JPS5836935Y2 - 静圧シ−ル - Google Patents

静圧シ−ル

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JPS5836935Y2
JPS5836935Y2 JP868178U JP868178U JPS5836935Y2 JP S5836935 Y2 JPS5836935 Y2 JP S5836935Y2 JP 868178 U JP868178 U JP 868178U JP 868178 U JP868178 U JP 868178U JP S5836935 Y2 JPS5836935 Y2 JP S5836935Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
seal
ring
seal ring
gap
Prior art date
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Expired
Application number
JP868178U
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English (en)
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JPS54112961U (ja
Inventor
善一 吉田
豊 小沢
昭博 川口
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
Priority to JP868178U priority Critical patent/JPS5836935Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 これまで一般に用いられている流体供給孔を有する静圧
シールを第1図について説明する。
1′はシールリング、2′はランナリング、3′はケー
シング、4′は回転軸、5′はOリング、6′ばばね、
7′は供給孔で一般には円周上に6〜20個あけられて
いる。
A′部にはシールすべき高圧流体があり、B 部は低圧
側、07部はシール装置の外側である。
X′は回転するランチリング2′とシールリング1′の
間の隙間で図では誇張して書いである。
Y′は回転軸4′とシールリング1′の隙間である。
Do′はシールリング1′の外径、D1′は内径、Dm
′は供給孔γ′のピッチ円直径、DB′ は01Jン
グ5′が当るケーシング3′の内径で、シールリング1
′の外径よりこの直径1での面積に流体圧が作用する。
A′部に作用する流体圧P1′、低圧側の圧力をP2′
とし、その差圧P1’ −P2/ を△9′とする
なお隙間X′に比べて隙間Y′を大きくし、B′部と0
7部の圧力はほとんど等しくする。
従来の静圧シールの作用について説明する。
第1図の装置に圧力流体がA′部に送られると隙間X′
をこの流体が流れる。
平行隙間を粘性流体が流れるとき圧力は圧力分布を示す
第2図の鎖線のように特異点のない降下線分布となる。
ところが第、1図に示すように、その途中(DffI′
のところ)に供給孔1′を設け、ここにA′部の圧力流
体を導くと、シールリングの外径り。
′部から流れてくる流体と、供給孔1′から流れてくる
流体が合流し、供給孔7′ より下流側では流量が多く
なる。
粘性流の圧力降下による勾配は流量に比例するため第2
図の実線で左側に示すような供給孔1′がある点Dm’
1異点を有する圧力分布となる。
第2図R′がこの圧力分布を示し、この圧力分布は隙間
X′が小さくなると、シールリング1′の外周部よシ隙
間X′を流れてくる流量に比べて供給孔T′から流れて
くる流量の割合が大きくなり、供給孔γ′より下流での
圧力勾配が大きくなり、第2図で点線で示すような方向
に移行する。
その結果シールリング1′に作用する隙間X′の圧力に
よる力は増大する。
一方シールリング1′の背面にはケーシング3′の内径
DB′マで流体圧が第2図のT′で示すように作用して
おり、シールリング1′は隙間X′の圧力による力とバ
ランスする内径DB′ を決めることによって所定の
隙間X′にすることができる。
前述のように運転中細かの外乱で隙間X′が小さくなっ
たとすると、背面の力(第2図のT′で示す圧力分布の
積分値)は変化しないのに対し隙間X′内の圧力は大き
くなり、シールリング1′をランチリング2′より引離
す方向に力が作用し、常に一定の隙間X′が保持される
従来の静圧シールの欠点について述べる。
第1図の静止シールはシールリング1′の外周部からの
流量と供給孔7′からの流量はほぼ等しいとき、隙間X
′の変化に対する圧力による力の変化、いわゆる支持剛
性が最大となり、安定したシール性能を得ることができ
る。
ところがこれを守るためには隙間X′の値が10μm
というような小さいときは供給孔1′の設計を最適点に
もってくることが可能であるが、このシールを利用する
機械の性能上、隙間X′の値をもう少し大きくしたいと
きは、大きな支持剛性を得るためには、供給孔γ′を実
現不可能なくらい昔で大きくしたり、供給孔1′のピン
チ円直径を下流側に寄せる必要がち六実際に支持剛性の
最大点を狙うことができない。
本考案は上記した従来の静圧シールの欠点に鑑みてなさ
れたもので、ケーシングで囲繞された回転軸に固定され
、半径方向外方に向って延びるランチリングと、該回転
軸を遊嵌し一端を上記ケーシングに固定されたばねで上
記ライナリング側面に向って付勢されるシールリングと
を有し、同シールリングと上記ケーシングとの間にOリ
ンクラ装着し、シールリングの摺動面に高圧側と連絡し
高圧流体を導く供給孔を複数設けた静圧シールにふ・い
て、該供給孔よシ高圧側のシールリング摺動面に環状の
円周溝を設けると共に、同円周溝と低圧側とを連絡する
貫通孔を設けた静圧シールに係り、シールリングの摺動
面を上記環状の円周溝によってシール部と軸受部とに分
離したため、夫々の設計を全く分離して実施することが
でき、シール部と軸受部を夫々運転に最適寸法を選ぶこ
とができる等の効果を奏しうるものである。
以下、本考案の実施例を第3図乃至第5図に基づいて説
明する。
1はシールリング、2はランナリング、3はケーシング
、4は回転軸、5はOリング、6はばね、Iは供給孔、
8は供給孔Iより高圧側に設けた環状の円周溝、9は同
環状の円周溝8と低圧側を結ぶ貫通孔、10はシールリ
ング1のシール部、11は軸受部を示す。
Aは高圧流体のあるところ、Bは低圧側、Cはシー4置
の外側、Xはシールリング1とランナリング2の隙間、
Yは軸4とシールリング1が作る隙間である。
Doはシールリングの外径、Dlは内径、Dnlは供給
孔1のピッチ円直径、Dl、D2はそれぞれ環状の円周
溝8の外径、内径である。
シールリング1に環状の円周溝8を設け、ここと低圧側
を複数個の貫通孔9で結ぶ。
供給孔Iはこの環状の円周溝8と貫通孔9で区切られた
軸受部11に1個以上設ける。
これは第3図の実施例では高圧流体A部と連通している
なお・隙間Yは隙間Xに比べて大きくし、B部の圧力と
0部の圧力は等しくなるようにする。
本実施の作用について説明する。
高圧流体がA部に作用するとシールリング1のシール部
10の隙間Xを通って流体が流れる。
これと同時に供給孔7にも流体が流れる。
シール部10の圧力分布は第5図のSで示すようになる
この分布はこの隙間X流量隙間の値に関係なく常にほぼ
一定となる。
一方供給孔1より送られる流体は第5図Rで示すような
圧力分布となる。
隙間Xと供給孔Iの流動抵抗の比によって供給孔Iの出
力の圧力が決筐るが、隙間Xにおける流動抵抗は隙間X
の値の3乗に比例するのに対し、供給孔7では隙間Xに
比例する。
したがって隙間Xが大きくなると圧力は低下し、小さく
なると圧力は大きく第5図の点線で示す圧力分布のよう
になる。
従来の静圧シールと同様にシールリング1の背面にはシ
ールリング1の外径り。
からケーシング3とOリング5の当る直径DBtでの面
積に第5図Tで示すような圧力が作用する。
したがって第5図に示すような圧力S 、 T 、 R
カシールリング1に作用し、これらの力がバランスする
隙間Xが保持されることになる。
本願の静圧シールはシールリング1の摺動面を円周方向
溝8によってシール部10と軸受部11を分離したため
、それぞれの設計を全く分離して実施することができる
ため、シール部10と軸受部11をそれぞれ単独に最適
寸法を選ぶことができる。
特に一般産業用のポンプやフロアでは、流体に含まれる
ごみの大きさ、機械加工精度、振動等によってシール部
10の最小隙間をきめると比較的大きな隙間になるが、
そのようなとき従来の静圧シールでは支持剛性を最大に
するためにはシールリング1の外周よりの流量にほぼ等
しい量の流量を供給孔7より流す必要があった。
以上説明したように本実施例によれば、隙間Xの流量と
は関係なしに、供給孔7の大きさは軸受部11の支持剛
性最大になるように決めることができる。
また、ガス体などでは隙間Xの値が大きくなると、ラビ
リンス効果をもたせた方がシール性能が良くなってくる
が、このようなときはシール部10に同心状の溝を設け
、ここでラビリンスシールとすることができる。
このようなときでも軸受部11の設計はシール部10と
は全く独立して行うことができる。
等の秀れた効果を奏しうるものである。父上記実施例に
おける高圧側、低圧側の圧力区域が逆である他の実施例
を第6図及び第7図に基づいて説明する。
シールリング1は、ベロー12を介してケーシング3に
取付けられており、回転軸4との空間Aが高圧流体側で
、空間B′が低圧側である。
上記シールリング1には、供給孔7と、同供給孔Iより
高圧側に設けられた環状の円周溝8及び同環状の円周溝
8と低圧側Bとを連絡する貫通孔9が、設けられており
、上記実施例と同一の作用効果を得ることができるもの
である。
尚上記実施例と同一部分については同一符号を付し、詳
細な説明は省略する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の静圧シールを示す説明図、第2図は従来
の静圧シールの圧力分布を示す説明図、第3図は本考案
の静圧シールの一実施例を示す説明図、第4図は第3図
のシールリングの正面図、第5図は本考案の静圧シール
の圧力分布を示す説明図、第6図は本考案の静圧シール
の他の実施例を示す説明図、第1図は第6図のシールリ
ングの正面図である。 1′・・・・・・シールリング、2′・・・・・・ラン
ナリング、3′・・・・・・ケーシング、4′・・・・
・・回転軸、5′・・・・・・Oリング、6′・・・・
・・ばね 71・・・・・・供給孔、1・・・・・・シ
ールリング、2・・・・・・ランナリング、3・・・・
・・ケーシング、4・・・・・・回転軸、5・・・・・
・Oリング、6・・・・・・ばね、I・・・・・・供給
孔、8・・・・・・環状の円周溝、9・・・・・・貫通
孔、10・・・・・・シール部、11・・・・・・軸受
部、12・・・・・・ベローズ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシングで囲繞された回転軸に固定され、半径方向外
    方に向って延びるランチリングと、該回転軸を遊嵌し一
    端を上記ケーシングに固定されたばねで上記ライナリン
    グ側面に向って付勢されるシールリングとを有し、同シ
    ールリングと上記ケーシングとの間にOリングを装着し
    、シールリングの摺動面に高圧側と連絡し高圧流体を導
    く供給孔を複数設けた静圧シールにおいて、該供給孔よ
    り高圧側のシールリング摺動面に環状の円周溝を設ける
    と共に、同円周溝と低圧側とを連絡する貫通孔を設けて
    なることを特徴とする静圧シール。
JP868178U 1978-01-27 1978-01-27 静圧シ−ル Expired JPS5836935Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP868178U JPS5836935Y2 (ja) 1978-01-27 1978-01-27 静圧シ−ル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP868178U JPS5836935Y2 (ja) 1978-01-27 1978-01-27 静圧シ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54112961U JPS54112961U (ja) 1979-08-08
JPS5836935Y2 true JPS5836935Y2 (ja) 1983-08-19

Family

ID=28818127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP868178U Expired JPS5836935Y2 (ja) 1978-01-27 1978-01-27 静圧シ−ル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100444408B1 (ko) * 2001-12-31 2004-08-16 한국씰마스타주식회사 고온용 미케니컬 페이스 씰 구조

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54112961U (ja) 1979-08-08

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