JPS62227382A - マルチ形スプリンクラヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、消火用スプリンタラヘッドに関するもので
、更に述べると、マルチ形スプリンクラヘッドに関する
ものである。

従来の技術 従来のマルチ形スプリンクラヘッドは、デフレクタと、
このデフレクタを支持するフレームが一体となったマル
チフレームを用いており、気流速度の強い場所や火勢の
強い火災に対しても貫通力のある大粒径の消火用水を散
水できるという利点を有する。（特公昭５Ｏ−３２５５
８号公報参照） 発明が解決しようとする問題点 従来のマルチ形スプリンクラヘッドでは、マルチフレー
ムが大型であるため、全体として大型となる。

この発明は上記事情に鑑み、マルチ形スプリンクラヘッ
ドの小型化を図ることを目的とする。

又、他の目的は大粒径の水滴を得ることである。

問題点を解決するための手段 この発明は、ヘッド本体の中央部に設けられた放水口が
、通常は、リンク機構によって支持された栓体によって
閉塞され、火災時にリンク機構が動作して放水口が開放
され、消火液体をデフレクタによって周囲に散水する消
火用スプリンクラヘッドにおいて、上記ヘッド本体の下
部に、上板部と、この上板部の下面に取り付けられる有
底の角筒体であって、外径が上板部の径以下であり、底
部には、通常時は栓体を支持するリンク機構が係止され
、散水時には栓体が着座する孔が、各側壁には栓体の孔
への着座時に栓体の上面より高い位置に下端がある逆凸
状の開口が設けられてなる角筒体と、角筒体の複数の開
口の上部の周囲を囲うスカート部とでなるデフレクタが
設けられていることを特徴とするマルチ形スプリンクラ
ヘッドである。

作　　用 火災などの発生によりリンク機構が開放されると、放水
口が開かれ、消火液体がデフレクタに当たる、この時、
消火液体は栓体に衝突し、側壁に向って垂直に飛散する
水流Ｃと、側壁に向って斜めに飛散する水流りと、隔壁
に向って飛散する水流Ｅに分散される。

そして前記水流Ｃは側壁に当たり、デフレクタの上板部
に向う上昇水流となる。この上昇水流Ｃは、その動圧に
より開口をシールするが、その一部は、デフレクタ内に
生ずる静圧により小開口より斜め上方に押し出され、水
流Ｃ１となる。

一方、水流りは、側壁に当たりＩＸ％壁に向って流れる
が、更に隔壁に当たりデフレクタの上板部に向う上昇水
流となる。この際、水流りはデフレクタ内に旋回流を生
じさせ、デフレクタ内の静圧を高める。

又水ｔｍ　Ｅは、隔壁に当たりその清れ方向を変え、上
板部に向う上昇水流Ｅとなる。

そして前記上昇水７’ｆｂ　Ｃ、Ｅは上板部に当たり、
横方向の水？ｇＥｔとなるが、この水流Ｅ１は大開口か
ら角筒体外に放出されてスカート部に当たり、下方に向
う水流Ｅ２となる。

このようにしてデフレクタ外に飛び出した前記水流Ｃ１
と水流Ｅ２は、デフレクタ外で衝突し、大粒径の水滴と
なってスプリンクラヘッドの周囲に散水される。

実施例 この発明の一実施例を添付図面により説明するが、同一
図面符号は、その名称も機能も同一である。

中央部に放水口１１を有するヘッド本体１０の下部に上
板部４２と、角筒体４１と、スカート部４５とからなる
デフレクタ４０を設ける。

上板部４２は、ヘッド本体１０の鍔部１２の下面である
が、この鍔部１２には、環状体４４のねじ部と螺合する
ねじ蔀と、スカート部４５とが設けられている。

角筒体４１は、断面４角形状でその外径は上板部４２の
直径以下である。

角筒イ本４１の底壁４１１には、突出部３３を有する栓
体３０を取り付けるための孔４６が設けられ、又、各側
壁４１２には、上部の横長の大間口４３２と下部の幅が
狭いＵ字形の小開口４３１とでなる側面視が逆凸状の間
口４３が形成されているが、この間口４３の小間口４３
１の下端は、散水時において、栓体、３０の上面より高
い位置にある。

３４は、栓体３０の降下時のガイドをする脚片、４４は
、角筒体４１の上端に設けられた外周に雄ねじ部を有す
る環状体、５０は、突起５１を有するパランサで、この
突起５１は、栓体３０の突出部３３と当接する。

６０は、傾斜面６１を有する椀状の第１開離片６２と、
鍔体６３を上端に有するカップ状の第２開離片６４とが
、可溶合金で接合されてなる熱開離部、７０は、頭部７
１．鍔部７２．凸部７３．下端７４を有する一対のアー
ムであり、栓体３０は、このアーム７０の頭部７１で支
持されている。

このマルチ形スプリンクラヘッドＡは、環状体４４と、
熱開離部６０と、アーム７０とでリンク機構が構成され
、アーム７０には頭部７１に作用する力により鉤部７２
と角筒体４１との係止点を支持する回転力が作用し、ア
ーム７０の下端７４は、強い横方向の力で傾斜面６１と
係合している。

火災によって熱開離部６０が加熱され可溶合金が溶融す
ると、アーム７０は回転を開始し、その下端７４が第１
ｒＷＵ＃片６２の傾斜面６１上で摺動し、この摺動によ
って第１開離片６２を第２開離片６４から下方にはく離
して落下させる。

そして、アーム７０はその下端７４の係合が解かれ、−
気に回転し、第２開離片６４と分離しながら落下する。

同時に栓体３０は、その自重と消火液体の圧力により、
脚片３４によりガイドされながら落下し、孔４６に着座
すると共に、放水口１１より供給される消火液体を、側
壁４１２に垂直に飛散する水流Ｃと、側壁４１２に向っ
て斜めに飛散する水流りと、隅壁４１３に向って飛散す
る水流Ｅに分散せしめる。この時栓体３０は水の方向を
変えるコーンとして機能する。

そして水流Ｃは、側壁４１２に当たりその流れ方向を変
え、上板部４２に向う上昇水流Ｃとなる。この水流Ｃは
、その動圧により開口４３をシールするが、その一部は
、デフレクタ４゜内に生ずる静圧Ｆにより小開口４３１
より斜め上方に押し出され水流Ｃ１となる。

一方、水流りは側壁４１２に当たり、その流れ方向を変
え隅壁４１３に向って流れるが、更に隅壁４１３に当た
り上板部４２に向う水流Ｅとなる。この際水流りは、デ
フレクタ４０内に旋回流を生じさせるので、デフレクタ
４０内には消火液体が充満し静圧が高まる。

又水流Ｅは、隅壁４１３に当たり、その流れ方向を変え
上板部４２に向う上昇水流Ｅとなる。　そして前記上昇
水流Ｃ，Ｅは、上板部４２に当たりその漬れ方向を変え
、横方向の水流Ｅ１となるが、この水流Ｅ１は、放水口
１１より次々に供給される消火液体により逃げ場を求め
、大開口４３２より角筒体４１外に流れ、スカート部４
５に当たり、その流れ方向を変えて斜め下方に向う水流
Ｅ２となる。この際スカート部４５はデフレクタ４０の
一部として機能する。

このようにしてデフレクタ４０外に飛び出した前記水流
Ｃ１と水流Ｅ２は、デフレクタ４０外で衝突し、水滴と
なってスプリンタラヘッドＡの周囲に散水される。

この時、水流Ｃ１と水流Ｅ２は、角筒体４１外で衝突す
るまでの間に長い経路をたどるので、衝突する時のエネ
ルギは小さくなり、大粒径の水滴が得られる。

他の実施例 この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、例
えば角筒体は、３角形状、５角形状、６角形状などでも
よい。

環状体は、その下部を長くしてスカート部としてもよい
が、この場合には、環状体の内径を角筒体の対角線の長
さと等しくするようにしてもよく、又、環状体を設けず
、角筒体の隅部に取付用の雄ねじ部を設けてもよい。

上板部は、鍔部の下面を利用せず別に設けてもよく、又
、熱開離部と一対のアームでなるリーク機構は他の形状
のものを用いてもよい。

発明の効果 この発明は、以上のように構成したので、デフレクタを
構成するマルチフレームを小型にすることがでとる。

従って、従来例に比べ、全体として小型のマルチ形スプ
リンクラヘッドを得ることができる。

又、火災などの発生により放水口が開放されると消火液
体は栓体に当たり分散された後、一部は小開口より斜め
上方に押し出される水流Ｃ１となり、他は大開口より放
出され、スカート部に当たり斜め下方の水流Ｅ２となる
。

そして、水流Ｃ１と水流Ｅ２はデフレクタ外で衝突し、
水滴となるが、この時雨水流Ｃ１゜Ｅ２は、衝突するま
での間に長い経路をたどるので、衝突する際のエネルギ
は小さい。

従フて、比較的に大粒径の水滴を得ることができるので
強い気流や強い炎に対し貫通力のある消火液体の水滴と
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は、この発明の実施例を示す図で、第１
図は縦断面図、第２図はそのデフレクタの平面図、第３
図は第２図のＩＩＩ　−ＩＩＩ線断面図、第４図は第２
図のＩＶ　−ＩＶ線断面、第５図〜第７図は散水時の消
火液体の状態を示す図である。 １０・・・・・・ヘッド本体 １１・・・・・・放水口 ３０・・・・・・栓　体 ４１・・・・・・角筒体 ４２・・・・・・上板部 ４３・・・・・・開　口 ４５・・・・・・スカート部 ４６・・・・・・孔 代理人　　弁理士　　斎　藤　　　侑 （ほか２名） 第１図 ｇ。 第２図 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）ヘッド本体の中央部に設けられた放水口が、通常は
   、リンク機構によって支持された栓体によって閉塞され
   、火災時にリンク機構が動作して放水口が開放され、消
   火液体をデフレクタによって周囲に散水する消火用スプ
   リンクラヘッドにおいて、上記ヘッド本体の下部に、上
   板部と、この上板部の下面に取付けられる有底の角筒体
   であって、外径が上板部の径以下であり、底部には、通
   常時は栓体を支持するリンク機構が係止され、散水時に
   は栓体が着座する孔が、各側壁には栓体の孔への着座時
   に栓体の上面より高い位置に下端がある逆凸状の開口が
   設けられてなる角筒体と、角筒体の複数の開口の上部の
   周囲を囲うスカート部とでなるデフレクタを設けたマル
   チ形スプリンクラヘッド。 ２）角筒体は、ねじ部を備えた環状体を上端に有するも
   のであり、ヘッド本体は環状体のねじ部と螺合するねじ
   部を備えた鍔部を有することを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載のマルチ形スプリンクラヘッド。 ３）上板部はヘッド本体の鍔部の下面であることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項又は第２項記載のマルチ形
   スプリンクラヘッド。 ４）スカート部は、上板部に取り付けられていることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載のマルチ形スプリ
   ンクラヘッド。