JPS622433Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、隣接する吊戸棚の扉を広角度に開放
できるようにしたレンジフードに関するものであ
る。

従来のレンジフード１は、第１図に示すように
平面視矩形の奥行きの深い箱枠であつたので、吊
戸棚２の間に第２図のように、該レンジフード１
を取付けた場合、吊戸棚扉３は、レンジフード１
の側面に邪魔され、90度以上広角度に開かないと
いう欠点があり、又、コーナー用吊戸棚２′の隣
に第３図のように、該レンジフード１を取付けた
場合、吊戸棚扉３は、レンジフード１側面に邪魔
され、著しく狭い角度しか開かないという欠点が
あつた。このため、吊戸棚への物品の出入れに不
便があつた。

以上の点に鑑み本考案はレンジフードの前部の
左右の幅を前方向に漸縮させることによつて、吊
戸棚の開放角度を広くして、吊戸棚への物品の出
入れを容易にするものである。

次に添付図面の第４図に基づき、本考案の１実
施例を以下詳細に説明する。レンジフード本体４
は、下面及び前面に煙等を吸込むための開口を有
する箱枠であり、その内部に換気扇（図示せず）
を内蔵している。レンジフード前板５は、後面を
前記レンジフード本体４の前面とほぼ同一の形状
とし、下面に開口を有すると共に、左右両側面を
夫々前方向内向きに傾斜した箱枠である。該レン
ジフード前板５は、前記レンジフード本体４の前
面にねじや凹凸嵌合によつて、着脱自在に取付け
られる。尚、図中６は換気扇のスイツチ、７は通
気孔を夫々示す。

以上の構成の本考案レンジフードを吊戸棚２の
間に取付けた場合、吊戸棚扉３は、第５図のよう
にレンジフードの左右側面が内向きに傾斜してい
るので、90度の角度以上開放できるようになる。

又、本考案レンジフードをコーナー吊戸棚２′
の隣に取付けた場合、吊戸棚扉３は、第６図のよ
うに、レンジフード左側面が内向きに傾斜してい
るので、従来のレンジフードの隣に取付けた場合
に比べてより広角度に開放できるようになる。

本考案の他の実施例として、第７図のように、
レンジフード前板５を下面開口の半円柱状に形成
したレンジフードがあるが、このレンジフードも
吊戸棚扉の開放角度を広くするという前記と同じ
作用を有する。

以上のように、本考案レンジフードは吊戸棚扉
の開放角度を広くして、吊戸棚への物品の出入れ
を容易にした極めて優れた考案である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来のレンジフードを示す斜視図、
第２図及び第３図は、従来のレンジフードの取付
け状態を示す平面図、第４図は、本考案レンジフ
ードの１実施例を示す斜視図、第５図及び第６図
は、本考案レンジフードの取付け状態を示す平面
図、第７図は、本考案レンジフードの他の実施例
を示す斜視図である。 ４……レンジフード本体、５……レンジフード
前板。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 釣戸棚に隣接して設置され、下面に形成した
   煙吸込用の開口が該釣戸棚より前後方向に長い
   レンジフードにおいて、設置した釣戸棚の前面
   から突出するレンジフードの左右の側面を前方
   向内向きに屈曲形成すると共に、該側面が連続
   するレンジフード前板の適所に通気孔を穿設し
   たことを特徴とするレンジフード。 ２ 設置した釣戸棚の前面から突出するレンジフ
   ードの左右の側面と該側面が連続するレンジフ
   ード前板を一体化し、弧状に湾曲したレンジフ
   ード前板としたことを特徴とする実用新案登録
   請求の範囲第１項記載のレンジフード。