JPS62230291A - カラ−映像信号の信号処理回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、民生用のビデオテープレコーダ等に使用され
るカラー映像信号の信号処理回路に関する。

〔発明の概要〕

本発明はカラー映像信号の信号処理回路に関し、輝度信
号のライン相関性を検出し、相関が無いときのみ１水平
期間遅延された輝度信号を出方することによって、輝度
信号とクロマ信号とのずれによる画質劣化を解消しよう
とするものである。

〔従来の技術〕

民生用のビデオテープレコーダにおいては、記録の高密
度化のためにいわゆるカードバンドンス記録が行われて
おり、このためクロマ信号のクロストーク除去回路とし
てくし形フィルタが用いられている。

ところがこのような（し形フィルタでは、ＮＴＳＣ方式
で１水平期間、ＰＡＬ方式で２水平期間遅延された信号
との間で処理が行われるため、クロマ信号に垂直方向の
相関性が無い部分では色情報が下方に影響し、いわゆる
色にじみが発生する。この色にじみはＮＴＳＣ方式で１
水平走査線、ＰＡＬ方式で２水平走査線であるが、さら
に帰還型の（し形フィルタ着用いた場合や、ダビングな
繰り返し、た場合には影響が下方へ広がる場合もある。

ところで、一般にクロマ信号の相関の無い部分では輝度
信号の相関も無い。ところが輝度信号では上述の１うな
下方への影響は発生しな（′・ため、輝度信号とクロマ
信号との相関の無い部分の位置がずれて、上述の色にじ
みが一層目立され、画質が大幅に劣化されていた。

そこでこれを改善するため、輝度信号な１水平期間遅延
させることが提案された。これによれば輝度信号とクロ
マ信号との相関の無い部分の位置が近接されるので、上
述の色にじみは目立たな（なり、画質が改善される。

しかしながらこの提案において、輝度信号の１水平期間
の遅延はガラス遅延線等で行うため、従来このような遅
延線のＳ／Ｎが極めて悪いことから、輝度信号が劣化し
、画質も劣化させてしまうおそれがあった。

〔発明が解決しようとする問題点〕 上述したように従来の技術では、垂直方向の輝、　変信
１号とクロマ信号とのずれによって相関の無い部分で色
にじみが発生し、またこれを改善するために輝度信号を
遅延させようとすると輝度信号のＳ／Ｎか悪化して、画
質を大幅に劣化させてしまう問題点があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、クロマ信号Ｃはライン相関性を用いた（し形
フィルタ（減算回路（８）、遅延回路（９））を介して
出力されると共に、輝度信号については、・この輝度信
号のライン相関性を検出する回路（減算回路Ｉ、検出回
路０９）と、上記輝度信号Ｙ及び上記輝度信号を１水平
期間遅延（遅延回路ＯＪ）シた信号ＹＤｆｔ切換えて出
力するスイッチ手段αａとか設けられ、上記相関性検出
回路の検出信号により上記スイッチ手段が制御され、上
記ライン相関性が有るとき上記輝度信号、上記ライン相
関性が無いとき上記輝度信号を１水平期間遅延した信号
が出力されるようにしたカラー映像信号の信号処理回路
である。

〔作用〕

これによれば、非相関部分のみで遅延された輝度信号カ
ド用いられる。ので、色にじみが改善されると共に、全
体の画質はＳ／Ｎのよい良好な信号処理を行うことがで
きる。

〔実施例〕

第１図において、磁気テープ（１）から再生へ１ツド（
２）にて再生された信号が再牢アンプ（３）ヲ通じてＹ
／Ｃ分離回路（４）に、供給されてＦＭ輝度信号と低域
変換クロマ信号、が分離される。この分離された低、域
変換クロマ信号かＡＣＣ回路（５１を通じて周波数変換
回路（６）に供給され、所定の帯域に周波数変換される
。この周波数変換された信号かバンドパスフィルタ（７
）に供給されて所望の帯域が抽出され、この。

抽出された信号が減算回路（８）に供給されると共に、
１水平期間または２水平期間の遅延回路（９）を通じて
減算回路（８）に供給されてくし形フィルタによるクワ
ストークの除去が行われ、クロマ信号Ｃが取出される。

また分離回路（４）で分離されたＦＭ輝度信号がＦＭ復
調回路（１（１−通じてデエンファシス回路αυに供給
されて輝度信号Ｙか取出される。この輝度信号Ｙがスイ
、ツチα２の一方の固定接点に供給されると共に、１水
平期間の雫延回路α３に供給されて１水平期間遅延、し
た信号Ｙ１）か形成され、こΩ遅延信号ＹＤがスイッチ
α２の他方の固定接点に供給される。さらに元の９輝度
、信号Ｙと遅延信号ＹＤとが減算回路（１４１に供給さ
れ、この減算信号（Ｙ−Ｙｎ）が垂直相関性の検出回路
α９に供給される。そしてこの検出回路α１にて減算信
号の絶対値が所定のレベル以下のとき相関性有、以上の
とき相関性無か検出される。

さらにこの検出信号にてスイッチＨが制御され、相関性
有のとき元の輝度信号Ｙが取出されると共に、相関性無
のとき遅延信号ＹＤが取出される。

そし、てこの取出された輝度信号ＹまたはＹＤとクロマ
信号Ｃとが加算回路−に供給されて、加算されたカラー
映像信号が出力端子（１７１に出力される。

従ってこの回路において、相関性の無い部分では１水平
期間遅延された輝度信号ＹＤが出力されると共に、相関
性の有る部分では元の輝度信号Ｙが出力さ才しる。

こうして相関の無い部分での輝度信号とクロマ信号との
位置ずれが補正されるわけであるが、この回路によれば
、相関性の無い部分での色にじみが目立なくされると共
に、相関性の有る部分では、元の輝度信号が取出される
ので輝度信号のＳ／Ｎの劣化のおそれがな（、全体に極
めて良好な画質を得ることができる。

さらに以下に他の実施例について説明する。すなわち以
下の各側は輝度信号Ｙと遅延信号ＹＤとを切換えて取出
す手段を示し、上述図中の一点鎖線で囲んだ部分に相当
するものである。

まず第２図は上述のスイッチ（＋２１に代えて可変抵抗
器−を用いる場合で、この可変抵抗器（２１）の摺動子
の位置ン相関検出回路ａ９の出力で制御する。これによ
れば上述と同様の作用効果が得られると共に、切換時に
輝度信号Ｙ、ＹＤが相互に徐々に交代されるので、スイ
ッチを用いた場合に中間レベルの斜め線などで相関の判
別が定まらず、線が不自然になるようなおそれが除かれ
る。

さらに第３図は可変抵抗器ＣＤと同様の動作を電圧制御
型可変利得アンプを用いて行うもので、輝度信号Ｙと遅
延信号ＹＤとがそれぞれ電圧制御型可変利得アンプ０υ
国に供給され、このアンプ６２の利得が相関検出回路（
１５１からの出力で制御されると共に、アンプ６υの利
得が検出回路（１５１からの出力なインバータ關で反転
した信号で制御される。さらにこれらのアンプＣ３１Ｊ
Ｃ３３の出力が加算回路（財）で加算されて切換られた
輝度信号ＹまたはＹＤが形成される。

そしてこの回路においてアンプ則０４の特性を第４図に
示すようにすることによって、上述の可変抵抗器（２１
）を設けた場合と同様の作用効果が得られる。

また第５図は輝度信号抽出用のくし形フィルタを併設し
た場合であって、減算回路側からの信号がリミッタ回゛
路６υに供給されて振幅制限され、この出力信号がそれ
ぞれアッテネータ５２−を通じて輝度信号Ｙ側に挿入さ
れた減算回路５４）及び遅延信号Ｙ１）側に挿入された
加算回路５四に供給される。これによって輝度信号抽出
用のくし形フィルタが形成されると共に、このとき１水
平期間の遅延回路α３、減算回路側等を兼用して、簡単
な構成で回路を実現することができる。

〔発明の効果〕

この発明によれば、非相関部分のみで遅延された輝度信
号が用いられるので、色にじみが改善されると共に、全
体の画質はＳ／Ｎのよい良好な信号処理を行うことがで
きるようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一例の構成図、第２図〜第５図は他の
例の説明のための図である。 （８）　７１４）は減算回路、（９１（１３ハ遅延回Ｍ
、０２１ハスイッチ手段、（１５１は相関検出回路であ
る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 クロマ信号はライン相関性を用いたくし形フィルタを介
   して出力されると共に、 輝度信号については、 この輝度信号のライン相関性を検出する回路と、上記輝
   度信号及び上記輝度信号を１水平期間遅延した信号を切
   換えて出力するスイッチ手段とが設けられ、 上記相関性検出回路の検出信号により上記スイッチ手段
   が制御され、 上記ライン相関性が有るとき上記輝度信号、上記ライン
   相関性が無いとき上記輝度信号を１水平期間遅延した信
   号が出力されるようにしたカラー映像信号の信号処理回
   路。