JPS62251313A - 結束装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、通常、ツイストタイと呼ばれる結束紐の結束
操作に好適°な装置に関し、特に被結束物の結束部が比
較的大きなもの（約２０国径）から小さなもの（ｌａｎ
径）まで、自由に且つ好都合に適用できる電動結束装置
に関する。

〔従来７の技術〕 近年、物品を収納した袋類や瓶類、管体等の開口部の閉
止や細長い物品、例えば電線を輪状にした、いわゆるル
ープ状ないしドーナツ状のもの、棒体などの結束にツイ
ストタイが多く用いられるようになった。ツイストタイ
は１通常、着色したカラフルなプラスチックテープ類で
細長い針金をサンドウィッチ状に一体にした自立性で且
つその両端部を交差させて捻るとき、適度の締め付け結
束が得られる包装用紙が広く包含される。かかる結束紐
は１例えばプラスチックフィルム製袋容器の開口部を、
密封性を要求されることなしに結束するのに簡便に使用
しうるちのである。細い針金をサンドウィッチした結束
紐は、簡易な小型のカッターでも容易に切断することが
でき、またそれ自体が自立性を有するので、これらの性
質を利用して結束を行う各種装置が開発され実用されて
いる。この種の結束装置は、はぼ次のような構造を有す
る。すなわち、ハウジングには、被結束物を案内するＵ
字状又はＬ字状の案内溝が形成され、この案内溝に被結
束物の案内に応じてスライドするスライド体の一部が位
置している。そして、スライド体には係合爪を有する捻
り部材が設けられていて、係合爪はスライド体の移動に
伴って回転することにより切断部で所定の長さに切断さ
れた結束紐の両端を捻るように構成されている。そこで
、案内溝に沿って被結束物を垂直方向に移動させると、
結束紐は被結束物に掛合すると共に、被結束物の抑圧に
連動して動作する切断部で所定長さに切断される。次に
、被結束物を水平方向に移動させることによってスライ
ド体が移動し、捻り部はこのスライド体の移動に伴って
移動すると共に、回転する係合爪で結束紐の両端部を捻
って、被結束紐を結束する如く動作する。

しかしながら、上記の従来の装置においては、細幅の案
内溝がＵ字状又はＬ字状に形成されているので、結束部
の径が小さい被結束物のみが適用できるという制約があ
るばかりでなく、結束操作においては、被結束物を垂直
方向に移動させた後。

更に水平方向に移動させて捻り部材を駆動させることが
要求される。従って、被結束物は二方向に移動させねば
ならないし、またスライド体は被結束物の水平方向への
移動によって駆動されるので。

操作性がよくないという欠点があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従って、本発明の目的は、被結束物の結束部の径が細い
ものはもちろん、広口瓶やループ状ないしはドーナツ状
に輪廻された紐、ｆ！１線、ツイストタイや管状体、棒
状体１缶などのような比較的径の大きい結束部の結束に
も適用し得る、一層広範な被結束物への適用が可能な結
束装置を提供するにある。また、他の目的は、従来のも
のに比べて操作がはるかに容易で、例えばテープなどの
環状部を結束することができる電動結束装置を提供する
ことにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明者らは、上記目的を達成すべく、多くの試作研究
を重ねた結果、実用的に極めて望ましい結束用タイ結束
装置を開発した。

すなわち、本発明は、結束紐送り機構、結束紐切断機構
及び切断された結束紐を被結束物に巻き付け捻止する結
束機構を組み合わせて成り、上記送り機構は、長尺の結
束紐供給部材と該結束紐の所定長さを引き取り・送り出
すニップローラーとで構成され、上記切断機構は、該ニ
ップローラーに続いて配置された固定刃と駆動刃との組
合せカッターで構成され、該駆動刃は、ツイストモータ
ーと同軸的に取り付けられたカッターカムの回動により
切断方向に駆動して紐の切断を行なうものであり、また
結束機構は、上記ツイストモーターに同軸的に取り付け
られた折曲げカム、該カムの回動に応じて作動する折曲
げ駆動アーム、該駆動アームの先端に中央部が係着され
たコ字状のスライド板、該スライド板の二また状の両先
端にそれぞれ軸着され、装置基板に形成された被結束物
を案内するための案内溝の両側に沿って対称に配置され
た爪を端部に有する一対の紐折曲げアーム及び上記切断
された紐の両端部を捻るためのライス！・モーターに連
動する歯車によって回転駆動する駆動捻り部材で構成さ
れ、上記駆動捻り部材は、上記スライド板が案内溝から
遠ざけられるように移動するとき、紐折曲げアームの端
部が相互に接近し、その相互接近の間に、上記切断され
た結束紐が被結束物に巻き付けられた後、その紐の両端
部を捻止し得るように配設された電動結束装置を提供す
るものである。

本発明の装置に用いられる結束紐は、前記のように着色
したプラスチックテープの間に細い金属線を挟んで一体
に形成された取り扱い性の良い結束材料であって、実用
性に優れたものである。この結束紐は、人が簡易カッタ
ーで所望長さに切断し１手動により被結束物を簡便に結
束しうる紐状材料である。

本発明の電動結束装置における結束紐送り機構は、例え
ば、リール等に巻かれた長尺の結束紐を供給する部材と
送りモーターによって駆動する駆動ローラー及びプレッ
シャローラーが組み合わされたニップローラーとにより
構成され、該ニップローラーは本装置基板に取り付けら
れると共に、あらかじめ設定することにより該結束紐の
予定された長さを引き取り、送り出すことができるよう
に構成され、また該ニップローラーへの送り込みは、好
ましくはテンションアームに取り付けられたテンション
ローラーを経由して行われる。所定長さの紐の引取りの
設定は、例えば駆動ローラーの回転角度により、あるい
はその回転速度に応じて、その駆動時間によって行なう
ことができ、また５送りだされる紐の先端部を所定個所
でセンサーにより検知して送りモーターの作動を停止す
るなど、るなど、通常知られた方法で容易に行なうこと
ができる。

更に、結束紐切断機構は、上記ニップローラーに続いて
、その近傍に配置された固定カッターと駆動カッターの
組合せで構成される。該固定カッターは、上記ニップロ
ーラーの近傍に基板に固定状に取り付けられ、その面に
紐が案内される。また、駆動刃は、上記固定刃に対して
接合、離間の往復運動を行い、それぞれの刃の接合によ
って紐の切断が行われる。この往復運動は、ツイストモ
ーターの軸に取り付けられたカッターカムの回動及び回
動するカッターカムのカムローラーへの作用に基づいて
、該カムローラーと一体に取り付けられた板を押しやり
、その作用によって駆動刃を移動させ、固定刃と接触−
交差し、紐切断後はカッターカムの作用から解放されて
、速やかに元位置に戻る動作によりり遂行される。

また、上記結束機構は、装置の基板に形成された被結束
物案内溝に押し込まれた。結束しようとする物品を入れ
ると、上記結束紐送り機構及び切断機構により該案内溝
の入口部に送り込まれ、所定長さに切断された結束紐に
よって、該物品の結束部に巻き付け、その両端部を捻り
合わせるように機能するもので、結束は電動的、自動的
に行なわれ。しかして、該機能は、ツイストモーターの
作動によって１回転する折曲げカム、該カムの作用によ
りカムローラーを介して回動する折曲げ駆動アームｉ該
アームの先端に端部が係着されたスライド板（折曲げ駆
動板）、該板の二また状両端部に軸着された、端部に爪
を有する一対の結束紐折曲げアーム及びツイストモータ
ーに連動して回転するツイストプロペラから成る結束紐
捻り部材から構成されている。

〔実施例〕

以下、本発明の装置を、添付図面に示した具体例につい
て、更に詳細に説明する。

第１図及び第２図は１本発明の装置の一例の要部平面図
で、第１図は非作動状態を示し、第２図は、被結束物を
結束する状態を模式的に示した斜視図である。

結束装置の基板１には５図の左方から順次、結束紐送り
機構、結束紐切断機構及び結束機構が配設され、例えば
、リール（図示せず）から解き出される結束紐２は、基
板１の下側に配置された送りモーター（図示せず）によ
って作動する駆動ローラー３と、これと圧接状に組み合
わされるプレッシャーローラー４により、被結束物が結
束用案内溝５に案内されるとき、スイッチ・オンされて
所定の長さだけ引き取られ、前方に送り出される。

結束紐の設定された所定長さの送り出しが終了した時点
で、これも上記基板１の裏面側に配置されたツイストモ
ーター（図示せず）が作動して、その軸に一体に取り付
けられたカッターカム６が回転を開始し、その張りだし
た先端部は、カッター押板７に一体に取り付けられたカ
ッターカムローラー８を手前側に押し出す。カッターカ
ム６は、かかる動作を好適に行ない得るように１図に示
されるような特殊な形状に形成される。これにより、該
押板７は手前に押し出され、カッターの駆動刃１０は、
カッター駆動部材９を介して固定刃１１と接触交差する
位置まで押され、その接点において送り込まれた結束紐
は切断される。この駆動刃と固定刃とで構成されるカッ
ターは、上記ニップローラーとの間隔を変更し得るよう
に構成させることが実用的である。

結束紙２の切断がなされると、カッターカム６の回動に
より、カッター押板７と駆動刃１０は元の位置に戻り、
同時に結束紐２を被結束物Ｓにひっかけ巻き付ける折曲
げアーム１６を作動させる。このアーム１Ｇは、ツイス
トモーターによって駆動する折曲げカム１２が、その回
動によりカムローラー１３に作用して折曲げ駆動アーム
１４を上方に（図示において）押しやり、該アームの先
端に係合されたコ字状の折曲げ駆動板１５をスライドさ
せて、その二また状に開いた両端にそれぞれ係着された
Ｌ字状の一対の折曲げアーム１６を上方に引き寄せる。

該折曲げアームは、切断された結束紐をひっかける爪１
７をそれぞれの端部に有し、上方への移動において、Ｌ
字型の肩が折曲げローラー１８に拘束されて、結束紐２
を保持した爪１７．１７は、これを被結束物Ｓにかけ廻
しながら相互に接近し、紐２の両端部をツイストペラ１
９に渡す。ツイストペラ１９は、この時点で、ツイスト
モーターの駆動を伝えるラダーホイールの回転作動を受
けたラダーチェーン２０が作動し、この作動を受けてか
さ歯車２１及びこれに噛み合うツイストペラのシャフト
に取り付けられた歯車が回転して紐の両端部を捻り、被
結束物Ｓを結束する。

結束が終了するとスイッチ・オフの状態となり。

すべての部材は、スプリング等の付勢によってスタート
時の状態に戻される。

本発明の装置においては、結束紐２を折曲げアーム１６
の爪に的確に渡すための補助部材や被結束物を案内溝に
案内するための補助台板等を取り付けることが実用上一
層好ましい。

〔発明の効果〕

本発明の装置は、結束部の径が小さいものから数１ある
いはそれ以上の太さのものまで広範な結束が可能であり
、またビニルテープやガムテープなどのような環状物を
その環状部において結束できることが特徴的である。ま
た１本発明の装置は。

被結束物を装置基板に形成された案内溝に案内するだけ
で、自動的に電動結束されるから、従来のものに比べ、
優れた作業性を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は、いづれも本発明のそうちの例の平
面図で、それぞれ非作動状態及び結束時の状態を示す。 図中の符号： １・・・装置基板　　　２・・・結束紐３．４・・・ニ
ップローラー　　５・・・案内溝６・・・カッターカム
　　　　１０・・・駆動刃１２・・・折曲げカム　　　
１４・・・駆動アーム１５・・・駆動板　　　　　１６
・・・折曲げアーム１７・・・爪　　　　　　　１９・
・・ツイストペラ特許出願人　　　信越ポリマー株式会
社代理人・弁理士　山　本　亮　→゛　１ｉ＝Ｌ”’　
、ｉ 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、結束紐送り機構、結束紐切断機構及び切断された結
   束部を被結束物に巻き付け捻止する結束機構を組み合わ
   せて成り、上記送り機構は、長尺の結束紐供給部材と該
   結束部の所定長さを引き取り・送り出すニップローラと
   で構成され、上記切断機構は、該ニップローラーに続い
   て配置された固定刃と駆動刃との組合せカッターで構成
   され、該駆動刃は、ツイストモーターと同軸的に取り付
   けられたカッターカムの回動により切断方向に駆動して
   紐の切断を行なうものであり、また結束機構は、上記ツ
   イストモーターに同軸的に取り付けられた折曲げカム、
   該カムの回動に応じて作動する折曲げ駆動アーム、該駆
   動アームの先端に中央部が係着されたコ字状のスライド
   板、該スライド板の二また状の両先端にそれぞれ軸着さ
   れ、装置基板に形成された被結束物を案内するための案
   内溝の両側に沿って対称に配置された爪を端部に有する
   一対の紐折曲げアーム及び上記切断された紐の両端部を
   捻るためのツイストモーターに連動する歯車によって回
   転駆動する駆動捻り部材で構成され、上記駆動捻り部材
   は、上記スライド板が案内溝から遠ざけられるように移
   動するとき、紐折曲げアームの端部が相互に接近し、そ
   の相互接近の間に、上記切断された結束部が被結束物に
   巻き付けられた後、その紐の両端部を捻止し得るように
   配設された電動結束装置。