JPS62231925A - レ−ザ保護眼鏡レンズ - Google Patents

レ−ザ保護眼鏡レンズ

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JPS62231925A
JPS62231925A JP7504686A JP7504686A JPS62231925A JP S62231925 A JPS62231925 A JP S62231925A JP 7504686 A JP7504686 A JP 7504686A JP 7504686 A JP7504686 A JP 7504686A JP S62231925 A JPS62231925 A JP S62231925A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、各種レーザ装置の取り扱い時に用いるレーザ
保護眼鏡レンズに関する。
[従来の技術1 1960年に初めてルビーレーザが発振して以来、すて
にレーザの歴史は25年を経過し、現在、ヘリウム ネ
オン(He−Ne)、アルゴン(Ar>、クリプトン(
Kr)、ヘリウム カドミニウム(H’  Cd)、脚
間7jス(Co2)、エキシマなどのガスレーザ、ヤグ
(YAG)、ルビー、ガラスの固体レーザ、さらに半尋
体し−ナ等種々のレーザが幅広い応用分野を得て、その
普及度を高めている。
レーザの利用について見ると加工、医療用、計測、情報
、デスプレイ等その利用範囲は広い。
しかしながらレープ光はレーザ加工機かられかる通り単
位面積、単位時間当りのエネルギーを容易に大きくする
ことができるので、レーザ光を照射された物質は、その
照射によって破壊を受けることとなる。生体組織も例外
でなく、特に眼組織には重大な障害を引き起こすことか
ら目の保護が要求されるようになって来た。
眼組織がレーザ光に対して抵抗力が少ない理由の一つは
、角膜、水晶体により眼に入って来た光が網膜上に集光
されることであり、そのエネルギー密度はその集光によ
り網膜上では104倍に達する。よって網膜に損傷を与
え、失明もしくは視力低下等重大な傷害をもたらすこと
となる。第11図および第12図は、眼球の光透過率と
t!4膜における光の吸収率をそれぞれ示したものであ
る。
これは光の波長により障害の種類および、障害しきい値
が異なって来ることを意味している。つまり、可視、近
赤外光(400〜1400mμ)では、エネルギーは角
膜、水晶体、硝子体にほとんど吸収されないので傷害は
網膜組織に起こる。又、網膜の波長による吸収率の差か
ら、Arレーザ(514,5mμ>とYAG (106
0m1では、10〜102倍程度陣害しきい値が異なる
こととなる。また他の波長域、つまり、紫外光、遠赤外
光については、波長の吸収が違うためエネルギーは、網
膜まで達せず、眼の外部組織に吸収されるのでその障害
は角膜、水晶体に起こることとなる。
以上のように、レーザは眼組織においては危険なため、
眼の保護として、レーザをカットし、レーザ光が眼に入
らないような保護眼鏡の装用が必要となって来た。
従来のレーザ保護眼鏡は大別すると色ガラスと着色プラ
スチックレンズの2種類からなるフィルターにより作ら
れ色ガラスは、通常、青板、白板ガラスの素材、Bk−
7等の光学し゛ンズ素材に着色性を有する有色イオン(
例えば、クロム、コバルト)、非金属元素、金属元素(
例えば鉄)笠を溶融前に含有させ選択吸収特性を持たせ
た広域フィルタであり、例えば、特開昭54−2745
1号公報では、色ガラスをフィルタとして用いたし一ザ
保護眼鏡が示されている。
また、着色プラスチックレンズは、透明性を有するプラ
スチック樹脂例えばポリカーボネート、アクリル系樹脂
に、ピグメントオレンヂ系とかピグメントブルー系(有
機、あるいは無機顔料)等を成形前に竹記樹脂ベースに
混入させ射出成形したものである。色ガラス及び着色プ
ラスチックレーザ保護眼鏡共レーザ光のカット方式は吸
収方式によるものであり、そのレーザ光の遮光性能は、
含有する着色剤の吸収率によって決まるものである。
このように、従来のレーザ保護眼鏡レンズは吸収方式に
よるものであるため、レーザー波長域が可視域内にある
場合には、十分な可視光透過率を得ようとすると、対象
レーザ光に対して十分な光学濃度が得られず、他方対象
レーザ光に対して十分な光学濃度を得ようとすると、十
分な可視光透過率が得られなかった。すなわちレーザ光
に対し十分な遮光をしようとすると、加工物までもが見
えなくなってしまうという欠点が存していた。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、以上の欠点を克服したレーザ保:!I
II!mレンズを提供しようとするものであり、具体的
には、以下の特性を備えたレーザ保護眼鏡レンズを実現
することにある。すなわち、■ 対象レーザに対して十
分安全な光学濃度を有すること。
■ 十分な可視光透過率を有すること。
■ 対象レーザに対して、破壊強度を有すること。
■ 着用が楽で、不快感をもたないもの。
■ 耐摩耗性、耐薬品性で有り、経年により性能劣化の
ないもの。
色ガラスは、■〜■については、充分といえなく、即ち
■〜■については、含有する着色物質の種類、最大吸収
率が、限られている為、十分な光学濃度を達成する為に
は、厚みを増す方法しかなく、さらに着色物質の吸収率
が広い為に可視光域において透過率は極めて悪くなる。
破壊強度の耐レーザ性についても、前記色ガラスは吸収
方式による熱の発生で、ガラスにマイクロスクラッチ等
\容4ると簡単に割れてしまう。さらに、比重が大きい
ため装用時に、重い等の不快感を覚えることとなる。
着色プラスチックもやはり同様で■の重さの不快感はな
いが、色ガラスと同様に吸収方式であり着色物質の種類
、最大吸収率が限られている為十分な光学濃度、透過率
を得ることは難かしく、耐レーザ性についても、プラス
チックが熱に弱いことから簡単に貫通してしまう。さら
に、ポリカーボネイトやアクリルは素地では耐摩耗性、
耐薬品性が素材的な物性面から弱く長年の使用には、耐
ええないものである。
次に表3はレーザ製品の放射安全基準(JIS原案) 
(昭和60年5月16日 光産業技術振興協会発行)に
ついて示されているものでレーザ放射が直接眼を露光す
る場合の角Il!(眼球表面部)における最大許容露光
1(以下MPEという)が各波長と露光時間により分け
られている。またMPEは、眼球の傷害発生率が50%
のレベルの10分の1のレーザ強度を意味するものであ
り、レーザの露光口を管理する指標として用いられてい
る。
次に、レーザ出力とMPEを関連づけるために、まず可
視レーザについて、安全と思われるレーザの強さを計算
して見る。眼に可視レーザ光を受けてまぶしさによって
閉じるまでの時間が0.15〜0.2SEC程度と言わ
れていることから、放射持続時間をその最大値0.2S
ECにとると表3よ0.75  −2 すMPE=18x t    Jm  の値が見つけら
れる。よってMPE−18x0.2 °°75X10 
 X103÷0.2−2.69mW/cIR2となる。
同様にGa−A3半導体レーザ(780m、1およびY
AGレーザについては、可視光線でないためまぶしさを
感じないことから、放射時間の判断材料がなく、放射時
間の場合弁けをせねばならないがここでは、便宜上放射
時間を5 SECとして計算する。表3よりGa−As
半導体レーザ78o m u t’ t、t、MPE1
18x5(780−700)1500x5    x1
0’x103÷5−1.5571W10.75 0、75      −4 MPE=90X5    X10  X103÷5−6
 、01 mH/Jとなる。
ここで表3のMPEは、400〜1400mμについて
は、限界量ロアms/(人間の眼と同じ値)での値であ
る。
レーザ光の測定に当っては、限界開口の径以下を持った
レーザ光でも、この限界開口の面積で平均化して単位面
積当りのmとして取り扱うことができることから、上記
のレーザの安全と思われるレーザの最大mは、MPEと
その面積の積を取れば求められる。
従って、レーザの強さをP(fflll)とすれば、可
視光レーザ(He−Ne)は、2.69x(0,7/2
>2xyr−1,035mW、Ga−AS半導体レーザ
、YAGレーザについては各々、0.599 InW、
2.312mklとなる。
よって、以上のレーザ光に対しては、保護眼鏡装用によ
り眼へのレーザ強度が各々、1.0351.0.599
mW、 2.312fl14に減衰すれば、MPEを満
足することとなる。
例えば、Arレーザで出力1.6Wのものに対しては、
レンズの光学濃度(0,D、)をO,D。
−IQ(100/透過率とづ”れば、 1600÷1.035−1545、約1/ 1600に
減衰するもの、つまり、O,D、−3,2以上あれば、
MPEを満足することになる。
同様にHe−Ne (1,035mW) 、Ga−AS
レーザ(0,599mW)YAGレーナ(2,312m
W>にツイテ、MPEを満足する0゜D、を計算すると
、 He−Neレーザはレーザ出力5QmWでO,D。
約1.68 Ga−Asレーザはレーザ出カフ、5m−で0、0.約
1.10 YAGレーザはレーザ出力5W′l−0,0,約3.3
3 となり上記の条件によるO、D、指標値を求めることが
できる。
以上のことから、レーザ保護眼鏡の光学濃度は、使用す
るレーザの発振波長、出力により設計ずべきことがわか
りまたレーザは高エネルギ量を有するものであるから、
受光部となる保護眼鏡レンズは、その熱作用により破壊
が生じては危険である。
よって、レーザ保護眼鏡は、材質、表面等が耐レーザ性
を有する必要がある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、レーザ発振波長λを吸収帯に有する吸収物質
を含有するプラスナックレンズに高屈折率層(1−1居
)と低屈折率T!J(L層)の物質をその光学的厚さが
(2m+1)λ/4 (m−01;λ=レーザ発振波長
)とな・るように、交互(m−O又は1)に積層させる
こと特徴とするレーザ保護眼鏡レンズを提供するもので
あり、さらに高屈折率層の物質として、酸化チタン(T
iO2)、酸化ジルコニウム(Zr02)、5酸化タン
タル(Ta2 o5 ) 、一酸化ケイ素(SiO)か
ら選ばれた1FI類以上の高屈折率物質を使用し、低回
提供するものである。
[作用] 本発明のレーザ保護眼鏡レンズは、染色層を有[HL]
交互層を持つことから、λの波長で高反射することとな
り、λの波長のレーザ光はプラスチック表面で減衰され
、さらにプラスチック中の吸収物質により吸収されて、
残りが眼に達する。
またレーザ発振波長(λ)以外の光線は、光の減衰は少
ないため殆ど眼に達する。
[実施例] 以下本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
1亙旦ユ 第1図は本発明の第1の実施例であるArレーザ用保護
眼鏡レンズ1の部分拡大断面図であり、前記保護眼鏡レ
ンズ1は、プラスチックレンズ2に染色層3を有し、そ
の上に、ZrO□層4とSiO□層5とが交互に積層さ
れている。
レンズ素材としてジエチレングリコールビスアリルカー
ボネイト(商品名CR−39)をデスバーズオレンジ1
3の分散染料5gを11の水に分散させた80℃の液に
、60分間浸漬する。できたレンズはオレンヂ色を呈し
、その分光透過率は、図2であった。これによるとAr
レーザ発振波長514.5mμでの透過率は50%に減
衰されていた。このレンズを100℃で1時間乾燥した
後、真空蒸着法により、真空度5X10”31)aの条
件で、基板温度が蒸着中において60〜80℃の範囲に
なるよう十分コーントロールしながら、図1に示した。
ここで膜厚制御は単色測光法を用い、モニターガラスを
監視することにより行なわれ、その時使用した単色フィ
ルタ波長は550 nmであった。
(本装置においてモニターガラスと基板の膜厚分布は、
1:”0.91程度であり、基板では500mμの不透
過帯の中心が得られた。)zrO2,5i02の蒸着は
電子ビーム加熱法を用い、その蒸着速度は、480±5
0人/iin 、2800±300人/minでコント
ロールされた。できたアルゴンレーザ用保111[レン
ズは、クラックおよび汚れ等がな(、分光透過率は図3
で、光学濃度は514.5nlll波長で4.2)視感
透過率は、16%であった。ここで分光透過率はダブル
ビームの日立分光光度計340型を使用し、光学濃度は
、NDフィルタ1%(日本真空光学製)を本肥定器の対
象光側に入れ相対法により換算した(図4)。
視感透過率は図3から得られた分光透過率から標*C光
源での5nn+間隔で2°視野の条件で分光計譚した値
である。このO,D、値は、Arレーザ(出力1.6W
>に対しての指i値!?クリアするものであった。また
視感′f1′A率16%はレーザ装置の設置した薄暗い
部屋においても、十分細部まで確認できる明るさを有し
ていた。
さらにこのサンプルについて、耐゛レーザ性を調べる為
レーザ照射テストを行なった。Arレーザ装置として、
NEC社製GLG3300(514,5mμ、CW、T
EM001出力1W。
ビーム径1.4φm)を使用し、サンプル面に直接2O
分間連続照射した。照射した後のサンプルは目視および
顕微鏡からも全く異常が認められなかった。
さらに、f=50aIIの集光レンズをサンプル手前に
置きサンプル面に焦点を結ばせ、同じ<2O分照射した
が、やはり異常は認められなかった。
す23.4層μmと計算された。以上の2通りの方法に
おけるレンズ面でのパワー密度は、各々65W/cm”
 、225層w/am2であった。
耐摩耗性は、#0OOOスチールウールにより荷重2K
y/α2で300回往復摩耗したが、キズが入らなく、
その耐レーザ性およびカット性能に、低下は認められな
かった。
耐薬品性 メタノール、アセトン、IPA(イソプロピルアルコー
ル)に10分浸漬したが全く異常がなく、なものであっ
た。
友亙■ユ 本実施例は、He−Neレーザ用保護眼鏡レンズに関す
る。
膜厚で、HL層を交互蒸着をし、46)1とした。
HlとしてZrO1LWIとしてSio2を使用した。
できたレンズは、クラック、汚れ等なく、その分光透過
率は、図5で、He−Neレーザ発振波長632.8m
μでの光学濃度は、3.7であり、視感透過率はやはり
16%であった。OlD、3.7はHe−Neレーザ(
出力50n+W)に対して、指標値(1,68)を十分
クリアするものであった。
又、耐レーザ性、耐摩耗性および耐薬品性等は、表2に
示した通り、良好なものであった。
Ki亘ユ 本実施例もHe−Neレーザ用保護眼鏡レンズに関する
基板としてサンプラスとして市販されているグリーン色
のボ、リカーボネイト(分光透過率は因6)を実施例2
と同様の条件で、46層蒸着した。さらに反対面に、5
i02の12O0mμ程度の無橢強化コートを施こした
。できたサンプルの分光透過率は、図7であり、その光
学濃度は3.8、視感透過率は12%であった。
又、耐レーザ性、対摩耗性および耐薬品性等は表2に示
した通り良好なものであった。
友1且ユニj 実施例4および実施例5はそれぞれGa−As。
YAGレーザ用保護眼鏡レンズについてのものであり、
表1の条件で製作した。耐レーザ性、対摩耗性および耐
薬品性は、表2に示した通り良好であった。実施例4の
分光透過率を第8図に、実茄例5のそれを第9A図、第
9B図に示す。
実施例6 本実施例は、Arレーザ用保護レンズに関する。
2層とした。その分光透過率曲線は第10図に示す通り
である。
友i璽l 用し、実施例1の条件で40層とした。
Ta2O5は電子ビーム加熱法を用い蒸着速度は6o○
±50人/winでコントロールされた。
友7 本実施例はArレーザ用保護レンズに関する。
で56層とした〈実施例1に準する)。StOは抵抗加
熱法を用い蒸着速度は500±50人/1nでコントロ
ールされた。
次に比較例を示す。
比較例1 市販されているYAGレーザ用保護眼鏡レンズ(プラス
チック性で、着色されているレーザ光吸収方式レンズ)
の耐レーザ性テストを行った。
レーザ光照射条件は、実施例5のYAGレーザ用保護眼
鏡レンズと同様の条件で行われ出力1W1受光ビーム径
1vlφ、面でのエネルギー密度0.6kw/ω2であ
る。
その結果4秒の照射時間でレンズ面が貫通した。
次に耐摩耗性テストではキズが発生し、ざらに耐薬品性
テストではレンズ表面が変質し、いずれのテストにおい
ても不適であった。
尚、いずれの上記テストも実施例1と同一の条件で実施
されたものである。
比較例2 次に市販されているガラス製で、吸収方式のYAGレー
ザ用保護眼鏡レンズの耐レーザ性、耐摩耗性、耐薬品性
テストを実施例1と同様のテスト法にて行ったが、耐レ
ーザ性において、30秒照射で破損した。
以下表1に製作条件、表2に性能評価を示す。
本発明において、レーザ発振波長を吸収帯に有する吸収
物質は、レーザ発振波長により異なり、吸収物質として
は、無機、有機、顔料、カチオン染料、分散染料等特に
限定されない。例えばArレーザ用保護眼鏡レンズの場
合発振波長から約46□nm〜約52Onlllの帯域
に吸収帯をもつものであればよく、例えば分散染料では
オレンジ系分散染料を使用することができる。
1−1 e −N eレーザ用保護眼鏡レンズの場合は
、その帯域は約600nm〜約660 ni、Ga−A
Sレーザ用保護眼鏡レンズの場合は、その帯域は約70
00m〜約82Ono+、YAGレーザ用保護眼鏡レン
ズの場合は、その帯域は約1060rv前後 であるので、例えば本実施例に示した分散染料等で染色
加工できる。
また、前述の吸収物質のプラスチックレンズ基板への含
有方法は、例えば、プラスチックレンズ素材モノマーに
あら、かじめ顔料、染料等を混入させ、重合硬化させた
着色プラスチックを使用することも可能であるが、特に
保護眼鏡レンズでは、耐薬品性、耐熱性、耐WJや性、
耐加工性、耐染色性等に秀れたジエチレングリコールビ
スアリルカーボネ−1・系樹脂に分子ll染料により染
色加工したものが好ましく、その染色加工の染色条件は
染1色濃度、染色温度及び浸漬時間の各要素技術で異な
り、染色可能な適用範囲は広いが、遮光能力、染色の再
現性から、水11に対する染料の染色濃度はO,O0t
%〜5wt%、浸漬時間は10分〜6時間(好ましくは
2O分〜3時間)、染色温度は60℃〜100℃(好ま
しくは80℃〜90℃)である。
さらに、蒸着物質の積層方法においては、特に真空蒸着
法が好ましいが、イオンスパッタリング法も可能である
その蒸着方法は、高屈折率物質(Hff)と低屈折率物
質(L層)を交互に積属させ、該当レーザ発振波長を高
反射させるものであり、特にH層は、TiO、ZrO2
)Ta2O5、SiOから選ばれた1種類以上の高屈折
率物質を使用するものが好ましく、L層は、特にSiO
□が好ましい。
本発明でのH層とL[の光学膜厚は 波長)に制御され、その制御は、例えば市販の真空蒸着
装置(日本真空器義社製)を使用することによって行う
ことができ、レーザー光反射膜を形成させることができ
、その反射のための光学膜りの設定の基本的理論は以下
の通りである。
厚では、高反射する不透過帯の中心波長がことが知られ
ている。
そこで、周期的多層膜について説明すると一般的に基本
周期層を特性行列M、すなわち、と表現するとき、その
q回くり返しの周期的多層’ PIA[M]qは、 と表される。ここで、CQ (×)、Sq (X)はチ
ェビシェフの多項式で、 と表される。パラメータx1およびθは次式により定義
される。
IXI>2の領域は不透過帯とよばれ、この領域で、周
期数qの周期的釜m膜[M]q (以下、周期数qの多
■と記す)の特泌V列を とすると、その反射率Rは、 となる。不透過帯では周期数qの増加に対しそこで、本
発明の場合では、 基本周期層が2層で等膜厚の場合は、その2層膜の特性
行列をMとすると を得る。ここでui−nicO3ψH(S Cm光)、
またはu、−n、Secψi(P &光)、Q−2πn
id、CO3ψi/λ(i−1゜2)であり、n、は屈
折率、ψiは、而での入射角、λは波長を意味する。
よって、Mはq回繰り返した場合その特性行列M′は M’−(M−Mネ M−・・・・・・)=[lVI]q
となる。
l m 11+ m 121 > 2の領域が不透過帯
となる。
特に膜厚が(2m+1)λ/4 (m−0,1)のとき
Q−(2m+1 )π/2となりとなり、不′is″i
A帯の中心での反射率Rはとなる。ここでn、は基板の
屈折率である。
Rは、ulとu2の差が大ぎい程、また同期回数qが大
きい程大きくなることを意味彩る。
そこで、本発明のレーザ保護眼鏡は前記式(2m+1)
λ/4(m−0,1)を満足する質と低屈折率物質の周
l!I]積居物を設定、選択し、その波長は高反射する
不透過帯中心波長(2m+1)λが、レーザ発振波長と
一致させるようにλを選択させる。即ち 低屈折率物質としてS i02  (n=1.48〜1
.485>、高屈折率物質としてTiO21、zro 
 −Ta、、o5、SiO(n−1,7〜2.2)を使
用し、周期数を例えば19以上とすることにより、レー
ザ光は上記の反射の式より例えば、プラスチックレンズ
の基板の屈折率1.499、 低屈折率物質どしテS i O2(n= 1 、485
 )、高屈折率物1dZr02  (n−1,9)とし
、周+!II数を2Oどすると上式よりR−99,98
43%が求められ、従って ほぼ100%レンズ面で反射されることになる。
(発明の効果) 以上、本発明のレーザ保護眼鏡によれば、十分な光学濃
度を持ちながら、視界も良好で、耐レーザ性、耐摩耗性
、耐薬品性の有る軽いレンズが製作できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1の保護眼鏡レンズの部分拡大
断面図、 第2図は0R−39111プラスチツクレンズの染色品
の透過率曲線図、 第3図は実施例1の分光透過率曲線図、第4図は、ND
フィルター1%での実施例1の部分分光透過率曲線図、 第5図は実施例2の分光透過率曲線図、第6図は実施例
3の染色ポリカーボネートレンズの分光透過率曲線図、 第7図は実施例3の分光透過率曲線図、第8図は実施例
4の分光透過率曲線図、第9A図、第9B図は実施例5
の分光透過率曲線図、 第10図は実施例6の分光透過率曲線図、第11図は眼
球の光透過率曲線図、h′Jμ°゛第12図はwJmに
おける光の吸収率曲線図。 て゛めろ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)レーザの発振波長域を吸収帯に有する吸収物質を
    含有するプラスチックレンズの少なくとも一方の面に、
    高屈折率層と低屈折率層の物質を、その光学的厚さがλ
    /4(2m+1)(但し、mは0または1の整数、λは
    前記レーザの発振波長とする)となるように、交互に(
    すなわち、mを0または1の交互に)積層させたことを
    特徴とするレーザ保護眼鏡レンズ。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、前記高屈折率の
    物質は、酸化チタン(TiO_2)、酸化ジルコニウム
    (ZrO_2)、五酸化タンタル (Ta_2O_5)、または一酸化ケイ素(SiO)の
    いずれかから成り、前記低屈折率の物質は二酸化ケイ素
    (SiO_2)から成るレーザ保護眼鏡レンズ。
  3. (3)特許請求の範囲第1項において、前記吸収物質は
    分散染料であるレーザ保護眼鏡レンズ。
  4. (4)特許請求の範囲第2項において、前記吸収物質は
    分散染料であるレーザ保護眼鏡レンズ。
JP61075046A 1986-04-01 1986-04-01 レ−ザ保護眼鏡レンズ Expired - Lifetime JPH0621903B2 (ja)

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