JPS6222852A - ポリフエニレンエ−テル系樹脂組成物およびそのメツキ物品 - Google Patents

ポリフエニレンエ−テル系樹脂組成物およびそのメツキ物品

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JPS6222852A
JPS6222852A JP60161128A JP16112885A JPS6222852A JP S6222852 A JPS6222852 A JP S6222852A JP 60161128 A JP60161128 A JP 60161128A JP 16112885 A JP16112885 A JP 16112885A JP S6222852 A JPS6222852 A JP S6222852A
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resin
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resin composition
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Yukihisa Mizutani
水谷 行久
Sumio Ueda
上田 純生
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C18/00Chemical coating by decomposition of either liquid compounds or solutions of the coating forming compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating; Contact plating
    • C23C18/16Chemical coating by decomposition of either liquid compounds or solutions of the coating forming compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating; Contact plating by reduction or substitution, e.g. electroless plating
    • C23C18/1601Process or apparatus
    • C23C18/1633Process of electroless plating
    • C23C18/1635Composition of the substrate
    • C23C18/1639Substrates other than metallic, e.g. inorganic or organic or non-conductive
    • C23C18/1641Organic substrates, e.g. resin, plastic

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ポリフェニレンエーテル樹脂とゴム補強され
た樹脂とからなる組成物を支持体とするメッキ物品に関
するものである。
[従来の技術] ポリフェニレンエーテル樹脂は機械的特性、電気的特性
および耐熱性がすぐれ、更に吸水性が低く、寸法安定性
が良い等の特徴を有している。一方その欠点である成形
加工性および耐衝撃性に劣る点についてはポリフェニレ
ンエーテル樹脂に耐衝撃性ポリスチレン等のゴム補強樹
脂とポリマーブレンドすることによって改良され、近年
広く利用されている樹脂である。
これらのポリフェニレンエーテル系樹脂についても、成
形品表面にメッキを施すことが試みられている。メッキ
製品の多くは、スチレン−ブタジェン−アクリロニトリ
ル共重合体(ABS樹脂)の成形品表面にメッキしたも
のが使われているが、ABS樹脂は耐熱性が低いために
、高耐熱性の要求される用途には使用されていない、高
耐熱性の要求される用途へのメッキ製品としては、ポリ
フェニレンエーテル系樹脂、ポリアミド樹脂およびポリ
アセタール樹脂などにメッキしたものの使用が試みられ
ている。ポリアミドは吸水性が大きく、この影響でメッ
キの密着強さが低fしたり、ノー2キ作業中に硬度が低
丁しキズが付きやすくなる。
また、ポリアセタール樹脂は、成形品中の残留ひずみが
大きいとクラックが発生しやすいために。
成形品は残留ひずみの減少のため必ずアニールする必要
がある。更にポリアミド樹脂やポリアセタール樹脂は、
成形収縮率が大きく、大型で寸法精度が要求される用途
には余り用いられていない。一方、ポリフェニレンエー
テル系樹脂は、上述の如く、耐熱性、寸法安定性に優れ
、更に吸水性も低いなどの特徴があるために、成形品表
面にメッキを施し、自動車のホイールキャップなどの用
途に、亜鉛やアルミダイキャスト品の代替えとして広く
利用されるようになってきている。
一般に、樹脂成形品へのメッキは、基本的な工程として
エツチング→キャタリスト→アクセレーター→無電解メ
ッキ→電気メッキ工程が採用されている。エツチング液
は、樹脂の種類に応じて異なった組成が採用されている
が、ポリフェニレンエーテル系樹脂やABS樹脂などは
通常クロム酸−硫酸混液が使用されていることは公知で
ある。しかし、ポリフェニレンエーテル樹脂と耐衝撃性
ポリスチレンとからなる組成物の成形品をクロム酸−硫
酸混液でエツチング処理すると、無電解メッキはほとん
ど析出しない(科学と工業P5?(5)、 193〜2
03 (1983) )。これは、エツチングのときに
表面にクロム化合物が形成、残留するために、次工程の
キャタリストの吸着を妨害して、キャタリスト中のパラ
ジウムの吸着が妨げられ無電解メッキ工程での反応を起
りにくくすることが〜原因と考えられている。又、表面
に残留したクロム化合物はメッキの密着性も著しく低下
させる。これらの傾向は、エツチング液中のクロム酸濃
度が高くなるにしたがって顕著に現われる。クロム酸に
よるこれらの影響を減少または防止し、パラジウムの吸
着性を向上させて無電解メッキでの金属の析出を可能に
することを目的として、L記の刊行物および特公昭58
−7667号公報に記載されているとおり、エツチング
処理後に、例えばB−200ニユートライザー(奥野製
薬工業■製)のような特殊な表面調整の工程を用いる必
要があることは公知のことである。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記のような特殊表面調整を施してもポ
リフェニレンエーテル樹脂と耐衝撃性ポリスチレンとか
らなる樹脂組成物の成形品は。
メッキの密着性が不充分で実用に酎え得るレベルではな
い。メッキの密着性を改良するために、特公昭58−7
f367号公報に記載のポリフェニレンエーテル樹脂、
スチレン−無水マレイン酸共重合体、不飽和度の低いエ
ラストマーおよびCaCO3、MgOの1種または2種
以上よりなる樹脂組成物、特開昭58−194923号
公報に記載のポリフェニレンエーテル、耐衝撃性ポリス
チレン、アルミナおよび随意にスチレン−ブタジェンラ
ジアルテレブロック共重合体よりなる樹脂組成物などが
提案されている。しかしながらこれらの樹脂組成物の成
形品にメッキを施す際にも、前述の8−200ニユート
ライザーのような特殊な表面調整の工程が必要である。
このような工程を経てメッキすると、電極用治具(以下
ラックと称する)のゲルコート部分へも無電解メッキに
より金属の析出が起るために、次の工程の電気メッキに
移す前にラックの交換が必要となる。すなわち、ワンラ
ック化が不可能なため、全自動化できず作業性が大幅に
低下すると共にラック交換作業費、特殊な処理工程付加
による薬液費の増加および総メツキ時間が長くなること
による生産性の低下などの為にメッキ製品として価格高
になる。更にラックの交換時にキズなどが発生すること
があり不良率の増加につながり好ましくない。一方、C
aCO3,MgOまたはアルミナなどのフィラーを添加
すると光沢等の外観が悪くなり、このような成形品にメ
ッキしても光輝性が劣り商品価値が低下し好ましくない
[問題点を解決するための手段及び作用]木発明者らは
、優れたメッキの密着性を有し、前述のような特殊表面
調整工程を経ないでメッキすることに関して、鋭意検討
した結果、ポリフェニレンエーテル樹脂にシアン化ビニ
ル化合物を含む共重合体をブレンドすることによって、
前述のような特殊表面調整工程を経ないでも無電解メッ
キで金属の析出が起り、メッキできることを見いだした
(表−1メツキ方法)、すなわち、ポリフェニレンエー
テル系樹脂組成物中に少量のシーアン化ビニル化合物成
分が存在すると、 B−200ニユートライザーのよう
な特殊表面調整をしなくても、驚くべきことにキャタリ
ストの吸着すなわちパラジウムの吸着が促進され、十分
にメッキができることを見い出した。さらに本発明者ら
は、該組成物に対するメッキの密着性を更に向上させる
ために鋭意検討した結果、ポリフェニレンエーテル樹脂
とシアン化ビニル化合物を含む共重合体からなる組成物
に、更にビニル芳香族化合物の含有量が50重量%以上
であるビニル芳香族化合物と共役ジエンとからなるブロ
ック共重合体、および/またはポリアルキレングリコー
ルをブレンドすると成形品の光沢をほとんど低下させず
にメッキの密着性を大幅に向りさせることができること
を見いだした。
すなわち、本発明は、ポリフェニレンエーテル系樹脂組
成物であって、この樹脂組成物中にシアン化ビニル化合
物を含む共重合体を含み、このシアン化ビニル化合物成
分が最終の樹脂組成物中に0.5〜15重量%含まれ、
更にビニル芳香族化合物の含有量が50重量%以上であ
るビニル芳香族化合物と共役ジエンとからなるブロック
共重合体を1〜20重量%、および/またはポリアルキ
レングリコールを0.5〜lO重量%含む樹脂組成物及
び該組成物の成形品を支持体とするメッキ物品に関する
ものである。
本発明の樹脂組成物中のポリフェニレンエーテル樹脂の
含有量は20〜80重量%が好適である。
20重量%未満では耐熱性が低下し好ましくない。
80重量%を越えると成形加工性、耐衝撃性などが低下
し好ましくない。
本発明において、ポリフェニレンエーテル樹脂(PPE
)としては、一般式: %式%[] (式中、R1+ R2+ R3+ R4* R5+ R
6は同−又は異なるtert−ブチル基を除く炭素数1
〜4のアルキル基、アリール基、ハロゲン、水素等の一
価の残基であり、R5+ Rbは同時に水素ではない、
)を繰り返し単位とし、構成単位が[I]又は[I]お
よび[II]からなる単独重合体あるいは共重合体およ
びスチレンゲラフトボリフエニレンエーテル樹脂が使用
できる。
PPEの単独重合体の代表例としては、ポリ(2,θ−
ジメチルー1.4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−
メチル−6−エチル−1,4−フエニレン)エーテル、
ポリ(2,6−ジエチル−1,4−フエニレン)エーテ
ル、ポリ(2−エチル−8−nプロピル−1,4−フェ
ニレン)エーテル、ポリ(2,13−ジ−nプロピル−
1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6
−nブチル−1,4−フェニレン)エーテル。
ポリ(2−エチル−6−イソプロビル−1,4−フエニ
レン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−クロル−1,
4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−8−ヒ
トlロキシエチルー1,4−フェニレン)エーテル、ポ
リ(2−メチル−8−クロルエチル−1,4−フェニレ
ン)エーテル等のホモポリマーが挙げられる。
ポリフェニレンエーテル共重合体は、一般式(ここにR
3、R4、Rs、 Rhは上記と同一の意味を有する。
)で表わされる2、3.8− )リメチルフェノール等
のアルキル置換フェノールと例えば、O−クレゾール等
とを共重合して得られるポリフェニレンエーテル構造を
主体としてなるポリフェニレンエーテル共重合体を包含
する。
本発明において、シアン化ビニル化合物を含む共重合体
としては、一般式: %式% (式中Rは水素原子またはアルキル基である)で表わさ
れるシアン化ビニル化合物を含む共重合体であって、シ
アン化ビニル化合物の具体例としては、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、α−エチルアクリロニトリル
、α−プロピルアクリロニトリル、α−ブチルアクリロ
ニトリル等があげられる。上記シアン化ビニル化合物を
含む共重合体の具体例としては、スチレン−7クリロニ
トリル共重合体、スチレン−ブタジェン−アクリロニト
リル共重合体、ブタジェン−アクリロニトリル共重合体
等があげられる。該シアン化ビニル化合物を含む共重合
体は、最終の樹脂組成物中にシアン化ビニル化合物成分
が、0.5〜15重量%の割合になるように配合する。
好ましくは、最終の樹脂組成物中にシアン化ビニル化合
物成分が。
1.0〜10重量%の割合になるように配合するのが良
い、最終の樹脂組成物中のシアン化ビニル化合物成分が
、0.5重量%以下では、メッキの密着性が劣り、更に
はパラジウムの吸着が不十分で、無電解メッキ工程での
金属の析出性が悪くなるために、特殊な表面調整工程が
必要となり好ましくない、最終の樹脂組成物中にシアン
化ビニル化合物成分が15i i%以上では、ポリフェ
ニレンエーテル樹脂との相溶性が悪化し外観、耐衝撃性
などの機械的特性、メッキの密着性およびメッキ品の光
輝性が低下するために好ましくない。
本発明において、ポリフェニレンエーテル樹脂とシアン
化ビニル化合物を含む共重合体との組合せの具体例とし
ては、ポリフェニレンエーテル樹脂とゴム補強ポリスチ
レンおよびスチレン−アクリロニトリル共重合体との組
合せ、ポリフェニレンエーテル樹脂とスチレン−ブタジ
ェン−アクリロニトリル共重合体のようなゴム補強樹脂
との組合せなどがあげられる。好ましい組合せは、ポリ
フェニレンエーテル樹脂と特殊なゴム補強樹脂との組合
せである。特殊なゴム補強樹脂としては、弾性体ゴム相
へのグラフト相として少なくとも前述したシアン化ビニ
ル化合物含有量が(イ)18〜40重量%、及び(ロ)
1〜15重量%の範囲にあるシアン化ビニル化合物とビ
ニル芳香族化合物の共重合体を含み、又グラフト相以外
の樹脂相中の平均のシアン化ビニル化合物含有量が1〜
15wt$の範囲のシアン化ビニル化合物と、ビニル芳
香族化合物の共重合体よりなるものである。グラフト相
中のシアン化ビニル化合物量1〜15重量%のグラフト
相(ロ)は、ポリフェニレンエーテル樹脂との相溶性が
良好であり、このグラフト相(ロ)が存在すると、ポリ
フェニレンエーテル樹脂との混合性が良くない高含有量
のシアン化ビニル化合物からなるグラフトゴム相のポリ
フェニレンエーテル樹脂中への分散が非常に良好になり
、その結果、樹脂の外観および衝撃強さを非常に優れた
レベルに保持する。更にメッキ物品とした時の光輝性も
非常に優れたものになる。
グラフト相(イ)中のシアン化ビニル化合物量が16重
凝%未満となると耐溶剤性が十分でなくなり又40重量
%を超えるとなると衝撃強さが低下し、熱変色が激しく
又着色性も不十分となる。
この様な特徴を得るためにはグラフト相(イ)と(ロ)
との量比を各々10〜90重量%と90〜10重量%の
範囲内に保持するのが好ましい、特に好ましい範囲とし
ては各々20〜80重量%と80〜20重量%の範囲で
ある。シアン化ビニル化合物量が16〜40重量%内の
グラフト相(イ)の量が10重量%未満では組成物の耐
溶剤性の改良が不十分となる傾向があり、又一方シアン
化ビニル化合物量が1〜15重量%内のグラフト相(ロ
)の量が10重量%未満では組成物の衝撃強さ及び外観
が低下する傾向がある。
なお、ゴム補強樹脂を分析する方法は種々報告されてい
る。例えば、ジャーナル・オプ・ポリマーサイエンス(
J、 Polymer 5ci) A33825196
5、ラバー・ケミストリー・エンド・テクノロジー(R
ubber Chers、 & Technol) 3
8 No、 38551865等がある。
本発明者らはグラフトゴム相と樹脂相との分別を下記の
方法で実施した。すなわち、ゴム補強樹脂1gをメチル
エチルケトン25ccに加え充分様とう後、不溶分を0
℃、 20,000rp■で遠心分離し、上澄液と沈殿
物とに分離した。上澄液中には樹脂相が含まれており、
これはメタノール中に加えることにより沈殿させ回収し
た。又遠心分離により得られた沈殿物はグラフトゴム相
として分離回収した。又樹脂相のシアン化ビニル化合物
量は上記回収サンプルの元素分析により求めた。
又グラフト相中のシアン化ビニル化合物量の分析は、ゴ
ムの酸化分解法として良く知られている四酸化オスミウ
ム−ハイドロパーオキサイドの組合せを用いグラフトゴ
ム相中のゴム相を分解しグラフト相を取り出した。この
グラフト相の組成分別法に関しても種々の方法が報告さ
れている。例えばジャーナル・オス・ポリマーサイエン
ス。
ボリマーフィジックスエディションfJIJ19巻13
77(1981) (J、 Polymdr Sci、
、 Polymer PhysicsEdition 
Vat、 1131377 (1981) )に示され
たカラム分別法が利用出来る。より簡便な方法として、
本発明者らはアセトン/メタノール混合溶媒系の混合比
率を調整し、遠心分離法で分別する方法を本発明の組成
分離に利用した。特にアセトン/メタノール7/3の混
合溶媒にはアクリロニトリル含有量15%以下が不溶と
なり分別に適用出来る0分別グラフト相中のシアン化ビ
ニル化合物量は元素分析により求めた。
これらの方法により分析結果はポリフェニレンエーテル
とブレンド後の最終組成物から各成分を取り出し分析し
た結果と差はなかった。
このようなゴム補強樹脂に用いるビニル芳香族化合物は
次の一般式: (式中、R7は水素原子、ハロゲン原子またはアルキル
基であり、Zは水素原子、/\ロゲン原子、ビニル基又
はアルキル基であり、pは1〜5の整数である。) で表わされるものであり、これらを1種以上使用するこ
とができる。上記ビニル芳香族化合物の具体例としては
、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、ビ
ニルエチルベンゼン、ビニルキシレン、tert−ブチ
ルスチレン、グロルスチレン等があげられる。
シアン化ビニル化合物は前述した一般式:%式% (式中、R8は水素原子またはアルキル基である。) で表わされるものであり、これらの1種以上を使用する
ことが出来る。
上記ゴム補強樹脂に用いられる弾性体ゴム相は、ポリブ
タジェン、スチレン−ブタジェン共重合体、ブタジェン
−アクリロニトリル共重合体。
スチレン−ブタジェンブロック共重合体またはその水素
添加物、エチレン−プロピレン共重合体、エチレンープ
ロピレンーエチリデンノルポルネンターポリマー、エチ
レンープロピレンージシクロペンタジエンターポリマー
等のエチレン−プロピレン−非共役ジエン三元共重合体
、ポリアクリル酸アルキルエステル、ポリイソプレン、
天然ゴム等の中から1種以上を選択することができる。
特に好ましいゴム補強樹脂としては弾性体ゴム相として
ポリブタジェンあるいはスチレン−ブタジェン共重合体
を用い、シアン化ビニル化合物としてはスチレンを用い
た物である。
この様なゴム補強樹脂の樹脂組成物としては弾性体ゴム
相が5〜50重量%、シアン化ビニル化合物が5〜20
重量%、ビニル芳香族化合物が30〜90重量%の物が
用いられうる。
上記のようなゴム補強樹脂の製造方法は、当業者に良く
知られている乳化重合、塊状重合、溶液重合、懸濁重合
のいずれでも製造可能であるが、特に乳化重合方法が適
している。
本発明の組成物中には、ゴム成分の量として5〜20重
量%にあるのが良い。好ましくは、ゴム成分の量が7〜
16重量%にあるのが良い。ゴム成分の量が5重量%以
下では、耐衝撃性などの機械的特性、メッキの密着性の
低下が著しく好ましくない。ゴム成分の量が20重量%
以上では、剛性などの機械的特性、熱的特性の低下が著
しく、また成形品の光沢も低下して好ましくない。
なお、ポリフェニレンエーテル樹脂とシアン化ビニル化
合物を含む共重合体との割合は、シアン化ビニル化合物
が最終組成物中に前述の範囲内にあるように配合するか
ぎり、特に限定されるものではない。しかし、シアン化
ビニル化合物を含む共重合体として一般に市販されるス
チレン−ブタジェン−アクリロニトリル共重合体を使用
する場合には、アクリロニトリルが25〜40重量%の
割合で含まれている為に、少量のポリフェニレンエーテ
ル樹脂の配合では、シアン化ビニル化合物の最終組成物
中の割合が前述の範囲を越えることになり、更に、相溶
性が悪く混りにくい為に耐衝撃性などの機械的特性、光
沢の低下が著しく好ましくない。このように少量のポリ
フェニレンエーテル樹脂を配合する時には、シアン化ビ
ニル化合物を含む共重合体としては、前述したゴム補強
樹脂を使用するのが好ましい。該ゴム補強樹脂であれば
、シアン化ビニル化合物の最終組成物中の割合が前述の
範囲内を維持することができる上に、更に相溶性が優れ
る為に耐衝撃性などの機械的特性、光沢も良く、メッキ
の密着性も優れる。
また、ゴムの粒子径は重量平均ゴム粒子径0.1〜2.
0 JLの範囲にあるのが良い。好ましくはゴムの粒子
径は重量平均ゴム粒子0.15〜1.OILの範囲にあ
るのが良い。ゴムの粒子径が0.1島以下では、メッキ
の密着性、耐衝撃性などの機械的特性に対する効果に劣
り好ましくない。ゴムの粒子径が2.0ル以上では・、
成形品の光沢が低下し、メッキ物品の商品価値がそこな
われる。更に、成形時に成形品表面付近のゴムは変形を
受けて偏平になりやすく、エツチング処理後の凹痕部の
アンカー効果が低下し、メッキの密着性に劣り好ましく
ない。
本発明においてビニル芳香族化合物の含有量が50重量
%以上であるビニル芳香族化合物と共役ジエンとからな
るブロック共重合体としては、A−B−A’型、 A−
(A″/B’ )−A’型、 A−B−A’−B型。
A−(A″/B’ )−B−A’型などがあり、具体例
としては特公昭38−19288号、特公昭43−17
979号、特公昭48−2423号、特公昭48−41
013号、特公昭53−15958号、特公昭57−4
9587号、特公昭58−11446号および特公昭5
9−52885号に提案されているビニル芳香族化合物
と共役ジエンとのブロック共重合体が用いられる0本発
明では、ブロックA、A’またはA″は常にビニル芳香
族化合物であり、ブロックBまたはB′は常に共役ジエ
ンであり、(A″/B′)は、ビニル芳香族化合物と共
役ジエンとの共重合領域である。ビニル芳香族化合物の
具体例としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニ
ルトルエン、ビニルキシレン、ビニルナフタレンなどの
一種またはそれらの混合物があげられる。共役ジエンの
具体例としては、ブタジェン、イソプレン、1,3−ペ
ンタジェン、2,3−ジメチルブタジェンなどの一種ま
たはそれらの混合物があげられる。最も好ましいブロッ
ク共重合体としては、ブロックA、A’またはA″がポ
リスチレンであり、ブロックBまたはB′がポリブタジ
ェンからなるものである。
本発明のビニル芳香族化合物と共役ジエンとのブロック
共重合体は、ビニル芳香族化合物の含有量が50重量%
以上のものであり、好ましくはビニル芳香族化合物の含
有量が50〜85重量%の範囲からなるブロック共重合
体であり、より好ましくは、ビニル芳香族化合物の含有
量が50〜90重蓋%の範囲からなるブロック共重合体
であり、更に好ましくはビニル芳香族化合物の含有量が
60〜90重量%の範囲からなるブロック共重合体であ
る。最も好ましくは、ビニル芳香族化合物が70〜85
重量%の範囲からなるブロック共重合体である。一般に
該ブロック共重合体は、常温で硬く、ヤング率が100
0kg/cm2以上である。ビニル芳香族化合物の含有
量が50重量%以下では、最終組成物としての剛性など
の機械的特性、外観、成形加工性およびメッキ物品の光
輝性が劣り好ましくない。また。
ビニル芳香族化合物の含有量が80重量%以りでは、メ
ッキの密着強さが向上せず好ましくない。
該ブロック共重合体としては、アサフレックス800及
び810(旭化成工業社製)、クリアレン730L (
電気科学工業社製)、にレジンKR−01及びKR−0
5(フィリップス・ペトロリアム・インターナショナル
社製)などが市販されている。
本発明では、該ブロック共重合体が、最終樹脂組成物に
おいて1〜20重量%の範囲からなるのが好ましい。更
に好ましくは、該ブロック共重合体が、最終組成物にお
いて3〜15重量%の範囲である。該ブロック共重合体
が、20重量%以上では外観および成形加工性が低下し
好ましくない。また該ブロック共重合体が、1重量%以
下では、メッキの密着強さが改良されず好ましくない。
上記のようなブロック共重合体の製造方法は、前述した
特公昭3B−19286号、特公昭53−151158
号などに提案されているような方法により製造可能であ
る。
次に、本発明に用いるポリアルキレングリコールは、1
分子中に2個以上の水酸基と多数のエーテル結合をもつ
一般式: %式%) (式中のR9はアルキル基、nは1以りの整数で重合度
を表わす) で表わされるもので、平均分子量がt、ooo以L30
.000以丁、好ましくは3.000以上20,000
以下、最も好ましくは5.000以J二10,000以
下のものである。ポリアルキレングリコールの分子量が
低すぎる場合には、樹脂の耐熱性が大きく低下し、また
分子量が高すぎる場合には、メッキの密着強さが得られ
にくくなるという好ましくない現象が現われる。ポリア
ルキレングリコールの例としてl±ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール等があり、特にポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコールが好まし
い。
本発明では、ポリアルキレングリコールが最終樹脂組成
物100重量%に対して0.5〜lO重量%の範囲から
なるのが好ましい、更に好ましくはポリアルキレングリ
コールが1〜7重量%の範囲である。最も好ましくは、
ポリアルキレンゲリコールが1〜5重量%の範囲である
。ポリアルキレングリコールの添加量が10重量%以上
の場合には、耐熱性の著しい低下および吸湿性が大きく
なりメッキの密着性が逆に低下するという好ましくない
現象が現われる。ポリアルキレングリコールの添加量が
0.5重量%以下では、メッキの密着性が得られにくく
好ましくない。
本発明における該ブロック共重合体と該ポリアルキレン
グリコールとは、同時に両者を加えてもよいし、又、い
ずれか一方を加えるのでもよい。
また、本発明の組成物の特徴を保持する範囲内でポリス
チレンを添加することも可能である。
また、本発明の組成物の特徴を保持する範囲内で、ビニ
ル芳香族化合物と共役ジエンとのブロック共重合体の水
素添加物例えばシェル・ケミカル社より重版されている
クレイトン01850.011351゜GIEi52 
、G1B57等を添加する事も可能である。
本発明の組成物に他の添加剤、例えば、可塑剤、安定剤
、紫外線吸収剤、難燃剤、着色剤、離型剤およびガラス
繊維、炭素繊維などの繊維状補強剤更にはガラスピーズ
を添加し得る。
可塑剤としては、ポリブテン、低分子量ポリエチレン、
ミネラルオイル、エポキシ化大豆油、脂肪酸エステル類
が特に有効である。
安定剤としては、亜リン酸エステル類、ヒンダードフェ
ノール類、アルカノールアミン類、酸アミド類、ジチオ
カルバミン酸金属塩類、無機硫化物類、金属酸化物類の
中から単独でまたは組合わせて使用することができる。
難燃剤としては、芳香族リン酸エステル、赤リン、芳香
族ハロゲン化合物、三酸化アンチモン等が特に有効であ
る。
本発明を構成する各成分を混合する方法はいかなる方法
でもよいが、例えば、押出機、加熱ロール、バンバリー
ミキサ−、ニーダ−等を使用することができる。
[実施例] 以下に実施例を示すが、本発明は以下の例に限定される
ものでないことはもちろんである。
以下、部は重量部を、%は重量%を表わす。
メッキ方法としては、次に示す表−1の方法に従って電
気銅メッキまで施し、得られたメッキ物品を密着強さの
測定に供した。
樹脂成形物としては、片端1ケ所に2m−φのピンゲー
トを有する150 X 150 X 3 amの平板を
用いた。平板の成形は、5オンスのインライン式射出成
形機で、シリンダ一温度290℃、金型温度80℃、射
出速度(ラム移動速度) 20mm/秒の条件で、成形
ひずみがかなり残る条件で成形した。
密着強さは、インストロン試験機で剥離幅lha、剥離
速度30■/分、剥離角度80°で剥離強さを測定し、
その剥離強さの平均値で示した。
実施例1〜14のゴム補強樹脂は以下の方法で製造した
重量平均粒子径0.4 JLのポリブタジェンラテック
スを固形分で24部と水100部とを反応器に仕込み攪
拌下窒素雰囲気にて70℃に昇温した。70℃に到達後
アクリロニトリル9部とスチレン21部及びドデシルメ
ルカプタン0.1部を含む第一モノマー相、および過硫
酸カリウム0.1部を水50部に溶解させた水溶液を各
々3時間にわたって連続的に添加し、添加終了後更にア
クリロニトリル2部、スチレン44部及びドデシルメル
カプタン0.1部を含む第二モノマー相、および過硫酸
カリウム0.1部を水50部に溶解した水溶液を各々4
時間にわたり連続的に添加し、添加終了後更に2時間、
70℃に保ち重合を完結した。加えた七ツマー類のポリ
マーへの転化率は93%であった。このラテックスに硫
酸アルミニウムを加えて塩析し、ろ過水洗して乾燥しポ
リマーを回収した。
このポリマーの分析結果を表に示す。特にグラフト相中
のアクリロニトリル量の分別に関しては、分別したグラ
フトゴム相を四酸化オスミクムーハイドロパーオキサイ
ド系を用いゴム相を分解する事により得られたゴムへの
グラフト相1gをアセトン/メタノール7/3の混合溶
媒25鵬!に加え振とう分散後遠心分離し、可溶分と不
溶分とに分別し各々の量及びアクリロニトリル含有量を
求めた。又このゴム補強樹脂の樹脂相中の7クリロニト
リル量についても求めた。
実施例1〜3.比較例1 クロロホルムに溶解して30℃で測定した固有語・度が
O,132dR/gのポリ(2,6−シメチルー1,4
−フェニレン)エーテルに、上記のゴム補強樹脂、ポリ
スチレン(スタイロン683・・・旭化成工業社製)、
スチレン含量70重量%からなるA−B−A’型のスチ
レン−ブタジェンブロック共重合体、可塑剤としてネオ
ペンチルポリオール脂肪酸エステル: (ユニスター〇
47EID・・・日本油脂型)、安定剤としてオクタデ
シル−3−(3,5−ジターシャリ−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート=(イルガノックス1
076・・・チバガイギー社製)を表−2に示す割合に
てブレンダーで均一に混合し、30層騰2軸押出槻を用
いて290℃で溶融混合してペレット状の樹脂組成物を
得て、前述の方法により評価した。評価結果を表−2に
示す。
本発明の樹脂組成物を用いたものは、メッキ物品の光輝
性を低下させることなく、メ、ツキの密着強さを改良で
きることが判る。
実施例4〜6.比較例2 実施例1〜3で使用したものの他に、更にビニル芳香族
化合物と共役ジエンとからなるブロック共重合体として
クリアレン730L: (電気科学工業社製)、Kレジ
ンKR−01: (フィリップス・ペトロリアム・イン
ターナショナル社製)を表−3に示す割合にてブレンダ
ーで均一に混合し、 30mmz軸押出機を用いて28
0℃で溶融混合してペレット状の樹脂組成物を得て、前
述の方法により評価した。評価結果を表−3に示す。
本発明の樹脂組成物を用いたものは、メッキ物品の光輝
性を低下させることなく、メッキの密着強さを改良でき
ることが判る。
実施例7〜15.比較例3 実施例1〜5で使用したものの他に、更にポリアルキレ
ンゲリコールとしてポリエチレングリコールtaooo
、雲6000及び@20000  (日本油脂社製)、
ポリプロピレングリコール(ユニオールTG−4000
・・・日本油脂社製)を表−4に示す割合にてブレンダ
ーで均一に混合し、30mm2軸押出機を用いて290
℃で溶融混合してペレット状の樹脂組成物を得て、実施
例5の方法により評価した。評価結果を表−4に示す。
評価結果から明らかなように、本発明の樹脂組成物を用
いたものは、メッキ物品の光輝性を低下させることなく
、メッキの密着強さが著しく改良できることが判る。
実施例18〜17.比較例4 クロロホルムに溶解して30℃で測定した固有粘度が、
 0.56di)/gのポリ(2,8−ジメチル−1,
4−フェニレン)エーテルに、ジエンゴム含有fi14
wB 、7)ジエンゴム補強ハイインパクトポリスチレ
ン、アクリロニトリル含有130wt$のスチレン−ア
クリロニトリル共重合体、ポリスチレン(スタイロン6
83・・・旭化成工業社製)、クリアレン730L :
(フィリップス・ペトロリアム・インターナショナル社
製)およびポリエチレングリコール曹eoo。
(日本油脂社製)を、更に安定剤としてオクタデシル−
3−(3,5−ジターシャリ−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート(イルガノックス1078・
・・チバガイギー社製)を表−5に示す割合にて均一に
混合し、30mmZ軸押出機全押出て280°Cで溶融
混合してペレット状の組成物を得て前述の方法により評
価した。評価結果を表−5に示す。
本発明の組成物を用いたものは、メッキの密着性が著し
く改良されていることが判る。
[発明の効果] 以北述べてきたように、本発明によれば、得られたメッ
キ物品のメッキの光輝性を低下させることなく、メッキ
の密着強さを著しく改良することができ、1′分実用に
耐えるものである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリフェニレンエーテル樹脂を含む樹脂組成物で
    あって、(a)この樹脂組成物中に一般式:▲数式、化
    学式、表等があります▼ (式中Rは水素原子またはアルキル基である)で表わさ
    れるシアン化ビニル化合物を含む共重合体を含み、この
    シアン化ビニル化合物成分が最終の樹脂組成物中に0.
    5〜15重量%含まれ、更に(b)ビニル芳香族化合物
    の含有量が、50重量%以上であるビニル芳香族化合物
    と共役ジエンとからなるブロック共重合体を1〜20重
    量%、および/または(c)ポリアルキレングリコール
    を0.5〜10重量%含むことを特徴とする樹脂組成物
  2. (2)シアン化ビニル化合物がアクリロニトリル、メタ
    クリロニトリル、または両者の混合物である特許請求の
    範囲第1項記載の樹脂組成物。
  3. (3)シアン化ビニル化合物を含む共重合体が、[1]
    弾性体ゴム相へのシアン化ビニル化合物及びビニル芳香
    族化合物のグラフト共重合体であり、 [2]且つ該グラフト共重合体におけるグラフト相中の
    シアン化ビニル化合物の含有量が少なくとも (イ)16〜40重量%、および (ロ)1〜15重量%の範囲のものを含み [3]しかも上記グラフト共重合体におけるグラフト相
    以外の樹脂相中のシアン化ビニル化合物の平均含有量が
    1〜15重量% である特許請求の範囲第1項記載の樹脂組成物。
  4. (4)ポリフェニレンエーテル樹脂を含む樹脂組成物で
    あって、(a)この樹脂組成物中に一般式:▲数式、化
    学式、表等があります▼ (式中Rは水素原子またはアルキル基である)で表わさ
    れるシアン化ビニル化合物を含む共重合体を含み、この
    シアン化ビニル化合物成分が最終の樹脂組成物中に0.
    5〜15重量%含まれ、更に(b)ビニル芳香族化合物
    の含有量が、50重量%以上であるビニル芳香族化合物
    と共役ジエンとからなるブロック共重合体を1〜20重
    量%、および/または(c)ポリアルキレングリコール
    を0.5〜10重量%含む樹脂組成物の成形品を支持体
    とするメッキ物品。
  5. (5)シアン化ビニル化合物がアクリロニトリル、メタ
    クリロニトリル、または両者の混合物である特許請求の
    範囲第4項記載のメッキ物品。
  6. (6)シアン化ビニル化合物を含む共重合体が、[1]
    弾性体ゴム相へのシアン化ビニル化合物及びビニル芳香
    族化合物のグラフト共重合体であり、 [2]且つ該グラフト共重合体におけるグラフト相中の
    シアン化ビニル化合物の含有量が少なくとも (イ)16〜40重量%、および (ロ)1〜15重量%の範囲のものを含み [3]しかも上記グラフト共重合体におけるグラフト相
    以外の樹脂相中のシアン化ビニル化合物の平均含有量が
    1〜15重量% である特許請求の範囲第4項記載のメッキ物品。
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