JPS62251133A - 遠赤外線放射体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、所定温度以上にて遠赤外線の放射を多量に得
られる遠赤外線放射体に関する。

〔従来の技術〕

最近では、長波長の遠赤外線を高い効率にて放射できる
セラミックスファイバーが開発されている。

一例としては、セラミックスファイバーは、繊維状のセ
ラミックスをシート形状に加工が施されてセラミックス
シートが作られている。セラミックスファイバーとして
は、具体的にはアルミナシリカ繊維が含まれている。ア
ルミナシリカ繊維では、アルミナ（＾７！ｔ０３）とシ
リカ（ＳｉＯ□）との比率が、ほぼ１対１になっている
が、ややシリカ分の方が多い構成である。

このようにして作られたセラミックスシートは所定温度
以上の輻射熱を得ると遠赤外線を効率よく放射する特徴
を有している。（例えば、商品名「コーセランＣ」興大
株式会社販売のものがある。）〔発明が解決しようとす
る問題点〕 しかしながら、上記のセラミックスシートでは、薄いシ
ート形状に作られているために、粘着力、引裂き力や折
曲力に弱いという問題がある。

即ち、セラミックスシートを単体として遠赤外線利用の
応用製品に用いるには、困難な状況にある。それ故に、
本発明の目的は、遠赤外線を効率よく放射し、かつ、セ
ラミックスファイバーの引裂き力や折曲力による弱さを
補強することにより、遠赤外線を利用する器具への応用
を可能とした遠赤外線放射体を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明によれ
ば、面状に形成した第１の基布及び第２の基布とを含み
、該第１の基布と第２の基布との間に、所定温度以上に
て多量の遠赤外線を放射するセラミックスファイバーの
集合体を有し、該セラミックスファイバーの集合体は、
前記第１の基布及び第２の基布に一体に結合され、少な
くとも前記第１の基布及び第２の基布のうちの一方の基
布は前記セラミックスファイバーの集合体にて放射する
遠赤外線の透過が可能な基布であることを特徴とする遠
赤外線放射体が得られる。

〔実施例〕

第１図は、本発明の遠赤外線放射体の一実施例の断面図
を示している。

図示の遠赤外線放射体は、面状に形成した第１の基布１
及び第２の基布３を有している。第１の基布１と第２の
基布３との間には、所定温度以上にて多量の遠赤外線を
放射するセラミックスファイバーの集合体、即ちセラミ
ックスシート５が設けられている。セラミックスシート
５は第１の基布１と第２の基布３との間に介在されてそ
れらが一体に結合されている。

第１の基布１及び第２の基布３は、フェルト又は不織布
にて作られている。セラミックスシート５はアルミナシ
リカ繊維質にて薄紙形状に作られたものである。

次に遠赤外線放射体の製造方法について説明する。

第１の基布１の一側面には、セラミックスシート５を重
ねる。さらにセラミックスシート５の上面には、第２の
基布３を重ねる。次に、第１０基布１、第２の基布３及
びセラミックスシート５を一体に結合させて遠赤外線放
射体が得られる。第１の基布１、第２の基布３及びセラ
ミックスシート５の結合には、第１の基布１と第２の基
布３とを二−ドルパンチング工法を用いる。他に、第２
図で示すように、キルト糸６を用いてキルト加工により
縫合するなどの結合がなされる。

また遠赤外線放射体の製造方法の他の実施例としては、
第３図に示すように第１の基布１と第２の基布３との間
にセラミックスシート５を介在させて、それらを接着剤
７を用いて接着して結合することが可能である。

この際、セラミックスシート５には複数の孔を形成して
夫々の孔の内部に接着剤７を設けて第１の基布１と第２
０基布３とを接着して結合する。

このようにして作られた遠赤外線放射体は、布団、毛布
、カーペット、マットや他の汎用品に用いる。

例えば、電気熱源を有する面状発熱体の一側には遠赤外
線放射体が設けられる。

この状態では、面状発熱体の輻射熱を受けて遠赤外線放
射体から遠赤外線の放射が行なわれる。

遠赤外線放射体では、セラミックスシート５が第１の基
布ｌと第２の基布３との間でしっかりと補強されている
。しかも、遠赤外線放射体は第１０基布ｌ又は第２の基
布３のいずれかの基布にて遠赤外線を透過すればよいこ
とは言うまでもない。

〔発明の効果〕

以上、実施例を用いて説明したように本発明の遠赤外線
放射体によれば、薄いセラミックスシートを基布にて補
強したため、引裂力や折曲げ力が向上する。また、遠赤
外線放射体は、ニードルパンチ、接着又は、キルト加工
等により簡単な接合ができるため安価な遠赤外線放射体
を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図の各図は本発明の遠赤外線放射体の各
実施例を示す断面図である。 ■・・・第１の基布、３・・・第２の基布、５・・・セ
ラミックスシート、６・・・キルト糸、７・・・接着剤
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）面状に形成した第１の基布及び第２の基布とを含み
   、該第１の基布と第２の基布との間に所定温度以上にて
   多量の遠赤外線を放射するセラミックスファイバーの集
   合体を有し、該セラミックスファイバーの集合体は前記
   第１の基布及び第２の基布に一体に結合され、少なくと
   も前記第１の基布及び第２の基布のうちの一方の基布は
   、前記セラミックスファイバーの集合体にて放射する遠
   赤外線の透過が可能な基布であることを特徴とする遠赤
   外線放射体。 ２）前記セラミックスファイバーの集合体はアルミナシ
   リカ繊維質を薄紙形状に形成した集合体であることを特
   徴とする前記特許請求の範囲第１項記載の遠赤外線放射
   体。 ３）前記第１の基布及び第２の基布は、不織布又はフェ
   ルトであることを特徴とする前記特許請求の範囲第１項
   記載の遠赤外線放射体。 ４）前記第１の基布及び第２の基布のうちの一方の基布
   は、ニードルパンチングが可能な不織布であることを特
   徴とする前記特許請求の範囲第１項記載の遠赤外線放射
   体。