹脂の再生のために酸、アルカリ等の薬剤を
使用する点、及び操作が複雑である点で問題がある。又
、晶析法の場合、晶析を繰り返すために収率の低下をき
たす点で問題がある。
本発明者は、鋭意研究の結果、酸性アミノ酸、硫酸根、
塩素イオン及び色素の1または2以上を主体とする不純
物が夾雑するイソロイシン発酵液から純度の極めて高い
イノロイシンを分離精製する方法において、その一工程
として、強酸性カチオン交換樹脂を用いるイオン排除ク
ロマトグラフィーで処理することによシ極めて簡単な操
作で、収率よく高純度のイソロイシンを取得しうろこと
全見いだし本発明を完成した。もつとも本発明の適用は
、後述のように、そのようなイソロイシン発酵液の処理
に限定されるものではない。
一般に非電解質ちるいは弱電解質の化合物は強電解質の
化合物からイオン排除クロマトグラフィーによって分離
することができる。これは電荷を有するイオン交換基の
ために強電解質の化合物はドナ/電位によって排除され
るので、イオン交換樹脂の内部へは浸透できないが、非
電解質あるいは弱電解質の化合物は自由に浸透できるか
らである。本発明はこの法則に基づく。
以下、本発明を更に詳しく説明する。
本発明に云う少なくとも酸性アミノ酸、硫酸根、塩素イ
オン、及び色素の1または2以上を主体とする不純物を
含有するイソロイシン水溶液とは、イソロイシン発酵液
、その発酵液よシ取得したイソロイシン除菌発酵液、イ
ソロイシン徂結晶の溶解液、イソロイシン晶析母液など
を挙げることができる。この他にも酸性アミノ酸、硫酸
根、塩素イオン、及び色素の1または2以上を主体とす
る不純物が夾雑したイソロイシンを含む水溶液であれば
、いかなるものでも本発明を適用できる。このような水
溶液のイソロイシン濃度に特に制限はなく、イソロイシ
ンが溶解している状態であれば良い。
不純物を含有するイソロイシン水溶液をイオン排除クロ
マトグラフィーに何するに際し、先ずイソロイシン水溶
液をイソロイシンの等電点(pH=5.94)又はその
近傍の−に調整することによりイソロイシンの大部分を
非荷電の状態とする。酸性アミノ酸、硫酸根及び塩素イ
オンはその−では7ニオンとして存在する。
一方、強酸性カチオン交換樹脂は、そのようなアニオン
の対イオンとなっているカチオンの型にする。例えば、
イソロイシン発酵液の場合1通常酸性アミ/酸、硫酸根
及び塩素イオンはアンモニウム塩の形になっているので
、強酸性カチオン交換樹脂をアンモニウム塩型にして使
用する。
因みに、イオン排除クロマトグラフィーに付すべき水溶
液に含まれるカチオンが複数種の場合、予じめその複数
種のカチオンを含む水溶液でカチオン交換樹脂を処理し
℃おくとよいが、カチオン種が多くなると分離性が低下
する。そこで、分離性を低下させない為にあらかじめカ
チオン交換樹脂におけるイオン交換等の前処理を行ない
夾雑カチオンヲ除いておくとよい。イオン排除クロマト
グラフィーはアニオン交換樹脂を使用しても成り立つが
、本発明の対象たるインロイシ/の場合、イソロイシン
等電点ては、酸性アミノ酸、硫酸根及び塩素イオンはア
ニオンの形で存在するので、即ちアニオン種が多いので
、分離性が低下し、実用的でない。
本発明に用いる強酸性カチオン交換樹脂は、ダイヤイオ
ysK−102,5K−104,5K−106゜5KI
B、5K−1048,5KIBS及びUBK −101
L(三菱化成社製) 、 XFS−43279、XFS
−43280゜XFS−43281,[(CR−W2及
びTG8500A (ダウケミカル社製) 、C−20
,C−250,ES−26及びc−3(デ、、tライト
社製)、S−100,S−109゜5P−112及び5
P−120(レバチット社fi)並びにIR−116,
IR−118,IR−1208,IR−122゜IR−
124,IR−252,IR−200C及びI R−2
0OCT(アンバーライト社製)等の主にスチレン系の
樹脂が利用できる。これらの中でも特に架橋度4−8%
の樹脂の分離性能が最も良い。
使用する強酸性カチオン交換樹脂量は、イソロイシンは
度が3チ程度で、不純物濃度が2−程度の水溶液の場合
、その水溶液量の4−5倍程度で充分である。水溶液の
イソロイシン及び不純物全体の濃度が小さくなれば、樹
脂量は更に少なくて良い。適当な樹脂量は、当業者であ
れば事前実験だより容易に定め得る。
操作温度ンCは特に制限はなく、強酸性カチオン交換樹
脂の耐熱温度内であればよい。温度を上げれば夾雑物と
イソロイシンとの分離度は増す。
被処理液に含まれるカチオンに応じた型にした強rI1
.tI:カチオン交換樹脂をカラムに充填し、カラム上
部に上述の目安で被処理液を注入する。例えば、イソロ
イシン発酵液の場合、アンモニウム型の強酸性カチオン
交換樹脂をカラムに充填し、その上部に−1をイソロイ
シンの等電点又はその近傍に調整したイソロイシン発酵
液を適当シ注入する。
次いで水を通液すると、まず前記の夾雑不純物が溶r准
した後にイソロイシンが溶離してくる。
因みに本発明のイオン排除クロマトグラフィーに付すべ
きイソロイシン発酵液に菌体及び/又は色素が含まれて
いても、これらは酸性アミノ酸。
硫酸根及び塩素イオンのアンモニウム塩と挙動を共にす
るので通常は間遠とならないが、必要に応じて樹脂層の
閉塞を防止するために事前にイソロイシン発酵液よす留
棒を除去しておく。
水の通液速度(SV)については特に制限はなく。
通常の0.5−4程度であればよい。溶離液の−、屈折
率などの時間的変化を追跡して目的物の両分を得る。目
的物画分から目的物を単離するには常法でよい。
実施例 I L−イソロイシン発酵液を除菌して得たL−イソロイシ
ン29 fi/を及びグルタミン酸アンモニウム塩2g
μ、硫酸アンモニウム109μ及び塩化アンモニウム9
 g/l ’l:含むL−イソロイシン水溶液40m1
をXFS −43279(架橋度4%)のNH4型20
0ゴ充填したカラム(φ3.2傭×H251)の上部に
注入した。−=5.96.60℃。
s v = 1. oの条件下で水を通液して溶離をお
こなった。
先にグルタミン酸アンモニウム塩、硫酸アンモニウム及
び塩化アンモニウムが溶出され、続いてL−イソロイシ
ンが溶出された。溶出液量80〜350m1の分画部を
採取し、そのうち8O−160atを副分画部、170
−350afを主分画部とした。主分画部はL−イソロ
イシンが大部分であり、グルタミン酸アンモニウム塩、
硫酸アンモニウム及び塩化アンモニウムの除去率はそれ
ぞれtoo、。
チ、98.3%、97.2チであり、L−イソロイシン
の一回収率は99.9チであった。尚、最初のイソロイ
シン水溶液の着色度は1.79(分光光度計400nm
)であったが、主分画部のそれは平均で0.113であ
り、色の除去率G175.6%であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくとも酸性アミノ酸、硫酸根、塩素イオン及び色素
    の1または2以上を主体とする不純物を含有するイソロ
    イシン水溶液を強酸性カチオン交換樹脂を用いるイオン
    排除クロマトグラフィーに付して精製することを特徴と
    するイソロイシンの分離精製法。
JP61098512A 1986-04-28 1986-04-28 イソロイシンの分離精製法 Expired - Lifetime JPH0617343B2 (ja)

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FR878706029A FR2603581B1 (fr) 1986-04-28 1987-04-28 Procede pour isoler et purifier des aminoacides par chromatographie
US07/355,821 US4956471A (en) 1986-04-28 1989-05-16 Process for isolating and purifying amino acids

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