JPS62233860A - デ−タベ−スのロ−ルバツク方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はデータベースシステムにおけるロールバック方
式に関する。

〔従来の技術〕

データベースシステムにおいては、一般にデータベース
の更新処理時、更新前データをスタックしておき、デー
タベースアクセスの処理異常が発生すると、このスタッ
クしておいた更新前データによりデータベースの内容を
アクセス処理の開始前の状態に復旧させる機能を備えて
いる。これをロールバックと呼んでいる。これは、デー
タベースアクセスの処理異常に対処するためのもので、
いわゆるシステムの障害にそなえて一連の更新前のデー
タをジャーナルとして取得しておき、システムの障害発
生時、該ジャーナルを元にデータベースを障害発生前の
状態に戻す機能とは別に備えられているものである。

従来のデータベースシステムのロールバック方式を第３
図及び第４図により説明する６第３図は従来のデータベ
ースシステムの概略ブロック図を示したもので、処理装
置１は応用プロゲラ１１部２とデータベース処理部３と
更新前情報スタック域４からなり、更新前情報スタック
域４はメインメモリ上に用意される。該処理装置１にデ
ータベース５が接続されている。

第４図は第３図のデータベースシステムにおけるデータ
ベースアクセス処理を説明する図である。

データベース処理部３は応用プログラム２からの各処理
依頼に対して次の処理を行う。開始処理では更新前情報
スタック域４を確保する。次に、更新処理では更新前デ
ータを更新前情報スタック域４にスタックしたのち、更
新後のデータをデータベース５に書き出す。更新前情報
スタック域４が不足した場合、これを拡張する。次にデ
ータベースアクセスの正常終了処理では、更新前情報ス
タック域４のデータによるデータベース５の復旧処理は
不要のため、更新前情報スタック域４中の更新前データ
を破棄する。データベースアクセス処理が異常の場合、
更新前情報スタック４から更新前データを読み出し、デ
ータベース５に上書きすることにより、データベース５
をデータベースアクセス処理開始前の状態に復旧（ロー
ルバック）する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のように、従来のデータベースシステムでは、ロー
ルバックのための更新前データのスタック域としてメイ
ンメモリを使用している。このため、図形や画像等の大
量のデータの更新を行うシステムや、メモリの少ないシ
ステムではメモリ不足になるという問題があった。

本発明の目的は、図形や画像等の大量のデータを扱うシ
ステムやメモリ容量の小さいシステムへのデータベース
処理の適用が可能となるロールバック方式を提供するこ
とにある。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明は、記
憶容量の大きい外部記憶装置をロールバツクファイルと
して用い、データベースの更新処・理時に更新前データ
を該外部記憶装置上にスタックしておき、データベース
アクセスの処理異常発生時、該外部記憶装置上の更新前
データを元にデータベースの内容をデータベースアクセ
ス処理の開始前の状態に速やかに復旧させるようにした
ことである。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例について図面により説明する。

第１図は本発明によるデータベースシステムの概略ブロ
ック図を示す。第１図において、処理装置１は応用プロ
グラム部２とデータベース処理部３を具備しており、・
該処理装置１にデータベース５及びロールバックファイ
ル６が接続されている。

即ち、第３図の従来構成と異なる点は、処理装置上（実
際にはメインメモリ上）に更新前情報スタック域４を用
意するのに替えて、記憶容量の大きい外部記憶装置をロ
ールバックファイル６として使用したことである。

第２図は第１図のデータベースシステムにおけるデータ
ベースアクセス処理を説明する図である。

データベース処理部３は応用プログラム部２からの各処
理依頼に対して次の処理を行う。データベースアクセス
の開始処理では、データベース処理部３はロールバック
６にスタック域を確保する。

次に、データベース更新処理では更新前データをロール
バックファイル６にスタックしたのち、更新後データを
データベース５に書き出す。ロールバックファイル６は
複数のデータベースアクセス処理から並列してアクセス
されるため、排他制御を行い、スタック処理が矛盾なく
行われるようにする。次に、正常終了処理ではロールバ
ックファイル６中の更新前データを無効とし、他のデー
タベースアクセスにおけるスタック域として使用可能と
する。データベースアクセス処理が異常の場合、ロール
バック、ファイル６から更新前データを読み出し、デー
タベース５に上書きすることにより、データベース５を
データベースアクセス処理開始前の状態に復旧する。

なお、トランザクションごとにロールバックファイル６
のどの領域に更新前データをスタックしたかを管理する
管理テーブルをメインメモリ上に用意し、データベース
アクセスの異常終了処理時、データベース処理部３は上
記管理テーブルにもとづいてロールバックファイル６か
ら該当更新前データを読み出すようにする。同様に、ロ
ールバックファイル６の各領域の空／使用中を示すピッ
１−マツプをメインメモリ上に用意し、データベースア
クセス開始時、データベース処理部３は上記ビットマツ
プにもとづいてロールバックファイル６の空領域に更新
前データのスタック域を確保して。

ビットマツプの該当領域を使用中とし、正常終了処理時
、該領域を空（無効）とする。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明ではデータベー
スのロールバック処理に必要な更新前データを外部記憶
装置上のファイルにスタックするため、処理装置でのス
タック域としてのメモリが不要となり１図形や画像デー
タ等の大量データの更新処理を行うシステムやメインメ
モリの小さいシステムへのデータベース処理の適用が可
能となるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるデータベースシステムの概略ブロ
ック図、第２図は第１図のシステムにおけるデータベー
スアクセス処理を説明する図、第３図は従来のデータベ
ースシステムの概略ブロック図、第４図は第３図のシス
テムにおけるデータベースアクセス処理を説明する図で
ある。 １・・・処理装置、　２・・・応用プログラム部、３・
・データベース処理部、　５・・・データベース。 ６・・・ロールバックファイル。 、・′−５ 代理人弁理士　　鈴　木　　　暉′１、ｌ）第１図 業０　図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）データベースシステムにおいて、データベースの
   更新処理時に更新前データを外部記憶装置上にスタック
   し、データベースアクセスの処理異常時、前記外部記憶
   装置上の更新前を元にデータベースの内容をデータベー
   スアクセス処理の更始前の状態に復旧させることを特徴
   とするデータベースのロールバック方式。