JP2000120960A - ホース用継手金具 - Google Patents

ホース用継手金具

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JP2000120960A
JP2000120960A JP10315385A JP31538598A JP2000120960A JP 2000120960 A JP2000120960 A JP 2000120960A JP 10315385 A JP10315385 A JP 10315385A JP 31538598 A JP31538598 A JP 31538598A JP 2000120960 A JP2000120960 A JP 2000120960A
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JP
Japan
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end wall
sleeve
spool
nipple
bead
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Pending
Application number
JP10315385A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kitamura
和夫 北村
Tomohiro Matsumura
友博 松村
Nobuaki Fujiwaki
信昭 藤脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiji Rubber and Chemical Co Ltd
Original Assignee
Meiji Rubber and Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリーブの端壁をニップルの外周を膨出させ
て形成したビードとスプールによって把持固定する継手
金具ではシール性が劣り、液漏れを完全に防止すること
はできなかった。 【解決手段】 ニップルとスリーブとからなり、スリー
ブの端壁をニップルの外周を膨出させて形成したビード
とスプールによる取付部に固着してなるホース用継手金
具において、スリーブの端壁の内面に平滑なテーパ面を
形成し、前記スプールを断面略三角形状に膨出させて形
成するとともに、ビード側の側面を前記端壁内面に形成
したテーパ面とほぼ同一角度の平滑なテーパ面となし、
両テーパ面を圧着してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧力流体の供給
側金属パイプとゴムホースとを連結する継手金具に係
り、詳しくは、金属パイプからなるニップルにスリーブ
を取り付け、スリーブを加締めることによりゴムホース
を固着するホース用継手金具に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車や高圧流体用機器に用いられるホ
ース用継手金具、例えば、パワーステアリングホース、
オイルホース、フューエルホース等に用いられる継手金
具には、漏れを防止するために継続的な高いシール性が
要求される。このようなホース用継手金具の代表例とし
て、特開昭57−57988号公報、特開昭57−69
197号公報記載のものがある。
【0003】前記公報記載のホース用継手金具は、外筒
部分の端壁の中心に金属パイプを締着する孔が設けられ
ており、金属パイプには前記孔との接合位置で半径方向
外方に膨出するビードが形成されている。そして、金属
パイプに外筒部分を取り付けるには、外筒部分の端壁の
孔に金属パイプを挿入するとともに、外筒部分の端壁の
内側に設けられたリング状溝に、金属パイプに形成した
半径方向外方に突出するビードを嵌合させ、前記端壁の
外側を同金属パイプに形成したビードにより把持固定す
ることによって一体に取り付けられている。
【0004】そして、前記公報記載の継手金具では、外
筒部分の内周面に形成した縦断面形で台形の複数のリン
グ状溝にゴムホースの外周面を押し込めるとともに、金
属パイプの外周面に形成したリング状突起をゴムホース
の内周面に食い込ませることによって密封作用を確実に
行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記公報記載の継手金
具は、外筒部分の端壁の孔に金属パイプを挿入し、金属
パイプに形成した半径方向外方に突出する二つのビード
によって端壁を把持固定することによって金属パイプに
外筒部分を取り付けているにすぎない。従って、金属パ
イプの外周面とゴムホースの内周面との間を浸透して外
筒部分の端壁に達した液体は、前記端壁の孔から容易に
外部に漏出するおそれがある。そこで、シール性を高め
るための常套手段としては、外筒部分の端壁と金属パイ
プとをロー付けする方法がある。しかしながら、ロー付
けは手間がかかると共に、それだけコストアップとな
る。
【0006】また、前記公報記載の継手金具は、外筒部
分の端壁の孔に金属パイプを挿入するとともに、突出す
る二つのビードによって端壁を把持固定しているにすぎ
ないから、パイプと外筒部分とは同芯度を正確に保つこ
とができない。同芯度のバラツキをなくすために外筒部
分の端壁の孔を金属パイプの外径と同一にすると金属パ
イプの挿入が困難になり組立作業性が悪くなる。また、
反対に外筒部分の孔を大きくすると、金属パイプの挿入
は容易になるものの、同芯度のバラツキが大きくなり液
体が漏出し易くなるという問題がある。
【0007】この発明はかかる現況に鑑みてなされたも
ので、金属パイプからなるニップルとスリーブとの組立
作業が容易であるばかりでなく、液体の漏出を防止しシ
ール性が極めて高いホース用継手金具を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために次のような構成とした。即ち、この発明に
係るホース用継手金具は、ニップルとスリーブとからな
り、スリーブの端壁をニップルの外周を膨出させて形成
したビードとスプールによる取付部に固着してなるホー
ス用継手金具において、スリーブの端壁の内面に平滑な
テーパ面を形成し、前記スプールを断面略三角形状に膨
出させて形成するとともに、ビード側の側面を前記端壁
内面に形成したテーパ面とほぼ同一角度の平滑なテーパ
面となし、両テーパ面を圧着してなることを特徴とす
る。前記テーパ面は軸心に対して約45度に形成するこ
とが好ましい。また、前記スプールのビード側とは反対
側の側面は軸心に対してほぼ直角となる垂直面に形成す
ることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、図面に示す実施形態に基
づいてこの発明を詳細に説明する。図1において、1は
金属パイプの一端をそのまま構成したニップルであり、
3は前記ニップルの外周部に取り付けられ、加締めるこ
とによってゴムホースを固着するスリーブである。前記
ニップル1は他端を油圧機器等に接続可能に構成されて
いて、環状に膨出させてなるスリーブ取付部5が形成さ
れている。前記ニップル1とスリーブ3は、一体に組み
立てることによってホース用継手金具を構成している。
【0010】スリーブ取付部5は、金属パイプを環状に
膨出させてなるビード5aとスプール5bとを互いに一
定の間隔をもって平行に形成することによって構成され
ている。前記ビード5aは断面略半円状に膨出させるこ
とによって形成されているが、スプール5bは断面略三
角形状に膨出させることによって形成されている。さら
に、スプール5bは、ビード5a側の側面を平滑なテー
パ面50とし、反対側の側面を軸心に対して直角な面と
なる垂直面51としている。テーパ面50の角度θ1は
任意に決定することができるが、図示する実施形態では
軸心に対して約45度に形成されている。
【0011】ニップル1のゴムホースへの差し込み口と
なる先端部には、環状凹溝7が形成されている。環状凹
溝7は、スリーブを加締めたときホースの内面ゴムが入
り込むが完全には充填されない幅と深さに形成され、例
えば、溝幅は1〜5mm、深さは1〜3mmとし、上端
角部は内面ゴムが切れないように0.1〜1Rとするこ
とが望ましい。前記環状凹溝7は、スリーブを加締めた
とき圧縮されるホースの内面ゴムの逃げを吸収し、バル
ジの発生を防止する。
【0012】一方、スリーブ3は、ニップル1と同芯の
円筒形であり、全周半径方向内方に加締めることによっ
てニップル1との間でゴムホースを固着する。スリーブ
3の一端面には端壁31が設けられ、前記端壁31の中
心にはニップル1を挿通する孔33が穿設されている。
端壁31が前記スリーブ取付部5に嵌合されてニップル
1とスリーブ3は一体に組み立てられる。
【0013】前記端壁31の外側面は軸心に対して垂直
面に形成されているが、内側面35の一部は平滑なテー
パ面37とされている。スリーブ3の端壁31をニップ
ル1のスリーブ取付部5に嵌合させたとき、内側面35
とスプール5bの垂直面51とがほぼ同一面となるよう
に形成されている。テーパ面37の角度θ2はスプール
5bのテーパ面50の角度θ1とほぼ同じであって、図
示する実施形態では角度θ1と同じく軸心に対して約4
5度に形成されている。従って、スリーブ3の端壁31
をニップル1のスリーブ取付部5に嵌合させると、テー
パ面37とテーパ面50とが面全体で圧着され、端壁3
1の外側面がビード5aに押えられてビード5aとスプ
ール5bとの間で把持固定される。
【0014】テーパ面37とテーパ面50とが圧着接合
することによってニップル1とスリーブ3の同芯度が確
実に保持され、しかも面で圧着することにより極めて高
いシール性が得られる。
【0015】次に、上記ニップル1とスリーブ3とから
なるホース用継手金具の製造方法の一例について説明す
る。まず、図3に示すように、予め、金属パイプにスプ
ール5bと環状凹溝7を形成したニップル1と、スリー
ブ3とを製作しておく。ニップル1のスプール5bは、
一方側をテーパ面50と同じ角度のテーパ面を有するチ
ャックにパイプの先端部を適当な長さだけ突出させて固
定し、パンチ部材を軸心方向に押圧することにより形成
することができる。また、環状凹溝7は、前記のような
プレス加工によって形成することができるほか、ローレ
ット加工によって形成しても良い。また、スリーブ3は
切削等による公知の方法で製造すればよい。
【0016】次いで、スリーブ3の孔33に金属パイプ
を挿入し、スリーブ3のテーパ面37とスプール5bの
テーパ面50とを突き合わせて係止せしめ、その後、図
4に示すように、これらの係止状態をもってパンチ部材
を軸心方向に押圧することによってビード5aを形成す
る。ビード5aの形成によってスリーブ3の端壁31は
スプール5bとの間で把持固定される。このようにして
なるホース用継手金具のニップル1とスリーブ3との間
にゴムホースを挿入し、スリーブを加締めることによっ
て固着すればよい。
【0017】前記製造方法の一例では、まずスプール5
bを形成しスリーブを組み付けた後ビード5aを形成し
たが、前記製造方法とは反対に、まず、ビード5aをプ
レス加工により形成した後、ニップル1を端壁31の孔
に挿入して端壁31の外面をビード5aに当接させて係
止し、次いで、ニップル1とスリーブ3との間にパンチ
部材を挿入して軸心方向に押圧してスプール5bを形成
しても良い。このとき、スプール5bのテーパ面50は
端壁31のテーパ面37に圧着することによってスプー
ル5bと同時に形成される。
【0018】尚、ニップル1内にはスリーブ3の加締め
時の変形を防止するために、図1に仮想線で示すよう
に、インナーチューブ9を挿入してもよい。このよう
に、ニップル1内にインナーチューブ9を挿入した場合
には、環状凹溝7のニップル内への膨出部はインナーチ
ューブ9の先端を係止させることにより位置決めとして
作用するから、インナーチューブ9をニップル1の所定
位置に確実に挿入することができる。また、環状凹溝7
のニップル内への膨出部は挿入したインナーチューブ9
のズレを防止することができる。
【0019】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、この発明
によれば、ニップル1のスプール5bとスリーブ3の端
壁31の内面とはほぼ同一角度のテーパ面によって圧着
する構成としたから、シール性が極めて向上し液体の漏
出を防止することができる。また、金属パイプとスリー
ブとの組立作業が容易であるばかりでなく、ニップルと
スリーブとの同芯度が向上することによってシール性が
一層高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るゴムホース用継手金具の断面図
である。
【図2】ニップルにスリーブを挿入した製造工程中の説
明用一部断面図である。
【図3】組立状態を示した説明用断面図である。
【図4】完成状態を示した説明用断面図である。
【符号の説明】
1 ニップル 3 スリーブ 5 スリーブ取付部 5a ビード 5b スプール 9 インナーチューブ 31 端壁 33 孔 35 内側面 37 テーパ面 50 テーパ面 51 垂直面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤脇 信昭 神奈川県足柄上郡開成町延沢1番地 株式 会社明治ゴム化成本社工場内 Fターム(参考) 3H017 GA01 HA14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニップルとスリーブとからなり、スリー
    ブの端壁をニップルの外周を膨出させて形成したビード
    とスプールによる取付部に固着してなるホース用継手金
    具において、スリーブの端壁の内面に平滑なテーパ面を
    形成し、前記スプールを断面略三角形状に膨出させて形
    成するとともに、ビード側の側面を前記端壁内面に形成
    したテーパ面とほぼ同一角度の平滑なテーパ面となし、
    両テーパ面を圧着してなることを特徴とするホース用継
    手金具。
  2. 【請求項2】 前記テーパ面は軸心に対して約45度に
    形成したことを特徴とする請求項1記載のホース用継手
    金具。
  3. 【請求項3】 前記スプールのビード側とは反対側の側
    面を軸心に対してほぼ直角な面となる垂直面に形成した
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のホース用
    継手金具。
JP10315385A 1998-10-19 1998-10-19 ホース用継手金具 Pending JP2000120960A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011174610A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Hwaseung R&A Co Ltd チューブ−ソケットアセンブリー及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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