JPS62227912A - 共役ジエン系共重合体の製造方法 - Google Patents

共役ジエン系共重合体の製造方法

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JPS62227912A
JPS62227912A JP7100486A JP7100486A JPS62227912A JP S62227912 A JPS62227912 A JP S62227912A JP 7100486 A JP7100486 A JP 7100486A JP 7100486 A JP7100486 A JP 7100486A JP S62227912 A JPS62227912 A JP S62227912A
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JP
Japan
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conjugated diene
copolymer
butadiene
silylated
component
Prior art date
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Pending
Application number
JP7100486A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Shimada
嶋田 昇
Fumio Tsutsumi
堤 文雄
Mitsuhiko Sakakibara
満彦 榊原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62227912A publication Critical patent/JPS62227912A/ja
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  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、共役ジエン系共重合体の製造方法に関し、さ
らに詳細にはシリル基を導入してなる共役ジエン系共重
合体の製造方法に関する。
(従来の技術〕 従来、耐熱性を有するゴム弾性体として、例えばシリル
基を導入したシリコーンゴムが汎用化されているが、タ
イヤ用途を考えた場合、加工性、物性の両面においてス
チレン−ブタジエンゴム(SBR)に比較して劣るもの
である。
また、耐熱性ゴム弾性体組成物として、ポリジメチルシ
ロキサンとブタジェンゴム(B R)あるいはSBRと
のブレンド物も提案されているが、該組成物は相溶性が
悪いため、良好な物性が得られていない。
同様に、ポリジメチルシロキサンとポリブタジェンのブ
ロック共重合体の場合では、ブロックを形成しない単独
重合体が生成し、相溶性が悪く、シリカを充填してゴム
組成物となした場合には、シリカ補強性に乏しいもので
ある。
一方、近年に至り、スチレン−ブタジエン共重合体のリ
チウム末端に、メチルトリアルコキシシラン; CHy
 S i  (OR) 3  (ここで、Rはアルキル
基を示す)を反応させ(特開昭56−104906号公
報)、あるいはエポキシ化アルキルトリアルコキシシラ
ン(\o/R−8i (OR)・(Rは前記に同じ)を
反応させ(特開昭54−94597号公報)、重合体末
端の片側に反応性サイトをm人する方法も知られている
が、シリカとの補強性は、未だ充分とはいえない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように、重合体鎖中にシリル基を有する重合体は、
耐熱性、耐水性が高いという特徴を有しているが、さら
にシリカ補強性が高い新規な重合体の開発が望まれてい
る。
本発明は、かかる従来の技術的課題を背景になされたも
ので、シリカ補強性が高いゴム弾性体を得ることが可能
な共重合体を提供することにある。
C問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、前記従来の技術的課題を鋭意検討した結
果、シリル化共役ジエン単に体を共重合成分として共重
合体中に導入することにより、本発明の目的を達成し得
ることを見出し、本発明に到達したものである。
すなわち、本発明は、炭化水素溶媒中でアルカリ金属触
媒を用いて共役ジエン、芳香族ビニル化合物およびシリ
ル化共役ジエン単量体を共重合することによる、共役ジ
エン成分単位(A)が0〜95モル%、芳香族ビニル化
合物成分単位(B)が3〜55干ル%、およびシリル化
共役ジエン成分単位(C)が0.1〜97モル%から構
成されていること特徴とする共役ジエン系共重合体の製
造方法を提供するものである。
本発明の共重合体を構成する(A)成分である共役ジエ
ン成分単位の共役ジエンとしては、■。
3−ブタジエン、イソプレン、クロロプレン、1.3−
ペンタジェン、ヘキサジエンなどが挙げられるが、他の
単量体との共重合性の容易さから1.3−ブタジエンあ
るいはイソプレンが好ましい。
かかる共役ジエンは、1種単独で使用することも、また
2種以上を併用することもできる。
共役ジエン成分単位(A)の繰り返し単位としでは、主
として次のようになる。
−CH□−C二CHCH□−、 +1 CH。
(ただし、R’ は水素原子、メチル基または塩素原子
を示す。) また、本発明の共重合体を構成する芳香族ビニル化合物
成分単位(B)の芳香族ビニル化合物としては、例えば
スチレン、p−メチルスチレン、0−メチルスチレン、
p−ブチルスチレン、ビニルナフタレン、α−メチルス
チレン、p−N、N−ジメチルアミノスチレン、p−N
、Nジメチルアミノスチレンなどが挙げられ、好ましく
はスチレンである。かかる芳香族ビニル化合物は、1種
中−独で使用することも、また2種以上を併用すること
もできる。
芳香族ビニル化合物成分単位(B)の繰り返し単位とし
ては、主として次のようになる。
−CH□CH−−CH2CH− 〔ただし、R2は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基
、ジアルキルアミノ基(アルキル基の炭素数は1〜2)
またはハロゲン原子を示す。〕次に、本発明の共重合体
を構成するシリル化共役ジエン成分単位(C)のシリル
化共役ジエン単量体とは、前記(A)成分で使用される
共役ジエン化合物の炭素(1位、2位、3位および4位
の炭素の少なくとも1個)に官能基; S i X3基
(ここで、Xは水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ法
などを示す)を有する化合物であり、例えば2−シリル
化−■、3−ブタジエンを例に取ると、下記一般式で表
すことができる。
C112= CCH= CII z l。
 IX 3 (ここで、Xは前記に同じ。) かかるシリル化共役ジエン単量体の具体例を挙げると、
2−トリクロロシリル−1,3−ブタジエン、2−トリ
ブロモシリル−1,3−ブタジエン、2−トリヨードシ
リル−1,3−ブタジエン、2−トリメトキシシリル−
1,3−ブタジエン、2−トリエトキシシリル−1,3
−ブタジエン、2−トリプロポキシシリル−1,3−ブ
タジエン、2−トリブトキシシリル−1,3−ブタジエ
ン、2−トリフエノキシシリル−1,3−ブタジエンな
どを挙げることができる。
シリル化共役ジエン成分単位(C)の繰り返し単位とし
ては、例えば2−シリル化−1,3−ブタジエンを例に
取ると、主として次のようになる。
CH2C= CHCHz− )。
1xff H2 珪素原子上の置換基が嵩高いと、シス構造が優先的(9
5%以上)である。代表的なポリ(2−トリメトキシシ
リル−1,3−ブタジエン)の’H−NMRスペクトル
(第1図)、赤外吸収スペクトル(第2図)、およびゲ
ルパーミェーションクロマトグラフィー(GPC)チャ
ート(第3図)を、それぞれ添付図面として示す。
なお、本発明の(C)成分のシリル基を保護する必要が
ある場合には、シリル化共役ジエン、01量体の官能基
である一3iXz基のXを立体障害の高い置換基に置き
換えることにより、耐熱水性の強い共重合体を得ること
ができる。シリル基を保護する具体的な方法としては、
シリル化共役ジエン弔量体とフェノール類、ジスルフィ
ド類、1−ブタノールあるいは2−エチルヘキシルアル
コールなどの炭素数4以上のアルコール類などのような
嵩高い置換基を与える試薬とを、例えば50℃で1時間
反応させ、該試薬で珪素原子上の水素原子、ハロゲン原
子および低級アルコキシ基を保護する。このようになす
と、かくて得られる本発明の共役ジエン系共重合体のス
チーム凝固時の分子量はメタノール凝固時のそれと同じ
であり、ポリマー同士の縮合反応が生起しない。
本発明において、(A)成分と(B)成分と(C)成分
との割合は、(A)成分0〜95モル%、好ましくは6
5〜90モル%、(B)成分3〜55モル%、好ましく
は5〜45モル%、(C)成分0. 1〜97モル%、
好ましくは0.4〜97モル%、さらに好ましくは1〜
60モル%であり、(C)成分が0.1モル%未満では
シリカとの相溶性などの本発明の目的が達成されず、一
方97モル%を超えると目的とする物性が得られない。
また、本発明の共重合体のポリスチレン換算重量平均分
子量(Mw)は、104〜107が好ましく、さらに好
ましくは2XIO’〜5×10b、特に好ましくは5X
105〜2X106であり、104未満では液状となり
取り扱い難り、一方107を超えると加工性のバランス
が劣ってくる。
なお、本発明の共重合体の分子量は、広い範囲にわたっ
て変化させることができるが、ムーニー粘度(ML、□
、100℃)は、通常、10〜150、好ましくは15
〜80の範囲であるとよい。
本発明の共重合体は、例えば(A)共役ジエン0〜95
モル%、好ましくは65〜90モル%と、(B)芳香族
ビニル化合物3〜55モル%、好ましくは5〜45重量
%と、(C)シリル化共役ジエン単量体0.1〜97モ
ル%、好ましくは0.4〜97モル%、さらに好ましく
は1〜60モル%とを、(イ)炭化水素溶媒中でアルカ
リ金属触媒を用い、さらに必要に応じてルイス塩基を用
い、(A)成分と(B)成分と(C)成分とを一括仕込
み、ランダム化剤(ルイス塩基)を添加して重合を行う
ことによりランダム共重合体を製造することができる。
また、(A)成分と(B)成分を一括仕込み重合を行い
、終了後(C)成分を加えて重合を継続するとブロック
共重合体を製造することができる。
(A)成分、(B)成分、(C)成分の添加順序および
その組み合わせは任意である。
ここで、重合に使用される炭化水素溶媒としては、例え
ばヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベンゼン、キ
シレンおよびこれらの混合物が用いられる。アルカリ金
属触媒としては、例えばナトリウムナフタレン、カリウ
ムナフタレン、ナトリウム、カリウムなどが挙げられ、
好ましくはカリウムナフタレンであり、!ffi体10
0重量部当たり0.03〜0.5重量部用いられる。
必要に応じて用いられるルイス塩基とは、(A)成分、
(B)成分および(C)成分のランダム化剤であると同
時に共役ジエン成分のミクロ構造の調節剤として用いら
れるものであり、例えばジメトキシベンゼン、テトラヒ
ドロフラン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコール
ジブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエー
テル、トリエチルアミン、ピリジン、N−メチルモルホ
リン、N、N、N’、N−テトラメチルエチレンジアミ
ン、l、2−ジメトキシエタンなどのエーテル類および
第3級アミン類を挙げることができる。
重合温度は、通常−10〜+150℃、好ましくは+1
0〜+100℃である。
なお、かかる重合方法において、シリル化共役ジエン単
量体として前記2−シリル化−1,3=ブタジエンを使
用し、かつ前記開始剤を使用すると、高シス(95%以
上)のシリル化ポリブタジェンが安定して製造すること
ができるので、ブロック共重合体の製造に利用すること
ができる。
また、グラフト共重合体を製造するには、■まず前記の
ように、シリル化共役ジエン単量体として前記2−シリ
ル化−1,3−ブタジエンを使用し、かつ前記開始剤を
使用することにより、高シス(96%以上)のシリル化
ポリブタジェンを製造し、■一方、開始剤(アルカリ金
属触媒)として有機リチウム化合物を使用する以外は、
前記重合方法と同様にして(A>成分および(+3)成
分を単独重合し、この■と■の重合溶液を混合し、カッ
プリング反応させることにより、■の重合体Li末端に
、■の重合体鎖に結合しているシリル基が結合してグラ
フト共重合体が生成するものである。
この有機リチウム化合物としては、例えばn −ブチル
リチウム、5ec−ブチルリチウム、t−ブチルリチウ
ム、1.4−ジリチオブタン、ブチルリチウムとジビニ
ルベンゼンとの反応物などのアルキルリチウム、アルキ
レンジリチウム、アルキルリチウム、リチウムナフタレ
ン、アルキルジリチウムなどであり、好ましくはn−ブ
チルリチウムであり、(A)成分および(+3)成分1
00重量部当たり0.03〜0.50重量部使用される
。また、このカップリング反応は40〜80℃程度で行
われる。
また、このカップリング反応には、重合体末端であるリ
チウム原子1当量に対してシリル基が2〜30当量、好
ましくは5〜10当量使用される。
かくて、本発明のシリル基含有共役ジエン系共重合体は
、単独または天然ゴム、シス−1,4ポリイソプレンを
はじめ、乳化重合スチレン−ブタジエン共重合体、溶液
重合スチレン−ブタジエン共重合体、低シス−1,4ポ
リブタジエン、高シス−1,4ポリブタジエン、エチレ
ンプロピレンジエン共重合体、クロロプレン、ハロゲン
化ブチルゴム、NBRなどとブレンドし使用され、必要
ならば芳香族系、ナフテン系、パラフィン系などのオイ
ルで油展し、次いでカーボンブラック、シリカの他、そ
の他の補強剤、充填剤、ステアリン酸、亜鉛華、老化防
止剤、加硫促進剤ならびに加硫剤などの通常の加硫ゴム
配合剤を加え成形加工後、加硫を行い、トレッド、アン
ダートレッド、サイドウオール、ビート部分などのタイ
ヤ用途を始め、ホース、ベルト、その他工業用品などの
用途に用いることができる。
〔作用〕
本発明は、措成成分の一つとして、特定の官能基である
シリル基(S i X3基)を共役ジエンに導入するこ
とにより、シリカ補強性にも優れた共役ジエン系共重合
体を得るものである。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例を挙げてさらに具体的に説明する
が、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例に何
ら制約されるものではない。
なお、実施例中、部および%は、特に断らない限り重量
部および重量%を意味する。 また、実施例中の各種の
測定は、下記の方法に拠った。
すなわち、重合体末端のリチウム原子とシリル化ポリブ
タジェンの反応は、反応前後の分子量分布の変化により
確認した。
ブタジェン部分のミクロ構造は、赤外線法(モレロ法)
によって求めた。
スチレン含量は、699cm−’のフェニル基の吸収に
基づいた赤外線法により、予め求めておいた検量線によ
り測定した。
ポリスチレン換算の重量平均分子量(MW)は、ウォー
ターズ社袈、200型ガスクロマトグラフイー(G P
 C)により測定した。この際、カラムはスティラゲル
(STYRAGEL)−10b。
10’、10’、to’  (4フイート×4)を使用
し、溶媒としてテトラヒドロフランを用いた。
ムーニー粘度は、予熱1分、測定4分、温度100℃で
測定した。
引張強度(’re ) 、破断伸び(EB)、300%
引張応力(M 3゜。)、硬度(H5)は、JISK 
 6301に準じて測定した。
実施例1〜5および比較例1〜5 共重合体(a)の製造 窒素置換された内容積11の反応容器にシクロヘキサン
を200g、l、3−ブタジエンを28g、2−トリメ
トキシシリル−1,3−ブタジエン(以下rTMBDJ
と略す)を4g、スチレンを8g、テトラヒドロフラン
を3g仕込み、温度を20℃に保って次いでカリウムナ
フタレンを0.08g仕込み、1時間断熱重合しランダ
ム共重合体を得た。得られた共重合体溶液をメタノール
凝固し、共重合体を乾燥した。得られた共重合体中のブ
タジェン部分のビニル含量は45%、結合スチレン量は
20%、結合TMBDiは10%、ポリスチレン換算の
重量平均分子量は35X10’、ムーニー粘度(ML、
やa、100℃)は30であった。
共重合体(blの製造 窒素置換された内容積11の反応容器にシクロヘキサン
を200g、l、3−ブタジエンを28g仕込み、温度
を20℃に保持してカリウムナフタレンを0.08g仕
込み、1時間断熱重合を実施した。重合終了後、TMB
Dを4g加えてブロック共重合体を得た。得られた共重
合体溶液をメタノール凝固し、共重合体を乾燥した。得
られた共重合体中のブタジェン部分のビニル含量は50
%、結合スチレン量は20%、結合TMBDiは10%
、ポリスチレン換算の重量平均分子量は37X10’、
ムーニー粘度(ML、。、、100℃)は32であった
芸」論」並痕列姓遣 窒素置換された内容積11の反応容器にシクロヘキサン
を200g、1.3−ブタジエンを28g、TMBDを
2g、スチレンを10g、テトラヒドロフランを4g仕
込み、温度を20℃に保ってカリウムナフタレンを0.
08g仕込み、1時間断熱重合しランダム共重合体を得
た。得られた共重合体溶液をメタノール凝固し、共重合
体を乾燥した。得られた共重合体中のブタジェン部分の
ビニル含量は50%、結合スチレン量は25%、結合T
MBD量は5%、ポリスチレン換算の重量平均分子量は
40X10’、ムーニー粘度(MLI。4.100℃)
は35であった。
曹里立体辿鬼盟遺 窒素置換された内容積11の反応容器にシクロヘキサン
を200g、1.3−ブタジエンを28g、スチレンを
8g、テトラヒドロフランを4g仕込み、温度を20℃
に保ってn−ブチルリチウムを0.3g仕込み、1時間
断熱重合しランダム共重合体を得た。重合終了後、カリ
ウムナフタレンを開始剤に用いて単独重合したポリTM
BD(Mw=340.  OOO)を4g添加し、グラ
フト共重合体を得た。得られた共重合体溶液をメタノー
ル凝固し、共重合体を乾燥した。得られたグラフト共重
合体中のブタジェン部分のビニル含量は45%、結合ス
チレン量は20%、結合TMBD川は9.2%、ポリス
チレン換算の重量平均分子計は30×104、ムーニー
粘度(MLI−4,100℃)は28であった。
共重合体(e)の製造 窒素置換された内容積1βの反応容器にシクロヘキサン
を200g、1.3−ブタジエンを32g、スチレンを
8g、テトラヒドロフランを2g仕込み、温度を20℃
に保ってn−ブチルリチウムを0.25g仕込み、0.
5時間断熱重合しランダム共重合体を得た。得られた共
重合体溶液をメタノール凝固し、共重合体を乾燥した。
得られた共重合体中のブタジェン部分のビニル含量は4
5%、結合スチレン量は25%、ポリスチレン換算の重
量平均分子量は32X10’、ムーニー粘度(ML、□
、100℃)は30であった。
共重合体(flの製造 窒素置換された内容積llの反応容器にシクロヘキサン
を200g、1.3−ブタジエンを32g8スチレンを
8g1テトラヒドロフランを2g仕込み、温度を20℃
に保ってn−ブチルリチウムを0.40g仕込み、0.
5時間断熱重合しランダム共重合体を得た。重合終了後
、TMBDをn−ブチルリチウム1モルに対して1モル
添加した。得られた共重合体溶液をメタノール凝固し、
共重合体を乾燥した。得られた共重合体中のブタジェン
部分のビニル含量は50%、結合スチレン量は20%、
ポリスチレン換算の重量平均分子量は85X10’、ム
ーニー粘度(ML、や4.100℃)は60であった。
また、結合TMBD量は、微量なため測定できなかった
共重合体(fflの製造− 窒素置換された内容積11の反応容器にシクロヘキサン
を200g、1,3−ブタジエンを28g、TMBDを
0.012g、スチレンを8g、テトラヒドロフランを
3g仕込み、温度を20℃に保って、次いでカリウムナ
フタレンを0.08g仕込み、1時間断熱重合しランダ
ム共重合体を得た。得られた共重合体溶液をメタノール
凝固し、共重合体を乾燥した。得られた共重合体中のブ
タジェン部分のビニル含量は55%、結合スチレン量は
20%、結合TMBD量は0.05%、ポリスチレン換
算の重量平均分子量は37XIO’、ムーニー粘度(M
L、、、 、100℃)は33であった。
共重合体(hlの製造 窒素置換された内容積II!の反応容器にシクロヘキサ
ンを200g、TMBDを40g1テ]−ラヒドロフラ
ンを3g仕込み、温度を20℃に保って、次いでカリウ
ムナフタレンを0.08g仕込み、1時間断熱重合しT
MBDの単独重合体を得た。得られた重合体溶液をメタ
ノール凝固し、重合体を乾燥した。得られた重合体中の
ブタジェン部分のシス含量は96%、結合TMBDff
lは100%、ポリスチレン換算の重量平均分子量は3
5X10’、ムーニー粘度(ML、、、 、100℃)
は30であった。
共重合体(1)の製造 窒素置換された内容積1j2の反応容器にシクロヘキサ
ンを2001..1.3−ブタジエンを281H、T 
M B Dを4g、スチレンを8g、テトラヒドロフラ
ンを3g仕込み、温度を20℃に保って、次いでカリウ
ムナフタレンを0.08g仕込み、1時間断熱重合しラ
ンダム共重合体を得、さらにメトキシ基の4倍モルのフ
ェノールを60℃で1時間反応させ、熱水処理(,15
0℃×30分)を加えた。得られた共重合体は、ゲルが
発生せず、熱水処理後の配合物は、実施例1 〔共重合
体(a)〕と同等であり、耐水性に優れていた。
共重合体0)の製造 窒素置換された内容積lI2の反応容器にシクロヘキサ
ンを200g、1.3−ブタジエンを28g、TMBD
を4g、スチレンを8g、テトラヒドロフランを3g仕
込み、温度を20°Cに保って、次いでカリウムナフタ
レンを0.08g仕込み、1時間断熱重合しランダム共
重合体を得、共重合体(i)の製造で実施されたフェノ
ール処理をせずに熱水処理(150℃×30分)を加え
た。得られた共重合体は、ゲル化し、使用できなかった
ゴム組成物の調装 前記のようにして得られた共重合体(al〜(1)を下
記配合処方によりロールにて混練りし、シート状として
これを物性測定に供し、その結果を第1表に示す。
□部 (共)重合体         100シリカ    
         40DBTDL”        
    1ステアリン酸            2老
化防止剤;81ONA”      1亜鉛華    
          3加硫促進剤、TP′″3   
    0.8;D”          0.6 〃  ;DM“S        1.2硫黄    
           1. 5トリエタノールアミン
        1. 5*l)ジブチルチンジラウレ
ート *2)N−フェニル−N′−イソプロピル−p−フェニ
レンジアミン *3)ナトリウムジブチルジチオカーバメイト*4)1
.3−ジフェニルグアニジン *5)ジヘンゾチアジルスルフィド 第1表 〔発明の効果〕 本発明のシリル化された共役ジエン系共重合体の製造方
法は、重合体中に反応性シリル基を任意に導入すること
ができ、シリカ補強性が高く、またフェノール類などに
よる処理で耐熱性に優れるという特徴を有しており、タ
イヤ用途、各種工業用品などの用途に用いることができ
る。また、本発明で得られるシリル化された共役ジエン
系共重合体は、共重合体鎖中に、反応性官能基を含む機
能性高分子として有用であるばかりでなく、さらに化学
反応により他の官能基を容易に専大したり、あるいは保
護基を入導入し得るという利点をも有する。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれもポリ (2−トリメトキシシリル−1,
3−ブタジエン)に関する代表的なチャートを示し、第
1図は’)(−NMRスペクトル、第2図は赤外吸収ス
ペクトル、第3図はゲルパーミェーションクロマトグラ
フィー(GPC)チャートである。 特許出願人  日本合成ゴム株式会社 代理人  弁理士  白 井 重 隆 手続補正吉(自発) 昭和61年5月2日

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭化水素溶媒中でアルカリ金属触媒を用いて共役
    ジエン、芳香族ビニル化合物およびシリル化共役ジエン
    単量体を共重合することによる、共役ジエン成分単位(
    A)が0〜95モル%、芳香族ビニル化合物成分単位(
    B)が3〜55モル%、およびシリル化共役ジエン成分
    単位が(C)が0.1〜97モル%から構成されている
    こと特徴とする共役ジエン系共重合体の製造方法。
  2. (2)シリル化共役ジエン単量体が2−シリル化−1,
    3−ブタジエンである特許請求の範囲第1項記載の共役
    ジエン系共重合体の製造方法。
  3. (3)フェノール類、ジスルフィド類または炭素数4以
    上のアルコール類で処理する特許請求の範囲第1項記載
    の共役ジエン系共重合体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019073828A1 (ja) * 2017-10-13 2019-04-18 日本ゼオン株式会社 共役ジエン系ゴム
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