JPH05212253A - 両端開口中空繊維束及び流体分離装置 - Google Patents

両端開口中空繊維束及び流体分離装置

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JPH05212253A
JPH05212253A JP4283427A JP28342792A JPH05212253A JP H05212253 A JPH05212253 A JP H05212253A JP 4283427 A JP4283427 A JP 4283427A JP 28342792 A JP28342792 A JP 28342792A JP H05212253 A JPH05212253 A JP H05212253A
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hollow fiber
fluid
fiber bundle
separation device
fluid separation
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Benjamin Bikson
ベンジャミン・ビクソン
Salvatore Giglia
サルバトーレ・ジリア
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/22Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by diffusion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D63/00Apparatus in general for separation processes using semi-permeable membranes
    • B01D63/02Hollow fibre modules
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
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    • B01D63/02Hollow fibre modules
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B01D63/031Two or more types of hollow fibres within one bundle or within one potting or tube-sheet
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B01D2313/23Specific membrane protectors, e.g. sleeves or screens

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】並流向流いずれも可能で流体混合物から1つの
流体成分を分離するための3ポート又は4ポート付両端
開口中空繊維束流体分離装置を提供する。 【構成】殻体4と、長手方向に互いに離隔した1対の管
板11,12に埋設され、内孔の両端が管板の外表面に
開口している複数の中空繊維束からなる円筒形の中空繊
維束5と、その中空繊維束の外周面を包被した実質的に
不透過性のフィルムバリヤー3と、1対の管板間にあり
その側壁に穿孔をもつ中心コアーチューブ9と、供給流
体入口2、透過流体出口15,16とからなり、不透過
流体は中心コアーチューブの1端が片側の管板を貫通し
てその内孔を通して流体の通流が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両端開口中空繊維束に
関し、流体の混合物から成る供給流体から1つの流体成
分を分離するための3ポート又は4ポート付両端開口中
空繊維束流体分離装置(両端開口中空繊維束から成る流
体分離装置)に関する。本明細書でいう「流体混合物」
とは、液体の混合物又は気体の混合物のことである。
【0002】本発明の両端開口中空繊維束流体分離装置
(両端が開口した中空繊維束から成る流体分離装置)の
向流式実施例においては、供給流体を流体分離装置の殻
体側(中空繊維束を囲包している殻体内の空間即ち各中
空繊維の外側の空間)へ導入し、供給流体を入口領域を
通して中空繊維半透(選択透過)膜束(半透膜を有する
中空繊維の束)の外側表面に接触させ、中空繊維半透膜
束(単に「中空繊維膜束」又は「中空繊維束」とも称す
る)の内孔の両端の開口から透過流体成分を排出させ、
不透過流体成分を抽出チューブ即ち中心コアチューブを
通して排出させる。「中空繊維膜」とは、中空繊維の壁
を構成する半透過性即ち選択透過性の膜、中空繊維の壁
を構成する多孔質の基材とそれに被覆された半透過性即
ち選択透過性のコーチング層とから成る膜を意味する。
後者、即ち、中空繊維の多孔質の基材とそれに被覆され
た半透過性即ち選択透過性のコーチング層から成るもの
を「複合膜」と称する。流体の分離は、中空繊維束の全
長に沿って供給流体と透過流体の間に向流流れを維持し
た状態で行われる。
【0003】
【従来の技術】流体混合物を中空繊維膜で分離するのに
使用される中空繊維束流体分離装置としては、従来から
様々なタイプのものが提案されているが、大抵の流体分
離において、基本的に3つの流れ、即ち、供給流体の流
れと、透過流体(中空繊維半透膜を透過した流体)の流
れと、不透過流体(中空繊維半透膜を透過しなかった流
体)の流れが存在する。従って、中空繊維束流体分離装
置(「透過器」とも称する)は、通常、1つの入口ポー
トと2つの出口ポートの合計3つのポートを必要とする
が、4つのポートが使用され、透過流体が2つの別個の
ポートから抽出されるように構成される場合もある。周
知のように、大型の長手方向のケーシング即ち殻体内に
密閉された単一の長い中空繊維束を使用する場合、中空
繊維の内孔側の圧力降下が大きくなりすぎることがあ
る。
【0004】米国特許第3,536,611号は、中心
分配チューブの周りに織成された繊維のネット即ち繊維
束から成る毛管(半透過)膜を開示している。供給流体
は、繊維束の各繊維の内孔内へその一端から導入され、
不透過流体は繊維束の他端において回収される。透過流
体は、中心分配チューブの軸線に対して半径方向に流れ
る。しかしながら、供給流体と透過流体の間に並流流れ
又は向流流れを維持するための手段は講じられていな
い。
【0005】米国特許第4,082,296号は、同じ
殻体内に密閉された2つの中空繊維束から透過流体を抽
出するようにした中空繊維束透過器を開示している。し
かしながら、この発明は、透過流体を同じ中空繊維束の
両端から抽出する構成を教示しておらず、半径方向の流
れパターンを開示しているだけである。
【0006】米国特許第4,622,143号は、単一
の中空繊維束の両端から透過流体を抽出するようにした
3ポート付中空繊維束透過器を開示している。しかしな
がら、この発明は、そのモジュール即ち中空繊維束を並
流流れパターン又は向流流れパターンで使用する態様に
ついては何ら教示していない。
【0007】米国特許第4,781,834号は、中空
繊維束から成る膜式分離装置を開示している。中空繊維
パッケージ即ち中空繊維束の外表面は、小さな不包被部
分を除いて不透過性フィルムバリヤーによって包被され
ている。この構成は、流体の並流流れ又は向流流れパタ
ーンを可能にするが、透過流体の出口が中空繊維束の一
端に限定される。
【0008】米国特許第4,865,736号は、環状
の中空繊維束を透過性フィルムバリヤーで包被すること
によって構成した中空繊維束膜式分離モジュールを開示
している。このモジュールは、並流流れ又は向流流れパ
ターンで作動させることができるが、やはり、中空繊維
束の一端だけしか透過流体の出口として機能することが
できない。
【0009】米国特許第4,881,955号は、供給
流体が中空繊維束の一端から各中空繊維の内孔に流入
し、不透過流体が中空繊維束の他端から流出するように
構成された巻装中空繊維束カートリッジを開示してい
る。この構成では、並流流れパターンも、向流流れパタ
ーンも容易に可能にされるが、供給流体の流れを中空繊
維の内孔側に限定しなければならないという制約があ
る。
【0010】米国特許第4,293,419号は、透過
流体を同じ圧力容器内の2つの中空繊維束から抽出する
ように構成した中空繊維束モジュールを開示している。
この構成では、透過流体の回収は中空繊維束の一端だけ
からに限定され、流体の流れパターンは半径方向の流れ
だけに限定される。並流流れパターン及び向流流れパタ
ーンを可能にする構成は教示されていない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、両端開口中
空繊維膜束と、該中空繊維膜束を密閉した殻体とから成
り、合計3つ又は4つの(好ましくは4つの)流体出口
ポート及び入口ポートを備えることができ、かつ、並流
流れパターン及び向流流れパターンのいずれをも可能に
する両端開口中空繊維膜束流体分離装置(透過器)を提
供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、環状の両端開口中空繊維膜束と、該中空
繊維膜束を密閉した殻体とから成る流体分離装置を提供
する。ここで、「両端開口中空繊維膜束」又は「両端開
口中空繊維膜カートリッジ」とは、中心コアチューブ又
はマンドレルと、1対の管板と、該中心コアチューブの
周りに全体として円筒形をなすように巻装又は束ねら
れ、両端を該1対の管板に固定された中空繊維の束とか
ら成り、中空繊維の内孔の両端を透過流体を排出するこ
とができるように開口させた組立体のことをいう。「両
端開口中空繊維膜束」又は「両端開口中空繊維膜カート
リッジ」は、ここでは単に「中空繊維膜束」又は「中空
繊維膜カートリッジ」とも称し、その構成要素である
「両端開口中空繊維束」は、ここでは単に「中空繊維
束」とも称することとする。
【0013】この透過器即ち流体分離装置の殻体に合計
4つの流体出口ポート及び入口ポートを設ける場合は、
1つの供給流体入口ポートと、1つの不透過流体出口ポ
ートと、2つの透過流体出口ポートを設けることとす
る。殻体に合計3つの流体出口ポート及び入口ポートを
設ける場合は、1つの供給流体入口ポートと、1つの不
透過流体出口ポートと、1つの透過流体出口ポートを設
けることとする。中空繊維膜束又はカートリッジは、中
心コアチューブ又はマンドレルの外周の周りに円筒状に
束ねられた中空繊維の束を含む。それらの中空繊維は、
中心コアチューブの周りにらせん状に巻装されたもので
あることが好ましい。上記中心コアチューブは、1対の
管板の間の長手の選択された特定の部位、好ましくは中
心部位において側壁に穿設されたパーフォレーション
(多数の小穴)を有するチューブである。実質的に不透
過性のフィルムバリヤーを上記円筒形の中空繊維束のほ
ぼ全長の外周面に密接させて該外周面を包被する。ただ
し、殻体内の空間と中空繊維束の外周面、従って各中空
繊維の外表面との間に流体連通を設定するために中空繊
維束の外周の特定の円周出入口領域は、不透過性のフィ
ルムバリヤーで包被せず、露出したままに残しておく。
中空繊維束の外周の露出したままに残された円周出入口
領域を「不包被」領域と称することとする。不包被領域
は、中空繊維束の、管板に隣接した両端部分、又は中空
繊維束の両端間の中間部分とすることができる。
【0014】中空繊維束の両端は、前記1対の管板内に
埋封させる。管板内に埋封された中空繊維束の両端を通
して各中空繊維の内孔との流体の連通を可能にするため
に、中空繊維束の両端を埋封させた管板の外端を切断
し、中空繊維束の各中空繊維の内孔の両端をそれぞれ対
応する管板の外表面に開口させる。前記中心コアチュー
ブは、その内孔を通しての流体の通流を可能にするよう
に前記管板の1つを貫通して延長させる。中心コアチュ
ーブは、その内孔と中空繊維束の各中空繊維の外表面と
の間での流体の流れを可能にするために、1対の管板の
間の長手の中心部位においてチューブの側壁に穿設され
たパーフォレーションを有している。ただし、図6の実
施例におけるように、パーフォレーションは、中心コア
チューブの側壁の、管板に隣接した両端部位に穿設する
こともできる。
【0015】上記のように組立てられた両端開口中空繊
維膜束又はカートリッジを殻体内に設置することによっ
て本発明の流体分離装置が得られる。両端開口中空繊維
膜束は、該束の不透過性バリヤーで包被された外周面と
殻体の内側面との間に環状の空間を画定するように該殻
体内に配置し、両端開口中空繊維膜束の外周面の不包被
領域と該環状空間との間に流体連通が設定されるように
する。
【0016】本発明の両端開口中空繊維束及びそれを組
入れた流体分離装置は、流体混合物からその第1成分を
分離して、該混合物の少くとも1つの他の成分を濃縮す
るために、あるいは、2種類以上の液体又は気体の混合
物から水を除去するために使用することができる。本発
明の両端開口中空繊維束及びそれを組入れた流体分離装
置によって分離することができる代表的な多成分流体混
合物としては、He/N2 ,空気,CO2/CH4 ,H
e/CH4 ,O2 /N2 ,H2 /CO2 /CO/N2
CH4 /CO2 /H2 S,CO/H2 ,H2 /CH4
He/CH4 /N2 ,He/O2 /N2 ,N2 /H2
2 /CH4 ,H2 O/O2 /N2 等があり、その他に
も、膜透過法によって分離することができるものとして
知られている多くの混合物がある。
【0017】
【実施例】本発明は、流体分離工程に使用するための両
端開口中空繊維束及び両端開口中空繊維束流体分離装置
1(単に「流体分離装置」又は「透過器」とも称する)
を提供する。この流体分離装置は、耐圧殻体(単に「殻
体」とも称する)4に設けられた合計3つ又は4つの
(好ましくは4つの)流体出口ポート及び入口ポート
2,10,15,16を有する。本発明の流体分離装置
の重要な特徴は、中空繊維束5の外周面を包被する実質
的に不透過性のフィルムバリヤー(単に「不透過性のフ
ィルムバリヤー」又は「不透過性のバリヤー」又は「バ
リヤー」とも称する)3の包被部位を規定したことと、
中空繊維束の各中空繊維の内孔を両端において開口させ
たことである。中空繊維束を両端開口中空繊維束と称す
るのはこのためである。
【0018】本発明の流体分離装置1は、耐圧殻体4
と、その中に収容された両端開口中空繊維膜束又はカー
トリッジとから成る。この両端開口中空繊維膜束を、中
心コアチューブ9の周りに多数の中空繊維を巻回し、次
いで、それらの中空繊維の両端を開放させることによっ
て形成した場合、その両端開口中空繊維膜束を組入れた
流体分離装置には、図1〜6に示されるように4つの流
体ポート2,10,15,16を設ける。
【0019】図1〜5に示された実施例では、中心コア
チューブ9は、その内孔と中空繊維束5の各中空繊維の
外表面の周囲との間での流体の流れを可能にするため
に、1対の管板11と12の間の長手の中心部位におい
てチューブの側壁に穿設されたパーフォレーション8を
有している。図6に示された実施例では、中心コアチュ
ーブ9は、その内孔と中空繊維束5の各中空繊維の外表
面の周囲との間での流体の流れを可能にするために、1
対の管板11,12に隣接した部位においてチューブの
側壁に穿設されたパーフォレーション8を有している。
図1、4及び5の実施例では、第1ポート2は、供給流
体を導入するための入口ポートであり、第2ポート10
は、不透過流体を排出するための出口ポートであり、第
3及び第4ポート15,16は透過流体を排出するため
の出口ポートである。図3及び6の実施例では、第1ポ
ート2は、不透過流体を排出するための出口ポートであ
り、第2ポート10は、供給流体を導入するための入口
ポートであり、第3及び第4ポート15,16は透過流
体を排出するための出口ポートである。
【0020】本発明の利点は、中空繊維膜束の両端から
透過流体を抽出するように構成されているので、各中空
繊維の内孔を通る流体流の流れ抵抗を低くすることがで
きることである。従って、本発明の両端開口中空繊維束
流体分離装置は、一端だけから透過流体を抽出するよう
にした従来技術の中空繊維膜束より相当に長い中空繊維
膜束を使用しても、それより短い中空繊維膜束を有する
従来技術の分離装置と実質的に同じ分離性能を達成する
ことができる。あるいは、本発明の流体分離装置は、従
来技術の中空繊維膜束と同じ長さの中空繊維膜束を用い
た場合には、従来技術の分離装置より優れた分離性能を
発揮することができる。
【0021】しかも、本発明によれば、図1〜6に示さ
れたどの実施例においても、中空繊維膜束の両端から透
過流体を抽出することができ、しかも、並流流れパター
ン又は向流流れパターンのどちらの流れパターンでも採
用することができる。
【0022】本発明の両端開口中空繊維束流体分離装置
は、中空繊維膜束の両端から透過流体を抽出することが
できるように両端において開口した単一の中空繊維膜束
又はカ ートリッジを有する。本発明は単一の中空繊維
膜カートリッジを用いるのにも拘らず、図1、4及び5
の実施例においては、供給流体は、2つの流れに分割さ
れてカートリッジに流入し、カートリッジの各中空繊維
の壁即ち半透膜を透過した透過流体は中空繊維の内孔を
通ってその両端から流出する。一方、各中空繊維の半透
膜を透過しなかった不透過流体は、パーフォレーション
8を通って中心コアチューブ9に流入し、中心コアチュ
ーブの内孔を通して排出される。図6の実施例において
は、供給流体は、単一の流れとしてカートリッジに流入
する。透過流体をカートリッジの両端から同じ圧力下で
流出させるようにした場合、カートリッジの両端におけ
るステージカット即ち供給流体に対する透過流体の流量
比は、実質的に同じである。図1〜5の実施例において
パーフォレーション8の位置を左右どちらかへ相当程度
ずらせたとすれば、カートリッジの両端は、同じステー
ジカットでは作動しないことは明らかであろう。
【0023】本発明の両端開口中空繊維膜束は、中心コ
アチューブ9と、中心コアチューブ9の外周の周りに円
形状に、好ましくはらせん状に巻装された中空繊維束5
と、長手方向に互いに離隔して配置され、中空繊維束5
の両端を埋封した1対の管板11,12と、該中空繊維
束5の露出中空繊維のほぼ全長の外周面を密に(密着状
態に)包被した実質的に不透過性のバリヤー3とから成
る。バリヤー3は、1層又は複数層の不透過性の薄いフ
ィルムから成る。ここで、「露出中空繊維」とは、1対
の管板11と12の内側端面の間の中空繊維の全長を意
味する。ただし、中空繊維束5の外周の特定の領域は、
殻体4内の空間と中空繊維束5の外周面との間に流体連
通を設定するために、バリヤー3で包被せず、むき出し
のままに残しておく。中空繊維束5の外周のそのような
むき出し領域を「不包被円周出入口領域」又は単に「不
包被領域」と称する。図1〜5の実施例では、不包被円
周出入口領域6,7は、中空繊維束5の、管板11,1
2に隣接した両端部分であり、図6の実施例では、中空
繊維束5の両端間の中間部分に不包被円周出入口領域7
が配置されている。
【0024】管板11,12の外端部を切断して管板内
に埋封されている中空繊維束5の各中空繊維の端部を開
口させる。かくして、中空繊維の開口した両端が、後に
詳述するように隣接するチャンバーと流体連通する。周
知のように、管板11,12の外端部は、すべての中空
繊維の内孔の端部を露出させ即ち開口させるために、図
1、3、5、6に示されるように角度をなして(斜め
に)切断してもよく、あるいは、図4に示されるように
平坦に切断してもよい。そのように切断された管板は、
通常、適当な流れ分配プレート(場合によっては多孔質
のプレート)によって支持する。
【0025】中空繊維束5内の中心コアチューブ(単に
「コアチューブ」とも称する)9は、該コアチューブの
中空内部即ち内孔及び透過器の殻体側(即ち、中空繊維
の外表面の外側の殻体4内の空間)が、中空繊維の開口
した両端に連通するチャンバーとは直接連通しないよう
に構成され、配置される。図示の各実施例では、コアチ
ューブ9は、連続した単一のチューブであり、両管板を
通して延長したものとして示されているが、コアチュー
ブは、Oリングシール又は螺条で流体密状態に互いに連
結された複数本のチューブによって構成することもでき
る。
【0026】中心コアチューブ9は、該チューブの内孔
と中空繊維の外表面との間で流体の流れを可能にするた
めにチューブの側壁に穿設されたパーフォレーション
(複数の開口又は穴)を有するチューブである。パーフ
ォレーションのサイズ(直径)及び個数は、中空繊維膜
カートリッジのサイズと、殻体側の気体の流速に応じて
決められる。パーフォレーションは、図1〜5の実施例
に示されるように、コアチューブ9の、2つの管板1
1,12の間の長手の実質的に中心部位に設けるのが好
ましい。これらのパーフォレーションは、ドリルで穿孔
した穴、切込みスロット、又はその他の開口であってよ
い。これらのパーフォレーションの合計流れ面積は、基
本的には圧力降下要件によって決定され、許容最小限に
とどめることが好ましい。パーフォレーションは、最適
の流れ力学を得るには図1〜5に示されるように1対の
管板の間の実質的に中心部位に位置させることが好まし
い。コアチューブ9は、金属、ガラス、木材、プラスチ
ック、複合積層材等の任意の不透過性材料で形成するこ
とができる。
【0027】両端開口中空繊維束5の外周面を包被する
1層又は複数層のフィルムから成る実質的に不透過性の
バリヤー3は、露出中空繊維の実質的に全長に亙って中
空繊維束の外周面に緊密に接触させなければならない。
このような密な接触(密着)は、流体の流れが中空繊維
膜の動作表面をチャンネリング(素通り)又は迂回(バ
イパス)するのを防止するために必要とされる。このよ
うなバリヤーは、中空繊維束の外周面に液状の硬化性樹
脂を成形又は被覆することによっても得られる。更に、
そのような樹脂を外側シェル又は編組によって補強する
こともできる。本発明の一実施例では、不透過性バリヤ
ー3は、中空繊維束の寸法に合わせて中空繊維束の外周
面に緊密に巻装した薄いプラスチックフィルムである。
【0028】実質的に不透過性のバリヤー3は、任意の
組成のものであってよく、例えば、ポリオレフィン又は
ポリ塩化ビニリデンの薄い可撓性フィルムであってよ
い。あるいは、バリヤー3は、無害の溶剤から得られた
不透過性のコーチング材であってもよく、あるいは、中
空繊維束に収縮性プラスチックフィルムのスリーブを被
せて収縮させ中空繊維束の外周面に密着させたものであ
ってもよい。
【0029】不透過性のバリヤー3は、所望ならば管板
11,12を形成する前に中空繊維束5の外周面に適用
してもよく、あるいは、管板を形成した後に中空繊維束
の外周面に適用してもよい。先に述べたように、バリヤ
ー3は、管板11と12の間の中空繊維束5の全長を覆
うのではなく、中空繊維束5に対する流体の出入りを可
能にするために中空繊維束の円周出入口領域6,7を被
覆せず不包被状態に残しておく。これらの不包被領域
6,7は、いろいろな幅とすることができるが、一般に
は、管板11と12の間の中空繊維束5の全長の約1%
〜約10%、好ましくは約1%〜約5%の幅とする。最
適の流れ力学性能を得るためには、不包被領域6,7の
幅は、最小限にすることが望ましい。ただし、不包被領
域6,7の幅を過度に狭くすると過度の圧力降下を惹起
することになるので、不包被領域の幅寸法は、最小限の
圧力降下要件によっても規定される。
【0030】本発明の両端開口中空繊維束流体分離装置
1に用いるべき中空繊維のタイプは、実施すべき特定の
流体分離工程に応じて決められる。この種の中空繊維の
組成及び製造方法は、当業者には周知である。本明細書
では、中空繊維の壁即ち膜は主として複合膜から成るも
のとして述べられているが、緻密壁、多孔質膜、非対称
膜から成る中空繊維を用いることもできる。本発明は、
両端において開口した内孔を有する中空繊維膜束を用い
た透過器(流体分離装置)を提供する。本発明の透過器
を用いる場合、供給流体と透過流体の間に向流流れパタ
ーン又は並流向流流れパターンのどちらでも採用するこ
とができるが、気体分離の用途の場合には、向流流れパ
ターンが望ましいことが多い。
【0031】環状の中空繊維束5は、個々の中空繊維を
中心コアチューブ又はマンドレル9の周りに好ましくは
らせん状に巻回することによって形成される。コアチュ
ーブ9の側壁には、コアチューブへの流体の出入りを可
能にするための少くとも1列のパーフォレーション8を
管板11,12が形成されたときその管板と管板の間の
ほぼ中心に位置するように穿設しておく(図1〜5)。
あるいは、パーフォレーション8は、コアチューブの両
端の側壁に管板11,12が形成されたときそれら管板
に隣接するように穿設しておく(図6)。次いで、得ら
れた環状の中空繊維束5を上述したように不透過性バリ
ヤー3によって包被する。
【0032】中空繊維を中心コアチューブ又はマンドレ
ルの周りに巻回する方法も、管板を製造する方法及びそ
の素材も、中空繊維の両端を露出させるために管板を切
断する方法も、当該技術分野において周知である。中空
繊維の両端は、管板にスロット又は切欠きを切設するこ
とによって切断する。管板は斯界において周知の技法に
より平坦な表面を創生するように切断してもよく、その
場合、管板を多孔質プレート又はその他の手段によって
支持することができる。
【0033】中心コアチューブ9の軸線に対して垂直な
平面を0°とした場合、中空繊維を中心コアチューブ9
の周りに該垂直平面から最大20°までの角度でらせん
状に巻回しても、供給流体と透過流体の間に向流流れパ
ターンを維持することができることが認められた。一般
に、この種の透過器において向流流れパターンを得るに
は、殻体側の(各中空繊維の外側で殻体内の空間を流れ
る)流体は、各中空繊維に対して接線方向に流動しなけ
ればならないと考えられる。従って、中空繊維を殻体側
の流体の流れ方向に対して相当大きな角度に配置して
も、向流流れパターンを維持することができるというこ
とは驚くべきことである。中空繊維束の中空繊維の螺旋
巻き角度は、往々にして、その透過器の中空繊維の内孔
側の圧力降下要件によって決定される。中空繊維の内孔
を通る流体の圧力降下を減少させるためには、多くの場
合、中空繊維を45°以上の螺旋巻き角度で巻回する。
【0034】透過性中空繊維を製造する方法及びその素
材は、周知である。例えば、そのような中空繊維は、カ
ーク−オスマー編「化学技術辞典」12巻、第3版、4
92−517頁(1980年)に掲載されたI.カバッ
ソ著「中空繊維膜」、及び「ポリマーの科学とエンジニ
アリング」9巻、第2版、509−579頁(1987
年)に掲載されたI.カバッソ著「膜」に記載された方
法によって容易に製造される。大抵の中空繊維は、その
外表面と内表面の間で流体を通すためのチャンネル(気
孔)を有する多孔質の壁即ち半透(選択透過)膜を有す
る。多孔質の壁の気孔は、一般に、約200,000Å
未満の平均直径を有し、ある種の中空繊維においては、
約50,000Å未満あるいは約10,000Å未満の
平均直径を有する。約5Å〜約200Åもの小さい平均
直径を有するものもある。用途(気体−気体分離、液体
−液体分離、微小濾過、超濾過等)に応じて、適当な気
孔サイズを有する中空繊維を選択することができる。
【0035】中空繊維の壁即ち膜は、それを取扱うため
に特別な装置又は器具を必要としないほど十分な厚みを
有することが有利である。個々の中空繊維の外径は、約
1ミル〜約100ミル以上の範囲で選択することがで
き、約2ミル〜約80ミルとするのが好ましい。中空繊
維の壁厚は、約0.1ミル〜約12ミル以上の範囲で選
択することができ、少くとも約0.2ミルから最大約2
0ミルの範囲とするのが好ましい。
【0036】多孔質の中空繊維、特に少くとも約0.2
ミルの壁厚を有する多孔質の中空繊維を通る流束を望ま
しい値とするためには、相当に大きい空隙容積を有する
中空繊維を用いるのが有利である。「空隙」とは、中空
繊維の壁内の繊維材料のない空隙をいう。従って、空隙
が存在する中空繊維の場合、その中空繊維密度は、その
中空繊維の未加工時の材料の密度より小さい。中空繊維
の空隙容積は、その壁容積(即ち中空繊維の総容積から
中空内孔の容積を差引いた容積)を基準として、90%
もの高い値とすることができ、通常、約10〜約80
%、場合によっては約20〜約70%とすることができ
る。
【0037】多くの場合、中空繊維は、多孔質の中空繊
維の表面に薄膜形成材料を被覆した複合膜の形とされ
る。このような複合膜は、周知の任意の方法、例えば米
国特許第4,467,001号に記載されているような
周知の方法によって製造することができる。同米国特許
の方法によれば、膜形成材料の溶液を多孔質中空繊維の
外表面に塗布して乾燥付着させ、最大限約7,000
Å、好ましくは約500Å〜約2,000Åの厚さのコ
ーチングを被覆する。場合によっては、その付着を結合
剤及び、又は化学処理によって促進させる。
【0038】本発明の両端開口中空繊維膜束を耐圧殻体
4内に設置することによって図1〜6に示されるような
新規な流体分離装置1が得られる。この両端開口中空繊
維膜束を組入れた流体分離装置1には、通常、1つの供
給流体入口ポートと、1つの不透過流体出口ポートと、
2つの透過流体出口ポートを設けるが、変型例として、
透過流体を本発明の両端開口中空繊維膜束の両端から抽
出し、その流体分離装置の一端から排出させる構成とす
ることもできる。そのような構成は、例えば、米国特許
第4,622,143号に記載されているように周知で
ある。
【0039】図1は、供給流体を中空繊維の殻体側に導
入し、向流流れパターンを維持するようになされた本発
明による両端開口流体分離装置の一実施例が示されてい
る。この両端開口流体分離装置1は、耐圧殻体4と、中
空繊維束5と、中心コアチューブ9と、不透過性バリヤ
ー3と、管板11,12とから成り、殻体4には第1ポ
ート2、第2ポート10、第3ポート15及び第4ポー
ト16が設けられている。更に、図1には、中心コアチ
ューブ9の側壁に穿設されたパーフォレーション8、中
空繊維束5の不包被円周入口領域6,7、管板11,1
2に形成されたスロット又は切欠きの形とされた中空繊
維の両端の開口部13,14、Oリングシール17,1
8、管板11,12の外端を閉鎖するための円筒形プラ
グ21,21、円筒形プラグ21を押えるための、螺条
20を有するねじ付リング19,19、殻体4の内周面
と中空繊維束5の外周面(不透過性バリヤー3)の間に
画定される環状空間22が示されている。
【0040】図1の装置の典型的な使用例においては、
供給流体例えば空気を第1ポート2(供給流体入口ポー
ト)を通して流体分離装置1内へ導入する。第1ポート
2は、管板11と12の間の中間点において殻体4に配
置することができる。殻体4内に導入された供給流体
は、不透過性バリヤー3(例えば、ポリオレフィン又は
ポリ塩化ビニリデンの薄い可撓性フィルム)によって殻
体4の内周面と不透過性バリヤー3の間の環状空間22
に沿って分離装置の両端に向って振分けられる。供給流
体の流れは、最初に、不包被円周入口領域6,7におい
て中空繊維束5の外周面に接触する。中空繊維は、例え
ば、多孔質のポリスルフォンから成る基材にスルフォン
化ポリスルフォンの非常に薄いコーチング層を被覆した
複合膜で形成されてものである。
【0041】入口領域6,7から中空繊維束5内に流入
した供給流体は、中空繊維束5の各中空繊維の外表面に
沿って流れ、中空繊維の半透膜を透過して中空繊維の中
空内孔に流入しなかった不透過流体は、図1に矢印で示
されるように中空繊維束の両端間の中心に向って流れ、
中心コアチューブ9の側壁のパーフォレーション8を通
って該コアチューブの内孔に流入し、流体分離装置即ち
透過器の一端から第2ポート10(不透過流体出口ポー
ト)を通って流出する。
【0042】一方、入口領域6,7から中空繊維束5内
に流入した供給流体のうち、中空繊維束5の各中空繊維
の半透膜を透過して中空繊維の中空内孔に流入した透過
流体は、図1に矢印で示される不透過流体の流れに対し
て向流関係をなして各中空繊維の内孔を通って流れ、管
板11,12に埋入された各中空繊維の両端の開口部1
3,14からそれらに連通した第3ポート15及び第4
ポート16を通り、透過器の両端から流出する。Oリン
グシール17,18は、透過器の高圧側と低圧側を分離
する、即ち、供給流体及び不透過流体を透過流体から隔
絶する流体密シールとして機能する。
【0043】第1ポート2は、環状空間22が過度の圧
力増大を生じることなく流体の自由な流れを可能にする
のに十分な幅を有する場合は、必ずしも殻体4の両端間
の中心から導入する位置に配置しなくともよいが、ほぼ
中心に配置することが好ましい。
【0044】高圧の供給流体が、中空繊維束5の殻体側
(中空繊維束を囲包している殻体内の空間即ち各中空繊
維の外側の空間)へ導入されると、管板11,12の内
側面に作用する圧力が各管板を軸方向外方へ押しのけよ
うとする。管板の押のけ又は撓みを防止するために、各
管板の外側面に圧接する物理的な支持体が設けられてい
る。即ち、図1に示されるように、ねじ付リング19が
その螺条20によって殻体4の内周面に螺合し(米国特
許第4,709,831号参照)、円筒形のプラグ21
を押圧して、管板の内側からの圧力と均衡するようにな
されている。
【0045】供給流体の導入と排出を逆にすることもで
きる。例えば、図3に示されるように、供給流体を第2
ポート10に導入し、不透過流体を第1ポート2から流
出させ、透過流体を第3ポート15及び第4ポート16
から流出させるようにすることができる。
【0046】図4及び5は、本発明の両端開口中空繊維
束流体分離装置の変型例を示す。これらの実施例では、
中心コアチューブ9のパーフォレーション8の配置は、
図1及び3の実施例の場合と同じであるが、下記の点で
異る。図4の実施例では、中空繊維束5は、図1の実施
例とは異なる手段によって耐圧殻体4内に装着されてい
る。即ち、透過流体封じ込めプレート24をガスケット
25、ボルト26及びナット27によって管板12に流
体密状態に固定する。Oリングシール28,32は、透
過流体封じ込めプレート24が設けられた側の流体装置
の一端の円筒形プラグ21のための流体密シールであ
る。Oリングシール31,32は、流体装置の他端の円
筒形プラグ29のための流体密シールである。
【0047】図4の実施例では、中空繊維束5の両端の
管板11,12の外端面が平坦に切断され、その外端面
で符号13,14で示されるように中空繊維の端部が開
口している。端部プラグ29は、透過流体を第3ポート
15を通して収集することができるように管板11の外
周を支持し密封している。
【0048】図5の実施例は、中空繊維束5の両端間の
ほぼ中間点にバリヤー23を配設した点で図1の実施例
と異る。バリヤー23は、パーフォレーション8の近傍
での殻体側流体の混合を少なくする働きを有する。バリ
ヤー23の構成自体は、当業者には周知であり、例え
ば、中空繊維を中心コアチューブ9の周りに巻装する際
に、中空繊維の所望の部位にポリマーを塗布することに
よって形成することができる。このポリマーは、例え
ば、中空繊維に有害な影響を及ぼさないような温度で熱
硬化する熱硬化性流体ポリマーであってよく、あるい
は、後に硬化させることによって固体バリヤー23を形
成することができる硬化性ポリマー例えばエポキシ樹脂
であってもよい。
【0049】図6は、本発明の両端開口中空繊維束流体
分離装置の更に別の変型例を示す。この実施例では、中
心コアチューブ9のパーフォレーション8を管板11,
12に近接したところに配置し、中空繊維束5の、バリ
ヤー3で包被されない不包被円周出口領域7を中空繊維
束の両端間の中間点に配置した点で図3の実施例と異
る。不透過性バリヤー3は、ポリエチレンフィルム又は
補強エポキシ複合材であってよい。中空繊維束5を通す
流体の流量が高く、圧力降下が大きい場合は、補強エポ
キシ複合材が好ましい。
【0050】図6の実施例では、供給流体は、第2ポー
ト10(供給流体入口ポート)から導入され、中心コア
チューブ9内を通り、パーフォレーション8を経て中空
繊維束5に流入する。中心コアチューブ9内を通る流体
の流れに対する抵抗は、両端のパーフォレーション8を
通して中空繊維束5内へ流れる流体の流れが等量になる
ように小さくなるようにすべきである。中空繊維束5内
に流入した供給流体のうち、中空繊維束5の各中空繊維
の半透膜を透過して中空繊維の中空内孔に流入した透過
流体は、各中空繊維の内孔を通って流れ、管板11,1
2に埋入された各中空繊維の両端の開口部13,14か
らそれらに連通した第3ポート15及び第4ポート16
を通り、透過器の両端から流出する。中空繊維の半透膜
を透過して中空繊維の中空内孔に流入しなかった不透過
流体は、図6に矢印で示されるように中空繊維束の両端
間の中心に向って流れ、円周出口領域7を通って中空繊
維束から流出し、第1ポート2(不透過流体出口ポー
ト)を通って流体分離装置から流出する。
【0051】図6の実施例の不透過流体の流れに対する
透過流体の流れパターンは、向流関係をなすものとして
示されているいるが、供給流体の入口ポートと不透過流
体の出口ポートを逆にすれば、並流流れパターンを設定
することができる。
【0052】以上、本発明を実施例に関連して説明した
が、本発明は、ここに例示した実施例の構造及び形態に
限定されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸
脱することなく、いろいろな実施形態が可能であり、い
ろいろな変更及び改変を加えることができることを理解
されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、供給流体を中空繊維の殻体側に導入
し、向流流れパターンを維持するようになされた本発明
による両端開口流体分離装置の一実施例の断面図であ
る。
【図2】図2は、図1の線A−Aに沿ってみた断面図で
あり、流体ポートの構成を詳細に示す。
【図3】図3は、本発明による両端開口流体分離装置の
並流流れパターンのための変型実施例の断面図である。
【図4】図4は、管板の支持構造と透過流体収集機構を
改変した、図1の両端開口流体分離装置の変型実施例の
断面図である。
【図5】図5は、両端開口中空繊維束の左側と右側の間
にバリヤーを配置した、図1の両端開口流体分離装置の
変型実施例の断面図である。
【図6】図6は、パーフォレーションを中心コアチュー
ブの側壁の、管板に隣接した両端部位に穿設し、不包被
領域を中空繊維束の両端間の中間部分に設けた本発明に
よる両端開口流体分離装置の更に別の実施例の断面図で
ある。
【符号の説明】
1:両端開口中空繊維束流体分離装置 2:第1ポート 3:不透過性バリヤー 4:殻体 5:中空繊維束 6,7:不包被円周出入口領域 8:パーフォレーション 9:中心コアチューブ(マンドレル) 10:第2ポート 11,12:管板 13,14:中空繊維の内孔の開口端又は管板の端面 15:第3ポート 16:第4ポート 22:環状空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 サルバトーレ・ジリア アメリカ合衆国マサチューセッツ州ノーウ ッド、ネポンセット・ストリート379ビー

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状の両端開口中空繊維膜束と、該中空
    繊維膜束を密閉した殻体とから成る流体分離装置であっ
    て、 前記殻体は、1つの供給流体入口ポートと、1つの不透
    過流体出口ポートと、少くとも1つの透過流体出口ポー
    トを有し、前記両端開口中空繊維膜束は、(i)長手方向
    に互いに離隔した1対の管板と、 (ii) 該1対の管板の
    間の長手の選択された特定の部位において側壁に穿設さ
    れたパーフォレーションを有する中心コアチューブと、
    (iii)該中心コアチューブの外周の周りに円筒状に束ね
    られ、前記殻体の内部の実質的に全長に亙って延設され
    た複数の中空繊維から成る円筒形の中空繊維束と、 (i
    v) 該中空繊維束の各中空繊維の外表面と前記中心コア
    チューブの内孔との間の前記パーフォレーションを通し
    ての流体の流れを可能にするためにむき出しのままに残
    された中空繊維束の外周の特定の不包被円周出入口領域
    を除いて、該中空繊維束のほぼ全長の外周面を包被した
    実質的に不透過性のフィルムバリヤーとから成り、該中
    空繊維束の両端は、前記1対の管板内に埋封されて流体
    密状態に該管板を貫通し、各中空繊維の内孔の両端がそ
    れぞれ対応する管板の外表面に開口しており、前記中心
    コアチューブは、その内孔を通しての流体の通流を可能
    にするように前記管板の1つを貫通して延長しており、
    中空繊維膜束は、その各中空繊維の内孔側と殻体側との
    間に流体密関係が設定されるようにして該殻体内に配置
    されていることを特徴とする流体分離装置。
  2. 【請求項2】 前記中心コアチューブの側壁の前記パー
    フォレーションは、前記1対の管板の間の長手の中心部
    位に配置されており、前記不透過性フィルムバリヤー
    は、前記中空繊維束の該1対の管板に隣接した両端に近
    い不包被円周出入口領域を除いて、該中空繊維束のほぼ
    全長の外周面を包被していることを特徴とする請求項1
    に記載の流体分離装置。
  3. 【請求項3】 前記中心コアチューブの側壁の前記パー
    フォレーションは、前記1対の管板に実質的に隣接した
    領域で前記中空繊維束の両端に近いところに配置されて
    おり、前記不透過性フィルムバリヤーは、該中空繊維束
    の該1対の管板の間の長手の中心部位の不包被円周出入
    口領域を除いて、該中空繊維束のほぼ全長の外周面を包
    被していることを特徴とする請求項1に記載の流体分離
    装置。
  4. 【請求項4】 前記中空繊維束は、複数の繊維をマンド
    レルの周りに巻装することによって製造されたものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の流体分離装置。
  5. 【請求項5】 前記マンドレルが前記中心コアチューブ
    を構成するものとしたことを特徴とする請求項4に記載
    の流体分離装置。
  6. 【請求項6】 前記殻体は耐圧殻体であり、前記管板は
    注封材料で形成されており、該耐圧殻体と該管板との間
    にシールが介設されていることを特徴とする請求項1に
    記載の流体分離装置。
  7. 【請求項7】 前記殻体と前記不透過性フィルムバリヤ
    ーの間に環状の空間が画定されていることを特徴とする
    請求項1に記載の流体分離装置。
  8. 【請求項8】 前記不透過性フィルムバリヤーは、1層
    又は複数層のプラスチックフィルムから成ることを特徴
    とする請求項1に記載の流体分離装置。
  9. 【請求項9】 単一の透過流体出口を有することを特徴
    とする請求項1に記載の流体分離装置。
  10. 【請求項10】 2つの透過流体出口を有することを特
    徴とする請求項1に記載の流体分離装置。
  11. 【請求項11】 単一の透過流体出口を有することを特
    徴とする請求項2に記載の流体分離装置。
  12. 【請求項12】 単一の透過流体出口を有することを特
    徴とする請求項3に記載の流体分離装置。
  13. 【請求項13】 2つの透過流体出口を有することを特
    徴とする請求項2に記載の流体分離装置。
  14. 【請求項14】 2つの透過流体出口を有することを特
    徴とする請求項3に記載の流体分離装置。
  15. 【請求項15】 流体混合物から第1成分を分離して、
    該混合物の少くとも1つの他の成分を濃縮するために、
    前記流体混合物を流体分離装置内へ供給流体入口ポート
    を通して供給し、不透過流体を不透過流体出口ポートを
    通して排出し、前記第1成分を透過流体出口ポートを通
    して回収することから成る流体分離方法であって、 前記流体分離装置として、環状の両端開口中空繊維膜束
    と、該中空繊維膜束を密閉した殻体とから成る流体分離
    装置であって、該殻体は、1つの供給流体入口ポート
    と、1つの不透過流体出口ポートと、少くとも1つの透
    過流体出口ポートを有し、前記両端開口中空繊維膜束
    は、(i) 長手方向に互いに離隔した1対の管板と、 (i
    i) 該1対の管板の間の長手の選択された特定の部位に
    おいて側壁に穿設されたパーフォレーションを有する中
    心コアチューブと、 (iii)該中心コアチューブの外周の
    周りに円筒状に束ねられ、前記殻体の内部の実質的に全
    長に亙って延設された複数の中空繊維から成る円筒形の
    中空繊維束と、 (iv) 該中空繊維束の各中空繊維の外表
    面と前記中心コアチューブの内孔との間の前記パーフォ
    レーションを通しての流体の流れを可能にするためにむ
    き出しのままに残された中空繊維束の外周の特定の不包
    被円周出入口領域を除いて、該中空繊維束のほぼ全長の
    外周面を包被した実質的に不透過性のフィルムバリヤー
    とから成り、該中空繊維束の両端は、前記1対の管板内
    に埋封されて流体密状態に該管板を貫通し、各中空繊維
    の内孔の両端がそれぞれ対応する管板の外表面に開口し
    ており、前記中心コアチューブは、その内孔を通しての
    流体の通流を可能にするように前記管板の1つを貫通し
    て延長しており、中空繊維膜束は、その各中空繊維の内
    孔側と殻体側との間に流体密関係が設定されるようにし
    て該殻体内に配置されている流体分離装置を使用するこ
    とを特徴とする流体分離方法。
  16. 【請求項16】 前記中心コアチューブの側壁の前記パ
    ーフォレーションは、前記1対の管板の間の長手の中心
    部位に配置されており、前記不透過性フィルムバリヤー
    は、前記中空繊維束の該1対の管板に隣接した両端に近
    い不包被円周出入口領域を除いて、該中空繊維束のほぼ
    全長の外周面を包被していることを特徴とする請求項1
    5に記載の流体分離方法。
  17. 【請求項17】 前記中心コアチューブの側壁の前記パ
    ーフォレーションは、前記1対の管板に実質的に隣接し
    た領域で前記中空繊維束の両端に近いところに配置され
    ており、前記不透過性フィルムバリヤーは、該中空繊維
    束の該1対の管板の間の長手の中心部位の不包被円周出
    入口領域を除いて、該中空繊維束のほぼ全長の外周面を
    包被していることを特徴とする請求項15に記載の流体
    分離方法。
  18. 【請求項18】 前記流体分離装置は、単一の透過流体
    出口を有することを特徴とする請求項15に記載の流体
    分離方法。
  19. 【請求項19】 前記流体分離装置は、2つの透過流体
    出口を有することを特徴とする請求項15に記載の流体
    分離方法。
  20. 【請求項20】 前記流体分離装置は、単一の透過流体
    出口を有することを特徴とする請求項16に記載の流体
    分離方法。
  21. 【請求項21】 前記流体分離装置は、単一の透過流体
    出口を有することを特徴とする請求項17に記載の流体
    分離方法。
  22. 【請求項22】 前記流体分離装置は、2つの透過流体
    出口を有することを特徴とする請求項16に記載の流体
    分離方法。
  23. 【請求項23】 前記流体分離装置は、2つの透過流体
    出口を有することを特徴とする請求項17に記載の流体
    分離方法。
  24. 【請求項24】 前記第1成分は、酸素であることを特
    徴とする請求項15に記載の流体分離方法。
  25. 【請求項25】 前記第1成分は、水素であることを特
    徴とする請求項15に記載の流体分離方法。
  26. 【請求項26】 前記流体混合物は、酸素と窒素を含む
    ものであることを特徴とする請求項15に記載の流体分
    離方法。
  27. 【請求項27】 前記流体混合物は、空気であることを
    特徴とする請求項15に記載の流体分離方法。
  28. 【請求項28】 中心コアチューブの外周の周りに円筒
    状に束ねられた多数の半透過性中空繊維から成る環状の
    両端開口中空繊維束であって、 前記中空繊維束の両端は、1対の管板内に埋封されて流
    体密状態に該管板を貫通し、各中空繊維の内孔の両端が
    それぞれ対応する管板の外端に開口しており、前記中心
    コアチューブは、その内孔を通しての流体の通流を可能
    にするように前記管板の1つを貫通して延長しており、
    該中心コアチューブは、該1対の管板の間の長手の中心
    部位において側壁に穿設された、流体を通すためのパー
    フォレーションを有しており、該中空繊維束の外表面
    は、流体に対して不透過性のフィルムバリヤーによって
    包被されており、該フィルムバリヤーは、流体の流れを
    可能にするためにむき出しのままに残された、前記管板
    に実質的に隣接した該中空繊維束の両端に近い外周の不
    包被円周出入口領域を除いて、該中空繊維束のほぼ全長
    の外周面を包被していることを特徴とする環状の両端開
    口中空繊維束。
  29. 【請求項29】 前記中心コアチューブの側壁の前記パ
    ーフォレーションは、前記1対の管板に実質的に隣接し
    た領域に配置されており、前記不透過性フィルムバリヤ
    ーは、該中空繊維束の該1対の管板の間の長手の中心部
    位の不包被円周出入口領域を除いて、該中空繊維束のほ
    ぼ全長の外周面を包被していることを特徴とする請求項
    28に記載の環状の両端開口中空繊維束。
JP4283427A 1991-11-05 1992-09-30 両端開口中空繊維束及び流体分離装置 Pending JPH05212253A (ja)

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