JPS62251785A - 物品支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明は可成りの重量を有する物品を調節可能な高さに
位置付ける支持装置に関する。

Ｂ、従来技術 与えられた範囲内の任意の高さで可成りの重量を持つ物
品を位置付け、そして、総重量に対して可成りの重さを
占める施錠装置、即ちロッキング装置を用いずに、受は
身の機構を使ってその物品を定位置に留めさせる必要の
ある多くの支持装置の例がある。そのような装置の１例
として、陰極線管（ＣＲＴ）ディスプレイのような表示
装置を載置する支持装置がある。ユーザの要求とか、照
明状態とか、或はワークステーションの種々のレイアウ
トなどに適合するように、スクリーンの高さを調節する
手段を有する表示装置を提供することは、人間工学の観
点から望ましいことである。

事務室の環境内での他のこのような支持装置の例は製図
板を支持する装置とか、キーボード及びディスプレイを
有する完全ワークステーションを支持する装置とかが考
えられる。

物品の重量が無視しうる程度ならば、物品の姿勢を維持
しないにしても、物品を位置付けるためには機構の持つ
全体のこわさで充分であるけれども、ＣＲＴのような明
らかな発光装置でさえも、代表的な装置の重量は１個当
！ｌ１８キログラムから３０キログラムの範囲にある。

独国公告公報Ｂ−第２８４７１３５号に記載されている
ＣＲＴディスプレイの従来の支持装置は基台部と、基台
部材にその下端が軸着されているブームと、ブームの上
端において、ディスプレイを装着する手段とで構成され
ている。ナイスプレイの重量に対抗するために、持ち上
げブームの下端のピボット部に捩りばねが装着されてお
シ、ばねはブームを持ち上げた位置の方へ偏倚している
。

大きな持ち上げ力が必要なので、この支持装置は比較的
大きな捩りばねを用いる必要がある。また、ばねの特性
のため、ブームの低位置では持ち上げ力が大きすぎ、ブ
ームの高位置では持ち上げ力が不充分である傾向がある
。

必要な持ち上げ力を与えるために、１個以上のガス支柱
を使用することが知られている。代表的な従来の持ち上
げ装置では、ガス支持は直接に持ち上げ力を与えていた
。

第１の例を挙げると、ガス支柱は垂直に装着されており
、ディスプレイはガス支柱上で上下運動を行う。この垂
直型の装置の大きな弱点は、スクリーンを低位置に置く
ためには、持ち上げ機構をディスプレイの外部に装着し
なければならず机の面積を増加し、或は脚台（ｆｏｏｔ
　ｐｒｉｎｔ　）を必要とし、また、持ち上げ機構をデ
ィスプレイの内部に装着しようとすれば、それは一層複
雑な機構にならざるを得ないことである。　　゛ ガス支柱を使った第２の型の装置は、上述の独国公告公
報に示された捩りばねを用いた支持装置と比較すること
が出来る。この第２の型の装置におけるカス支柱は、ブ
ームが持ち上げられた位置へ偏倚するような態様で、基
台とブームとの間で直接に接続されている。この型は、
垂直方向運動の装置に比べて、調節しうる高さの範囲を
より大きくすることが出来る。然しなから、直接作用型
のために、上記の二つの型の装置は強力で大きなガス支
柱を必要とし、その結果、支持装置は相対的に大型にな
る。また、従来のガス支柱型の装置は持ち上げ高さの範
囲全般にわたって、移動量を正確にすることに困難があ
る。

Ｃ０発明が解決しようとする問題点 これら従来のすべての装置は強力な偏倚手段を必要とす
る欠点を持っており、このことは、支持装置の組み立て
作業、又は修理作業に伴う危険度が高いことと、それに
応じて支持装置が大型で且つ高価であることを意味する
。加えて、装置を最低位にしたとしても、装置は机上か
ら可成りの距離にある。

Ｄ９問題点を解決するための手段 本発明の物品支持装置は使用中、基準の高さに位置する
マウント、即ち基台部を持っている。クランクがこの基
台部から延びている。ブームは、基台部に軸着されて、
基台部から延長しており、そして、基準の高さに対して
調節しうる高さに位置させる物品を装着する手段を有し
ている。持ち上げレバー及びガス支柱全体はブームに内
蔵されている。持ち上げロッドは、基台・ブーム連結軸
から離隔したクランクの位置と、持ち上げレバーとの間
に装着されており、持ち上げレバーは、ブームに対して
固定されている持ち上げレバー・ブーム連結軸に嵌め込
んでブーム内に軸着されている。持ち上げロッド及びガ
ス支柱は持ち上げレバーに軸着されているが、持ち上げ
レバー・ブーム連結軸からガス支柱の軸着点、即ち連結
点までの距離は、持ち上げレバー・ブーム連結軸から持
ち上げロッドの連結点までの距離よりも大きくされてい
る。ガス支柱はブームに取り付けられ、且つ支持装置が
所定の物品を装着したときに、その物品の重力に抗する
力を与える。

ガス支柱からクランクへの力を伝達するレバー機構全使
用することは、相対的に小さく且つ安価なガス支柱の使
用を可能にする。相対的に小さなカス安住が使われ、且
つレバー機構もまた、大きな空間を取らないから、調節
されるべき垂直方向の範囲を大きくすることの出来るコ
ンパクトな装置を達成することが出来る。本発明に従っ
て、持ち上げ機構全体はブームの中に組み込んで、外部
から見えなくすることが出来る。

本発明の実施例によればガス支柱がブーム及び持ち上げ
レバーに連結されている位置と、持ち上げロッドが基台
部クランクに連結されている位置とを適当に選択するこ
とによって、ディスプレイの垂直位置の全域にわたって
必要とされる適正な持ち上げ力を与えるように、ガス支
柱の特性を最適条件に置くことが可能である。また、単
一の基本デザインによって、物品の重量及び重量配分の
範囲を広くすることが可能である。異なった圧力を持つ
ガス支柱を交換することにより融通性を持たせることが
出来、壕だ、ガス支柱及び持ち上げロッドに対して複数
個の選択位置を設けることによって融通性を拡張するこ
とが出来る。

ブームが移動している間、ブームに物品を装着する架台
が物品の向きをそのままに保つように、平行運動リンク
仕掛けを持った支持装置を与えることが出来る。この平
行運動リンク仕掛けは、架台が基台部に対して所望の角
度に設定出来るように、傾斜機構を備えることが好まし
い。この角度は、平行運動リンク仕掛けによって、ブー
ムが移動している間、一定に維持される。

Ｅ、実施例 第２図は、ＣＲＴデイスブＶイを支持するための本発明
に従った支持装置の全体を示す図である。

その支持装置は基台部１０と、ブーム１２と、架台１４
とを含んでいる。ＣＲＴディスプレイ１００は架台１４
に装着されている。

第１図から分かるように、ブーム１２は、横断面が全体
として箱形をしており、箱の幅は高さより太きい。ブー
ムは、その下端部に２　ｆ［ｌｉｌの下向きの耳片１５
を有しており、それらは、持ち上げ用ブームの下部の両
端に設けられている。基台部１０の溝１６に差し込まれ
たこれらの耳片１５によって、ブーム１２は、使用中は
ぼ水平の軸１８の囲りで基台部に丁番付けされる。基台
部１０は、ブームの底面の開口２２を貫通するクランク
２０を持っている。

ブームの筐体１３内に持ち上げ機構が含まれており、持
ち上げ機構は持ち上げレバー２６と、持ち上げ用ガス支
柱３０と、持ち上げロッド３６とで構成される。持ち上
げレバー２６の一方の端は、ブームの固定位置において
、持ち上げレバービーム連結軸２８の囲りを回転するよ
うに、ブーム内に軸着されている。ガス支柱３０は、持
ち上げレバー２６の他端の連結点３２に軸着され、且つ
持ち上げブームの他の位置３４に連結されている。

持ち上げロッド３６の一端は、基台・ブーム連結軸１８
から離隔した位置３８の所で、クランク２０に軸着され
ており、そして、ロッド３６の他端は、持ち上げレバー
・ビーム連結軸２８のピボットと、ガス支柱３０の連結
点３２との間に位置する、レバー２６上の点４０に連結
されている。ブーム１２の筐体のカバー（図示せず）は
、持ち上げ機構がブーム内に密閉されるように取り付け
られる。ＣＲＴディスプレイのケーブルはブームの筐体
内に収納することが出来る。

第３ａ図及び第３ｂ図は持ち上げ機構の動作を説明する
ための図である。

ブームが水平線に対して角度φを持つブームの第１の位
置において、持ち上げロッド３６がクランク２０に連結
されている場所３８と、予め決められているブームの場
所例えばブームの側壁部４２との間の距離はＸである。

基台・ブーム連結軸１８の廻シで、ブームがΔφの回転
をした後、水平線に対する角度がφ＋Δφの角度を持つ
ブームの第２の位置において、場所３８と予め決められ
た場所４２との間の距離はＸ＋ΔＸに増加する。明らか
に、若し、ブームの他端に装着されているディスプレイ
（図示せず）の重量に対抗する偏倚力が与えられていな
ければ、ブーム１２は丁番１８の囲りで時計方向（第３
ａ図及び第３ｂ図に示された向きで）に回転しようとす
る。ガス支柱３０、持ち上げレバー２６及び持ち上げロ
ッド３６は、ガス支柱がブームに装着されている連結点
３４と、場所３８との間で偏倚力Ｆを働かせて、丁番１
８を中心として、ブームを反時計方向（第３ａ図及び第
３ｂ図に示された向きで）回転させようとする。ガス支
柱、持ち上げレバー及び持ち上げロッドを使用すること
によって、吹下に説明するように、高さを調節する動作
範囲の全域にわたってディスプレイの重量に反抗してバ
ランスを取る偏倚力を発生させることが出来る。

持ち上げレバー２６の持ち上げレバー・ブーム連結軸２
８から測って、ガス支柱３０の連結点３２までの距離と
、持ち上げロッド３６の連結点４０までの距離との間の
差は、持ち上げ力を与えるのにガス支柱を直接に使った
場合よシも弱い力のガス支柱を使うことが出来ることを
意味する。従って、持ち上げレバー２６で構成される主
要なリンク仕掛けは、相対的に小さく且つコンパクトな
ガス支柱の使用を可能とし、他方、ブームの機械的な複
雑さの欠点はディスプレイの高さを広範囲に調節しうろ
ことで補填される。

ばねではなくガス支柱を使う利点は多種多様である。ば
ね式と比較した場合、ガス支柱は、与えられた直径、即
ちバレルの大きさに対して、よシ広範囲の出力を供給す
ることが出来る。また、与えられた直径、即ちバレルの
大きさで得ることの出来る［レー）（ｒａｔｅ）Ｊ、即
ち格付けの範囲（ガス支持が伸長された状態の力に対し
て、圧縮された際の力との比率、−従って、１．５及び
１００Ｎに「格付け」られたガス支柱は完全に伸長され
たとき、１００Ｎになり、完全に圧縮されたとき、１５
ＯＮになる）はばねの格付けよりも秀れている。減衰（
伸長速度の制御）は簡単な弁、又はオイルをバレルに関
連づけることによって与えることが出来る。

本発明はこれらの利点を利用することが出来る。

ガス支柱が持ち上げレバーに連結されている位置は、特
定の装置の要求に対して、ガス支柱の「格付け」を適用
するのに使うことが出来る。例えば、若し１．３に格付
けされたガス支柱３０が第４ａ図に示されたような１０
０朋のストロークＳで動作するとすれば、これは１．３
の「システムレート」と称される。然しなから、若し、
特定のディスフレイの設定が１．１５の「システムレー
ト」シか必要としないならば、ガス支柱は位置３２〃の
所で持ち上げレバーに連結することが出来る。この場合
、ガス支柱は、第４ｂ図に示されたようにそのストロー
クはＳ／２の５０ｍＬか使うことが出来ない。このこと
を理解すれば、持ち上げレバーはガス支柱に対して複数
個の選択的な連結点３２．３２’、　　３２“を備える
ことが可能となる。

また、第５図を参照して理解出来るように、持ち上げレ
バーが軸着点２８の囲りで回転したとき、持ち上げレバ
ーに対して、ガス支柱３０の初期位置と最終位置との間
の角度αを選択することによって、システムの性能を変
化することが出来る。

最適の駆動力伝達は、ガス支柱が持ち上げレバーに対し
て直角にある時（即ち、α＝Ｏｕ）に得られる。任意の
長さにあるガス支柱の駆動力をＦとすると、ガス支柱の
有効駆動力はＦ　Ｘ　Ｃｏｓαで与えられるから、角度
αが増加すると、ガス支柱の有効駆動力は減少する。従
って、ガス支柱のストロークの特定の部分で、持ち上げ
レバーに対してガス支柱が垂直になるように配列するこ
とによって、ガス支柱のストロークのその特定の部分に
おける有効駆動力を最大化することが出来、且つ、ガス
支柱の性能をシステムの要求に調和させることが出来る
のが分かる。このような観点から、持ち上げレバーに連
結されていない方のガス支柱ノ端部を連結する複数個の
選択位置、３４．３４′、３４〃などをブーム内に設け
ることが出来る（第５ｂ図参照）。

また、第６ａ図に示されているように、持ち上げロッド
がクランク２０に連結されている位置３８に対して基台
・ブーム連結軸１８を結ぶ想像的な線４３と、持ち上げ
ロッド３６の軸方向との間の角度βを選択することによ
ってシステムに調和させることが出来る。持ち上げロッ
ドの軸から基台・ブーム連結軸１８までの距離をＹとす
れば、ブーム１２が基台・ブーム連結軸１８の廻りで基
台部１０に対して回転された時、持ち上げロッドの有効
引っ張り距離はＹ　Ｘ　Ｓｉｎβである。従って、最大
の効果はβが９０°のときに得られる。換言すれば、第
６ａ図に示されたように、持ち上げロッドが上述の想像
線４３と直角になったとき、最大の効果が得られる。基
台・ブーム連結軸１８の位置と、クランク２０に対して
持ち上げロッドを連結する位置との間の相対的な位置を
選ぶことによって、システムと更に調和することが可能
である。

その結果、持ち上げロッド３６に対して複数個の選択的
な連結点、３８．３８′、３８“などをクランク２０上
に設けることが出来る。

従って、本発明に従った支持装置のレバーの配列は従来
の装置よシも、よシ多い選択性を与えて、高さを調節す
る範囲の全域にわたって持ち上げ力の最適化を計ること
が出来る。

ディスプレイを持ち上げる動作中に、水平方向に対する
ブームの角度が変化するので、ディスプレイを所望の視
角に保つ機構が要求される。第７図及び第８図はこの性
能を与えるための簡単な配列を示す。ディスプレイの架
台１４の溝（図示せず）を貫通して上方に突出した２個
の耳片４４がブームの上端部に設けられている。これら
の耳片４４によって、架台１４は、基台・ブーム連結軸
１８と平行なブーム・架台連結軸４６の廻りで、持ち上
げ用ブームと丁番付けされる。また、架台は、ブームの
上面の開孔（図示せず）を貫通する架台クランク４８を
与えるために、下向きの耳片４８が設けられている。第
７図に示されているように、第２図の持ち上げレバー２
６は、持ち上げレバー・ビーム連結軸２８のピボットを
越えた延長部を与えるように改造されている。平行運動
ロッド５２の形式の平行運動リンク仕掛けが延長型持ち
上げレバー２６′の連結点５４と、架台クランク４８の
位置５６との間で連結されている。連結点５４及び場所
５６の位置は架台を維持するように選ばれているので、
ディスプレイは水平方向に対して一定の方向で維持され
る。例えば、若し、基台の耳片２０に対する持ち上げロ
ッド３６の連結点３８及び基台・ブーム連結軸１８との
間の距離と、架台クランク４８に対する平行運動ロッド
５２の連結点５６及びブーム・架台連結軸４６との間の
距離とが、ブームのすべての角度において等しくなるよ
う選ばれているとすれば、連結点４０及び５４は、持ち
上げレバー・ビーム連結軸２８のピボットに対して互に
向い合っているが、持ち上げレバー・ビーム連結軸２８
のピボットから等距離になければならない。持ち上げ機
構と平行運動機構とを組み合わせることによって、持ち
上げ用ガス支柱から要求される持ち上げ力はディスプレ
イの重力の中心の位置を変えることによって影響を受け
ない。第８図は持ち上げ機構と平行運動機構とをどのよ
うにしてブーム内に共存させるかを示している。

ブームの傾斜とは無関係に視角が変化出来るように、デ
ィスプレイの傾斜機構を設けることが望まれる。これは
、持ち上げ及び平行運動機構とは完全に独立した機構を
与えることによって行われる。然しなから、以下に開示
する２つの実施例のように、傾斜機構もまた、持ち上げ
及び平行運動機構と組み合わせることが出来る。

第９図及び第１０図に示された第１の実施例において、
傾斜機構は架台１４の中に内蔵されている。この装置に
おいて、架台耳片４８（第７図及び第８図）は、ブーム
・架台連結軸４６の囲りで回転するよう軸着されている
アイドラ腕５８により置き変えられている。実際上、ア
イドラ腕５８は、ブーム及び架台の角度が変化している
間で、はぼ垂直になっている。平行運動ロッド５２（第
７図参照）は、ブーム・架台連結軸４６から離隔してい
る場所６０において、アイドラ腕５８の下端部に連結さ
れている。傾斜ロッド６２は連結点６４でアイドラ腕５
８の他端に連結されており、そして、ブームの角度が変
化したとき、架台が方向付けの設定を維持するように、
ブーム・架台連結軸４６に対して連結点６０及び６４が
選ばれる。

傾斜ロッド６２、傾斜レバー６６及び傾斜用ガス支柱６
８で構成される傾斜機構は、持ち上げロッド３６、持ち
上げレバー２６及びガス支柱３０で構成される対応する
持ち上げ機構と殆ど同じように動作する。従って、傾斜
機構の動作の詳細は説明しない。然しなから、ディスプ
レイが傾けられた時に生ずる力について、第１１ａ図、
第１１ｂ図及び第１１ｃ図を参照しながら簡単に説明を
行う。

第１１ａ図及び第１１ｂ図はディスプレイの傾斜がデの
場合と２０°の場合を夫々示している。この傾斜角はデ
ィスプレイのユーザの代表的な要望である。ディスプレ
イを回転するための軸４６から、ディスプレイの重心ま
での水平距離を、ディスプレイの傾斜が００のとき（第
１１ａ図）、Ｌとすれば、ディスプレイ全２０°傾けた
とき（第１１ｂ図）の対応する距離はＬ＋ΔＬでおるか
ら、回転モーメントは、 ０°においてＭＸＬであり、 ２０’においてＭＸ（Ｌ＋ΔＬ）である。

（ここで、Ｍはディスプレイの質量である。）従って、
第１１Ｃ図に示された回転モーメント曲線の勾配は傾斜
リンク仕掛け（傾斜用ガス支柱を含む）の出力によって
ほぼ整合されねばならない。これを達成するために、第
３ａ図乃至第６Ｃ図に関連した持ち上げ機構の説明を想
起しながら、傾斜リンク仕掛けの構造を設定する。従っ
て、傾斜機構の構造は、傾斜ロッド及び傾斜用ガス支柱
のために、複数個の任意の連結点を、アイドラ腕上に、
又は傾斜レバー上に、又は架台内に適宜に設けることが
出来る。ディスプレイの重心と軸４６との間の水平距離
は変化し、その結果回転モーメントは、コサインのルー
ル、即ち、ＲｘＣｏ５ｒ（Ｒは軸から重心までの距離、
γは軸心及び重心を結ぶ線と、軸心を通る水平線とのな
す角度である）によって変化するから、回転モーメント
の曲線は、ディスプレイの調節による最大首振シ角度が
２５°を超えず、且つ角度γが２０°乃至６０°の範囲
内にあれば、はぼ直線と見做すことが出来る。上述の範
囲を超える場合は、高いレートの特別のガス支柱を必要
とする。

上述の持ち上げ機構、平行運動機構及び傾斜機構の構造
の他に、他の構造を第１２図及び第１３図を参照して説
明する。この構造は、持ち上げ、平行運動及び傾斜の各
機構がすべてブームの中に集結しているので、特にコン
パクトである。持ち上げ用ガス支柱３０は、ブーム１２
内の予定位置３４′にその一端が連結され、そして、他
端が持ち上げレバー２６“上の位置３２に連結されてい
る。

ブーム１２に対して固定されている軸２８の囲りに装着
されている持ち上げレバー２６“の一端は持ち上げロッ
ド３６に軸着されておシ、その他端は基台部クランク２
０の位置３８に連結されている。

また、持ち上げレバー２６”は位置５４において、平行
リンク仕掛は及び傾斜機構の組み合わせに連結されてい
る。第７図及び第８図について説明したように、持ち上
げレバーの軸２８のピポッドに対する連結点５４及び４
０の相対的な位置は他の関連寸法に従属する。

平行リンク仕掛は及び傾斜機構は、スライダ・プレート
８２と、傾斜用ガス支柱６８′と、持ち上げロッド２６
を通過させるための窪み部分９６を有する傾斜レバー６
６′と、傾斜ロッド６２′とで構成されている。傾斜レ
バー６６′はスライダ・プレート８２上の固定位置７０
’の所で軸着されている。

スライダ・プレートの溝に係合するスタッド７６がスラ
イダ・プレートを案内するために、ブーム中に設けられ
ている。傾斜ガス支柱６８′の一端は傾斜レバー６６′
上の予定された位置７２′に連結されておシ、更に、ガ
ス支柱６８′の他端はスライダ・プレート８２上の予定
された位置に連結されている。この特定の装置において
、スライダ・プレート８２上の上記予定された位置とは
、持ち上げレバーがスライダ・プレートに連結されてい
る場所である。傾斜ロンドロ２′は、傾斜レバー６６′
上の予定された位置７４′と、架台クランク４８上の予
定された位置５６との間に連結されている。傾斜ロッド
６２′は持ち上げレバー２６″の窪み部分９４を通過す
る。この装置における架台１４は第８図に示した架台と
同じである。

持ち上げ機構と傾斜機構はそれら自体が２つのバランス
・システムであり、夫々の構造の固有のこわさによって
、両者は独立して動作する。

ディスプレイの高さを上げるとき、操作者は、システム
の荷重を軽減し、且つ持ち上げ機構のバランスを臨時に
崩すように、上方に僅かな力を加えるだけでよい。この
結果は、持ち上げ用ガス支柱をその内部圧力によって伸
長させることになる。

これによって、持ち上げレバー２６”は軸２８の囲りで
反時計方向（第１２図の状態から見て）に回転され、ス
ライダ・プレート８２は右方に押し付けられる。傾斜機
構は現在の傾斜角度でティスプレィとバランスしており
、且つ傾斜機構はスライダ・プレート８２上に装着され
ているので傾斜機構はスライダ・プレートと共に移動し
、そして、傾斜ロッドを架台１４に作用させて所定の傾
斜角度を維持する（即ち、傾斜機構とスライダ・プレー
トが共働して、平行リンク仕掛けとして作用する）。操
作者がディスプレイを放した時（即ち、操作者の上向き
の力が無くなった時〕、持ち上げシステムは再度バラン
スするので、ディスプレイは所望の高さにとどまる。テ
ィスプレィの高さを下げるとき、操作者は、ティスプレ
ィが所望の高さに達するまで、ディスプレイに下方向の
僅かな力を加えるだけでよい。

第２の軸４６の囲りでティスプレィを傾けるように操作
者が力を加えると、これは回転力を変化して、「傾斜シ
ステム」のバランスを崩す。傾斜用ガス支柱の長さはそ
れに従って変化する。操作者がディスプレイを放すと、
傾斜システムは新しい位置でバランスされる。この力の
バランスはサイ列・プレート上の傾斜機構（傾斜ロンド
ロ２′、傾斜レバー６６′及び傾斜用ガス支柱６８′）
内で起るので、スライダ・プレート８２及びバランスさ
れた持ち上げ機構は動かない。

また、第１２図は持ち上げ、傾斜及び平行運動機構のた
めの鎖錠機構を示す。これは位置８４の場所で傾斜レバ
ー６６′に連結された鎖錠プレート７８′！ｉ−含んで
いる。また、持ち上げレバー２６〃はスロット付の延長
部９２が設けられている。鎖錠プレートγ８のスロット
と延長部９２のスロットとを貫通して、鎖錠レバー９０
に連結されているねじ８８がある。鎖錠レバー９０を動
作すると、ねじ８８は、持ち上げ用ブーム１２上に設け
られた鎖錠カラー９１に対して、鎖錠プレート７８とス
ロット付の延長部９２とを締め付ける。持ち上げ及び傾
斜機構はバランスされているから、支持装置を所望の位
置に鎖錠するのは、はんの僅かの力でよい。

本発明の幾つかの実施例について説明して来たが、本発
明の技術的思想の範囲内でそれらに幾多の変更を施しう
ろことは言うまでもない。

例えば、第１２図及び第１３図に示した実施例において
、スライダ・プレート８２は、連結点５４及び７０′を
連結し、且つ持ち上げ用ブーム１２中で滑動的に装着さ
れた適当な形のロッドによって置換することが出来る。

架台１４はディスプレイのハウジングの一部として形成
することも出来る。

支持装置は自在接手によって与えることが出来る。例え
ば、これは、基台部１０の一部、即ち装着部が連結され
る部分を形成する回転台の形式を取ることが出来る。他
の変形として、又は付属品として、基台部は、支持装置
の脚台を更に減らすために、エツジ・クランプの形にす
ることが出来る。

基台部の上方に目的物を支持するための、ブーム及び架
台の配列を持つ基台部の代りに、支持装置は、ブームを
壁部に固定するための装着部か、又はブームを天井から
釣り下げる装着部即ちマウント（即ち、今迄に説明して
来た形式を全く逆転した形式の支持）を持つことが出来
る。上述の実施例で説明したように、持ち上げ機構はブ
ームが持ち上げられた位置に偏倚するよう配列されてい
るが、上述の一変形はほぼ水平方向にある。持ち上げ力
は、ブームの下端において、架台に装着された物品（例
えばＣＲＴディスプレイ）に下向きに作用する重力に抗
する力を与えるように調節され、その下向きの力はほぼ
垂直な位置に向ってブームを偏倚する。水平位置近くに
ブームを偏倚する力を与えるために、上述した特定のレ
バー機構を適用することは、当業者に自明なことである
。

これは、第１図に示した持ち上げレバー２６を例に取る
と、持ち上げ用ガス支柱３０及び持ち上げロッド３６を
レバー２６に連結する態様を、第１図のように、ピボッ
ト２８に対して同じ側でなく、対向して取り付けること
によって達成することが出来る。

Ｆ０発明の効果 本発明の支持装置は、従来のものに比べて、高さの調節
範囲が格段に大きく、且つ調節範囲全域にわたって調節
量を正確に与えることが出来、また、僅かな力を加える
だけで目的物の高さを変えることが出来、しかも装置自
身はコンパクトに設計することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に従った基本的な持ち上げ機構の斜視図
、第２図はＣＲＴディスプレイを支持する本発明の支持
台の側面を示す図、第３ａ図、第３ｂ図、第４ａ図、第
４ｂ図、第５ａ図、第５ｂ図、第６ａ図乃至第６Ｃ図は
第１図の持ち上げ装置の動作を説明するための図、第７
図は第２図に示された支持装置に使われる持ち上げ機構
及び平行運動機構の組み合わせ機構の平面図、第８図は
第７図の機構をどのようにしてブーム内に組み入れるこ
とが出来るかを示した第２図の支持装置の側面図、第９
図は第２図の支持装置に使われる傾斜機構の平面図、第
１０図は第７図及び第９図の機構がどのようにしてブー
ム内及び架台内に組み入れることが出来るかを示した第
２図の支持装置の側面図、第１１ａ図乃至第１１ｃ図は
第９図の傾斜機構の動作を説明するための図、第１２図
は第２図の支持装置に使うための、持ち上げ、平行運動
及び傾斜機構の組み合わせ機構の平面図、第１３図は第
１２図の機構がどのようにしてブーム内に組み入れるこ
とが出来るかを示した第２図の支持装置の側面図である
。 １０・・・基台部、１２・・・ブーム、１８・・・基台
・ブーム連結軸、２６．２６′、２６“・・・持ち上げ
レバー、２８・・・持ち上げレバー・ブーム連結軸、３
０・・・ガス支柱、３２・・・持ち上げレバーとガス支
柱の連結部、３６・・・持ち上げロッド、４０・・・持
ち上げレバーと持ち上げロッドの連結部。 出願　　人　　インターナショナル・ビジネス・マシー
ンズ・コーポレーション第２図 ｄ　　　　　　　　　　　図 Ｃｆ’）　　　　　　　　　　　　　　　、０第５ａ図
　　　　　　　　第５ｂ図 第７！ｉ！！！ 第９図 ゥ　区 雇　２０ 第１２図 第１３図 戸ｒ　　全売　　ネ市　　正　　りｋ（自発）昭和６２
年４月　１６日 特許庁長官　黒　［ロ　明　雄　殿 １、事件の表示 昭和６２年　特許願　第９２１３号 ２、発明の名称 物品支持装置 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 ４、代理人 ５、補正命令の日付 ６、補正の対象 （１）明細書の特許請求の範囲の欄 （２）明細−ＪＴの発明の詳細な説明の欄（３）明！Ｔ
Ｉ書の図面の簡単な説明の欄（４）図　　面 ７、補正の内容 （１）特許請求の範囲の欄の記載を別紙１のとおりに補
正する。 （２）発明の詳細な説明の欄の記載を次の正誤表に従っ
て補正する。 （３）明細書の第６頁第４行の「にある。」の後に下記
の文章を挿入する。 ［従って本発明の目的は、支持できる重量のわりにコン
パクトで広範囲の垂直移動を行なえる物品支持装置を提
供することにある。」（４）同第１３頁下から４行目の
「可能となる。」の後及び同下から３行目の「また」の
前に段落を変えて、別紙２のとおりに加筆補正する。 （５）同第１６頁第９行乃至第１ａ行の「これらの・・
・丁番付けされる。」を別紙３のとおりに補正する。 （６）同第１７頁最下行の「示している。」の後に下記
の文を挿入する。 ｒ両機構は、図示のとおり、基台・ブーム連結軸１８に
平行で且つ該軸の廻りで回転する１つの面内にほぼ位置
付けられる。この面に直角に持ち上げレバー・ブーム連
結軸２８が設けられている。」 （７）同第２３頁第２行の「同じである。」の後に下記
の文を挿入する。 ［第４ｃ図及び第４ｄ図トこ示すような連続可変構成を
持ち上げレバー２６′及び傾斜レバー６６′の一方又は
両方に設けて、持ち上げ用ガス支柱３０及び傾斜用ガス
支柱６８′が夫々のレバーに結合される位置を調節する
こともできる。」（８）同第２４頁下から４行目の「動
かない。」の後、第３行目の「また」の前に段落を変え
て下記の文章を挿入する。 「上述の実施例は全て、基台・ブーム連結軸及びブーム
・架台連結軸が通常の使用時には、はぼ平行になってい
る例である。」 くっ）同第２７頁の下から４行目の「出来る。」の後に
別紙４の記載を補正する。 （１０）同第２８頁第２行の「第４ｂ図、第５ｄ図」を
「第４ｂ図、第４ｃ図、第４ｄ図、第５ｄ図」に訂正す
る。 （１１）図面に別紙の第４Ｃ図及び第４ｄ図を加える。 特許請求の範囲 （１）基準の高さに対して調節しうる高さに物品を位置
付けるための支持装置において、 突出したクランクを有し、基準の高さに置かれる基台と
。 該基台及びブームを連結する軸の廻りで上記基台に軸着
され、上記基台から延びており、且つ所定の物品を装着
するための手段を有する上記ブームと。 上記ブームにより全体が担持されている持ち上′　げレ
バー及び持ち上げ用ガス支柱と。 上記基台・ブーム連結軸から離隔した、上記クランク上
の位置と、上記持ち上げレバーとの間に装着された持ち
上げロッドと、 上記持ち上げレバーは上記ブームに対して固定されてい
る、上記持ち上げレバー及びブームを連結する軸の廻り
に軸着されていることと。 上記持ち」−げロッド及び上記持ち上げ用ガス支柱の両
方は上記持ち上げレバーに連結されており、且つ上記持
ち上げレバー・ブーム連結軸から上記持ち上げ用ガス支
柱の連結部までの距離は上記持ち上げレバー・ブーム連
結軸から上記持ち上げロッドの連結部までの距離より大
きいことと。 上記持ち上げ用ガス支柱は上記ブームと係合し、且つ上
記支持装置に所定の物品を載置した時、その物品の重力
に抗する力を与えることとから成る物品支持装置。 ガス支柱３０が持ち上げレバー２６に連結される位置を
変えてそのレバー機構の作用点（比）を変えれば１種々
の範囲の重量のディスプレイを１個のガス支柱で支持す
ることができる。第４ａ図及び第４ｂ図に示すガス支柱
の固定した結合位置を複数箇所に与える代りに、連続的
に結合位置を変化できる構成を与えることも可能である
。 第４ｃ図及び第４ｄ図は、持」ユげレバー２６の上面２
６ａ及び下面２６ｂにスロット即ち溝２７ａ及び２７ｂ
を形成させ、ねじ３３の回転によりそれらのｆカに沿う
位置を謂節できるようピン３２を装着した上記の結合位
置連続可変構成を示している。そのねじ３２は、その一
端を軸受け２９中に回転可能に装着している。ピン３２
を溝２６ａ。 ２６ｂ中に正確に位置決めしガス支柱３０をピン３２に
結合するため複式のフォーク３１がガス支柱３０に形成
されろ。 架台１４はほぼ平板状であって良いが、その上に装着さ
れるディスプレイの型に適合する形状でも良い。またデ
ィスプレイの筐体と一体に形成されていても良い。−も
しディスプレイが架台１４と別体であれば、架台１４を
その使用時にディスプレイに固定する適宜の固定手段を
設ける必要のあることが当業者には理解できよう、これ
らの耳片４４によって、架台１４は、基台・ブーム連結
軸１８と平行なブーム・架台連結軸の廻りで、持ち上げ
用ブームに丁番付けされる。従って架台１４を担持する
のはブーム１２である。軸４６に沿ってできるだけ広く
架台クランク４８を配設することによって安定した構造
になることは当業者に理解できよう。 特に特許請求の範囲第（１）項記載の物品支持装置は、
レバー・ブーム連結軸からガス支柱の連結点までの距離
か、持ち上げレバー・ブーム連結軸から持ち上げロット
の連結点までの距雛よりも大きくされているので、比較
的小さい安価なガス支柱を用いることができ、支持装置
全体をコンパクトにできる。その結果、垂直移（り」範
囲も設計上広範囲にできる。 また第（２）項記載の物品支持装置は、特許請求の範囲
に示すとおり軸同志がほぼ直交する角度関係に配設され
ることから、持ち上げレバーと持ち上げロットとを横並
びにほぼ平坦なブーム内にコンパクトに内蔵できてすっ
きりしたデザインを与え、またブームもほぼ水平にまで
下げることができて垂直移動範囲も広範囲にできる。 ＦＩＧ、４ｄ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　基準の高さに対して調節しうる高さに物品を位置付け
   るための支持装置において、 突出したクランクを有し、基準の高さに置かれる基台と
   、 該基台及びブームを連結する軸の廻りで上記基台に軸着
   され、上記基台から延びており、且つ所定の物品を装着
   するための手段を有する上記ブームと、 上記ブームにより全体が担持されている持ち上げレバー
   及び持ち上げ用ガス支柱と、 上記基台・ブーム連結軸から離隔した、上記クランク上
   の位置と、上記持ち上げレバーとの間に装着された持ち
   上げロッドと、 上記持ち上げレバーは上記ブームに対して固定されてい
   る、上記持ち上げレバー及びブームを連結する軸の廻り
   に軸着されていることと、 上記持ち上げロッド及び上記持ち上げ用ガス支柱の両方
   は上記持ち上げレバーに連結されており、且つ上記持ち
   上げレバー・ブーム連結軸から上記持ち上げ用ガス支柱
   の連結部までの距離は上記持ち上げレバー・ブーム連結
   軸から上記持ち上げロッドの連結部までの距離より大き
   いことと、上記持ち上げ用ガス支柱は上記ブームと係合
   し、且つ上記支持装置に所定の物品を載置した時、その
   物品の重力に抗する力を与えることと から成る物品支持装置。