JPS62234628A - 缶巻締装置の缶センタ−リング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、缶巻締装置の缶センターリング装置、特に軸
強度の弱い缶の巻締に適した巻締装置の缶センターリン
グ装置に関する。

従来の技術 容器の多様化に伴ない、プラスチック材や積層材で形成
された缶、ＤＩ缶等、軸強度の弱い缶胴に金属蓋を巻締
した缶が提供され、一方では巻締装置の高速化が進行し
ている。そのため、従来の金属缶の巻締に於いてはあま
り影響がなかったりフタ−プレート上でのセンターリン
グのわずかのずれでも、前記のような缶胴では啄端に軸
強度が低下して座屈を起してしまう問題が発生している
。

２ピ一ス缶又は内容物を充填した３ピ一ス缶の巻締装置
における従来のりフタ−プレートは、上面が乎滑に形成
されている。従来、該リフタープレート上への缶のセン
ターリングは、缶ガイドターレットと巻締ターレットの
凹部で缶を巻込むようにして行なっている。しかしなが
ら、ターレット凹部はその径が缶胴匝よりも大きく形成
されていて缶胴との間に若干の遊びがある為に、缶がリ
フタープレートの中心部に正しく位置されないことがあ
った。また、リフター上に正しくセンターリングが行わ
ねていても、リフターが上昇していく過程で高速回転に
よって、遠心力が作用１１、チャックへのセンター＋１
ングがずれることがあった。従来の金属缶の場合は、こ
のような場合でもわずかなずれならばリフター圧によっ
てセンターリングが是正きれて、正しくチャッキングが
でき、支障なく巻締を行なうことができた。しかしなが
ら、前記のような軸強度の弱い柔軟材料で形成された缶
胴の場合、中心がずれた状態で所定のりフター出で缶を
挾持すると、偏荷重となり軸強度が激減して缶胴が座屈
を赳してしまう。本発明者が実験した結果によると、１
８〜２０　Ｋｆのリフター圧で缶が１傾く毎にその軸強
度が２〜３縁低下し、ある一定の所で急激に低下し、４
〜５°傾いたときにはわずかに５〜６〜のりフタ−圧に
しか耐えられなかった。

発明が解決しようとする問題点 前記のように、従来のりフタ−プレートはモ滑であるの
で、缶をリフタープレートの中央部に正［２く位置させ
ることが困難であり、その中心位置がずれることがあっ
た。また、センターリングが正しく行われた場合でも、
リフターが上昇］７ていく過程でリフターの高速回転に
よって、缶が振れて偏心し、チャックへのセンターリン
グがずれることがあった。その結果、缶に偏荷重が作用
１．て、柔軟材料で形成された缶胴は、座屈を起［、て
り、　ｔい適正な巻締を行なうことができなかった。

本発明は、上記実情に鑑み創案されたものであって、リ
フタープレート上へのセンターリングが容易にかつ確実
にでき、そして、リフターが上昇中も回転によって偏心
することなく、センターリングを完全にした状態でチャ
ッキングができる缶巻締装置における缶センターリング
装置を提供することを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 以下、本発明の構成を実施例に相当する図面に基づいて
説明する。

本発明の缶巻締装置の缶センターリング装置は、中央部
に巻締する缶胴Ｃと略同径の孔５が穿設された外周プレ
ート４、該外周プレート４の前記孔５に嵌合されプレー
ト支持吟２上にホールディングスプリング７によって上
下動可能に支持されたセンタープレート３とからなるプ
レート構造体１と、ノックアウトカム２４のカム従動体
２５にノックアウトスプリング２７を介して設けられ、
チャック２１内を貫通して上下動するロッド２２、該ロ
ッド２２の下端に固定されたノックアウトパッド２３か
らなるノックアウトパッド装置２０とからなり、前記ホ
ールディングスプリング７は前記ノックアウトスプリン
グ２７よりそのバネ力が弱く設定されていることを特徴
とするものである。

作用 上部に缶蓋ｅが載置された缶Ｃがプレート構造体１のセ
ンタープレート３上に載置されると、ノックアウトパッ
ド２３が下降すると共に、リフターも上昇し、ノックア
ウトパッド２３が蓋ｅを押圧する。その際、ノックアウ
トスプリング２７のバネ力はホールディングスプリング
７のバネ力より大きいので、センタープレートが次第に
沈み、缶Ｃの底部が外周プレート４の孔５に嵌合して該
孔５の内周壁で缶を案内しなかう挟圧する。その後、セ
ンタープレート３とノックアウトパッドで缶Ｃと９４．
ｅを緩衝して挟圧した状態で、チャック２１まで缶を誘
導する。

従って、缶Ｃのリフタープレート上へのセンターリング
が確実であると共に、上昇中も回転による遠心力でセン
ターリングがずれることなく、チャッキングが確実に行
われる。

実施例 以下、第１〜４図によって、本発明装置の実施例を詳細
に説明する。

本発明は、リフタープレート構造体１とノックアウトパ
ッド装置２０によって構成されている。

リフタープレート構造体１け、プレート支持台２−ヒに
セン４−プレート３と外周プレート４とを設けて構成さ
れている。外周プレート４の中央部には巻締する缶Ｃと
略同径の孔５が穿設されていて５該孔５にセンタープｌ
／　−）　３が上下動可能に嵌合されている。センター
プレート３は、その下面を前記缶Ｃの輔強５度よりもバ
ネ力が弱いホールディングスプリング７によって前記支
持袷２上に支持されていて、通常はその−Ｌ面（ｉが外
周プレート４の上面８と同−面又は少し下がった面に位
置（−でいる。

プレート支持台２は、従来装置１へ”と同様にリフター
スプリング１１を介（７て回転体１２に支持され、リフ
タ一本体１３と一体になって上下動し、かつリフターの
公転に伴って自転する。なお、１４はリフターカム、１
５は駆動ギヤである〇 一方、ノックアウトハツト装置２０Ｈ、チャック２１内
を貫通して上下動するロッド２２の下端部に固定された
ノックアウトパッド２３を有している。ロッド２２の上
部は、ノックアウトカム２４に追随して上下動するカム
従動体２５に、軸受２６を介して支持されている。そし
て、該ロッド２２の上端部とカム従動体２５間には、図
示のようにノックアウトスプリング２７が設けられ、ロ
ッド２２を常時下方に押圧するようになっている。

而して、以上の装置で使用されている各スプリングのバ
ネ力は、リフタースプリング１１）ノックアウトスプリ
ング２７〉ホールディングスプリング７、の関係になる
ように設定されている。

なお、図に於いて２８．２９は缶ガイド、３０はフィー
ドフィンガー、３１は缶ガイドターレット、３２け巻締
ターレット、３３．３４けカバーガイド、３５け第１巻
締ロール、３６は第２巻締ロールであり、これらは従来
と同様である。

以上のように構成されたセンターリング装置は次のよう
に作動する。

缶Ｃけ、フィードフィンガー３０に押されて缶ガイド２
８．２９に沿って搬送され、リフタープレート構造体１
上に供給される（第１図の状態）。この状態ではセンタ
ープレート３の上面６と外周プレート４の上面８とけ略
同−面にある。次いで、缶ガイドターレット３１と巻締
ターレット３２により缶Ｃを巻込むようにして、缶Ｃを
センタープレート中心上に位置決する。

同時に、缶蓋ｅが蓋ガイド３３，３４に沿って缶Ｃ上に
供給され、ノックアウトパッド２３が下降すると共に、
リフターも上昇し、ノックアウトパッド２３が蓋ｅを押
圧する。その際、ノックアウトスプリング２７のバネ力
はホールディングスプリング７のバネ力より大きいので
、センタープレートが次第に沈み、缶Ｃの底部が外周プ
レート４の孔５に係合して該孔５の内周壁で缶を案内し
ながら挟圧する（第２図の状態）。

さらに、ターレットの回転に伴なって、ノックアウトパ
ッド２３は、ノックアウトカム２４によって下降し蓋ｅ
を押圧するが、缶ガイドターレット３１と巻締ターレッ
ト３２の中心線上に達する時点（第３図の状態）では既
にセンタープレート３は最下位置（Ｌ、）まで沈んでい
るので、ノック・アウトパッドの押圧力がノックアウト
スプリング２７を押圧して、核スプリング２７を恥だけ
縮ませる。従って、缶Ｃ及び蕪ｅは、両スプリング７．
２７によって強く押されて、正しくセンターリングが行
われると共に、自転及び公転による遠心力によっても缶
が振れないようになっている。

その後、リフターが上昇すると共に、同期してノックア
ウトパッド２３も缶蓋に接触係合した状態で上昇して、
缶をチャック２１まで誘導し、缶蓋ｅのチャッキングが
行われる（第４図の状態）。この間、リフタープレート
構造体１及びノックアウトパッド２３は常時回転してい
るが、缶Ｃの底部が外周プレート４の孔５に嵌合してお
り、（７かも缶蓋ｅにはノックアウトバンド２３が接触
係合して、ノックアウトスプリング２７とホールディン
グスプリング７とを介してノックアウトパッド２３とセ
ンタープレート６によって缶を挾圧した状態で、チャッ
ク２１まで誘導するので、回転中撮れることなく、チャ
ック２１へのセンターリングが正しく行われる。

缶蓋］がチャック２１に当接すると、缶Ｃと蓋ｅはチャ
ック２１とセンタープレート３間で所定のりフタ−圧で
挾圧されて、第１巻締ロール３５及び第２巻締ロール３
６によって巻締が行われる。

効果 以上のように、本発明によれば、リフタープレー）Ｉｌ
ｌｌｌ反体ノックアウトパッド装置の共同作用で、缶を
リフターの中心部に正確に位置させた状態で、かつノッ
クアウトバンドとセンタープレートで挾圧した状態で缶
をチャックまで誘導するので、センターリングが正確に
行われる。従って、従来のように缶が傾いて偏荷重を受
けることがないから、所定の軸強度を維持することがで
き、缶がリフター圧によって座屈するのを防市すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る缶巻締装置の缶センターリング装置
の実施例を工捏順に示すものであり、第１図は充填され
た缶が搬送されてプレート上にのせる工程、第２図はノ
ックアウトパッドが降下し蓋と缶を下方に押しセンター
プレートが下る工程、第３図はノックアウトパッドが缶
を強く下方に押して遠心力で動かない様にする工程、第
４図はノックアウトパッドとりフタ−に依り蓋をシーミ
ングチャックに嵌合する工程に於ける各側断面図である
。 （１り １ニブレ一ト構造体　２ニブレ一ト支持台３：センター
プレート　４：外周プレート５：孔　７：ホールデイン
グスプリング１１：リフタースプリング　１２：回転体
１３：リフタ一本体　１４：リフターカム２０：ノック
アウトパッド装置　２１：シーミングチャック　２２：
ロッド　２３：ノックアウトバンド　２４：ノックアウ
トカム ２５：カム従動体　２６：軸受　２７：ノックアウトス
プリング　３１：缶ガイドターレット３２：巻締ターレ
ット　３３．３４：カバーガイド　３５：第１巻締ロー
ル　３６：第２巻締ロール 特許出願人　　東洋製罐株式会仕 出願人代理人　弁理士　佐　　藤　　文　　男（ほか２
名） 第　　　１　　　図　　　　　　　　　　　　　　　第
　　　２　　　図第　　　３　　　図 ＊４　　　　し１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 中央部に巻締する缶胴と略同径の孔が穿設された外周プ
   レート、該外周プレートの前記孔に嵌合されプレート支
   持台上にホールディングスプリングによつて上下動可能
   に支持されたセンタープレートとからなるプレート構造
   体と、ノックアウトカムのカム従動体にノックアウトス
   プリングを介して設けられ、チャック内を貫通して上下
   動するロッド、該ロッドの下端に固定されたノックアウ
   トパッドからなるノックアウトパッド装置とからなり、
   前記ホールディングスプリングは前記ノックアウトスプ
   リングよりそのバネ力が弱く設定されていることを特徴
   とする缶巻締装置の缶センターリング装置。