JPS6223807Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6223807Y2 JPS6223807Y2 JP1214884U JP1214884U JPS6223807Y2 JP S6223807 Y2 JPS6223807 Y2 JP S6223807Y2 JP 1214884 U JP1214884 U JP 1214884U JP 1214884 U JP1214884 U JP 1214884U JP S6223807 Y2 JPS6223807 Y2 JP S6223807Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- brittle material
- sleeve
- material sleeve
- slope
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 40
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 229910052581 Si3N4 Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 229910010293 ceramic material Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005097 cold rolling Methods 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000005098 hot rolling Methods 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N silicon carbide Chemical compound [Si+]#[C-] HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910010271 silicon carbide Inorganic materials 0.000 description 1
- HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N silicon nitride Chemical compound N12[Si]34N5[Si]62N3[Si]51N64 HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本案は、主として連続的に金属材料等の素材を
搬送して、その素材の加熱もしくは熱処理を行う
ための炉の内外で使用されるローラーに関するも
のである。
搬送して、その素材の加熱もしくは熱処理を行う
ための炉の内外で使用されるローラーに関するも
のである。
従来、金属材料等の素材を加熱したり、熱処理
を行つたりする炉では、素材の搬送用にローラー
が用いられ、このローラーの材質は高温にも耐え
られるように耐熱鋼が用いられ、ローラーの軸部
は中空として水冷することによりローラー表面の
損耗を防いでいる。しかしローラーを構成する耐
熱鋼も表面の酸化を免れず、酸化物スケールが素
材に付着して、その素材を使用した製品を不良に
したり、酸化物スケールが素材に掻傷を与え、掻
傷を受けた素材を、例えば真空系に使用したパイ
プの場合にはリークの発生原因になるなどその使
用場所によつては致命的欠陥になる不具合を生ず
るという問題があつた。
を行つたりする炉では、素材の搬送用にローラー
が用いられ、このローラーの材質は高温にも耐え
られるように耐熱鋼が用いられ、ローラーの軸部
は中空として水冷することによりローラー表面の
損耗を防いでいる。しかしローラーを構成する耐
熱鋼も表面の酸化を免れず、酸化物スケールが素
材に付着して、その素材を使用した製品を不良に
したり、酸化物スケールが素材に掻傷を与え、掻
傷を受けた素材を、例えば真空系に使用したパイ
プの場合にはリークの発生原因になるなどその使
用場所によつては致命的欠陥になる不具合を生ず
るという問題があつた。
この問題に対処するため、高温下で使用される
ローラーには、そのローラーの外周に脆性材スリ
ーブを被挿したものが最近用いられるようになつ
た。この場合被搬送素材からローラーに対し回転
を伝えるに当り、駆動トルクの伝達のために第4
〜5図に示すように、ローラー1と脆性材スリー
ブ5との間にキー溝14を設けてキー13を挿入
する構造が多いのであるが、この構造では脆性材
スリーブのキー溝部に応力が集中し急激に脆性破
壊を起しスリーブの割れ15による駆動不能など
の重大な事故を招くことがあつた。
ローラーには、そのローラーの外周に脆性材スリ
ーブを被挿したものが最近用いられるようになつ
た。この場合被搬送素材からローラーに対し回転
を伝えるに当り、駆動トルクの伝達のために第4
〜5図に示すように、ローラー1と脆性材スリー
ブ5との間にキー溝14を設けてキー13を挿入
する構造が多いのであるが、この構造では脆性材
スリーブのキー溝部に応力が集中し急激に脆性破
壊を起しスリーブの割れ15による駆動不能など
の重大な事故を招くことがあつた。
本案は窒化珪素、炭化珪素、その他のセラミツ
ク材料のような脆性材料の脆さを考慮して溝など
の切り欠き部をなくして単純形状のままスリーブ
にトルクを伝達できるよう構成したものである。
ク材料のような脆性材料の脆さを考慮して溝など
の切り欠き部をなくして単純形状のままスリーブ
にトルクを伝達できるよう構成したものである。
以下、本案の実施例を図面に基づいて説明する
と、第1図Aは本案による脆性材スリーブ付ロー
ラーの断面図、同図Bはその一部押え金具の断面
図であつて、1はローラー、2はつば部で胴部3
を一体に形成し、脆性材スリーブ5は一端面を軸
に対し垂直面6とし、他端面を斜面7に形成した
管状断片であつて、この管状断片の長さは前記胴
部3の長さより少し短く形成されている。この脆
性材スリーブ5をその垂直面6が、つば部2に当
接するように胴部3に嵌着すると、胴部3の他端
面は脆性材スリーブ5の斜面7から少し突出した
状態となる。この斜面7に適合する端面10と周
縁部9と円板状部分11とから成る押え金具8
を、さらにローラー1に挿着して前記端面10に
よつて脆性材スリーブの斜面7を軸心方向に押圧
支持するよう押え金具8を胴部3の端面4にボル
ト12で固定するものである。なお脆性材スリー
ブとローラーとの間は熱膨脹を吸収する例えばス
テンレスメツシユを入れればよい。
と、第1図Aは本案による脆性材スリーブ付ロー
ラーの断面図、同図Bはその一部押え金具の断面
図であつて、1はローラー、2はつば部で胴部3
を一体に形成し、脆性材スリーブ5は一端面を軸
に対し垂直面6とし、他端面を斜面7に形成した
管状断片であつて、この管状断片の長さは前記胴
部3の長さより少し短く形成されている。この脆
性材スリーブ5をその垂直面6が、つば部2に当
接するように胴部3に嵌着すると、胴部3の他端
面は脆性材スリーブ5の斜面7から少し突出した
状態となる。この斜面7に適合する端面10と周
縁部9と円板状部分11とから成る押え金具8
を、さらにローラー1に挿着して前記端面10に
よつて脆性材スリーブの斜面7を軸心方向に押圧
支持するよう押え金具8を胴部3の端面4にボル
ト12で固定するものである。なお脆性材スリー
ブとローラーとの間は熱膨脹を吸収する例えばス
テンレスメツシユを入れればよい。
第2図に示すように被搬送素材によつて回転ト
ルクTが作用すると脆性材スリーブ5と押え金具
8は互に斜面によつて圧接しているので、脆性材
スリーブ5の斜面7から押え金具8に対し楔作用
を及ぼし、押え金具8を通じ、この力はローラー
1に作用する。これを円周方向の力Pcと軸方向
の力Paに分けて考えると、前者はローラーに対
する回転力を生じ、後者はローラーを軸方向に引
張る外力となり、斜面間の圧接摩擦により駆動ト
ルクTを受けることができる。若し脆性材スリー
ブと押え金具との熱膨脹差によつて両者間に図示
のような間隙δが生じても脆性材スリーブが若干
回転すれば押え金具との接触は互いに斜面である
から、再び両者は圧接状態を回復し、トルクTを
伝達することができる。さらに、第3図は本案脆
性材スリーブ付ローラーの別の実施例の正面図を
示すもので前記スリーブに当接するつぼ部端面を
押え金具の斜面と対称となるよう斜面に形成した
ものである。すなわち、軸心方向に対して斜面に
形成されたつぼ部2と、それに当接するように斜
面16に形成された脆性材スリーブがローラー1
の胴部に嵌着され、該脆性材スリーブの他端面も
前記同様に軸心方向に対して斜面7に成形され、
斜面7に適合する端面10と周縁部9と円板状部
分11とからなる押え金具8により軸心方向に押
圧支持されるよう第1図と同様に胴部端面4にボ
ルト12で固定されたもので、脆性材スリーブは
脆性材の長さ方向の中心点を通つて軸を横断する
断面に対称になるような斜面を有するものであ
る。その結果、前記第2図について説明した回転
トルクTが脆性材スリーブ5の斜面7及び16に
作用するため、脆性材スリーブにトルクTを伝達
することができ、前記同様の効果があつた。なお
斜面角度については5〜30゜ぐらいが好ましい結
果が得られた。
ルクTが作用すると脆性材スリーブ5と押え金具
8は互に斜面によつて圧接しているので、脆性材
スリーブ5の斜面7から押え金具8に対し楔作用
を及ぼし、押え金具8を通じ、この力はローラー
1に作用する。これを円周方向の力Pcと軸方向
の力Paに分けて考えると、前者はローラーに対
する回転力を生じ、後者はローラーを軸方向に引
張る外力となり、斜面間の圧接摩擦により駆動ト
ルクTを受けることができる。若し脆性材スリー
ブと押え金具との熱膨脹差によつて両者間に図示
のような間隙δが生じても脆性材スリーブが若干
回転すれば押え金具との接触は互いに斜面である
から、再び両者は圧接状態を回復し、トルクTを
伝達することができる。さらに、第3図は本案脆
性材スリーブ付ローラーの別の実施例の正面図を
示すもので前記スリーブに当接するつぼ部端面を
押え金具の斜面と対称となるよう斜面に形成した
ものである。すなわち、軸心方向に対して斜面に
形成されたつぼ部2と、それに当接するように斜
面16に形成された脆性材スリーブがローラー1
の胴部に嵌着され、該脆性材スリーブの他端面も
前記同様に軸心方向に対して斜面7に成形され、
斜面7に適合する端面10と周縁部9と円板状部
分11とからなる押え金具8により軸心方向に押
圧支持されるよう第1図と同様に胴部端面4にボ
ルト12で固定されたもので、脆性材スリーブは
脆性材の長さ方向の中心点を通つて軸を横断する
断面に対称になるような斜面を有するものであ
る。その結果、前記第2図について説明した回転
トルクTが脆性材スリーブ5の斜面7及び16に
作用するため、脆性材スリーブにトルクTを伝達
することができ、前記同様の効果があつた。なお
斜面角度については5〜30゜ぐらいが好ましい結
果が得られた。
本案の脆性材スリーブ付ローラーは、叙上の構
成と作用によつて、キー溝のごとき切欠きが無
く、且つ円管状の単純形状のため応力集中がなく
損傷が生じ難いと云う顕著な効果を奏するもので
あり、駆動トルクは端面が斜面の楔作用によつて
軸方向の力に変換されるので、脆性材スリーブだ
けで回転することなく軸と一体となつて回転し、
トルク伝達を可能にするものである。
成と作用によつて、キー溝のごとき切欠きが無
く、且つ円管状の単純形状のため応力集中がなく
損傷が生じ難いと云う顕著な効果を奏するもので
あり、駆動トルクは端面が斜面の楔作用によつて
軸方向の力に変換されるので、脆性材スリーブだ
けで回転することなく軸と一体となつて回転し、
トルク伝達を可能にするものである。
なお、脆性材スリーブには軸方向の圧縮力がは
たらくので、外部から引張り力が作用しても打消
すことができて強度を保持することができる。
たらくので、外部から引張り力が作用しても打消
すことができて強度を保持することができる。
また、本案の脆性材スリーブ付ローラーは上記
の搬送用ローラーのほか、熱間および冷間圧延ロ
ール、ガイドローラーなどにも適用できる。
の搬送用ローラーのほか、熱間および冷間圧延ロ
ール、ガイドローラーなどにも適用できる。
第1図Aは本案による脆性材スリーブ付ローラ
ーの断面図、同図Bはその一部押え金具の断面
図、第2図はトルクのベクトル分解図、第3図は
つば部を斜面に形成し、押え金具の斜面と対称に
形成した脆性材スリーブ付ローラーの正面図、第
4図は従来のキー溝による構成の搬送用ローラー
の断面図、第5図は同じくその側面図である。 1……ローラー、2……つば部、3……胴部、
5……脆性材スリーブ、6……垂直面、7……斜
面、8……押え金具、9……周縁部。
ーの断面図、同図Bはその一部押え金具の断面
図、第2図はトルクのベクトル分解図、第3図は
つば部を斜面に形成し、押え金具の斜面と対称に
形成した脆性材スリーブ付ローラーの正面図、第
4図は従来のキー溝による構成の搬送用ローラー
の断面図、第5図は同じくその側面図である。 1……ローラー、2……つば部、3……胴部、
5……脆性材スリーブ、6……垂直面、7……斜
面、8……押え金具、9……周縁部。
Claims (1)
- ローラの胴部外周の一端側につば部を設け、該
胴部外周に脆性材スリーブを嵌着し、他端側には
押え金具を挿着し、前記スリーブとつば部および
スリーブと押え金具の接合面の少なくとも一方を
軸心に対して斜面に形成したことを特徴とする脆
性材スリーブ付ローラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1214884U JPS60127344U (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | 脆性材スリ−ブ付ロ−ラ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1214884U JPS60127344U (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | 脆性材スリ−ブ付ロ−ラ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60127344U JPS60127344U (ja) | 1985-08-27 |
JPS6223807Y2 true JPS6223807Y2 (ja) | 1987-06-17 |
Family
ID=30494933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1214884U Granted JPS60127344U (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | 脆性材スリ−ブ付ロ−ラ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60127344U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005324244A (ja) * | 2004-05-17 | 2005-11-24 | Daehan Dongbang Co Ltd | 断熱ロール |
-
1984
- 1984-01-30 JP JP1214884U patent/JPS60127344U/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005324244A (ja) * | 2004-05-17 | 2005-11-24 | Daehan Dongbang Co Ltd | 断熱ロール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60127344U (ja) | 1985-08-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3577619A (en) | Method of manufacturing composite hardmetal rolls | |
JPH07256314A (ja) | 圧延ローラー | |
JPS6223807Y2 (ja) | ||
JP4998822B2 (ja) | セラミックス製ロール | |
US3747366A (en) | Flexible coupling having friction-increasing means | |
US3461527A (en) | Rolls for rolling mills | |
JPS6126353Y2 (ja) | ||
US4702526A (en) | Hub assembly | |
US4632590A (en) | Connecting structure for connecting a ceramic shaft to a metallic shaft | |
JPS6234996Y2 (ja) | ||
JP2010214419A (ja) | セラミック製ローラー | |
US4991275A (en) | Roller assembly | |
JPS6343710A (ja) | 圧延ロ−ル | |
JPH01316414A (ja) | スリーブロール | |
JPH08295948A (ja) | スリーブ付きハースロール | |
JP2000335727A (ja) | 複合構造セラミックローラー | |
JPH08176648A (ja) | 熱処理炉用ハースロール | |
JP2883072B1 (ja) | 複合ローラー | |
KR920006542Y1 (ko) | 축과 베어링의 취부구조 | |
JPH0242322Y2 (ja) | ||
JP4453073B2 (ja) | 連続溶融金属めっき用ロール | |
JPS6339156U (ja) | ||
JP3692238B2 (ja) | セラミックス製軸受の取付構造 | |
JPH01139716A (ja) | 耐高温用ロール | |
JP2001087806A (ja) | 圧延用組立式スリーブロール |