JPS62243869A

JPS62243869A - 起毛装置

Info

Publication number: JPS62243869A
Application number: JP8746186A
Authority: JP
Inventors: 上村　晃一; 黒田　利昭; 金井　役次
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1986-04-16
Filing date: 1986-04-16
Publication date: 1987-10-24
Also published as: JPH0210266B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明状、布送り機構あるいはバラフチ２９１ン機構に
用いられるピンチローラを改良した起毛装置に関するも
のである。

（従来技？＆）従来、起毛作用を行うものとして、布送りローラとバツ
クテンシ冒ンローラとから布送り装置を構成した起毛試
験機として、例えば特開昭５８〜７０７７６号公報に記
載されたような発明が存在する。

しかし、上記起毛試験機の布送り装置は布送りローラ及
びバックテンション胃−ラの夫々に１本のローラが配置
されており、布送りローラとローフとで布を挾持するこ
とにより布に張力を発生させ、布送りローラを回転させ
て、布を順次おくらせるようなしている。

（発明が解決しようとする問題点）一般的に、この起毛試験機において、布はエンドレス状
となして用いられることが多く、布には１箇所以上の継
ぎ目がある。この継ぎ目がローラと布送りローラ或いは
ローラとバックテンシロンローラとの接点に来ると、ロ
ーラを上方にはね上げて、その丸め布の張力が変動する
。布の厚みが厚いほどこの傾向社顕著である。

上記のように布の張力が変動すれば１起毛作用が変動す
ることになり、起毛仕上げ面にムラが発生するという問
題点がある。

（問題点を解決するための手段）本発明は上記問題点を除去する喪めになされたものであ
り、起毛針布を捲付けたカウンターパイルローラと起毛
針布を捲付けたパイルローラを各々交互に、かつ所要の
間隔をもって並列に配置して４本１組の起毛ローラ詳を
構成し、上記起毛ローラ群の前にキャプスタンローラと
ピンチローラからなる布送り装置を配置し、後にバツク
テンシ箇ンローラとピンチローラからなるバククテンシ
薗ン装置を配置してなる起毛装置において、ピンチロー
ラは揺動自在に設けられ九揺動アームに、回転可能に軸
支され、上記ピンチローラは引張りばね或いは自重によ
りキャプスタンローラ或いはバックテンシーンローラに
押し付けられると共に、ピンチローラの跳ね上がりを防
止するよう揺動アームに油圧緩衝器のスピンドルの先端
が当接して成る起毛装置を提供するものである。

（作用）そして、本発明は前記の手段により、布の継ぎ目がピン
チローラとパツクテンシ曹ン或いはキャプスタンローラ
との間を通過しても、ピンチローラは跳ね上がることが
なく布の張力を常に一定に保つことができる。よって、
起毛作用にムラの発生を防止できる。

（実施例）第１図は本発明の一実施例を示し、ｌは電気系統の制御
回路を内蔵した制御箱であり、表面には速度計、押ボタ
ンスイッチ等が設置されている。

２は機械系統管内蔵する装置本体で、この機械系統によ
り連係駆動される各種ローラ詳等が上記装置本体２の前
面部に配設される。３は起毛針布を表面に倦付けたカウ
ンターパイルローラ（以下単にＣＰＲと称す）であり、
４は起毛針布を捲付けたパイルローラ（以下単にＰＲと
称す）であり１各々２本の計４本が所要のｒＩＩＪ１ｇ
ｌｉｌヲもって交互に並列配置されている。なお、上記
ＣＰＲ，ＦＩＺの配列は逆にすることも可能である。

上記ＣＰＲあるいはＰＲは裸径がφω諺〜８０１１１で
あり、起毛針布にて被覆すると外径が針布の針高の差に
よってφ１麿〜φ１０３諺となる。ＣＰＲ。

ＰＲの４本のり一うは、各々別個の可変速モーターから
パウダクラッチを経て、有歯ベルトにより可変速駆動さ
れる（ｍ示省略）。

５は布を送るためのキャプスタンローラ゛（外径φ９３
厘）であり、表面は硬度がＨｇｅ４０°〜６００程度で
、厚さ約１０■のＥＦＴスプンジゴムにて被覆されてお
り、モーターで可変速駆動される０６は布に張力を付与
するバックテンシーンローラであり、有歯ベル）を介し
て、パウダブレーキに連結されているパックテンシ璽ン
ｐ−ラの構造線キャプスタンローラと同じである。

７．７はピンチローラであり、外径φ７０腸の鋼製の表
面平滑ローラで、キャプスタンローラ５およびバツクテ
ンシ曹ンローテ６に夫々押付けるよう構成されている。

なお、ピンチローラ７は、表面平滑に限らず、硬度的Ｈ
ａ　ｇ　２Ｏ４程度のプチレンスぎンジゴムを厚さ２〜
ｌＯ■程度に被覆することも可能である。

第２図にもとづいてバックテンシーンローラ６に設けら
れたピンチ四−ラ７の構造について説明する。

ピンチローラ７は揺動アーム８の一端に回転可能に軸支
されている。揺動アーム８はシャフト１１の一端に揺動
自在に設けられ、上記シャ７、）１１は機枠又状機枠に
固定された軸受プレート９．９に夫々取付けられている
軸受１０に軸支されている。

上記揺動アーム８の適所に社、機枠又は軸受プレートに
一端を係止した引張りばねルの他端を係止すし、この引張やばね１２によってピンチローラ７をバツ
クテンシ冒ン田−ラ６に常時押し付けるよう下方に引張
っている。このため、布線バックテンション田−ラ６と
ピンチ田−テ７との間に挾持されることになり、布とバ
ツクテンシロンローラ６との間の摩擦力が増加され、布
にバツクテンシロンが付与される。

なお、上記の実施例では、引゛張りはね１２を利用した
が、ピンチローラ７を重くシ、その自重によって布を押
し付ける如くなしても差支えない。

なお、ピンチローラ７の押圧力は、ピンチローラ７の長
さに対して１５〜２０　Ｅｌ／７−とするのが好ましい
ものである。

さらに、第１図及び第２１ｍＫ示すように１ピンチロー
ラ７を備えた揺動アーム８の他端には、ピンチローラ７
ｔパツクテンシ冒ンローラ６から離すためのハンドル１
３が取付けられており、ハンドル１３を外方（矢印Ａ方
向）に引寄せると、ピンチローラ７は引張りはね稔ある
いは自重に抗して上方に引上げられ、第１＆￥１に示す
ごとく、ピンチローラ７とバックテンシ■ンローテ６と
の間に＃２０麿程度の隙間ができるようになっている。

ハンドル１３を引寄せると、機枠に揺動自在に設けられ
たストッパー１４がハンドル１３の付は根に掛止され、
上記隙間が保持されたままになる。なおヂ′ ストッパー１４は一端倚機枠に揺動自在に軸支され、他
端にはハンドルが係止する切欠が設けられている。

さらに、第２図に示すように軸受プレート９には、油圧
緩衝器１５がプラケク）　１６　を介して取付けられて
いる。　　゛上記油圧緩衝器１５のスピンドル１７の先端は揺動アーム８の上部に設けられた
突起１８に当接し、ピンチローラフが急激に上方に跳ね
上がろうとじ九場合１油圧緩衝器１５が抵抗となってピ
ンチローラ７の急激な跳ね上がりを防止するようなして
いる。このため布の継ぎ目がピンチローラ７とバックテ
ンシロンローラ６との間を通過しても、ピンチローラ７
は跳ね上がることがなく、布の張力は常に一定となる。

従って、起毛作用にムラが発生すること社防止される。

なお、第２ｖ！ｉにおいては、パックテンシロンローラ
６の上部に配置されたピンチローラ７について述べたが
、キャプスタンローラ５に配置したピンチローラ７も同
様の構造を有している。

次に、１９は外径φ７０諺で表面平滑なキャプスタン補
助ローラであり、キャプスタン田−ラ５の表連の２〜５
％増の表連で、キャプスタンローラ５と逆方向、即ち布
の進行方向と同一方向に回転する。加は布の耳部の巻上
りを防止するアンカーラーであり、最外径がφ７０麿を
有し、表面にスパイラルの溝が設けられている。　回転
方向は、キャプスタン補助ローラ１９とは逆の方向に約
１００Ｆ７１ＩＩ　で回転する。溝のスパイラルはピッ
チル■、リードス■の二条ねじてあり、本体側では左ね
じて、中央より外側では右ねじとなるよう形成されてい
る。

２１社夫々ガイドバーであり、布ｔガイドする。

また、ｎは巻付検出ガイドバーであり、上下に揺動する
ように？＆しである。なお、巻付検出ガイドバー四の自
重によって布に弱い張力が付与され昇すると、リミット
スイッチが作動し、全てのパウダクラッチ、パウダブレ
ーキ、モーターの出力を停止するようになしである。

即ちエンドレスの布がＣＰＲ，ＰＲ或いは他のローラ等
に巻付いた場合１装置は自動的に停止し）破損を免かれ
ることができる。

器はガイドシャフトであり、第３図に示すようにアンカ
ーラー２０ヲ布に作用させるときはＢのように布を通し
て使用し、アンカーラ−２０ヲ作用させないときは、Ｃ
のように６ｆｔ−通す。なお、矢印りは布の進行方向を
示す。

次に、２４社布伸び吸収ガイドであり、スライダーｂに
取付けられている。このスライダー５は機枠側面に設け
られたスライドレール％上に移動自在に配置されている
。これにより布が伸び九場合、スライダー２５を機枠か
ら離れる方向に移動させることＫよって、布の伸びによ
って生じる布のたるみを吸収する。またｎはガイドリン
グであり、エンドレスにかけられた布が、田−ラのほぼ
中央にくるようにその位置を調整する。

次に本発明の駆動等の一実施例を説明する。

キャプスタンローラ５社減速機、有歯ベルト會介して可
変速モーターで駆動され１００〜２００ｒｐｍの範囲で
変速可能である。キャプスタン補助ローラー９はキャプ
スタンローラ５とギヤで連結されており、キャプスタン
ローラ５の表速よりも数％速い表速で布の進行方向に回
転する０次に、ＣＰＲ，ＰＲは２組４本のシャフトで構
成され、約４８０４厘の円周上ｔ　２４等分する位置に
凸゛になるように配置されている。シャフトは交互に２
本づつ有歯ベルトで連結されており、夫々のシャフト社
パウダクラッチ、減速機を介して可変速モーターで駆動
され、８０〜ｚｓｏｒｐｗＩの範囲でる変速され亀。

バツクテンシ冒ンローラ６は、有歯ベルト管介してパウ
ダブレーキに連結されている。自分で回転することはで
きず、布によってつれ回りする。

アンカーチー加は有歯ベルトを介して、モーターで駆動
され、布の進行方向とは反対の方向にｌ１００ｒｐｔ程
度の一定速で回転する。

アンカーチー加、中ヤプスタン補助ローラー９、ピンチ
ローラ７を除く他のローラは全て、制御盤上にその速度
がデジタル表示される。

各ローラの回転速度は、制御盤上のポリニームによって
設定される。パウダクラッチ、パウダブレーキの励磁電
流は制御盤のスライダックにより１１！！する。

ところで、実施例は起毛装置について述べたが本装置を
起毛試験機として用いることも勿論可能である。

（発明の効果）本発明は上記の如く構成されピンチローラが引張りばね
又紘自重により常時キャプスタンローラ或いはバックテ
ンションローラに押し付けられると共に、ピンチローラ
の跳ね上がりが、油圧緩衝器によって防止されるため、
布の継ぎ目がピンチ胃−ラとキャプスタンローラあるい
はバックテンションローラとの接点を通過しても、布の
張力が変動することはない。

従ッて、ムラのない安定した起毛作用を行なわしめるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図線本発明の一実施例を示す斜視図、第２図はバツ
クテンシ曹ン装置の概略構成を示す斜視図、第３図はエ
ンドレスの布を通した起毛状Ｖａｔ示す斜視図である。１・・・制御箱、２・・・装置本体、３・・・カウンタ
パイル田−ラ、４・・・パイルローラ、５・・・キャプ
スタンローラ、６・・・バツクテンシ曹ン田−ラ、７・
・・ピンチローラ、８・・・揺動アーム、９・・・軸受
プレート、ｌＯ・・・軸受、１１・・・シャフト、戎・
；・引張りばね、１３・・・ハンドル、　１４・・・ス
トッパー、１６・・・ブラケット、１５・・・油圧緩衝
器、１７・・・スピンドル、詔・・・突起Ｓ１９・・・
キャプスタン補助四−ラ、加・・・アンカーラー、２１
・・・ガイドバー、ｎ・・・巻付検出ガイドバー、ｎ・
・・ガイドシャーｙト、２Ａ・・・布伸び吸収ガイド、
５・・・スライダー、届・・・スライドレール、４・・
・ガイドリング。

Claims

【特許請求の範囲】

起毛針布を捲付けたカウンターパイルローラと起毛針布
を捲付けたパイルローラを各々交互に、かつ所要の間隔
をもつて並列に配置して４本１組の起毛ローラ群を構成
し、上記起毛ローラ群の前にキャプスタンローラとピン
チローラからなる布送り装置を配置し、後にバックテン
ションローラとピンチローラからなるバックテンション
装置を配置してなる起毛装置において、ピンチローラは
揺動自在に設けられた揺動アームに、回転可能に軸支さ
れ、上記ピンチローラは引張りばね或いは自重によりキ
ャプスタンローラ或いはバックテンションローラに押し
付けられると共に、ピンチローラの跳ね上がりを防止す
るよう揺動アームに油圧緩衝器のスピンドルの先端が当
接して成ることを特徴とする起毛装置。