JPS6225040A - ガラス保護膜を有するプラスチツク成形品 - Google Patents

ガラス保護膜を有するプラスチツク成形品

Info

Publication number
JPS6225040A
JPS6225040A JP16508385A JP16508385A JPS6225040A JP S6225040 A JPS6225040 A JP S6225040A JP 16508385 A JP16508385 A JP 16508385A JP 16508385 A JP16508385 A JP 16508385A JP S6225040 A JPS6225040 A JP S6225040A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plastic
alkali
alkali metal
glass
molded product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16508385A
Other languages
English (en)
Inventor
優 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP16508385A priority Critical patent/JPS6225040A/ja
Publication of JPS6225040A publication Critical patent/JPS6225040A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は水分遮断性および/またはガス遮断性に優れた
プラスチック成形品、特に、透明な容器、光学部品、テ
ィスプレー用部品に関するものである。
(従来の技術) グラスチック成形品特に透明グラスチック成形品に要求
される特性の中で最近特に要求の高いものは水分やガス
を完全に遮断できるバリヤ一層の開発である。
この要求に対して従来から種々の解決策が提案されてお
り、その方法は保護層をプラスチック表面上に形成する
方法と保護材と複合化する方法に大別できる。後者の方
法は用途に制限を受けるため、シートや70フイルに主
として用途が限定される。一方、保護層をプラスチック
表面上に塗布法や真空蒸着法で形成してバリヤ一層を形
成する方法は主として熱硬化性樹脂やポリシロキサンの
塗布やSiO2,MgF の真空蒸着が一般的であるが
、これらの保護層では高度のバリヤー性を要求される用
途には不十分である。特に、高度のガスバリヤ−性が要
求されるプラスチック製容器、ティブレー用透明フィル
ムやシー1− 、ホログラフ等の精密光学部品の場合に
は従来公知の保設膜では不十分である。
(発明の目的) 本発明の目的は水分および/気体に対する遮断性が大巾
に向上したプラスチック物品を提供することにある。
本発明は特に、外部からプラスチック成形品内部へ侵入
するガスに対するバリヤーとして用いる以上に、プラス
チック成形品本体を通って侵入するガスに対するバリヤ
ーとして有効に用いられる。
従って、フラスチック成形品上に各種機能膜を形成した
物品に適用することができる。
(発明の構成) 本発明によるプラスチック成形品はプラスチック製基体
と、このプラスチック製基体上に物理蒸着法によって形
成された無機ガラスより成る薄膜とで構成される。
上記プラスチック製基体はフィルム、ンー!−1異形利
を含む押出成形品、エンボスシートを含む熱成形品、容
器を含むブロー成形品、中空品を含む射出成形品、光学
部品を含む注型成形品、焼結成形品、その他公知の任意
の成形法で製造したものであってよい。
本発明による上記無機ガラスは無アルカリガラスである
のが特に好ましく、特にこの無アルカリガラスはアルカ
リ金属をアルカリ金属酸化物換算で1重量%以下しか含
まない無アルカリガラスで構成されているのが好ましく
、さらには、上記アルカリ金属の量がアルカリ金属酸化
物換算で08重量%以下であるのが好ましい。
本発明による無アルカリガラスすなわちアルカリ金属、
すなわちLi、 Na、 K、 Rb、 Csをアルカ
リ金為酸化物に換算してIN量S以下、好ましくは0.
8重量%以下しか含まない無アルカリガラスの薄膜は理
論的にはプラスチック基板」二でアルカリ金属成分がア
ルカリ金属酸化物換算で1重布%以下、好ましくは0.
8重量%以下となるような任意の方法、例えは、複数の
蒸着源から上記無アルカリガラスの各成分を同時に蒸着
させて形成してもよいが工業的には上記特性の無アルカ
リガラスを用意し、それを蒸着、スパッタリング、イオ
ンブレーティング等の物理蒸酒法を用いてプラスチック
基板上へ形成するのが好ましい。
アルカリ金属の量がアルカリ金属酸化物換算で1重量%
を超えると、バリヤー性が低下する。この理由は明らか
ではないか、アルカリ金属がプラスチック基板を通って
来る水分やモノマーアルいは外気中の水分と反応してバ
リヤー性が低下するのではないかと考えられる。このア
ルカリ金属の指はアルカリ金属酸化物換算で0.8重蛋
%以下であることがさらに好ましぐ、ガラスとして性質
を損わない限り少ない方が好ましい。しかし、工業的に
はアルカリ金九をゼロにするのは困難でちシ、1重量%
以下でちれば実用上問題はない。
なお、本発明の無アルカリガラスには5lo2  のみ
から成る、いわゆるケイ酸ガラスは含まれない、っすな
わち、耐湿用保護層として従来がら5io2を単独で蒸
着することは周知であるが、このケイ酸ガラス薄膜では
耐湿性はほとんど無い。
本発明の無アルカリガラス薄膜の厚さは対象となるプラ
スチック基材によって任意の値にすることができるが、
一般的には1ooX以上の厚さが必要で、100X以下
では十分なバリヤー性が得られない。厚さの上限は詩に
ないが、一般的には20.00X程度の〜さて十分であ
る。
上記無アルカリガラスはさらに線膨張係数が40〜70
×11肚 でちるのが好ましい。
本発明による無機ガラスはアルカリ土類金属をアルカリ
土類金属酸化物換算で20M量96′〜:35重量%の
範囲で含む無機ガラスで構成されているのがさらに好ま
しい。
上記アルカリ土類金属酸化物とは、Bad、 Cab。
MgO,SrO,BeOで構成される計の中から選ば−
1゜る少なくとも一つ以上の化合物であり、特に、Ca
b、 BaOを主とするのが好ましく、特にBaO力;
好ましい。
上記無機ガラスを構成する他の成分は上記アルカリ土類
金属と一緒に用いられてガラスとなる材料であればよい
が、通常はケイ素、アルミニウム、ホウ素、鉛の酸化物
、5IO2、A1□03、B2O3、PbO等である。
アルカリ土類金属酸化物の量が20重量%未満では溶融
温度が高くなり、ガラス化しに<<、スパッター速度も
低下する。逆にこの量が35重量%を超えると耐水性、
耐酸化性が低下する。その結果、これより作成した無機
ガラス薄膜の耐湿性が低下する。
すなわち、本発明によりアルカリ土類金属の量を上記の
範囲にすることによってプラスチック成形品の耐久性を
向上させると同時に製膜速度を増加させることができる
。アルカリ土類金属の量を上記範囲にすることによシ耐
久性が向上する理由は不明であるが、スパッタリングレ
ートが向上することから無機ガラス層の形成に何らかの
関係があるものと思われる。
以下、本発明を実施例を用いて説明する。
(実施例1) 厚さ12μのポリエチレンテレフタレー)(PET)フ
ィルムを準備し、このフィルム上に表1に示す組成の無
機ガラスをボートに入れて通常の真空蒸着装置を用いて
膜厚500Xの無機ガラス薄膜を形成した。
上記で得られた無機ガラス薄膜を有するPETフィルム
の製造時と45℃、90RH%下で30日経過後の水蒸
気透過率(g/lr? 、 24 hr )  と酸素
透過率(mt/rr?、 24 hr )をJISZO
221およびJIS  Z  0208で測定した結果
を表1に示しである。なお、比較のために、表1には本
発明の無機ガラス層を有しないPETフィルム単独の水
蒸気および酸素透率も示しである。
(以 下 余 白) 表     1 表1の結果かられかるように、本発明による無機ガラス
薄膜層を設けるととによってガスバリヤ−性は大巾に向
上する。さらに、この無機ガラスの組成を無アルカリガ
ラスすなわちアルカリ金属をアルカリ金属酸化物換算で
1wt%以下、好ましくはQ、 8w t%以下にする
ことによってガスバリヤ−性の経時劣化を確実に防止す
ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)プラスチック製基体と、このプラスチック製基体上
    に物理蒸着法によって形成された無機ガラスより成る薄
    膜とで構成される水分および/またはガスの透過性を低
    下させたプラスチック成形品。 2)上記プラスチック製基体がフィルム、シート、異形
    材を含む押出成形品、エンボスシートを含む熱成形品、
    容器を含むブロー成形品、中空品を含む射出成形品、光
    学部品を含む注型成形品、または焼結成形品であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のプラスチック
    成形品。 3)上記無機ガラスが無アルカリガラスであることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項または第2項いずれか一
    項に記載のプラスチック成形品。 4)上記無アルカリガラスがアルカリ金属をアルカリ金
    属酸化物に換算して1重量%以下しか含まないことを特
    徴とする特許請求の範囲第3項記載のプラスチック成形
    品。
JP16508385A 1985-07-26 1985-07-26 ガラス保護膜を有するプラスチツク成形品 Pending JPS6225040A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16508385A JPS6225040A (ja) 1985-07-26 1985-07-26 ガラス保護膜を有するプラスチツク成形品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16508385A JPS6225040A (ja) 1985-07-26 1985-07-26 ガラス保護膜を有するプラスチツク成形品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6225040A true JPS6225040A (ja) 1987-02-03

Family

ID=15805548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16508385A Pending JPS6225040A (ja) 1985-07-26 1985-07-26 ガラス保護膜を有するプラスチツク成形品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6225040A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6049936A (ja) * 1983-08-31 1985-03-19 東洋インキ製造株式会社 複合フィルムの製法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6049936A (ja) * 1983-08-31 1985-03-19 東洋インキ製造株式会社 複合フィルムの製法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5084356A (en) Film coated with glass barrier layer with metal dopant
EP0460796B1 (en) Barrier materials useful for packaging
US6306525B1 (en) Transparent substrate provided with thin layers having reflection properties in the infrared
US5880201A (en) Thermoplastic resin film and method of manufacturing the same
EP0760283A4 (en) COMPOSITE BARRIER FILM AND PROCESS FOR PRODUCING THE SAME
US5935700A (en) Thermoplastic resin film containing composite oxide particles
JPH0970917A (ja) 透明ガスバリア性積層体
US3182839A (en) Glass container
JPS6225040A (ja) ガラス保護膜を有するプラスチツク成形品
JP3465311B2 (ja) 透明な珪素化合物の薄膜を設けたガス遮断性プラスチックス材およびその製造方法
JPS6328017B2 (ja)
JP4269664B2 (ja) コンバーティング適性を有するバリアフィルムの製造方法
JPH0531468B2 (ja)
JPH10101825A (ja) 透明バリアフィルム
JPH0432148B2 (ja)
JPS6183029A (ja) 耐透湿性を有する透明合成樹脂体
JPS62103859A (ja) 耐久性に優れた光磁気デイスク
JPS6246629B2 (ja)
JP2895767B2 (ja) 液体用紙製容器
JPH1053243A (ja) 紙製容器
JPS6151332A (ja) 耐透湿性を有する透明合成樹脂体
JPS6315345B2 (ja)
JPH07205360A (ja) ガスバリヤ性積層フイルムの製造方法
JPS6061253A (ja) ポリエチレンテレフタレ−ト製成形容器
JPS6151334A (ja) 耐透湿性を有する透明合成樹脂体