JPS6224675B2 - - Google Patents

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JPS6224675B2
JPS6224675B2 JP54099274A JP9927479A JPS6224675B2 JP S6224675 B2 JPS6224675 B2 JP S6224675B2 JP 54099274 A JP54099274 A JP 54099274A JP 9927479 A JP9927479 A JP 9927479A JP S6224675 B2 JPS6224675 B2 JP S6224675B2
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JP
Japan
Prior art keywords
stepped
tube
main body
small diameter
thin tube
Prior art date
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Expired
Application number
JP54099274A
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English (en)
Other versions
JPS5624281A (en
Inventor
Toyoharu Nishimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichirin Rubber Ind Co Ltd
Original Assignee
Nichirin Rubber Ind Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nichirin Rubber Ind Co Ltd filed Critical Nichirin Rubber Ind Co Ltd
Priority to JP9927479A priority Critical patent/JPS5624281A/ja
Publication of JPS5624281A publication Critical patent/JPS5624281A/ja
Publication of JPS6224675B2 publication Critical patent/JPS6224675B2/ja
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はホース口金具の製法に関する。
[従来の技術] 従来のホース口金具として、たとえば第1図に
示すものがあつた(以下、従来例という)。そ
れは六角状素材を切削加工して細管部2を有する
本体1を形成し、かつ丸棒素材を切削加工して外
筒部3を形成したのち、外筒部3の内方への環状
突出部4と本体1の環状溝5とを位置合せした状
態にて環状突出部を外方から本体1の軸心に向う
半径方向にかしめて一体に結合して製造してい
た。
ところが従来例のばあい切削加工による材料
損失が大きいので製造コストがきわめて高くつく
という問題があつた。またかしめ工程では、かし
め装置の精度や調製の良し悪しが直接、口金具の
偏心、トルク不足、ヘタリなど口金具の性能を左
右する不具合が発生しやすく、一般的にはそれら
の不具合が発生しないような専用装置のあるホー
スアツセンブリメーカのホース組立工場でかしめ
を実施している。さらには細管部2の孔2Aはド
リル加工が多く用いられるが、長孔加工となるた
め、ドリルが逃げて、偏心不良が発生しやすく、
加工したホース口金具の寸法精度のバラツキが大
きいなどの欠点を有していた。
そこでかかる問題を解決するため、たとえば特
公昭50−16750号公報のホース口金具(以下、従
来例という)が提案されている。この従来例
は第5図に示されているように、本体1の一端壁
に環状凸部6を形成し、前記凸部6の内周に細管
2を挿入するとともに、前記凸部6の外周に外筒
3を挿入し、前記3体の接合部を電子ビームその
他のエネルギー投射溶接により溶接して製造する
ものである。
[発明が解決しようとする問題点] ところが前記従来例は基本的につぎのような
欠陥がある。
従来例で用いる電子ビーム溶接は、加熱面積
が極めて微細(たとえば10-7cm2)であり幅の狭い
深い溶け込みがえられるという特徴がある。とこ
ろがそのような特徴は溶接不良を生じるという大
きな欠点を生む。すなわち、第6図に示されるよ
うに、溶着すべき部位5の芯合せがむつかしく、
ほんの少しでも開先がズレると溶接不良品となる
のである。また電子ビームはスポツト状にしか照
射することができないため、口金具の全周を溶接
するには口金具自体を回転させる必要が生ずる。
しかも温度むらを避けるため少なくとも1分間に
2回転以上回転させなければならないので、溶融
部分がどうしても流動して、ピンホールなどが発
生し、このような面からも溶接不良を惹きおこし
やすい。
かりに溶接が良好になされたとしても、第6図
に示されるように溶着部分5の幅は非常に狭く、
わずか1mm程度以下にすぎない。したがつて溶接
強度は必ずしも強くなく、なによりも、接合面が
大きい割に溶着部分が狭いので高い密封性能は期
待できない。前記理由によりピンホールでもあれ
ばなおさらである。
さらに電子ビーム溶接によるばあいは、高真空
室と強力な排気装置が必要であり、高電圧を使用
するため放電やX線発生による安全対策が必要で
あり、さらに芯合せのためのジグや自動位置制御
装置などが必要となり、しかも単品ずつの製造し
かできないので相当製造コストが高くなるという
問題がある。
したがつて現状では一品当りの単価が安いホー
ス口金具に電子ビーム溶接の使用は現実的ではな
い。このことはレーザ溶接のばあいにおいても同
様である。
本発明はかかる事情に鑑み、より低いコストで
高圧ホースを接続するに適した密封性能の高い口
金具の製法を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明のホース口金具の製法は、ナツト部と流
通孔とを有する本体と段付管と細管からなるホー
ス口金具の製法であつて、(a)ナツト部の一端壁に
流通孔と同軸の環状凹部が形成された本体と、前
記環状凹部に密に嵌合される小径部と段付部を有
する大径部が形成された段付管と、前記小径部に
密に嵌合される基部が形成された細管とを作製
し、(b)前記本体の環状凹部に段付管の小径部を挿
入するとともに、前記段付管の小径部の内周に細
管の基部を挿入して、本体と段付管と細管とを結
合し、(c)段付管の段付部外周縁に第1の銅材を配
置するとともに、段付部内周縁に第2の銅材を配
置し、(d)前記銅材を溶融して、本体と段付管との
接合面および段付管と細管との接合面に銅ろうを
浸透させることを特徴としている。
[作 用] 本発明において、本体と段付管と細管とを組み
つけるさい、本体の環状凹部に段付管を挿入すれ
ば凹部内面と小径部が密着し、かつナツト部壁面
と段付部が当接して段付管が本体に対して芯出し
され、さらに段付管内の小径部に細管の基部を挿
入すれば、本体に対して細管が同軸上に保持され
るので、溶接時の芯だしがそれだけで自動的に行
われる。
接合面の銅ろうづけは高温炉内に静置しておく
だけで行えるので、口金具の全周にわたつて均等
に銅ろうづけが行われ溶接不良が生じることがな
い。また銅は溶融させると接合面に深く浸透する
ので、本体と段付管との接合面および段付管と細
管との接合面のいずれもが、全面的に銅で埋まり
広範囲に密封部分を構成しうる。したがつて、高
圧ホースの口金具として充分な程度まで密封性能
が向上する。
本発明においては、段付管と細管とを別体に加
工することによつて材料無駄が生じないようにし
たことに加え、ろうづけ作業は高温炉などの安価
な設備があれば充分信頼できる溶着が可能であ
り、しかも一度に多量の口金具を溶着しうるるの
で、相当低コストに口金具を製造することができ
る。
[実施例] つぎに本発明の実施例を説明する。
第2図は本発明の製法によりえられたホース口
金具を示す断面図、第3図はホース口金具の分解
断面図、第4図は第2図のホース口金具にホース
を取りつけた状態を示す断面図である。
第2〜4図において、6は本体、11は段付
管、5は細管、20はホース(第4図参照)であ
る。
本体6は、たとえばあらかじめ六角柱に圧延さ
れた一般構造用圧延鋼材などを素材とし、該素材
に切削加工または冷間鍛造を施してその外縁に六
角状のナツト部7を、またこの一端壁8に環状凹
部9および流体を通すための流通孔10などを有
する所望の形状に仕上げられる。なお環状凹部9
は流通孔10と同軸に形成されている。
段付管11は、たとえば冷間圧延鋼材または冷
間圧延鋼帯などの素材にプレス加工が施されて小
径部12、段付部13および大径部14などを有
する所望の形状に仕上られる。
細管15は、本体6や段付管11の素材よりも
硬い鉄製のパイプ、たとえば炭素含有量が大きい
機械構造用炭素鋼鋼管、高圧配管用炭素鋼鋼管ま
たはモリブデン含有量が大きい強じん鋼鋼管など
のパイプ素材をプレス加工して係合段部16など
を有する所望の形状に仕上られる。
第3図に示すようにそれぞれ別々に加工される
本体6、段付管11および細管15は、第2図に
示すように第1接合面Aおよび第2接合面Bで嵌
合されて組立てられかつ接合できるようにつぎの
条件を満たす形状に形成される。
本体6の環状凹部9の環状壁9Aの径および
長さは段付管11の小径部12の外径および長
さにほぼ等しい。
本体6の環状凹部9に段付管11の小径部1
2を挿入したとき、段付部13の外壁が本体6
の一端壁8に接して密着するように形成され、
平滑に仕上げられる。
本体6の流通孔10の直径は細管15の内径
にほぼ等しい。
細管15の一端部の基部17の外径は段付管
11の小径部12の内径にほぼ等しい。
つぎに以上のごとく形成された本体6、段付管
11および細管15を結合する。本体6の環状凹
部9に小径部12を挿入すれば凹部9内面と小径
部12が密着し、かつナツト部7の一端壁8と段
付部13が当接して、段付管11が本体6に対し
て芯出しされ、さらに前記小径部12の内周に細
管15の基部17を挿入すると、本体6に対して
細管15が同軸上に保持され、溶接時の芯出しが
自動的になされる。
以上のように口金具の三体が結合されたとき、
一端壁8と段付部13および凹部9と小径部12
で形成される第1接合面A(第2図において太線
で示される)と、細管15の基部17と小径部1
2の内周面で形成される第2接合面B(第2図に
おいて太線で示される)とが形成される。
つぎに段付部13の外周縁に大径部14の外径
とほぼ等しい第1のリング状銅材18を配置し、
段付部13の内周縁に基部17の外径とほぼ等し
い内径の第2のリング状銅材19を配置する。な
おその銅材18,19は輪状に連結したものであ
つても輪の一部が切れていてもよく、実質的にリ
ング状であればよい。第1のリング状銅材18お
よび第2のリング状銅材19を配置したのち、た
とえば高温炉内で溶融して第1接合面Aと第2接
合面Bとを銅ろうづけする。このばあい溶融した
銅は各接合面A,B内に深く浸透することによ
り、各接合面A,Bはいずれも銅で埋められ本体
6と段付管11と細管15とが一体に接合され
る。
本実施例では、本体6のナツト部7は肉厚が厚
く充分な強度を有しており、また細管15は本体
6や段付管11よりも硬い鋼材を用いている。こ
れに対し段付管11は細管15よりも軟らかい材
料であるので、段付管11の小径部12をナツト
部7の凹部9と細管15の基部17との間にきつ
く差し込んだときは、ほぼそれだけで本体6と段
付管11との細管15とを密に接合でき、本来高
い密封性能がえられるようになつている。
さらに前記第1接合面Aおよび第2接合面Bは
軸方向に長いある程度の幅をもつた面接触であ
り、しかも記述のごとく全面的に銅ろうづけがな
されているので、第1接合面Aにおいても第2接
合面Bにおいても密封性能はいやがうえにも向上
しており、そのため高圧ホース用のホース口金具
としても液洩れ防止に対する信頼性が非常に向上
したものとなつている。
以上に本発明の一実施例を説明したが、本発明
は前記実施例に限られることなくその精神を離脱
しない範囲で種々の変更例を採用することができ
る。
[発明の効果] 本発明は、大がかりな溶接を必要としないので
低コストに製造することができ、また密封性が高
いので高圧ホース用の口金具として最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例のホース口金具を示す断面
図、第2図は本発明の製法によりえられたホース
口を示す断面図、第3図は第2図の分解断面図、
第4図は第2図のホース口金具にホースをとりつ
けた状態を示す断面図、第5〜6図は従来例の
ホース口金具を示す一部断面側面図および要部拡
大図である。 図面の主要符号、6……本体、8……一端壁、
9……凹部、10……孔、11……段付管、12
……小径部、13……段付部、15……細管、1
7……基部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ナツト部と流通孔とを有する本体と段付管と
    細管からなるホース口金具の製法であつて、 (a) ナツト部の一端壁に流通孔と同軸の環状凹部
    が形成された本体と、前記環状凹部に密に嵌合
    される小径部と段付部を有する大径部が形成さ
    れた段付管と、前記小径部に密に嵌合される基
    部が形成された細管とを作製し、 (b) 前記本体の環状凹部に段付管の小径部を挿入
    するとともに、前記段付管の小径部の内周に細
    管の基部を挿入して、本体と段付管と細管とを
    結合し、 (c) 段付管の段付部外周縁に第1の銅材を配置す
    るとともに、段付部内周縁に第2の銅材を配置
    し、 (d) 前記銅材を溶融して、本体と段付管との接合
    面および段付管と細管との接合面に銅ろうを浸
    透させることを特徴とするホース口金具の製
    法。
JP9927479A 1979-08-02 1979-08-02 Mouthpiece metal for hose Granted JPS5624281A (en)

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JP9927479A JPS5624281A (en) 1979-08-02 1979-08-02 Mouthpiece metal for hose

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JP9927479A JPS5624281A (en) 1979-08-02 1979-08-02 Mouthpiece metal for hose

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JPS5624281A JPS5624281A (en) 1981-03-07
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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5891091U (ja) * 1981-12-15 1983-06-20 小松造機株式会社 油圧ホ−ス組立体

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS474918U (ja) * 1971-02-04 1972-09-13
JPS474920U (ja) * 1971-02-05 1972-09-13
JPS5016750A (ja) * 1973-06-13 1975-02-21

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JPS474918U (ja) * 1971-02-04 1972-09-13
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