JPS6222807Y2 - - Google Patents

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JPS6222807Y2
JPS6222807Y2 JP18437581U JP18437581U JPS6222807Y2 JP S6222807 Y2 JPS6222807 Y2 JP S6222807Y2 JP 18437581 U JP18437581 U JP 18437581U JP 18437581 U JP18437581 U JP 18437581U JP S6222807 Y2 JPS6222807 Y2 JP S6222807Y2
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winding
magnetic core
magnetic
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angle
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JP18437581U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は地球磁界を検知することにより地球磁
界の方向を検出する磁気コンパスに用いられる磁
気検知素子の構造に関する。
地球磁界の方向の検出は普通、地球磁界のX成
分及びY成分の大きさを求めることにより行われ
る。この時用いられる磁気検知素子としては、一
本又は相直交した二本の棒状磁心に励磁巻線およ
び検出巻線を施して構成したもの、又は環状磁心
に励磁巻線を施した上にさらに磁心を包むように
検出巻線をも施して構成したものが通常であつ
た。
この場合、磁心に使われる磁性材料のバラツキ
や、磁心を作るときの製造上のバラツキ等によ
り、個々の磁気検知素子の検出出力にもバラツキ
が生じる。又同じ磁気検知素子の一組においても
X成分とY成分の大きさに差が生じることが多
い。これはコンパスの方位精度を低下することに
なつていた。
これらの検出出力のバラツキを補正するのに一
般には電気回路の増幅器の増幅率や検出巻線の巻
数を調整している。しかしそれらによる調整には
限度があり、しかもコスト的にも問題があつた。
それ故に本考案はこのような問題を除去し、簡
単に検知巻線出力のバラツキをなくすることがで
き、これにより精度のよい経済的な磁気検知素子
を提供することを目的とする。
以下図面を参照しながら、本考案につき実施例
を用いて説明する。
第1図は本考案による磁気検知素子の一実施例
の概略構成図である。この磁気検知素子は、高透
磁率性材料よりなる環状の磁心1を含んでいる。
磁心1には、磁気的に飽和するのに充分励振する
ための交流励磁巻線2が均一に巻いてある。
環状の磁心1にはさらに、磁心1の直径に一致
した第一の基準線Aに対し角度αをもつて左右対
称な対の巻線要素3,3′よりなる第一の検出巻
線と、磁心1の直径に一致しかつ第一の基準線A
に直交した第二の基準線Bに対し角度αをもつて
左右対称な対の巻線要素4,4′よりなる第二の
検出巻線とが磁心1を包むように組みつけられて
いる。なお対の巻線要素3と3′又は4と4′は互
いに出力が和となるように直列に接続されている
ことはいうまでもない。
夫々の巻線要素3,3′,4,4′は、磁心1に
組み付けるに際し、第2図および第3図に示され
ているような複数の巻枠5にそれぞれ施される。
これらの巻枠5は巻線を施した後に、磁心1の外
側に中心を通るように嵌合され、かつ磁心1の内
側のスペーサ6の中央部に中心軸7を用いて回動
可能に取付けられるものである。巻線要素間の接
続は、巻枠5を取付けた後に行うことができる。
なお中心軸7に沿つて巻枠5が複層に重なり合う
ことはいうまでもない。
さらにスペーサ6には第二の基準線Bに沿つて
案内された可動なスライダ8が組みつけられてい
る。このスライダ8は、第4図および第5図から
もわかるように蟻溝81を有し、第二の検出巻線
を構成する巻線要素4,4′のための巻枠5の側
面に沿つて設けた蟻51に、蟻51と蟻溝81と
の嵌合により係合させられる。この結果、スライ
ダ8が案内された方向、即ち第二の基準線Bに沿
つた方向で動かされると、それにしたがい、巻枠
5の角度が変更される。即ち、スライダ8は巻枠
5間の角度を調節する角度調節装置として役立
つ。こうして巻枠5の角度の調節につれ、巻線要
素4,4′の第二の基準線Bに対する角度αが対
称な角度を保ちながら変化するようになる。巻線
要素4,4′の角度αの変化が第二の検出巻線の
出力変動をもたらすことはいうまでもない。なお
この実施例では、スライダ8の移動の案内も、ス
ライダ8とスペーサ6との蟻嵌合によつて行なつ
ているが、他の構造にて行なつてもよい。
また第6図に示すように、スライダ8を第一お
よび第二の基準線A,Bにそれぞれ沿つて可動な
ように二個設け、第一および第二の検出巻線の出
力をいずれも個別に調節できるようにしてもよ
い。
また例えば第一の検出巻線を構成する対の巻線
要素3,3′の第一の基準線Aに対する角度αが
実質上零になつたところの第7図に示すような磁
気検知素子においても、同様に実施して第二の検
出巻線の出力を調節することができる。
以上実施例を用いて説明したように、本考案に
よれば、環状の磁心に対し組みつけられた検出巻
線は、それを構成するところの対の巻線要素の角
度を容易に変えることができるようになつている
ので、その角度を変えることによつて出力を簡単
に調節でき、したがつてバラツキの少ない高精度
の磁気検知素子を安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による磁気検知素子の一実施例
の概略構成図、第2図は巻線を省略した平面図、
第3図は第2図の中央断面図、第4図は第1図
−線に沿つた切断部端面図、第5図はスライダ
と巻枠との係合構造を示した要部のみの斜視図、
第6図は他の実施例の概略構成図、第7図はさら
に他の実施例の概略構成図である。 1……磁心、2……励磁巻線、3,3′……第
一の検出巻線を構成する巻線要素、4,4′……
第二の検出巻線を構成する巻線要素、5……巻
枠、6……スペーサ、7……中心軸、8……スラ
イダ、A……第一の基準線、B……第二の基準
線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 高透磁率磁性材料よりなる環状の磁芯と、該
    磁芯に巻付いた励振巻線と、上記環状の磁芯の
    異なる位置に外側から直径上対向する部分を同
    時に包むように備えた第1及び第2の検出巻線
    とを含み、該第1及び第2の検出巻線の各々は
    互いに直列に接続された2つの巻線要素を有し
    ている磁気検知素子において、上記環状の磁芯
    の中央を支点として上記磁芯に沿つて回動可能
    な第1及び第2の巻枠と、該第1及び第2の巻
    枠間の角度を調節する第1の角度調節装置とを
    備え、上記第2の検出巻線の2つの巻線要素は
    上記第1及び第2の巻枠に一対一で対応して巻
    回されていることを特徴とする磁気検知素子。 2 実用新案登録請求の範囲1項記載の磁気検知
    素子において、上記環状の磁芯の中央を支点と
    して上記磁芯に沿つて回動可能な第3及び第4
    の巻枠と、該第3及び第4の巻枠間の角度を調
    節する第2の角度調節装置とを備え、上記第1
    の検出巻線の2つの巻線要素は上記第3及び第
    4の巻枠に一対一で対応して巻回されているこ
    とを特徴とする磁気検知素子。
JP18437581U 1981-12-12 1981-12-12 磁気検知素子 Granted JPS5889816U (ja)

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JP18437581U JPS5889816U (ja) 1981-12-12 1981-12-12 磁気検知素子

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Publication Number Publication Date
JPS5889816U JPS5889816U (ja) 1983-06-17
JPS6222807Y2 true JPS6222807Y2 (ja) 1987-06-10

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JP2535503B2 (ja) * 1985-07-15 1996-09-18 ティーディーケイ株式会社 地磁気方位センサ

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JPS5889816U (ja) 1983-06-17

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