JPS62227086A - 金属イオンビ−ム照射装置 - Google Patents

金属イオンビ−ム照射装置

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Publication number
JPS62227086A
JPS62227086A JP7009186A JP7009186A JPS62227086A JP S62227086 A JPS62227086 A JP S62227086A JP 7009186 A JP7009186 A JP 7009186A JP 7009186 A JP7009186 A JP 7009186A JP S62227086 A JPS62227086 A JP S62227086A
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JP
Japan
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electron
ion beam
metal ion
metallic ion
beams
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Pending
Application number
JP7009186A
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English (en)
Inventor
Junichi Masuda
益田 淳一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は金属イオンビーム偏向制御装置に係り、特にプ
リント配線基板等に配線パターンを形成するのに好適な
金属イオンビーム照射装置に関する。
〔発明の背景〕
金属イオンビームを真空に近い所定の空間内において偏
向制御後、目標物(例えばプリント配線基板)の所定位
置に向けて照射する場合に、金属イオンビームの照射径
路内に気体分子が残留すると、金属イオン粒子が気体分
子と衝突し金属イオンビームが拡散してしまう。
第5図及び第6図では従来の金属イオンビーム照射装置
の金属イオンビームのモデル化された拡散状況が示され
ている。第5図は銀イオンビームの中和された銀原子が
窒素雰囲気中のN2分子と衝突して外力を受け、目的照
射面Pの中心線Xより1.On外れた位置に、第6図は
ヘリウム雰囲気中のHe分子と衝突して0.53m5外
れた位置にそれぞれ到達する状況を示す。図中において
一点鎖線は実際の銀原子の照射径路を、実線は理想的な
照射径路をそれぞれ示し、銀原子は雨雲囲気中で理想的
な照射径路より大きく外方に外れてプリント配線基板8
上に照射されることが判る。
特にプリント配線基板等について電磁力によって偏向制
御された金属イオンビームによるスパッタにより特に高
密度のプリント配線パターン等を形成する場合には加工
精度が要求される。
そこで、従来の金属イオンビーム照射装置にあっては金
属イオンビームの拡散を防止するのに、金属イオンビー
ム照射装置が収納された系内の真空度を高めて気体粒子
を可能な限り排出し、金属イオン粒子の気体粒子との衝
突頻度の低減を図・っていた。
しかしながら、前記方法では系内の真空度を高めるのに
比例して、金属イオンビーム照射装置が収納された真空
容器及び該真空容器に接続された真空ポンプ等を含む装
置全体の価格が高くなり、更に装置全体の作動上におい
て常に高真空度が要求されるため不安定要因が増加する
欠点があったまた従来の金属イオンビーム照射装置にあ
っては、金属イオンビームを超高速に加速して残留する
気体粒子との衝突による影響を小さくする方法も考えら
れる。
しかしながら、この方法は金属イオン粒子の運動エネル
ギーが過大となり、金属イオン粒子が目標物(被加工物
)に衝突した際に発生する熱エネルギーの吸収処理、す
なわち冷却が困難となる。
従って金属イオン粒子の数、換言すれば電流密度を小さ
くしなければならず、それ故、例えばプリント配線基板
上に配線パターンを形成するための加工に要する時間が
前記電流密度に逆比例して長くなるという欠点があった
〔発明の目的〕
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、照射
される金属イオンビームの拡散の防止を図った金属イオ
ンビーム照射装置を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明は前記目的を達成する為に金属イオンビームを発
生する金属イオンビーム発生手段と、該金属イオンビー
ムを偏向させる偏向手段と、該偏向手段により偏向され
た金属イオンビームを照射すべき目標物表面の所定位置
に収束させる焦点制御手段と、前記偏向手段により偏向
された金属イオンビームに対して該金属イオンビームの
電荷密度にほぼ等しい電荷密度の電子ビームを合流させ
る電子ビーム供給手段とを有する金属イオンビーム照射
装置において、前記電子ビームと合流した金属イオンビ
ームの周囲に、電子ビームよりも速い電子速度を有する
電子シースを形成する電子シース形成手段を設けたこと
を特徴とする。
〔実施例〕
以下、添付図面に従って本発明に係る金属イオンビーム
照射装置の好ましい実施例を説明する。
第1図には本実施例に係る金属イオンビーム照射装置の
概略構成が示されている。同図において10はアルゴン
イオン(Ar゛)を銀板で形成された電極12に射出す
るアルゴン銃であり、14は電極12より発生した銀イ
オン(Ag”)を収束するための制御電極である。更に
16は銀イオン粒子が電極12から発生する際の初速度
のばらつきを補正するためのイオンビーム速度調整部、
18は銀イオンビーム20を偏向制御するための偏向電
極、19は銀イオンビーム20をプリント配線基板22
の表面上の点Pに集束させるようにビーム20の焦点距
離を制御する為の焦点制御電極である。24は銀イオン
ビーム20に該銀イオンビーム20の電荷密度とほぼ等
しい電荷密度の電子ビーム21を合流させる電子ビーム
供給部であり、26は電子ビーム21を発生する電子銃
である。更に、28は電子ビーム21と合流した金属イ
オンビーム20Aの周囲に、電子ビーム21よりも速い
電子速度を有する電子シース30を形成する電子シース
形成部であり、32は電子ビーム21を出射する電子銃
である。
上記構成からなる金属イオンビーム照射装置は図示しな
い真空系と接続された真空容器に収納されている。
以上の如く構成された金属イオンビーム照射装置の作用
を説明する。
さて、前記金属イオンビーム照射装置はアルゴン銃10
より、アルゴンイオンが射出され、アルゴンイオンは電
極12表面に衝突する。この結果、電極12表面からは
銀イオンが発生し、該恨イオンは制御電極14により形
成された電界によりビーム状に集束される。
恨イオンビーム20はイオンビーム速度別W部16によ
り銀イオン発生時における各銀イオン粒子の初速度のば
らつきを補正された状態で偏向電極18へと向う。
さて恨イオンビーム20は偏向電極18により偏向され
、更に焦点制御電極19によりプリント配線基板22の
表面上の点、例えば点Pに集束させるように焦点制御が
行われる。偏向電極18による偏向制御はプリント配線
基板22の表面上に形成すべき配線パターンに従って、
2次元において行われ、これに伴い、焦点制御電極6に
よる焦点制御も同時に行われる。
次に、第2図は本実施例に係る金属イオンビーム照射装
置の作用を説明する為の図である。偏向制御及び焦点制
御が行われた銀イオンビーム2゜は電子ビーム供給部2
4に導かれ、電子銃26により射出された恨イオンビー
ム2oとほぼ等りい電荷密度の電子ビーム21と合流し
、電気的に打ち消された状態となり銀イオン粒子相互の
反発力が低下させられる。更に、電子ビーム21と合流
した銀イオンビーム2oは、電子シース形成部28に導
かれ、第2図に示すように電子ビーム21より速い電子
速度を有する電子シース3oに周囲が包囲された状態で
プリント配線基板22の表面に照射される。
即ち、電子シース形成部28の電子銃32がら出射され
た高速の電子ビームが図示しない偏向電極によって銀イ
オンビーム2oの外周に沿うように偏向され、銀イオン
ビーム2oの周囲に電子シース30を形成する。
従って、i艮イオンビーム2oは、1艮イオンビー ゛
ム20中の銀イオンが既に電子ビーム21により中和さ
れているが、系内残留ガスとの衝突により、電子シース
30外に跳ねとばされた銀イオンは、電子シース30の
発生する求心方向の電界により、電子シース30に向け
て、引き寄せられ、軌道修正されプリント基板上の所定
位置に到着することとなる。
尚、恨イオンの中和と銀イオンビーム20の外側に求心
方向の電界発生を電子ビームのみで行うとすると、電界
発生のための余剰電子密度による電子自体の反I合力に
よる拡散を避けるに必要な速度を電子に持たせることと
なる。
一方、電子ビームの電荷密度は電子速度に逆比例するの
で、銀イオンの電荷密度を中和するためには電子速度に
比例して電子数を多く流す必要があり、この結果プリン
ト基板22に衝突する電子エネルギーは加速度的に大き
くなり、プリント基板22の冷却が困難となる。
本実施例に係る金属イオンビーム照射装置は、以上の欠
点に対応させるため、電子ビームは銀イオン20の電荷
を中和させ、電子シースは銀イオンビーム20の外側に
求心方向の電界を発生させる機能を分離することが本考
案のポイントである第3図、第4図では本実施例に係る
金属イオンビーム照射装置の銀イオンビーム2oのモデ
ル化された拡散状況が示され、図中鎖線は電子シース3
0、一点鎖線は実際の銀イオンビームの照射径路、実線
は理想的な銀イオンビームの照射径路である。第3図は
窒素雰囲気中で銀イオンビーム20の銀原子が目的照射
面Pの中心線Xより0. 3411外方に外れてプリン
ト配線基板に到達することを示す。第4図からはヘリウ
ム雰囲気中において根分子が中心線Xより0.2mm外
れてプリント配線基板22に到達し、この数値は恨イオ
ンビーム20の半径と一致し銀イオンビーム2oが拡散
しないことを示す。
尚、ヘリウム分子は窒素分子より分子量が小さいので衝
突エネルギーが小さく、金属イオンビーム照射装置にお
いてヘリウム雰囲気中の方が金属イオンビーム20の拡
散が小さい。
従って、第3図及び第4図より本実施例に係る金属イオ
ンビーム照射装置は、前記第5図及び第6図に示す従来
の金属イオンビーム照射装置の銀イオンビーム20の拡
散状況と比較して恨イオンビーム20の拡散が極めて小
さいことが判る。
〔発明の効果〕
以上に説明したように本発明に係る金属イオンビーム照
射装置は、電子ビームと合流して電気的に中和された金
属イオンビームの周囲に、電子ビームよりも速い電子速
度を有する電子シースを形成する電子シース形成手段を
設けたので、金属イオンビームを拡散せずに被照射体に
照射することが出来、例えば金属イオンビームをプリン
ト配線基板上に照射して高密度のプリント配線パターン
を有するプリント配線板を高精度に形成することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る金属イオンビーム照射装
置の概略構成図、第2図乃至第4図は同金属イオンビー
ム照射装置の作用を説明するための説明図、第5図及び
第6図は従来の金属イオンビーム照射装置の金属イオン
ビームの拡散状況を示す説明図である。 10・・・ア′ルゴン銃、  12・・・銀電極、  
16・・・イオンビーム速度調整部、  19・・・焦
点制御電極、 22・・・プリント配線基板、 24・
・・電子ビーム供給部、 26.32・・・電子銃、 
28・・・電子シース形成部、  30・・・電子シー
ス。 出願人  日立プラント建設株式会社 第2図 第4図 第5図 第6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  金属イオンビームを発生する金属イオンビーム発生手
    段と、該金属イオンビームを偏向させる偏向手段と、該
    偏向手段により偏向された金属イオンビームを照射すべ
    き目標物表面の所定位置に収束させる焦点制御手段と、
    前記偏向手段により偏向された金属イオンビームに対し
    て該金属イオンビームの電荷密度にほぼ等しい電荷密度
    の電子ビームを合流させる電子ビーム供給手段を有する
    金属イオンビーム照射装置において、 前記電子ビームと合流した金属イオンビームの周囲に、
    電子ビームよりも速い電子速度を有する電子シースを形
    成する電子シース形成手段を設けたことを特徴とする金
    属イオンビーム照射装置。
JP7009186A 1986-03-28 1986-03-28 金属イオンビ−ム照射装置 Pending JPS62227086A (ja)

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JP7009186A JPS62227086A (ja) 1986-03-28 1986-03-28 金属イオンビ−ム照射装置

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JP7009186A JPS62227086A (ja) 1986-03-28 1986-03-28 金属イオンビ−ム照射装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0877960A (ja) * 1994-09-07 1996-03-22 Hitachi Ltd イオン打込み装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0877960A (ja) * 1994-09-07 1996-03-22 Hitachi Ltd イオン打込み装置

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