JPH0698665B2 - 多列複合樹脂シート製造用ダイ - Google Patents

多列複合樹脂シート製造用ダイ

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JPH0698665B2 JP61173098A JP17309886A JPH0698665B2 JP H0698665 B2 JPH0698665 B2 JP H0698665B2 JP 61173098 A JP61173098 A JP 61173098A JP 17309886 A JP17309886 A JP 17309886A JP H0698665 B2 JPH0698665 B2 JP H0698665B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、異種合成樹脂の共押出成形にによるシートの
製造に用いられるダイに関する。更に詳しくは、物性を
異にする複数の帯状樹脂シートが並列配置され且つそれ
ぞれ側縁部において互いに接合された複合構造を持つ多
列複合樹脂シートの製造用ダイに関するもので、本発明
の多列複合樹脂シートの製造用ダイによれば、異なった
物性を持つ樹脂(例えば、熱変形温度が異なる、熱収縮
性が異なる、伸縮性が異なる、分解劣化性が異なる等)
を、それぞれの巾を自由に選択可能な状態で押出成形工
程により複合できるため、包装材、衣用材、医用材等と
して極めて有用な多列複合樹脂シートを容易に製造でき
る。
〔従来の技術〕
従来、樹脂複合シートは、ラミネート方式により複合す
るか又はダイ内で積層したもの等、所謂厚さ方向の積層
複合シートが大部分であり、巾方向への複合は、成形し
たそれぞれシートの側端部を重ね合わせて接着する方法
以外は殆ど行われていない。
而して、押出成形工程で巾方向に樹脂を多列複合させた
シートの製法としては、例えば特公昭60-30259号公報に
おいて、2以上の熱可塑性プラスチック成形材料をそれ
ぞれ別個の押出機により溶融し、環状流路において合流
させ層状流をTダイに送りTダイより大気中に流出させ
てシートを成形する方法が提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前述のシートの側端部をそれぞれ重ね合
わせて接着する方法は、接着部が厚くなる、接着剤がシ
ート物性を変えてしまう等の欠点があり、又ヒートシー
ルの場合も、同様にシール部及びその近くが厚くなりシ
ートがカールし易い欠点がある。又、多列化に際してそ
れぞれ樹脂列の巾が制約されるため、巾の狭い繰り返し
による多列化は困難である。
また、特公昭60-30259号公報に記載の多列複合プラスチ
ックシートの製造法は、その明細書の実施例に記載され
ているように、1つの樹脂組成と組み合わせる他の樹脂
組成が着色剤の組成においてのみ異なるような場合、即
ち溶融時の樹脂の流動特性が同じ場合、及びそれぞれの
列のシート巾が全シート巾の10分の2以上又はシート列
が5列以下の複合の場合に、多列複合プラスチックシー
トの製造が可能であるが、異種の樹脂の組合せの場合、
及びそれぞれの列のシート巾が全シート巾の10分の1以
下又はシート列が6列以上の複合の場合は、それぞれの
列のシート巾及びシート厚さが相互に均一な多列複合シ
ートの製造は困難である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、1以上の第一の熱可塑性の樹脂及び1以上の
第二の熱可塑性の樹脂をそれぞれ押出機により可塑化
し、シート状に成形する共押出成形によるシートの製造
に用いられるダイであって、押出機から供給される可塑
化された第一の樹脂の流れを流す第一の樹脂の流路3
と、該流路3に連通され、第一の樹脂の流れを複数の流
れに分岐し且つ分岐された複数の流れそれぞれを流す複
数の分岐路4と、複数の上記分岐路4それぞれの先端に
結合され、複数の第一の樹脂の流れを略ダイリップ巾の
面状の平行流とする複数のコートハンガー部(又はスト
レートマニホールド部)6と、別の押出機から供給され
る可塑化された第二の樹脂の流れを流す第二の樹脂の流
路8と、該流路8に連通され、第二の樹脂の流れを分岐
し且つ分岐された複数の流れそれぞれを流す複数の分岐
部9と、少なくとも第一の樹脂の複数の流れの間に、第
二の樹脂の流れを第一の樹脂の面状の流れ方向に90度以
下の角度で供給して第一の樹脂の流れと合流させる合流
部12と、第一及び第二の樹脂流を併流させながらダイ外
に流出させてシート状に成形するダイリップ14と、複数
の第一の樹脂の上記分岐部4及び複数の第二の樹脂の上
記分岐部9それぞれに設けられた、第一の樹脂の流量を
調整する複数の調整ボルト5及び第二の樹脂の流量を調
整する複数の調整ボルト10とを有し、複数の上記コート
ハンガー部(又はストレートマニホールド部)6におけ
る、両端の第一の樹脂の流出部の巾が、他の第一の樹脂
の流出部の巾より広く形成されていることを特徴とする
多列複合樹脂シート製造用ダイを提供することによっ
て、上記の問題点を解決したものである。
本発明の多列複合樹脂シート製造用ダイを用いたシート
の製造法において、第一の樹脂によって形成された帯状
樹脂シート(部分)(以下、第一の樹脂部という)第二
の樹脂によって形成された帯状樹脂シート(部分)(以
下、第二の樹脂部という)の巾をそれそれ均一とし、且
つ両者が融着して充分な接着力(本明細書で充分な接着
力とは、何れか弱い方の樹脂強度に近い接着力を称す)
を発揮するためには、まず分岐された第一の樹脂をそれ
ぞれコートハンガー又はストレートマニホールドによっ
てダイリップ部でそれぞれ第一の樹脂部と同じ巾に拡
げ、第一の樹脂が面状の平行流となった後に、少なくと
も第一の樹脂の複数の流れの間に、第一の樹脂と同様に
それぞれ所定巾に拡げられた第二の樹脂の複数の流れ
を、第一の樹脂の面状の流れ方向に90度以下の角度で供
給する。
本発明の多列複合樹脂シート製造用ダイを用いたシート
の製造法によれば、それぞれ物性の異なる第一の樹脂部
及び第二の樹脂部の何れか又は両者が全シート巾の10分
の1以下でも、それぞれの帯状樹脂シートの巾が均一で
且つそれらの側縁部同士が充分な接着力で接合された均
一な厚みの多列複合樹脂シートが得られる。
以下、本発明の多列複合樹脂シート製造用ダイの一実施
例について、図面を参照しながら該ダイを用いた一製造
態様と共に説明する。
第1図は本発明のダイの一実施例を用いた装置の概略を
示す断面図、第2図はダイの第一の樹脂分岐部以降の巾
方向断面図、第3図はダイの第二の樹脂分岐部の巾方向
断面図、第4図は合流部の拡大断面図で、これらの図面
において、1はダイ本体、2は図示されない第1の押出
機から可塑化された第一の樹脂が送り込まれるノズル、
3は第一の樹脂の流路、4は第一の樹脂の分岐部、5は
分岐された第一の樹脂それぞれの流量調整ボルト、6は
分岐された第一の樹脂それぞれのコートハンガー部であ
る。又、7は図示されない第2の押出機から可塑化され
た第二の樹脂が送り込まれるノズル、8は第二の樹脂の
流路、9は第二の樹脂の分岐部、10は分岐された第二の
樹脂それぞれの流量調整ボルト、11は分岐された第二の
樹脂それぞれのコートハンガー部である。又、12は第一
の樹脂と第二の樹脂の合流部、13は必要に応じて設けら
れるチョクバー、14は可動ダイリップである。
また、第5図(a)は本発明の一実施例のダイを用いて
製造された多列複合樹脂シートの巾方向断面図、第5図
(b)は第5図(a)の平面図で、これらの図面におい
て、20は第一の樹脂部、21は第二の樹脂部であり、これ
らは、シートの巾方向に交互に複合されている。
而して、上述の如き装置を用いて本発明の一実施例のダ
イにより第5図に示すシートを製造するには、二種類の
熱可塑性樹脂成形材料である第一の樹脂及び第二の樹脂
は、まず、それぞれ第1の押出機、第2の押出機に供給
され、ここで加熱可塑化される。そして、第一の樹脂
は、流路3を通って第2図に示す分岐部4で5つの樹脂
流に分割され、調整ボルト5によって各樹脂流量が調整
され、コートハンガー部6によって第一の樹脂部20の巾
にそれぞれ拡げられ、必要に応じて設けられたチョーク
バー13にて樹脂流を調整し面状の平行流とされる。平行
流となった第一の樹脂の複数の樹脂流は、全体として略
ダイリップ巾となっている。他方、第二の樹脂は流路8
を通って第3図に示す分岐部9で4つの樹脂流に分割さ
れ、調整ボルト10によって各流量が調整され、コートハ
ンガー部11によって第二の樹脂部21の巾にそれぞれ拡げ
られ、合流部12に導かれる。
各可塑化物の境界域(両者の融合部)が完全に融着し、
且つその巾を最小限に抑え、その位置を安定に保つため
には、上記の通りそれぞれの複数の流れが第一の樹脂部
20の巾に拡げられ平行流になった後の第一の樹脂の面状
の流れに、第二の樹脂部21の巾に拡げられた第二の樹脂
の流れを、シートの巾方向に対して重複も隔離もされる
ことなく側縁部同士を接しさせながら、第一の樹脂部の
面状の流れに対し90度以下、好ましくは70度以下で供給
する。この角度αの下限は特に制限されないが、合流部
12のダイ材質強度から20度以上が好ましい。このように
供給すると、合流部12において、分割された第一及び第
二の樹脂は、加圧下にシートの巾方向に接しながらダイ
リップ方向に向けて併流する。即ち、両者の合流直前の
流速が殆ど同じで合流時の粘度差により僅かに界面が乱
れることによって境界域部ができ、合流後、両者が併流
しながらダイリップを通じてダイ外に流出して冷却され
ると、充分な接着強度を有し外見上は線状で位置の安定
した境界域部を備えた多列複合シートが得られる。
本発明の多列複合樹脂シート製造用ダイによる多列複合
シートの製造に用いれる複数の熱可塑性樹脂成形材料の
組合せとしては、樹脂組成を異にするもの、色調、透明
度等を異にするもの及びその両者の組合せの何れでも良
い。又、第一の樹脂及び第二の樹脂は1種に限られな
い。又、それぞれの樹脂を可塑化させる押出機も樹脂1
種に対し1台に限らない。要は多列化された2つの帯状
樹脂流の合流に際して、巾方向に平行な面状の一方の樹
脂流に、同様に既に巾方向に拡げられた他方の樹脂流
を、90度以下の角度で合流させることによって多列複合
樹脂シートが得られる。従って、1種以上の第一の樹脂
と1種以上の第二の樹脂との組合せにおいては、2種以
上が全て異なる場合もあるが、4種以上の組合せにおい
て、第一の樹脂の1つと第二の樹脂の1つが同じである
場合もある。即ち、配列はA−B−A−B−A−B・・
・・,A−B−C−A−B−C−・・・・,A−B−A−B
−C−B−・・・・等の何れの組合せでも製造できる。
本発明ダイにおける第一の樹脂と第二の樹脂の合流距離
(合流点からダイリップまでの距離)は、用いられる樹
脂の組合せによって選択されるが、主にダイリップクリ
アランスの10倍〜100倍が特に好ましい。
また、本発明のダイを用いた方法においては、安定な成
形シートを高速で得るために、両者が合流してからそれ
ぞれ樹脂巾は変化させない方が好ましいが、成形速度や
組み合わせる樹脂の流動特性によっては両者が合流して
からのそれぞれ樹脂巾を変化させることもできる。
本発明のダイを用いた方法により製造した多列複合シー
トは、必要に応じて他のシート材と組合せ加工したり、
任意の表面処理を施して包装材料、衣用材料、医用材
料、装飾材料等として広く利用することができる。
尚、本発明において用いる第一及び第二の樹脂は、特に
制限されず、目的に応じて選定使用すれば良く、例え
ば、第一の樹脂として弾性のある熱可塑性樹脂を用い、
第二の樹脂として弾性のない熱可塑性樹脂を用いれば、
例えば衣用材の一つである使い捨ておむつのテープファ
スナー用として好適な多列複合樹脂シートを製造するこ
とができる。
次に、本発明のダイを用いた多列複合樹脂シートの製造
法の実施例を示す。
〔実施例〕
第1図等を用いて説明した本発明のダイを用いた前記一
製造態様において、第一の樹脂として低密度ポリエチレ
ン(M.I.;0.5)を、又第二の樹脂として熱可塑性エラス
トマー(M.I.;1.0)をそれぞれ用い、第一の樹脂及び第
二の樹脂を210℃で溶融し、第1の押出機(山口製作所
製YE-50)から第一の樹脂を20.2l/Hrの押出量で、又第
2の押出機((株)プラスチック工学研究所製UT25−
T)から第二の樹脂を1.7l/Hrの押出量でそれぞれダイ
1に供給し、引き取り速度5.0m/minで巾334mmの多列複
合樹脂シートを得た。
尚、用いたダイ1は、第2図のダイ巾が84+7+56+7
+56+7+56+7+84=364mm、合流距離が20mm、ダイ
リップクリアランスが1.0mmである。
次いで、得られた多列複合樹脂シートのネックインによ
って厚くなった両側端をそれぞれ13mmをカットしたとこ
ろ、カットされた巾308mmのシートは、全体が0.2mmの均
一な厚さで、第一の樹脂部の巾が56mm±0.5mm、第二の
樹脂部の巾が7mm±0.5mmの極めて安定した厚さ及び巾の
シートであった。
しかる後、このシートを成形方向と直角に25mm巾にカッ
トし、巾25mm長さ308mmのテストピースを得た。このテ
ストピースの両端をチャックで掴み300mm/minで引っ張
ったところ、それぞれ第二の樹脂部が350%伸びる迄は
第一の樹脂部の伸びは見られず、引き続き引っ張ると第
二の樹脂部の伸びと並行して第一の樹脂部の伸び(部分
延伸)が始まり、第一の樹脂部と第二の樹脂部の境界域
部の厚さ減少率は他の部分より少なく、第二の樹脂部が
520%伸びた時、第一の樹脂部で切れた。即ち、境界域
部は成形シートのまま見るかぎり巾を持たない線状に見
えるが、引き伸ばした時、第一の樹脂部及び第二の樹脂
部が充分融合されて充分な接着力が得られており、極め
て良好な結果を得た。
〔発明の効果〕
本発明の多列複合樹脂シート製造用ダイは、上述の如
く、物性を異にする複数の帯状樹脂シートが並列配置さ
れ且つそれぞれ側縁部において互いに接合された複合構
造を持つ多列複合樹脂シートを製造するもので、本発明
の多列複合樹脂シート製造用ダイによれば、異なった物
性を持つ樹脂を、それぞれの巾を自由に選択可能な状態
で押出成形工程により複合でき、1つ以上の帯状樹脂シ
ートの巾が全シート巾の10分の1以下でも、それぞれの
帯状樹脂シートの巾が均一で且つそれらの側端部同士が
充分な接着力で接合された均一な厚みの多列複合樹脂シ
ートを製造できる等、種々の効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のダイを用いた装置の概略を
示す断面図、第2図はダイの第一の樹脂分岐部以降の巾
方向断面図、第3図はダイの第二の樹脂分岐部の巾方向
断面図、第4図は合流部の拡大断面図、第5図(a)は
本発明の一実施例のダイを用いて製造された多列複合樹
脂シートの巾方向断面図、第5図(b)は第5図(a)
の平面図である。 1……ダイ 2……第一の樹脂の押出機のノズル 3……第一の樹脂の流路 4……第一の樹脂の分岐部 5……流量調整ボルト 6……第一の樹脂のコートハンガー部 7……第二の樹脂の押出機のノズル 8……第二の樹脂の流路 9……第二の樹脂の分岐部 10……流量調整ボルト 11……第二の樹脂のコートハンガー部 12……合流部 13……必要に応じて設けられるチョークバー 14……可動リップ 20……第一の樹脂部(第一の樹脂によって形成された帯
状樹脂シート) 21……第一の樹脂部(第一の樹脂によって形成された帯
状樹脂シート)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1以上の第一の熱可塑性の樹脂及び1以上
    の第二の熱可塑性の樹脂をそれぞれ押出機により可塑化
    し、シート状に成形する共押出成形によるシートの製造
    に用いられるダイであって、 押出機から供給される可塑化された第一の樹脂の流れを
    流す第一の樹脂の流路3と、 該流路3に連通され、第一の樹脂の流れを複数の流れに
    分岐し且つ分岐された複数の流れそれぞれを流す複数の
    分岐部4と、 複数の上記分岐部4それぞれの先端に結合され、複数の
    第一の樹脂の流れを略ダイリップ巾の面状の平行流とす
    る複数のコートハンガー部(又はストレートマニホール
    ド部)6と、 別の押出機から供給される可塑化された第二の樹脂の流
    れを流す第二の樹脂の流路8と、 該流路8に連通され、第二の樹脂の流れを分岐し且つ分
    岐された複数の流れそれぞれを流す複数の分岐部9と、 少なくとも第一の樹脂の複数の流れの間に、第二の樹脂
    の流れを第一の樹脂の面状の流れ方向に90度以下の角度
    で供給して第一の樹脂の流れと合流させる合流部12と、 第一及び第二の樹脂流を併流させながらダイ外に流出さ
    せてシート状に成形するダイリップ14と、 複数の第一の樹脂の上記分岐部4及び複数の第二の樹脂
    の上記分岐部9それぞれに設けられた、第一の樹脂の流
    量を調整する複数の調整ボルト5及び第二の樹脂の流量
    を調整する複数の調整ボルト10とを有し、 複数の上記コートハンガー部(又はストレートマニホー
    ルド部)6における、両端の第一の樹脂の流出部の巾
    が、他の第一の樹脂の流出部の巾より広く形成されてい
    る ことを特徴とする多列複合樹脂シート製造用ダイ。
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