JPS62255279A - 動力舵取装置 - Google Patents

動力舵取装置

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Publication number
JPS62255279A
JPS62255279A JP10054486A JP10054486A JPS62255279A JP S62255279 A JPS62255279 A JP S62255279A JP 10054486 A JP10054486 A JP 10054486A JP 10054486 A JP10054486 A JP 10054486A JP S62255279 A JPS62255279 A JP S62255279A
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JP
Japan
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steering
force
value
self
steering force
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Application number
JP10054486A
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English (en)
Inventor
Moritsune Nakada
中田 守恒
Setsuyoshi Yanai
矢内 節佳
Masafumi Nakayama
雅文 中山
Masato Fukino
真人 吹野
Yutaka Aoyama
豊 青山
Satoshi Kiku
規矩 智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自動車等の車両の動力舵取装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の動力舵取装置としては、例えば特開昭58−17
0667号公報に記載されているようなものがある。
このものは、パワー装置による助力効果を車両の走行速
度などに応じて制御し、所望、の操舵力を得るパワース
テアリング装置において、前記パワー装置の助力効果の
大きさを制御する制御部と、車両が保舵状態にあるか否
かを検出する検出部とを設け、前記制御部を、車両が保
舵状態にあるときには所望の操舵力を得る助力効果と異
なる大きさの助力効果を発生させる制御をするよう構成
したことを特徴としており、操舵時の助力効果に対する
保舵時の助力効果の差を調整して、操舵力と保舵力間の
大きさの比を車両の種類に拘わらず好適な比率に設定す
るようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の動力舵取装置にあって
は、操舵系を構成する各部材の固有の慣性力や部材相互
間に存在する摩擦力等によって保舵力が決定される構成
となっていたため、操舵状態から保舵状態に至るまでの
補助力を運転者にとって好ましい適度な値に制御するこ
とができないという不十分な点があった。
この発明は、このような先行技術の不十分な点に着目し
てなされたものであり、保舵時を予測して操舵状態から
保舵状態に至るまでの間は、運転者に好適な補助力が得
られるように補助力発生手段を駆動制御することにより
、上記不十分な点を解決することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため、この発明は、第1図の基本
構成図に示すように、操舵系に連結された操舵補助力を
発生する操舵補助力発生手段と、前記操舵系の操舵角を
検出してその操舵力検出信号を出力する操舵力検出手段
と、前記操舵系の操舵角度を検出してその操舵角検出信
号を出力する操舵角検出手段と、前記操舵力検出信号及
び前記操舵角検出信号が供給され操舵中の操舵力と操舵
角速度変化及び操舵力変化の関係とに基づいてその後の
保舵状態を事前に予測する保舵状態予測手段と、この保
舵状態予測手段の予測結果に基づき制御信号を出力して
予測された保舵状態の保舵力を目標値として前記操舵補
助力発生手段を駆動制御する制御手段と、を備えて動力
舵取装置を構成したことを特徴としている。
〔作用〕
而して、この発明では、操舵力検出手段で操舵系に付与
された操舵力を検出すると共に、操舵角検出手段で操舵
系に生じた操舵角度を検出し、保舵状態予測手段で操舵
中の操舵力と操舵角速度変化及び操舵力変化の関係とに
基づいてその後の保舵状態を予測し、その結果、保舵状
態に入ると予測されたときには制御手段から制御信号を
出力して予測された保舵力を目標値として操舵補助力発
生手段を駆動制御することにより、運転者にとって好ま
しい重さで操舵から保舵へと移ることができるようにす
る。
〔実施例〕
以下、この発明を図示実施例に基づいて説明する。
第2図乃至第4図は、この発明の一実施例を示す図であ
る。
まず、構成を説明すると、第2図に示す1がステアリン
グシャフトであり、このステアリングシャフト1は、自
在継手2を介して連結されたアッパシャフト1aとロア
シャフト1bとから構成している。アッパシャフト1a
の上端にはステアリングホイール3が固定されていると
共に、ロアシャフト1bの下端には、自在継手4を介し
てピニオンシャフト5が連結されていて、このピニオン
シャフト5の下端に設けたビニオン5aが、図示しない
ステアリングギヤボックスの内部でラック軸6のラック
6aと噛合している。さらに、ラック軸6の両端にはタ
イロッド7 (左半分のみを示す。)がそれぞれ揺動可
能に連結されていて、各タイロッド7の外端には、操舵
輪である前輪8を回転自在に支持するナックル9が揺動
可能に連結されている。
上記ステアリングホイール3、ステアリングシャフト1
、自在継手2.4、とニオンシャフト5、ラック軸6、
タイロッド7及びナックル9によって操舵系を構成して
いる。
また、上記ピニオンシャフト5は減速ギヤ機構10を介
して、操舵系に操舵補助力を付与する操舵補助力発生手
段の一具体例を示す電動機11の回転輪11aに連結し
ている。この減速ギヤ機構10は、ケーシング10a内
で互いに噛合する駆動ギヤ10bと従動ギヤ10cとか
らなり、従動ギヤ10cがピニオンシャフト5に固定さ
れていると共に、駆動ギヤ10bが回転軸11aに固定
されている。電動機11は、例えば直流サーボ電動機で
構成され、その回転力が減速ギヤ機構10を介して操舵
系に伝達され、これにより、操舵時には操舵補助力が、
また保舵時には保舵補助力が操舵系に付与される。
また、前記ステアリングシャフト1には、ステアリング
ホイール3からステアリングシャフト1に入力される操
舵力を検出する操舵力検出手段としての操舵力センサ1
2を設けている。この操舵力センサ12は、例えばステ
アリングシャフト1に固着したストレーンゲージで構成
され、運転者がステアリングホイール3を転舵操作する
ことによりステアリングシャフト1に生じる涙れを検出
し、その捩れの大きさに応じたアナログ電圧からなる操
舵力検出信号DTを出力する。
13は、操舵角度を検出する操舵角検出手段としての操
舵角センサであり、例えばステアリングシャフト1に装
着されたスリット付円板とそのスリットに対向する2組
の検出子を有するフォトカプラとからなる回転検出器で
構成され、ステアリングシャフト1の回転方向及び回転
数に応じたパルス信号でなる操舵角検出信号Dθを出力
する。
上記操舵力検出信号DT及び操舵角検出信号Dθは、図
示しないがインタフェース回路、演算処理装置(CPU
) 、RAM、ROM等の記憶装置等を有するマイクロ
コンピュータを少なくとも具えた制御装置15に供給さ
れ、これらに基づき演算処理装置が制御処理を実行して
、その制御信号CSを出力する。制御装置15の制御信
号CSは駆動回路16に供給され、ここで制御信号CS
を対応する駆動電流値に変換し、その駆動電流が電動機
11へと出力される。
上記マイクロコンピュータの演算処理装置は、記憶装置
に予め記憶された、例えば第3図に示すタイマ割込処理
プログラムに従って演算処理を実行する。
まず、ステップ■では操舵力センサ12の操舵力検出信
号DTを読み込み、これを操舵力検出値T、とじて記憶
装置の所定記憶領域に一時記憶する。
次に、ステップ■に移行して、操舵角センサ13の操舵
角検出信号Dθを読み込み、その操舵方向と操舵角度と
を判別してこれらを操舵方向検出値り及び操舵角検出値
θとして記憶装置の所定記憶領域にそれぞれ一時記憶す
る。
次いで、ステップ■に移行して、前記ステップ■で記憶
した操舵力検出値TNを読み出し、今回の操舵力検出値
T、と前回までの操舵力検出値T8の最高値である操舵
力ピーク値TPと比較して、今回の操舵力検出値TNが
前回までの操舵力ピーク値T、より大きい時には今回の
操舵力検出値Tおで操舵力ピーク値TPを書替える一方
、今回の操舵力検出値TMが前回までの操舵力ピーク値
T、より小さい時にはその操舵力ピーク値T、を更新し
て記憶装置の所定記憶領域に一時記憶する。
続いて、ステップ■に移行して、前記ステップ■で記憶
した操舵角検出値θを読み出し、これを微分して操舵角
速度を算出し、これを操舵角速度算出値υとして記憶装
置の所定記憶領域に一時記憶する。
次に、ステップ■に移行して、ステップ■で記憶した操
舵角速度算出値θを読み出し、その絶対値を算出してこ
れを操舵角速度絶対値1θ1として記憶装置の所定記憶
領域に一時記憶する。
次に、ステップ■に移行して、記憶装置に予め記憶され
た操舵角速度基準値αとステップ■で記憶された操舵角
速度絶対値+4+とを読み出し、操舵角速度絶対値1汐
1が操舵角速度基準値α未満であるか否かを判定する。
この場合の判定は、操舵方向の如何に拘わらず操舵が終
わりに近づいたか否かを見るものであり、1θ1≧αで
あるときには操舵は未だ終了に近づいていないものと判
定して、ステップ■に移行する。
このステップ■では、前記ステップ■で記憶した操舵力
ピーク値T、をクリアする。
次のステップ■では、予め記憶装置に記憶された第1の
係数値に1とステップ■で記憶した操舵力検出値T、と
を読み出し、両者を乗算して、通常の操舵補助力を付与
するための電動機11の駆動電流値iNを算出する。
次いで、ステップ■に移行して、ステップ■で算出され
た駆動電流値iNに相当する制御信号C3を出力する。
そして、これでタイマ割込処理を終了してメインプログ
ラムに復帰する。
一方、前記ステップ■の判定結果が1汐1〈αであると
きには、操舵は終わりに近づいているものと判定して、
ステップ[相]に移行する。
このステップ0では、前記ステップ■で記憶した操舵角
速度υを読み出し、これを微分して操舵角加速度を算出
し、これを操舵角加速度算出値iとして記憶装置の所定
記憶領域に一時記憶する。
次に、ステップ■に移行して、ステップ[相]で記憶し
た操舵角加速度算出値々を読み出し、この操舵角加速度
算出値iが負の値であるか否かを判定する。この場合の
判定は、前回のタイマ割込みから今回のタイマ割込みに
かけて操舵角速度θが減少しているか否かを見るもので
あり、その判定結果がi≧0であるときには、未だ操舵
角加度汐は減少傾向にはないものと判定して、前記ステ
ップ■に移行する。
また、ステップ■の判定結果がi〈0であるときには、
操舵角速度θは減少傾向を示しているものと判定して、
ステップ@に移行する。
このステップ0では、今回の操舵力検出値TNneWと
前回の操舵力検出値”l’Mo1dとを読み出し、今回
の操舵力検出値TNnewから前回の操舵力検出値TN
oldを減算して現在の操舵力変化量ΔT8を算出し、
これを操舵力変化量ΔTNとして記憶装置の所定記憶領
域に一時記憶する。
次いで、ステップ0に移行して、ステップ@で記憶した
今回の操舵力変化量ΔT8を読み出し、この現在の操舵
力変化量ΔTNが負の値であるか否かを判定する。この
場合の判定は、操舵力の変化から保舵状態に移るものと
予測されるか否かを見るものであり、その判定結果がΔ
T)≧0であるときには、保舵の一歩手前の状態にある
ものと判定して、ステップ■に移行する。
このステップ■では、操舵力ピーク値T、を検出したか
否かを判定する。この場合の判定は、記憶装置に記憶さ
れた操舵力ピーク値Tpo)変化を見ることによって行
われ、操舵力ピーク値TPが新たな操舵力検出値TNに
よっては書替えられな(なったところで操舵力ピーク値
TPが検出されたものと判定する。この判定の結果、操
舵力ピーク値T、が検出されていないときには、朱だ保
舵状態には変化しないものと判定して、ステップ■に移
行する。
これに対して、前記ステップ0の判定結果がΔTN≧0
であるときには、保舵状態に移りつつあるものと判定し
て、ステップ■に移行する。
このステップ■では、ステップ@で記憶した前回の操舵
力変化量ΔTN−,を読み出し、この前回の操舵力変化
量ΔTN−□が正の値であるか否かを判定する。この場
合の判定は、保舵状態に入ったか否かを確認するための
ものであり、その判定結果がΔTH−I≦0であるとき
には、ステアリングホイール3に付与されている操舵力
がまだ減り続けていて保舵に入ったとは言えない状態で
あると判定して、保舵状態に移るまで前記ステップ■に
移行する。
一方、ステップ■の判定結果がΔTN−1> Oである
ときには、まもな(保舵状態に移るのは間違いないもの
と判定して、ステップ0に移行する。
このステップ[相]では、予め記憶装置に記憶された補
正値Cと前記ステップ■で記憶した操舵力ピーク値T、
とを読み出し、両値を乗算して保舵力目標値TMを算出
する。そして、ステップ■に移行する。
また、ステップ[相]の判定結果が操舵力ピーク値Tp
を検出しているものであるときには、ステップOに移行
する。
このステップOでは、予め記憶装置に記憶された第2の
係数値に2とステップ■で記憶した操舵力検出値TNと
ステップ[相]で記憶した保舵力目標値T、とステップ
■で記憶した前回の駆動電流値iN−+ とをそれぞれ
読み出し、操舵力検出値T8から保舵力目標値T、を減
算して得られた差値(TN −Tu )に第2の係数値
kxを乗算し、この乗算値(kg  ・ (TN −T
M ) )に前回の駆動電流値iN−+を加算して、保
舵状態に移るまでの電動機11に出力される駆動電流値
iN (=kt  ・(TN  TM ) + i N
−1)を算出する。そして、ステップ■に移行する。
上記ステップ■、[相]〜0及び@の処理で保舵状態予
測手段を構成し、また、ステップ■、o、0及びOの処
理と駆動回路16とで制御手段を構成している。
次に、上記実施例の動作を、演算処理装置での処理手順
を示す第3図に従って説明する。
この第3図に示す処理は、例えば予め設定された所定の
メインプログラムに対して所定時間(例えば50m5e
c)の間隔毎にタイマ割込処理として実行される。
今、車両が走行状態にあるものとすると、まず、ステッ
プ■では、操舵力センサ12の操舵力検出信号DTに基
づいて操舵力検出値T、を読み込み、次のステップ■で
は、操舵角センサ13の操舵角検出信号Dθに基づいて
操舵角検出値θ及び操舵方向検出値りを読み込む。続く
ステップ■では、操舵力検出値T、4に基づいて操舵力
ピーク値TPを書替え又は更新し、次のステップ■では
、操舵角検出値θを微分して操舵角速度6を算出し、続
くステップ■では、操舵角速度汐の絶対値1汐1を算出
する。そして、次のステップ■では、操舵角速度絶対値
1/31を予め設定された所定値αと比較して操舵角速
度絶対値1θ1が所定値αより小さいか否かを見ること
により、操舵状態が終わりに近いか否かを判定する。
このとき、第4図に示すように、時点t1において運転
者が右操舵(又は左操舵)を開始すると、操舵開始と同
時に操舵力TNは大きくなり始めるが、操舵角θには操
舵系構成部材の慣性力や構成部材操舵間の摩擦力等によ
って遅れが生じ、その後の時点t2から操舵角θも大き
くなり始め、これと同時に操舵角速度汐も検出されるよ
うになる。
上記操舵操作によって操舵角速度汐の絶対値1θ1が操
舵角速度の基準値α以上に上昇すると、ステップ■で+
i+≧αと判定されるため、次にステップ■に移行して
、ステップ■で更新又は書替えられた操舵力ピーク値T
Pをクリアし、次のステップ■では、ステップ■で読み
込まれた操舵力検出値T、に第1の係数値に、を乗算す
ることにより、操舵時における通常の操舵補助力を発生
するための駆動電流値10・が算出される。そのため、
次のステップ■では、ステップ■で算出された駆動電流
値iHに基づいて制御信号C8が出力される。
その結果、駆動回路16を介して電動機11に駆動電流
値iHが供給され、これにより当該電動機11が、操舵
力に対応した操舵角速度で操舵方向に対応した方向へと
回転駆動され、このようにして操舵力に応じた操舵補助
力が操舵系に付与される。
その後、時点t3において、操舵角θの変化率が減少し
て操舵角速度汐の絶対値1汐1が基準値α未満に低下す
ると、ステップ■で1υ1くαと判定されるため、次に
ステップ[相]に移行して、ステップ■で算出された操
舵角速度汐を微分して操舵角加速度すを算出し、次のス
テップ0では1、操舵角加速度σが負であるか否かを判
定する。
このとき、操舵角速度汐がO(すなわち操舵角加速度1
−0)となる時点t4に至るまでの間は、ステップ■で
σ≧0と判定される。従って、この場合には、前述した
ステップ■〜ステップ■に移行する通常の操舵補助力制
御が行われる。
しかる後、時点t4に達して操舵力検出値Tにの゛ピー
ク値が検出されると、それがステップ■において操舵力
ピーク値Tpとして記憶装置の所定記憶領域に一時記憶
される。この時点t4における操舵角θは、上記操舵系
の摩擦力等の存在によってピーク値(すなわち保舵状態
)には到達していない。
かかる時点t4を過ぎると、操舵角速度θの減少に伴い
操舵角加速度σも減少して負の値となるため、ステップ
■でσ≧0と判定されるようになる。
そのため、ステップ0に移行して、今回のタイマ割込処
理で検出された操舵力検出値T’Nnewから前回のタ
イマ割込処理で検出された操舵力検出値TNoldを減
算して操舵力変化量ΔT、を算出し、次のステップ0で
は、上記操舵力変化量ΔTHが負の値であるか否かを判
定する。
この場合、時点t4を経過すると操舵力検出値T、は減
少傾向に変化するため、このステップ0ではΔTNく0
と判定されることになる。そのため、次にステップ[相
]に移行して、前回のタイマ割込処理における操舵力変
化量ΔT)、、は正であるが否かを判定する。
このとき、時点t4から時点t5に至る間の操舵力変化
量ΔTNが増加傾向にある場合(すなわち操舵力の減少
率が増加している状態)には、ステップ■でΔTN−1
≦Oと判定されるため、ステップ@に移行して、操舵力
ピーク値T、を検出したか否かを判定するが、操舵力ピ
ーク値T、は時点t4で既に検出されているため、この
ステップ■では操舵力ピーク値TPは検出されていると
判定される。
従って、次にステップOに移行して、式iN=に2 ・
 (TN  TH)+ i□1に基づいて駆動電流値i
Hを算出するが、この時点では保舵力目標値THが算出
されていないため、駆動電流値12(t4)は、式iH
=に2 ・T、+i、−,に基づいて算出されることに
なる。そのため、次のステップ■では、上式1N(t4
) =kz  ・T、+i、−。
から算出された保舵状態になるまでの駆動電流値is 
 (t4)が制御信号C8として出力される。
その後、時点t5を越えることにより、操舵力変化量Δ
T、が減少傾向に変化する(すなわち操舵力の減少率が
減少している状態)と、ステップ■でΔTN−1> O
と判定されるため、これにより間もなく保舵状態に移る
ものと予測してステップ[相]に移行し、操舵力ピーク
値T、に補正値Cを乗算して保舵力目標値T8を算出す
る。そして、ステップ[相]の判定を経てステップ■に
移行するようになる。
従って、このように保舵状態を事前に予測した場合には
、保舵力目標値T、を補正量として含む式iN=に2 
・ (TN  To ) + is−+に基づいて駆動
電流値is  (t5)が算出され、この駆動電流値i
s  (t5)が制御信号CSとして出力される。
その結果、電動機11が駆動電流値1N(t5)により
駆動されて、当該駆動電流値i。(t5)に対応した操
舵補助力が操舵系に付与される。この場合、駆動電流値
1N(t5)は、保舵力目標値TMが正の値であるため
前記駆動電流値ts  (t4)よりも小さな値となる
その後、時点t6を過ぎて保舵状態に移ると、上記ステ
ップ■、[相]、■、■、■及び■の処理を繰り返すこ
とになり、このように保舵状態では、求められた保舵補
助力が操舵時における通常の操舵補助力制御と同様にし
て付与される。
而して、この実施例では、操舵角速度汐と操舵力TNと
に基づいて事前に保舵状態を予測し、間もなく保舵状態
に移るものと予測されたときには電動機11に供給され
る駆動電流値を補正することにより、操舵状態から保舵
状態へと移る際に、運転者がステアリングホイール3に
付与すべき力が滑らかに変化するようにして、軽快で安
定した操舵フィーリングが得られると共に、保舵力を好
ましい重さに設定することができる。
第5図及び第6図には、この発明の他の実施例を示す。
この実施例は、第5図に示すように、前記実施例におけ
る構成に車速センサ20を追加して設け、この車速セン
サ20で検出された車速に対応する車速検出信号DVを
制御装置15に供給し、車速による影響を加味して電動
機11を駆動制御するようにしたものである。そのため
、この実施例では、第6図に示すように、前記第3図に
示したフローチャートのステップ[相]をステップ[相
]Aに代えて設けている。
すなわち、ステップ@Aは、車速検出値Vに予め記憶装
置に記憶された所定値CAを乗算して補正値Cを求め、
この補正値CAと操舵力ピーク値T、とを乗算して保舵
力目標値T□を算出している。他の構成は前記実施例と
同様であり、この場合には車速による影響が操舵補助力
に加えられるため、保舵状態に至るまでの操舵補助力制
御をより精度良く行うことができ、より軽快で安全な走
行を実現することができる。
なお、上記実施例では、操舵補助力発生手段として電動
機を用いたが、これに限定されるものではなく、例えば
ラック軸に関連して設けた流体圧シリンダと、この流体
圧シリンダの作動を制御するための流体圧制御弁とで構
成し、制御装置から出力される制御信号に基づき流体圧
制御弁を切換え制御して流体圧シリンダを駆動し、この
流体圧シリンダに連動するラック軸の作動を介して操舵
系に操舵補助力を付与するように構成してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、この発明によれば、操舵補助
力を発生する操舵補助力発生手段と、操舵力検出手段と
、操舵角検出手段と、操舵角と操舵力とに基づいて保舵
状態を事前に予測する保舵状態予測手段と、制御信号を
出力して操舵補助力発生手段を駆動制御する制御手段と
、を備えて動力舵取装置を構成するようにしたため、操
舵状態から保舵状態に至るまでの操舵補助力を、保舵状
態における保舵補助力へと滑らかに変化させることがで
き、操舵力及び保舵力を運転者にとって好ましい重さに
設定できて、軽快で安全な走行を実現することができる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の基本構成を示すブロック図、第2図
はこの発明の一実施例を示す概略構成図、第3図はこの
発明に係わる制御装置の演算処理装置の処理手順の一例
を示すフローチャート、第4図はその動作の説明に供す
るタイムチャート、第5図はこの発明の他の実施例を示
す概略構成図、第6図はその演算処理装置の処理手順の
一例を示すフローチャートである。 1・・・・・・ステアリングホイール、3・・・・・・
ステアリングホイール、5・・・・・・ピニオンシャフ
ト、10・・・・・・減速ギヤ機構、11・・・・・・
電動機(操舵補助力発注手段)、12・・・・・・操舵
力センサ(操舵力検出手段)、13・・・・・・操舵角
センサ(操舵角検出手段)、15・・・・・・制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)操舵系に連結された操舵補助力を発生する操舵補
    助力発生手段と、前記操舵系の操舵力を検出してその操
    舵力検出信号を出力する操舵力検出手段と、前記操舵系
    の操舵角度を検出してその操舵角検出信号を出力する操
    舵角検出手段と、前記操舵力検出信号及び前記操舵角検
    出信号が供給され操舵中の操舵力と操舵角速度変化及び
    操舵力変化の関係とに基づいてその後の保舵状態を事前
    に予測する保舵状態予測手段と、この保舵状態予測手段
    の予測結果に基づき制御信号を出力して予測された保舵
    状態の保舵力を目標値として前記操舵補助力発生手段を
    駆動制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする動
    力舵取装置。
  2. (2)前記保舵状態予測手段は、操舵力のピーク値を検
    出し、操舵角速度がある一定値以下になり且つ引続き操
    舵角速度が減少しているときに保舵状態に入ることを予
    測する特許請求の範囲第(1)項記載の動力舵取装置。
JP10054486A 1986-04-30 1986-04-30 動力舵取装置 Pending JPS62255279A (ja)

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JP10054486A JPS62255279A (ja) 1986-04-30 1986-04-30 動力舵取装置

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JP10054486A JPS62255279A (ja) 1986-04-30 1986-04-30 動力舵取装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107472354A (zh) * 2017-06-21 2017-12-15 宝沃汽车(中国)有限公司 车辆的转向助力控制方法、系统及车辆

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CN107472354A (zh) * 2017-06-21 2017-12-15 宝沃汽车(中国)有限公司 车辆的转向助力控制方法、系统及车辆

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