JPS62234758A - 自動車運行用磁界センサの支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は自動車の連行（ナビゲーション）用磁界セン
サの支持装置に関する。

［従来の技術〕 自動車の現在位置の検出のためにずっと以前からいわゆ
る推測走法が用いられ、この推測走法では走行中に絶え
ず自動車の走行距離と走行方向とが測定される。自動車
の走行方向は通常磁界センサを用いて地磁界を測定する
ことにより検出される。しかしながら場合によっては自
動車自体により例えば車体部分により又は自動車内の電
流によって発生する磁界により作られた妨害磁界が地磁
界の測定を妨害することがある。

欧州特許第００８７３５７号明細書から、自動車への取
り付は箇所の入念な選択により妨害磁界に起因する偏差
を最小にすることが知られている。このために磁界セン
サが自動車の車体から離してセンサ支持体に配置される
。しかしかかるセンサ支持体とこの支持体に取り付けら
れた磁界センサとは露出状態のために危険にさらされる
。例えば洗車装置を通り抜けるとき支持装置又は磁界セ
ンサが傷付けられるおそれがある。

［発明が解決しようとする問題点］ この発明は、センサ支持体及び磁界センサの損傷の危険
が回避されるように、運行用のセンサ支持体と磁界セン
サとを自動車に配置することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ この目的はこの発明に基づき、センサ支持体を車体の中
に埋込むことができるようにすることにより達成される
。このためにセンサ支持体は車体の中に出し入れできる
ように構成することができる。しかしセンサ支持体は手
動により押し込み引き出すことができるように、又は自
動的に繰り入れ繰り出すことができるように構成される
のが有利である。

センサ支持体は間隔片から成るのが合目的であり、この
間隔片は磁界センサが自動車車体への必要な間隔を維持
するのに役立つ０間隔片にはセンサ容器が固定され、こ
の容器は磁界センサを収容し磁界センサを保護する働き
をする。

センサ容器と間隔片とは同様に地磁界の測定に対する妨
害源となるおそれがある。従ってこれらの部分に対して
強磁性又はフェリ磁性の特性を示さない材料を用いるこ
とが合目的である。特に無視できるほど小さい残留磁気
しか持たない材料を使用することが有利であり、それに
より残留磁気によって発生する特に妨げと成る磁界が避
けられる。例えば間隔片及び／又はセンサ容器を黄銅又
はアルミニウム又はプラスチックから構成すると有利で
ある。

センサ支持体の輪郭及び／又は材料は１機械的な振動及
び機械的な負荷に対する十分な剛性と安定性とが得られ
るように選択される。それにより磁界センサの偏位によ
る測定誤差が十分に避けられる。

センサ容器の形は採用される磁界センサの形式と寸法と
に関係し、例えばブラケットとして構成できる。ブラケ
ットは例えばロック可能なリンクによりその空間位置に
おいて十分に可動に間隔片に取り付けることができるの
で、自動車の長軸線及び横軸線に関し磁界センサの最適
な調節が可能となる。

センサ支持体の間隔片は、少なくとも一つのテレスコー
プ要素を備えたテレスコープ装置として構成されるのが
有利である。自動車軸線に対する磁界センサの整列が変
化するおそれの無いように、テレスコープ装置は案内部
分の中でねじれを防止して導かれる。案内部分の中のテ
レスコープ装置のねじれ防止は、テレスコープ装置と案
内部分との外側の幾何学的形状が相互に合致して、案内
部分の中でテレスコープ装置のねじれが起こり得ないよ
うになっていることにより達成される。

例えば最も外側のテレスコープ要素の輪郭と案内部分の
それに従属する輪郭とが複数の平行な面を有するように
すれば、これらの面が案内部分に対する最も外側のテレ
スコープ要素のねじれを防止する。案内部分の中におけ
る最も外側のテレスコープ要素又はテレスコープ装置の
ねじれのない案内のために、変形室としてフェザ−キー
／キー溝システムを用いることもできる。案内部分自体
は車体にねじれないように取り付けられている。

センサ支持体の出し入れ又は繰り出し入れのためには駆
動システムが用いられる。この駆動システムは空圧式、
液圧式、又は電動機と後置接続された減速機とを用いて
電気機械式に構成できる。

位置センサを用いてセンサ支持体が埋込状態における又
は非理込状態におけるその終端位置に到達したかどうか
を検出するのが有利である。かかる位置センサは例えば
誘導方式又は光電方式で非接触に作動できるようにする
か、又は単純に機械的なスイッチとして構成することも
できる。テレスコープ装置の綴り出しの際の終端位置を
検出するための位置センサは、終端位置に到達したとき
に駆動システムを遮断する働きをする。更に後置接続さ
れた電子機器にセンサ支持体又はテレスコープ装置の運
動に関する情報を処理させるために、位置センサの信号
を用いることもできる。例えばマイクロプロセッサシス
テムが位置センサの信号を評価し、それぞれの位置を自
動車の運転手に例えばフロントパネル上に表示すること
ができる。位置センサを用いて繰り出し又は繰り入れの
任意の支持位置を検出し制御することもできる。

終端位置に到達した後にセンサ支持体を固定するために
、少なくとも一つのロック装置を用いるのが合目的であ
る。このロック装置はセンサ支持体を機械的に固定する
働きをする。

センサ支持体が相互に差し込み可能な複数のテレスコー
プ要素を備えたテレスコープ装置から成るときには、特
に個々のテレスコープ要素を他のテレスコープ要素から
切り離して動かそうとするときに、駆動システムとテレ
スコープ装置との間に継手を設けるのが有利である。

またセンサ支持体をアンテナとして用いることができる
ように構成するのが特に有利である。センサ支持体とし
て複数のテレスコープ要素を備えたテレスコープ装置を
用いるならば、テレスコープ要素のその機能に基づき分
離されたほぼ次の方式による運動が有利である。

すなわち自動車の点火プラグの投入とともに、テレスコ
ープ装置の磁界センサを備えたブラケットを支持する部
分が繰り出されるようにすれば、方向検出の機能が自動
的に確立される。また自動車に設けられたラジオと連動
して、アンテナ機能を実現するためにテレスコープ要素
を駆動システムによって繰り出したり繰り入れたりする
こともできる。

この発明の別の有利な実施態様は特許請求の範囲第２項
以下に記載されている。

［実施例］ 次にこの発明に基づく磁界センサの支持装置の一実施例
を示す図面により、この発明の詳細な説明する。

第１図ないし第３図に特に示すように、センサ支持体は
テレスコープ装置の形の間隔片１２と磁界センサ４を収
容するセンサ容器１１とから成る。テレスコープ装置は
四つのテレスコープ要素１２１から成り、これらの要素
のうち最も外側のテレスコープ要素は符号１２１２を付
けられ、最も内側のテレスコープ要素は符号１２１３を
付けられている。センサ容器１１はブラケット１１１の
中に収容され、このブラケットは最も外側のテレスコー
プ要素１２１２の端部に設けられている。それにより最
も外側のテレスコープ要素１２１２を繰り出したときに
（第１図参照）、ブラケット１１１と自動車車体３との
間の間隔ａが維持される。

テレスコープ装置はその最も外側のテレスコープ要素１
２１２を案内部分１２２の中でねじれないように導かれ
る。ブラケット１１１は固定ねじ１１２を用いて水平軸
線を中心として垂直面内で調節可能に取り付けられてい
るので、ブラケット１１１の中の磁界センサ４は自動車
軸線に平行に整列できる。

同心のテレスコープ装置の長軸線を中心とするねじれ防
止はフェザ−キー／キー溝システムにより達成されてい
る。このために最も外側のテレスコープ要素１２１２は
連続した案内溝１２２１を有し、この案内溝には案内部
分１２２のフェザ−キー１２２２がテレスコープ装置の
繰り出し入れの際に係合する（第３図参照）。案内部分
１２２はその形状により自動車の車体３の中にねじれな
いように取り付けられている。車体３と案内部分１２２
との間にはゴムパツキン３１が設けられている。最も外
側のテレスコープ要素１２１２の壁の中には磁界センサ
４のリード！１４０が電線溝１２２１の中に収容されて
いる。

第２図の■部分に示すように、最も外側のテレスコープ
要素１２１２は継手により内側のテレスコープ要素１２
１３に結合され、これらの要素は第４図において相互に
引き離して示されている。

最も内側のテレスコープ要素１２１３は球形の掛け止め
要素９１を有し、また最も外側のテレスコープ要素１２
１２はこの掛け止め要素に適合する同心の掛け止め装置
９２を有し、この掛け止め装置はゴムリングとして構成
されている。ゴムリングは最も外側のテレスコープ要素
の内壁の下端の同心の溝の中に支持されている。掛け止
め要素９１は更にナイロンひも８２８に結合されている
。

ｆ５５図には位置センサ５が示され、この位置センサは
最も外側のテレスコープ要素の繰り出し位置を表示する
ために用いられる。位置センサ５はマイクロスイッチ５
１から成り、その開閉動作は開閉ピン５２により引き起
こされる。最も外側のテレスコープ要素１２１２の綴り
出し運動のときに、先端を丸められた開閉ピン５２が最
も外側のテレスコープ要素の壁の中に設けられた段々深
くなる溝５３の中に滑り込む。その際ばねで押し付けら
れた開閉ピン５２は、マイクロスイッチ５１の接点を開
くのに十分な道程を進む、これによって駆動システムが
遮断され、最も外側のテレスコープ要素の繰り出し運動
が終了する。

第６図はテレスコープ装置のための駆動システム８と、
最も外側のテレスコープ要素の固定のためのロック装置
６とを示す、装置全体はケース８３の中に収容されてい
る。駆動システムは漂遊磁界の少ない電動機８１から成
り、電動機軸８１１上には電動機側歯車８２１がはめら
れてりる。電動機側歯車８２１は歯付きベルト８２２に
より歯車８２３に力結合されている。歯車８２３は減速
機軸８２４上にはめられ、この減速機軸はウオーム８２
５と強固に結合されている。ウオームは従属するウオー
ム歯車８２６に噛み合い、このウオーム歯車はナイロン
ひも８２８のための巻き取りローラ８２７に結合されて
いる。半硬質のナイロンひも８２８は長手側面上に歯８
２８１を有し、この歯は巻き取りローラ上の歯８２７１
に適合する（第７図参照）、ナイロンひも８２８は押圧
ローラ８２９と巻き取りローラ８２７との間で強制案内
される。それによりウオーム歯車８２６の回転運動はナ
イロンひも８２８の直線運動に変換され、それによりテ
レスコープ装置が繰り出し入れされる。

テレスコープ装置の繰り出しのとき、第２図に示すよう
に掛け止め要素９１は掛け止め装置９２の中に存在する
。最も外側のテレスコープ要素１２１２が繰り出される
までは、球形の掛け止め要素９１を掛け止め装置９２の
ゴムリングから押し出すのに不十分な小さい機械的な抵
抗しか存在しない。それによりすべてのテレスコープ要
素１２１の連動を強制できるので、全テレスコープ装置
が緑り出される。この繰り出し運動の際に最も外側のテ
レスコープ要素１２１２がその繰り出し位置に到達する
と、このテレスコープ要素はロックされる。この位置で
磁界センサ４を備えたブラケット１１１は車体３から最
適の妨害の少ない間隔ａの所に来る。繰り出し運動はこ
の位置において停止されるので、自動車の方向検出だけ
が磁界センサ４を用いて完全に作動する。

テレスコープ装置の駆動システムが更に働いていると、
掛け止め要素９１が弾性を有する掛け止め装ｆｉ９２か
ら押し出され、テレスコープ装置は完全に繰り出される
（第１図参照）、これによりテレスコープ装置のアンテ
ナ機能が保証される。

繰り入れ運動は繰り出し運動とは逆方向に同様にして実
施される。

ロック装置６は、通電により皿状接極子６６を引き付け
るソレノイド６７から成る。それにより皿状接極子６６
に強固に結合された押し棒６５が行程を進み、この行程
は方向変換レバー６４を介して抑圧円板６３を備えたロ
ックビン６１に伝えられる。その際加えられた推力はつ
る巻きばね６２に逆らって働く、突き出されたロックピ
ン６１は最も外側のテレスコープ要素の孔に係合する。

それにより最も外側のテレスコープ要素は、テレスコー
プ要素の孔の位置によって決定される終端位置にロック
される。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に基づく支持装置の一実施例の繰り出
し状態における側面図、第２図は第１図に示す支持装置
の繰り入れ状態における縦断面図、第３図は第２図に示
す支持装置の切断線■−ｍによる断面図、第４図は第２
図に示す支持装置の■部分の拡大断面図、第５図は第２
図に示す支持装置に位置センサを取り付けた状態を示す
断面図、第６図は第２図に示す支持装置の駆動システム
の縦断面図、第７図は第６図に示す駆動システムの■部
分の拡大図である。 ｌ・・・センサ支持体、　　３・・Φ車体、　４拳−・
磁界センサ、　　５・・・位置センサ、　　６・拳・ロ
ック装置、　　８拳・・駆動システム、ｌｌ拳・・セン
サ容器、　　１２・・・間隔片、４０１１・φリード線
、　　　９１命・・掛け止め要素、　９２・・番掛け止
め装置、　　１１１−・・ブラケット、　　１２１−・
・テレスコープ要素、１２２０拳・案内部分、　　１２
１２・・・最も外側のテレスコープ要素、　　ａ・・・
間隔。 ｕｔｔｉｓ＋代理人弁理士冨村　溜 ＦＩＧ４ ↑ ＩＧ　５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）　磁界センサ（４）が自動車の車体（３）から間隔
   （ａ）を保ってセンサ支持体（１）に配置されているよ
   うな、自動車運行用磁界センサ（４）の支持装置におい
   て、センサ支持体（１）を車体（３）の中に埋込むこと
   ができるようにしたことを特徴とする自動車運行用磁界
   センサの支持装置。 ２）　センサ支持体（１）が間隔片（１２）とセンサ容
   器（１１）とから成り、この容器の中に磁界センサ（４
   ）が収容されていることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の支持装置。 ３）　センサ支持体（１）の終端位置の検出のための少
   なくとも一つの位置センサ（５）が設けられていること
   を特徴とする特許請求の範囲第２項記載の支持装置。 ４）　終端位置にセンサ支持体（１）を固定するための
   少なくとも一つのロック装置（６）が設けられているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第３項記載の支持装置。 ５）　センサ支持体（１）の間隔片（１２）が少なくと
   も一つのテレスコープ要素（１２１）を備えたテレスコ
   ープ装置から成り、このテレスコープ装置が車体（３）
   に取り付けられた案内部分（１２２）の中にねじれない
   ように導かれていることを特徴とする特許請求の範囲第
   ４項記載の支持装置。 ６）　テレスコープ装置が最も外側のテレスコープ要素
   （１２１２）と少なくとも一つの内側のテレスコープ要
   素とから成り、センサ容器（１１）としてブラケット（
   １１１）が用いられ、このブラケットが水平軸線を回転
   中心として調節可能に最も外側のテレスコープ要素（１
   ２１２）に取り付けられ、駆動システム（８）が継手に
   よりテレスコープ装置に 結合され、磁界センサ（４）へのリード線 （４０）が最も外側のテレスコープ要素 （１２１２）の中に収容されていることを特徴とする特
   許請求の範囲第５項記載の支持装置。 ７）継手として球形の掛け止め要素（９１）とこの要素
   に適合する掛け止め装置（９２）とが用いられることを
   特徴とする特許請求の範囲第６項記載の支持装置。 ８）間隔片（１２）の少なくとも一つの部分がアンテナ
   として構成されていることを特徴とする特許請求の範囲
   第２項ないし第７項のいずれか１項に記載の支持装置。 ９）センサ支持体（１）が強磁性又はフェリ磁性の特性
   を持たない材料から成ることを特徴とする特許請求の範
   囲第８項記載の支持装 置。