JPS62236173A - 磁気デイスク駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、磁気ディスク駆動装置に関する。

従来の技術 この種のものは、スピンドルモータにより磁気ディスク
を回転させ、磁気ヘッドを保持するキャリアをスピンド
ルモータにより移動させてデータの読み書きを行うもの
である。

発明が解決しようとする問題点 しかし、スピンドルモータ、ステップモータ、或いは他
の回路部品の発熱により温度が上昇し、各部品の寸法が
熱膨張により変化する。このうち最も影響を受けるのが
、ステップモータの回転運動をキャリアに伝達するスチ
ールベルト等の動力伝達部品や磁気ディスクの半径等の
磁気ヘッドのシータ方向の位置に関係する部分であり、
温度変化によりキャリアの移動位置に誤差を生じる。す
なわちトラッキングが正確に行われない状態でデータ処
理をするおそれがある。

÷の発明はこのような点に鑑みなされたもので、異常温
度上昇時には記録再生等の動作を自動的に禁止し、エラ
ー発生ミスを未然に防止しうる磁気ディスク駆動装置を
提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 磁気ディスクと、磁気ヘッドを保持してステツプモータ
に駆動されるキャリアとを密閉室に収容し、この密閉室
に温度センサを設け、この温度センサの動作により少な
くとも記録及び再生動作を禁止する禁止回路を設ける。

作用 したがって、密閉室の異常温度上昇を温度センサにより
検出し、禁止回路により磁気ディスクへのデータの記録
、磁気ディスクに記録されたデータの再生等の動作を禁
止回路により禁止する。

実施例 この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

まず、第３図に全体の構造を示す。筐体１にはカバー２
により密閉された密閉室３が形成されている。筐体１の
下部にはスピンドルモータ４が設けられ、側面にはステ
ップモータ（図示せず）が設けられている。スピンドル
モータ４に連結されたスピンドル５は密閉室３に突出さ
れ、このスピンドル５には磁気ディスク６が一体的に回
転するように取付けられている。ステップモータの回転
軸７は密閉室３内に突出し、この突出端に固定されたプ
ーリ８にはスチールベルト９がその中央部を固定されて
−巻き巻回されている。このスチールベルト９の両端が
止着されたキャリア１ｏはへラドタワ−１１を有し、こ
のヘッドタワー１１にはジンバルバネ１２を介して磁気
ヘッド１３が保持されている。また、密閉室３には磁気
ディスク６の半径方向へ延出する二本の案内軸１４が設
けられ、これらの案内軸１４を転勤するローラ１５がキ
ャリア１０に回転自在に保持されている。さらに、密閉
室３にはフィルタ１６が設けられている。

さらに、カバー２にはスピンドル５の端部に対向する通
孔１７が形成されているとともにこの通孔１７を覆うフ
ィルタ１８が接着されている。

また、密閉室３にはヒータ１９と温度スイッチ２０と温
度センサである温度スイッチ２１とが設けられている。

そして、第２図に示すように、ヒータ１９と、温度スイ
ッチ２０と、手動スイッチ２２とが電源２３に直列に接
続され、ヒータ１９と温度スイッチ２０との間に抵抗２
４と表示器２５とが直列に接続されている。

しかして、第１図に示すように、温度スイッチ２１と手
動スイッチ２６とが抵抗２７を介して電源２８に並列に
接続され、入力側が電源２８とライトフォルト検出回路
２９とに接続されたオア回路３０が設けられ、このオア
回路３０の出力側に記録や再生やシーク等の動作を禁止
する禁止回路３１とナンド回路３２とが接続されている
。ナンド回路３２はオア回路３０からのＨレベルの信号
とホストコンピュータ３３からのＨレベルのドライブセ
レクト信号とを入力してライトフォルト信号をホストコ
ンピュータ３３に出力するものである。なお、手動スイ
ッチ２２．２６は筐体１の外面に取付けられているもの
である。

二のような構成において、スピンドルモータ４を駆動し
て磁気ディスク６を回転させ、ステップモータを駆動し
回転軸７及びプーリ８を回転させてスチールベルト９の
引張力によりキャリア１゜を移動させて磁気ディスク６
に書き込まれたデータを読み、或いは磁気ディスク６に
データを書き込む。磁気ディスク６が回転すると密閉室
３には磁気ディスク６の中心部から外周部に向かう旋回
気流が生じ、スピンドル５の端部は一時的に気圧が低下
し、外気がフィルタ１８により浄化されながら通孔１７
から吸い込まれ、また、磁気ディスク６の外周に流れた
気流はフィルタ１６に浄化されながら密閉室３内を循環
する。スピンドルモータ４やステップモータの温度は密
閉室３内に伝導され、密閉室３内でもスピンドル５や回
転軸７の軸受部の温度が上昇するが、これらの発熱源に
基づく温度は時間の経過とともに上昇しやがて一定値に
サチレートする。このサチレートした一定値よりやや高
い温度（例えば４０℃）で開路となるように温度スイッ
チ２０の仕様を設定し、ヒータ１９により密閉室３の温
度を温めてからデータ処理に移行することにより、デー
タ処理中の温度変化を狭い範囲に規制することができる
。したがって、データ処理中における熱膨張による密閉
室３の内部部品の寸法変化、例えば、スチールベルト９
のプーリ８に対する止着点からキャリア１０に対する止
着点までの長さの変化、ジンバルバネ１２の長さの変化
、磁気ディスク６の半径の変化等を小さな許容範囲に規
制することができる。これにより、磁気ディスク６の特
定のトラックに磁気ヘッド１３を移動させたときにトラ
ッキング精度を高めることができる。密閉室３内の温度
は４０℃を前後すると温度スイッチ２０がオンオフする
が、温度スイッチ２０が開路になリヒータ１９が通電さ
れている状態は表示器２５の点灯動作により外部から認
識しうる。手動スイッチ２２を開路にすれば、内部の温
度に関係無くヒータ１９への通電を遮断しつる。

また、他の原因で密閉室３の温度が異常に上昇した場合
には上記トラッキング精度も低下するので、温度スイッ
チ２１をトラッキングに支障が生じない最高温度以内（
例えば５５℃）で開路となる仕様に設定することにより
、この最高温度に達すると温度スイッチ２１が開路とな
り、オア回路３０がＨレベルの信号を入力し、オア回路
３０がＨレベルの信号を禁止回路３１に出力する。また
、ナンド回路３２は、ホストコンピュータ３３からドラ
イブセレクト信号を受けているときにオア回路３０から
の信号を受けると、ライトフォルト信号をホストコンピ
ュータ３３に出力する。したがって、異常高温のときに
は記録、再生、シーク等の動作、を禁止し、未然にエラ
ーを防止することができる。

異常高温を承知で記録や再生やシーク動作を行う場合は
、温度スイッチ２１が開路に切替わるので手動スイッチ
２６を閉路に切替る。

また、ライトフォルト検出回路２９は、温度に関係が無
い他の異常原因を検出した場合にその検出信号をオア回
路３０に出力し、これにより、記録や再生やシーク動作
を禁止することができる。

オア回路３０が出力した後の動作は前述した動作と同様
である。

発明の効果 この発明は上述のように構成したので、密閉室の異常層
温上昇を温度センサにより検出し、禁止回路により磁気
ディスクへのデータの記録、磁気ディスクに記録された
データの再生等の動作を禁止回路により自動的に禁止す
ることができ効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示すもので、第１図は温度
スイッチと禁止回路との接続状態等を示す回路図、第２
図はヒータと温度スイッチとの接続状態を示す回路図、
第３図は縦断側面図である。 ３・・・密閉室、４・・−スピンドルモータ、６・・・
磁気ディスク、１０・・・キャリア、１３・・・磁気ヘ
ッド、２１・・・温度スイッチ（温度センサ）、３１・
・・禁止回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. スピンドルモータに駆動される磁気ディスクと、磁気ヘ
   ッドを保持してステップモータに駆動されるキャリアと
   を密閉室に収容し、この密閉室に温度センサを設け、こ
   の温度センサの動作により少なくとも記録及び再生動作
   を禁止する禁止回路を設けたことを特徴とする磁気ディ
   スク駆動装置。