JPS62253560A - アンチスキツド制御装置 - Google Patents

アンチスキツド制御装置

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JPS62253560A
JPS62253560A JP9609386A JP9609386A JPS62253560A JP S62253560 A JPS62253560 A JP S62253560A JP 9609386 A JP9609386 A JP 9609386A JP 9609386 A JP9609386 A JP 9609386A JP S62253560 A JPS62253560 A JP S62253560A
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JP
Japan
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brake
wheel
steering wheel
speed
pressure
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JP9609386A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Kakinami
俊明 柿並
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (′Il業上の利用分野) 本発明は車両走行中のブレーキ時の、路面に対する車輪
の回転スリップおよび高ブレーキ圧による車輪ロック(
車輪の回転停止)を防止するアンチスキッド制御装置に
関する。
(従来の技術) 走行路面が水濡れしているときや凍結しているときに、
車両の走行中にブレーキをかけると、路面に対して車輪
がスリップにて、車輪が急速に停止し、車両が路面上を
滑べることがあり、これは走行速度が高いときや急ブレ
ーキのときに起り易い。車両は前進しているのに車輪が
停止(ロック)すると、操舵が田辺になり、車両事故を
発生し易い。
そこで従来においては、ブレーキ時に車速と車輪回転速
度よりスリップ率 S=を一車輪回転速度/車速 を演算にて、ブレーキ中のスリップ率が所定値SH以上
のときにはブレーキ圧を下げ(減圧)で車IF!回転を
回復するようにしている。なお、スリップしている時に
は車速は正確に検出できない。そこで、4車輪の場合最
高速の車輪回転速度を車速とみなす基準速度としている
。この種のアンチスキッド制御は、例えば特公昭48−
8071号公報および特公昭51−6308号公報に開
示されている。
ブレーキ中の車輪のスリップ率Sと、路面に対する車輪
の摩擦係数μおよび路面に対する車輪の横抗力係数μL
と、の関係を第3a図および第3b図に示す。第3a図
に示すように、スリップ率Sが比較的に高い値S2を目
標値(中心値)としたSl2〜5l−12の範囲にある
ときには、摩擦係数μが最大であるので制動効果が最も
高い。しかし、横抗力係数μ、が比較的に低く、スリッ
プ率が比較的に高いので横滑りし易いので、直進のブレ
ーキ効果は高いが、ターン走行では横滑りし易く、操舵
性が比較的に低い。第3b図に示すように、スリップ率
Sが比較的に低い値S1を目標値(中心値)としたSL
1〜S+1の範囲にあるときには、横抗力係数μLが高
いので横滑りしにくい。しかし摩擦係数μが比較的に低
いので、直進での制動効果が比較的に低い。すなわち直
進での制動効果が低いが操舵性は高い。
従来は、制動効果を高くするために第3a図に示すよう
に、スリップ率の目標を82に設定にて、実スリップ率
がSl2〜SH2の範囲になるようにブレーキ圧の減圧
や、減圧停止、あるいは減圧後のブレーキ圧回復のため
の増圧を行なうアンチスキッド制御、又は、制動時の横
滑りを防ぐためにすなわち操舵性を向上するために第3
b図に示すように、スリップ率の目標を81に設定にて
、実スリップ率がSLI〜5l−11の範囲になるよう
にブレーキ圧を制御するアンチスキッド制御、あるいは
目標を81と82の間に設定するアンチスキッド制御、
であった。
(発明が解決しようとする問題点) いずれにしても、制動効果に重きを置くか、ブレーキ時
の操舵性に重きを置くか、あるいは両者に半々に重きを
置くなど、制動効果と操舵性の両者を最大限に発揮する
ことができない。これは。
制動効果がスリップ率S2で得られるのに反にて、操舵
性はS2よりも低い界面上するからである。
本発明は、制動効果と操舵性の両者を、共に可及的に品
くするアンチスキッド制御装置を提供することを目的と
する。
〔発明の構成〕
上記目的を達成するために本発明においては。
ステアリングホイールの回転角度を検出する手段を備え
て、ステアリングホイールの、中立位置(車両直進)よ
りの回転角度が小さいときには高スリップ率(例えばS
2)を目標とするブレーキ圧制御を、該回転角度が大き
い(ターン走行)ときには低スリップ率(例えばSl)
を目標とするブレーキ圧制御を行う構成とする。
これによれば、直進中のブレーキ時には、車輪のスリッ
プ率が例えば第3a図に示すSH2以上になるとブレー
キが減圧されてスリップ率が低くされ、高スリップ率を
目標とした高い制動効果がもたらされる。
ターン中のブレーキ時、ブレーキ中の操舵(ターン)時
、など、ブレーキ中であるという条件と、ステアリング
ホイールが中立位置よりかなり回転しているという2条
件が成立すると、車輪のスリップ率が例えば第3b図に
示すSl、11以上になるとブレーキが減圧されてスリ
ップ率が低くされ、低スリップ率を目標とした、良い(
横滑りが少い)操舵性がもたらされる。
直進(ステアリングホイールが中立位置)とターン走行
(ステアリングホイールが中立位置より回転)とは同一
時点に成立しないので、上述のように、ステアリングホ
イールの回転角度に対応して比較スリップ率を設定する
ことにより、制動効果と操舵性の向上が共に得られる。
このように、ブレーキ中には、車両が直進かターンかで
スリップ率上限値をSH2又はSl、llに設定し、ス
リップ率がこれ以上のときには、スリップ率を下げるた
めにブレーキ圧を減圧するが、スリップ率がSl2又は
SL1以下のときには、制動効果を保持するために、ブ
レーキ圧を増圧にて、スリップ率をSl2〜SH2の範
囲内に、又はSL1〜SHIの範囲内に導びくのが好ま
しい。
そこで本発明の好ましい実施例では、直進中のブレーキ
時には、車輪のスリップ率が第3a図に示すSH2以上
になるとブレーキを減圧し。
SL2以下ではブレーキ圧を増圧にて、スリップ率を、
目標とした高い制動効果がもたらされるSl2〜SH2
の範囲に導びく。ターン中のブレーキ時、あるいは、ブ
レーキ中のターン時には。
車輪のスリップ率が第3b図に示す5141以上になる
とブレーキ圧を減圧してスリップ率を低くし、SL’2
以下ではブレーキ圧を増圧にて、スリップ率を、目標と
した高い操舵性がもたらされるSLI〜SH1の範囲に
導びく。
本発明の実施例では、ステアリングホイールの回転角度
は、いわゆるロータリエンコーダとアップダウンカウン
タで検出する。すなわち、ステアリングシャツ1−にス
リット板を連結又は固着し。
該スリット板の透光スリットを2個のフォトセンサで1
位相差をもって検出して2組の、位相がずれた電気パル
スを得る。そにて、公知の方向判別回路により、2組の
電気パルスに基づいてスリット板の回転方向を検出し、
回転方向に応じてアップダウンカウンタをアップカウン
ト又はダウンカウントに設定し、該電気パルスの一組を
該カウンタでアップカウント又はダウンカウントさせる
ステアリングホイールが中立位置(車両直進)にあると
きにもう1つのフォトセンサ(ホームポジションセンサ
)が受光になるように該スリット板に1個の5透光窓(
ホームポジションスリット)を開けておき、ホームポジ
ションセンサが受光(ホームポジション信号発生)のと
きに該カウンタをクリアする。これによりステアリング
ホイールが中立位置にあるときのカウント値が零となり
、これがステアリングホイール回転角度の基準点となる
。ところで、ステアリングホイールは時計方向および反
時計方向に360度以上(一回転以上)回転し1:)る
ので、ステアリングホイールが時計方向に1回転および
2回転など整数回転したとき。
ならびに反時計方向に整数回転したときに、ホームポジ
ション信号が発生される。これらのときにカウンタをク
リアすると、カウンタのカウント値がステアリングホイ
ールの、中立位置を基準とした回転角度を示さなくなる
(回転角度検出エラー)。そこで、ホームポジション信
号が現われたときには、まずカラン1−値を参照にて、
カウント値からステアリングホイールが中立位置(カウ
ント値が0前後)か否(時計方向1回転のときで+36
0度相当値前後、2回転のときで+720度相当値前後
;反時計方向1回転のときで一360度相当値前後、2
回転のときで一720度相当値前後)かを判定し、中立
位置相当値のときに該カウンタをクリア(再セット)す
る。これにより、カウント値は常時、ステアリングホイ
ールの回転角度を正確に示す。仮にステアリングホイー
ルを回転させたままで車両を停止し、電源を切ると、カ
ウンタのカウント値が消失し、次回に電源を入れて車両
走行したときに、電源が投入されたときからカウントを
開始し、このカウントはエラーであるので、ステアリン
グホイールが時計方向又は反時計方向に1回転又は2回
転した回転角度でカウンタをクリアするおそれがある。
この場合、クリアもエラーであり、その後のカウンタの
カウント値はエラーである。これを防止するために本発
明の実施例では、電源自己保持リレーを1iiffえて
、電源スィッチ(キースイッチ)の開閉をマイクロプロ
セッサで監視にて、キースイッチがオフになったときに
は、カウンタのカウント値が中立位置近傍値のときには
自己保持リレーを消勢にて、カウンタおよびマイクロプ
ロセッサの電源を遮断するが、中立位置近傍値でないと
きには、電源の自己保持を継続にて、少くともカウンタ
およびマイクロプロセッサの電源をオンに維持する。な
お、アンチスキッド制御装置に不揮発性読み書きメモリ
を備えて、キースイッチがオフになったときには、カウ
ント値を該メモリに退避メモリしてから電源を遮断し、
キースイッチがオンになったときには、該メモリのデー
タをカウンタに設定(ロード)するようにしてもよい。
次に本発明の実施例における、スリップ率の比較判定論
理を説明する。
今、前右車輪の回転速度をVFRとし、車速相当の」エ
ベク速度をVSとすると、前右車輪のスリップ率Sfr
は、5fr=I  VFR/VSである。スリップ率上
限値を5l−12(固定値)とすると、前右車輪のスリ
ップ率がSH2のときには、 S H2=1−VFR/VS より、VFR= (]、 −S H2)VS、 VS=
VFrl/(1−S H2)となり、VFRとvSとは
一次関数関係がある。そこで、スリップ率5l−12と
なる、基準速度vSトIu、llI2速度VFRとの関
係をグラフにすると、第3c図にSH2と示す直線とな
り、この直線の勾配がスリップ率SH2である。この直
線SH2を用いて、スリップ率が不明であっても、スリ
ップ率がSH2以上か否かを判定しうる。すなわち、直
m S H2の下側の領域は、VFR= (1−S H
2)VSなるVFR値よりも、VFRが低い値であり、
これはスリップ率Sfrが5l−12よりも大きい領域
である。直線SH2の上側の領域は、VFR= (I 
 S H2)VSなるVFR値よりも、VFRが高い値
であり、これはスリップ率Sfrが5142よりも小さ
い領域である。
そこで、第3c図に階段状の実線で示すように、スリッ
プ率SH2となる、基準速度vSに対する車輪回転速度
WI■2を予めROMなどにメモリしておき、時々の基
準速度VSiで該ROMをアクセスにて、それに対応す
る比較値(車輪回転速度対応) W Hi 2を読み出
にて、このW Hi 2と、実際の車111Q回転速度
VFRを比較すると、実際のスリップ率を比較値(スリ
ップ率)と比較するのと同じ意味となり、VFR<WH
i2とスリップ率Sfr>SH2が同義である。
そこで本発明の第1実施例では、スリップ率5t−12
となる。基準速度VSに対する車輪速度値W11. 、
ならびに、スリップ率SL2となる、基準速度VSに対
する車輪速度値1i1L2をROMにメモリしている。
しかにて、ステアリングホイールの回転角度が0(中立
位gi)近傍のときには、基準速度VSiでROMをア
クセスして比較値WHi2およびWLi2を読み出にて
、これらと車輪速度VFRとを対比にて、VFR≧WL
i2のときにはブレーキ圧を増圧し、VFR≦WHi2
のときにはブレーキ圧を減圧にて、スリップ率をSL2
〜5l−12の範囲にする。なお、ブレーキ圧は、その
他に、車輪の加減速度に対応しても制御する。
ステアリングホイールの回転角度が所定値以上(ターン
走行)であるときには、前述と同様に比較値W Hi 
2およびWLi2を読み出にて、これらにE =(1−
S + )/(1−82)を乗じた値、WHil =E
−WIli2 t WLi1=E−WLi2を演算し、
これらと車輪速度VFRとを対比にて、 VFR≧W 
L i 1のときにはブレーキ圧を増圧し、VFR≦W
 Hi 1のときにはブレーキ圧を減圧にて、スリップ
率をSLI〜5hllの範囲にする。
Eを上述のように乗算することにより、S2を中心とす
る比較値(SL2〜582)からStを中心とする比較
値(SLI〜5at)に、スリップ率判定参照値が変わ
ることを説明すると次の通りである。すなわち基準速度
vSが同一値VSiのとき、スリップ率が82であると
、車輪回転速度Wi2は。
Wx2 == (t  S 2 )VSx。
スリップ率が81であると、車輪回転速度Vilは。
’11=(I  S 1)VSi であるので、 E =Wit /1ili2= (I  S 1)/(
1−S 2 )とすると、11i1 =E−Wi2とな
り、スリップ判定比較値を、スリップ率S2中心(S 
L2〜582)とするものW Hj 2およびW L 
S 2から、スリップ率Sl中心(SL1〜5l−1t
)とするものWHilおよびWL、ilに変更するには
、前述のように、E =(1−51)/(1−82)を
、スリップ率82中心(SL2〜5H2)とするものW
Hi?およびW L i 2に乗算すればよい。本発明
の第1実施例では、このようににて、低スリップ率S1
中心(SLI−3)41)とする比較値WHi2および
WLi2を設定する。
なお、スリップ率SHIとなる、基準速度vSに対する
車輪速度値uni、ならびに、スリップ率SLIとなる
、基準速度VSに対する車輪速度値WL、もROMにメ
モリしておいてもよい。したがって本発明の第2実施例
では、スリップ率5l−12となる、基準速度VSに対
する車輪速度値1dl12.スリップ率S L 2とな
る、基準速度VSに対する車輪速度値WL2.スリップ
率S1.11となる。基準速度vsに対する車輪速Jり
値υ111.ならびに、スリップ率SLIとなる、基準
速度vSに対する車輪速度値1llL1をROMにメモ
リしている。そにて、ステアリングホイールの回転角度
がO(中立位Y1)近傍のときには、基準速度VSiで
ROMをアクセスして比1咬値W Hi 2およびWL
i2を読み出にて、これらと車輪速度VFRとを対比に
て、VFR≧WLi2のときにはブレーキ圧を増圧し、
VFR≦WHi2のときにはブレーキ圧を減圧にて、ス
リップ率をSL2〜SH2の範囲にする。ステアリング
ホイールの回転角度が所定値以上のときには、基準速度
VSiでROMをアクセスして比較値W Hi Hおよ
びW L i 1を読み出にて、これらと車輪速度VF
Rとを対比にて、VFR≧WLj1のときにはブレーキ
圧を増圧し、VFR≦W Hi sのときにはブレーキ
圧を減圧にて、スリップ率をSLI〜SHIの範囲にす
る。なお、ブレーキ圧は、その他に、車輪の加減速度に
対応しても制御する。
以上に説明した第1および第2実施例では、基準速度v
S各値(第3c図の横軸)に対する車輪回転速度比較値
(第3c図の縦軸)をROMにメモリするので、j!S
準速変速度対応リップ率比較値を設定することができる
。すなわち、第3c図に示す5H24SL2等を直線(
スリップ率一定値)ではなく、折れ線、曲線等任意の特
性線(スリップ率が基準速度対応の異った値)に設定で
きる。
たとえば、基準速度の高値では高スリップ率対応の+(
(翰回転速度比校値とし、低基準速度では低スリップ率
とするなど、基準速度対応でのブレーキを踏込む運転状
態を各種想定にて、それに最も適した形のスリップ率制
御用の比較値を設定し得る。
これはステアリングホイールの回転角度に関しても同様
である。すなわち、上述の第1および第2実施例では、
ステアリングホイールが所定角度未満のとき(直進と見
なしている)と、所定角度以」;のとき(ターンと見な
している)の2区分で、[1椋スリップ率を設定するよ
うにしているが、この区分数を多くにて、目標スリップ
率を更に多くにて、ステアリングホイール回転角度に対
してより詳細にスリップ率を設定するようにしてもよい
本発明の第3実施例では、ROMに、SL□。
SH2+SL1およびSHIをメモリしておき、基準速
度VSiと車輪回転速度VFIIより、スリップ率S 
fr = 1− VFR/SViを演算にて、ステアリ
ングホイールの回転角度に対応して5L2tSH2又は
SLl、Sl、11を比較値に指定にて、SfrとSL
2?SH2又はS L 1 # S H1とを比較して
ブレーキ圧を制御する。
F=31/S2とすると、51=F−52であり、二の
Fを用いると、5L1=FSL21Sa1=F−5H2
であるので一8L2+SN□のみをROMにメモリして
おき、SLl、5t−11は演算で求めることができる
。そこで本発明の第4実施例では、そのようにしてS 
L 1 * S )41を演算して比較値として設定し
、第3実施例と同様に、スリップ率Sfrを演算にて、
これを比較値と比較してブレーキ圧を制御する。
ブレーキ中の車輪回転は動的である。すなわちブレーキ
中に比較的に速く車輪回転速度が低下したり、回復した
りするので、車輪回転速度と基準速度で定まるスリップ
率のみに基づいてブレーキ圧制御を行なうと、制御が遅
れる。そこで本願のもう1つの発明では、車輪回転の加
減速度(正値は加速度;負値は減速度)を検出し、これ
をブレーキ圧制御のパラメータとする。概略で言うと、
加減速度が高い(加速度が大きい=減速度が小さい)と
きには車輪回転速度の回復(上昇ニスリップ率の低下)
が速いと見込まれるので増圧(もしくは緩減圧)とし、
加減速度が低い(加速度が小さい=減速度が大きい)と
きには車輪回転速度の低下(スリップ率の上昇)が速い
と見込まれるので減圧(緩減圧もしくは急減圧)とする
。この、車輪回転速度の加減速度と、実際のスリップ率
との組合せが各種にあるので、本発明の好ましい実施例
では、次の第1表に示すように、ブレーキ圧の制御を行
なう。
変車を、低は減速変人を意味する。
本願発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下
の実施例の説明より明らかになろう。
第1a図に本願発明の第1実施例の、主に機構部の構成
概要を示す。
車両上のブレーキペダル1の踏込みによりブレーキマス
クシリンダ3がブレーキ圧を発生し、これが、圧力制御
弁LLFで調圧されまたブレーキ付勢ユニット4FR(
前布TJ、@ブレーキ用)および4FL (前左車輸ブ
レーキ用)で調圧されて、前右車輸ブレーキ5[”Rお
よび前左車輪ブレーキ5FLに加えられ、また、圧力制
御弁ILRで調圧されまたブレーキ付勢ユニット4RR
(後右車輪ブレーキ用)および4RL(後左車輪ブレー
キ用)で調圧されて、後右車輪ブレーキ5RRおよび後
左車輪ブレーキ5RLに加えられる。
モータ7で駆動される電動ポンプ8が高圧のブレーキ圧
制御流体をアキュムレータ9に吐出し、アキュレ−タ9
から高圧のブレーキ圧制御流体が圧力制御弁11に印加
される。圧力制御弁11の他のポートにはマスクシリン
ダ3の出力圧が印加される。圧力制御弁11の出力がブ
レーキ(4勢ユニツl−4FR,/I FL、4RR,
4RLの高圧ボー1−に印加される。圧力制御弁11は
、マスクシリンダ3の出力圧に応じてアキュムレータ9
からの高圧を所定の圧力値に低下させて付勢ユニット4
FR,4FL、4RR,4RLに印加する。
過剰な圧力は、電動ポンプ8に組付けられたリザーバに
ドレインされる。
ブレーキ付勢ユニット4FRは、バイパス弁13、アク
チュエータ弁14.増減圧用電磁弁L5Aおよび緩急切
換用電Tan 15 Bで構成されている。
電磁弁15Aおよび15Bの付勢(オン二通電)/消勢
(オフ:非通電)と前右車輪ブレーキ5FRのブレーキ
圧との関係を次の第2表に示す。
なお、第2装置、マスクシリンダ3から与えられるブレ
ーキ圧に加えるブレーカ圧調整内容である。第1表およ
び第2表の緩増圧モードは、定常状態(ブレーキ圧制御
なし)でもあるが、急減圧や緩減圧のときにこのモード
に切換わると、緩増圧となる。
第2表 増圧モードでは、増減圧用電磁弁L5Aおよび緩急切換
用電磁弁15B共に消勢で第1a図に示す状態であり、
アクチュエータ弁14の制御ポート43が、オリフィス
44および流路45を通して高圧ポートに連通しており
、これによりアクチュエータ弁14のピストン46がボ
ール弁47を右方に押し、ボール弁47が開いてブレー
キ圧ポート48と連通室49が連通している。また、バ
イパス弁13においては、ピストン50が右方に移動に
て、ボール弁51を右方に押し、ボール弁51が開いて
出力ポート52が連通室53と連通している。以上によ
り、緩増圧モードでは、ブレーキ圧ボート48一連通室
49−53−出力ポート52を通してマスクシリンダ3
の出力ブレーキ圧が前右車輪ブレーキ5FRに印加され
る。
上記緩増圧モードから、緩減圧モードに切換ねると、電
磁弁15Aのプランジャが上方に駆動されるので、アク
チュエータ弁14の制御ポート43が、オリフィス44
−電磁弁15Aおよびオリフィス55を通して低圧ポー
ト(電動ポンプ8のリザーバ)に連通ずるので、制御ポ
ート43の圧力が低速度(オリフィス44を通すので低
速度)で低下し、ピストン46が低速度で左方に移動し
て連通室49におけるピストン46の専有空間が次第に
小さくなり、その分ブレーキオイルが連通室49に引き
込まれ、前右車翰ブレーキ5FRに加わるブレーキ圧が
低下する。
急減圧モードに切換ねったときには、電磁弁15Aおよ
び15Bのプランジャが共に上方に移動するので、アク
チュエータ弁14の制御ポート43が、電磁弁15B−
電磁弁15Aおよびオリフィス55を通して低圧ボート
(電動ポンプ8のリザーバ)に連通ずるので、制御ポー
ト43の圧力が高速度(オリフィス55を介さないので
高速度)で低下し、ピストン46が高速度で左方に移動
して連通室49におけるピストン46の専有空間が急速
に小さくなり、その分ブレーキオイルが連通室49に引
き込まれ、前右車輪ブレーキ5FRに加わるブレーキ圧
が低下する。
急増圧モードに切換わったときには、電磁弁15Aは第
1a図に示す状態で電磁弁15Bのプランジャが上方に
駆動されるので、アクチュエータ弁14の制御ポート4
3が、電磁弁15B=電磁弁15A−15Aの流路45
を通して高圧ポート(圧力制御弁11)に連通ずるので
、緩増圧のときにはオリフィス44を通るが、急増圧で
はオリフィス44を通さないので、ピストン46が急速
に右方に移動し、連通室49におけるピストン46の専
有空間が急速に大きくなり、その分ブリーキオイルが前
右車輪ブレーキ5FRに押し出されて、ブレーキ圧が急
上昇する。
他のブレーキ付勢ユニット4FL、4RRおよび4Rr
、も、上記した構成および動作のブレーキ付勢ユニット
4FRの構成および動作と全く同じであり、それぞれ、
前左車輸ブレーキ5FL、後右lit輪ブレーキ5RR
および後左車輪ブレーキ5RLのブレーキ圧を制御する
これらのブレーキ付勢ユニット4RR,4FL。
41(Rおよび4RLの増減圧用TL電磁弁5Aおよび
緩急切換用電磁弁15Bの付勢/消勢は、コントローラ
230が行なう。
コントローラ230には、電動ポンプ8を駆動するモー
タ7、アキュムレータ9のブレーキ圧制御流体の圧力を
検出する圧力センサ10.前右車輪の回転速度を検出す
るための車輪回転パルス発生器12FR,前左車輸の回
転速度を検出するための車輪回転パルス発生器12FL
、後右車輪の回転速度を検出するための車輪回転パルス
発生器12RR,後左車輪の回転速度を検出するための
車輪回転パルス発生器12RL、ステアリングホイール
のホームポジション(中立位置)を検出するホームポジ
ションセンサ(フォトセンサ)22゜ステアリングホイ
ールの回転角度を検出するためのステアリングホイール
回転パルス発生器(フォトセンサ)20,21.および
、ブレーキペダル1の所定量以上の踏込みを検出するブ
レーキ踏込センサ2が?、:’7続されている。
車輪回転パルス発生器12FR,12FL。
12RRおよび12RL、は、車輪の所定小角度の回転
につきIパルスの割合の、周波数が車輪回転速度に比例
した電気パルスを発生する。ブレーキ踏込センサ2は、
ブレーキペダル1が解放されているときには開状態で、
ブレーキペダル1が所定量以上踏込まれている開閉状態
となる。
ステアリングホイール(図示せず)が結合されたステア
リングシャフト16には、スリット板17が固着されて
いる。スリット板17には、1個のホームポジションス
リット18と、全周に渡って等ピッチに形成された多数
の1回転角度検出用のスリット18が形成されている。
ステアリングホイールが中立位置(直進位置)にあると
き、ならびに、中1゛f位ばから時計方向あるいは反時
工1方向に整数回転したときに、ホームポジションセン
サ22の位置にホームポジションスリット18が位置し
、センサ22が受光状態となる。ステアリングホイール
回転パルス発生器20および21は、スリット18を通
して受光し、スリット板17が回転すると受光(高レベ
ルH)と非受光(低レベル1)に対応する、50%デユ
ーティの電気信号(パルス)を発生するが、パルス発生
器20の発生パルスとパルス発生器21の発生パルスと
が。
相対的に略1/4周期の位相差となるように、発生:l
:+ 20と21の位置が設定されている。
第1b図に、コントローラ230の構成を示す。
パルス発生器20と21の発生パルスは方向判別回路3
5に与えられる。方向判別回路35は、パルス発生器2
0と21の発生パルスの、それぞれの立上りを検出にて
、パルス発生器20の発生パルスの立上りから該パルス
がHの間にパルス発生器21の発生パルスの立上りが到
来すると、シャフト16が時計方向に回転しているとし
て時計方向回転を示す電気信号(高レベルH)を発生し
、パルス発生器20の発生パルスの立上りから該パルス
がHの間にパルス発生器21の発生パルスの立下りが到
来すると、シャフトが反時計方向に回転しているとして
反時計方向回転を示す電気信号(低レベル1)を発生す
る。この電気信号(高レベルII又は低レベル1)は、
アップ/ダウン指示信号としてアップダウンカウンタ3
6に与えられる。カウンタ36には、パルス発生器20
.21が発生する電気パルスの一方のみがカウントパル
スとして与えられる。カウンタ36は、時計方向回転を
示す高レベル[Iが到来している間は、カウントパルス
の到来毎に1カウントアツプし、反時計方向回転を示す
低レベルLが到来している間は、カウントパルスの到来
毎に1カウントダウンする。カウンタ36のカウントデ
ータはマイクロプロセッサ30に与えられる。この実施
例では、カウンタ36の初期化および再セツト時には、
マイクロプロセッサ30が低レベルLのクリア指示信号
をカウンタ36に与える。カウンタ36はクリア指示信
号が到来すると、そりが存在する間、カウントデータを
0を示すものに設定し、カウント動作を停止している。
クリア指示信号がなくなる(クリア入力端が高レベル!
(になる)と、カウント値Oからのカウントアツプ又は
ダウンを開始する。
車輪回転パルス発生器+2FR,12FL。
12RRおよびl 2RLの発生パルスは、増幅・波形
11形回路34で波形整形されてマイクロプロセッサ3
0の割込ボート[割込19割込29割込3および割込4
」に印加される。これらの割込ポートが割込レベル(印
加パルスの低レベル1)に変わったときの、マイクロプ
ロセッサ30の割込処理は、第2b図を参照して後述す
る。
ホームポジションセンサ22の検出信号は、増幅・波形
整形回路37で整形されてマイクロプロセッサ30に印
加される。
圧力センサ10の圧力検出信号(アナログ)は、増幅器
38でレベル較正されてマイクロプロセッサ30のアナ
ログ/デジタル変換ポートADIに印加される。マイク
ロプロセッサ30は、検出圧力データを参照にて、それ
が下限値以下であるとリレー27を付勢してモータ7に
通電し、電動ポンプ8を駆動する。これによりアキュム
レータ9のブレーキ圧制御流体の圧力が上昇する。検出
圧力が上限値以」−になるとリレー27を消勢してモー
タ7を消勢し、ポンプ8を止める。これにより、アキュ
ムレータ9の圧力は、下限値と上限値の間の領域に制御
されることになる。
なお、圧力センサ10は、下限値でオンする圧力スイッ
チを用いて、この信号−によりリレー27を付勢してモ
ータ7に通電をする構成としても良い。
モータ7をイ・1勢している間、モータ電流が抵抗28
および増幅器32−1で検出され、またモード印加電圧
が増幅器32−2で検出されて、マイクロプロセッサ3
0のアナログ/デジタル変換ボートAD2に印加される
。マイクロプロセッサ30は。
モータ7の(J勢を開始して起動高電流期間を過ぎてか
らモータ電流検出データおよびモータ印加電圧検出デー
タを参照してモータ7の過負荷あるいは断線等の異常を
検出し、異常を検出すると、モータ付勢を停止する。
ブレーキ付勢ユニット4FR,4FL、4RR。
4RLの増減圧用電磁弁(15A)および緩急切換用電
磁弁(150)の付勢はソレノイドドライバ33が行な
う。付勢/消勢の指示はマイクロプロセッサ30がドラ
イバ33に与える。
車上バッテリ24にはキースイッチ25を介して定電圧
電源回路29が接続されており、こΦ電源回路29が低
パワ一定電圧動作素子および回路に定電圧を与える。高
パワー動作素子および機器(ランプ、モータ、ソレノイ
ド、リレー)には、バッテリ24の電圧が印加される。
ブレーキオンセンサ2は、ブレーキ表示ランプBLとキ
ースイッチ25の間に介挿されており、センサ2がオン
(ブレーキペダル踏込あり)のときにランプBが点灯し
、かつセンサ2の閉を示す高レベル11の信号が増幅器
39で波形整形されてマイクロプロセッサ30に印加さ
れる。
キースイッチ25にはブレーキ制御オイル異常表示ラン
プBWT、を介にて、オイル不足検出スイッチOLSお
よびパーキングブレーキスイッチP 13Sが接続され
ている。スイッチOLSは、ポンプ8に組付けられたオ
イルリザーバに装着されており、該リザーバ内のオイル
レベルが下限値以Fになるとスイッチ○LSが閑になっ
てランプBWLが点灯しする。また、パーキングブレー
キの作動中はスイッチPBSが閑になってランプ[3W
 Lが点灯する。
コントローラ230の主体はマイクロプロセッサ30で
あり、これがアンチスキッド制御を行なう。マイクロプ
ロセッサ30の制御動作を第2a図〜第2g図に示す。
以下、これを説明する。
まず第2a図を参照する。キースイッチ25が閉になる
と、定電圧電源回路29が定電圧を発生にて、第1b図
に示す回路および素子に定電圧(V c等)を印加する
。これによりマイクロプロセッサ30が電源オンとなる
マイクロプロセッサ30は、電源オンになると。
入出力ポートを初期化(待機状態に設定)にて、内部カ
ウンタ、レジスタ、タイマ、フラグ等をクリアする(ス
テップl:以下、カッコ内ではステップという語を省略
する)。初期化を終えるとマイクロプロセッサ30は、
′社源自己保持用のリレー42を付勢する(2)。これ
により、定電圧電源回路29の電源入力端がリレー42
の接片を通してバッテリ24に接続される。次にプロセ
ッサ30はカウンタ36をクリアする(3)。これは低
レベルLのパルスをカウンタ36のクリア入力端に印加
して行なう。このクリアに上りカウンタ36のカウント
データが零(ステアリングホイールが中立位置)を示す
ものとなる。なお、後述するように、マイクロプロセッ
サ30は、キースイッチ25がオフになったとき、カウ
ンタ36のカウントデータとホームポジションセンサ2
2の検出イコ号を参照にて、ステアリングホイールの回
転位置が中立位置又はその極く近傍のときのみ、自己保
持リレー42を消勢して定電圧電源回路29をバッテリ
24から遮断しくこれによりプロセッサ30およびカウ
ンタ36が電源オフとなる)、ステアリングホイールの
回転角度が中立位置(回転角度=0)より比較的に大き
くずれているときには、リレー42を付勢したまま(定
電圧電源回路29オンのまま:フロセッサ30およびカ
ウンタ36が電源オン)にしているので、マイクロプロ
セッサ30の電源オン時、すなわち第2a図の最先頭の
ステップの電源オンのときは、ステアリングホイールは
中立位置又はその極く近傍であるので、ステップ3でカ
ウンタ36をクリアすると、カウンタ36のカウントデ
ータとステアリングホイールの回転角度が比較的に小さ
い誤差で対応することになる。
ステップ3でカウンタ36をクリアするとマイクロプロ
セッサ30は、割込を許可する(4)。
これにより、割込1〜4が実行されるようになる。
割込lを説明すると、パルス発生器L2FRの出力が高
レベルト1から低レベルLに変化するとマイクロプロセ
ッサ30は第2b図に示す割込lの制御に進み、まず、
割込1に進んだ回数をカウントするためのカウンタ1 
(プログラムカウンタl)を1カウントアツプしく33
)、カウンタlの内容が4になったか否かを参照しく3
4)、4になっていないと、メインルーチンに戻る。、
4になっていると、パルス発生器12FRが4パルス発
生したことになるので、そこで時間カウンタ1 (クロ
ックパルスをカウントするプログラムカウンタl)の内
容(4パルス発生の間の時間)を時間レジスタ1にメモ
リしく35)、カウンタ1および時間カウンタをクリア
して(36)、メインルーチンに戻る。したがって、時
間レジスタ1には過去4パルスの時間値がメモリされて
いることになる。
この時間値は前右車輪の回転速度に反比例した値であり
、前右車輪回転速度VFRの演算(9)に用いられる。
割込29割込3および割込4の処理も同様であり、これ
らの割込処理により、前右車輪の回転速度に反比例した
値が時間レジスタlに、前左車輸の回転速度に反比例し
た値が時間レジスタ2に、後右車輪の回転速度に反比例
した値が時間レジスタ3に、また、後左車輪の回転速度
に反比例した値が時間レジスタ4に、格納されることに
なる。
割込を許可する(4)とマイクロプロセッサ30は、リ
レー26を付勢にて、ソレノイドドライバ33のプラス
電圧入力端子をバッテリ24に接続する(5)。これに
より、ブレーキ付勢ユニツ1−4FR,4FL、4RR
,4RLの減圧用電磁弁(15A)および増圧用電磁弁
(1511)が付勢可となる。
次にマイクロプロセッサ30は、アキュムレータ9の圧
力を制御する(6)。これにおいては、リレー27消勢
中であると圧力センサ10の検出信号をデジタル変換し
て読込み、これを下限値と比較にて、検出圧力が下限値
以下であると、リレー27を付勢する。ステップ6に進
入したときにリレー27付勢中であると、圧力センサ1
0の検出信号をデジタル変換して読込み、検出圧力が上
限値以上か否かを参照にて、上限値以上であるとリレー
27を消勢する。上限値未満のときには、起動時間を経
過しているか否かをチェックにて、起動時間を経過して
いると、モータ電流検出データおよび印加電圧検出デー
タを読込み、断線異常あるいは過負荷異常のときには、
リレー27を消勢する。
圧力制御(6)を出るとプロセッサ30は、キースイッ
チ25の状態を読取る(7)。キースイッチ25が開に
なっていると、ステップ26以下の電源自己保持解除可
否判定に進む。これは後述する。
キースイッチ25が閉であると、タイマdT(プログラ
ムタイマ)をセットする(8)。タイマdTのタイムオ
ーバチェックは、ステップ9〜12−21〜24を経て
、あるいは、ステップ9〜12−13〜20−22〜2
4を経て、ステップ25でチェックされ、ステップ25
でタイムオーバしていないとステップ22〜25をめぐ
ってタイムオーバになるのを待つ、そしてタイムオーバ
するとステップ6に戻る。この@還により、実質上dT
同周期、ステップ6〜25が実行されることになる。
さて、タイマdTをセットする(8)と、車輪回転速度
VFR(前右車輪) 、 VFL (前左車輪)、VR
rl(後右車@)、VRL(後左車輪)を演算する(9
)、これの詳細を第2c図に示す。なお、実質上dTi
期で二の演算(9)が実行されることに注意されたい。
第2c図を参照して車輪回転速度の演算の内容を説明す
ると、まずVFRをステップ37で演算する。すなわち
、時間レジスタlの内容より、車輪回転速度値VFRa
を演算する(38)。Dは定数である6次に、平均値演
算用の、レジスタM13の内容をレジスタM14に、レ
ジスタM+2の内容をレジスタM13に、レジスタMl
lの内容をレジスタM12に移にて、VFRaをレジス
タMllに格納する(39)。これにより、今回演算し
た回転速度VFRaがレジスタM11に、それよりdT
前に演算した回転速度がレジスタM12に、ZdT前に
演算した回転速度がレジスタM13に、また。
3dT前に演算した回転速度がレジスタM14に格納さ
れていることになる。ここでこれらの値の加重平均によ
り、前右車輪の回転速度VFRを次のように演算する(
40)。
VFR=(JMt t +2Mt 2 +M1a +M
I m )/8なお、この演算値VFRを以後、前右車
輪の回転速度として用いる。以下においては、この加重
平均値を車輪の回転速度と言うことにする。前の検出値
との平均をとるのは、ノイズ等による大きな検出エラー
を防止するためである。VFRt&算出すると、VFn
Lレジスタの内容をVFR2レジスタに移し、VFRI
レジスタに今回算出したVFRをメモリする(41)。
これにより、dT前の前右車輪の回転速度がVFR2レ
ジスタに、今回検出した前右車輪の回転速度がVFRI
レジスタに格納されたことになる。
次に同様に、前左車輪の回転速度VFL(加重平均値)
を演算しく42)、後右車輪の回転速度VRR(加重平
均値)を演算しく43)、後左車輪の回転速度VnL(
加重平均値)を演算する(44)。ステップ42゜43
.44の内容は、ステップ37の内容と同様である。こ
れらを終了するとメインルーチン(第2a図)のステッ
プ10の車輪回転速度の加減速度の演算を実行する。
ステップ10の詳細を第2d図に示す。これにおいては
まず前右車輪の回転速度の加減速度dVFRを演算する
(45)。すなわち、VRFIレジスタの内容からVR
F2レジスタの内容を減算して(46)これを加減速度
dVFRとしてdVFRレジスタにメモリする(47)
。dVFRは、今回検出した回転速度より、dT前に検
出した回転速度を減算した値であり、 dVFRが+(
正)のときは、その絶対値は加速度を示し、−(負)の
ときは、その絶対値は減速度を示す、いずれにしても、
dFVRは正又は負の符号を含むので、dVFRが高い
ことは加速度としては小さく、減速度としては小さいこ
とを意味し、dVFRが低いことは加速度としては小さ
く、減速度としては大きいことを意味する。
dVFRの演算(45)を終えると、同様に、前左車輪
の回転速度の加減速度dVFLの演算(48)、後右車
輪の回転速度の加減速度dVRItの演算(49)、お
よび、後左車輪の回転速度の加減速度dVRLの演算(
50)を実行にて、メインルーチン(第2a図)の車速
演算(11)に進む。なお、 dVFLの演算(48)
、 dVRR(7)演算(49)およびdVlIL (
7)演算(50) (7)内容は、dVFRの演算(4
5)の内容と同様である。
車速演算(11)の内容を第2e図に示す。この実施例
では、車輪の回転速度VFR,VFL、VIInおよび
VRLの内の最高値を基準速度とし、これを車速と表現
している。したがって、第2e図に示すステップ51〜
60で、車輪の回転速度VFR,VFL、VRRおよび
VRLの相対高低関係をチェックにて、最高値のものを
、vSレジスタにメモリする。vSレジスタの内容が裁
準速度(車速)である6車速VSを演算すると、メイン
ルーチン(第2a図)のステップ12に進む。
ステップ12では、ブレーキペダル踏込センサ2の状態
をチェックする。センサ2が閑であるとブレーキペダル
1が踏込まれており、センサ2が開であるとブレーキペ
ダル1は実質土踏まれていない。
ブレーキペダル1が踏込まれているときにアンチスキッ
ド制御を行うので、センサ2が開(踏込なし)であると
きには、ステップ21でアンチスキッド制御のための出
力ポートを待機状態(第2表の緩増圧モード)し、ステ
ップ22〜24の。
ステアリングホイールの回転角度監視を行う。すなわち
、先に説明したように、ステップ3でカウンタ36をク
リアしており、この時、ステアリングホイールは実質上
中立位置(直進位置)にある。
その後、ステアリングホイールが時計方向あるいは反時
計方向に回転するのに応じて、カウンタ36のカウント
値がアップ又はダウンし、カウント値がステアリングホ
イールの回転角度を示す。
しかにて、センサ22がホームポジション検出信号(高
レベル11)を発生したときは、ステアリングホイール
の回転角度は、−720度、−360度、0度。
360度、720度等であり、これに極く近い値をカウ
ンタ36のカウントデータが示している。ステップ22
でセンサ22がホームポジション検出信号を発生してい
るか否かをチェックし、発生していると、カウントデー
タの絶対値がC以下であるか否かをチェックする。Cは
、第3d図に示すように、90度以下の値であるので、
カウントデータの絶対値がC以下であると、ステアリン
グホイールは中立位置であるはずであるので、カウンタ
36をクリアする(24)。すなわち、カウントデータ
をOを示すものに再セットする。カウントデータの絶対
値がCを越えているときには、ステアリングホイールの
回転角度が、±360度又は±720度であるはずであ
るので、このときにはカウンタ36をクリアしない。以
上のステップ22〜24で、ステアリングホイールの実
回転角度に対する、カウンタ36のカウントデータの較
正が行われることになる。
ここでキースイッチ25がオフ(開)になったときの、
マイクロプロセッサ30の動作を説明する。キースイッ
チ25がオフになると、プロセッサ30は、ステップ7
からステップ26に進んで、車速VS (基準速度:v
Sレジスタの内容)をチェックし、それが実質上0を示
すものであると車両停止であるので、リレー26,27
を消勢する(27)。これによりモータ7付勢電源と、
電磁弁(15A、150)付勢電源がオフになる。そに
て、自己保持電源オフ可否判定のために、センサ22の
出力チェックする(28)。
センサ22がホームポジション検出信号を発生している
と、カウントデータの絶対値がC以上であるかをチェッ
クする(31)。
C未満であると、ここでは、車両が停止し、キースイッ
チ25がオフで、ステアリングホイールが中立位置にあ
ることになるので、自己保持リレー42を消勢する(3
2)。これにより、定電圧電源29がオフになり、プロ
セッサ30およびカウンタ36等、すべての電源がオフ
になる。すなわち第2a図に示す電気回路全体の電源が
オフになる。再度キースイッチ25がオンになって、ス
テップ3でカウンタ36をクリアしたとき、ステアリン
グホイールが中立位置にあるので、カウンタ36のカウ
ントデータとステアリングホイール回転角度とが正確に
対応することになる。
さて、カウントデータの絶対値がC以上であるかをチェ
ックしたとき(31) 、C以上であったと 。
きには、ステアリングホイールが時計方向又は反時計方
向に1回転又は2回転していることになるので、そのま
ま電源をオフ(リレー42オフ)にすると、次回にキー
スイッチ25がオンになって、ステップ3でカウンタ3
6をクリアしたときに。
カウンタ36のカウントデータはO(中立位置)を示し
、カラン1−データが、ステアリングホイールの回転角
度に対して整数回転置の角度ずれた値となる。そこで、
C以上であったときには、自己保持リレー42はオフに
しないで、ステップ31−7−26−27−28−31
をめぐっている。したがって、ステアリングホイールの
回転角度がそのままであると、自己保持リレー42が付
勢のままで、少くともセンサ20〜219回路35.カ
ウンタ36およびマイクロプロセッサ30の電源はオン
である。この状態で、ステアリングホイールの回転角度
が変わると、これに伴ってカウントデータが変わる。す
なわち、カウンタ36等の電源がオンのままで、ステア
リングホイール回転角度データ(カウントデータ)が保
持される。回転角度が中立位置になると、ステップ28
−31−32と進んで電源が遮断される。
さて、キースイッチ25が開になって、ステップ7から
26および27を経て、ステップ28でセンサ22の信
号をチェックしたときに、センサ22がホームポジショ
ン検出信号を発生していなかったときには、カウントデ
ータの絶対値をAと比較する(29)。このAは第3d
図に示すように、微小角度対応値である。
該絶対値がA未満のときには、ステアリングホイールは
中立位置にないが、それよりわずか(A以内)に回転し
た位置にあるので、また、カラン1−データが、ステア
リングホイールの実回転角度よりΔだけずれていても、
後述するアンチスキッド制御では格別な不利とはならな
いので、ステップ31を経てステップ32に進んでリレ
ー42を消勢する。すなわちマイクロプロセッサ30等
の電源をオフにする。これはバッテリ24の消費を低減
するためである。
この場合、次にキースイッチ25が閑になって、これに
よりマイクロプロセッサ30等に電源が入り、ステップ
3でカウンタ36をクリアしたときに、ステアリングホ
イールの回転角度は中立位置ではなく、中立位置から±
Aの範囲内ずれているので、カウントデータは、ステア
リングホイールの実回転角度より+Δの範囲内、又は−
Aの範囲内でずれた値を示す。後述するようにターン走
行と判定するのは1回転角度が第3d図に示すBを越え
た領域であるので、この場合、ターン走行と判定した領
域が±Aの範囲内でずれることになる。しかし、Δは微
小値であるので、アンチスキッド制御上格別な問題を生
じない。前述の、ステップ22〜24のカウンタ再セッ
トは、電源オン後のこのようなずれ±八をもクリア(較
正)するためのものである。
ステップ29で、カウントデータの絶対値がA以上であ
ると、このまま電源オフすると、次回にキースイッチ2
5がオンのときに、カラン1−データがステアリングホ
イールの実回転角度から許容値(A)以上ずれるので、
リレー42は消勢しない。
次に、ステップ12以下の、アンチスキッド制御関連の
制御動作を説明する。
ブレーキペダル踏込センサ2をチェックして(12) 
、それが閉(R込あり)であると、カウンタ36のカウ
ントデータの絶対値がB(第3d図参照)以上かをチェ
ックする(L3)。Bはり−ン走行と認められる最低回
転角度であり、ブレーキ時スリツブ率目標値をSIに設
定すべき、ステアリングホイールの最低回転角度である
カウントデータの絶対値がB以上であるときには。
ターン走行と見なしてカーブフラグをセラ1−シ(14
)、8未満のときにはカーブフラグをクリアする(15
)。カーブフラグの存在はターン走行中を、不存在は実
質上直進走行(極く緩やかなターン走行を含む)を示す
次に車輪速度参照値を設定する(16)、この設定の内
容を第2f図に示す。これにおいては。
まずカーブフラグの存否をチェックしく61)、それが
ないと、内部ROMの車輪速度参照値データ(第3c図
のSL2および5H2)の中から、基準速度VS (V
Sレジスタの内容:第2e図参照)に対応付けられてい
るものWLl2およびW Hi 2を読出にて、それぞ
れWLiレジスタおよびWHiレジスタにメモリする(
62)。カーブフラグがあると、内部ROMの車輪速度
参照値データ(第3c図のSL2および5H2)の中か
ら、基準速度■5(vSレジスタの内容:第2e図参照
)に対応付けられているものWLi□およびW Hi 
2を読出し、読出した値にEを乗算して得た値E−WL
i2およびE ” W H12を、それぞれWLiレジ
スタおよびW Hiレジスタにメモリする(63.64
)。
E= (1−81)/ (l  S2 )である。
車輪速度参照値をこのように設定する(16)と、前右
車輪ブレーキ5FRのブレーキ圧制御(17)、前右車
輪ブレーキ5FLのブレーキ圧制御(18)、後右車輪
ブレーキ5RRのブレーキ圧制御(19)および後左車
輪ブレーキ5RLのブレーキ圧制御(20)を実行する
第2g図に、前右車輪ブレーキ5FRのブレーキ圧制御
(17)の内容を示す。これは、車輪の加減速度dVF
Rと、スリップ率Sfrの組合せが、第1表に示す組合
せ(モード)のいずれであるかを判定し、該当するモー
ドのブレーキ圧制御を実行するものである。すなおちこ
れにおいてはまず、前右車輪の回転速度の加減速度dV
FRを、低値dVLおよび高値dvHと比較する(65
)−dVLは、第1表に示す、加減速度領域の低領域と
中領域を区分判定するための参照値、dvHは、第1表
に示す、加減速度領域の中領域と高領域を区分判定する
ための参照値である。次に右車輪の回転速度VFRを高
値WLiおよび低値Wlliと比較する(66.70.
74)。
WLiはWLiレジスタの内容であり、第1表に示すス
リップ率領域の低領域と中領域を区分判定するための参
照値(ターンフラグなしのときは第3c図のWLl2;
ターンフラグありでは第3C図のWLl)である。WH
iはWHiレジスタの内容であり、第1表に示すスリッ
プ率領域の中領域と高領域を区分判定するための参照値
(ターンフラグなしのときは第3c図のWHi2;ター
ンフラグありでは第3c図のWl−11)である。
ここで、dVL≧dVFR(加減速度が低領域)の場合
には、WLi≦VFR(スリップ率が低領域)のときに
は減圧用電磁弁15Aをオンに増圧用電磁弁15Bをオ
フにセットしく緩減圧セット;67)、W L i>V
FR>W l1i(スリップ率が中領域)のどきには増
減圧用電磁弁15Aをオンに緩急切換用電磁弁15Bを
オンにセットしく急減圧セット=68)、WLi≧VF
R(スリップ率が高領域)のときには増減圧用電磁弁1
5Δをオンに緩急切換用電磁弁15Bをオンにセットす
る(急減圧セット二69)。
d V L <dVFR< d V H(加減速度が中
領域)の場合には、WLi:5VFR(スリップ率が低
領域)のときには増減圧用電磁弁15Δをオフに緩急切
換用電磁弁15Bをオフにセットしく緩増圧セット=7
1)、W L i>VFR> W II i(スリップ
率が中領域)のときには増減圧用電磁弁15Δをオンに
緩急切換用電磁弁15Bをオフにセットシ(緩減圧セッ
ト=72)、 WLi≧VFII (スリップ率が高領域)のときには
増減圧用電磁弁15Aをオンに緩急切換用′¥1磁弁1
5Bをオンにセラ1−する(急減圧セットニア3)。
d V H5dVFR(加減速度が高領域)の場合には
WLi≦VFR(スリップ率が低領域)のときには増減
圧用電磁弁15Δをオフに緩急切換用電磁弁15Bをオ
ンにセットしく急増圧セットニア5)、WLi>VFR
>WHi(スリップ率が中領域)のときには増減圧用電
磁弁15Aをオフに緩急切換用電磁弁15Bをオフにセ
ットしく緩増圧セット:76)、 WLi≧VFR(スリップ率が高領域)のときには増減
圧用電磁弁15Δをオンに緩急切換用電磁弁15Bをオ
フにセットする(緩減圧セット:77)。
以上の電磁弁15A、15Bのオン(付勢)/オフ(消
勢)設定により、第1表に示すブレーキ圧制御が行われ
る。
前左車輪ブレーキ5FLのブレーキ圧制御(18)、後
右車輪ブレーキ5RRのブレーキ圧制御(19)および
後左車輪ブレーキ5RLのブレーキ圧制御(20)の内
容も、前述の前右車輪ブレーキ5FRのブレーキ圧制御
(17)の内容と同様である。
これらのブレーキ圧制御(17,18,19および20
)を実行すると、ステップ22〜24のカウントデータ
較正を経て、ステップ25でdT時限オーバを待ち、タ
イマdTがタイムオーバするとステップ6に戻り、ステ
ップ6.7を経てステップ8で再度タイマdTをセット
し、車輪速度演算(9)等、スリップ制御のためのパラ
メータを読込み、またステップ12,13.14,15
を経て、ステップ16〜20のブレーキ圧制御を行なう
。したがって、ブレーキペダル1が踏込まれている間、
実質上dT同周期、ステップ9〜20のブレーキ圧制御
が繰り返えされる。
以上に説明した、マイクロプロセッサ30の制御動作に
より、ブレーキペダルlが踏込まれている間、ステアリ
ングホイールの回転角度の絶対値がB未満のときには、
スリップ率がSL2と8142の間(中央値が32)に
入るように、ブレーキ圧が加、減圧制御され、ステアリ
ングホイールの回転角度の絶対値がB以上のときには、
スリップ率がSLtとSHIの間(中央値がSt)に入
るように、ブレーキ圧が加、減圧制御される。
したがって、ブレーキ中であって車両が実質上直進であ
るときには、スリップ率目標が、摩擦係数μが高いS2
とされたブレーキ圧制御となり、車両がターン走行であ
るときには、スリップ率目標が、横抗力係数μ、が高い
Slとされたブレーキ圧制御となる。直進でブレーキペ
ダルを踏込むと、ブレーキのききが最も高くなるように
ブレーキ圧が自動制御され、また、ターン中にブレーキ
を踏込むと横滑りが小さくなるようにブレーキ圧が自動
制御され、同様に、直進でブレーキを踏込んだ後にステ
アリングホイールが回転すると、すなわち、ブレーキ後
衝突回避などのためにハンドルを切ると、スリップ目標
値が、横滑りが小さいSlに自動的に切換わり、横スリ
ップが少ない操舵となり、車両運転の安全性が高くなる
次に本願発明の第2実施例を説明する。上述の第1実施
例(第1a図〜第3d図)においては。
マイクロプロセッサ30の内部ROMに、2組の、スリ
ップ領域判定用の車輪速度参照値(第3c図のSL2と
SHtで示される階段状のデータ)をメモリしており、
ターン時の参照値(SLIとSHt )は、演算で算出
するようにしている。
本願発明の第2実施例では、マイクロプロセッサ30の
内部ROMに、4組の、スリップ領域判定用の車輪速度
参照値(第3c図の5L2ySH2およびSLlと3H
1)をメモリしている。
しかにて、この第2実施例では、車輪速度参照値セット
(16)が前述の第1実施例とは異り、ステップ63お
よび64が、rvs対応の参照値W L i 1および
W)[ilを読み出し、WLiレジスタおよびWHiレ
ジスタ);メモリ」(図示せず)に置き換わっている。
その他の制御動作は第1実施例と同じである。
本願発明の第3実施例では、マイクロプロセッサ30の
内部ROMに、スリップ領域判定用のスリップ率参照値
5L2ySH2およびS L 1 +SH1の4個のデ
ータをメモリしている。しかにて、この第3実施例では
、車輪回転速度(VFR)と基準速度vSよりスリップ
率(Sfr)を演算にて、これをSL2およびSL、+
2と比較する(カウントデータの絶対値がB未満のとき
)か、又は、SLlおよびSHIと比較する(カウント
データの絶対値がB以上)。このため第3実施例では、
第1実施例の、第2f図に詳細を示す車輪速度参照値セ
ット(16)が、第4a図に示すスリップ率参照値セッ
ト(16A)に置換されている。すなわち第3実施例で
は、カーブフラグの存否をチェックして(80)、カー
ブフラグがない(車両直進)ときには、SL2およびS
H2をSLレジスタおよびSNレジスタにメモリしく8
2)、カープラグがあるときには、SLIおよびSDI
をSLレジスタおよびSNレジスタにメモリする(81
)。
更に、第2g図に示す、前右車輪ブレーキ5FHのブレ
ーキ圧制御(17)は第4b図に示すもの(17A)に
置換され、第2a図のステップ18〜20の、前左車輪
ブレーキ5FLのブレーキ圧制御、後右車輪ブレーキ5
RRのブレーキ圧制御および後左車輪ブレーキ5RLの
ブレーキ圧制御も、第4b図に示す前右車輪ブレーキ5
FRのブレーキ圧制御(17A)と同様なものに置換さ
れている。その他の制御動作は前述の第1実施例と同様
である。第4b図において、SLは第1表の、スリップ
率領域の中領域と低領域の区分判定をするスリップ率参
照値であり、SLレジスタにメモリされている内容であ
る。SHは第1表の、スリップ率領域の中領域と高領域
の区分判定をするスリップ率参照値であり、SNレジス
タにメモリされている内容である。第4b図の制御動作
により、第3実り鍼例においても、第1表に示す態様で
ブレーキ圧が制御される。
次に本願発明の第4実施例を説明する。この第4実施例
は第3実施例と類似であり、マイクロプロセッサ30の
内部ROMに、スリップ領域判定用のスリップ率参照値
SL2およびSH2の2個のデータをメモリしている。
しかにて、この第4実施例では、第3実施例のスリップ
率参照値セット(16A:第4a図)のステップ81が
、「SL2および5142を読み出して。
5L1=F−8L2およびS、、=F−S、□を演算し
、SLレジスタおよびSNレジスタにメモリ」という演
算に置換されている。F=SI/S2で嵩る。他の制御
動作は第3実施例と同様である。
以上に説明した第2実施例、第3実施例および第4実施
例の作用効果も、前述の第2実施例のものと同様である
なお、上記実施例のいずれにおいても、ステアリングホ
イールの回転角度Bを境界に、スリップ率目標値を82
かSlに選択設定するようにしている6すなわちスリッ
プ率目標値を2値的に定めるようにしているが、これを
多値又は連続的に定めるようにしてもよい。
このようにするときには、例えば第1実施例においては
、Eを、ステアリングホイールの回転角度の絶対値が大
きい程大きい値にする。すなわちEを回転角度Cdの関
係、E=f  (Cd)として。
これを回転角度対応でROMにメモリしておき、検出回
転角度に対応する値を読み出す。例えば第2実施例にお
いては、4組(S N2 e S L2 pSHIIS
LI)よりも多い組数のデータグループをROMにメモ
リしておき、ステアリングホイールの回転角度に対応し
て1組を特定する。例えば第3実施例では、スリップ率
目標値 5i=f  (Cd)とにて、すなわち、スリップ率目
標値Siを、ステアリングホイールの回転角度の絶対値
Cdの関数とにて、絶対値が大きい程小さい値とし、R
OMに、回転角度データの絶対値をアドレス(パラメー
タ)とにて、スリップ率目標値Siをメモリしておき、
制御時は、検出角度対応で目標値Siを読み出にて、S
i+a又はそれに対応する車輪回転速度を上限参照値(
S )4 を又はSH2に対応する)として設定し、S
 i −b又はそれに対応する車輪回転速度を下限参照
値(S L 1又はSL2に対応する)として設定すれ
ばよい。例えば第4実施例では、F値を、ステアリング
ホイールの回転角度の絶対値Cdが大きい程小さい値F
=f  (Cd)としてこれをROMにメモリしておき
、検出角度の絶対値CdでアクセスしてFを読み出にて
、これをSH2およびSL2に乗算した積を、比較参照
値として設定すればよい。
このようにすると、ステアリングホイールの回転角度が
大きくなるにつれて、スリップ目標値が次第に小さいも
のに変更設定され、横抗力係数μ、が大きくなるように
ブレーキ圧制御が行われるようになり、車両運転状態に
更に適合した円滑なアンチスキッド制御となる。
〔発明の効果〕
以上に説明したように本願発明では、ステアリングホイ
ールの回転角度を検出する手段を備えて。
ステアリングホイールの、中立位置(車両直進)よりの
回転角度が小さいときには高スリップ率(例えばS2)
を目標とするブレーキ圧制御を、該回転角度が大きい(
ターン走行)ときには低スリップ率(例えばSl)を目
標とするブレーキ圧制御を行うので、直進中のブレーキ
時には、車輪のスリップ率が例えば第3a図に示すS、
42以上になるとブレーキが減圧されてスリップ率が低
くされ、高スリップ率を目標とした高い制動効果がもた
らされる。
ターン中のブレーキ時、ブレーキ中の抛舵(ターン)時
、など、ブレーキ中であるという条件と、ステアリング
ホイールが回転しているという2条件が成立すると、車
輪のスリップ率が例えば第3b図に示す5l−11以上
になるとブレーキが減圧されてスリップ率が低くされ、
低スリップ率を目標とした、良い(横滑りが少い)操舵
性がもたらされる。
直進(ステアリングホイールが中立位置)とターン走行
(ステアリングホイールが中立位置より回転)とは同一
時点に成立しないので、上述のように、ステアリングホ
イールの回転角度に対応して比較スリップ率を設定する
ことにより、直進制動効果と操舵性の向上が共に得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1a図は本願発明の第1実施例の、主に機構部の構成
概要を示すブロック図である。 第1b図は第1実施例の、主にコントローラ230の構
成概要を示すブロック図である。 第2a図は第1b図に示すマイクロプロセッサ30の制
御動作の概要を示すフローチャートであるO 第2b図は、マイクロプロセッサ30の割込制御動作を
示すフローチャートである。 第2c図は、第2a図に示す車輪速度演算(9)の内容
を示すフローチャートである。 第2d図は、第2a図に示す車輪加減速度演算(10)
の内容を示すフローチャートである。 第2e図は、第2a図に示す車速演算(11)の内容を
示すフローチャートである。 第2f図は、第2a図に示す車輪速度参照値セット(1
6)の内容を示すフローチャートである。 第2g図は、第2a図に示す前右車輪ブレーキ5FRの
ブレーキ圧制御(17)の内容を示すフローチャートで
ある。 第3a図および第3b図は、ブレーキ中の車輪のスリッ
プ率と摩擦係数μおよび横抗力係数μ。 との関係を示すグラフであり、第3a図の82は車両直
進時の目標スリップ率を、第3b図の81は車両ターン
時の目標スリップ率を示す6第3c図は、本願発明の第
1実施例でマイクロプロセッサ30の内部ROMに格納
されている参照値データSL2およびS8と基準速度v
Sの関係を示すグラフである。 第3d図は、ステアリングホイールの回転角度と、第t
b図に示すカウンタ36のカウントデータとの関係を示
すグラフである。 第4a図および第4b図は、本願発明の第3実施例の制
御動作の一部を示すフローチャートであり、第1実施例
の制御動作とは異なる部分を示す。 lニブレーキペダル  2:ペダル踏込みセンサ(1,
2ニブレ一キ指示手段) 3ニブレーキマスクシリンダ 4FR,/lFL、4RR,4RL ニブレーキ付勢ユ
ニット(ブレーキ付勢手段) 5FR,5FL、5RR,5rlL :車輪ブレーキ7
:モータ      8:ポンプ 9:アキュムレータ   10:圧力センサll:圧力
制御弁 12FR,L2FL、12RIt、t211L :パル
ス発生器(車輪の回転速度を検出する手段) 13:バイパス弁    14:アクチュエータ弁15
A :増減圧用電磁弁  15B=緩急切換用電磁弁l
6:ステアリングシャフト 17:スリット板  18二回転角度検出用スリット1
9:ホームポジションスリット 20.21.22 :パルス発生器 (17,18,1り、20,21,35,36 ニステ
アリングホイールの回転角度を検出する手段) 24:車上バッテリ   25:キースイノチ26:パ
ワー電源投入リレー 27:モータ付勢リレー 28:電流検出用抵抗29:
定電圧回路 30:マイクロプロセッサ(車輪の回転速度を検出する
手段、基準速度検出手段、ブレーキ制御手段。 カウント制御手段、メモリ手段、読み出し手段、比1技
手段、スリップ率Sfrを演算する手段、車輪の回転加
減速度を検出る手段) 31:リレードライバ  32−1.32−2 :増幅
器33:ソレノイドドライバ34:波形整形用増幅器3
5:方向判別回路(方向検出手段) 36:アップダウンカウンタ 37〜39:波形整形用増幅器 40:オープンコレクタ形のインバータ41:リレード
ライバ  42:自己保持リレーBLニブレーキ表示ラ
ンプ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ブレーキ指示手段; ブレーキ指示手段よりのブレーキ圧指示、ならびに、少
    くとも減圧を含むコントロール指示、に応答して、車輪
    に組付けられたブレーキのブレーキ圧を制御するブレー
    キ付勢手段; 車輪の回転速度を検出する手段; 基準速度検出手段; ステアリングホイールの回転角度を検出する手段;およ
    び、 ステアリングホイールの回転角度、基準速度および車輪
    の回転速度に対応して、ステアリングホイールの回転角
    度が大きいときは低スリップ率相当の比較値を参照し、
    小さいときは高スリップ率相当の比較値を参照して前記
    ブレーキ付勢手段に前記コントロール指示を行うブレー
    キ制御手段;を備えるアンチスキッド制御装置。
  2. (2)ステアリングホイールの回転角度を検出する手段
    は: ステアリングホイールに結合され、位相がずれた2組の
    電気パルスを発生するパルス発生手段; ステアリングホイールの中立位置で特定レベルの電気信
    号を発生する信号発生手段; 該2組のパルスを比較し回転方向を検出して回転方向を
    示す方向信号を発生する方向検出手段; 前記2組のパルスの内の1組を、方向信号に応じてアッ
    プ/ダウンカウントするアップダウンカウント手段;お
    よび、 該信号発生手段が特定レベルの電気信号を発生している
    ときアップダウンカウント値を参照してそれがステアリ
    ングホイールの中立位置対応の値であるとアップダウン
    カウント手段を再セットするカウント制御手段; でなる前記特許請求の範囲第(1)項記載のアンチスキ
    ッド制御装置。
  3. (3)ブレーキ制御手段は: 一定スリップ率S_H_2となる、基準速度VSiに対
    応付けた車輪回転速度WHi_2を比較値として保持す
    るメモリ手段; 検出基準速度に対応する車輪回転速度を該メモリ手段よ
    り読み出す読み出し手段;および、 ステアリングホイール回転角度に対応してそれが大きい
    と大きい値の数値Eを読み出した車輪回転速度に乗じた
    値を比較値としてこれと検出した車輪回転速度とを比較
    し、後者が前者以下であるとブレーキ付勢手段に減圧を
    指示する比較手段; でなる、前記特許請求の範囲第(1)項又は第(2)項
    記載のアンチスキッド制御装置。
  4. (4)ブレーキ制御手段は: 一定高スリップ率S_H_2となる、基準速度VSiに
    対応付けた車輪回転速度WHi_2、および一定低スリ
    ップ率S_H_1となる、基準速度VSiに対応付けた
    車輪回転速度WHi_1、を比較値として保持するメモ
    リ手段;および、 検出したステアリングホイール回転角度および検出した
    基準速度に対応した車輪回転速度をメモリ手段より読み
    出し、読み出した車輪回転速度と検出した車輪回転速度
    とを比較し、後者が前者以下であるとブレーキ付勢手段
    に減圧を指示する比較手段; でなる、前記特許請求の範囲第(1)項又は第(2)項
    記載のアンチスキッド制御装置。
  5. (5)ブレーキ制御手段は: ステアリングホイールの高回転角度に割り当てた高スリ
    ップ率S_H_2と低回転角度に割り当てた低スリップ
    率S_H_1を比較値として保持するメモリ手段; 検出した基準速度および検出した車輪回転速度よりスリ
    ップ率Sfrを演算する手段;および、 ステアリングホイール回転角度に対応して、それが大き
    いと低スリップ率S_H_1を演算したスリップ率Sf
    rと比較して後者が前者以上であるとブレーキ付勢手段
    に減圧を指示し、ステアリングホイール回転角度が小さ
    いと高スリップ率S_H_2を演算したスリップ率Sf
    rと比較して後者が前者以上であるとブレーキ付勢手段
    に減圧を指示する比較手段; でなる、前記特許請求の範囲第(1)項又は第(2)項
    記載のアンチスキッド制御装置。
  6. (6)ブレーキ制御手段は: 一定スリップ率S_H_2を比較値として保持するメモ
    リ手段; 検出基準速度および検出した車輪回転速度よりスリップ
    率Sfrを演算する手段;および、 ステアリングホイール回転角度に対応して、それが大き
    いと小さい値の数値Fを上記一定スリップ率S_H_2
    に乗じた値を演算したスリップ率Sfrと比較して後者
    が前者以上であるとブレーキ付勢手段に減圧を指示しす
    る比較手段; でなる、前記特許請求の範囲第(1)項又は第(2)項
    記載のアンチスキッド制御装置。
  7. (7)ブレーキ指示手段; ブレーキ指示手段よりのブレーキ圧指示、ならびに、少
    くとも減圧を含むコントロール指示、に応答して、車輪
    に組付けられたブレーキのブレーキ圧を制御するブレー
    キ付勢手段; 車輪の回転速度を検出する手段; 車輪の回転加減速度を検出する手段; 基準速度検出手段; ステアリングホイールの回転角度を検出する手段;およ
    び、 ステアリングホイールの回転角度、基準速度、車輪の回
    転速度および車輪の回転加減速度に対応にて、ステアリ
    ングホイールの回転角度が大きいときは低スリップ率相
    当の比較値を参照し、小さいときは高スリップ率相当の
    比較値を参照して車輪のスリップ率が比較値対応のスリ
    ップ率以上で検出した回転加減速度が低いときは前記ブ
    レーキ付勢手段に減圧を指示するブレーキ制御手段; を備えるアンチスキッド制御装置。
  8. (8)ステアリングホイールの回転角度を検出する手段
    は: ステアリングホイールに結合され、位相がずれた2組の
    電気パルスを発生するパルス発生手段; ステアリングホイールの中立位置で特定レベルの電気信
    号を発生する信号発生手段; 該2組のパルスを比較を回転方向を検出して回転方向を
    示す方向信号を発生する方向検出手段; 前記2組のパルスの内の1組を、方向信号に応じてアッ
    プ/ダウンカウントするアップダウンカウント手段;お
    よび、 該信号発生手段が特定レベルの電気信号を発生している
    ときアップダウンカウント値を参照してそれがステアリ
    ングホイールの中立位置対応の値であるとアップダウン
    カウント手段を再セットするカウント制御手段; でなる前記特許請求の範囲第(7)項記載のアンチスキ
    ッド制御装置。
  9. (9)ブレーキ制御手段は: 一定スリップ率S_H_2となる、基準速度VSiに対
    応付けた車輪回転速度WHi_2を比較値として保持す
    るメモリ手段; 検出基準速度に対応する車輪回転速度を該メモリ手段よ
    り読み出す読み出し手段;および、 ステアリングホイール回転角度に対応してそれが大きい
    と大きい値の数値Eを読み出した車輪回転速度に乗じた
    値を比較値としてこれと検出した車輪回転速度とを比較
    し、後者が前者以下であって検出した回転加減速度が低
    いとブレーキ付勢手段に減圧を指示する比較手段; でなる、前記特許請求の範囲第(7)項又は第(8)項
    記載のアンチスキッド制御装置。
  10. (10)ブレーキ制御手段は: 一定高スリップ率S_H_2となる、基準速度VSiに
    対応付けた車輪回転速度WHi_2、および一定低スリ
    ップ率S_H_1となる、基準速度VSiに対応付けた
    車輪回転速度WHi_1、を比較値として保持するメモ
    リ手段;および、 検出したステアリングホイール回転角度および検出した
    基準速度に対応した車輪回転速度をメモリ手段より読み
    出し、読み出した車輪回転速度と検出した車輪回転速度
    とを比較し、後者が前者以下であって検出した回転加減
    速度が低いとブレーキ付勢手段に減圧を指示する比較手
    段; でなる、前記特許請求の範囲第(7)項又は第(8)項
    記載のアンチスキッド制御装置。
  11. (11)ブレーキ制御手段は: ステアリングホイールの高回転角度に割り当てた低スリ
    ップ率S_H_1と低回転角度に割り当てた高スリップ
    率S_H_2を比較値として保持するメモリ手段; 検出した基準速度および検出した車輪回転速度よりスリ
    ップ率Sfrを演算する手段;および、 ステアリングホイール回転角度に対応して、それが大き
    いと低スリップ率S_H_1を演算したスリップ率Sf
    rと比較して後者が前者以上であって検出した回転加減
    速度が低いとブレーキ付勢手段に減圧を指示し、ステア
    リングホイール回転角度が小さいと高スリップ率S_H
    _2を演算したスリップ率Sfrと比較して後者が前者
    以上であって検出した回転加減速度が低いとブレーキ付
    勢手段に減圧を指示する比較手段; でなる、前記特許請求の範囲第(7)項又は第(8)項
    記載のアンチスキッド制御装置。
  12. (12)ブレーキ制御手段は: 一定スリップ率S_H_2を比較値として保持するメモ
    リ手段; 検出基準速度および検出した車輪回転速度よりスリップ
    率Sfrを演算する手段;および、 ステアリングホイール回転角度に対応して、それが大き
    いと小さい値の数値Fを上記一定スリップ率S_H_2
    に乗じた値を演算したスリップ率Sfrと比較して後者
    が前者以上であって検出した回転加減速度が低いとブレ
    ーキ付勢手段に減圧を指示する比較手段; でなる、前記特許請求の範囲第(7)項又は第(8)項
    記載のアンチスキッド制御装置。
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