JPS62248626A - フイルム伏材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、熱可塑性を有する素材よりなるフィルム状材
料に関するものである。

［従来の技術とその問題点］ 例えば、熱可塑性合成樹脂よりなるフィルムは、通常押
出し成形により製せられ、各種包装材や農業用、建築用
その他の分野において広く使用されている。

従来の熱可塑性樹脂のフィルムは同一素材により一体に
押出し成形されてなるもので、着色による柄や模様を形
成するには成形されたフィルムに対して印刷を施してお
り、この印刷工程のためにコスト高なものとなっている
。

またテープ状の細幅フィルムを得る場合には、一体に押
し出し成形された広幅フィルムをカッターにより目的と
する細幅にカットしているもので、その加工が容易でな
く、やはりコスト高なものとなっている。

［問題点を解決するための手段］ 上記の問題点を解決する本発明のフィルム状林料は、熱
可塑性を有する複数の異種の素材により一体に成形され
てなることを特徴とするものである。

上記のフィルム状材料は熱可塑性を有づる素材が熱可塑
性樹脂ぐあって、幅方向に任意の配列で押し出し成形さ
れたものである。

また前記異種の素材として、フィルムの用途や使用目的
に応じて、異色で同質の素材である場合と、同色もしく
は異色で異質の素材よりなる場合がある。

［作　用］ 上記の構成を有する本発明のフィルム状材料は、熱可塑
性樹脂を有する複数の素材により一体に成形されている
ので、例えば異色で同質の素材よりなる場合には、色違
いであっても各素材が同質ゆえに相互に結合一体化して
完全な１枚ものとなっており、しかも前記色違いによっ
て印刷しなくとも原着染めによるストライプ柄や幾何学
模様等の種々の柄を有するフィルム状材料が得られる。

また異質の熱可塑性樹脂を素材とする場合、その種類に
よっては素材間が切り離し易くなるので、この点を利用
して、例えば所定幅の細幅フィルム素材間に切離し易い
素材を配して広幅に成形しておき、前記切離し易い素材
の部分で切離することにより、細幅フィルムを得ること
が可能になる。

［実施例］ 次に本発明の実施例を図面に塁いて説明する。

図において、（１）は本発明に係るフィルム状材料を示
し、ポリ塩化ビニルやポリエチレン等の熱可塑性樹脂等
の熱可塑性の複数の素材により一体に成形されてなるも
ので、例えば２種の熱可塑性樹脂素材をフィルム幅方向
に任意に配列させて押し出し成形したものであり、（Ａ
）および（Ｂ）は異種の素材部分を示す。また前記異種
の素材として、例えば図のように２種の素材部分（Ａ）
（Ｂ）を交互に配列させた状態に押し出し成形づる場合
のほか、３種以上の素材を任意の配列にして押し出し成
形することもできる。

また前記の異種の素材として、同質の異色の素材による
場合、各素材間が押し出し成形等によって相互に融着一
体化した状態となりストライプ柄のフィルムとなる。

また上記の異種の素材として異質の素材を複数種用いて
一体に成形することも可能であり、この異質の素材同士
が相互に融着し雌い場合、一体に成形されたフィルム状
材料は前記素材間で容易に分離することができる。この
ような分離性を利用して、例えば第２図のように２種の
素材部分（Ａ）（Ｂ）を交互に配列して成形するととも
に、剥離用の素材部分（８）をごく細幅にしておけば、
画素材が互いに融着しないので、素材部分（Ａ）を所定
幅のテープ状フィルムとして容易に切離できるフィルム
状材料（１）が得られる。

上記のようなフィルムの製造は、例えば第５図に示すよ
うに、押し出し用ダイの構造において、二つの外型（２
ａ）（２ｂ）と内外型（２ａ）（２ｂ）間に挟着される
中型（２ｃ）とのサンドイッチ構造にＣて、内外型（２
ａ）（２ｂ）にそれぞれ溶融された２種の素材（ａ）（
ｂ）の通路（３ａ）（３ｂ）を設け、さらにそれぞれの
通路（３ａ）（３ｂ）途中におけるマニホールド（４ａ
）（４ｂ）を、第６図に示すように中型（２Ｃ）の部分
において互い違いになるように内外型（２ａ）（２ｂ）
と中型（２Ｃ）との間に設け、内外型（２ａ）（２ｂ）
の先端部のリップ部分（６ａ）（６ｂ）により形成され
るノズル部（５）を共通にしてマニホールド（４ａ）（
４ｂ）を経て押し出される溶融素材（ａ）（ｂ）がノズ
ル部（５）より一体に押し出されるように構成しておく
。そして周知の押し出し機と同様に溶融した画素材（ａ
）（ｂ）を前記両通路（３ａ）（３ｂ）に流通させて押
し出し成形すると、両溶融素材（ａＨｂ）はノズル部（
５）より押し出される際に融着一体化して押し出され、
第１図および第２図のようなフィルム状材料（１）が得
られる。

このとき、各溶融素材（ａ）（ｂ）の押し出し圧力適宜
調整することにより、各素材（ａＨｂ）それぞれの押し
出し聞つまりは８幅を変更することが可能であり、例え
ば両溶融素ｔ４　（ａ）（ｂ）の押し出し圧力を一定時
間毎に交互に高低差を付ければ、第３図のような形状に
押し出し成形することができる。また一方の溶融素材（
ａ）または（ｂ）を流したり、一時的に停止したりすれ
ば、第４図のような一方の素材部分が長さ方向所要間隔
毎に存する形状の柄出しを行なうことができる。

特に熱可塑性樹脂フィルムは、通常押し出し成形後に縦
横に延伸することが行なわれており、前記の押し出し成
形時の押し出し圧力つまり流ｆｆｉ調整と前記延伸両の
調整とを組合せることにより、さらに変化のある幾何学
的な柄模様を作り出すことができる。

また上記の押し出し用ダイの構造においては、２１１の
素材（ａ）（ｂ）毎に一つの通路（３ａ）（３ｂ）およ
び一つのマニホールド（４ａ）（４ｂ）を設けているが
、内外型（２ａ）（２ｂ）における素材の通路およびマ
ニホールドをそれぞれ複数に分離して設けておくことに
より、さらに３種以上の複数種の素材を一体に押し出し
成形することが可能になる。

なお上記の製造例は熱可塑性樹脂による場合を示したが
これに限られるものではなく、他の製造法により複数の
異種の素材よりなる本発明のフィルム状材料を形成する
ことができる。

また本発明における熱可塑性の素材としてはガラス等も
含み、上記のように複数のガラス素材により一体に形成
すれば、ステンドガラス等の装飾効果に優れたものが得
られる。

［発明の効果］ 上記の構成を有する本発明のフィルム状材料は、熱可塑
性樹脂を有する複数の素材により一体に成形されている
ので、前記異種の素材が異色の同質の素材よりなる場合
、１枚ものでかつ原着染めによるストライプ柄や幾何学
模様等の種々の柄を有することになり、押し出し成形後
に印刷等を施す必要ながなく、コスト安価にして装飾効
果の優れたフィルム状材料を提供することができる。ま
た異質の素材よりなる場合、その種類によっては素材間
が切り離し易くなるので、例えば所定幅の細幅フィルム
素材間に切離用の他の素材を配して広幅に成形しておく
ことにより、前記切離し易い素材の部分で切離すること
ができ、細幅のテープ状フィルムを容易に得ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例を示す斜視図、第２図および
第３図はそれぞれ他の実施例を示す平面図、第４図はざ
らに他の実施例を示す斜視図、第５図は本発明のフィル
ムを製造する押し出し成形機の押し出し用ダイ部分の断
面図、第６図は前回Ｖｌ−Ｖｌ線における断面図、第７
図は押し出し用ダイの中型の側面図である。 （Ａ）（Ｂ）・・・異種の素４１部分、（ａ）（ｂ）・
・・溶融素材、（１）−・・フィルム状材料、（２ａ）
（２ｂ）・・・外型、（２Ｃ）・・・中型、（３ａ）（
３ｂ）・溶融素材の通路、（４ａ）（４ｂ）・・・マニ
ホールド。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、熱可塑性を有する複数の異種の素材により一体に成
   形されてなることを特徴とするフィルム状材料。 ２、異種の素材が幅方向に任意の配列で押し出し成形さ
   れてなる特許請求の範囲第１項記載のフィルム状材料。 ３、熱可塑性を有する素材が、熱可塑性合成樹脂である
   特許請求の範囲第１項または第２項記載のフィルム状材
   料。 ４、異種の素材が、同色もしくは異色で異質の素材であ
   る特許請求の範囲第１項記載の押出しフィルム状材料。 ５、異種の素材が、異色同質の素材である特許請求の範
   囲第１項記載のフィルム状材料。