JPS62234848A

JPS62234848A - 電子銃

Info

Publication number: JPS62234848A
Application number: JP61077056A
Authority: JP
Inventors: Toshio Nakanishi; 中西　寿夫; Ritsuo Ishida; 石田　律雄
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1986-04-03
Filing date: 1986-04-03
Publication date: 1987-10-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は電子ビームの断面形状を制御する四極ＷＬ極
を有する電子銃に関するものである。

〔従来の技術〕

陰極線管において、蛍光面に画像を映出するために、偏
向装置によって′成子ビームを偏向させたとき、偏向磁
界によって電子ビームの断面形状が変形を受け、蛍光面
上でのスポット形状が非円形となる。いわゆる偏向収差
はよく知られている。

この偏向収差は、偏向磁界が非介−分布の場合は特に著
しく、蛍光面中央で円形スポットであっても中央部水平
端では水平方向に横長のだ円形となる。この偏向収差を
解消するため、電子銃の集束電極に印加する集束電圧に
、偏向周波数に同期した双曲線波形電圧を重畳させる方
法が多用されている。しかし、この方法は集束レンズの
焦点距離を調整するのみで、偏向収差の解消はできない
。

また、ＩｔＪＷ線管の外側に１に磁石コイルを配設し、
陰極線管に配備した磁気素子を通して偏向収差を補正し
ようという提案がある（特開昭５７−８４６８３号公報
）、シかし、この方法は、電磁石コイルの消費゛直方が
大きく、１磁石コイｙ等の費用が篩い。偏向磁界との干
渉を避けるための工夫を要する、等の問題点がある。

また、非点収差特性の電子レンズを構成する電極対の一
部〇″ｄＬ極端部に、非回転対称電界を形成する電極を
設け、静電的に電子レンズと非点収差とを同時に制御し
ようという提案がある（特開昭５３−９４６４号公報）
、シかし、この方法は。

電子レンズと非点収差の異なった目的を、それぞれ満た
すための波形電圧が互に電界形成に干渉し合うため、干
渉を補正し合う波形電圧をそれぞれに、偏向周波数に同
期させて重畳する必要があり。

動作回路が複雑になり、さらに、インライン型カラー陰
極線管では、一般に、スタティックコンバーゼンスを、
電子レンズ領域で静電的に行っているために、この方法
では集束電極電位の変化によってスタティックコンバー
ゼンスがくづれるという問題点がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、電子銃の基本機能である加速、集束、集中
といつ九性能を損うことなく、偏向磁界による偏向収差
を静電的に補正することのできる電子銃を得ることを目
的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る電子銃は、集束電極内のドリフト空間内
に、電子ビームを水平の向きおよび垂直の向きでもって
それぞれ挾む二対の電極片で構成されている四極′Ｑｃ
極を設け、上記二対の電極片のうち、いずれか−万の一
対の電極片を上記集束電極に接続し、他方の一対の電極
片に偏向磁界に同期した補正用の集束電圧を印加する構
成としたものである。

〔作用〕

四極電極の一対の電極片に、補正用の集束電圧を印加す
ると、集束電極に接続されている他方の一対の電極片の
電位に対する正負およびその電位差に応じた電界が生じ
、この電界内を通過する電子ビームは電気力を受けてそ
の断面形状が変えられる。この変形作用を、偏向収差を
補正する向き。

大きさとなるように、上記補正用集束電圧波形を設定す
れば、偏向収差を、電子銃の集束作用等の特性を損うこ
となく補正することができる。

〔発明の実施例〕

第１図はこの発明の一実施例の構成を示す斜視図で、（
１）は陰極、（２）は制御電極、（３）は加速電極。

（４）は集束電極で、電子ビーム（７）が通る軸線に沿
って配設されている前後２つの電極（４ａ）、（４ｂ）
で構成されている。（５）は陽極で、これらのＫＷ（１
）〜（５）は同軸に所定の間隔を置いて配列されており
。

制御電１１１Ｍ　（２）、加速［極（３）および、集束
電極（４ａ　）　ｐ（４ｂ）には、ＩＥ電子ビーム７）
が通過する開口部アパーチャ（２ａＬ（１’１ａＬ（４
ｃＬ（４ｄ）がそれぞれ設けられており、陰極（１）か
ら放出された電子は、各電極に印加された所定の動作電
圧によって電子ビーム（７）となシ陰極線管の蛍光面（
図示せず）に到達して画像を映出する電子銃αυを構成
している。集束域Ｍ　（４）の前後の電極（４ａ）、（
４ｂ）は、導線（４ｅ）によって接続されて同電位に保
持されており、この集束域Ｗ（４ａ）、（４ｂ）の通過
する間は電子ビーム（７）は、ドリフト（漂流）してい
る、このドリフト中の電子ビーム（７）を両側および上
下から挾むように、一対の垂直電極片（６ａ）、（６ｃ
）と、一対の水平電極片（６ｂ）、（６ｄ）が配設され
て四極電極（６）を構成している。さらに垂直″＃ｔ、
極片（６ａＬ（ｓｃ）は、導ｆｉｔ　（８）によって集
束電極（４）Ｋ接続されている。

（９）は補正用集束電源で、導線α１で水平電極片（Ｓ
ａ）ｔ（６ｃ）と、垂直電極片（ｓｂ）、（ｓｄ）の間
に補正用集束電圧Ｖを印加する。

以上のような構成において、例えば水平ｖｌ鑞片（６ｂ
）、（６ｄ）に対して、垂直電極片（６ａ）−（６ｃ）
に印加される集束電圧Ｖよシ高い電圧（Ｖ　＋　ｖ　）
を印加すると、四極電極（６）内に生じる電界によ・つ
て、第２図に示す電気力（２）が走行中の電子ビーム（
７）に作用し、電子ビーム（７）の断面形状は縦長のだ
円形となる。補正用の集束電圧Ｖが負であれば。

電気力（２）の向きは逆になって電子ビーム（７）の断
面は横長のだ円形となる。いづれの場合も垂直″’ｉｔ
極片（６ａ）、（ｓｃ）は集束電位Ｖに保持されている
ので、水平方向の作用はないが水平電極片（ｓｂＬ（６
ｄ）に印加される集束電圧Ｖの正負によって。

ドリフト走行中の電子ビーム（７）は吸引あるいは反抗
作用を受けて、縦長あるいは横長に容易に変形させるこ
とが出来る。したがって、偏向周波数に同期した集束電
圧Ｖを、水平ＩＣ極片（６ｂ）、（６ｄ）に印加すれば
、電子ビーム（７）の断面形状を所定の形状に変形させ
ることができ、これによって偏向収差を補正することが
できる。

上記実施例では、一本の電子ビームを発射する電子銃に
この発明を適用した例を説明したが、複数の電子ビーム
を発射するデルタ形、ま九はインライン形電子銃にも同
様に適用できることはいうまでもない。

また、上記実施例では、垂直電極片（６ａ）、（６ｃ）
を集束電極（４）に接続した例を示したが、水平電極子
（６ｂ）、（６ｄ）を集束電極（４）に接続し、垂Ｉｉ
［電極片（６ａ）、（８ｃ）に補正用集束電圧Ｖを印加
する構成としてもよい。

いづれの場合にも、四極電極のうち一対の電極片は、こ
の四極電極（６）が存在する集束電極（４）に接続され
るので、他の一対のＩＥ電極片接続される導線一本のみ
が、導入機として必要になるだけであるから、電子銃の
構造を複愉にすることはないという利点がある。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば１前後に部分され九集
束電極の間に、電子ビームを上下および両側から挾むよ
うにそれぞれ配設されている一対の水平および垂直電極
片で形成されている四極電極を０１ａえ、一方の一対の
′ｆＩｔ極片を集束電極に接続するとともに、他方の一
対の′＃Ｌ極片に、偏向磁界に同期した補正用の集束電
圧を印加する構成としたので、偏向磁界による偏向収差
を、電子銃の集束特性、コンバーゼンス特性等に悪影響
を及ぼすことなく有効に補正でき、かつ、四極電極へ給
電するための導線の必要数が少なく、構造の簡単な電子
銃が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の斜視図、第２図はこの発
明の要部である四極１１Ｌ極の作用を説明する几めの図
である。体ノ、（４ａＬ（４ｂ）−集束′ｆＩｔ極、（６）・・
・四極電極、（６ａ）ｙ（６ｃ）・−垂ｍｖＬ極片、（
６ｂ）、　（ａｄ）　・＊平ｔ４ｆ片、（７）・・・電
子ビーム、（８）・・・導体、（９）・・・補正用集束
１［源。想・・・電子銃。なお、各□□□中、同一符号は同一または相当部分を示
す。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）電子ビームが通る軸線に沿つて配設されている前
後２つの電極で構成されている集束電極の当該前後２つ
の電極の間に配設されており、上記電子ビームを両側か
ら挟む一対の垂直電極片および当該電子ビームを上下か
ら挾む一対の水平電極片で構成されている四極電極を備
え、上記二対の電極片のうち、いずれか一方を上記集束
電極に接続し、他方の一対の電極片に偏向磁界に同期し
た補正用の集束電圧を印加する構成とした電子銃。