JPS62255001A - ロ−ルの切削加工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、ロールの切削加工方法に係り、特に、同一カ
リバ形状を有する複数個のロールを同時に切削加工する
ロール旋盤に適用して好適な、ロール軸が同一平面内で
互いに等角度となるように配置された複数個の被切削ロ
ールと、該ロールと同数のカッタを等角度に保持するカ
ッタホルダと。 前記ロールの回転駆動装置と、前記カッタホルダの回転
及び前後進駆動装置と、を用い、各ロールで囲まれた空
間の中心軸と前記カッタホルダ中心軸とを合致させ、各
ロールを回転させながら前記カッタにてロールを任意の
カリバ形状を有するよう切削するロールの切削加工方法
の改良に関づ“る。

【従来の技術１ 一般に、継目無しｔＪ４管等を製造する際には、例えば
３個のロールを組込んだ複数台のスタンドを右Ｊる３０
一ル型連続圧延機が用いられる。従来、このような３０
一ル型連続圧延機において、例えば第９図に示ずような
各点における曲率が異なるｃｂａａ−ｂ−ｃ−の如きプ
ロファイルを有するロール１０を切削加工する場合、例
えば特公昭５８−２７０４１のロールの面切削加工方法
では、以下の如く提案されている。 即ち、ますロール１０を高速で回転させ、該ロール１０
に当てたカッタ（図示省略）を口中の０点よりロール中
心方向に移動するよう該カッタが取付けられているカッ
タホルダ（図示省略）を各ロール１０で囲まれる空間の
中心軸（図中の符号５２）の廻りに低速で回転させると
同時に、該カッタホルダを各ロール１０のロール軸１２
が含まれる平面から離間する２軸方向に所定距離Δ２だ
け移動させながら切削し、ａ点に到達すると同時に前記
カッタホルダの２軸方向移動を停止させる。 そして、前記カッタホルダを低速で回転させて、図中ａ
ａ”部分の切削を行い、前記カッタがａ′点に到達する
と同時に前記カッタホルダを低速回転させて前記ロール
軸１２が含まれる平面に近接する方向に所定距離ΔＺだ
け移動させながら、ａ′ｂ　−ｃ−を切削することによ
り、連続する異面率のロール面を同時に加工することが
できる。 【発明が解決しようとする問題点】 しかしながら、ロールを任意のカリバ形状を有するよう
切削する従来のロールの切削加工方法にあっては、加工
前のロール端部Ｃにカッタを接触させ、該カッタをロー
ルの端部Ｃからｃｂａａ＝ｂ′Ｇ−の経路を経て、他の
端部Ｃ′まで移動するようカッタホルダを回転駆動させ
てロールを切削するため、切削作業最終時のロール端部
Ｃ−の位置で切削中にロール端部Ｃ−が欠けるというい
わゆるロール欠けが発生するという問題点がある。

【発明の目的】

本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであ
って、切削時のロール欠けの発生を防止して安定的にロ
ールを切削することのできるロールの切削加工方法を提
供することを目的とする。 ｃ問題点を解決するための手段】 本発明は、ロール軸が同一平面内で互いに等角度となる
ように配置された複数個の被切削ロールと、該ロールと
同数のカッタを等角度に保持するカッタホルダと、前記
ロールの回転駆動装置と、前記カッタホルダの回転及び
前後進駆動装置と、を用い、各ロールで囲まれた空間の
中心軸と前記カッタホルダ中心軸とを合致させ、各ロー
ルを回転させながら前記カッタにてロールを任意のカリ
バ形状を有するよう切削するロールの切削加工方法にお
いて、第１図にその要旨を示す如く、加工前の前記ロー
ルの一方の端部から前記カリバ底方向に前記カッタを移
動するようカッタホルダを回転駆動させながらロールを
切削する第１のロール切削工程と、前記ロールの他方の
端部から前記力リバ底方向に前記カッタを移動するよう
カッタホルダを、前記第１のロール切削工程におけるカ
ッタホルダ回転駆動方向と反対方向に回転駆動させなが
らロールを切削する第２のロール切削工程と、を含むこ
とにより、前記目的を達成したものである。 又、本発明の実Ｍ態様は、前記第２のロール切削工程を
、前記第１のロール切削工程終了後に、該切削工程にお
けるカッタホルダ回転駆動方向とは反対方向にカッタホ
ルダを回転駆動させて、第１のロール切削工程にて切削
されたロール端部にカッタを復帰させ、且つ該カッタに
より切削されたロールに隣接するロールのロール端部か
らカリバ底方向に前記カッタを移動するようにしたもの
である。 又、本発明の他の実施態様は、前記第２のロール切削工
程を、前記第１のロール切削工程終了後に、カッタホル
ダの回転駆動を停止させてカッタホルダを前記各ロール
の中心軸を含む平面から離間する方向に後退させ、次に
、第１のロール切削工程にて切削されたロール端部と反
対側のロール端部に第１のロール切削工程におけるカッ
タを位置させるよう、第１のロール切削工程におけるカ
ッタホルダ回転駆動方向と同方向にカッタホルダを回転
駆動させ、且つ、カッタホルダを前記各ロールの中心軸
を含む平面に接近する方向に前進させ、次に、カッタホ
ルダを第１のロール切削工程におけるカッタホルダ回転
駆動方向とは反対方向に回転駆動させて、前記カッタを
前記反対側のロール端部からカリバ底方向に移動するよ
うにしたものである。　・

【作用１ 本発明においては、複数個の被切削ロールを切削加工す
る際に、ロールの一方の端部からカリバ底方向にカッタ
を所定量移動してロールを切削し、次に、ロールの他方
の端部からカリバー底方向にカッタを所定量移動してロ
ールを切削することにより、ロール端部を切削する際に
、このロール端部切削が該切削工程中の最終工程となる
のを解消することができる。これにより、ロール切削中
のロール欠けの発生を防止することができ、安定的にロ
ールを切削加工することができる。 【実施例】 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。 本発明に係るロール切削加工方法を実施するロール旋？
ｉｆＡは、第２図にその全体構成が示されるように、ロ
ールスタンド１６を固定するためのロック装置２２と、
該ロック装置２２を固定するためのロックプレート２４
と、このロール旋ＩＡの剛性を保つためのハウジング２
６と、前記ロールスタンド１６内のロール１０を切削す
るためのカッタ２８が固定されるカッタホルダ３０と、
該カッタホルダ３０が切削中に位置ずれを生じることを
防止するための芯押台３２と、前記カッタホルダ３０を
支持して前記カッタ２８の位置を変化させるためのツー
ルヘッド３４と、該ツールヘッド３４に設置され、前記
カッタホルダー３０を回転駆動するためツール回転用サ
ーボモータ３６と、該ツール回転用サーボモータ３６の
回転角を検出するためのバルスコーダ３８と、前記ツー
ルヘッド３４を前後進させるためのツール送り用サーボ
モータ４０と、該ツール送り用サーボモータ４０の回転
角度検出するためのバルスコーダ４２と、前記ツール回
転用サーボモータ３６の回転力により前記ツールヘッド
３４をスライドベッド４４上でｆＴＪ後進させるための
ボールネジ４６と、を備えている。 前記ロール旋ＩＡに組込まれ、被切削ロール１０が切削
されるロールスタンド１６は、第３図に示されるように
、穴型形状をした３個の被切削ロール１０と、このロー
ル１ｏのロール軸１２を同一平面内で互いに１２０°の
角度をなすように組込むための軸受押えケース１４と、
該軸受押えケース１４を組込んで固定するためのフレー
ム１５と、前記各ロール１０の各々に接続され、その軸
中心が前記ロール軸１２に一致するようにされたスピン
ドル１８と、該スピンドル１８に駆動力を伝達して前記
ロール１０を回転駆動するためのカップリング２０と、
を備えている。 前記スピンドル１８は、カップリング２０を介してスピ
ンドルモータ（図示省略）から動力が伝達され回転駆動
するようにされている。通常の場合、スピンドルモータ
は１台設置されており、傘歯車門構（図示省略）によっ
て動力が分配され、３個の各ロール１０を等しい回転速
度で同時に駆動する機構とされている。その際、スピン
ドルモータは、後述する数値制御装置（Ｎ　ｕａ＋ｅｒ
ｉｃａｌ　　Ｃ０ｎｔｒＯＩ装置、以下、ＮＣＩａとい
う＞５０によって目標の回転速度に制御される。 第３図に示される前記各ロール１０で囲まれた空間の中
心軸（符号５２）に、カッタホルダ３０の中心軸が一致
するようにされているカッタホルダ３０には、第４図に
示されるように、同一平面内で互いに等角度となるよう
に、被切削ロール１０の個数と等しい数（実施例の場合
３個）だけのカッタ２８が取付けられている。 カッタホルダ３０が固定されるツールヘッド３４には、
第５図に示されるように、前記ツール回転用サーボモー
タ３６で該カッタホルダ３０を回転させるための回転機
構が備えられている。この回転機溝は、前記カッタホル
ダ３０が取付けられ、それを回転させるためのウオーム
ホイール５４と、該ウオームホイール５４を回転される
ためのウオームギア５６と、前記ツール回転用サーボモ
ータ３６の駆動力を該ウオームギア５６に伝達するため
のギア５８と、を備えている。 又、第６図に示されるように、前記ボールネジ４６とツ
ール送り用サーボモータ４０の間には、前記ツールヘッ
ド３４を前後進させるため、該ツール送り用サーボモー
タ４０の駆動力を減速して伝えるためのツール送り減速
１６０が設置されている。なお、この減速機６ｏを含め
ボールネジ４６、ツール送り用サーボモータ４０とから
ツールヘッド３４の移動機構が構成されている。 以上のように、ツールヘッド３４は、カッタホルダ３０
の回転機構とツールヘッド３４の移動機構を備えている
ため、第５図に示されるように、カッタホルダ３０が被
切削ロール１０によって囲まれた空間の中心軸５２を中
心に回転することができ、且つ中心軸方向に移動するこ
とができる。 この場合、該中心軸５２を中心にした回転角度を、第５
図中の符号Ｂで表わし、前記中心軸方向の移動口（距離
）を第６図中の符号２で表わすことにする。又、前記角
度Ｂは、前記中心軸５２から上方に延びる鉛Ｍ線を基準
線としてツールホルダ３０側から被切削ロール１０に向
かって反時計廻りの向きを正とする。又、１ｙｉ記距１
ｆｌｔＺは３つのロール軸を含む平面からカッタ刃先ま
での距離とする。 なお、前記角度Ｂはツール回転用サーボモータ３６によ
り調整され、距１１１ｔｚはツール送り用サーボモータ
４０によって調整される。 前記ロール旋盤Ａを制御する制御装置は、第７図に示さ
れるように、前記スピンドル１８を駆動するスピンドル
モータの回転を検出するためのパルスコーダ６１と、該
バルスコーダ６１の出力信号に基づき前記スピンドルモ
ータの回転速度を制御するためのスピンドルモータＩＩ
Ｉ　ｔｉｌｌユニット６２と、該スピンドルモータ制御
ユツニト６２に目標回転速度を設定すると共に、ツール
回転用サーボモータ３６、ツール送り用サーボモータ４
０を制ｔ１１ザるためのＮＣ装ｖ！１５０と、入力装置
６４から入力（インプット）されるロールプロファイル
曲線から、前記ＮＣ装置５０を制御するのに用いられる
数値制ｍ装置用ブＯグラムを自動作成してＮＣ装置５０
に伝送するための演算装置６６と、該浦算装置１２６６
で作成されたプログラム及びデータを記憶するためのデ
ータ記憶装置６８と、を備えている。なお、ツール回転
用サーボモータ３６は、この回転軸に取付けられたバル
スコーダ３８のフィードバック信号に基づいて、前記Ｎ
Ｃ装置５０により回転υ１１２１Ｉされ、ツール送り用
サーボモータ４０も同様にその回転軸に取付けられたバ
ルスコーダ４２のフィードバック信号に基づいて、ＮＣ
装置５０により回転制御される。 又、前記ＮＣ装置５０は、加工前の前記ロール１０の一
方の端部から前記カリバ底方向に前記カッタ２８を移動
するようカッタホルダ３０を回転駆動させながらロール
１０を切削する第１のロール切削工程と、前記第１のロ
ール切削工程終了後に、該切削工程におけるカッタホル
ダ回転駆動方向とは反対方向にカッタホルダ３０を回転
駆動させて、第１のロール切削工程において切削された
ロール端部にカッタ２８を復帰させ、且つ該カッタ２８
により切削されたロール１０に隣接するロール１ｏのロ
ール端部からカリバ底方向に前記カッタ２８を移動する
ようにロール１０を切削する第２のロール切削工程とを
行うよう、前記ツール回転用サーボモータ３６、ツール
送り用サーボモータ４０を制御するように構成されてい
る。 次に、本実施例の作用について説明する。なお、本実施
例において切削すべきカリバ形状は前出第９図に示され
るような特殊な形状のものに限定せず、第８図に示され
るように、一般的な任意形状を有するものとして説明す
る。 まず、切削の開始時においては、第８図に示されるよう
に、３個のカッタ２８のそれぞれを図中のｈｌ、ｈｌ、
ｈ３の各点に位置させて切削を開始する。次に、カッタ
ホルダ３０を第８図において時計廻り方向に回転させ、
同時に該カッタホルダ３０を前記中心軸５２の軸方向に
移動させ、目標のカリバ形状が得られるように切削を行
う。カッタホルダ３０が予め決定されている所定角度α
だけ回転してそれぞれのロール１０のｈ点からｉ点まで
の切削が終了したならば前記カッタホルダ３０の回転駆
動を止める。次に、該カッタホルダ３０の回転駆動方向
を今までとは逆方向即ち第８図における反時計廻り方向
に回転駆動する。従って、その時点において切削を終了
しているｈ点からｉ点までを前記第１の切削工程におけ
る経路とは逆の経路でｉ点からｈ点までカッタ２８の刃
先が復帰することとなる。 このようにしてそれぞれのカッタ２８がｈｌ、ｈｌ、ｈ
３の各点に再び復帰したならば、カッタホルダ３０の反
時計廻り方向の回転駆動を止めることなく、そのまま続
行して、今まで切削されていたロールに隣接するロール
のｊ点からｉ点に向かって切削を継続するようにする。 このとき、目的とするカリバ形状を得るために、カッタ
ホルダ３０の回転角度Ｂ及び軸方向移動Ｍｚを前記ＮＣ
装置５０によって制御するようにしている。従って、３
個のカッタ２８のロール１０の切削中における各刃先経
路は、第８図におけるカリバの形状を示す線上で見ると
、ｈ１→　１１→ｈ１→ｊ２→１２、ｈ２→　１２→ｈ
２→ｊ３→　ｉ３、ｈ３→　ｉ３→ｈ３→ｊ１→　１１
、で示される経路となる。 なお、本実施例における第１のロール切削工程を示ずカ
ッタホルダ３０の回転駆動角度αは特に抱泥しないが、
実用上は５′″〜１０°とすれば充分である。 本実施例によれば、ロール１０の一方の端部からカリバ
底方向にカッタ２８を移動するようカッタホルダ３０を
回転駆動させながらロール１０を切削する第１のロール
切削工程と、この第１のロール切削工程におけるカッタ
ホルダ回転駆動方向と反対方向に該カッタホルダ３ｏを
回転駆動させて前記第１のロール切削工程により切削さ
れたロール１０に隣接するロール１０を切削する第２の
ロール切削工程とが行われることにより、３個のロール
１０に対して同時に同一形状のカリバを切削することが
できる。 又、ロール１０の端部の切削においては、該ロール端部
切削がロール切削工程中の最終工程となることがないた
め、切削中のいわゆるロール欠けの発生を防止すること
ができる。 特に、本実施例においては、第２のロール切削工程を、
第１のロール切削工程終了後に、第１のロール切削工程
におけるカッタホルダ３ｏの回転駆動方向と反対方向に
カッタホルダ３０を回転駆動してロール１０を切削する
ため、カッタホルダ３０の回転制御を簡単なものとする
ことができる。 次に、本発明の第２実施例を説明する。なお、第２実施
例におけるロール旋ＷＡは、そのＮＧ制御ｌｌ装置５０
を除き前記第１実施例におけるロール旋？ＡＡと同一で
あるのでその説明は省略する。 第２実施例におけるＮＧ！１１１１１装置５０は、ロー
ル１ｏの一方の端部からカリバ底方向にカッタ２８を移
動するようカッタホルダ３０を回転駆動させながらロー
ルを切削する第１のロール切削工程と、前記第１のロー
ル切削工程終了後に、カツタホルダ３０の回転駆動を停
止させてカッタホルダ３０を前記ロール１０から離間す
る方向に後退させ、次に、第１のロール切削工程におい
て切削されＩこロール端部と反対側のロール端部に第１
のロール切削工程におけるカッタを位置させるよう、第
１のロール切削工程におけるカッタホルダ回転駆動方向
と同方向にカッタホルダ３０を回転駆動させ、且つ、カ
ッタホルダ３０を前記各ロール１０の中心軸１２を含む
平面に接近する方向に前進させ、次に、カッタホルダ３
０を第１０ロール切削工程におけるカッタホルダ回転駆
動方向とは反対方向に回転駆動させて、前記カッタ２８
を前記反対側のロール端部からカリバ底方向に移動する
ようにしてロール１０を切削する第２のロール切削工程
とを行うべく、前記ツール回転用サーボモータ３６とツ
ール送り用サーボモータ４０とを制御するように構成さ
れている。 次に、第２実施例の作用を第８図を参照して説明する。 まず、カッタ２８それぞれをロール１０の端部、即ち第
７図のｈｌ、ｈｌ、ｈ３各点に位置させ、前記第１実施
例と同様に、カッタホルダ３０を第８図において時計廻
り方向に回転駆動させ、ｈ点からｉ点までロールの切削
を行う。 次に、カッタホルダ３０が予め決定されている所定角度
αだけ回転してロール１０のｈ点からｉ点までの切削が
終了すると、該カッタホルダ３０の回転駆動を止める。 次に、カッタホルダ３０を前記各ロール１０の中心軸１
２を含む平面から離間する方向に後退させて、カッタ２
８の刃先を被切削ロール１０の周面から離間する。次に
、前記第１のロール切削工程におけるカッタホルダ回転
駆動方向にカッタホルダ３０を回転駆動させると共に、
カッタホルダ３ｏを前記各ロール１ｏの中心軸１２を含
む平面に接近する方向に前進させ、カッタ２８の刃先を
ｊ点に位置させる。 次に、カッタホルダ３０を反時計廻り方向に回転駆動さ
せ、ｊ点からｉ点までの切削を行う。このとき、目的と
するカリバ形状を得るために、前記カッタホルダ３０の
回転角度已に応じて該カッタホルダ３０の軸方向移動Ｆ
ＡＺを調整するようにする。 従って、この第２実施例における各カッタ２８の切削中
の刃先経路は、第８図のカリバ形状を示す線上で見ると
、ｈ１→　ｉ、とｊ１→　ｉｌ、ｈ２→１２とｊ２→１
２、ｈ３→ｉ３とｊ３→１３の経路となる。 なお、この第２実施例における第１のロール切削工程を
示すカッタホルダ３ｏの回転駆動角度αには特に拘わら
ないが実用上は１５゛程度とする。 本実施例によれば、同一形状のカリバを有する３個のロ
ールを同時に切削することができる。 特に、本実施例においては、同−ロール１０に対して同
一のカッタ２８を使用することができ、ロール切削精度
を向上することができる。 なお、Ｉ￥Ｊ記実施例においては、第２図及び第３図に
示されるような３個の穴型ロールを第２図に示されるロ
ール旋盤Ａで切削加工する場合について例示したが、切
削されるロールの数は３個に限定されものではな（、ロ
ール個数が２個、４個あるいはその他の個数でもよく、
又、前記ロールの種類は穴型ロールに限定されず他の種
類のロールでも本発明により切削加工することは可能で
ある。 又、前記実施例においては、第７図に示されるような構
成の制御装置により第２図に示されるようなロール旋盤
Ａをυ制御してロール加工をする場合について例示した
が、本発明が採用される制御装置及びロール旋盤はこれ
らのものに限定されるものではなく、他の制御装置及び
ロール加工装置に本発明を採用できることは明らかであ
る。 又、前記実施例においては、目標とする任意のカリバ形
状を得るためにカッタホルダの回転角度Ｂ及び中心軸５
２の軸方向移動ｍ１２を調節するようにして切削加工す
る場合について例示したが、本発明はこれに限定される
ことなく、例えば、カッタホルダの軸方向移動を固定し
てカッタホルダの回転角度のみを制御するようにしたも
のであってもよい。 なお、この場合には、当然のことながら得られるカリバ
形状はある特定のプロファイルに限定されることとなる
。 【発明の効果） 以上説明した通り、本発明によれば、ロール切削時のロ
ール欠けの発生を防止することができるという優れた効
果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係るロールの切削加工方法の要旨を
示す流れ図、第２図は、本発明方法を使用するロール旋
盤の全体構成を示す斜視図、第３図は、同じく、前記ロ
ール旋盤で切削される穴型ロールの形状を示ず斜視図、
第４図は、同じく、前記穴型ロールを切削するためのカ
ッタ及びカッタボルダを示ず斜視図、第５図は、前記ロ
ール旋盤のツールヘッド内の回転機構の構成を示寸断面
図、第６図は、同じく、ツールヘッドの前後退機構の構
成を示す一部断面図を含む正面図、第７図は、前記ロー
ル旋盤の制御装置の構成を示すブロック線図、第８図は
、本発明方法により切削されたロールの加工面の一例を
示す正面図、第９図は、従来の切削加工方法で切削され
たロールの加工面の一例を示す正面図である。 １０・・・被切削ロール、　　１２・・・ロール軸、１
６・・・ロールスタンド、　１８・・・スピンドル、２
８・・・カッタ、　　　　　　３０・・・カッタホルダ
、３４・・・ツールヘッド、 ３６・・・ツール回転用サーボモータ、３８．４２．６
１・・・パルスコーダ、４０・・・ツール送り用サーボ
モータ、４６・・・ボールネジ、 ５０・・・数値制Ｗ装置（ＮＣ装曽）、５２・・・中心
軸、 ６２・・・スピンドルモータ制御ユニット、６４・・・
入力装置、　　　　６６・・・演算装置、６８・・・デ
ータ記憶装置。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ロール軸が同一平面内で互いに等角度となるよう
   に配置された複数個の被切削ロールと、該ロールと同数
   のカッタを等角度に保持するカッタホルダと、前記ロー
   ルの回転駆動装置と、前記カッタホルダの回転及び前後
   進駆動装置と、を用い、各ロールで囲まれた空間の中心
   軸と前記カッタホルダ中心軸とを合致させ、各ロールを
   回転させながら前記カッタにてロールを任意のカリバ形
   状を有するよう切削するロールの切削加工方法において
   、 加工前の前記ロールの一方の端部から前記カリバ底方向
   に前記カッタを移動するようカッタホルダを回転駆動さ
   せながらロールを切削する第１のロール切削工程と、 前記ロールの他方の端部から前記カリバ底方向に前記カ
   ッタを移動するようカッタホルダを、前記第１のロール
   切削工程におけるカッタホルダ回転駆動方向と反対方向
   に回転駆動させながらロールを切削する第２のロール切
   削工程と、 を含むことを特徴とするロールの切削加工方法。
2. （２）前記第２のロール切削工程は、前記第１のロール
   切削工程終了後に、該切削工程におけるカッタホルダ回
   転駆動方向とは反対方向にカッタホルダを回転駆動させ
   て、第１のロール切削工程にて切削されたロール端部に
   カッタを復帰させ、且つ該カッタにより切削されたロー
   ルに隣接するロールのロール端部からカリバ底方向に前
   記カッタを移動するようにして行う特許請求の範囲第１
   項記載のロールの切削加工方法。
3. （３）前記第２のロール切削工程は、前記第１のロール
   切削工程終了後に、カッタホルダの回転駆動を停止させ
   てカッタホルダを前記各ロールの中心軸を含む平面から
   離間する方向に後退させ、次に、第１のロール切削工程
   にて切削されたロール端部と反対側のロール端部に第１
   のロール切削工程におけるカッタを位置させるよう、第
   １のロール切削工程におけるカッタホルダ回転駆動方向
   と同方向にカッタホルダを回転駆動させ、且つ、カッタ
   ホルダを前記各ロールの中心軸を含む平面に接近する方
   向に前進させ、次に、カッタホルダを第１のロール切削
   工程におけるカッタホルダ回転駆動方向とは反対方向に
   回転駆動させて、前記カッタを前記反対側のロール端部
   からカリバ底方向に移動するようにして行う特許請求の
   範囲第１項記載のロールの切削加工方法。