JPS6224462A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置に関
し、特に超小形化を図りうるものに係る。

従来の技術 現在、磁気テープ上の記録パターンを変えずに現行の家
庭用ＶＴＲを更に小型にするだめの開発が行なわれてい
る。ＶＴＲ，の小型化を図る考え方の１つに、磁気テー
プを案内ドラムに現在の略１８０度を越えて略２７０度
に亘って巻装させ、且つ　゛ビデオヘッドを９０度間隔
で４個設け、ビデオヘッドがテープ添接角度に亘る角度
範囲を１つの動作単位として順次切り換わって動作する
ことにより、現行の装置と同じトラックパターンが形成
されるようにし、案内ドラムのイ蚤を現行の％とじ、案
内ドラムの小径化を図り、且つ小型のカセットを用いて
、ＶＴＲの小型化を達成しようとする考え方がある。

しかし、従来の磁気テープを案内ドラムに略２７０度に
亘って巻装する構成は、案内ドラムに対するテープ走行
入口側及び出口側に配されるテープ案内ポールの数が多
く、シかもテープ案内ポール及びカセットが案内ドラム
より遠く離れて配置される構成となり、案内ドラム自体
については、小型化が図られても、この周囲に多数本の
案内ポールが案内ドラムより離れて分散して配置されだ
シ、さらにテープ装填時に移動するポストが多かったり
してテープ装填機構が複雑となってテープの自動装填が
困難となったり、更には、案゛内ドラムの小径化に対応
した装置の小型化を図り得ない等の問題点があり、まだ
小型のカセットを使用しているので、標準カセットを用
いた再生装置で゛再生する時には付属のアダプターを必
要とするなどの問題点があった。

問題点を解決するだめの手段 本発明は、小型案内ドラムと標準のカセットを用いて、
上記問題点を解決した磁気記録再生装置を提供すること
を目的とするものであり、その構成は、磁気テープがテ
ープ案内ドラムに螺旋状に巻装されてなる磁気記録再生
装置において、テープ案内ドラムをほぼカセットの方向
に傾け、該磁気テープの走行方向上、該テープ案内ドラ
ムに対して入口側については、そのテープの走行方向を
変え、該テープ案内ドラムの周面に導くように案内する
テープ走行方向に対して直交する直交テープ案内部材と
、該磁気テープをデツキ面に平行且つカセット内のテー
プの高さと等しく、ねじれのない位置から、該直交テー
プ案内部材に案内する２本の斜めポールを設け、該磁気
テープの走行方向上該テープ案内ドラムに対して出口側
については、該テープドラムより離れた該磁気テープを
デツキ面に平行かつカセット内のテープ高さと等しく、
ねじれのないように案内する斜めポールと、カセットに
収納された磁気テープと高さが等しく磁気テープ走行方
向に対して直交する直交テープ案内部材とを設けてなる
構成である。

作用 テープ案内ドラムはほぼカセットの方向に傾けられ、開
蓋して磁気テープが引出されたカセット前蓋の下へテー
プ案内ドラムをもぐり込ませるよ。

うに配置される。テープ案内ドラムに対して入口側では
直交テープ案内部材と斜めポールが、又、出口側では斜
めポールと直交テープ案内部材が磁気テープをテープ案
内ドラムへ１８０度を大幅に上回った角度範囲に亘って
巻装させる。

実施例 １Ｏは円筒状の案内ドラムで、装置の基板（／ヤーン）
１１に固定された固定ドラム１２（第４゜５図参照）と
その固定ドラム１２上で回転可能に支持された回転ドラ
ム１３より成る。案内ドラム１０の中心軸１４は（第２
，３図参照）は基板１１の垂線１５に対し後述のテープ
リード角度とほぼ等しく所定角度θ１だけ基板１１に装
填されたカセット１６の方向へ傾斜して配置される。従
って案内ドラム１０の外周面１７はカセット１６の磁気
テープ引出側面１８に対し０８度だけ傾斜される。又案
内ドラム１０の上面１９又は下面２２は基板１１の上面
２０に対し０８度だけカセット１６の装填方向へ傾斜さ
れる。この角度θ、は実施例の場合、略６°である。回
転ドラム１３の下面には外周に９０°間隔で僅かに先端
が突出した磁気ヘッド２１（第４，５図）が配置される
。固定ドラム１２は外周面にテープリード２３を有する
。

テープはテープリードに乗ってドラムに巻装され、固定
ドラム１２の外周面でカセット１６の磁気テープ引出側
面１８に最も近い点２４（第１図）を固定ドラム１２の
中心軸１４とを結ぶ線２５で略２等分される様に形成さ
れ、全体で所定角度θ２の範囲に亘って巻装する。従っ
てテープリード２３は中央部２４からテープ入口端２６
までの略半分２８は基板上面２０に対し略２θＩ。傾斜
し、中央部２４から出口端２７までの略半分２９は基板
上面２０に対し略水平となる。テープリード２８はその
上面にカセット１６から引出された磁気テープ３０の下
端３１が衝合して規整される。

カセット１６は基板１１上で案内ドラム１０の中点２４
に磁気テープ引出側面１８が対向する様に配置される。

この配置は、基板上面２０に所定間隔だけ離して突設さ
れた供給リール軸３２と巻取リール軸３３へ、カセット
１６に装填された供。

給リール８４と巻取リールが嵌合されることにより実行
される。

供給リール３４と巻取リール８５の間には磁気テープ３
０が巻回されている。磁気テープ引出側面１８にはその
側面１８に対し開閉可能なＬ状の前蓋３６を有する。こ
の前蓋３６はカセット１６が基板１１のリール軸８２．
８８に装填されると、第２，３図に示す様にビン７０を
中心に回動され。

引出側面１８が開放される。

カセット１６のリール３４，８５に巻回された磁気テー
プ３０はそのリール３４．８５の中間部分６゜が引出側
面１８を通っている。、この磁、気テープの中間部分６
０が案内ポスト組立体（以下案内ポストという）３７と
３８により案内ドラム１ｏに巻装される。

案内ポスト９７は案内ドラム１ｏのテープリード２３の
第１図左半分２８に磁気テープ３ｏを案内する。案内ポ
スト８８はテープリード２３の第１図左半分２９に磁気
テープ３ｏを案内する。案内ポスト８７は第１図の様に
１本のガイドローラ４０・と１本のガイドポスト３９と
、ガイドローラ又はガイドポストどちらでも可能なポス
ト４１より構成されるか又は第４図の様に第１図のガイ
ドローラ４０を削除した１本の傾斜ポスト３９と１本の
ガイドローラ又はガイドポスト４１より構成される。

案内ポスト３７はカセット１６がリール軸３２゜８３に
装填されたり、そこから取出される際、第１図の二点鎖
線で示す様にカセット１６の引出側面１８に形成された
凹部４２に位置し、磁気テープ８０の中間部分６０が案
内ドラム１０と案内ポスト３７間に配置される。そして
、磁気テープ３０の中間部分６０を案内ドラム１０に巻
装する際は、案内ポスト３７が案内溝４３に沿って案内
ドラム１０方向へ移動され、磁気テ゛−プ３０の中間部
分６０を引き出す。案内溝４３の高さは、案内ポスト３
７が第１図、二点鎖線位置にある際、案内ポスト３７の
ガイドローラ４１の高さがカセット１６内の磁気テープ
３０の中間部分６０と略同−高さとなり、第１図実線位
置に移動された際、ガイドローラ４１の上側フランジ面
４４（第４図）がテープリード２３０入口端２６へ入射
するテープに対してテープを基準にとった高さ上では同
一高さとなる様に形成される。この為に案内溝４３はそ
の様な間を結ぶ高さの斜面４５を形成する台４６が基板
上面２０に設けられる。

案内ポスト３７は共通支持板４７に取付けらへこの共通
支持板４７が台４６上を案内溝４３に沿って移動される
ようになっている。

４８は入口側中間傾斜ポストで、案内溝４３の中間で基
板上面２０に突設される。４９は入口側中間テープ直交
ガイドポストで、中間ポスト４８に隣接した基板上面２
０に突設される。５０はテンションレギュレータピンで
、中間テープ直交ガイドポスト４９より供給リール３４
側で、磁気テープ３０にその記録面と反対面から当接し
、磁気テープ３０に所定の張力を付与する。このテンシ
ョンレギュレータビン５０は、テンションレギュレータ
アーム５１の一端に固定される。テンションレギュレー
タアーム５１は中間部が基板上面２０に軸５２で回転可
能に支持され、他端にバンドブレーキ５３の一端が接続
される。バンドブレーキ５３は、供給リール軸３２０半
周面に接する様に延びバンドブレーキ５３の他端は基板
１１に支持される。テンションレギュレータピン５０は
カセット１６がリール軸８２．８３に挿填又は離脱され
る際、カセット１６の凹部４２に移動される。５４は全
幅消去ヘッドで、テンションレギュレータピン５０とカ
セット１６間で、磁気テープ８０の記録面に接触し、記
録面の全幅を消去する。

５５は案内溝で、案内ポスト３８を案内する。

案内溝５５は基板１１に形成される。案内ポスト３８は
傾斜ポスト５６とガイドポスト５７から成り、共通支持
台５８で支持される。共通支持台５８は案内溝５５に沿
って移動され、案内ポスト３８を第１図二点鎖線で示す
カセット１６の凹部５９に入った位置と、第１図実線（
第５図）で示す案内ドラム１０のテープリード２３の出
口端２７の後方位置とに移動される。案内ポスト３８が
カセット１６の凹部５９に入った位置にあるとき、カセ
ット１６のリール８４．３５に巻回された磁気テープ３
０の中間部分６σよりリール８４．３５側に位置し、案
内ポスト３８が案内ドラム１０側へ案内溝５５に沿って
移動されると、磁気テープ３０の中間部分６０をカセッ
ト１６の側面１８より引出し、最終位置で磁気テープ３
０を案内ドラム１０のテープリード２３の第１図左半分
２９へ巻装させる。

テープリード２３の第１図左半分２９は基板上面２０と
略平行であり、案内溝５５の高さは基板上面２０と平行
に形成できる。この為、案内溝５５は基板１１に直接形
成でき、第１図左半分の案内溝４３のような台４６を形
成する必要がない。６１は案内溝５５の中間部の基板１
１に支持された音声ヘッド及ヒコントロールヘッド、６
２．６３（ＩＥ１図）は出口側中間ポストで、音声ヘッ
ド及び６１の両側に設けられる。

６４はキャプスタンで、カセット１６に形成された凹部
６５に位置される。６６はピンチローラでキャプスタン
６４に磁気テープ３０をはさんで圧着し、磁気テープ３
０を所定速度で移送させる。

６７．６８は位置決めピンでカセット１６が基板１１の
所定位置に設置されるように位置決めする。

第２，３図で６９は磁気テープ８０の中心線を示す。

カセット１６が第１図に示す位置に装着されるとカセッ
ト１６の凹部４２に位置した案内ポスト３７と凹部５９
に位置した案内ポスト３８は、案内ｍ４３と５５に沿っ
て案内ドラム１０のそれぞれ反対側へ移動される。する
と、カセット１６の側面１８に沿って延びた磁気テープ
３０の中間部６０は案内ポスト３７と３８によって案内
ドラム１０の方向へカセット側面１８から引出され、案
内ドラム１０に逆Ω状に巻装される。案内ポスト３７と
８８が第１図実線位置に移動されると、磁気テープ３０
は案内ドラム１０のテープリード２３に磁気テープ８０
の下端が乗る様に当接される。

これにより、磁気テープ３０はカセット１６の供給リー
ル３４から出て、ヘッド５４、テンションレギュレータ
ピン５０、中間ガイドポスト４９、中間ポスト、傾斜ポ
スｈ　３９．４０　（但し、傾斜ポスト４０がある場合
）、ガイドポスト４１に順次に接して案内ドラム１０に
導かれる。又磁気テープ３０は案内ドラム１０から出て
、傾斜ポスト５６、ガイドポスト５７、中間ポスト６２
、ヘッド６１、中間ポスト６３、キャプスタン６４とピ
ンチローラ６６の間に順次液して、カセット１６の巻取
リール３５に導かれる。

磁気テープ３０が案内ポスト３７と３８で案内ドラム１
０に巻装される際、案内ドラム１０のテープリード２３
に於る点２４線上ではテープリードの高さはカセット１
６から引出される前でカセット１６の側面１８に配置さ
れた状態の磁気テープの中間部分における下端と略同−
高さになっており、磁気テープ３０はテープリード２３
に沿って巻装される。

案内ドラムｌＯのテープリード２３に於る点２６線上を
含む第１図左半分はテープ３０がテープリード２８の上
に乗るように徐々に上方へ傾斜しだ台４６に形成された
案内溝４３上を移動される案内ポスト３７によって磁気
テープ３０が案内ドラム１０に巻装される。

又、案内ドラム１０のテープリード２３に於る点２７線
上を含む第１図右手分２９は基板上面２０と略平行であ
るから基板１１に形成された案内溝５５を移動される案
内ポスト３８によって磁気テープ３０が案内ドラム１０
に巻装されると、磁気テープの下端は点２７線上を含む
テープリード２９に沿って巻装される。

これによって磁気テープ３０はテープリード２３の全体
に亘ってテープリード２３に沿って巻装さ゛　れ、磁気
テープ３０がキャプスタン６４とピンチローラ６６によ
って所定の速度で案内ドラム１０上を移送されても磁気
テープ３０の記録面がテープリード２３上を横切ること
はなく、傷損等のダメージを受ける虞れがない。

そしてテープリード２３の右半分２９は基板１１と略平
行になり、案内溝５５は基板１１と平行に形成でき、案
内溝５５を基板１１に直接形成することもでき、構成が
簡単となる。

カセット１６は現行の標準力セントが用いられ、テープ
案内ドラム１０は小形（現行標準の％）であり、互いに
近接して配置される。

テープガイドポール群４８，３９，４０，４１．５６゜
５７も小形テープドラム１０の近い位置に配置される。

これらにより、従来の装置に比べて大幅に小形化される
。この装置は小形テープ案内ドラム１０を内部に４個の
ビデオヘッドを９０度間隔で配した構造とし、磁気テー
プ３０がテープガイドポール４１，５６等により、１８
０度を越えて略２７０度に亘って巻装され、ビデオヘッ
ド２１がテープ添接角度に亘る角度範囲を１つの動作単
位として順次切り換わって動作することにより磁気テー
プ３０上に現行の標準と同じトラックパターンが形成さ
れるように構成したもの、即ち現行の標準装置の互換性
がとられる構成としたものである。

標準テープカセット１６は供給リール３４と巻取りリー
ル３５とを有するカセットきよう体１６と、この前面の
蓋３６とよりなる。この標準テープカセクト１６は蓋３
６が上側のピン７ｏを中心に回動して開蓋した状態で装
着される。ここで、小形テープ案内ドラム１０が後述す
るように、カセット１６の方向に傾けられで取り付けら
れるので、装着された標準テープカセット１６の開蓋し
た蓋３６は、小形テープ案内ドラム１０の上面より多小
高い位置となり、標準テープカセット１６は開蓋した蓋
３６が小形テープ案内ドラム１０の上面より多小浮いて
蓋２０の一部が平面図上小形テープ案内ドラム１０の頂
面に被さった位置関係で、即ち小型テープ案内ドラム１
０に１当近接して配置される。

まだ標準テープカセット１６が装置された状態でテープ
ガイド（ローディング）ポール及びキャスタン１５等が
標準テープカセット１内に相対的に嵌入される。

記Ｖ再生操作をすると、テープ装填機構（図示せず）が
動作し、テープガイドポールが軌跡４３．５５に沿って
、第１図中実線で示す最終位置まで移動シ、テンンヨン
レギュレーターピン５０がカセット内から移動し、磁気
テープ６０が標準テープカセット１６より引き出されて
所定のテープバスに装填される。即ち、磁気テープ６０
は供給リール３４より引き出され、全幅消去ヘンド５４
、テンションレギュレータービン５０、入口側高さ規制
ポスト４９、入口側斜めポール４８．３９人ロ側直交テ
ープ案内部分４０．４１に添接し、小形テープ案内ドラ
ム１０の周面に略２７０度に亘って螺旋状に添接する。

磁気テープ６０が小形テープ案内ドラム１０に添接しつ
つ走行する間にビデオヘッド２１が略２７０度に亘って
回動して磁気テープ６０上に−のトラックを形成し、映
像信号が記録再生される。

更に磁気テープ６０は、出口側斜めポール５６、出口側
高さ規制ボス）　５７．６２に案内され、オーディオコ
ントロールヘッド６１に添接し、出口側高さ規制ポスト
６３に案内され、ピンチローラ６６とキャプスタン６９
とにより挟持駆動されて、標準テープカセット１６内に
進入し、巻取りリール３５に巻き取られる。

小型テープ案内ドラム周りのテープパスにつぃて説明す
ると、前記のように装填されたテープ／シスのうち、入
口側斜めポール４８の直前より供給リール側のテープパ
ス１１７Ａ、及び出口側斜めポール５６の直後より巻取
りリール側のテープノくス１１７Ｂは磁気テープ３０が
デツキ面２０に対して垂直となる姿勢でデツキ面に対し
て平行に標準テープカセット１６内でのテープ走行高さ
面（基準面）６９上を走行するテープパスとなる。

ガイドポール４８から４０又は４１までは、テープ走行
方向に進行するにつれて基準面６９より徐々に上昇する
テープパスとなり、入口側直交テープ案内部材４０又は
４１以降から、出口側斜めポール５０までは、テープ走
行方向に進行するにつれて基準面６９より徐々に下降す
るテープノくスとなり高さ位置が回復され最終的には基
準面６９と一致するテープパスとなる。

特にテープ案内ドラム１０がテープカセット１６側に傾
けられている為にテープ案内ドラム１０がテープカセッ
ト１６に対して比較的高い位置に取付けられているにも
かかわらず、カセット近辺のテープ案内ドラムの頂面ば
低い位置にあることになり、全体の厚さを厚くすること
なく、テープ案内ドラムのテープカセット近辺の頂点を
カセット蓋８６より低くすることができ、標準テープカ
セット１６は蓋３６が小形テープガイドドラム１０とオ
ーバーラツプして小形テープガイドドラム１６に極く近
接した位置関係で装着される。

次に各ガイドボストについて説明を加えると、入口側斜
めポール４８．３９はテープ３０をその走行方向に進む
にしだがって徐々にテープを基準面６９から高くする為
のものであり、テープを基準としてみると、テープ母線
が斜めに入射するポールであり、回転ローラ構造とはで
きず、円柱部材である。入口側直交テープ案内部材４０
．４１は、テープ走行方向に対して直交する直交テープ
案内部材であるので、回転ローラ構造にできるが、直交
案内部材４１は、テープ案内ドラム１０にテープ３０を
直接案内するものであるので、回転ローラーにしだ時は
、その回転振れに注意しなければならない。

出口側斜めポール５０ば、テープ案内ドラム１０から斜
め下方に出たテープをデツキ面２０に垂直にしかも走行
方向がデツキ面に平行になり、かつその高さが基準面６
９と等しくなるようにする為のものであり、テープ母線
は斜めに入射するので回転ローラー構造とはできず、円
柱部材である。、出口側高さ規制ボスト５７は、テープ
の進行方向を大きく変化させてテープをオーディオコン
トロールヘッド６１へ導びく為のものであり、回転ロー
ラー構造にできる。

入口側直交テープ案内部材４０及び出口側高さ規制ボス
ト５７は、磁気テープ８０が大きく巻き付くボストであ
り、これを回転ローラー構造にすることができるので、
磁気テープの走行抗力の増加を大幅に抑制できる。

本発明は基本的には小型テープ案内ドラム、標準テープ
案内ドラム、小型テープカセット、標準テープカセット
の区別なく適用できるものである。

発明の効果 本発明は、ドラムをカセット側に傾けた為に、ドラムが
カセットの蓋の下に位置しているにもかかわらず、テー
プパス系はカセット内のテープ高さよりも高い位置に置
くことができ、カセットの蓋が開くことによって生じる
ドラム上方のデッドスペースを極力小さくすると共に、
ドラム下端が引き上げられ、カセットより下面の高さも
薄くすることができる。

テープ案内ドラムへの磁気テープの１８０度を大幅に上
回った角度範囲に亘る巻装を少数本のテープ案内部材を
使用して、しかも各テープ部材及びテープカセットをテ
ープ案内ドラムに近い位置に配置して行なうことができ
る。。

磁気テープを略２７０度巻装させるようにして、案内ド
ラムの小径化を図った場合に、テープ案内ドラムの小径
化に応じてテープ案内部材も、テープ案内ドラムの周辺
近傍にまとめることが可能となり、現在の標準型の装置
との互換性がとれて、しかも超小型化された装置が実現
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に於る平面図で、磁気デープ
をカセットから引き出し、案内ドラムに巻装した状態を
示す。第２図は第１図の左側面図、第３図は第１図の右
側面図、第４図は第１図の案内ドラムの近くを左側下方
から見た斜視図、第５図は第１図の案内ドラムの近くを
右側下方から見た斜視図で、第４，５図は磁気テープを
省略して示す。 １６はテープ案内ドラム、１０はテープカセント、３６
は前蓋、１６ａはテープ力セントの上面、２３はテープ
リード、３０は磁気テープ、２１は磁気ヘッド、２０は
デツキ面、４１，４０は入口側の直交テープ案内部材、
８９．４８は入口側の斜めポール、５６は出口側の斜め
ポールを示す。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気テープがテープ案内ドラムの周面に螺旋状に
   巻装して走行され、前記テープ案内ドラムの周面に沿つ
   て回転される磁気ヘッドで前記磁気テープに螺旋状の複
   数のトラックを順次に形成する磁気記録再生装置におい
   て、 略前記磁気テープを収納するカセットの方向へ前記テー
   プ案内ドラムを傾斜させて配置し、前記磁気テープの走
   行方向上、前記テープ案内ドラムに対して入口側につい
   ては、前記磁気テープの走行方向を変え、前記テープ案
   内ドラムの周面に導くように案内し、前記テープ走行方
   向に対して直交する直交テープ案内部材と、前記磁気テ
   ープをデッキ面に平行かつ前記カセットに収納された磁
   気テープの高さと等しく、ねじれの無い位置から前記直
   交テープ案内部材へ案内する２本の斜めポールとを設け
   、 前記磁気テープの走行方向上、前記テープ案内ドラムに
   対して出口側については、前記テープ案内ドラムより離
   れた前記磁気テープを前記デッキ面に平行かつ前記カセ
   ットに収納された磁気テープの高さと等しく、ねじれの
   無いように案内する斜めポールと、前記カセットに収納
   された磁気テープと高さが等しく、前記磁気テープ走行
   方向に対して直交する直交テープ案内部材とを設けたこ
   とを特長とする磁気記録再生装置。
2. （２）前記入口側の直交テープ案内部材は２本で構成さ
   れていることを特長とする特許請求の範囲第１項に記載
   の磁気記録再生装置。
3. （３）前記入口側の直交テープ案内部材の２本のうち、
   前記テープ案内ドラムから１番目は回転自在か又は固定
   であり、前記テープ案内ドラムから２番目は回転自在で
   あることを特長とする特許請求の範囲第２項に記載の磁
   気記録再生装置。
4. （４）前記出口側の直交テープ案内部材は回転自在であ
   ることを特長とする特許請求の範囲第１項に記載の磁気
   記録再生装置。