JPS6224663B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6224663B2
JPS6224663B2 JP54122520A JP12252079A JPS6224663B2 JP S6224663 B2 JPS6224663 B2 JP S6224663B2 JP 54122520 A JP54122520 A JP 54122520A JP 12252079 A JP12252079 A JP 12252079A JP S6224663 B2 JPS6224663 B2 JP S6224663B2
Authority
JP
Japan
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seal
pressure
annular
fluid
sealing
Prior art date
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Expired
Application number
JP54122520A
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English (en)
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JPS5544199A (en
Inventor
Andoryu Jeemuzu Sukotsuto Piita
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Associated Engineering Ltd
Original Assignee
Associated Engineering Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Associated Engineering Ltd filed Critical Associated Engineering Ltd
Publication of JPS5544199A publication Critical patent/JPS5544199A/ja
Publication of JPS6224663B2 publication Critical patent/JPS6224663B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/34Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member
    • F16J15/3404Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member and characterised by parts or details relating to lubrication, cooling or venting of the seal
    • F16J15/3408Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member and characterised by parts or details relating to lubrication, cooling or venting of the seal at least one ring having an uneven slipping surface
    • F16J15/3432Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member and characterised by parts or details relating to lubrication, cooling or venting of the seal at least one ring having an uneven slipping surface the geometry of the surface being able to vary during operation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S277/00Seal for a joint or juncture
    • Y10S277/928Seal including pressure relief or vent feature

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Sealing (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の背景) (発明の分野) この発明は、回転軸とそのハウジングといつた
ような相対回転両部材間をシールして、相対的に
高圧な第一の側から相対的に低圧な第二の側への
流体漏れをおさえたり止めたりするための、間隔
積極保持式ラジアル面シール、にかかるものであ
る。その第二の側は負圧状態であることもあり、
その場合は大気圧部からその負圧部への漏れが生
じ得る。
(在来技術の説明) 間隔積極保持式ラジアル面シールは周知であ
り、満足なシールを作り出すための技術的問題点
について記載した論文は、British Hydro−
mechanical Research Association
November1969でのJ.P.O′DonoghueとG.K.Lewis
とによる“Inherently Stable high pressure
face seals”とか同誌1972でのJ.P.O′Donoghueに
よる“A review of positive clea−rance
radial face seals”とか、いろいろなものがあ
る。なんの対策も講じなければ流体漏れ通路とな
るはずの、前記第一、第二両側間の箇所、の面シ
ール部、へ緩衝流体を導入したりそこから抜出し
たり、する方式の障壁式とか緩衝式とかの面シー
ル、もすでに知られている。
そうした障壁式シールは、漏れを防ぐべき流体
を完全に分けへだてることができ、たとえば塩素
といつたような有害ガスを大気から分けへだてる
ことができるもので、それについてはASME
Paper67−PET−31(September1967)にH.
Lindeboomによる論文がある。
またイギリス特許第1193604・1263693各号明細
書にも面シール構造の記載がある。
面シールが満足に働くには十分な安定性を持つ
ものでなければならない。静圧による持ちあげ方
式で働き、両シール面のすきま寸法に安定性を持
たせるべく段付きとかテーパ付きとかの形態とさ
れた、面シール、は十分な実用性が認められてい
る。在来、そうした面の形態づけは、シール面を
精密加工して、運転条件に適合した所要の段付き
とかテーパ付きとかの形に仕あげていたものであ
る。
(発明の概要) この発明のひとつの目的は、一方のシール面を
正確な所定段付きとかテーパ付きとかの形に加工
しなくともよいようにしたラジアル面シールを提
供することである。さらにひとつの目的は、両シ
ール面間流体膜が軸方向変位に対しても傾斜性変
位に対しても強化されたステイフネスを示すこと
となるようにしたラジアル面シールを提供するこ
とである。
この発明に係るラジアル面シールは、つぎの特
質(ア)、乃至(カ)すなわち、 (ア) 対向する二つのシール面の少なくとも一方
が、そのシール面の上流側端と下流側端との間
に弾性材製か又は弾性的に負荷された圧力に応
動できる環状部材を備えている。
(イ) 前記環状部材は、初期には半径方向に実質的
に平らなシール面を与える。
(ウ) 前記環状部材は、定常運転状態では、両シー
ル面間の圧力のもとで弾性変形して前記一方の
シール面の上流側端を前記下流側端に対し軸心
方向に相対移動させて前記両シール面間にすき
まを与える。
(エ) 前記両シール面間のすきまは、前記両シール
面の下流側端それぞれの間の環状区域での最小
すきままで前記シールの下流側区域ほど半径方
向に先すぼまりになつている。
(オ) 前記弾性変形は、運転状態の変動に伴つて、
前記シールに掛る負荷が増大するにつれて前記
シールの前記下流側区域に向く半径方向の先す
ぼまりを増加させるように変化してそれによつ
て前記定常運転状態の最小すきまへ復帰するよ
うにさせる。
(カ) 前記圧力応動部材の他の面、すなわち流体漏
洩流れが発生する側の面から反対側に位置しか
つこの面に相対して対抗している面が、流体圧
を受けるとともに、この流体圧と前記流体漏洩
の平均圧力とに左右される正味負荷が、前記圧
力応動部材の弾性変形によつて発生される力に
対抗される状態である。
をすべて満たしていることを特徴とする。
この特徴構成によれば次のような作用と効果を
奏する。
このラジアル面シールは、二つのシール面のう
ち少なくとも一方が圧力応動部材を備え、それは
初期に半径方向に平らなシール面を与え、定常運
転状態では、一番下流側の区域で最小となる先す
ぼまり状の両シール面間のすきまを与えるように
圧力応動部材が弾性変形し、運転状態が変つて負
荷が増すと前記すきまの先すぼまりを増大させる
ように弾性変形して定常運転状態の最小すきまに
復帰するから、この発明による面シールは、運転
時に両シール面間に連続流体膜を作り出し、その
膜はかなり大きなステイフネスのもので、定常運
転状態で両シール面が触れ合うことを防ぐものと
なる。それら面間の圧力分布に変動が生じるとそ
れによつて一方のシール面の応動部材が応動変位
を示すということが、同じ寸法条件で一定不変の
テーパ度であるような従来構造の典型的シール面
の場合にくらべると、両シール面間流体のステイ
フネス(すなわち負荷に対する流体膜厚さの変化
率)を改善できるに至つた。
さらに、このラジアル面シールの圧力応動部材
は前記先すぼまりの両シール面のうち流体漏洩流
れが発生する側の面の反対側の面に流体圧を受け
させ、応動部材の上記両面間の圧力差に対応する
正味負荷とこの圧力応動部材の弾性変形による応
力とを対抗させるから、上述した先すぼまりのす
きまにある両シール面間流体をより良く制御する
ことができ、それによつて、上述した両シール面
間流体のステイフネスをなお一層改善できるに至
つた。
又、圧力応動部材は一方のシール面に設けられ
これ自身が弾性変形可能であるから、この側のシ
ール面を所要の段付きとかテーパ付きとかの形に
精密加工する必要がなくなり、両シール面とも径
方向に平らな加工という比較的簡単な加工で済み
シールを安価なものにできるに至つた。
さらに、この発明による面シール方式で流体圧
力負荷に応動して生じる弾性変位は、構成部品類
の熱的変形による流体力学的効果に対抗する方向
のものとさせることができ、云い換えると、熱的
変形の影響を自動補償する働きのあるシールとす
ることができるのである。
(好適実施例の説明) 第1図に示された製造のハウジング11は、回
転軸12を差し通す丸穴が貫通しているものであ
る。この図のシール構造は、高圧な第一の側13
から低圧な第二の側14への流体漏れをおさえる
ことを目的としている。
軸12と一体回転するようにそれに組付けられ
たカラー16には径方向フランジ17がある。そ
の一体回転用として、ピンあるいはキー18、が
備えられており、また、軸12とカラー16との
あいだの流体漏れを止めるべくそのカラーの掘込
み溝内へ押し込められたしなやかな封止環19も
備えられている。
ハウジング11は段付き形である。軸12まわ
りにはめ込まれた環状背板20は円筒形部分21
と径方向フランジ24とからなるもので、その小
径部21はハウジング11の小径部分内へはめ通
されてそれとのあいだはしなやかなふたつの封止
環23によつて封止されている。
その背板は、ハウジング11との相対回転はピ
ン26で防がれているが、それとの軸方向相対動
きはある限度内で可能である。(第1図での)右
側のフランジ24面は平らであつて、それが、こ
のシールの静止シール面25となつている。背板
20には高圧側13に連通している中央穴27が
あけられていて、高圧側13とは反対の側のその
穴27端部径方向外方周辺が、すなわち、前記シ
ール面25の径方向内方周辺である。
カラー16と背板20とは相対回転可能であ
り、軸方向の相対動きも可能である。高圧部13
内の高圧流体は図での右側向きに背板を付勢す
る。必要によつては、その背板に、ステイフネス
の小さなばねによつて、前記と同じ向きのばね付
勢をも与えることができる。
カラー16の、第1図での左側の、端面には、
深い広幅環状溝28が掘込まれていて、うすい弾
性環状金属部材29で閉じられている。その金属
部材は、そのカラーの内方小径部のはめ付け突起
へはめ付けられて、たとえばその部材外方周辺部
近くのところをねじ付けする方式で、そのカラー
へしつかりと組付けられている。こうして、その
部材29は、すでに述べた一方の面25と協働す
る他方のシール面30を作りあげている。溝28
は通路31によつて低圧側14に連通している。
両シール面25,30は平らで、剛性背板20
の方も弾性部材29の方も0.2ミクロンRMS程度
の平滑さにまでラツプ仕あげするのがよい。部材
29はその加工の際にある程度の「そりかえり」
が生じて、組付け状態でのこの部材が正確には平
らでないことになつても、それはかまわない。と
もかく、こうして協働し合う1対の対向シール面
区域Aが作り出されている。
シール部13側の流体圧はシール部14側より
も高いので、穴27から面区域Aを通つて流体が
流れ出ることとなる。その穴27はカラー16の
溝28の径方向内方部分に対向するところにある
ので面30の環状区域に高圧が働くこととなり、
また、面区域Aでの圧力は内方側周辺部での高圧
から外方側周辺部での低圧まで変化しているので
あるから、弾性金属部材29は第2図に示された
ような応動を示して、シール面区域Aのところの
環状すきまは外方へ行くほど先すぼまりのテーパ
状となる。
両シール面25,30間のすきま、面区域Aの
内方側周辺部から(最小のすきまである)面区域
Aの外方側周辺部までのところ、の先すぼまり度
は10:1以下、好ましくは3:1以下とする。こ
こに云う先すぼまり度とは、対向シール面部域A
での最大すきま箇所のすきま寸法と、その対向シ
ール面部域Aでの最小すきま寸法と、の比であ
る。それら両面25,30間最小すきまは、運転
時に0.25mm以下、好ましくは0.02mm以下、とす
る。
したがつて、その運転時最小すきまが0.1mmで
あるとすれば、(面25の径方向内方へり部で
の)最大すきまは、1.0mm以下、好ましくは0.3mm
以下、とする。念のために申し添えるが、穴27
と面25とのかど取り部はシール面に含まれるも
のではないと考え、また、面25より大径の面3
0部分もシール面外と考える。図のようなかどと
り部のかわりに内方周辺部を段付きにしたり掘込
み形にしてもよく、いずれにしてもそれはシール
面外と考える。さらに、面30の外方周辺部にた
とえばボルトなどをはめ収めるための掘込み部の
あることもあるが、そうしたものもシール面外と
考える。
第3図の曲線PFは定常状態で背板のシール面
25に及ぼされている各箇所での圧力を示すもの
で、高圧側13での流体圧はP1、低圧側14での
圧力はP2で表わされている。この圧力による、第
1図での左の方へ背板20を動かそうとする負荷
は、その背板の小径部分21の左端部に及ぼされ
ている高圧側13の流体圧や(もしも備えられて
いれば)ばねによる負荷、に対抗する逆向きのも
のである。背板20に対するカラー16の軸方向
相対動き(たとえば回転軸上のこのカラーの垂直
性不備のためなど)の際の両シール面25,30
間の流体膜のステイフネス(すなわち負荷に対す
る流体膜厚さ変動速さの割合い)が十分に大きく
て、その背板の慣性力や制動力をしのぐ、という
前提のもとで、その背板と部材29との面区域A
外方周辺部間すきまが、その背板20とカラー1
6との相対位置関係を規制する役割りを持つもの
となる。
第4図は、両シール面25,30間すきまが局
部的に減少した場合の影響(すなわちカラー16
と背板20とがたがいに総体的に近寄り合うと
か、傾きが生じて周辺部の一点付近が近寄り合う
とか、の影響)を示すためのものである。このよ
うに先すぼまり度が増大すると、両面25,30
の協働シール面区域AでPFC線として示されたよ
うに対応の圧力増大が生じる。この圧力増大が、
こんどは、弾性部材29を溝28内へ(第4図に
示されたように)いつそう大きく応動変位させ
て、いつそう大きな先すぼまり度のテーパ付きす
きまとする。したがつて面区域Aでの圧力がいつ
そう高まりPFD線のようになるので、負荷が強大
となつて、両シール面25,30を引離すように
働くことになる。一方、背板左端部に及ぼされて
いる負荷すなわちそのすきまを減少させるように
働く負荷、の方はもとのままで変わりがないの
で、結局、すきまはもとの状態に戻る方向に向か
うこととなる。このように、弾性部材29を使つ
たことによつて両シール面のすきまの変動を自動
補償させようとする目的が達成されるのである。
第5図はひとつの改変実施形態例を示したもの
で、穴127あきの背板120の一部品を構成す
るものとして環状の弾性部材129があつてその
弾性部材がシール面125を持つものとされ、他
方、カラー116はそのフランジ117部に平ら
な径方向シール面130を持ち、これら1対の両
面が面区域Aを作り出している。
背板大径部分124の構成要素としての径方向
フランジ136の外径部からシール面130の方
へ延び出ている円筒形部分137がある。環状弾
性部材129の外方周辺部は、この部分137の
自由端へしつかりと組付けられ、その部材129
はそこから内方へ延び出ており、圧力の及ぼされ
ないときにはその面125は径方向平面となるも
ので、その表面は組付け前に仕あげ加工ずみとさ
れている。しかし、運転時には、この部材129
はその内方周辺部が対向シール面130から離れ
去る方向にたわみ曲げられている。この部材12
9のその内方周辺部は円筒形フランジ139部を
持つもので、その自由端部は、しなやかな封止環
140によつて、すでに述べたフランジ136の
基部と封止押し当たり状態とされている。こうし
て封止空間141が作り出されているが、それ
は、穴142によつて低圧側14に連通してい
る。したがつて、運転時には、シール面区域A間
の流体通路は、そこを流れる流体の向きに添つて
先すぼまりのテーパ状となる。この構造でも、第
1図の実施形態例の場合と同様の働きかたとな
る。面125の外方周辺部での最小すきまの寸法
が減少する向きに変動すると、両シール面間の圧
力が増大し、部材129の内方周辺部が左の方へ
変位し、背板120右端部に及ぼされる負荷が強
化されている。一方、背板左端部に及ぼされてい
る負荷の方はもとのままで変わりがないので、背
板は左の方へ変位し、すきまをもとの状態に戻す
ようになる。
第6図はまた別な実施形態例を示し、運転席の
その両シール面25,530間の通路は、テーパ
状というよりは段付き形である。この実施形態例
の背板20は第1図のものと同じである。カラー
516の径方向フランジ517部には一連の向幅
環状溝528が掘込まれていて、それら各溝内に
は、その溝にはめ込まれた各ばね532でばね付
勢されている各環状ピストン529が収め入れら
れている。このピストン529が応動部材として
働くものである。ばね532でピストン529の
端面が外方へ動いても、そのピストンを収め込ん
でいるフランジ517部の端面をはみ出すことは
ないようにされている。所望によつては機械的な
停止機構を備えてもよい。環状部材536はたと
えばPTFEといつたようなしなやかな材質のもの
で、ピストン端面およびそれに隣接しているフラ
ンジ517とカラー516との各端面にしつかり
と組付けられており、これによつて、流体が高圧
側13からピストン529と溝528壁のすきま
へ、さらに連通路531を経て低圧側14へ、と
漏れることを防いでいる。この封止材536の面
がシール面530となつており、このシール面区
域Aは流体圧力のかかつていないときには平らで
ある。
運転時にはその面区域Aで高圧側13から低圧
側14までの圧力勾配が生じる。封止材536を
介してピストン529の端面に及ぼされる圧力は
面全体の平均として低圧側14の圧力より大きい
ので、ピストン529はばね532にさからつて
応動し、対向面区域Aでの通路が段付き形とな
り、流体流れの方向に添つて先すぼまりとなる。
両シール面間の最小すきま寸法に変動が生じたと
すると、ピストン応動によつて、もとどおりの最
小すきま状態へ戻すように働く。この実施形態例
では、カラー516と背板20との相対傾斜が生
じてもピストン529はその周辺部のある一点を
固定点として傾斜応動するということはない。し
かし、カラー516と背板20とが近寄り合う箇
所では流路の先すぼまり度が大きくなり、シール
部の、それとは正反対の側の箇所では先すぼまり
度が小さくなるので、やはりその傾斜変動を補償
してもとの状態へ戻そうとする偶力が作り出され
ることに変わりはない。
第7図はさらに別な実施形態例を示し、カラー
716は径方向フランジ717があつてシール面
730を持つものであるが、第5図で説明したも
のとまつたく同じものとしてよい。この実施形態
例では、高圧側13が両シール面外方周辺側に、
低圧側14が背板720の中央穴727を介して
両シール面内方周辺側に、あるとしている。その
背板の径方向内方部分721を囲い込むようにそ
れに組付けられているものが環状ピストン729
である。いま述べた部分721とハウジング11
とのあいだに封止材723があり、さらにピン2
6で回転不能としている。その部分721とピス
トン729とのあいだのすきま731は、連通路
715aで中央穴727に連通して、低圧側14
の圧力となつている。そのすきま731の両壁7
21,729に一連の対向掘込みがあつてそれら
各対に各ばね732がはめ込まれて、環状ピスト
ン729を右の方へ付勢している。段付き形のピ
ストン内方周辺部は、すでに述べた部分721の
相手側円筒面上をすべり動くことができ、それら
の間の漏れ防止用として環状封止材733があ
る。環状ピストン729には停止板734が取付
けられていて、それがすでに述べた部分721の
突起フランジ735部に突き当たることによつて
そのピストン729の右向き動きを限定してい
る。そのように停止板734がフランジ735に
突き当たつているときには、両部分721,72
9の右端面はぴつたり一致してひとつの平面とな
る。それら両端面にわたつてしつかりと組付けら
れている環状封止材736がシール面区域Aの一
方の面を作り出している。運転時に、この対向面
区域Aのあいだで、高圧側13から低圧側14へ
と内方へ向かう流体流れが生じる。
その面区域A間で、外方周辺部での最大圧力か
ら内方周辺部での最小圧力へと変わる圧力勾配が
生じる。その外方周辺近くの高圧は、ばね732
を押し込みながらピストンを左の方へ動かし、封
止材736を段付き形にする。運転時に、その封
止材736がそのピストン729に組付けられて
いる箇所での対向面区域A間のすきまは、その封
止材が背板内方部分721に組付けられている箇
所での面区域A間すきまよりもいつも大きいよう
にされているので、いまあとに述べた方の箇所に
よつて、両シール面725,730間最小すきま
が規制される。ピストン729が応動部材として
働くもので、その圧力応動によつて、最小すきま
が減少変動を示すときは面区域A外方部分間すき
まを増大させてその面区域での圧力を増大させ、
もとどおりのすきまへ戻すべき引き離し付勢力と
なる。停止坂734左端部よりも平均して弱い圧
力を受けるピストン729の右端部は、その左端
部との面積比関係が、そのピストン左端部内側部
分に及ぼされているすきま731内低圧の作用を
も考慮に入れて、それら圧力の不均衡による最終
的効果として、結局そのピストン729がばね7
32にさからつて左向きに動かされることとなる
ようにされている。
こうして、この実施形態例でも両シール面72
5,730のすきまが自動調整され、高圧側13
から低圧側14への流れが適切におさえられるの
である。
第8図はさらに別な面シール実施形態例を示
し、運転時の両シール面825,830間通路
は、これまた段付き形である。 この実施形態例
での軸12上のカラー816には平らな径方向フ
ランジ817部があり、それが一方のシール面8
30を作り出している。
背板820の小径部分821には中央穴827
があり、その小径部分とハウジング11とは封止
材823で封止されている。背板の大径部分82
4は一方のシール面825の一部分を作り出して
いる。環状区域827aが中央穴827につなが
つており、1対の対向シール面区域Aはその環状
区域827aの径方向外方にある。
応動部材はこれまた環状ピストン829として
構成されていて、一連のばね832で付勢されて
おり、そのピストン829の右端面と、すでに述
べた大径部分824右端面の掘込み内面と、に環
状封止材842がしつかりと組付けられている。
ピストン829は段付き形断面のもので、段付き
環状溝828内に収められており、背板大径部分
824とそのピストン829とに対向して掘り込
まれた一連の穴に各ばね832が収め込まれてい
る。PTFEで作ることが好ましい封止材842が
一方のシール面825を作り出しており、その面
は流体圧がかからないときには平らである。ピス
トン829上のその封止材(第8図での)右端面
825部分が運転時には決して背板部分824上
の面825部分よりはみ出すことのないように、
圧力とばねの力関係を適切に関連づけるなり、所
望によつては、ピストン829と背板大径部分8
24とにそれぞれ備えられた協働停止部材83
5,834からなる機械的停止機構を設けるな
り、の手段を講じる。
溝828の小径部分836は連通路837で中
央穴827につながつていて、ピストン829小
径部分左端面へは高圧側13の圧力が及ぼされて
いる。その溝の大径部分839は連通路840で
低圧側14につながつていて、ピストン大径部分
843左端面へは低圧が及ぼされている。
ピストン829小径部分とその相手側溝部分8
36とのあいだに封止材841がはめ込まれて、
その部分836内から低圧側14への漏れを防い
でいる。ピストン大径部分843とその相手側背
板部分824とのあいだの封止材842部分が、
それらピストン829とその部分824とのあい
だの高圧側13からすきま839と連通路840
とを経て流体が漏れることを防いでいる。
この実施形態例では1対の対向シール面区域A
が運転時には可変段付き断面で流れの方向に添つ
て先すぼまりの流体通路を作り出す。こうして、
中央穴827から、両面825,830の外方周
辺部低圧側14まで、の面区域Aにわたつて圧力
勾配が生じる。両面825,830の最小すきま
がそれらの外方周辺部間のところであるようにし
て、それら両面が自動引き離し調整されるように
する。
第9図はさらに別な実施形態例を示し、背板9
20の径方向内方部分921は環状封止環23で
ハウジング11内面へ封止され、そのハウジング
に対してその相対回転をはばむピン26はフラン
ジ部924にはめ込まれている。環924aはそ
の背板の一部分を構成し、その背板中央穴927
外方周辺からこの環924a外へりまでにわたる
シール面925を作り出している。
段部943付きの環916と、それにボルト9
46で組付けられて応動部材を構成している部材
929と、からなる回転ヘツド部として作り出さ
れたカラー、が軸12で駆動されるようにするも
のとして環状隔膜944があり、それは、環91
6延長部分945と、その軸にボルト918でし
つかりと組付けられて環状封止環19でその軸に
対して封止された組付けカラー916Aと、にし
つかりと組付けられている。その部材929は剛
性の内方・外方両環929A,929Bを弾性部
材929Cでつないだ形のものとして広幅の環状
溝928のあるもので、その溝は環916本体9
17で閉じられている。その部材929の左端面
は流体圧力のかからないときは平らなもので、一
方のシール面930を作り出している。その内方
環929Aには円筒形部分947があり、それは
封止環941で環916に対して封止されてい
る。
その部分947にはすでに述べた中央穴927
につながる中央穴922があつて、環916段部
943も、その部分947の端面948も、隔膜
944も、高圧側13の圧力にさらされている。
溝928は連通路931で低圧側14につながつ
ている。したがつて、弾性部材929C右側面に
は低圧が及ぼされるだけである。環916は隔膜
944によつて組付けられており、その段部94
3右端面とすでに述べた面948とが高圧にさら
されているのであるから、その環916は左向き
の液圧付勢を受ける。さらに、その高圧は隔膜9
44の、環916とカラー916Aとのあいだの
部分、にも及ぼされている。環構造体916,9
29の右端面に差引き働く不均衡負荷は、面積関
係を適切なものとすることによつて、背板920
左端に右向きに及ぼされる負荷に等しいものとな
るようにしている。
その面積関係は、つぎのように選ぶ: 協働両シール面925,930区域Aの径方向
寸法をLとする。
高圧側13の圧力にさらされてシール面925
を右向きに付勢しようとする背板920正味区域
の径方向寸法をlとする。
この発明の特徴によつて、そのlは、シール面
930を左向きに付勢するように環916とすで
に述べた部分947とに力を働かせるべく高圧の
かかるようにされている等価正味区域の径方向寸
法にも一致しなければならない。ここで「等価」
ということばを使つたのは、隔膜944を介して
環916に右向きに及ぼされる力が、寸法lで定
義される区域に含まれていない段部943区域に
左向に及ぼされる力で埋合わされている、という
事実に対応できるようにするためである。
中央穴922内の高圧がすでに述べた部分94
7に左向きに及ぼされるように働く端面948正
味区域の径方向寸法をzとする。
このように定義した各寸法記号について、この
発明による特徴として、L>l>zとし、好まし
くはlがLの大体2/3、zがLの大体1/2、とすれ
ばシール面区域A間の流体膜ステイフネスが非常
に大きいものとなるのである。
寸法zで表わされる正味区域に働く圧力はすで
に述べた部分929Aを左向きに付勢する。l>
zとしているので、l−zは正であり、協働シー
ル面区域Aの一部を構成している外方環929B
部分、を付勢すべく環916を介して働く力が、
左向きであることを表わす。シール面区域A内方
周辺の高圧側13から、外方周辺の低圧側14ま
で、の圧力減少があり、しかも軸方向に力のつり
合うようにしているのであるから、弾性部材92
9Cには反時計回りのモーメントが及ぼされてお
り、したがつて、運転時の、外方環929Bの面
930と環924aの面925とのすきまは、内
方環929Aの面930と前記の面925とのす
きまよりもせまい。さらに、応動の程度は、圧力
による付勢と弾性部材929Cのステイフネスと
だけで規制されており、ばねを付加する必要はな
い。対向シール面区域Aは、環924aのシール
面925全面と、それにまつすぐ向き合つている
シール面930部分としてそのシール面925の
内方・外方両径よりはみ出してはいない箇所と、
で作り出されている。
第10図の実施形態例では、やはりハウジング
11内組込みの面シールであるが、高圧側13か
ら低圧側14への流れの方向が軸12へ向かう径
方向内方向き、すなわち第9図のものとは逆なも
のである。しかし、この実施形態例は、いろいろ
な点で第9図のものと似ているところもあり、カ
ラー1116は、ねじ1118で軸12へしつか
りと組付けられた組付け具1116Aによつて、
その軸と回転は一体的であるが軸方向相対動きは
ある限度内で可能であるように、その軸に組付け
られており、背板1120の方はピン1126に
よつてハウジングとの相対回転がはばまれてい
る。その背板1120はハウジングに対して封止
環23によつて封止されているが、ある限度内で
軸方向相対動き可能である。その背板1120の
大径部分1124がシール面1125を作り出し
ている。組付け具1116Aは、封止環19と1
149とによつて、軸12とカラー1116延長
大径部分1145とに対してそれぞれ封止されて
いる。カラー1116に備えられた部材1129
は応動部材を構成するものであつてシール面11
30を持ち、その面は流体圧力のかからないとき
は平らなものであつて、それに対向する相手側シ
ール面1125部分とともに、対向両シール面区
域Aを作り出している。その部材1129は、内
方・外方両剛性環1129A,1129Bを持
ち、それらが弾性部材1129Cでつなぎ合わさ
れている。環1129Aはボルト1146といつ
たようなものでカラーの組付け部1117へしつ
かりと組付けられている。弾性部材1129Cに
対向する箇所で部材1129に広幅環状溝112
8が掘り込まれており、それは連通路1131で
低圧側14へつながつたもので、すでに述べたカ
ラー部分1117で閉じられていて、環1129
B円筒形部分1147とすでに述べたカラー部分
1145とのあいだにはめ込まれた封止環114
1によつて、高圧側13の圧力に対して封止され
ている。
このカラー1116も、第9図についてすでに
説明したと同じL>l>zの条件による負荷が与
えられているのであるが、これら寸法はシール面
区域A外径を示す軸心に平行な線1150を基準
としている。記号zは環1129B円筒形部分1
147の圧力面1148にかかる負荷に対応し、
l−zはカラー部分1145の圧力面1143に
かかる力に対応するもので、カラーに及ぼされる
高圧側13の圧力によつてシール面区域Aへ伝え
られる力はそれらに二分して考えられるものであ
る。運転時に、部材1129の弾性部材1129
Cは図のようは形に応動して、高圧側13から低
圧側14への流れ方向に添つて径方向内方へ行く
ほど先すぼまりの通路を作り出す。
第11〜14図は障壁式とか緩衝式とかいうシ
ール方式のものである。第11図に見られる実施
形態例は第1図のものと大筋は同じであり、ただ
違つているところは、両封止環23の中間部でハ
ウジング11内の通路15を通して緩衝流体が導
入されていることである。その緩衝流体は外部機
構によつて、(この実施例では、と云うよりも緩
衝流体を面シール部から強制排除するのではなし
にそこへ強制導入する方式全般で、)高圧側13
よりも常にさらに高圧、したがつてもちろん低圧
側14よりも高圧、それもかなりの圧力差でのあ
る圧力、になるように調整されている。その通路
15は背板20の小径部分21内に作られた通路
22に連通しているもので、その通路22は通路
15とは反対の側で、シール面25の掘り込み環
状溝22aに終端しており、その環状溝は、この
実施形態例ではシール面25の径方向外方へりよ
りも内方へりの方に近いところにある。こうし
て、この実施形態例では、環状溝22aよりも大
径部の対向対シール面第一区域Aと、環状溝22
aよりも小径部の対向対シール面第二区域Bと、
がある。
通路22を通じて溝22aへ供給される緩衝流
体の圧力が高圧側13の流体圧力よりさらに高い
のであるから、背板20とカラー16との面区域
B部では緩衝流体が背板内すきまへと内方へ流れ
ることとなり、さらに、その緩衝流体圧力が低圧
側14よりはうんと高いのであるから、背板20
とカラー16との面区域A部では緩衝流体が溝2
2aから協働両シール面25,30の外方周辺部
まで外方へ流れることとなる。
溝22aがカラーの溝28の径方向内方側部分
に対向するところにあるので、弾性金属部材29
の応動は、背板とその部材29とのあいだの環状
すきまが、流体流れ方向に添つて、すなわちこの
実施例では外方へ行くほど、先すぼまりとなる、
ようにするものである。
両シール面25,30のすきまの先すぼまり度
は、区域A内方周辺(すなわち溝22a外方へ
り)から区域Aの外方周辺(すなわち最小すきま
箇所)までは、第1図の面区域Aについて説明し
たのと同様である。
最小すきまは、応動部材を含む方の対向対面区
域によつて規制されるものであるから、他方の対
向面区域間のすきまは、常にその最小すきまに等
しいか、好ましくはそれより大きい、寸法とな
る。
第11図の背板20のシール面25に定常運転
状態で及ぼされる流体圧力は第12図の曲線PF
に示され、その図は両シール面25,30のすき
まの局部減少変動による影響をも示し、緩衝流体
導入による相違点以外は第4図と同じものであ
る。この第12図で、溝22a内緩衝流体圧力は
P3で表わされている(シールをうまく働かせるた
めに緩衝流体供給路中に設けることが良いと在来
云われたこともある流路限定機構は無用であるこ
とに留意されたい)。これ以外の、高圧側13と
低圧側14との両圧力も、この緩衝式シールの働
きかたも、第3,4両図について説明したと同じ
であり、ただ違つている点は、緩衝流体が、高圧
側13から低圧側14への流体漏れをはばみ、さ
らに、熱膨張の影響が外方周辺部でのすきまを減
少させるという好ましい方向であるように適切な
全体設計がされていることを前提にするならば、
背板とカラー16との内方側対向対面区域B間に
常に有限なすきまが確実に保持させるようにして
いる、ということである。こうして、溝22aか
ら高圧側13へ向かう内方への緩衝流体流れが、
そういうすきまによつて自動調整作用を受ける。
第13図は複式排除方式の緩衝式シールの定常
運転状態を示している。流体圧力のかからないと
きの応動部材29は平らである。第11図との違
いを見ると、シール面25にさらにふたつの環状
溝32,33があり、それらは各連通路34,3
5で(それぞれ高圧側13・低圧側14よりもか
なり低い各圧力の)各低圧力につながれている。
内方の溝32は、溝22aと面25内方端部との
あいだにあるもので、高圧側13の圧力より低い
一定の圧力に調整されたところへ連通させること
が好ましい。したがつて、溝22aからの緩衝流
体と高圧側13からのシール流体との混合したも
のが連通路34を通じて流れることとなり、その
シール流体流れは対向面区域B間すきまの大小に
左右される。
外方の溝33は、溝22aと協働両シール面外
方周辺とのあいだにあるもので、低圧側14の圧
力より低い一定の圧力に調整されたところへ連通
させることが好ましい。したがつて、低圧側14
から溝33への流れと溝22aから溝33へと外
方へ向かう緩衝流体流れが生じる。溝22aは系
全体の実質的に最高圧力のところにあり、溝33
は最低のところにあるので、最大の圧力差・圧力
勾配がそれら両溝22a,33間の区域のところ
に生じ、それはこの実施形態例での対向面区域A
のところである。したがつて弾性部材29がその
区域のところにあるようにして、すでに述べたと
おりの応動によつて、それ自体とその対向面区域
A径方向外方部分とのあいだのすきまを自動調整
する。それがまた、溝32下方端と高圧側13と
のあいだの対向対面区域B間のすきまをも、溝3
3より外方の面区域や両溝22a,32間の面区
域と、それらそれぞれに対向しているカラー16
各部分と、のあいだのすきまをも、制御するので
ある。
第14図はさらにまた別な実施形態を示し、こ
の構造は第7図のものと大筋は同じであり、ただ
違つているところは、ふたつの封止環723の中
間部へ開口している緩衝流体通路715が備えら
れていて、それら両封止環のうちの一方は背板7
20円筒形延長部分の環状掘り込み溝内へ押しは
められているものであり、さらに、ひとつの環状
溝722aへ終端している連通路722があると
いう反面、連通路715aや封止材736がなく
なつて、その封止材のかわりに、ピストン729
段付き内方面とその相手方となる。背板段付き面
とのあいだに環状封止材733aが備えられてい
る、ということである。この実施例では、高圧側
13とは低圧側14とかより高圧の流体をシール
両へり部間へ吹き込むかわりに、ハウジング内の
通路715は高圧側13,低圧側14のいずれよ
りも低い圧力のところへつながれて、両シール面
間の一環状部からそのように低圧側14よりなお
低い圧力で流体を抜出す、ようにしている。背板
大径部分724がシール面725の一部分を作り
出し、シール面725の残り部分はばね付勢され
ているピストン729で作り出されていて、その
ピストンは応動部材を構成し、そうしたシール面
725は、流体圧力のかからないときには平らで
ある。
通路715が高圧側13・低圧側14のいずれ
よりも低い圧力のところへつながつているのであ
るから、高圧側13から溝722aのところの環
状部までの対向対面第一区域A間の内方への流体
流れと、軸中央穴の低圧側14から溝722aへ
の対向対面第二区域B間の外方への流れとが生じ
る。
したがつて、対向対面第一区域A間の段付き流
路内で、その外方周辺部での最大圧力から環状溝
722aでの最小圧力までの圧力勾配が生じる。
ピストン729で作り出された対向対面第一区域
A部分間のすきまが、溝722aのすぐ外方の背
板720で作り出された対向対面第一区域A部分
間のすきまよりも、常に大きいようにしているの
で、いま述べたあとの方の部分が、両シール面7
25,730間最小すきまを規制する。最小すき
まが減少するように変動すると、ピストン729
とばね732とは、面区域Aの外方側部分のすき
まを増大させて両面区域間全般の圧力を増大さ
せ、もとのすきま状態へ戻すべく働く引き離し力
を生じるのである。
内方周辺部と溝722aとのあいだの対向対面
第二区域B間のすきまは、その溝のすぐ外方の第
一区域Aでのすきまと同じでもよいし、あるい
は、第二区域Bの一方の面725部分をその溝の
すぐ外方のところよりひつこめてその対向対面第
二区域B間すきまを大きくするようにしてもよ
い。
ピストン729の右側の面は左側の面よりも平
均的に低い圧力が及ぼされているのであるが、そ
れら左右両面の寸法・面積関係を適切にして、差
し引きとしての圧力による正味の力が、ばね73
2の力にさからつてピストン729を左の方へ付
勢するものとする。
こうして、この実施形態例のものでも、両シー
ル面725,730のすきまは自動調整作用を受
け、溝722a内への漏れ流れはおさえられ、高
圧側13から低圧側14への流れがはばまれるの
である。
この実施形態例の背板720とピストン729
とのあいだの封止材733aは、必要とあれば、
第7図について説明されたような、ピストンと背
板との連続面725にべた張り式の封止材に変え
てもよい。
第9図及び第8〜10各図のそれぞれの実施形
態例いずれでも、第11図の方式に添つて、高圧
側13よりさらに高い圧力で緩衝流体を導入する
ように改変することができることは明らかであ
る。
最小すきまとは先すぼまりとかの説明のために
いろいろな図をこれまで参照したが、それら図面
は、この流体シール方式の動作説明をわかりやす
いものとするために、実際の形を忠実に示したも
のではなくて両シール面区域間のすきまは最小寸
法も最大寸法もいずれも著しく誇張して示したも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明による面シール第一実施形
態例の全体図、第2図は第1図の一部分の拡大
図、第3図は第2図の両シール面間区域での圧力
分布を示した図、第4図は両シール面間すきま減
少が圧力分布に及ぼす影響を示した図、第5図
は、この発明による面シール改変形態例の運転時
の状態を示した図、第6〜10各図は、この発明
による面シールのさらに別ないろいろな形態例を
示した図、第11図は、この発明による面シール
で緩衝流体を使つた形態例を示した図、第12図
は第11図の両シール面間区域での圧力分布、両
シール面間すきま減少がその圧力分布に及ぼす影
響とともに示した図、第13、14両図は第11
図の面シール面を更に改変した各形態例の運転時
の状態を示した図、である。 11……ハウジング、12……回転軸、13…
…高圧側、14……低圧側、16……カラー、1
7……カラーの径方向フランジ、18……キー、
19……封止環、20……環状背板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 つぎの特質(ア),(イ),(ウ),(エ),(オ),(カ)を
    すべて
    満たしていることを特徴とする間隔積極保持式ラ
    ジアル面シール。 (ア) 対向する二つのシール面の少なくとも一方
    が、そのシール面の上流側端と下流側端との間
    に弾性材製か又は弾性的に負荷された圧力に応
    動できる環状部材を備えている。 (イ) 前記環状部材は、初期には半径方向に実質的
    に平らなシール面を与える。 (ウ) 前記環状部材は、定常運転状態では、両シー
    ル面間の圧力のもとで弾性変形して前記一方の
    シール面の上流側端を前記下流側端に対し軸心
    方向に相対移動させて前記両シール面間にすき
    まを与える。 (エ) 前記両シール面間のすきまは、前記両シール
    面の下流側端それぞれの間の環状区域での最小
    すきままで前記シールの下流側区域ほど半径方
    向に先すぼまりになつている。 (オ) 前記弾性変形は、運転状態の変動に伴つて、
    前記シールに掛る負荷が増大するにつれて前記
    シールの前記下流側区域に向く半径方向の先す
    ぼまりを増加させるように変化してそれによつ
    て前記定常運転状態の最小すきまへ復帰するよ
    うにさせる。 (カ) 前記圧力応動部材の他の面、すなわち流体漏
    洩流れが発生する側の面から反対側に位置しか
    つこの面に相対して対抗している面が、流体圧
    を受けるとともに、この流体圧と前記流体漏洩
    の平均圧力とに左右される正味負荷が、前記圧
    力応動部材の弾性変形によつて発生される力に
    対抗される状態である。 2 特許請求の範囲1記載の発明において、その
    応動部材がしなやかな弾性材製表面部材を含み、
    定常運転状態でのその表面部材の先すぼまり形態
    が総体的にテーパ状であること、を特徴とするシ
    ール。 3 特許請求の範囲1記載の発明において、その
    応動部材が、シール面に作られたくぼみ内にはめ
    込まれたピストン部材を含み、そのピストン部材
    は弾性負荷にさからつて、両シール面間流体の圧
    力によつて押し動かされて段付き状の先すぼまり
    形態を作り出すことができるものとされているこ
    と、を特徴とするシール。 4 特許請求の範囲1記載の発明において、つぎ
    の特質(ア),(イ),(ウ),(エ),(オ)をすべて満たして
    いる
    こと、を特徴とするシール。 (ア) その応動部材はしなやかな環状部材を含んで
    いる。 (イ) その環状部材は、その内外各周辺部まわり
    に、その一方の面から延び出ているそれぞれの
    補強剛性環状部分を持つ。 (ウ) それら両剛性環状部分の一方は相対回転可能
    なシール部材の一方の端面の周辺部の一方側そ
    のものなりその隣接部なりへしつかりと組付け
    られている。 (エ) それら両剛性環状部分の他方はそのシール部
    材周辺部の他方側に封密を保ちながら相対すべ
    り動き可能とされている。 (オ) その応動部材の前記中間部のしなやかな環状
    部材と、前記シール部材端面と、のあいだのす
    きまは、シール部低圧側へ圧力連通されてい
    る。 5 特許請求の範囲1記載の発明において、つぎ
    の特質(ア),(イ),(ウ),(エ)をすべて満たしているこ
    と、を特徴とするシール。 (ア) その応動部材はカラー部材に組付け保持され
    ている。 (イ) そのカラー部材は、回転軸まわりへはめつけ
    られ、環状隔膜によつてその回転軸へキー付け
    状に組付けられて回転すべくされている。 (ウ) そのカラー部材はさらにその環状隔膜によつ
    てその回転軸の軸心方向にある限度範囲内の動
    き可能とされている。 (エ) このラジアル面シール部各部材相対寸法関係
    は、前記カラー部材両端面に働く流体圧力と、
    前記隔膜両側面に働く流体圧力と、が定常運転
    状態ではつり合うこととなるようにされてい
    る。 6 特許請求の範囲1記載の発明において、両シ
    ール面のすきまが、それら面の内方周辺のところ
    で最小であるようにされていること、を特徴とす
    るシール。 7 特許請求の範囲1記載の発明において、シー
    ル部圧力側の流体よりもさらに高圧の緩衝流体
    を、一方のシール面の内外両周辺部の中間の環状
    部内へ、導入する手段が備えられていること、を
    特徴とするシール。 8 特許請求の範囲1記載の発明において、一方
    のシール面の内外両周辺部の中間の環状部から流
    体を抽出する手段が備えられていること、を特徴
    とするシール。 9 特許請求の範囲1記載の発明において、つぎ
    の特質(ア),(イ),(ウ),(エ)をすべて満たす構成とす

    ことによつて、両シール面のすきまが、確実に、
    径方向についてシールの流体流れ下流側に行くほ
    ど先すぼまりとなるようにされていること、を特
    徴とするシール。 (ア) その圧力応動部材は環状部材である。 (イ) その環状部材は径方向内方と径方向外方との
    両環状部分が剛性であつてそれら両部分がそれ
    らの中間部の弾性部材を支えるべくされてい
    る。 (ウ) その応動部材前記第二面は、それら両剛性環
    状部分のうちの流体流れ上流側のものの少なく
    とも一部分に添う通路を経てはシール部流れ上
    流側圧力作用が及ぼされるようにされていると
    ともに、その上流側環状部分の残余部分とか前
    記中間部弾性部材とかに添う通路を経てはシー
    ル部流れ下流側圧力作用が及ぼされるようにさ
    れている。 (エ) その圧力応動部材は両剛性環状部分のうちの
    前記とは別の方のもののところで軸心方向動き
    不能に固定組付けされている。
JP12252079A 1978-09-22 1979-09-22 Positively gap keeping type radial surface seal Granted JPS5544199A (en)

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