JPS6223089Y2 - - Google Patents

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JPS6223089Y2
JPS6223089Y2 JP4428882U JP4428882U JPS6223089Y2 JP S6223089 Y2 JPS6223089 Y2 JP S6223089Y2 JP 4428882 U JP4428882 U JP 4428882U JP 4428882 U JP4428882 U JP 4428882U JP S6223089 Y2 JPS6223089 Y2 JP S6223089Y2
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JP
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heat sink
fin
protrusion
heat
brazing
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JP4428882U
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JPS58147255U (ja
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  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はトランジスタ、IC等の半導体素子を
使用する機器に配設されるヒートシンクの改良に
係わり、特に金属の押出成形体を積層しその両側
端をろう接により素子取付基板部と接合した強制
通風型のヒートシンクに関する。
通信機器、コンピユータや家電製品或いはロボ
ツト装置などの電子機器に使用されている半導体
素子或いは電源装置に使用されている整流素子
は、自己発熱量が大きいが、65゜〜170℃の範囲
を越えると劣化や破壊を生じるため一定温度以上
に昇温しないように冷却する必要があり、その取
付基板にヒートシンクを配設し排熱することが行
なわれている。
近年ヒートシンク体を使用する機器自体の高性
能化や小型化が要請されるのに伴ないヒートシン
ク体についても熱交換特性の向上や軽量化小型化
が課題となつており、自然放熱型ヒートシンクか
ら強制通風型ヒートシンクに変化しつつある。こ
の型のヒートシンクとしてフイン部をくし状に一
体に成形しこれを半導体素子等の取付基板に取り
つけたヒートシンクも知られているがこのものは
フイン部が熱的あるいは機械的に変形し易い欠点
を有し、また熱交換特性についてもさらに一層の
向上が望まれている。
本出願人はさきに基本放熱特性の向上を目的と
して第1図に示すような断面形状が略々梯子状の
中空押出フイン部を使用するヒートシンクを提案
した。即ち、上下のフイン部3を所望間隔で設け
た補強部4で隔離した状態に連結し、且つその両
端に幅広のボス状端部5を有する形状に一体的に
押出成形して製造されフイン部材2をボス状端部
5を積層支持点としつつ、所望数積層した後、ブ
レージングシート等のろう材6を当て、更にその
外側に半導体素子等の取付基板7を組みつけてろ
う付けを行ない、一体化してヒートシンク1を形
成したものであつて、それなりに大きな放熱容量
を有し、また堅牢で熱的、機械的に変形し難い特
徴を有するものであるが、ろう付の際、上下のフ
イン部材2幅広の端部で面接触するため、毛細管
現象が発生し、しばしばろう材がボス状端部5同
志の接触面間を通して通気経路側に流出し、これ
によるろう付欠陥が発生することがあつてこれが
端部5と基板7との間の熱伝導の低下による放熱
特性の劣化を誘因することが判明した。そこで、
本考案は本欠陥を解決する手段を勘案したヒート
シンクを提案しようとするものである。
以下本考案を実施態様の一例を示す、添付図面
により説明する。
本考案になるヒートシンク1は第2図に例示す
るように所望長さに切断した略々梯子状の断面を
有する中空押出フイン部材2を所望数、その上下
に面する側端面5a,5bが面接しないように積
層させ2,2a,2b,2c……、両側にろう材
6とヒートシンク基板7を組み付けた後ろう付操
作により全体を一体化してなるものである。
このヒートシンク1の主要構成要素体である中
空押出フイン部材2は第3図の如く、上下のフイ
ン部3を所望間隔で適宜数設けた補強部4で連結
し、その両端を端部5で一体化し更に適宜間隔で
2個以上の突起部8をフイン部3の外面に突出さ
せたものであつて、常法の押出加工法に基づき一
体的に成形加工されるものである。
このヒートシンク1は上記した如き中空押出フ
イン部材2の複数箇を突起部8を介して積層し、
それぞれの両側端部をヒートシンク基板7の片面
又は両面に半導体素子等の取付け基板7にろう接
したものであつて、使用時にはこれに併設される
フアン(図示せず)から送風される空気等による
強制冷却が行なわれるので、放熱量も大きく、常
に半導体素子基板7を所定温度以内に保持するこ
とができる。
突起部8の高さHは半導体素子の容量と単位長
さに積層させたい中空押出フイン部材2の個数に
応じて適宜定めうるものである実用上は、上下の
端面5a,5bに於ける間隔が1mm以上になるよ
うに形成されれば、ろう付時の毛細管現象の発生
とそれに基づく取付基板7と各個の端部5′との
間におけるろう付不良に起因する伝熱不良の発生
を適切に防止することができる。
また突起部8の個数は、2個以上であれば積層
作業上、特に支障がなく、強度や通気経路の形成
上の配慮によつて適宜その数を増やすことができ
る。突起部8の形成位置についても、端部5′以
外の位置であれば、特に限定せず、強度的にはフ
イン部の補強部4と一致すれば有利となろう。ま
た、突起部8の形状は第4図以降にも示すように
単なる突片状以外に台形状、略楕円形等、所要の
形状をとりうるものである。更に第3図に例示す
る中空押出フイン部材2は二枚のフイン部を有す
るものであるが、フイン部3が更に多段に形成し
てある場合をも包含するものであることはいうま
でもない。
第4図及び第5図は、他の実施態様として、突
起部8の他の形状例を示すものでフイン部3の両
面に突起部8を配設する場合の一例を示すもので
ある。また第6図及び第7図は、突起部8の形成
による単位長さ当りの積層個数の制約が発生する
ことに対する手段を提案するものである。第6図
はフイン部に形成された溝9と突起部8とが積層
したとき嵌合関係が成立するようになした場合で
あり、第7図は、突起部8と溝9を形成した突起
部8′とが積層したとき嵌合関係が成立するよう
に構成する場合における実施態様の一例を示すも
のである。この場合溝9の深さと突起部8の長さ
の寸法的取合いによつて、中空押出要素体間の間
隔を適宜調整しうるものである。このような構成
によつて材質強度や加工性などのことから、突起
部8の長さとして一定長さ以上必要とする場合に
対しても対応できるものであり、中空押出フイン
部材の集積度の向上が図られる。
また本願の場合、中空押出フイン部材2に於け
る補強部4の数についても、断面横方向の全体長
さに応じてフイン部3の補強と通気経路の適切な
形成(通気経路が多くなると通気抵抗が増加す
る)とを勘案して適宜選定されうるものである。
また、本願考案の場合中空押出フイン部材2の
端部5′におけるろう付接合端面の形状について
は特に限定するものではないがローレツト加工端
面(第8図)、テーパー端面(第9図)、及びテー
パーと平面から成る複合端面(第10図)等の形
状により中空押出フイン部材2とヒートシンク基
板7との接合強度等をより向上させることが可能
である。
本願考案になるヒートシンクは前述のように主
要構成要素体としてフイン部外面に突起部を有す
る断面梯子状の中空押出フイン部材を積層する点
に特長があるものであつて、これにより、従前の
ヒートシンクと比較して数段の熱交換特性とその
信頼性を有し、しかも低コストで製造されるヒー
トシンクが得られるものである。
また、更に突起部に嵌合関係が成立するように
構成した場合にはその嵌合関係をフイン部材の積
層組付け作業に於ける中空押出フイン部材相互の
位置決め手段として利用できるので組付けを容易
に且つ確実に行なうことができる。
本願考案になるヒートシンクは中空押出フイン
部材を使用するので押出可能な熱伝導性金属、例
えばアルミニウム材、銅材などから製作されるの
が適当であり、特に軽量化を図るためアルミニウ
ム製にするのが好ましい。これによりフインの集
積度の高いヒートシンクが得られるので、ヒート
シンクの放熱特性が向上され、一定面積に付設さ
れる半導体素子基板の数も増やすことが出来、こ
れを使用する電子機器等の小型化や高性能化を可
能とするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のヒートシンクを示す断面図。第
2図及び第3図は本考案の基本的実施態様を示し
ており、第2図は本考案のヒートシンクの断面図
であり、第3図は、本考案のヒートシンクの基本
要素の一つである中空押出フイン部材の第2図に
対応する態様を示す斜視図。第4図乃至第7図
は、他の実施態様になる場合の中空押出フイン部
材の斜視図。第8図乃至第10図はフイン部材の
端部の形状の実施例を示す部分的断面図。 1……ヒートシンク、2……フイン部材、3…
…フイン部、4……補強部、5……端部、6……
ろう材、7……取付基板、8……突起部、9……
溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 間隔をおいて平行に対峙する2枚のフイン部
    と両フイン部間を互に連結する補強部と1方ま
    たは両方のフイン部の外面に突出する複数箇の
    突起部とを有する押出成形フイン部材を突起部
    を介して積層し、且つフイン部材の両側面を半
    導体素子等の取付部材にろう付けしてなるヒー
    トシンク。 突起部が突片状、台形状、略楕円形状の中の
    所望形状を有することを特徴とする特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載するヒー
    トシンク。 突起部が両方のフイン部の外面に形成され、
    しかも積層時に相互に嵌合関係が形成されるよ
    うになしたことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項または第2項に記載するヒートシ
    ンク。 突起部が一方のフイン部外面に形成され積層
    時に他方のフイン部の溝と嵌合関係を形成され
    るようになしたことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項または第2項に記載するヒー
    トシンク。
JP4428882U 1982-03-29 1982-03-29 ヒ−トシンク Granted JPS58147255U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4428882U JPS58147255U (ja) 1982-03-29 1982-03-29 ヒ−トシンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4428882U JPS58147255U (ja) 1982-03-29 1982-03-29 ヒ−トシンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58147255U JPS58147255U (ja) 1983-10-03
JPS6223089Y2 true JPS6223089Y2 (ja) 1987-06-12

Family

ID=30055348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4428882U Granted JPS58147255U (ja) 1982-03-29 1982-03-29 ヒ−トシンク

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JP (1) JPS58147255U (ja)

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JPS58147255U (ja) 1983-10-03

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