JPS62246731A - 引込み可能な印刷版見当合せピンを備えた印刷シリンダおよび組立方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３　　　の手細な親日 本発明は、印刷シリンダ上に印刷版を位置決めするため
の印刷版見当合せピンに係り、特に、伸長位置と引込み
位置との間で運動可能である見当合せピンおよび印刷シ
リンダの組立て方法に関する。

［発明の背景］ 成る印刷分野においては、印刷版（またはブランケット
）は磁性シリンダ上に取付けられて磁気吸着力によりシ
リンダの表面上に保持される。シリンダ上における印刷
版の正確な位置付けが重要である場合には、シリンダは
印刷版を位置付けるための１つまたは２つ以上の見当合
せピンを有することができる。このような構造の１つが
コスタル（Ｋｏｓｔａｌ）の米国特許第３，９１９，９
３７号明細書に示されている。

非常に薄肉、例えば、厚さが０．０２０インチより小さ
い印刷版が存在する。この場合、見当合せピンは印刷版
の表面を越えて突出すべきではない。このようにピンの
高さが小さい場合には、印刷版を磁性シリンダ表面上で
操作しながらピンと印刷版の縁とを係合することは困難
である。更に、印刷版の縁間に縦方向の隙間が形成され
るのを回避するためには、両縁に切欠きを設けてピンを
その中に嵌合することが必要である。

［発明の概要］ 本発明によれば、シリンダには引込み可能な見当合せピ
ンが設けられる。

更に詳しくは、穴を画定する手段がシリンダの周面から
内向きに延びており、そして見当合せピンは該穴内で、
その一部分がシリンダ表面上方に突出して印刷版と係合
する伸長位置と、ピンがシリンダ表面を越えて突出しな
い引込み位置との間で摺動可能である。伸長位置におい
ては、ピンは、印刷版の厚さよりも小さい距離でシリン
ダ表面上方に延びるようにし、引込み位置においては、
ピンはシリンダ表面と同面関係になるようにするのが有
利である。

本発明の他の特徴によれば、シリンダの穴は、シリンダ
に嵌着されたブシュにより画定され、見当合せピンはブ
シュ内でシリンダの半径方向に運動可能である。ピンに
設けられている０リングはブシュの内壁に形成されてい
る溝内で運動し、シリンダから外向きのピンの運動を制
限する。ピンに設けられている第２の０リングは、ブシ
ュの内壁と係合してピンの回転を阻止する。

本発明の更に他の特徴によれば、引込み可能な印刷版見
当合せピンと印刷シリンダとの組立方法であって、シリ
ンダに穴を穿孔し、ブシュおよびピンがシリンダの仕上
げ表面寸法を越えて延びるようにしてブシュおよびピン
を上記穴内に挿入し、モしてブシュおよびピンを仕上表
面寸法に切断する方法が提案される。

本発明の他の特徴および利点は添付図面を参照しての以
下の説明から容易に理解されよう。

［実施例］ 印刷版またはオフセット　ブランケットのための磁性シ
リンダは、本出願人に譲渡されている１９８５年８月６
日イ寸けのピーフナ（Ｐｅｅｋｎａ）の米国特許願５Ｎ
７６３１２８号明細書に開示されている。この米国特許
願に開示されている引込み見当合せピンは、特に、ビー
フナの印刷版シリンダ上に印刷版を取り付けるのに使用
するのに適している。この見当合せピンはまた、ブラン
ケットシリンダ上にブランケットおよび担体板を取り付
けたり或いは他の磁性シリンダ上における板またはブラ
ンケットと共に使用することもできる。第１図において
、磁性シリンダ１０は印刷機械に取り付けるための軸１
１を備えている。見当合せピン１２は、シリンダ表面か
ら半径方向外向きに延びている。強磁性材料からなる印
刷版１３は、該版をシリンダの円周方向および縦軸方向
に位置決めする見当合せピン１２に係合する切欠き１５
を有する縁１４を備えている。

見当合せピン１２は、第２図および第３図に伸長位置で
示してあり、第４図および第５図には引込み位置で示し
である。ピン１２が伸長した位置にある場合には、版１
３のａ１４はピンの側部に当接して位置付けられる。次
いで、版をシリンダ１０の周囲に巻き付け、ピン１２を
第４図および第５図に示すように引込めると、版の縁１
８は切欠き縁１４に隣接して位置する。

ピンの直径が１／４インチ台である場合には、切欠き１
５は１／３２インチ台の深さを有することができる。版
表面における小さい隙間は無視することができる。

ピン１２は円筒状であって、磁性構造２１を介しシリン
ダ内に延び真鍮製のスリーブ２２を貫通してシリンダの
鉄心２３内に延びているブシ五２０内でシリンダの半径
方向に運動可能である。

ピン１２の外表面には２つの離間した溝２６．２７が形
成されており、これら溝にはそれぞれ０リング２８．２
９が受けられている。０リング２９はブシュ２０の内壁
に形成されている細長い溝３０内に座着する。Ｏリング
２９は第３図に示すように伸長位置に向かうピン１２の
外向きの運動を制限する溝３０の上端に係合する。版溝
が０．０１５ないし０．０２インチである場合には、伸
長位置における見当合せピンはシリンダ表面の上方に０
．０５インチ突出し得る。見当合せピン１２の内向きの
運動は、ピンの内端と、シリンダ　コア２３の孔の内表
面３２との係合により制限される。

０リング２８は、ブシュ２０の内壁に対して圧縮されて
見当合せピンの回転を阻止する。０リングは、取り付け
および交換を容易にするために、ブシュの内表面ではな
くピンの外表面上に設けるのが好ましい。ピンの内端部
には０リング内へのピンの挿入を容易にするように３３
で示す如くテーパが付けられている。

見当合せピン１２は、ブシュ２０内の流体圧力を逃がす
ために、該ピンを貫通して延びる縦軸孔３４を有してい
る。この孔の肩部３５は、ピンを伸長位置に引っ張るた
めの工具３７（第６図）の頭部３６と係合可能である。

Ｏリング２８と２９との間の個所で、縦孔３４に向かい
ピン１２の壁を貫通して穴４０が横方向に延びている。

この穴４０はピンとブシュ２０の内壁との間に捕捉され
る流体を逃がす働きをする。

シリンダは磁性構造２１で過大寸法で製作される。次い
で、シリンダの表面を研削その他の仕方で切削して所望
寸法にする。この作業の一部分として見当合せピン１２
がシリンダと組み合わされる。最初に、ブシュ２０を受
けるための穴をシリンダに穿孔する。所望の仕上寸法よ
り長いブシュを、下端部がシリンダの穴の基底表面３２
上に座着するようにして該穴内に挿入する。次いで、０
リング２８．２９を取り付けた見当合せピン１２をブシ
ュ２０内に挿入し、その下端を表面３２上に座着する。

ピン１２の長さは、その外端がシリンダの仕上表面の外
側に位置するように選ばれる。次いで、シリンダ、ブシ
ュ２０およびピン１２を研削その他の仕方で切削して所
望の仕上げ寸法にする。切削加工中、金属粒子が孔およ
びブシュ内に入らないようにするために、ピン１２を貫
通する孔３４をグリースのような適当な材料で充填する
。シリンダが切削された後にグリースを除去する。第７
図に示しであるように、シリンダの粗半径は３．６３２
インチ台であり、他方、仕上半径は３．６０フインチ台
である。ブシュ２０およびピン１２は、シリンダの粗表
面を越えて延びるような初期長さを有することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、見当合せピンおよび印刷版を備えたシリンダ
を略示する斜視図、第２図は、シリンダ、伸長位置にあ
る見当合せピンおよび印刷版の一縁を示す拡大部分平面
図、第３図は、第２図の線３−３における断面図、第４
図は、第２図に類似の図であって、ピンを引込めてシリ
ンダの周りに印刷版を巻き付けた状態を示す図、第５図
は、第４図の線５−５における断面図、第６図は、ピン
並びに該ピンを引込み位置から伸長位置に抜き取るのに
使用される引っ張り工具を示す略図、そして第７図は、
シリンダおよび見当合せピンの製作を図解する図である
。 １０・・・・磁性シリンダ、１１・・・・軸、１２・・
・・見当合せピン、１３・・・・印刷版、１４・・・・
切欠き縁、１５・・・・切欠き、１８・・・・縁、　　
２ｏ・・・・ブシュ、２１・・・・磁性構造、２２・・
・・スリーブ、２３・・・・シリンダ　コア、２６．２
７．３ｏ・・・・溝、２８．２９・・・・０リング、３
２・・・・基底表面、３４・・・・縦軸孔、３５・・・
・肩部、３６・・・・頭部、３７・・・・工具、４０・
・・・穴。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、印刷版を保持するための磁性表面構造を有する印刷
   シリンダにおいて、引込み可能な印刷版見当合せピンと
   、 前記シリンダの周面から内向きに延びる穴を画定する手
   段とを備え、 前記ピンは、その一部分がシリンダ表面の上方で前記印
   刷版と係合する伸長位置と印刷版の厚さより大きい距離
   でシリンダ表面上方に突出しない引込み位置との間で前
   記穴内で摺動可能である印刷シリンダ。 ２、ピンが引込み位置においてシリンダ表面と同面関係
   となる特許請求の範囲第１項記載の印刷シリンダ。 ３、印刷版の１つの縁表面と伸長位置にある前記ピンと
   の係合により印刷シリンダ上に位置合せされる強磁性材
   料の印刷版を含み、該印刷版が前記印刷シリンダの周り
   に巻付けられて磁気吸着により保持され、印刷版の前記
   １つの縁表面と反対側の縁部が前記ピンの引込み位置に
   おいて前記１つの縁部と近接して位置する特許請求の範
   囲第１項記載の印刷シリンダおよび印刷版の組合せ。 ４、印刷シリンダの軸線に平行な線に沿って印刷シリン
   ダの周面上に縦軸方向に離間して設けられた２つの引込
   み可能な印刷版見当合せピンを有する特許請求の範囲第
   １項記載の印刷シリンダ。 ５、伸長位置にある見当合せピンが、印刷版の厚さより
   も大きい距離だけシリンダ表面の外側に突出する特許請
   求の範囲第３項記載の印刷シリンダおよび印刷版の組合
   せ。 ６、前記１つの印刷版の縁部が、前記印刷版をシリンダ
   上に周辺方向および軸方向に位置付けるために、前記見
   当合せピンと補完関係にある切欠きを有している特許請
   求の範囲第３項記載の印刷シリンダおよび印刷版の組合
   せ。 ７、前記ピンが円筒状であり、印刷版の縁に形成される
   切欠きが１８０°より小さい円弧長を有している特許請
   求の範囲第６項記載の印刷シリンダおよび印刷版の組合
   せ。 ８、印刷シリンダに穴を画定する手段が、前記シリンダ
   内に嵌着されたブシュを備え、前記見当合せピンが該ブ
   シュ内で印刷シリンダの半径方向に運動可能である特許
   請求の範囲第１項記載の引込み可能な印刷版見当合せピ
   ン。 ９、印刷シリンダから外向きのピンの運動を制限するた
   めの補間表面を形成する手段を備えている特許請求の範
   囲第８項記載の引込み可能な印刷版見当合せピン。 １０、前記手段が、ブシュの内面に形成された環状溝内
   で運動する前記ピンに設けられたＯリングから構成され
   ている特許請求の範囲第９項記載の引込み可能な印刷版
   見当合せピン。 １１、前記ブシュの内壁を捕捉してピンの回転を阻止す
   る前記ピンに設けられたＯリングを備えている特許請求
   の範囲第８項記載の引込み可能な印刷版見当合せピン。 １２、ピンに設けられた２つの離間した周辺溝と、各溝
   に設けられたＯリングと、 前記ブシュの内壁に設けられて前記Ｏリングの１つを受
   け前記シリンダから外向きのピンの運動を制限する溝と
   を備え、他方のＯリングは前記ブシュの内壁と係合して
   ピンの回転を阻止する特許請求の範囲第８項記載の引込
   み可能な印刷版見当合せピン。 １３、ピンがその軸方向に延在する孔を有し、該孔は、
   印刷シリンダから外方に前記ピンを伸長位置へと動かす
   ための工具の相補形状の表面と係合する表面を有してい
   る特許請求の範囲第８項記載の引込み可能な印刷版見当
   合せピン。 １４、ピンが軸方向の孔を有しており、ピン壁を横方向
   に貫通する逃がし穴が設けられている特許請求の範囲第
   ８項記載の引込み可能な印刷版見当合せピン。 １５、引込み可能な印刷版見当合せピンと印刷シリンダ
   とを組み立てる方法において、 印刷シリンダに穴を穿孔し、 ブシュおよびピンを前記穴に、該ピンがブシュ内に引っ
   込まれた状態となるようにして挿入し、前記ブシュおよ
   びピンは前記印刷シリンダの仕上げ表面上方に延在し、
   そして 前記ブシュおよびピンを前記印刷シリンダの仕上げ表面
   寸法に切断することを含む組立方法。 １６、前記ピンが軸方向の孔を有し、前記ブシュおよび
   ピンを切断する前に前記孔を除去可能な物質で充填する
   段階を含む特許請求の範囲第１５項記載の組立方法。 １７、事後的にピンの孔から物質を除去する段階を含む
   特許請求の範囲第１６項記載の組立方法。