JPS62238888A - セルロ−ズ系繊維布帛の捺染方法 - Google Patents

セルロ−ズ系繊維布帛の捺染方法

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JPS62238888A
JPS62238888A JP61081521A JP8152186A JPS62238888A JP S62238888 A JPS62238888 A JP S62238888A JP 61081521 A JP61081521 A JP 61081521A JP 8152186 A JP8152186 A JP 8152186A JP S62238888 A JPS62238888 A JP S62238888A
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中西 藤司夫
藤原 久
岩崎 憲次
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    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F1/00Springs
    • F16F1/02Springs made of steel or other material having low internal friction; Wound, torsion, leaf, cup, ring or the like springs, the material of the spring not being relevant
    • F16F1/04Wound springs
    • F16F1/12Attachments or mountings
    • F16F1/125Attachments or mountings where the end coils of the spring engage an axial insert

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、布帛状で捺染を行うことにより、セルローズ
系繊維布帛に先染調または霜降り調の染色効果を表現す
る新規な捺染方法に関するものである。
(従来の技術) ここでいう先染調とは、絣、紬等に見られる糸段階で部
分染色を行った場合に得られる特徴ある柄を表現した繊
維布帛の外観を呈するものを意味する。
従来、これらの染色物を製造するには、糸状で部分的に
多色または単色の染色を行い、これらの染色糸を製織時
にたくみに織り合わせて目的とする柄を表現する方法が
とられている。これらの古来からの方法を若干合理化し
たほぐし染色法も行われており、これは、整経時に経糸
に対して目的とする柄を捺染した後、製織を行うもので
ある。
これらの商品は、現在でも高級品を対象として生産され
ているが、いずれも非常に時間、労力、高度技術を要す
るなどの問題点がある。
一方、霜降り調とは、一般に綿状で染色を行い。
これを未染色綿と任意の割合いで混紡し、しかる後製編
織して得られる外観を呈するものであり。
本発明における霜降り調捺染とは、この染色効果を部分
的に希望する捺染柄で表現するものを意味する。この捺
染柄での霜降り効果は、一般的には染色性を異にする繊
維の混紡品1例えば、ポリエステル繊維と綿繊維との混
紡糸、あるいはアクリル繊維と綿繊維との混紡糸等を使
用した布帛に対して9片方の繊維のみを捺染法で染色し
て得ることができるが、木綿、レーヨン、麻等の同一繊
維のみのセルローズ系繊維100%品では、従来の方法
で容易に得ることができなかった。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上記のこれら従来の方法では、生産に多大の時
間や労力がかかり、かつ、高度技術を必要としたり、ま
た、目的とする効果が十分に得られないという問題があ
った。
本発明は、この様な現状に爲みて行われたもので、セル
ローズ系繊維布帛に対して穫めて容易に先染調または霜
降り調の効果を付与することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の目的を達成するために1本発明は次の構成を有
するものである。すなわち本発明は、糸状または綿状で
カチオン性基導入処理したセルローズ系繊維と、未処理
セルローズ系繊維を組合わせて繊維布帛とし、しかる後
に該繊維布帛にアニオン性高分子電解質を主成分とする
糊剤とアニオン性染料を使用して捺染を行うことを特徴
とするセルローズ系繊維布帛の捺染方法を要旨とするも
のである。
以下1本発明の詳細な説明する。
本発明方法では、まず始めに、糸状または綿状でカチオ
ン性基導入処理したセルローズ系繊維と未処理セルロー
ズ系繊維を用意し、これらを組合わせて織物1編物等の
繊維布帛を構成する。本発明で行うセルローズ系繊維へ
のカチオン性基の導入方法は、繊維素反応型第4級アン
モニウム塩を用いてアルカリ共存下において処理する方
法で行う。繊維素反応型第4級アンモニウム塩とは、具
体的には、2−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメ
チルアンモニウムクロライド、2−3−エポキシプロビ
ルトリメチルアンモニウムクロライドあるいはこれらの
誘導体等を意味するものであり、いずれもセルローズの
水酸基に直接結合する反応基を有した第4級アンモニウ
ム塩である。これらのカチオン化剤を用いて糸状または
綿状で処理を行う。前者の糸状でカチオン化処理を行っ
たものについては、これを経糸に使用し、未処理セルロ
ーズ系繊維糸を緯糸に使用して製織する場合や、これと
は逆に、経糸に未処理セルローズ系繊維糸を使用し、緯
糸にカチオン化処理系を使用して製織する場合、あるい
はこれら両者の糸を経糸または緯糸に組合わせて使用し
、ストライブ状。
格子状、ジャガード状等になる様に製織する場合環、目
的に応じて製織を行う。この様にして作成した繊維布帛
は、先染調用途に使用する。また。
後者の綿状でのカチオン化処理を行ったものについては
、未処理セルローズ系繊維綿と任意の割合いに混紡して
糸条とし、これを織物あるいは編物とする。この様にし
て作成した繊維布帛は、霜降り調の用途に使用する。
なお、上記繊維布帛を製造するに当っては、先染調およ
び霜降り調に限定せず、カチオン化セルローズ系繊維と
未処理セルローズ系繊維を組合わせて、先染調、霜降り
調以外の特徴ある捺染品を製造することもできる。
次に1本発明では上述のごとくしてカチオン化セルロー
ズ系繊維と未処理セルローズ系繊維を組合わせて作成し
て繊維布帛について、セルローズ系繊維に一般に用いら
れている方法にて精練等の前処理を施したあと、アニオ
ン性染料とアニオン性高分子電解質を主成分とする糊剤
を使用して捺染を行う。
アニオン性染料としては1反応性染料、酸性染料、直接
染料1合金酸性染料、酸性媒染染料等が使用できる。た
だし、染色堅牢後1作業の容易さから反応性染料が最も
好ましい。
アニオン性高分子電解質としては、アルギン酸ナトリウ
ム、アルギン酸カルシウム、カルボキシメチル化セルロ
ーズナトリウム(CMC)、カルボキシメチル化デンプ
ン、カルボキシメチル化グアール等が使用できる。これ
らのうち、アルギン酸系のアニオン性高分子電解質を用
いる場合には。
低粘度品が好ましく、また、カルボキシメチル化変性物
系の場合には、低粘度で、かつ、高置換度品が好ましい
。上記アニオン性高分子電解質は。
いずれも捺染の糊剤として使用できるものであるが、捺
染糊としての粘性を改良するために他の非イオン系糊剤
を併用することも可能である。ただし1本発明において
は、捺染糊中に含まれるアニオン性高分子電解質のイオ
ン効果が本発明を可能ならしめた最大の要因であるため
、併用することによりイオン効果を低下させない様に配
慮する必要がある。
本発明方法では、アニオン性高分子電解質を主成分とす
る糊剤に染料を配合し、捺染糊としての適正粘性に調製
してから前述の繊維布帛に印捺するが、このあと通常の
方法で乾燥し、しかる後に低温で十分に水洗を行い、さ
らに必要に応じて加熱洗浄を行う。この様な処理を実施
することにより、染料はカチオン化処理されたセルロー
ズ系繊維にのみ染着し、未処理セルローズ系繊維には染
料がほとんど染着せず、付着していた染料もほぼ完全に
脱落して、目的とする先染調あるいは霜降り調の効果を
有する捺染染色物が得られる。また。
繊維布帛について特に濃染性が要求される場合には、若
干の未処理セルローズ系繊維への汚染は生じるが、許容
される範囲で、印捺、乾燥後にベーキング処理や、スチ
ーミング処理を行うとよい。
一方、繊維布帛について非常に高度な染色堅牢度が要求
される場合には、布帛の洗浄後に反応性染料ではアルカ
リ剤による固着処理を行い、酸性媒染染料ではクローム
処理等を行うとよく、かかる処理により染色堅牢度の向
上が可能となる。これらの固着処理に際しては2通常の
固着方法が適用できる。
(作 用) 本発明方法では、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カ
ルシウム、カルボキシメチル化セルローズナトリウム、
カルボキシメチル化デンプン、カルボキシメチル化グア
ール等のアニオン性高分子電解質を主成分として糊剤と
して使用することにより、染料の染着性をほとんど低下
させることなく、印捺後の洗浄工程において流出染料に
よる再汚染を防止できることが判明した。これらの物質
は、水で溶解して粘度の調製を行うことにより。
そのまま糊剤として使用することが可能であり。
捺染糊としての機能とイオン封鎖剤としての機能の二つ
を有していることになる。もちろん、粘性を改良する目
的で少量の非イオン性糊剤を併用することも可能である
が、上述のアニオン性高分子電解質を使用するにあたっ
ては、可能な限りカチオン化セルローズに付着するイオ
ン濃度を高くしてイオン封鎖効果を高めることが重要で
ある。すなわち、アルギン酸系のアニオン性高分子電解
質については9分子量の低い低粘度品を使用して糊中の
固型分を多くシ、カチオン化セルローズに付着するイオ
ン濃度を高くすることが重要であり。
また、カルボキシメチル化変性物系のアニオン性高分子
電解質の場合は、上記アルギン酸系の場合と同様に、低
粘度品で、かつ、カルボキシメチル基の置換度の大きい
ものを使用することが重要である。
なお、これらのアニオン性高分子電解質は、比較的イオ
ン強度が低いため、洗浄浴中に実用性を考慮して粘度が
大きく上がらない程度の範囲で添加した場合、イオン封
鎖効果はほとんど現れない。
(実施例) 次に1本発明方法の実施例を述べるが1本発明はこれに
制限されるものではない。
実施例1 20番手の綿糸をチーズ状にとり、チーズ染色機を使用
して通常の綿糸の精練を行った後、下記処方1の加工液
にて60℃で60分間、浴比l:10でカチオン化処理
を行い、その後水洗、乾燥を行った。
処方l 苛性ソーダ(フレーク)      20 g/lかく
して得られたカチオン化綿糸を経糸に使用し、未処理の
20番手綿糸を緯糸に使用して、経密度70本/吋、緯
密度50本/吋にて平Mi織の織物を製織し、しかる後
1通常の毛焼、糊抜、積練、漂白、シルケットを行い、
被染体とした。
上記の様にして作成した布帛について、フラット式スク
リーン捺染機を用いて印捺を行った。スクリーンの柄と
しては、紬等に見られる矢絣柄とし、下記処方2の捺染
糊により矢絣柄部分を黄色に、また、下記処方3の捺染
糊により地壁部分を青色に印捺した。
処方2 スノーアルギン5SL(20%)  50部(富士化学
社製アルギン酸ナトリウム)Indalca  226
 (10%)  10部(Cesalpinia社製ガ
ム系糊剤)Sumifix 5upra Yellow
  3 RF   1.5部(住友化学社製反応性染料
) 水            38.5部合      
 計        100部処方3 スノーアルギン5SL(20%)  50部Indal
ca  226 (10%)   10部Mikaci
on Br1ll Blue RS      2部水
             38部 合       計        100部印捺、乾
燥後、15槽のオープンソーバーを使用し、第1〜8槽
および第14〜15槽を30°Cで水洗、第9〜13槽
を60″Cで非イオン系界面活性剤2g/Fで洗浄を行
った。続いて乾燥を行った後、ロータリ一式スクリーン
捺染機を使用し。
反応性染料の固着に通常用いられるアルカリブロソチ・
スチーミング法により固着を行った。
この様にして得られた本発明の布帛は、経糸のみが染色
され、また、汚染により黄色と青色が混じり合うことな
く、先染のほぐしあるいは経絣の染色物と同様の外観を
呈していた。また、染色堅牢度も非常に優れていた。
実施例2 実施例1と同様の方法で作成した経糸カチオン化処理織
物を用いて、ロータリ一式スクリーン捺染機により次の
ごとく印捺を行った。スクリーンの柄を絣調の十字紋様
とし、その地型柄を下記処方4の捺染糊により濃紺色に
印捺し、その上から下記処方5の捺染糊で全面しごき方
式により印捺した。
処方4 ファインガム5H−20(12%)  60部(第一工
業製薬社製CMC) Sumifix 5upra Navy Blue 2
 G F   4部(住友化学社製反応性染料) 水              36部合      
 計        100部処方5 ファインガム5H−20(12%)  60部WS  
White  H−22部 (東洋インク社製酸化チタシペースト)水      
        38部合      計      
  100部印捺、乾燥後、実施例1と同様の方法で洗
浄およびアルカリによる固着を行った。
このようにして得られた本発明の捺染物は、十字柄部の
白色がほとんど汚染されることなく、古来からの箭染に
よる経絣とまったく同様の外観を呈していた。
実施例3 木綿の原綿をオーバーマイヤー型染色機にて精練した後
、下記処方6の加工液にて50℃で40分間、浴比1:
8でカチオン化処理を施し、その後水洗、乾燥を行った
処方6 カチオノンUK         40 g/l(一方
社油脂製カチオン化剤) 苛性ソーダ(フレーク)     15g/7!かくし
て得られたカチオン化処理原綿を30%。
未処理原綿を70%の比率で混紡し、10番手の綿糸を
紡績した。この糸を使用して、経密度72本/吋、緯密
度40本/吋にて平組織の織物を製織し、しかる後2通
常の糊抜、精練、漂白、シルケットを施した。
次に、この布帛に対して実施例1と同様の方法で印捺、
洗浄、アルカリ固着を行った。
このようにして得られた本発明の捺染物は、非常に緩や
かな色調の霜降り調に捺染されていた。
(発明の効果) 本発明は、糸段階あるいは原綿段階でカチオン化処理し
たセルローズ系繊維と、未処理セルローズ系繊維とを混
紡あるいは交織して作成したセルローズ系繊維布帛に対
して、アニオン性高分子電解質を主成分とする糊剤を使
用してアニオン性染料で捺染を行うものであり、この様
に構成することにより1通常の捺染では得ることができ
なかったセルローズ系繊維の先染調あるいは霜降り調の
捺染物を捺染で容易に得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)糸状または綿状でカチオン性基導入処理したセル
    ローズ系繊維と、未処理セルローズ系繊維を組合わせて
    繊維布帛とし、しかる後に該繊維布帛にアニオン性高分
    子電解質を主成分とする糊剤とアニオン性染料を使用し
    て捺染を行うことを特徴とするセルローズ系繊維布帛の
    捺染方法。
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