JPS62230733A - ジオレフインの選択的水素添加法 - Google Patents

ジオレフインの選択的水素添加法

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JPS62230733A
JPS62230733A JP61074088A JP7408886A JPS62230733A JP S62230733 A JPS62230733 A JP S62230733A JP 61074088 A JP61074088 A JP 61074088A JP 7408886 A JP7408886 A JP 7408886A JP S62230733 A JPS62230733 A JP S62230733A
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Japan
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hydrocarbon
catalyst
diolefin
reaction
palladium
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JP61074088A
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Kinichi Okumura
奥村 欽一
Munetoshi Nakano
中野 宗俊
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Zeon Corp
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Nippon Zeon Co Ltd
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はジオレフィンの選択的水素添加法に関し、さら
に詳しくは、パラジウム系固体触媒の存在下でジオレフ
ィンをオレフィンに選択的に水素添加する方法に関する
(従来の技術) 従来、パラジウム系固体触媒の存在下でジオレフィンま
たはジオレフィンを含む留分を水素添加し、オレフィン
を得ることが知られている。しかし、この方法に従いパ
ラジウム系固体触媒を反応器内に充填し連続的にジオレ
フィンと水素とを供給してオレフィンを製造すると、反
応器内においてゴム状の重合物の生成が認められ反応器
の閉塞が生じ、長期間の連続的な運転は継続できない。
さらに、生成したゴム状重合物のため反応器内の触媒の
抜き出しは多大の困難を伴う。また、重合物の生成に伴
い、ジオレフィンはオレフィンへの転化と共にさらにパ
ラフィンにまで転化しジオレフィンのオレフィンへの選
択率は大幅に低下することが認められた。さらに反応器
より流出する生成物中にはゴム状重合物が含まれるため
除去する必要があった。以上のように、従来の方法では
工業的に連続して長期間の運転が実施できず、またジオ
レフィンのオレフィンへの選択率も低く、工業的には実
施不可能であるという欠点があった。
これに対して、水素添加反応を重合禁止剤共存下で実施
する方法(SU−422716)が開発されているが、
この方法では重合禁止剤を多量に必要とするため経済的
に不利であった。他方、触媒を水素存在下に芳香族誘導
体で250℃〜500℃の高温で前処理した後、ジオレ
フィンの水素添加反応を実施する方法(SLJ−418
019)が提案されているが、この方法では高温設備が
必要であり、また水素を加えるという煩雑な操作も必要
であるため工業的には問題があった。
(発明が解決しようとする問題点) そこで本発明者らは前記欠点を解決すべく鋭意研究の結
果、パラジウム系固体触媒を炭化水素系溶剤で前処理す
れば、水素添加反応条件下においてゴム状重合物の生成
が抑制できることを見い出し、この知見に基づいて本発
明を完成するに到った。
(問題点を解決するための手段) かくして本発明によれば、パラジウム系固体触媒の存在
下でジオレフィンをオレフィンに水素添加する方法にお
いて、該触媒を炭化水素系溶剤で0°C〜150℃の温
度で前処理することを特徴とするジオレフィンの選択的
水素添加法が提供される。
本発明において用いられるパラジウム系固体触媒とはパ
ラジウムを主触媒成分とするもので、他にアルカリ金属
、アルカリ土類金属、白金、ロジウム、ルテニウム、タ
ングステン及びイリジウムなどの金属成分を含んでいて
もよい。本発明においては該触媒成分は、アルミナ、シ
リカ、活性炭、炭酸バリウム、ケイソウ土、マグネシア
、ジルコニアなどの担体に担持させて使用する。触媒の
形状は特に限定されないが、粉末機成型物、押出成型物
、噴霧成型物、球形成型物、打錠成型物等の任意の形状
のものが使用できる。
上記のパラジウム系固体触媒を水素添加反応に使用する
前にまたは水素添加反応を中断した際に炭化水素系溶剤
に浸漬する。かかる炭化水素系溶剤としては、例えばイ
ソペンクン、シクロペンクン、ヘキサン、シクロヘキサ
ン、オクタンなどの如きパラフィン系炭化水素、シクロ
ペンテン、シクロヘキセンなどの如きナフテン系炭化水
素、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼンな
どの如き芳香族系炭化水素が挙げられ、なかでも芳香族
系炭化水素溶剤だ賞月される。
この際該溶剤中に重合禁止剤を併用すると触媒の選択性
がさらに向上する。重合禁止剤としては例えばハイドロ
キノン、t−ブチルカテコール、レゾルシンなどの如き
フェノール系化合物、トリーp−ニトロフェニルメチル
などの如きニトロ化合物、ニトロソヘンゼンなどの如き
のニトロソ化合物、p−フェニルジアミンなどの如きア
ミノ化合物、ジメチルジチオカルバミン酸塩、フェノチ
アジンなどの如き有機イオウ化合物、ヘンゾキノンなど
の如きキノン類、及びイオウなどが挙げられる。
本発明においてはパラジウム系固体触媒を炭化水素系溶
剤で前処理するに際して、処理温度をO℃〜150℃の
間に維持することが重要である。
この際O″Cより低いとゴム状重合体の生成が抑制でき
ず、また150℃より高いと触媒の活性の低下を引き起
こしてしまい好ましくない。また固体触媒を炭化水素系
溶剤に浸漬する時間は特に制限されないが、好ましくは
1〜40時間である。また浸漬は、回分方式または流通
方式のいずれの方法でもかまわないが、通常は、水素添
加用反応器に充填された固体触媒に炭化水素系溶剤を連
続的にまたは間欠的に流す方法が便利である。もちろん
、反応器以外の他の容器で前処理を行うこともできる。
本発明における水素添加反応は共役二重結合の片方のみ
を水素添加する反応、すなわちジオレフィンを水素添加
してオレフィンにする反応である。
かかる反応の具体的例として、プロパジエンをプロピレ
ンにする反応、1,2−ブタジェンや1.3−ブタジェ
ンをブテン−1やブテン−2にする反応、イソプレンを
イソアミレンにする反応、シクロペンタンジエンをシク
ロペンテンにする反応などが挙げられる。
水素添加反応は系内が液状に保たれる温度及び圧力の下
にジオレフィン、水素さらに必要に応じて希釈剤を供給
して行われる。使用する水素量は水素添加に必要な化学
量論量の1〜2倍であり、空間速度は適宜選択すればよ
い。また必要に応じて一酸化炭素を共存させることもで
きる。
用いられる希釈剤はプロパン、n−ブタン、イソブタン
、n−ペンタン、イソペンタン、n−ヘキサン、n−オ
クタンなどのごときパラフィン類、シクロベンクン、シ
クロヘキサンなどのごときシクロパラフィン類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレンなどのごとき芳香族系溶剤など
が例示される。
系内におけるジオレフィンの濃度は特に制約されないが
、0.5重量%以上、好ましくは10〜99重四%さら
に好ましくは50〜95重量%の範囲であり、必要に応
じてオレフィン類を含むC4留分やC6留分の形で用い
ることもできる。
(発明の効果) かくして本発明によれば、従来の水添技術に比較して反
応器内における重合物の生成を抑制でき、触媒の活性を
長期間維持することができる。また従来は困難であった
ジオレフィン濃度の高い領域での反応においても、選択
性よくモノオレフィンへの水素添加反応を行うことがで
きる。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
。なお、実施例及び比較例中の部及び%はとくに断りの
ないかぎり重量基準である。
実施例1 0、5%のパラジウムをアルミナに担持させた固体触媒
を水素添加反応器(直径25n)に充填し、触媒部分を
トルエンに浸漬させ、50℃で1夜放置した。その後、
イソプレン90%及びイソペンクン10%からなる原料
液と水素とを供給して水素添加反応を行なった。反応温
度100℃、圧力23気圧、液空間速度(LIISV)
 2.5 Hr−’、水素のイソプレンに対する供給量
の割合は1.05倍モルであった。
本反応におけるイソプレンのイソアミレンへの選択率は
反応開始5時間後で94.8モル%、20時間後で95
.5モル%であった。なお、イソアミレンは3−メチル
−1−ブテン、2−メチル−1−ブテン及び2−メチル
−2−ブテンなどからなっていたまた、反応生成物液中
には重合体の生成は全く認められなかった。さらに反応
使用後の触媒表面上にもゴム状固型物は認められなかっ
た。
実施例2 トルエンの代りにlO%L−ブチルカテコールキシレン
溶液に40℃で5時間浸漬させる他は実施例1と同様に
して水素添加反応を行なった。イソアミレン選択率は反
応開始5時間後で96.4モル%、20時間後で96.
1モル%であった。また、反応生成液中には重合体の生
成は全く認められなかった。さらに反応使用後の触媒表
面上にもゴム状固形物は認められなかった。
比較例1 トルエンで触媒の前処理をしないこと以外は実施例1と
同様に水素添加反応を行なった。イソアミレン選択率は
反応開始5時間で83.6モル%、20時間後では81
.9モル%であった。また、反応生成液中には少量の重
合体が認められた。さらに反応使用後の触媒表面上には
部分的にゴム状の薄い被膜の形成が認められた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、パラジウム系固体触媒の存在下でジオレフィンをオ
    レフィンに水素添加する方法において、該触媒を炭化水
    素系溶剤で0℃〜150℃の温度で前処理することを特
    徴とするジオレフィンの選択的水素添加法。
JP61074088A 1986-03-31 1986-03-31 ジオレフインの選択的水素添加法 Expired - Lifetime JPH072652B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005531625A (ja) * 2002-06-28 2005-10-20 アンスティテュ フランセ デュ ペトロール 均一系触媒を使用してポリ不飽和化合物をモノ不飽和化合物に選択的に水素化するための方法
CN100389874C (zh) * 2006-07-14 2008-05-28 谷育英 一种用于c5石油树脂中烯烃加氢反应催化剂及其制备方法和应用

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JP2005531625A (ja) * 2002-06-28 2005-10-20 アンスティテュ フランセ デュ ペトロール 均一系触媒を使用してポリ不飽和化合物をモノ不飽和化合物に選択的に水素化するための方法
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