JPS62234555A - 生ゴミ等の粉砕脱水捕集装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の目的） （産業上の利用分野） 本発明は業務用調理施設や家庭における台所等において
生ずるいわゆる生ゴミといわれる調理残滓の処理装置に
関するものであって、特に嵩高な生ゴミをも充分に粉砕
、脱水し、その後これを自動的に捕集することのできる
ようにした新規な装置に係るものである。

（発明の背景〉 都市等におけるいわゆる生ゴミの処理手法は、専ら公的
な回収機関により生ゴミを処理場に集め、多くは焼却処
理を行っている。しかしながらこの種の生ゴミの処理手
法を改善するためには、その発生源たる業務用の調理施
設や家庭の台所の段階で充分な脱水回収がされてこそ可
能となるものであり、本出願人はこのような要請に添う
べ（生ゴミ等の処理装置について種々の開発を試み、す
てに−多くの特許出願に及んでいる。

（開発を試みた技術課題〉 本発明もその一環としてなされたものであって、生ゴミ
等を遠心脱水する装置において、生ゴミ等を積極的に粉
砕し、嵩高なものであっても凝縮した状態で回収できる
ようにしたものである。

（発明の構成） く課題解決の手段） 即ち本発明たる生ゴミ等の粉砕成木ｈｆｉ　築装置は、
生ゴミの投入口と生ゴミの排出口と汚水の排水部とを形
成したケーシングと、このケーシング内において駆動さ
れる生ゴミの処理筒と、更にこの処理筒の内側において
ケーシングに対し固定状態に設けられる投入内筒とを臭
えて成り、前記処理筒は互いに同方向に回転する移送内
筒と、脱水外筒とより成り、前記投入内筒はその下方に
スポーク状に構成された粉砕刃を具え、一方、前記脱水
外筒は透水構造を具えるとともに、上部がケーシングに
おける生ゴミの排出口近くに臨んで開放され、更に前記
移送内筒と脱水外筒との間に形成される圧縮説氷室には
前記移送内筒と脱水外筒とのいずれか一方に形成さされ
た螺旋状の案内フィンが設けられていることを特徴とし
て成るものであり、もって前記目的を達成しようとする
ものである。

〈実施例〉 以下本発明を図示の実施例に基づいて具体的に説明する
。まず第１図は本発明たる生ゴミ等の粉砕脱水捕集装置
ｌの実施例を示すものであり、この実施例では流し台に
おけるシンク２の排水口３の下方に粉砕脱水捕集装置１
を設置したもので、流し台における調理作業が済んだ後
、調理残滓の処理が一挙に行えるようにしたものである
。勿論、本発明はこのような流し台におけるシンク２の
底部に設けた排水口３に直結したものに固定されるもの
ではな（、別途キャビネット状の筐体にこれを設置して
、適宜調理施設における流し台近傍に具えさせておき、
専用的に生ゴミ処理を図るようにしたものであってもよ
い、また更に調理排水の経路途中である流し台から下水
道に至る排水管１３の途中に設けたすすることも可能で
あって、例えばその場合には各家庭の屋外に設けたり、
あるいはアパート、マンション等の集合住宅の場合には
何戸がずっ排水管を集中させ、そこで集約処理すべく本
装置を一基設けるようにしてももとより差し仕えない、
以下このシンク２に取り付けた粉砕脱水捕集装置１につ
いて詳細に説明する。符号ｌｏはケーシングであって、
ｖｆ鉄あるいは合成樹脂等適宜の材料で構成された、−
例として円筒状をなす有底筒状体である。このものはシ
ンク２の底部に開口した排水口３に対し一例として接続
フランジ１１によって取り付けられるものであって、接
続フランジ１１はケーシング１０の上端部と螺合し、シ
ンク２の排水口３の縁辺を接続フランジ１１の下面と、
ケーシング１ｏの上端縁とにより挟み込むようにするも
のである。そしてケーシング１０の下方には排水部たる
排水トラップ１２を接続させ、ここがら排水管１３を外
部に引き出すものである。またケーシング１ｏの上方は
排水口３とほぼ同じ大きさに開口さもるものであってこ
の開口が、実質的にはシンク２の排水口３であり、また
本装置にとっての生ゴミＡの投入口１４と成るものであ
る。更にケーシング１０の上方側傍部には生ゴミＡの排
出口１５を開口させるものであって、この排出口１５に
は必要に応じて適宜の捕集部材を接続させるものである
。一方このケーシング１０の内部には処理筒２０を設け
るものであり、この処理筒２０はケーシング１０の下面
に取り付けられた駆動モータＭによって一方向に回転駆
動されるものである。そしてこの処理筒２０の内側には
ケーシング１０と一体に組み合わされた投入内筒４０が
設けられるものである。

以下ｑの処理筒２０とこれを駆動する駆動モータＭ並び
に処理筒２０内における投入内筒４０との相互の構成に
ついて更に詳述する。まず処理筒２０は二重構造をとる
ものであって、内側の移送内筒２１とその外側の脱水外
筒２２とより成るものである。これら移送内筒２１と脱
水外筒２２とは同方向に回転するものであって、その回
転数は一例として毎分１ｓｏｏ回転を中心として幾分か
移送内筒２１が速く、脱水外筒２２が遅く回転するよう
に構成されているものである。勿論この回転状態は回転
数あるいは両者の回転数差等については逆関係を含んで
適宜設定できるものである。まず移送内筒２１について
説明すると、このものは筒状の胴部２４に対し、その下
方にスポーク状に一例として４本の粉砕刃２５を具え、
その中心から更に下方に内部動軸２６を延長形成するも
のである。そして粉砕刃２５の上方には中心から一例と
して４本の角状に延びる予備粉砕刃２７を形成するもの
である。更に胴部２４の外周には連続した螺旋状の案内
フィン２８をその下端部から上端部に至るまで形成する
ものである。この案内フィン２８については連続した螺
旋状であることが望ましいが、一部を切り欠いた間欠的
な形状のものであってもよいし、あるいは螺旋ピンチも
上方になるに従って粗くなるように適宜の目的に合った
形状をとることが可能である。因にこの案内フィン２８
については、脱水外筒２２側に固着形成しても差し支え
ない０次に移送内筒２１の外側に形成される脱水外筒２
２について説明すると、このものは全体として透水構造
を有する篭状のものである。尚、透水構造とは、網目状
のパンチングメタル、メツシュ板等によって構成され、
処理対象たる生ゴミ等の通過を許さず、水分のみの通過
を許す意味である。即ち脱水外筒２２の周面板３０は円
筒形を成し、その下方において支持スポーク３１によっ
て支持され、更にこの支持スポーク３１の中心からは下
方に外事動軸３２を延長形成させるものである。更に支
持スポーク３１の直上部、部ち移送内筒２１における粉
砕刃２５の直下位置には脱水外筒２２と一体となってい
る透水板３３を張設するものである。そして周面板３０
の上端近くには止水フランジ３４を突設させるものであ
り、このものはケーシング１０側から延びた固定フラン
ジ３５の上面に覆い被さるような位置に構成されるもの
である。尚、この止水フランジ３４は周面板３０のほぼ
上端部に設けられるものであるが、必ずしも最上端部に
設けな（とも要は上部への水の流出の遮断ができれば、
適宜の位置に設定することも差し支えない、また周面板
３０はその上端をケーシングｌＯにおける排出口１５の
高さまで臨ませるものであり、その上方に形成させる空
間を排出室１５′と定義し、またそこに至までの処理箱
２０における移送内筒２１の案内フィン２８と脱水外筒
２２の周面板３０との間に形成される部分を圧縮説氷室
２０′と、また粉砕刃２５の先端側において胴部２４と
透水板３３との間に形成される空間を粉砕放出口２５′
と定義する。そしてこれら移送内筒２１と脱水外筒２２
とから成る処理箱２０の駆動系統について説明すると、
内部動軸２６と外事動軸３２とは二重構造となっており
、脱水外筒２２に固定されている外事動軸３２が直接ケ
ーシング１０の底部に対してベアリングＢを介して回転
自在に支持され、内部動軸２６は外事動軸３２の中心に
おいてこれとは独立的に同様に他のベアリングＢを介し
て回転自在に支持されて成るものである。勿論これらの
部分については必要に応じて水密性を保つためのシール
Ｓを設けるようにするものである。このような両翼動軸
の下方にはドリブンギアがそれぞれ重ねられるように取
り付けられるものであって、まず上方には外事動軸３２
に固定された外部動用ドリブンギア３６が固定されると
ともに、更にそれより下方には内部動軸２６に対して内
翼動用ドリブンギア３７を固定するものである。そして
これら各ギアに対しては同様に駆動モータＭの出力軸に
固定された外題動用ドライブギア３８と内題動用ドライ
ブギア３９が固定され、これら両ドライブギアとドリブ
ンギアとが噛み合って駆動モータＭの回転伝達がなされ
るのである。

因にこの実施例では内題動用ドライブギア３９と内翼動
用ドリブンギア３７とのギア比を、外題動用ドライブギ
ア３８と外部動用ドリブンギア３６とのギア比より低く
、即ち回転数差としては速くなるように構成しており、
その結果移送内筒２１例の方が脱水外筒２２より幾分か
速く回転するように構成されているものである０次にこ
のような処理箱２０の内側に設けられる投入内筒４０に
ついて説明する。このものはケーシングｌＯの一部を構
成する状態で、このものに対し固定状態に取り付けられ
るものであって、上下両端部が開放した筒状をなすもの
であり、その内部を投入室４０′と定義するものである
。そして投入内筒４０の上方は実質的にはケーシング１
０の上部開口である投入口１４を構成するものであり、
即ちこれは先に述べたシンク２における排水口３と実質
的に一体となるものである。更に本装置に付設される補
助的構成について述べるとまず符号４２はケーシング１
０の外部に構成されたブリーザであり、このものはケー
シング１０の処理１ｉ２０における圧縮脱水室２０′の
外部、即ち透水板３３の外側に形成される排水室１０′
に対し螺旋状の案内フィン２８に起因する送風がなされ
た場合に外部に水滴が吹き出すこともあるから、これを
防止するためこの風圧を除去するものである。また更に
ケーシングＩＯの排水室１０’側の壁面には水の噴射ノ
ズル４３を設けるものであって、これによってケーシン
グ１０の内壁面に付着した汚物を積極的に除去するよう
に図るものである。

本発明は以上述べたような実施例として具体化されてい
るものであり、次のように動作して生ゴミＡの処理を行
うものである。まず調理作業に伴って生じた生ゴミＡは
そのままシンク２の排水口３、即ち本装置にとって投入
口１４に落とし込むように取り扱われるものである。し
かるときはシンク２の生ゴミＡはそれが含む水分Ｗとと
もに投入内筒４０内に形成されている投入内室４０’内
に捕集されるものである。この位置では処理篭２０の底
部直下に脱水外筒２２の透水板３３が存在するから生ゴ
ミＡは投入室４０′内に保持されたままで水分Ｗだけが
水切りされた状態となって、透水板３３を通ってケーシ
ング１０の底部に流れ落ち、そこから排水トラップ１２
に流れ出るものである。そして適量の生ゴミＡが投入内
室４０′内に貯留した後、適宜のスイッチング操作によ
り駆動モータＭを起動させると、これに直結されている
殊理篭２０が例えば１５００回転を中心とした高速度で
回転し、その下方における予備粉砕刃２７及び粉砕刃２
５によって生ゴミＡを順次高速で粉砕してゆくものであ
る。このような粉砕が続けられると細かく粉砕された生
ゴミＡ′は遠心力により処理篭２０における移送内筒２
１の下方に形成されている粉砕放出口２５′から圧縮脱
水室２０′側に放出されるようになるのである。しかる
ときは移送内筒２１の問囲に螺旋状に形成されている案
内フィン２８がいわゆるスクリューコンベア状の作用を
行って、これらの粉砕された生ゴミＡ　’を順次上方に
移送させるようにするのである。このような移送を受け
る途中で粉砕された生ゴミＡ′について見ると、このも
のは圧縮脱水室２０’内においては比較的高速で回転し
て充分な遠心力を受けているから、そこに含んでいる水
分は脱水外筒２２の周面板３０から放出されてケーシン
グ１０の内側の排水室１０′に排除されるものである。

そして粉砕された生ゴミＡ′の移送状態について着眼す
ると、このものは圧縮脱水室２０′内において移送内筒
２１の方が脱水外？１ｉ２２より幾分か速く回転してい
ることによって両者の相対的な回転速度差に応じた緩や
かなスクリューコンベア状の移送作用を受け、順次上方
に移動してゆくのである。そして圧縮脱水室２０′の上
方まで移送された粉砕済の生ゴミＡ′はその上方から排
出室１５′に移送され、ここから更に遠心力によって排
出口１５からケーシング１０の外部に遠心放擲されるも
のである。尚、このような作動を行う途中で移送内筒２
１における案内フィン２日が送風作用を行ってケーシン
グ１０内の内圧を高める場合もあるが、この内圧はプリ
ーザ４２によって外部に放出されるものである・、そし
て止水フランジ３４と固定フランジ３５とによって排水
室１０′が上方の排出室１５’と仕切られているから、
脱水された水分が外部に吹き上がったりすることを有効
に防いでいるものである。そして使用を経るに従ってケ
ーシング１０の内壁面に汚物の付着が予想されるが、こ
れも定期的に噴射ノズル４３から圧力水を喰出させて除
去するものである。

（発明の効果） 本発明は以上述べたような構成を有するものであり、投
入室４０′で充分な粉砕を受けた生ゴミＡ′は遠心脱水
を受けながら移送されてゆくものでであり、はぼ完全に
脱水された状態で生ゴミＡ′を取り出すことができるも
のである。また本発明は生ゴミＡの積極的な粉砕がされ
るものであるから嵩高性のある生ゴミＡであっても充分
に体積を圧縮させた状態で取り出し得るものである。特
に生ゴミＡが粉砕された後、圧ｍ脱水を受けるにあって
は、充分高回転をしている圧縮脱水室２０′で脱水作用
を受けるとともに、スクリューコンベア状の作用をなす
案内フィン２８によって送り出されるものであって、そ
の際、粉砕された生ゴミＡが押し付けられる外壁面たる
周面板３０も共に回転しているから圧縮脱水室２０’内
における粉砕された生ゴミＡ′の移送も円滑になされて
ゆくのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明たる生ゴミ等の粉砕脱水捕集装置の使用
状態を示す一部破断斜視図、第２図は同上分解斜視図、
第３図は同上縦断側面図、第４図は同上一部破断乎面図
である。 ｌ：　粉砕脱水捕集装置 ２；　シンク ３；　排水口 ｌＯ；　　ケーシング １２；　　排水トラップ １３；　　排水管 １４；　　投入口 １５；　　排出口 １５′；　　排出室 ２０；　　処理篭 ２０′；　　圧縮脱水室 ２１；　　移送内筒 ２２；　　脱水外筒 ２４；　　胴　　部 ２５；　　粉砕刃 ２５′；　　粉砕放出口 ２６；　　肉屋動軸 ２７；　　予備粉砕刃 ２８；　　案内フィン ３０；　　周面板 ３２；　　外題動軸 ３３；　　透水板 ４０；　　投入内筒 ４０′；　　投入室 Ａ；　生ゴミ Ａ’ｉ　　粉砕された生ゴミ Ｍ；　駆動モータ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 生ゴミの投入口と生ゴミの排出口と汚水の排水部とを形
   成したケーシングと、このケーシング内において駆動さ
   れる生ゴミの処理篭と、更にこの処理篭の内側において
   ケーシングに対し固定状態に設けられる投入内筒とを具
   えて成り、前記処理篭は互いに同方向に回転する移送内
   筒と、脱水外筒とより成り、前記投入内筒はその下方に
   スポーク状に構成された粉砕刃を具え、一方、前記脱水
   外筒は透水構造を具えるとともに、上部がケーシングに
   おける生ゴミの排出口近くに臨んで開放され、更に前記
   移送内筒と脱水外筒との間に形成される圧縮脱水室には
   前記移送内筒と脱水外筒とのいずれか一方に形成さされ
   た螺旋状の案内フィンが設けられていることを特徴とす
   る生ゴミ等の粉砕脱水捕集装置。