JPS62241505A - 2つ以上の異る物質を分離するための分離装置 - Google Patents

2つ以上の異る物質を分離するための分離装置

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JPS62241505A
JPS62241505A JP7841086A JP7841086A JPS62241505A JP S62241505 A JPS62241505 A JP S62241505A JP 7841086 A JP7841086 A JP 7841086A JP 7841086 A JP7841086 A JP 7841086A JP S62241505 A JPS62241505 A JP S62241505A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、膜を用いて流体分離を行うための流体分離装
置に関する。流体分離としては下記のようないろいろな
分離操作がある。
(1)選択透過式ガス拡散によるガス混合物の分離 (2)  逆浸透による液体からの溶解固形物の分離(
3)直接浸透による液体と溶解固形物の混合物からの液
体の分離または同混合物の濃縮(4)透析による液体と
固形物との分離または液体の濃縮 (5)逆浸透または超濾過による液体混合物からの液体
の分離 (6)超濾過による液体からの固形物の分離(7)液体
間でのガス交換 (8)気相と液相との間の変換 本発明は、特に、簡略化された、商業的に有利なプレー
ト・フレーム構造の形態にまとめた、腹積重体とスペー
サ層から成る分離装置およびその製造方法に関する。
発明の背景 膜を用いた流体分離法は、在来の分離法に比べて多くの
利点を有する。海水淡水化の分野では、逆浸透膜法が主
流を占め、イオン交換法、蒸留法および電気透析法に対
する依存度が低くなってきている。また、ガス分離にお
いても、膜分離法が、例えばプロセスガス流からの水素
の除去・回収または天然ガスからの二9化炭素の除去な
どのようにガス混合物から特定の成分を除去するための
新しい方法として受入れられている。また、水処理処、
医薬品製造、食品加工、廃水浄化、流体からの特定物質
の回収などにおいては超ろ過膜式分離法が極めて重要に
なってきている。
上述したいろいろな流体分難は、単純なf過工程ではな
く、供給流体を膜の一方の面に接触させ、供給流体中の
1つまたはそれ以上の成分を膜を透過させて通し、該成
分を除去された供給流体を残すというような操作を伴う
。供給流体は、連続的に膜の表面を掃引するようにして
通流し、非透過成分は該供給流体内に保持されたまま運
び去られる。残留流体が目的の重要成分である場合もあ
り、あるいは廃棄成分である場合もある。
現在多数の種類の膜が商業的に使用されており、更に多
くの種類のものが、世界中で開発されつつある。用途に
関係なく、どのような種類の膜にも共通な要件は、膜を
適当なパッケージの形に支持し収容することである。膜
がその所期の目的を達成するためには、即ち、混合物か
ら特定の成分を分離するためには、膜パッケージ装置は
下記の要件を満たさなければならない。
t 膜をその一方の面に加えられる静的および動的圧力
および力に抗して支持すること、λ 供給流体を膜へ通
すための通路を設定すること、 5、 膜を透過した流体を排出するための通路を設定す
ること、 4、供給流体と膜を透過した流体との混合(従って、汚
染)を防止すること、 & 膜に接触し特定成分を除去された後の残留流体を通
すための通路を設定すること、瓜 分離された流体を収
容するための安全なハウジングを設けること、および 2 製造費が安いこと。
膜をパッケージ内に組立てる方法は、該パッケージ内の
膜の量をできるだけ多くするように能率的な方法でなけ
ればならない。また、組立てられたパッケージは、実泪
上可能な最小限のスペースを利用することができるよう
にコンパクトなものでなければならない。
膜が開発されたとき、最初に提案された膜パッケージは
、米国特許第3.473.6 +48号および& 20
9.915号に記載されているように、濾過の技術分野
から借用され改変されたプレート・フレーム式のもので
あった。その装置は、例えば米国特許第2.59190
7号に開示されているように、頂部プレートおよび底部
プレートと、それらの間に配設され、た膜支持7レーム
およびプレートから成っている。供給流体は、頂部プレ
ートを通して導入され、プレーF・7レ一ム型膜組立体
の一方の側に設けられたマニホールドを通って供給流体
スペーサへ流下する。供給流体のうち膜を透過すること
ができる成分は透過物キャリア層に進入し、該層から透
過物マニホールドへ搬出される。
所要の回収速度を達成し、プレート・フレーム型膜組立
体から透過流体を引取るためには、流体をプレート・7
レ一ム型膜組立体を通して導くための複雑なボー)(出
入口または連通口)を必要とする。透過物(膜を透過し
た流体または成分)を除去された供給流体は、濃縮物ま
たは残留物となり、プレート・フレーム型膜組立体から
濃縮物マ、 二ホールドを通して排出される。プレート
・フレーム型膜組立体は、高圧下の供給流体を収容する
のに十分な強度の材料で造らなければならない。
初期のプレート・フレーム型膜組立体は正方形または長
方形であった。
逆浸透法やガス分離膜を商業化するための初期の試みに
おいては、プレート・フレーム型膜組立体が用いられた
。逆浸透法やガス分離等の用途にIIl$柿田ナス士体
白8:L→門云☆h伽侃−添め〜フテムの経済性は非常
に劣っていた。それは膜自体の性能の劣悪さによるもの
ではなく、プレート・フレーム型膜組立体のコストが非
常に高く、その充填密度が低いことによるものであった
。逆浸透法やガス分離法+≠嘴今憂奈のためにプレート
・フレーム型膜組立体の形で膜を使用することは経済的
ではなかったので、他の展パッケージ法が研究開発され
てきた。
1970年に最初の高圧膜装置が設置された。
この逆浸透膜装置は、例えば米国特許第L417,87
0号に開示されているように、酢酸セルロースの扁平シ
ート状膜をらせん巻きの形にパッケージしたものであっ
た。その後、中空の細い繊維束の形に造られた膜パッケ
ージと、筒状組立体の形とされた膜パッケージが商業化
された。これらの3種類の膜パッケージを利用して、1
970年以降合成膜の高圧工業用用途が数多く商業化さ
れた。
プレート・7レ一ム型膜組立体は、ここ25年間に亘っ
て改良されてきたが、現在製造されている本のは、中空
のm繊m市やらせん強弁転住を田いた膜パッケージに対
して競争力がない。なぜなら、プレート・フレーム型膜
パッケージは非常に複雑で、製造費が高いからである。
米国特許第469へ444号および第5,623,61
0号の分離装置は、初期のプレート・フレーム型膜組立
体の代表的なものである。現行の分離装置の代表的なも
のは、米国特許第4.540.475号に開示されたも
のである。この装置においては、複雑な支持、分離、収
集および分配プレートが必要とされる。例えば、膜支持
プレートは、多くの部片から形成され、複雑な製造工程
を要する。分離プレートも、同様に複雑であり、製造費
が高いばかりでなく、2.54〜6.35m(0,1〜
0.25 in )もの厚さを有する。この釉の厚いプ
レートは、膜の充填密度を非常に低くしてしまうので、
中空細繊維束やらせん巻きの膜体と競合することができ
ない。米国特許第4.255.265号のプレート・フ
レーム型膜装置も、複雑なプレートを有し、その製造に
多くの部片と材料を必要とする。この装置の場合も、プ
レートの厚みが厚く、充填密度を低下させる。米国特許
第4,510,416号に開示された更に別のプレート
・フレーム型膜装置においても、やはりプレートおよび
その組立体が複雑であり、各プレート間に多くのシール
およびボートを介設しなければならない。この装置のプ
レートも部厚く、従って、膜充填密度を低下させる。
米国特許第4.24 & 536号には、高圧容器内に
透過物収集パイプの周りに同心的に配置されたディスク
型膜素子の積重組立体から成る分離装置が開示されてい
る。膜層は、膜支持体および透過物キャリア層の両側に
配置されている。この透過物キャリア層は、プラスチッ
クで成形され、vI数の四角い隆起部および流体導通路
を備えている。
このキャリア層は、かなり厚く、約4351111の厚
さを有しており、透過物を中央の収集パイプへ搬送する
。収集パイプは、透過物収集層の中心に正確に位置づけ
されるボートまたは穴を有している。
透過物キャリア・膜組立体の上下には、やはり約&55
mの厚さの供給流体スペースが設けられている。供給流
体は、透過物収集パイプに隣接して偏心位置に配置され
た供給流体パイプに流入する。
供給流体パイプの管壁には、供給流体を上記供給流体ス
ペースへ分配する複数のボートまたは穴が穿設されてい
る。供給流体スペーサ層は、供給流体パイプのボートと
整合するように正確に位置づけしなければならない。デ
ィスクの縁には、残留流体収集パイプを受容する切欠含
か設けられている。この収集パイプも、供給流体スペー
スと整合させるべく正確に位置づけされた大またはボー
トを有している。
本発明は、上記米国特許第4,245.556号の装置
を多くの点で改良したものである。第1に、内部パイプ
がなく、供給流体、残留流体および透過流体は、積重組
立体の各層に切込まれた切欠含を上下に送台させること
によって形成されたチャンネルを通して該積重組立体内
で導かれる。第2に、膜充填密度が上記特許の装置より
はるかに高い。なぜなら、スペーサ層が極めて薄いから
である。第3に、上記特許の装置より製造費がはるかに
安い。なぜなら、各層は、上記特許のように射出成形さ
れた材料ではなく、安価なマット成形、の装置の組立よ
り非常に容易である。なぜなら、各層を整合させなけれ
ばならない穿設穴を有する内部パイプが存在しないから
である。第5に、本発明の透過物キャリア層は、膜支持
層としての機能と、透過物キャリアとしての機能の二重
の機能を兼備している。このキャリア層は、紙または紙
様材料、織成材料または編成材料で造ることができる。
この種の材料は、膜を支持するとともに、透過物を中央
透過物収集チャンネルへ導くようにキャリア層を造るこ
とができる。上記特許の積重組立体においては、膜支持
および透過物キャリア層はプラスチックから成形されて
いる。該層は、膜を支持する平坦な平滑なランドと、そ
れらのランドの間に形成されたトラフ形の流体移送チャ
ンネルを有しているが、そのような方式は、本発明に比
べて経済的でなく、シかも、非能率である。
蒸留法、極低温分別法、物理的化学的溶剤抽出などの在
来の流体分離法は、大規模プ讐ゼクトにした場合規模の
経済性による利点が得られるという点で、比較的新しい
模式分離法にない1つの利点を有している。大規模な分
離プラントは、大型の容器、塔および配管を用いること
ができ、それによってm模の経済性を享受することがで
きる。
これに対して、模式分離法は、現行の膜パッケージ技法
はサイズの拡大という点で非常な制約があるので規模の
経済性を利用することができなかった0 例えば、現行のらせん巻き膜パッケージは、直径約31
49cm、長さ約152.4cR゛に限定されており、
収容可能な膜の総面積は約83B5CI&”である。ら
せん巻き膜体は、膜と、透過物キャリアと、供給流体ス
ペーサ層の多重葉で構成しなければならない。例えば直
径1 (Ll 6cIL、長さ10t61のらせん巻き
膜体は3〜4葉を有しており、各葉は、103〜161
csc”の有効膜面積を有する。
「葉」とは、膜とキャリアとスペーサとを重ね合わせた
一定長のシート状のものをいう。)葉の長さは、透過物
キャリアの素材の効率が悪いため制限される。即ち、葉
の長さを1016〜152.41以上とすると、葉に生
じる背圧が許容しえないほどに高くなる。従って、らせ
ん巻き膜体の直径を大きくするには、葉の数を増やさね
ばならない。
例えば直径5148C11のらせん巻き膜体には24〜
30枚の葉が含まれることになる。従って、直径4α6
4C1lを越えるらせん巻き膜体を脚辺するとすれば、
克服し難い製造上の問題に直面することになる。即ち、
各膜体に含まれる膜の月が極めて多くなり、葉の数も多
大になるので、各膜味製造上の堰疵が生じる可能性が極
めて高くなるからである。
本発明の重要な改良点の1つは、透過物が通らねばなら
ない経路が大幅に短縮されることである。
即ち、直径152.4c11の本発明の膜パッケージの
場合、透過物が中央の透過物収集チャンネルに到達する
までに移動しなければならない距離は、最大限僅か7へ
23である。
中空の細繊細束素体から成る分離装置にも、同じ問題が
存在する。現行の中空細繊細束素体は、直径約20.5
2〜25.4鋼である。直径を3148〜4 [L64
3+に増大させると、製造工程が複雑になり、環流が生
じる確率が極めて高くなる。また、中空細繊維束は、各
繊維の中空孔を通る透過物の圧力降下を考慮しなければ
ならないので長さの点で制限される。現行の設計による
中空細繊維束は長さ約566C11に制限されている。
たとえらせん巻膜体および中空細繊維束を4Q、64工
の直径に製造することが可能であったとしても、その程
度では現存の膜体サイズに比べて規模の経、済性を著し
く増大することにはならない。世界的なプ豐ゼクトにお
いて在来の技法と競合しつるためには、膜パフケージお
よびそれを収容するための圧力容器の直径は9t44〜
152.411のレベルにまで増大させなければならな
い。
本発明の利点の1つは、大規模なシステムに使用するた
めに膜をパッケージする(組立体としてまとめる)ため
の方法および装置を提供することである。現在製造可能
な膜パッケージの直径が2132〜51483であるの
に対して、本発明によれば、9t44〜1514cIL
(36〜60 ln)径の膜パッケージを製造すること
が実用上可能である。本発明の重要な利点は、各膜・透
過物キャリア組立体を圧力容器またはモジュール内へ組
入れる前に予め環流検査をすることができることである
。このことは、膜または接着密封剤の条線(ライン)に
おける堰疵の故に廃棄処分にされる膜が僅か数平方フィ
ートの膜ですむことを意味する。
工業用の高圧膜分離法の開発と併行して、小型の低圧用
膜パッケージも開発されてきた。そのような膜パッケー
ジの例としては、人工腎臓、家庭用および実験用逆浸透
装置、食物および飲物加工装置、およびその他の特殊な
膜パッケージがある。
これらの装置も、らせん巻き膜体、中空繊維束および筒
状膜体等を使用しており、やはり初期のプレート・フレ
ーム型膜パッケージのいろいろな変型も開発されている
本発明は、小型の医療器具を含むこの種の小型膜パッケ
ージにも適用することができ、ポータプルの血液酸素供
給器やそれに類する機器に特に適している。本発明によ
れば、膜パッケージの高密度化が達成されるので、能率
的でコンパクトな膜パッケージを製造することができる
からである。
総括的にいえば、本発明は、構造が簡単で、製造コスト
が安く、コンパクトで、作動効率が高い新規な膜機器を
提供する。従って、本発明は当該技術分野において広く
採用されることが期待される。
発明の概要 基本的にいえば、本発明は2つ以上の異る物1質を分離
するための分離装置において、 流体を圧力下で収容するための圧力容器と、分離すべき
供給流体をI’ll記容器へ導入するための供給流体導
入手段と、 前記容器から残留物を排出するための残留物排出手段と
、 前記容器から透過物を排出するための透過物排出手段と
、 分離膜と、分離すべき供給流体を放膜の動作面を横切っ
て流すための分配帯域と、透過物を搬出するために放膜
の両面にそれぞれ衝接した透過物キャリア要素とを含む
複数の積重ねられた要素から成る、前記容器内に配設さ
れた少くとも1つのコンパクトな積重組立体とから成り
、 該積重組立体中の前記複数の要素は、該各要素の周縁の
2つの離隔した部位にそれぞれ第1切欠含および第2切
欠含を有し、該各要素の第1切欠含は互いに整合して、
分離すべき供給流体のための供給流体チャンネルを形成
し、各要素の第2切欠含は互いに整合して残留物収集チ
ャンネルを形成し、前記分配帯域は該整合した第1切欠
含および第2切欠含のところにおいて該供給流体チャン
ネルおよび残留物収集チャンネルと連通しており、該各
要素は、前記透過物キャリア要素と連通ずる透過物収集
チャンネルを形成する、互いに整合した内方孔を有し、
該積重組立体は前記供給流体導入手段と前記残留物排出
手段および透過物排出手段の間に配置されていることを
特徴とする分離装置を提供する。
本発明の目的は、製造が容易で、経済的な分離装置を提
供することである。
より特定的にいえば、本発明の目的は、複数の積重要素
から成り、それらの要素の外周縁に切設した縁切欠含を
整合させることによって供給流体収集分配チャンネルお
よび残留流体収集分配チャンネルを形成し、それらの要
素に設けた内方孔を整合させることによって透過物チャ
ンネルを形成して成る分離装置を提供することである。
主な構成部材および用語の説明 A、膜 「膜」とは、分離を行うための部材のことであり、多孔
質の膜もあれば、非孔質の膜もある。多孔質の膜は、超
濾過膜として使用することができ、一般に、所定の均一
な寸法の孔を有するものとして規定される。超Fi膜は
、供給流体から成分の寸法に基いて特定の成分を除去す
る。
非孔質膜は、孔を有していないか、あるいは、除去すべ
き成分よりはるかに小さい孔を有するものとして規定さ
れる。逆浸透、透析、ガス拡散用の膜は非孔質である。
このような非孔質の膜は、一般に、供給流体に接する動
作側の面即ち前面と、供給流体が通る側とは反対側の裏
面を有している。
膜は、無機物質から最新のポリマー材に至るまでいろい
ろな材料で造ることができるが、多孔質膜であれ、非%
孔質膜であれ、膜の素材自体は本発明の関与するところ
ではない。膜の構造は、断面でみて均一である場合もあ
り、あるいは異方性を有するものである場合もある。膜
は、一つの材料で製造される場合もあり、2つ以上の材
料の混合体または複合体で造られる場合もある。
B、透過物キャリア部材 「透過物」とは、供給流体のうち膜を透過した成分をい
う。透過物キャリア部材とは、膜の裏面から透過物を受
取り、膜組立体から搬出する部材のことである。透過物
キャリア部材は、この仕事を独力で行う場合もあり、あ
るいは膜組立体からの透過物の除去を完成するために他
の何らかの器具または部材に組入れられている場合もあ
る。他の器具または部材としては、透過性チューブ、パ
イプ、ボート、チャンネル、ダクト、ホース等がある。
透過物キャリア部材は、また、膜を供給流体、従って膜
に及ぼされる静圧に抗して支持しな、ければならない。
このような静圧力は、透過物キャリア部材を圧潰または
扁平化しようとする0従って、透過物キャリア部材が透
過物を所望部署へ搬送する働きを果すようにするために
は、上記圧潰力に耐えるようにキャリア部材の素材を選
択し、その構造を設計しなければならない。
透過物キャリア部材は、いろいろな材料で製造し、いろ
いろな設計とすることができる。最も簡単なものは、透
過物を所望の位置へ差向ける紙または布の層である。複
雑なものとしては、プラスチックから射出成形された、
多数の複雑な通路やボートを有する透過物スペーサ部材
がある。本発明において有利に使用することができる透
過物キャリア材は、トリコットのような編成布や、ポリ
エステルまたはナイロン糸のシンプレックス(タプルト
リコット)布表どである。このような布に、圧潰力に耐
える抵抗力および剛性を付与するために適轟な樹脂を被
覆する。
C0供給流体スペーサ 「供給流体スペーサ」とは、供給流体を膜の動作面に沿
って通すための層のことである。供給流体スペーサは、
供給流体を膜の動作面を均一に覆うように導き、流れの
停滞区域をできるだけ少くする機能を果す。このスペー
サは、また、供給流体が膜の動作面に沿って流される際
該供給流体に十分な攪拌を施すために乱流を起させる働
きをもする。供給流体スペーサは、織成、編成、成形、
現場鋳造などのいろいろな技法によって形成された部材
であってよく、あるいは、何らの部材も設けず、膜の層
と層の間に設定した単なる空間であってもよい。
D、圧力容器組立体 「圧力容器組立体」とは、膜組立体を収容するためのハ
ウジングのことでsb、加圧下の供給流体を収容する。
供給流体の圧力は、数千psigもの高い圧力から大気
圧はどの低い圧力にまで広範囲にわたる。ある種の操作
方法においては、圧力容器組立体が真空(負圧)にされ
ることもある。圧力容器は、加圧された供給流体を安全
に収容することができなければ々らず、また、被処理供
給流体は毒性、腐食性または引火性を有するものである
場合があるので、供給流体を外部環境に接触させないよ
うに収容することができなければならない0 本発明の膜積重組立体は、らせん巻き膜体のものと同じ
構成部材を用いた最初の積重型即ちプレート・フレーム
型膜組立体であるという点で当該技術分野に大きな進歩
をもたらすものである@従来技術のプレート−フレーム
型膜組立体では、らせん巻き膜体におけるような安価な
、しかも効率の高い構成部材を用いることができなかっ
た。直径3[L48cfnの本発明の積重型膜組立体の
膜充填密度は、同じ3(148tMの直径のらせん巻き
膜体の膜充填密度と同じにすることができる。
第1図を参照すると、膜・透過物キャリア組立体が平面
図で示されている。この組立体は、円形に切断された透
過物キャリア部材10と、該キャリア部材と同じ形の2
層18.20の分離膜とから成っている。キャリア部材
10は、中央孔12を有し、外周縁には所定の寸法およ
び形状の2つの対向した切欠含14.16が切設されて
いる。
分離膜層(単に、「膜」または「膜層」とも称する)1
8.20は、それぞれ透過物キャリア部材10の両側の
面に接触して配置されておシ、それぞれの動作面22.
24は、キャリア部材10のある側とは反対の側に向け
られている。これらの3つの層、即ち、2つの膜層と透
過物キャリア層の外周縁の切欠含は、互いに整合してい
る。膜層18.20とキャリア部材10との間にはそれ
らの外周縁に沿って接着剤線条26が施されている。
キャリア部材10をその中央孔と流体連通させることが
できるように該キャリア部材の中央孔120周縁区域2
8には接着剤は施されていない。
第2図には、膜・透過物キャリア組立体の外周縁の断面
が示されている。接着剤線条26は、キャリア部材10
および膜18.20に飽和状態に浸透しておシ、それら
の3層の間に周縁シールを形成する。
第3図は、供給流体スペーサ層組立体の平面図である。
この組立体も、第1.2図に示された膜・透過物キャリ
ア組立体と同じ形である。即ち、供給流体スペーサ32
は、2つの対向した切欠含34.36と中央孔38を有
している。スペーサ32の周縁にはシールリングまたは
シールリング40が設けられているが、切欠含54.3
6の縁42.44にはそのようなシールリングは設けら
れていない。中央孔38の周シにもシールリングまたは
シールボス46が設けられている。供給流体スペーサ部
材52には、その全面に流体停滞区域を最少限にするよ
うな態様で供給流体を導くための供給流体分配ライン4
8が形成されている。
供給流体は、切欠含340点42からスペーサ層内に流
入し、供給流体分配ライン48.48の間のスペース5
0を通って流れ、切欠含36の点44においてスペーサ
層から流出する0いろいろな形態の供給流体分配ライン
を用いることができることは明らかであろう。名現すべ
き供給流体の種類に適合するように供給流体分配パター
ンを選定することが望ましい。その際、供給流体の組成
、粘性、速度、温度およびその他の要素を考慮に入れて
選定する。
第4図は、供給流体スペーサ層の変型実施例の平面図で
ある。この変型例は、ガスの分離におけるように、正確
な供給流体の流れ案内および混合が必要とされないよう
な流体分離操作に適している。従って、この供給流体ス
ペーサ層は、供給流体分配ラインを有しておらず、実際
、隣接する2つの膜層の間に設定する単なる空間によっ
て構成することもできる。供給流体は、切欠含52から
流入し、膜の表面に沿って中央孔56のシール水154
0周シを通って流れ、切欠含58を通って膜表面から流
出する。膜の外周縁にはシールビードまたはシールリン
グ57が設けられている。
第5図は、第3図の供給流体スペーサ組立体の断面図で
あシ、供給流体スペーサ部材32と、周縁シールリング
40と、供給流体分配ライン48と、供給流体スペース
50を示す。作動において供給流体は、切欠含34(第
3図)に流入し、分配ライン50によって案内されてス
ペーサ部材32内を通シ、切欠含36(第3図)に至る
。供給流体は、中央孔58(第3図)の周シを案内され
、周縁シールリング40によってスペーサ部材を真直ぐ
に通シ抜けてしまうのを防止される。
第6図は、供給流体入口(または出口)分配プレート6
0の平面図であシ、入口(または出口)ポート62およ
び周縁シール64を示す。プレート60は円形であシ、
膜・透過物キャリア組立体と同じ直径を有する。
第7図は、中間残留物分配プレート66と平面図であシ
、ポート68および中央孔70を示す。
プレート66は、円形であシ、膜・透過物キャリア組立
体と同じ直径を有する。中央孔70の直径は、膜・透過
物キャリア組立体の中央孔と同じである。
第8図は、第6図のプレート60の拡大断面図であシ、
周溝74に装着された周縁シール72を示す。第7図の
プレート66の構成も、プレート60と同様である。プ
レート60は任意の適当な厚さとすることができ、周縁
シールの手段も適当に選択することができる。
第9〜11図を参照して、上記分離膜、透過物キャリア
部材、供給流体スペーサ、供給流体分配プレート、残留
物分配プレート等の各要素を積重ねた積重組立体につい
て説明する。この積重組立体は、圧力容器84内に収容
される□容器84は、その内部に供給流体の圧力を維持
するように上部隔壁82と下部隔壁160によって閉鎖
されている。容器内への供給流体導入ポート76は、隔
壁82のポート80に接続されたパイプ78によって構
成される。隔壁82は、容器84の壁の周溝88に装着
された分割リング(複数の円弧部片から成るリング)8
6によって所定位置に保持され、分割リング86は、そ
れに設けられfrニー溝92内に装置した押えリング9
0によって保持されている。
下部隔壁160も同様の態様で保持されている。
供給流体は、隔壁82の周溝96に装着されたシール9
4Vcよシ隔壁82の周縁から漏出するのを防止される
。下部隔壁160にも同様のシールが施されている。上
部隔壁82の下側に画定された供給流体保持キャビティ
98は、供給流体の速度を減速させる。供給流体は、入
口側供給流体分配プレート100によシボート102を
通して導かれる。分配プレート100は、その周縁の溝
106に装着されたシール104によって圧力容器84
の内壁面に対して密封されている。供給流体は、積重副
組立体110の供給流体スペーサ層と膜・透過物キャリ
ア組立体の上述した切欠含(14,34)の整合によっ
て画定される供給流体分配チャンネル108内へ導かれ
る。積重副組立体110は、交互に積重ねられ大供給流
体スペーサ層112と膜・透過物キャリア組立体114
とから成っている。各層・透過物キャリア組立体114
は、透過物キャリア部材118と、該部材の両面に周縁
接着剤兼シールライン(線条)120によシ動作面を外
側に向けて密封接合された2つの膜Nl!116とから
成っている。
供給流体スペーサ層112は、中央孔(第3図の中央孔
38参照)を有し、中央孔の周シはシール122(第1
1図)によって2つの膜層116の動作面に対して封着
されている。これらの層112.114.116の中央
孔の整合によシ積重副組立体110の中央を貫通する透
過物収集分配チャンネル124が画定される。供給流体
分配チャンネル108の反対側には、積重副組立体11
0の各層112.114.116の切欠含(第1.3図
の切欠含16.36参照)の整合によシ残留物収集分配
チャンネル126が画定されている。残留物即ち残留流
体は、第1積重副組立体110から中間分配プレート1
28によ)ボート130を通して第2積重刷組立体13
4の供給流体分配チャンネル132内へ分配される。プ
レー)128の周溝138に周縁シール136が設けら
れておシ、残留流体がプレート128の周縁から漏れる
のを防止している。
第28[重刷組立体154も、第1積重副組立体110
と同様の構成であシ、上述のようにして画定される供給
流体分配チャンネル132、透過物収集チャンネル12
4および残留物収集分配チャンネル140を有している
。第38を重刷組立体142も同様の構成であシ、残留
物収集分配チャンネル144、透過物収集チャンネル1
24および供給流体分配チャンネル146を有している
第3積重副組立体142から流出する残留流体は、分配
プレート148によシポート150を通して残留流体保
持キャビティ152内へ導かれる。一方、透過物は、チ
ャンネル124を通って流下し、分配プレート148の
ボート154を通して搬出される。供給流体または残留
流体と透過流体との混合を防止するために供給流体スペ
ーサ層と分配プレート148との間で分配プレート14
8のポー)154の周シに適尚なシール156が形成さ
れている。透過物チャンネル124は、分配プレー)1
48および隔壁160に部位162.162において密
封(シール)結合されたパ゛イブ158を介して残留物
保持キャピテイ152を貫通している。透過物は、隔壁
160に設けられたポート164および部位168にお
いて隔壁160にシール結合されたパイプ166を通っ
て積重組立体から流出する。残留物は、分配プレート1
48のポート150を通って積重組立体から流出して残
留物保持キャビティ152内へ流入し、次いで、隔壁1
60のボート170および部位174において隔壁16
0にシール結合(封着)されたパイプ172を通って圧
力容器から流出する。
第2積重副組立体134と第2私正副組立体142とは
別の中間分配プレート176によって分離されている。
第2.lit重副重文組立体134の残留物(液体)は
、ポート178を通って供給流体分配チャンネル146
へ流入する。
第10図にみられるように、各積重副組立体の各供給流
体スペーサM112の周縁には、第5〜5図に関連して
説明したように、切欠含部分を除いて周縁シールリング
180が施されている。
本発明を適正に機能させるためには、膜116の動作面
と供給流体スペーサ層112との間で中央透過物チャン
ネル1240周シに第11図に符号117で示されるよ
うに漏止めシールを形成することが肝要である。このシ
ール117の供給流体側は圧力が非常に高く々る場合が
あシ、シール117の透過物側は、圧力は通常供給流体
側よシはるかに低い。従ってシール117が完全でなく
、あるいは損傷していたシ圧力差に耐えるだけの強度を
備えていないと、供給流体が透過物側へ圧入されること
になる。この問題は、本発明の実施に使用することがで
きるある種の膜の場合、使用中脆弱になるので一層増長
される。その種の膜の一例は、ガス分離のための乾燥酢
酸セルロース裂の膜でちる。シール剤または接着剤を膜
の動作面に施した場合は、良好な接合が得られるが、使
用中この接着剤″またはシール剤ライン(線条)が応力
を受ける。膜の動作面は非常に薄く、接着剤またはシー
ル剤が膜内へ浸透せず、該動作面に結合してしまうので
、接着剤またはシール剤ラインのところに亀裂が生じ、
漏れを生じるおそれがある。
この問題を解消するためには、膜をこのシール剤ライン
に沿って補強しなければならない。
第12図は、セルロース製の膜層116の裏面即ち多孔
質側の平面図である。補強剤として、中央収集チャンネ
ル124の周シの膜層に低粘度のエポキシ、ウレタンま
たはその他の適当な樹脂が施されている。この樹脂は、
膜の多孔質の下部構造内に浸透し膜層内に完全に含浸さ
れるように選定される。この樹脂を硬化工程中圧綿し、
硬化後との樹脂を含浸した膜部分がその周υの不含浸部
分よシ厚くならないようにする。この適当な樹脂を含浸
させる工程は、膜層を所定の形に切断した後、膜・透過
物キャリア組立体として組立てる前に行う。第12図に
おいて、区域182は、中央収集チャンネル124の周
りに施された含浸樹脂の環状リングを示す。区域122
は、中央収集チャンネル124の周fil(膜116の
動作面即ちおもて面上に施されたシール剤または接着剤
の環状リングを示す。含浸樹脂区域182の方が接合即
ちシールリング区域122よシ幅が広い(第13図をも
参照)ことに留意すべきである。
第13図は、第12図の中央収集チャンネル124の周
シの積重組立体の断面図である◇第13図において、1
12は供給流体スペーサ、116は膜、118は透過物
キャリア部材、186は膜・透過物キャリア組立体であ
る。区域122は、膜116の動作面とスペーサ112
との間に施されたシール剤または接着剤区域である。区
域182は、シール剤ライン122を膜層との界面に沿
って補強する樹脂含浸膜部分である。188は、透過物
キャリア部材118がチャンネル124と流体連通する
区域である。
第14図は、積重組立体の断面図であり、供給流体、残
留流体および透過物流体の流れ経路を示す。作動におい
て、供給流体は、ボート76から流入し、隔壁82を貫
通して供給流体保持キャビティ98内に流入する。次い
で、供給流体は、供給流体分配プレート100のポート
102を通って第1&重副組立体110内に入る。分配
プレート100は、その供給流体分配ポート102がチ
ャンネル108の上に整合するように位置づけされてい
る。各層に切設される切欠含は図示のように長方形に限
定されるものではなく、いろいろな形状および寸法とす
ることができる。切欠含の寸法は、理論的には流体の流
れ速度を許容しうる速度に維持しうる範囲内で可能な限
シ小さくするように定められる。積重副組立体の各層に
切設する切欠含の寸法、形状および位置は、通常、同じ
にする。ただし、各層の2つの切欠含は、必ずしも図示
のように直径方向に対向させて配置する必要はなく、例
えば、2つの切欠含は両者を分離する薄い壁を挾んで隣
シ合せに配置することもできる。
実際、2つの切欠含の間隔は、角度でみて1°から18
0°の範囲とすることができる。供給流体は、第18を
重刷組立体110の切欠含によって画゛定されるチャン
ネル108に流入し、中間分配プレート128によシチ
ャンネル140を通って流下するのを防止されて、該積
重副組立体110の各供給流体スペーサ層内へ並流関係
をなして流入せしめられ、該副組立体の反対側に切欠含
の整合によって画定されたチャンネル126の方に向つ
て前進せしめられる0このチャンネル126は、残留流
体(供給流体から透過流体を除いfcxbの流体)収集
チャンネルである。第1g重刷組立体110からの残留
流体は、チャンネル126から中間分配プレート128
のポート130を通って流出する。この残留流体は、次
の第2積重副組立体154に対する供給流体となシ、供
給流体分配チャンネル132から第2積重副組立体の各
供給流体スペーサ層内へ分配される0供給流体が供給流
体スペーサ層を通って流れる間に供給流体中の透過可能
成分が膜を透過して透過物キャリア層内に流入する。こ
の透過物即ち透過流体は、腺・透過物キャリア組立体の
中央部に位置する比較的低圧の区域に向って流れ、中央
透過物収集チャンネル124内に流入し、他の積重副組
立体および他の透過物キャリア層からの透過物と合流す
る0透過物は、中央チャンネル124内を流下し、透過
物排出パイプ166を通って積重組立体から流出する。
一方、供給流体分配チャンネル132を通って積重副組
立体134に流入した供給体は、供給流体スペーサ層を
通って該副組立体のチャンネル132とは反対側のチャ
ンネル140へ流れ、この副組立体134の残留流体と
なって中間分配プレート176のポート178を通って
次の第3積重副組立体142へ流入する。従って、この
残留流体は第3積重副組立体142にとっては供給流体
となる。この供給流体は、供給流体分配チャンネル14
6内に入シ、該副組立体の各供給流体スペーサ層内を並
流関係をなして流れ、チャンネル144内に集められて
残留流体となる0この残留流体は、分配プレート148
のポート150を通って副組立体142から流出して残
留物保持キャビティ152内に入り隔壁160の残留流
体排出ポート170を通って積重組立体から流出する。
1つの積重組立体内に複数の積重副組立体を形成するこ
とが可能であシ、そのような副組立体の数は、供給流体
中の膜によって除去すべき透過可能成分の量によって決
められる。1つの積重組立体に組込まれる副組立体の数
が多ければ多いほど、供給流体が膜と接触する経路が長
くなシ、供給流体中の透過可能成分の回収または除去率
が高くなる@各側組立体の供給流体スペーサ層の数およ
び膜・透過物キャリア組立体の数は、供給流体スペーサ
層を通って流れる供給流体の速度を最適にするように決
められる。供給流体分配チャンネルに流入してくる供給
流体の量が一定であるとすれば、1つの供給流体スペー
サ層を通る供給流体の速度・は、その副組立体内に存在
する供給流体スペーサ層の数によって決まる。即ち、並
列関係に配置された供給流体スペーサ層の数が多ければ
多い#魯ど各1つのスペーサ層を通る供給流体の速度は
低くなる。従来技術に比べて本発明の1つの利点は、実
際上どのような所望の回収率を達成するにも、単一の圧
力容器でまかなうことができることでちる。これは、在
来の中空細繊維束やらせん巻き膜体を用いた膜組立体に
おいては不可能である。
再び第14図を参照して説明すると、積重組立体の供給
流体保持キャピテイ98と残留物保持キャビティ152
との間には圧力差が存在する。この圧力差は、各供給流
体スペーサ層を通って流れる流体の摩擦とその結果化じ
る圧力降下によるものである。上述し六本発明の実施例
ではこの圧力差を利用して積重組立体を圧#1させる。
残留物分配プレート148は固定であって、動かない。
しかし、供給流体分配プレート100およびすべての中
間分配プレート128.176は自由浮動であるから、
残留物分配プレート148の方に向って下方へ移動する
ことができ、積重組立体の各層に圧縮力を及ぼす。これ
は、中央孔のabにおける各層の外向き表面部ち動作面
と供給流体スペーサ層との間に漏止めシールを形成する
作用があシ、有利である。実際、ある種の膜と供給流体
スペーサ層の組合せによれば、この区域(中央孔の周)
に動的シールを形成することが可能である。
第15図は、本発明の変型実施例の断面図でおる。この
実施例の圧力容器およびその中のaX組立体は第9図に
示されたものと同じであるが、中央チャンネル124を
通して引張バーナr番手1→→ドHHトb−レ÷   
     14楢鵡τを延設し、引張バー締付装置を設
けた点が異る。
引張バー190は、透過物排出ボート166を貫通し、
シールグランド192および端部シール194を貫通し
て下端において締付ナツト196に螺合しており、ナツ
ト196を締めれば、引張バー190が容器84から外
方へ引張られるようになされている。引張バー190を
外方へ引張ると、積重組立体に対して圧縮力を及ぼす。
この圧縮力は、供給流体が膜・透過物キャリア組立体の
中央孔の周りに形成されるシールを通って漏れるのを防
止するのに必要とされる場合がある。この引張バーによ
って及ぼされる圧縮力は、キャビティ98と152との
間の圧力差によって及ぼされる圧縮力に付加される。透
過流体は、T字義手管200を通して積重組立体から排
出される。
引張バー190の周シにシールを形成する手段および引
張バーを圧力容器から外方へ引張るための手段としては
、他のいろいろな手段が考えられることは当業者には明
らかであろう。
第16.17および18図は、それぞれ、本発明の変型
実施例を示す。第16図の実施例では、圧力容器は、パ
イプとして形成されておシ、パイプ7ランジによって閉
鎖されている。即ち、パイプ型圧力容器の上端および下
端には標準のウェルド・オン・7ランジ218.218
がそれぞれ符号202で示されるように溶接され、各7
ランジ218には孔無7ランジ204がナツト212と
ボルト214によって固定されている。上端のフランジ
204には供給流体導入ボート206が設けられ、下端
の7ランジ204には、透過物排出ボート208および
残留物排出ボート210が設けられている。7ランジ2
04と218の間にはガスフット216が介設されてい
る。この積重組立体のその他の部分は、第9.14およ
び15図のものと同じである。
第17図の変型実施例では、供給流体導入ボート220
が圧力容器の側壁に設けられておシ、残留物排出ボート
222も容器の側壁に設けられている。積重組立体は符
号228で示されている。
第18図の変型実施例は、第17図の構成の変型であシ
、供給流体が容器の上下端の中間部から積重組立体内へ
導入され、容器内で上下に分流されて容器の上下両端に
おいて残留物および透過物が排出されるようになされて
いる。
本発明の圧力容器の閉鎖手段としては、いろいろな手段
が考えられることは当業者には明らかであろう。
第2実施例の説明 第1〜18図に示された実施例では、膜およびそれに付
随する各要素は円形であるが、第2実施例では半円形の
ものを用いる。第19囚は、半円形形状の膜・透過物キ
ャリア組立体500の平面図である。この組立体の周縁
には連続した周縁接着剤(シール)ライン302が施さ
れている。点線は、組立体300の切断ラインに平行な
、かつ、中央透過物収集チャンネル304の中心線ヲ通
る線である。チャンネル304の中心線から組立体30
0の縁までの距離(間隔)は、306で示されている。
透過物収集チャンネル304を形成するように耳片50
8が組立体300の側部に突設されておシ、この耳片に
も周縁接着剤ライン310が施されている。この接着剤
ライン310は、チャンネル304の周シの区域312
には施されておらず、組立体300の主要区域から中央
透過物収集チャンネル304への連絡チャンネルを設定
する。第19図に示されている2つの縁区域314.3
16は、第22図を参照して後述するように供給流体分
配チャンネル314′および残留物収集チャンネル51
6”ff画定する。
第20図は、この第2実施例のための供給流体スペーサ
層318の平面図である。320は、スペーサ層318
の区域322.324を除く周縁に施された周縁シール
リングである。中央透過物収集チャンネル304の周夛
の区域にもシールが施されている。この供給流体スペー
サ層518の形状および面積は、膜・透過物キャリア組
立体300と同じである。このスペーサM318には供
給流体分配ラインは設けられていない。
第21図は、この実施例のための供給流体スペーサ層の
変型実施態様の平面図である。このスペーサ層には供給
流体分配ライン327が設けられている。周縁シールリ
ング320は、縁区域328.330には施されていな
いが、縁区域326には施されている。作動において、
供給流体は縁区域528からスペーサ層に流入し、縁区
域330においてスペーサ層から流出する。あるいは、
反対に縁区域330から流入して縁区域328から流出
するようにしてもよい。いずれの場合にも、供給流体は
スペーサ層内において供給流体分配2イン327によっ
て案内される。供給流体分配ラインは、いろいろな形態
のものを用いることができるが、処理すべき供給流体の
組成、粘度、流速、温度等の要因に鑑みて決定するのが
好ましい。
第22囚は、第19図の膜・透過物キャリア組立体30
0と第20図の供給流体スペーサ層318とを上下に整
合して積重ねた牛円形積重体を2個向い合わせ並置関係
に組合わせた、全体として断面円形の積重組立体の平面
図であ)、図の上半分には膜・透過物キャリア組立体3
00の膜の動作面332が示され、図の下半分には供給
流体スペーサ層318の面334が示されている。この
ように2個の同一の半円形棟重体を向い合わせに並置さ
せると、両者の縁区域314と314および縁区域31
6と316の間にそれぞれ供給流体分配チャンネル31
4′および残留物分配チャンネル316′が画定される
。中央透過物収集チャンネル304も画定される。第2
4図に矢印で示されるように、この構成では、供給流体
はチャンネル514′に流入してスペーサ層318全通
して分配され、残留物分配チャンネル316′へ流出す
る。透過物キャリア層に流入した透過物は、複数のスペ
ーサ層318および膜・透過物キャリア組立体300の
整合によって画定された中央透過物収集チャンネル30
4に流入する。第24図の点線矢印は、組立体300の
下に位置するスペーサ層内を通る供給流体の流れを示す
。第23図は第6図のものとほぼ同様の供給流体導入分
配プレートの平面図である。
@25図は、第19〜24図の半円形形態の実施例によ
る分離装置全体の概略図である。第25図の装置も、第
9および14図の装置と多くの点で類似している。供給
流体は、ボート336から供給流体保持キャビティ33
8に流入し分配プレー)360の供給流体分配ボート5
62f通って積重副組立体340の供給流体分配チャン
ネル314′に流入し、第25図に円弧状の実線および
点線矢印で示されるように各供給流体スペーサ層318
を通って残留物収集チャンネル316′へ集まる。この
残留物収集チャンネル316′に集められた流体は、次
の積m副組立体346のための供給流体となって分配プ
レート344のボー)342’(i通って流下する。一
方、供給流体のうち積重副組立体340の各層を透過し
た成分(透過物)は、第25図に直線状の点線矢印で示
されるように透過物キャリア層を通って中央透過物収集
チャンネル504内へ流入する。各供給流体スペーサ層
318の周縁シールリング320は、圧力容器の内壁と
の間にシールを設定し、供給流体が積重刷組体をバイパ
スして単に流下してしまりのを防止する。第2WH!副
組立体346に流入した供給流体は、供給流体分配チャ
ンネル314′から各スペーサ層内を並流関係をなして
流れ、残留物収集チャンネル316′に集まシ、分配プ
レー)350のボート348を通って残留物保持キャビ
ティ552内に流入し、ボー)554’i通って組立体
から流出する。中央透過物収集チャンネル304に集め
られた透過物は、ボー)356’i通って組立体から流
出する。第25図の@型組立体には、第20図に示され
た供給流体分配ラインのない供給流体スペーサ層が用い
られているが、第21図の供給流体分配ライン327を
有するスペーサWIt用いた場合は供給流体の流れパタ
ーンが違ったものとなることはいうまでもない。
各積重副組立体340.346は、第22および24図
に示された型式の半円形の要素を積重ね、かつ、向い合
せ並titg係に組合せて全体として円筒形としたもの
であるが、このような副組立体の数は必要に応じて任意
に定めることができる。
第3実施例の説明 第26図は本発明の第3実施例による膜・透過物キャリ
ア組立体の平面図である。この膜・透過物キャリア組立
体は、総体的に円形であるが、偏心位置に設けられた透
過物収集チャンネル404の両側に、それぞれ供給流体
分配チャンネルおよび残留物収集チャンネルを画定する
切欠含400および402が設けられている。断面図で
みれは、この組立体は第2図に示されたものと同じであ
る。
周縁接着剤(シール)ライン406は、透過物キャリア
層を透過物収集チャンネル404に連通させるために区
域408には施されていない。
第27図は、第26図の組立体の供給流体スペーサ層の
平面図であシ、供給流体分配パターンの一例を示す。こ
の例では供給流体は区域410から流入し、区域412
から流出する。供給流体分配ラインは414で示され、
それによって画定される流れ空間は416で示されてい
る。
これらの膜・透過物キャリア組立体の各々を1対の供給
流体スペーサ層の間に挿入して整合させれば、切欠含4
00および402によって供給流体および残留流体収集
分配チャンネルが形成され、透過物収集チャンネル40
4も形成される。これらの切欠含400.402は、第
26および27図に示される位置とは異る位置に設ける
こともできる。
第28図は、ポート428および周縁シール422″I
k有する供給流体分配プレート418の平面図である。
第29図は、残留流体収集分配ボート426および透過
物収集ボー)428i有する中間分配プレート424の
平面図である。450は周縁シールである。
この実施例の作動は、透過物が偏心位置のチャンネルに
収集される点が異るが、第9図および第14図に関連し
て説明した態様と実質的に同じである。
第4実施例の説明 第30および51図は、各構成要素の形状を円形ではな
く、正方形または長方形とした本発明の別の実施例であ
シ、第30図は膜・透過物キャリア組立体を示し、第3
1図は供給流体スペーサ層を示す。全体的にこの構成は
第1〜13図に関連して説明したのと同じである。これ
らの要素?、積重ねた積重組立体を正方形または長方形
の圧力容器に収容すればよい。作動は第9図および14
図に関連して説明したものと同じである。
第5実施例の説明 上述した本発明の各実施例においては積重組立体の各層
が直接圧力容器内へ挿入され、各供給流体スペーサ層は
、供給流体が膜層をバイパスして流れることがないよう
に圧力容器の内壁との間にシールを形成する。以下に述
べる本発明の実施例は、積重組立体を圧力容器内へ挿入
するのにモジュール型式上用いたものである。即ち、積
重組立体をモジュール(ユニット)として構成し、積重
組立体の各層または層群としてではなく、積重組立体全
体を1個のモジュール即ちユニットとして圧力容器に対
して出入れすることを可能にする。
第32図は、第9図に示されたような断面円形の積重組
立体をモジュールとして構成し九積重組立体モジュール
の透視図である。透過物収集チューブ500が頂部プレ
ー)5021貫通してプレー)504に符号506で示
されるように密封(シール)接続されている。供給流体
は、頂部プレート502を貫通した供給流体導入ポート
507を通して供給流体保持キャビティ508内へ導入
され、プレート504のボー)510t′通って積重組
立体内へ流入する。積重組立体の区域512の各層は第
9図および25図に示されたのと同様のものである。5
14および516は中間分配プレートである。518は
残留物分配プレートである。残留流体は、残留物保持キ
ャビティ520から底部プレート524のポー)522
’i通って流出する。透過物は、モジュールの両端のチ
ューブ500または501のどちらかを通してモジュー
ルから流出させることができる。モジュールの両端の透
過物チューブ500.501には、他のモジュールの透
過物チューブに接続するための継手530が設けられて
いる。継手530は、72ンジとOリングまたはガスケ
ットまたはユニオン継手のようなねじ付コネクタであっ
てもよい。
このモジュールは、流体バリヤを設定し、機械的強度を
高めるために適当な材料のラップ(外側カバー)534
でくるむことができる。ラップ534は、ニジストマー
または繊維入りプラスチック材などで形成することがで
きる。供給流体を高圧をかけてモジュール内へ導入する
ことができるように、頂部プレート502の周溝にシー
ル536が装着されている。シール536は圧力容器の
内壁に圧接して供給流体の漏れを防止する。
別法として、積重組立体を薄壁の容器または金属または
プラスチック製のパイプ内に密閉し、該容器またはパイ
プの両端に頂部および底部プレートラ接合するようにし
てもよい。
このモジュール型構造には、第19へ25図の半円形の
要素を使用することも、第26〜27図の変型実施例の
要素を用いることもできる。
第33図は、第32図に示されたモジュールを複数個組
合わせた組合せ体を示す。モジュール538.556・
・・は、圧力容器540内に挿入されている。圧力容器
540の頂端には端部フランジ542が溶接されておシ
、端部キャップ544がボルト546によって所定僚友
に固定されている。供給流体は、ボー)548’ii通
って容器内のキャピテイ550に入り、ポート507を
通って第1積重組立体モジュール538内に流入する。
552は周縁シールリングである。残留流体は、第1W
1重組立体538からキャビティ554内へ入シ、そこ
から次の第2積重組立体モジュールへ流入する。これら
のモジュールは、継手532によって互いに連結され、
透過物排出パイプ558に接続されている。透過物は、
パイプ558および560t−通して回収される。本発
明のモジュールは任意の適当な圧力容器内へ挿入するこ
とができる。この実施例の利点は、モジュールを使用現
場で圧力容器内へ容易に出入れすることができることで
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の膜・透過物キャリア組立体の平面図、
第2図は第1図の腺2−2に沿ってみた拡大断面図、第
5図は本発明の供給流体スペーサヨの平面図、第4図は
変型実施例の供給流体スペーサ層の平面図、第5図はl
X5図の線5−5に沿ってみた拡大断面図、第6図は入
口分配プレートの平面図、第7図は中間残留物分配プレ
ートの平面図、第8図は第6図のプレートの拡大断面図
、第9図は圧力容器内に収容された膜・透過物キャリア
および供給流体スペーサの積重組立体の断面図、第10
図および11図は、第9図の積重組立体のそれぞれ異る
一部分の拡大図、第12図はセルロース製膜層の多孔質
側即ち裏面の平面図、第13図は第12図の膜と、透過
物キャリアおよびスペーサとの組立体の中央チャンネル
周辺の断面図、第14図は供給流体および透過流体の流
れ経路金示す積重組立体の断面図、第15図は引張バー
を備えた実施例の、第9図と同様の断面図、第16図は
圧力容器として規格パイプを利用した実施例の断面図、
第17図は供給流体を容器のm壁から導入し、残留流体
を容器の側壁から取出すようにした変型実施例の断面図
、第18図は供給流体の導入態様および残留物の取出し
態様に関する変型例の立面図、′M19図は本発明の変
型実施例の膜・透過物キャリア層組立体の平面図、第2
0囚は変型実施例の供給流体キャリア層の平面図、第2
1図は更に別の変型実施例の供給流体スペーサ層の平面
図、第22図は第19〜21図の各層の積重体を並置し
て円形組立体とした構成の平面図、第23図は分配プレ
ートの平面図、第24図は供給流体の流れパターンを示
す第22図と同様の平面図、第25図は、第19〜24
図の各層の積重組立体を圧力容器内に挿入して成る分離
装置の透視図、第26図は変型実施例の膜・キャリア層
組立体の平面図、第27図は変型実施例の供給流体スペ
ーサ層の平面図、第28図は供給流体分配プレートの平
面図、第29図は中間分配プレートの平面図、第30図
は変型実施例の腺・キャリア層組立体の平面図、第31
図は第30図の実施例に用いられるスペーサ層の平面図
、第32図は積重組立体をモジュール構造とした実施例
の透視図、第33図は第32図のモジュールを圧力容器
に挿入して成る分濫装瀘の透視図である。 10:透過物キャリア層 12:中央孔 14.16:切欠含 18.20:換 22.24:動作面 32:供給流体スペーサ層 34.36:切欠含 38:中央孔 76:供給流体導入ポット 78:導入パイプ 84:圧力容器 108:供給流体分配チャンネル 110:積重副組立体 112:供給流体スペーサ層 114:膜・透過物キャリア層組立体 116:膜層 118:透過物キャリア層 124:透過物収集分配チャンネル 126;残留物収集分配チャンネル 128:中間分配プレート FIG、I FIG、4 FIG、5 FIG、9 FIG、 12 FIG、  13 FIG、+4 FIG、+5 FIG、+6 FIG、17 FIG、29 FIG、30 FIG、31 FIG、32 FIG、33

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)2つ以上の異る物質を分離するための分離装置にお
    いて、 流体を圧力下で収容するための圧力容器と、分離すべき
    供給流体を前記容器へ導入するための供給流体導入手段
    と、 前記容器から残留物を排出するための残留物排出手段と
    、 前記容器から透過物を排出するための透過物排出手段と
    、 分離膜部材と、分離すべき供給流体を該膜部材の動作面
    を横切つて流すための分配帯域と、透過物を搬出するた
    めに該膜部材の両面にそれぞれ衝接した透過物キャリア
    部材とを含む複数の積重ねられた部材から成る、前記容
    器内に配設された少くとも1つのコンパクトな積重組立
    体とから成り、該積重組立体中の前記複数の部材は、該
    各部材の周縁の2つの離隔した部位にそれぞれ第1切欠
    きおよび第2切欠きを有し、該各部材の第1切欠きは互
    いに整合して、分離すべき供給流体のための供給流体チ
    ャンネルを形成し、各部材の第2切欠きは互いに整合し
    て残留物収集チャンネルを形成し、前記分配帯域は該整
    合した第1切欠きおよび第2切欠きのところにおいて該
    供給流体チャンネルおよび残留物収集チャンネルと連通
    しており、該各部材は、前記透過物キャリア部材と連通
    する透過物収集チャンネルを形成する、互いに整合した
    内方孔を有し、該積重組立体は前記供給流体導入手段と
    前記残留物排出手段および透過物排出手段の間に配置さ
    れていることを特徴とする分離装置。 2)前記積重組立体は、互いに並置関係に配置された2
    つの部材積重体から成り、該2つの部材積重体は、それ
    らの間に前記切欠きを形成するように賦形され、前記内
    方孔において整合するようになされている特許請求の範
    囲第1項記載の分離装置。 3)供給流体は前記圧力容器へ該容器の長手の中間部位
    において導入され、残留物および透過物は該圧力容器の
    両端において取出されるようにした特許請求の範囲第1
    項記載の分離装置。 4)前記各膜部材の前記内方孔に隣接した部分が補強さ
    れている特許請求の範囲第1項記載の分離装置。 5)前記分配帯域は前記透過物収集チャンネルと連通し
    ないようにシールされている特許請求の範囲第1項記載
    の分離装置。 6)前記各膜部材および透過物キャリア部材は、その周
    縁からの供給流体の侵入を防止するために該周縁をシー
    ルされている特許請求の範囲第1項記載の分離装置。 7)複数個の前記積重組立体が前記圧力容器内に垂直方
    向に配設されており、1つの積重組立体からの残留物が
    次の積重組立体への供給流体となるように構成された特
    許請求の範囲第1項記載の分離装置。 8)前記膜部材は超ろ過膜である特許請求の範囲第1項
    記載の分離装置。 9)前記膜部材は逆浸透膜である特許請求の範囲第1項
    記載の分離装置。 10)2つ以上の異る物質を分離するための分離装置に
    おいて、 流体を圧力下で収容するための細長い円筒形圧力容器と
    、 分離すべき供給流体を前記容器へ導入するための供給流
    体導入手段と、 前記容器から残留物を排出するための残留物排出手段と
    、 前記容器から透過物を排出するための透過物排出手段と
    、 分離膜部材と、分離すべき供給流体を該膜部材の動作面
    を横切つて流すための分配帯域と、透過物を搬出するた
    めに該膜部材の両面にそれぞれ衝接した透過物キャリア
    部材とを含む複数の積重ねられた部材から成る、前記容
    器内に配設された少くとも1つのコンパクトな積重組立
    体とから成り、該積重組立体中の前記複数の部材は、該
    各部材の周縁の2つの離隔した部位にそれぞれ第1切欠
    きおよび第2切欠きを有し、該各部材の第1切欠きは互
    いに整合して、分離すべき供給流体のための供給流体チ
    ャンネルを形成し、各部材の第2切欠きは互いに整合し
    て残留物収集チャンネルを形成し、前記分配帯域は該整
    合した第1切欠きおよび第2切欠きのところにおいて該
    供給流体チャンネルおよび残留物収集チャンネルと連通
    しており、該各部材は、前記透過物キャリア部材と連通
    する透過物収集チャンネルを形成する、互いに整合した
    内方孔を有し、該積重組立体は前記供給流体導入手段と
    前記残留物排出手段および透過物排出手段の間に配置さ
    れていることを特徴とする分離装置。 11)2つ以上の異る物質を分離するための分離装置に
    おいて、 流体を圧力下で収容するための細長い円筒形圧力容器と
    、 分離すべき供給流体を前記容器へ導入するための供給流
    体導入手段と、 前記容器から残留物を排出するための残留物排出手段と
    、 前記容器から透過物を排出するための透過物排出手段と
    、 分離膜部材と、分離すべき供給流体を該膜部材の動作面
    を横切つて流すための分配部材と、透過物を搬出するた
    めに該膜部材の両面にそれぞれ衝接した透過物キャリア
    部材とを含む複数の積重ねられた部材から成る、前記容
    器内に配設された少くとも1つのコンパクトな積重組立
    体とから成り、該積重組立体中の前記複数の部材は、該
    各部材の周縁の2つの離隔した部位にそれぞれ第1切欠
    きおよび第2切欠きを有し、該各部材の第1切欠きは互
    いに整合して、分離すべき供給流体のための供給流体チ
    ャンネルを形成し、各部材の第2切欠きは互いに整合し
    て残留物収集チャンネルを形成し、前記分配部材は該整
    合した第1切欠きおよび第2切欠きのところにおいて該
    供給流体チャンネルおよび残留物収集チャンネルと連通
    しており、該各部材は、前記透過物キャリア部材と連通
    する透過物収集チャンネルを形成する、互いに整合した
    内方孔を有し、該積重組立体は前記供給流体導入手段と
    前記残留物排出手段および透過物排出手段の間に配置さ
    れていることを特徴とする分離装置。 12)前記各分配部材の周縁は、該周縁からの供給流体
    の侵入を防止するために前記切欠きのところを除いてシ
    ールされている特許請求の範囲第11項記載の分離装置
    。 13)前記分配部材は供給流体分配ラインを備えている
    特許請求の範囲第11項記載の分離装置。 14)前記膜部材はガス分離膜である特許請求の範囲第
    11項記載の分離装置。 15)前記透過物キャリア部材は、織成または編成され
    た部材である特許請求の範囲第11項記載の分離装置。 16)前記透過物キャリア部材はプラスチック樹脂で補
    強された織成または編成された部材である特許請求の範
    囲第11項記載の分離装置。 17)2つ以上の異る物質を分離するための分離装置に
    おいて、 流体を圧力下で収容するための細長い円筒形圧力容器と
    、 分離すべき供給流体を前記容器へ導入するための供給流
    体導入手段と、 前記容器から残留物を排出するための残留物排出手段と
    、 前記容器から透過物を排出するための透過物排出手段と
    、 分離膜部材と、分離すべき供給流体を該膜部材の動作面
    を横切つて流すための分配部材と、透過物を搬出するた
    めに該膜部材の両面にそれぞれ衝接した透過物キャリア
    部材とを含む複数の積重ねられた平坦なディスク状部材
    から成る、前記容器内に配設された少くとも1つのコン
    パクトな積重組立体とから成り、 該積重組立体中の前記複数の部材は、該各部材の周縁の
    2つの離隔した部位にそれぞれ第1切欠きおよび第2切
    欠きを有し、該各部材の第1切欠きは互いに整合して、
    分離すべき供給流体のための供給流体チャンネルを形成
    し、各部材の第2切欠きは互いに整合して残留物収集チ
    ャンネルを形成し、前記分配部材は該整合した第1切欠
    きおよび第2切欠きのところにおいて該供給流体チャン
    ネルおよび残留物収集チャンネルと連通しており、該各
    部材は、前記透過物キャリア部材と連通する透過物収集
    チャンネルを形成する、互いに整合した内方孔を有し、
    該積重組立体は前記供給流体導入手段と前記残留物排出
    手段および透過物排出手段の間に配置されていることを
    特徴とする分離装置。 18)2つ以上の異る物質を分離するための分離装置に
    おいて、 流体を圧力下で収容するための細長い直方形の圧力容器
    と、 分離すべき供給流体を前記容器へ導入するための供給流
    体導入手段と、 前記容器から残留物を排出するための残留物排出手段と
    、 前記容器から透過物を排出するための透過物排出手段と
    、 分離膜部材と、分離すべき供給流体を該膜部材の動作面
    を横切つて流すための分配部材と、透過物を搬出するた
    めに該膜部材の両面にそれぞれ衝接した透過物キャリア
    部材とを含む複数の積重ねられた部材から成る、前記容
    器内に配設された少くとも1つのコンパクトな積重組立
    体とから成り、該積重組立体中の前記複数の部材は、該
    各部材の周縁の2つの離隔した部位にそれぞれ第1切欠
    きおよび第2切欠きを有し、該各部材の第1切欠きは互
    いに整合して、分離すベき供給流体のための供給流体チ
    ャンネルを形成し、各部材の第2切欠きは互いに整合し
    て残留物収集チャンネルを形成し、前記分配部材は該整
    合した第1切欠きおよび第2切欠きのところにおいて該
    供給流体チャンネルおよび残留物収集チャンネルと連通
    しており、該各部材は、前記透過物キャリア部材と連通
    する透過物収集チャンネルを形成する、互いに整合した
    内方孔を有し、該積重組立体は前記供給流体導入手段と
    前記残留物排出手段および透過物排出手段の間に配置さ
    れていることを特徴とする分離装置。 19)2つ以上の異る物質を分離するための分離装置に
    おいて、 流体を圧力下で収容するための細長い直方形の圧力容器
    と、 分離すべき供給流体を前記容器へ導入するための供給流
    体導入手段と、 前記容器から残留物を排出するための残留物排出手段と
    、 前記容器から透過物を排出するための透過物排出手段と
    、 分離膜部材と、分離すべき供給流体を該膜部材の動作面
    を横切つて流すための分配部材と、透過物を搬出するた
    めに該膜部材の両面にそれぞれ衝接した透過物キャリア
    部材とを含む複数の積重ねられた平坦な長方形の部材か
    ら成る、前記容器内に配設された少くとも1つのコンパ
    クトな積重組立体とから成り、 該積重組立体中の前記複数の部材は、該各部材の周縁の
    2つの離隔した部位にそれぞれ第1切欠きおよび第2切
    欠きを有し、該各部材の第1切欠きは互いに整合して、
    分離すべき供給流体のための供給流体チャンネルを形成
    し、各部材の第2切欠きは互いに整合して残留物収集チ
    ャンネルを形成し、前記分配部材は該整合した第1切欠
    含および第2切欠きのところにおいて該供給流体チャン
    ネルおよび残留物収集チャンネルと連通しており、該各
    部材は、前記透過物キャリア部材と連通する透過物収集
    チャンネルを形成する、互いに整合した内方孔を有し、
    該積重組立体は前記供給流体導入手段と前記残留物排出
    手段および透過物排出手段の間に配置されていることを
    特徴とする分離装置。 20)2つ以上の異る物質を分離するための分離装置に
    おいて、 流体を圧力下で収容するための細長い円筒形圧力容器と
    、 分離すべき供給流体を前記容器へ導入するための供給流
    体導入手段と、 前記容器から残留物を排出するための残留物排出手段と
    、 前記容器から透過物を排出するための透過物排出手段と
    、 分離膜部材と、分離すべき供給流体を該膜部材の動作面
    を横切つて流すための分配部材と、透過物を搬出するた
    めに該膜部材の両面にそれぞれ衝接した透過物キャリア
    部材とを含む複数の積重ねられた平坦なディスク状部材
    から成る、前記容器内に配設された少くとも1つのコン
    パクトな積重組立体とから成り、 該積重組立体中の前記複数の部材は、該各部材の周縁の
    2つの離隔した部位にそれぞれ第1切欠きおよび第2切
    欠きを有し、該各部材の第1切欠きは互いに整合して、
    分離すべき供給流体のための供給流体チャンネルを形成
    し、各部材の第2切欠きは互いに整合して残留物収集チ
    ャンネルを形成し、前記分配部材は該整合した第1切欠
    きおよび第2切欠きのところにおいて該供給流体チャン
    ネルおよび残留物収集チャンネルと連通しており、該各
    部材は、前記透過物キャリア部材と連通する透過物収集
    チャンネルを形成する、互いに整合した中央孔を有し、
    該積重組立体は前記供給流体導入手段と前記残留物排出
    手段および透過物排出手段の間に配置されていることを
    特徴とする分離装置。 21)前記各膜部材の前記中央孔に隣接した部分が補強
    されている特許請求の範囲第20項記載の分離装置。 22)2つ以上の異る物質を分離するための分離装置に
    おいて、 流体を圧力下で収容するための細長い円筒形圧力容器と
    、 分離すべき供給流体を前記容器へ導入するための供給流
    体導入手段と、 前記容器から残留物を排出するための残留物排出手段と
    、 前記容器から透過物を排出するための透過物排出手段と
    、 分離膜部材と、分離すベき供給流体を該膜部材の動作面
    を横切つて流すための分配部材と、透過物を搬出するた
    めに該膜部材の両面にそれぞれ衝接した透過物キャリア
    部材とを含む複数の積重ねられた平坦なディスク状部材
    から成る、前記容器内に配設された少くとも1つのコン
    パクトな積重組立体とから成り、 該積重組立体中の前記複数の部材は、該各部材の周縁の
    2つの離隔した部位にそれぞれ第1切欠きおよび第2切
    欠きを有し、該各部材の第1切欠きは互いに整合して、
    分離すべき供給流体のための供給流体チャンネルを形成
    し、各部材の第2切欠きは互いに整合して残留物収集チ
    ャンネルを形成し、前記分配部材は該整合した第1切欠
    きおよび第2切欠きのところにおいて該供給流体チャン
    ネルおよび残留物収集チャンネルと連通しており、該各
    部材は、前記透過物キャリア部材と連通する透過物収集
    チャンネルを形成する、互いに整合した中央孔を有し、
    該積重組立体は前記供給流体導入手段と前記残留物排出
    手段および透過物排出手段の間に配置されていることを
    特徴とする分離装置。
JP7841086A 1984-10-31 1986-04-07 2つ以上の異る物質を分離するための分離装置 Granted JPS62241505A (ja)

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US06/666,830 US4613436A (en) 1984-10-31 1984-10-31 Membrane assembly for fluid separations-disk

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JPH0335969B2 JPH0335969B2 (ja) 1991-05-30

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0217229U (ja) * 1988-07-21 1990-02-05

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0217229U (ja) * 1988-07-21 1990-02-05

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