JPS62230470A - 溶湯鍛造金型によるピストンの製造方法 - Google Patents

溶湯鍛造金型によるピストンの製造方法

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JPS62230470A
JPS62230470A JP7447386A JP7447386A JPS62230470A JP S62230470 A JPS62230470 A JP S62230470A JP 7447386 A JP7447386 A JP 7447386A JP 7447386 A JP7447386 A JP 7447386A JP S62230470 A JPS62230470 A JP S62230470A
Authority
JP
Japan
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piston
molten metal
plunger
cavity
pressurization
Prior art date
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Pending
Application number
JP7447386A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Kamiya
神谷 孝則
Nobuo Yonetani
米谷 展生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は溶湯鍛造用金型にて自動車用ピストンを製造す
る方法に関するもので、ピストンの頂部に欠陥がなく、
かつ燃焼室等を有するピストンの製造に利用されるもの
である。
(従来の技術) 本発明に係る従来技術としては特開昭58−19615
8号「溶湯鍛造用金型」の公報がある。
これを第6図(イ)により説明すれば、Aは溶湯鍛造用
金型で溶湯をキャビティー31へ充填し、1次加工Pに
て加圧後、2次加圧プランジャー32によりキャビティ
ー下側より2次加工Qを作用させ、圧力を溶湯の広範囲
に分散させて、特に押湯効果によりピストン頂部の巣孔
、引け、の発生を防止するもので、プランジャーの加圧
面をキャビティー側へ湾曲面形状とした溶湯鍛造用金型
が開示されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし前記溶湯鍛造金型にてピストンを製造する場合に (1)キャビティー31内の溶湯は1次加工Pの作用に
より溶湯は直ちに凝固を開始し、2次加圧プランジャー
32の側壁34にX印で示す溶湯の固相が生成する。次
にピストンの肉厚部の収縮巣を除去するため、押湯効果
として、2次加工Qによって1次加圧が押し戻されない
様に1次加圧終了後、キャビティー内の凝固が相当進行
した状態で2次加工Qを開始するが、2次加圧プランジ
ャー33が前進時にスリーブ34の側壁に生成した固相
も押すことになり、第6図(ロ)のX印で示す固相が半
溶融のピストン35の頂部36にリング状37となって
食い込み、表面欠陥の大きな原因となっている。
(2)キャビティー31の中心軸に沿って頂面中央部に
2次加圧プランジャー33が設けであるため、ピストン
頂面に燃焼室を形成したり、バルブ逃がし等の形状を有
するピストンでは鋳造後NC加工等の切削加工によりこ
の形状をつくり必要があり大幅なコストアップになると
いう問題点がある。
本発明は溶湯鍛造用金型にてピストンを製造する場合に
、キャビティー下側に2次加圧用のプランジャーを設は
押湯を行ってもピストン表面に凝固の進行にともなう固
相がピストンの肉厚部に侵入せず、従ってピストンに表
面欠陥が発生しなく、更にピストン頂面に燃焼室または
パルプ逃げなどの凹部を鋳造することにより、後加工の
必要のないピストンの製造方法を技術的課題とするもの
である。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために講じた技術的手段は、
次のようである。すなわち、溶湯鍛造金型にてピストン
を製造する場合に、溶湯をキャビティーに充填後加圧す
る1次加圧と、押湯効果により鋳巣を防止するためにキ
ャビティーに設けた2次加圧プランジャーにより2次加
圧する溶湯にいて、キャビティーの下側に2次加圧用プ
ランジャーを配置し、キャビティーに溶湯が充填されて
1次加圧を行い、10秒以内に前記2次加圧プランジャ
ーにて2次加圧を行うものである。また前記キャビティ
ーの下側に設けた2次加圧プランジャーの位置はキャビ
ティーの中央下側を避けて一方片側部に設け、ピストン
の頂部に燃焼室又はパルプ逃げ室のような凹部を有する
ピストンを製造するものである。
(作用) 前記技術的手段は次のように作用する。すなわちキャビ
ティーに溶湯を充填後、1次加圧終了後10秒以内に、
好ましくは数秒以内に、キャビティーの下側に設けた2
次加圧プランジャーにより2次加圧を行うことにより充
分に押湯効果が発揮できる。1次加圧完了後10秒以上
経過して2次加圧を行えば溶湯が2次加圧プランジャー
側壁により冷却が行われ固相が発生する。また前記2次
加圧プランジャー側壁に生成したリング状の固相は、そ
の厚みが前記数秒の時間ではl mm以下であるために
2次加圧プランジャーが作用しても軸径が小さいために
固相はそのまま2次加圧スリーブ側壁に残ることになり
、固相はピストン頂部へ侵入しない。また、2次加圧プ
ランジャーを予めピストン中央部を避けて一方片側に配
置することによりピストン頂部に燃焼室又はパルプ逃げ
室に相当する凹部を形成するピストンが製造できるもの
である。
(実施例) 以下実施例について説明する。
第1図(イ)、(ロ)において1はピストンで。
2はピストンの頂面、3はスクイズ加圧部、4はセンタ
ー加工部の凸部であり、5はピストン頂面に配置した凹
状の燃焼室である。
第2図は溶湯鍛造金型で、10は上型、11は下型で1
2はスリーブ、13はプランジャーチップ、14はカウ
ンタチップで、15は溶湯注入口。
16はゲート 17はキャビティー、1Bは先端が罪状
の移動中子、19は2次加圧用プランジャーで、20は
2次加圧用スリーブである。
前記構成においてその作用を述べれば、(1)上型lO
と下型11が型締されカウンターチップ14が上昇して
ゲート16の上部16aの定位置で停止しゲート16を
閉状態とし、湯口15より注湯しスリーブ12に充填後
、プランジャーチップ13が下降し、続いてカウンター
チップ14とプランジャーチップ13が下降し、ゲート
16を経て溶湯はキャビティー17に入り、前記プラン
ジャーチップ13の加圧により1次加工Pが完了する。
この状態を第2図に示す。
(2)第2次加圧については第3図に示す。すなわち第
1次加圧終了後数秒間経過した時点では、第2次加圧ス
リーブ側壁20a及び2次加圧プランジャー19aの前
面には最低1 mmの固相Sが生じる。
(3)製品であるピストンの収縮巣発生部へ収縮巣の発
生を無くするために2次加圧プランジャー19が上昇し
2次加工Qが完了する。これを第4図に示す。これによ
り溶湯は矢印20に示ずようにピストン頂部方向へ侵入
する。2次加圧プランジャー19の直径をαφ、スクイ
ズ加工部先端のボスの直径をβφとし、β≧α+21の
大きさとし、スクイズ加工部をテーパー状とすれば、2
次加圧プランジャー19が上昇してもX印で示す固相S
はリング状となってそのまま、2次加圧用スリーブ側壁
に残る。2次加圧プランジャー19の前面にある固相R
8が上昇してR2の位置に保持されても最終加工におい
て、スクイズ加工部は鎖線の位置21で切断されるため
にまったく問題はない。
以上の方法にてピストン頂部方向へは固相Sがまったく
無いピストンを製造できる。また2次加圧プランジャー
の位置、すなわちピストンのスクイズ加工部がピストン
の中央をさけて片側部に設けであるために第1図に示す
凹部の燃焼室5を設けることができ、第5図に示すディ
ーゼルエンジン用ピストンのパルプ逃し室の凹部7.8
も簡単に鋳造時に形成できるものである。
〔発明の効果〕
本発明は次の効果を有する。すなわち、2次加圧スリー
ブの側壁に生成した固相が成長する前に2次加圧を開始
すれば、2次加圧スリーブ内に生成した固相の製品部へ
の食い込みはないが、溶湯が溶けているために2次加圧
によって1次加圧プランジャーチップを押し戻す力が作
用し、1次加圧プランジャーチップが押し戻され、押湯
効果がなくなるか、又は1次加圧プランジャーチップが
2次加圧によって押し戻されない様に増強しなければな
らないという問題点がある。しかし、本発明では2次加
圧スリーブ側壁に固相が生成されても製品部への食い込
みがないので2次加圧の開始時間を早める必要もな(、
従って設備も小さく安価である。また2次加圧スリーブ
の側壁に生成された固相を押すことがないために2次加
圧プランジャーの力を効率的に溶湯へ伝えることができ
るため押湯効果を十分に発揮でき、収縮巣等の鋳造欠陥
が除去されて機械的性質の優れた製品が成形でき、更に
頂面形状を避けた位置からの加圧により、頂面形状の鋳
造により形成が可能になり切削加工を大幅に低減できる
【図面の簡単な説明】
第1図はピストンの説明図で、 (イ)は平面図。 (ロ)は(イ)のa ”−a断面図、第2図は本実施例
の溶湯鍛造金型の断面図、第3図は第2次加圧直前の要
部の断面図、第4図は第2次加圧中の要部の断面図、第
5図はピストンの平面図、第6図は従来例の説明図で(
イ)は溶湯鍛造金型の断面図、 (ロ)は半溶隔状態の
ピストン要部の断面図である。 ■・・・ピストン、5・・・燃焼室、7.8・・・バル
ブ逃げ室、17・・・キャビティー、19・・・2次加
圧プランジャー、R,S・・・固相

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溶湯をキャビティーに充填後加圧する1次加圧と
    、押湯効果により鋳巣を防止するためにキャビティーに
    設けた2次加圧用プランジャーにより2次加圧すること
    によりピストンを鋳造する溶湯鍛造金型において、キャ
    ビティーの下側に2次加圧用プランジャーを配置し、1
    次加圧後10秒以内に2次加圧を行う溶湯鍛造金型によ
    るピストンの製造方法。
  2. (2)前記キャビティーの下側に設けた2次加圧プラン
    ジャーは、キャビティーの中央下側を避けて、一方片側
    部に設けて、ピストンの頂部に燃焼室又はバルブ逃げ室
    の凹部を有するピストンを製造する特許請求の範囲第1
    項に示す溶湯鍛造金型によるピストンの製造方法。
JP7447386A 1986-03-31 1986-03-31 溶湯鍛造金型によるピストンの製造方法 Pending JPS62230470A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0259160A (ja) * 1988-08-24 1990-02-28 Kobe Steel Ltd 両端に厚肉部を有する鋳物の製造装置
KR100530622B1 (ko) * 2003-10-16 2005-11-22 (주)서영 가솔린엔진용 피스톤 제조장치
CN104475698A (zh) * 2014-11-14 2015-04-01 北京交通大学 一种多点加压的液态模锻方法

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