JPS6223603Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6223603Y2
JPS6223603Y2 JP1982080459U JP8045982U JPS6223603Y2 JP S6223603 Y2 JPS6223603 Y2 JP S6223603Y2 JP 1982080459 U JP1982080459 U JP 1982080459U JP 8045982 U JP8045982 U JP 8045982U JP S6223603 Y2 JPS6223603 Y2 JP S6223603Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
elastic ring
tire
rim
rigid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982080459U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58182805U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8045982U priority Critical patent/JPS58182805U/ja
Publication of JPS58182805U publication Critical patent/JPS58182805U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6223603Y2 publication Critical patent/JPS6223603Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、空気入りタイヤ組立体に関し、と
くに、空気入りタイヤ内に、弾性リングと剛性リ
ングとを設けてタイヤ内の空気圧低下時の荷重を
支持するようにした空気入りタイヤ組立体におい
て、弾性リングのフランジ部の外側面もしくは内
側面に凹凸形状を形成することにより、弾性リン
グとタイヤビード部との間、もしくは弾性リング
と剛性リングとの間の滑りや回転を阻止するとと
もに、タイヤのリム組みを容易にし、剛性リング
と弾性リングとの位置決めを確実にするものであ
る。
従来、チユーブレスタイヤを装着した大型トラ
ツク、バス、その他軌道走行車両には、タイヤの
空気圧がパンク等により低下したときの荷重を支
持して応急的に安全な走行ができるようにした支
持リングが取り付けられている。第1図は、この
種の支持リングを取り付けた空気入りタイヤ組立
体の従来例を示し、チユーブレスタイヤ10が、
着脱自在のロツクリング11を備えた平底リム1
2に装着され、該タイヤ10の内部には、リム1
2の外周に弾性リング20を介して剛性リング3
0が取り付けられている。
剛性リング30は、脚部31の内側端部と外側
端部にそれぞれ基部32と支持部33を一体に連
結したI形断面のリング状体であり、剛性が高い
材料から成形され、変形し難い構造となつてい
る。弾性リング20は、剛性の低いゴム状弾性体
から成形された溝形断面のリング状体であり、左
右両側のフランジ部21の間に環状凹部22を設
けた構造となつている。
この剛性リング30と弾性リング20とは、弾
性リング20の環状凹部22に剛性リング30の
基部32を挟着保持した状態で弾性リング20が
リム12の外周に嵌合され、弾性リング20のフ
ランジ部21の外側面がタイヤ10のビード部1
0aの内側面に当接して幅方向に圧縮された状態
で取り付けられ、タイヤ10およびリム12に対
する位置決めがなされている。
上記の空気入りタイヤ組立体は、タイヤ10の
空気圧が低下した場合でもトレツド部10bの内
面が剛性リング30の支持部33の外面に当接し
て荷重を支持し、タイヤ10を圧潰させることな
く、安全な走行ができるようになつている。
このように、弾性リング20をタイヤ10のビ
ード部10aの間で圧縮した状態で固定するため
には、弾性リング20の原形時(リム組みされる
前の自然状態)における幅をリム組みされたタイ
ヤ10のビード部10aのビードトウ相互間の幅
(ビード部の内側幅)W3よりも大きく成形する必
要があるが、タイヤ10のリム組み時にロツクリ
ング11をリム12に取り付けるときには、タイ
ヤ10のビード部10aのビードヒール相互間の
幅(ビード部の外側幅)W1を一時的に縮少させ
なければならないから、弾性リング20のフラン
ジ部21は幅方向に著しく大きな圧縮力を受け
て、幅W2が縮少されることになる。
しかしながら、弾性リング20は、ゴム状弾性
体から成形されているため、圧縮に対しては大き
な抵抗力を有することから、従来の弾性リング2
0を幅方向に圧縮させてロツクリング11をリム
12に取り付けることはきわめて困難であるとい
う問題がある。
そこで、ロツクリング11の取り付けを容易に
するために、弾性リング20の原形時における幅
を縮小してビード部10aの内側幅W3よりも小
さく成形すれば上記の問題は解決するが、これで
は弾性リング20が幅方向に必要な圧縮力が加え
られない状態で取り付けられることになるため、
剛性リング30と弾性リング20との位置決めが
不安定となり、その結果、走行中に剛性リング3
0と弾性リング20とが、タイヤ10およびリム
12に対して幅方向に移動したり、弾性リング2
0とタイヤビード部10bとの間、もしくは弾性
リング20と剛性リング30との間に相対的な滑
りや回転が生じて、弾性リング20とタイヤビー
ド部10bとの接触面、もしくは弾性リング20
と剛性リング30との接触面が摩擦により損耗
し、空気圧低下時に必要な荷重支持リングとして
の機能が阻害されるという問題がある。
この考案は、上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、この考案の目的は、弾性リング
とタイヤビード部との間、もしくは弾性リングと
剛性リングとの間の滑りや回転を防止することに
あり、またこの考案の目的はタイヤのリム組みが
容易で、しかも剛性リングと弾性リングとの位置
決めが確実にできる空気入りタイヤ組立体を提供
することにある。
すなわち、この考案は、図示する実施例のよう
に、着脱可能なロツクリング11を備えた平底リ
ム12と、該リム12に装着された空気入りタイ
ヤ10と、該空気入りタイヤ10の内部において
リム12の外周に嵌合された弾性リング20と、
該弾性リング20のフランジ部21に挟着された
剛性リング30とからなり、空気圧低下時の荷重
を剛性リング30により支持するようにした空気
入りタイヤ組立体において、前記弾性リング20
のフランジ部21の少なくとも一方の外側面24
もしくは内側面25に凹凸形状を形成し、該弾性
リング20のフランジ部21を前記剛性リング3
0とタイヤ10のビード部10aとを介して幅方
向に圧縮した状態で固定したことを特徴とする空
気入りタイヤ組立体に係る。
以下、この考案の実施例について図面を参照し
て説明する。
第2図は、この考案の空気入りタイヤ組立体の
構成部品のうち、弾性リング20の実施例を示す
断面図である。剛性リング、タイヤおよびリム等
の弾性リング以外の構成部品は、第1図に示した
従来のものと同一であるから、図示を省略して、
同一符号を用いて説明する。
この考案の弾性リングの材質は、従来と同様に
ゴム状弾性体であり、適宜の厚さの胴部23の左
右両側の半径方向外側に、それぞれフランジ部2
1を設けてリング状に成形し、フランジ部21の
間に環状凹部22を形成している。胴部23とフ
ランジ部21との底面は同一の内周面を形成し、
その内径はリム12の直径とほぼ等しくしてリム
12に嵌合できるようにする。また、環状凹部2
2の幅および底面の直径(胴部23の外径)は、
それぞれ剛性リング30の基部32の幅および内
径とほぼ等しく、フランジ部21の外径は剛性フ
ランジ30の基部32の外径よりも大きくして、
環状凹部22内に剛性リング30の基部32を嵌
合して保持したとき、剛性リング30の基部32
の外周面がフランジ部21の外周面の内側まで没
入するようにする。図示したフランジ部21の外
側面24は、外側に向つて広がる円錐面を形成し
ているが、幅方向に対して垂直な円筒面としても
よい。
上記の弾性リングの原形時における幅Waは、
リム組みされたタイヤ10のビード部10aの内
側幅W3よりも大きくする。
さらに、上記の弾性リングのフランジ部21の
外側面24には、円周方向に連続する溝26を2
条設けて凹凸形状を形成する。各溝26の深さ
は、フランジ部21の幅Wbの約50%に達するよ
うにし、溝26の開口幅dと溝26相互間の外側
面24に形成される凸面の幅Dおよび溝26とフ
ランジ部21の外側面24の内周縁および外周縁
との間に形成される凸面の幅Dとの比は、それぞ
れ約1対2となるようにするのが望ましい。
弾性リング20を上記の構成とすることによ
り、弾性リング20をタイヤ10とともにリム組
みして、リム12にロツクリング11を取り付け
るときに、弾性リング20のフランジ部21が幅
方向に圧縮されても、フランジ部21の外側面2
4に設けてある溝26が圧縮力を吸収してフラン
ジ部21の幅Wbが容易に縮少するから、タイヤ
10のビード部10aの外側幅W1を一時的に縮
少させることが容易となり、ロツクリング11の
取り付けがきわめて簡単にできる。
したがつて、弾性リング20の原形時における
幅Waは、リム組みされたタイヤ10のビード部
10aの内側幅W3よりかなり大きくすることが
可能となり、たとえ、リム12やタイヤ10の製
造工程上のばらつきにより、リム組みされたとき
のタイヤ10のビード部10aの外側幅W1およ
び内側幅W3に誤差が生じた場合でも、弾性リン
グ20は常に幅方向に圧縮された状態で組み付け
ることができる。
このように、剛性リング30を弾性リング20
の環状凹部22に嵌合し、フランジ部21の間に
挟着してタイヤ10をリム組みすることにより、
弾性リング20のフランジ部21が剛性リング3
0の基部32の側面とタイヤ10のビード部10
aの内側面とを介して幅方向に圧縮された状態で
固定され、剛性リング30と弾性リング20との
位置決めが確実になされることになる。
また、弾性リング20のフランジ部21の外側
面24に溝26を設けて凹凸形状を形成したこと
により、弾性リング20とタイヤ10のビード部
10aとの接触面の摩擦力が高くなるから、弾性
リング20とタイヤ10との間の相対的な滑りや
回転が生ずることもなくなる。
上記実施例の弾性リング20には、フランジ部
21の外側面24の双方に溝26を設けてある
が、この溝26はフランジ部21の左右双方の外
側面24のうち何れか一方のみに設けることもで
きる。
また、この溝部26は、フランジ部21の内側
面25の双方または何れか一方に設けてもよい。
このように弾性リング20のフランジ部21の
内側面25に溝部26を設けた場合は、剛性リン
グ30の基部32と弾性リング20のフランジ部
21との接触面の摩擦力が高くなり、弾性リング
20と剛性リング30との間の相対的な滑りや回
転を阻止することができる。
第3図ないし第7図は、それぞれ弾性リング2
0のフランジ部21の外側面24に形成する凹凸
形状の変形例である。
第3図は、フランジ部21の外側面24の内周
縁と外周縁との間に半径方向に対し一定の角度θ
で等間隔に溝26aを設けた場合である。角度θ
は約15゜、溝26aの幅eは約5mm、隣接する溝
26a相互間の外側面24に形成される凸面の幅
Eは約10mmとする。
第4図は、フランジ部21の外側面24の円周
方向に連続するジグザグ状の溝26bを2条設け
た場合、第5図は長方形状の突起28を2列平行
に設けた場合、第6図は円形状の穴26cを4列
平行に互にずらして設けた場合、第7図は溝幅の
小さい山形状の切込み26dを多数組み合わせて
設けた場合をそれぞれ示す。第4図ないし第7図
において、それぞれフランジ部21の外側面24
に形成する溝その他の凹面の深さおよび面積は、
タイヤのサイズおよび弾性リングのフランジ部の
幅、外側面の面積等に応じて適宜選定する。
さらに、上記実施例では、弾性リング20に環
状凹部22を設けて剛性リング30の基部32を
嵌合するようにしているが、剛性リング30の基
部32の内周面に環状凹部を設け、弾性リング2
0には環状凸部を設けて、この環状凸部を剛性リ
ング30の基部32の環状凹部に嵌合させるよう
にすることもできる。
上記の空気入りタイヤ組立体の組立に当り、弾
性リング20を一体のリング状として成形した場
合には、剛性リング30は円周方向を適宜の間隔
で分割して相互に連結する構造とし、タイヤ10
内部への装入を容易にすることが好ましい。ま
た、弾性リング20も同様に円周方向の分割体と
するか、あるいは幅方向に分割して組み合わせる
ようにすることもできる。
また、この考案の空気入りタイヤ組立体に用い
るリムは、第1図に示した構造のものに限らず、
深底リム以外のすべての平底リムを用いることが
できる。
以上、説明したところから明らかなように、こ
の考案によれば、弾性リングのフランジ部の外側
面もしくは内側面に凹凸形状を形成しているか
ら、弾性リングのフランジ部の外側面に凹凸形状
を形成した場合は、弾性リングとタイヤビード部
との間の滑りや回転を阻止して接触面の摩擦によ
る損耗を防止することができ、弾性リングのフラ
ンジ部の内側面に凹凸形状を形成した場合は弾性
リングと剛性リングとの間の滑りや回転を阻止し
て接触面の摩擦による損耗を防止することができ
る。
また、この考案によれば、弾性リングの原形時
の幅をリム組みされたタイヤビード部の外側幅よ
りも大きくしても、弾性リングを幅方向に圧縮し
た状態でのリム組みが容易になり、しかも弾性リ
ングのフランジ部の外側面とタイヤビード部の内
側面、および弾性リングのフランジ部の内側面と
剛性リングの基部の側面とが互いに押圧された状
態で固定されるため、剛性リングと弾性リングと
をタイヤに対して確実に位置決めすることが可能
となる。
したがつて、この考案の空気入りタイヤ組立体
は、走行中においても剛性リングと弾性リングと
が幅方向に移動したり、剛性リングに回転振れが
生ずることがなく、タイヤの空気圧低下時の荷重
支持リングとしての機能を長期間安定して維持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、空気圧低下時の荷重支持リングを備
える空気入りタイヤ組立体の子午断面図、第2図
は、この考案の弾性リングの実施例を示す断面
図、第3図ないし第7図は、それぞれ弾性リング
のフランジ部の外側面の凹凸形状の変形例を示す
一部側面図である。 図中、10は空気入りタイヤ、10aはビード
部、11はロツクリング、12はリム、20は弾
性リング、21は弾性リングのフランジ部、2
4,25はそれぞれフランジ部の外側面、内側
面、26は溝、30は剛性リングである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 着脱可能なロツクリングを備えた平底リムと、
    該リムに装着された空気入りタイヤと、該空気入
    りタイヤの内部においてリムの外周に嵌合された
    弾性リングと、該弾性リングのフランジ部に挟着
    された剛性リングとからなり、空気圧低下時の荷
    重を剛性リングにより支持するようにした空気入
    りタイヤ組立体において、前記弾性リングのフラ
    ンジ部の少なくとも一方の外側面もしくは内側面
    に凹凸形状を形成し、該弾性リングのフランジ部
    を前記剛性リングとタイヤのビード部とを介して
    幅方向に圧縮した状態で固定したことを特徴とす
    る空気入りタイヤ組立体。
JP8045982U 1982-05-31 1982-05-31 空気入りタイヤ組立体 Granted JPS58182805U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8045982U JPS58182805U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 空気入りタイヤ組立体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8045982U JPS58182805U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 空気入りタイヤ組立体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58182805U JPS58182805U (ja) 1983-12-06
JPS6223603Y2 true JPS6223603Y2 (ja) 1987-06-16

Family

ID=30089601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8045982U Granted JPS58182805U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 空気入りタイヤ組立体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58182805U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4222818B2 (ja) * 2002-11-18 2009-02-12 横浜ゴム株式会社 タイヤホイール組立体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58141903A (ja) * 1982-02-18 1983-08-23 Sumitomo Rubber Ind Ltd 安全タイヤ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58141903A (ja) * 1982-02-18 1983-08-23 Sumitomo Rubber Ind Ltd 安全タイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58182805U (ja) 1983-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1110763B1 (en) Noise damper for a pneumatic tyre
KR960015020B1 (ko) 수축된 상태에서 회전가능한 타이어용 림
JP2008068857A (ja) 自動車のランフラット装置およびこれを備える車輪
US4466670A (en) Three piece wheel for vehicle tires
JPH03241B2 (ja)
US4169496A (en) Run-flat tire and wheel arrangement with inverted bead interlock
US20080073017A1 (en) Run-flat system comprising a foam support ring mounted to a rim by securing strips
WO2018057512A1 (en) Devices for reducing tire noise
JPH0114046B2 (ja)
JPH0244506U (ja)
US4597426A (en) Vehicle tire and rim having tire bead rotatable into assembled condition
JPS6223603Y2 (ja)
KR20050102665A (ko) 타이어/휠 조립체 및 런 플랫용 지지체
US4031940A (en) Pneumatic tire
US4732198A (en) Vehicle wheel
US4967822A (en) Pneumatic tire for a vehicular tire and wheel assembly
JPS61163003A (ja) 車両用車輪
JPS5912482B2 (ja) タイヤと車輪リムの組立体
JP7411095B2 (ja) 側壁カバーを有する非空気圧式タイヤ
US4157106A (en) Run-flat tire having internal support means
GB1573953A (en) Wheel rim and method ofmaking thereof
CA1086202A (en) Deflated tire annular support
JP2007525351A (ja) 装着性が改善されたランフラットサポートリング
JPH0735108U (ja) 乗用車用空気入りタイヤ
JPH0327845Y2 (ja)