JPS62227025A - 溶銑の予備処理方法 - Google Patents

溶銑の予備処理方法

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JPS62227025A
JPS62227025A JP6965086A JP6965086A JPS62227025A JP S62227025 A JPS62227025 A JP S62227025A JP 6965086 A JP6965086 A JP 6965086A JP 6965086 A JP6965086 A JP 6965086A JP S62227025 A JPS62227025 A JP S62227025A
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JP
Japan
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slag
molten
hot metal
iron
molten iron
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Pending
Application number
JP6965086A
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English (en)
Inventor
Minoru Wada
実 和田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、溶銑の予備処理方法に関する。さらに詳しく
は、脱珪と同時に軽脱燐を行い、脱炭を抑制する溶銑の
予備処理方法に関する。
(従来の技術) 高炉から得られた溶銑中に珪素が残っていると脱燐反応
が阻害される。したがって、溶銑処理においては、脱燐
を行う前に必ず脱硅処理を行い、一般に(Si)を0.
20%以下に減少させている。
(発明が解決しようとする問題点) 脱珪、脱燐の工程においては、同時に脱炭が進行する。
このため後の転炉における吹錬において熱源不足に陥る
問題がある。
また脱珪工程においては脱燐は殆ど進まず、後の脱燐処
理を十分に行なおうとすれば、さらに脱炭が進行してし
まう結果になる。
従って、本発明の目的は、上述の従来技術の問題点を解
決し、脱珪工程において脱燐を同時に進行させるととも
に脱炭反応を抑制する溶銑の予備処理方法を堤供するこ
とを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明者は、上述の目的を達成するため、溶銑処理にお
ける脱珪、脱燐の反応メカニズムを詳細に検討した。第
2図は、その結果、判明した精錬剤の吹き込みに伴う溶
銑中の反応メカニズムの概要を示したものである。
第2図に示されているように、ノズル1から溶銑中に精
錬剤2が吹き込まれると、まず精錬剤2粉体の輸送中に
おいてトランジトリ−反応(1)がおこり、脱珪、脱燐
が進行する。ところがスラグの形成とともに、トップス
ラグ、メタル間のパーマネント反応(U)に移行する。
このパーマネント反応では、一旦スラグ化した燐が、主
に溶銑中の珪素による復P反応の結果、ふたたび溶銑中
に溶融してしまう。また、脱珪工程における脱炭は、パ
ーマネント反応(n)において進行していることも判明
した。
そこで本発明者は研究を重ね、溶銑を所定流速以上で流
しながらブラスティングまたはインジェクション法によ
り精錬剤を吹き込み、下流側でスキンマー等によりスラ
グをせき止め、トランジトリ−反応が進行した後のスラ
グと溶銑との接触時間を短縮してパーマネント反応を抑
制することに想到した。従来のバッチプロセスでは、ト
ランジトリ−反応とパーマネント反応が同一の容器で進
行しているためこれらを分離することはできなかったも
のである。パーマネント反応をさらに抑制するためには
、■浮上スラグを直ちに排滓し、溶銑に接触するスラグ
の量を減少させるとともにスラグと溶銑の接触時間を短
縮し、■発生スラグの融点および粘度を高め、スラグ、
メタル間のパーマネント反応が進み難くする、ことが有
効である。
■の排滓は、排滓口あるいは排滓装置により行い、また
■は、スラグの塩基度(CaO/5iO2)が1以上と
なるように精錬剤中のCaOの量を調整すればよい。
したがって本発明の溶銑の予備処理方法は、溶銑を主に
脱硅処理する予備処理方法において、A)流速がl c
m/sec以上の溶銑に、ブラスティングまたはインジ
ェクション法により精錬剤を吹き込み、溶銑流の下流側
の所定位置においてスラグを溶銑流から分離することと
、 B)発生したスラグを連続的に速やかに排滓することと
、 C)前記A)において吹き込まれる精錬剤のCaOの量
を調整することによりスラグ塩基度を1以上に維持する
ことと、 を特徴とする方法である。
(作用) 精錬剤は、流速1 cta/sec以上の溶銑流とトラ
ンジトリ−反応で反応し、溶銑は脱珪、軽脱燐される。
発生したスラグは下流側の所定位置においてせき止めら
溶銑流から分離される。よって、該所定位置から下流の
溶銑は、パーマネント反応を起こす前にスラグからほぼ
分離される。
また、せき止められたスラグは連続的に速やかに排出さ
れるから、前記所定位置の上流側におけるパーマネント
反応も抑制される。
さらに、スラグ塩基度が1以上になるようにCaOの量
が調整されるので、スラグの融点、粘度が増大し、一旦
、酸化、スラグ化した燐はこのCaOと硬く結合して復
P反応は(たとえスラグと溶銑が接触しても)はとんど
進行しない。
(実施例) 次に本発明の実施例について、添付図面を参照しながら
詳しく説明する。
第1図は、本発明にかかる溶銑の予備処理方法を実施す
るための装置の構成をしめず略式断面図である。
高炉3から出銑された溶銑4は、高炉滓分離後、樋5を
流下して傾注樋6に流れ込み、さらにトーピード(図示
せず)に注入される。ノズル1からは、精錬剤2が、搬
送用窒素ガスの高速気流により溶銑上面から吹き込まれ
る。精錬剤としては、たとえば砂鉄、粉鉱石、粉焼結鉱
などにCaOを添加したものを用いる。精錬剤は、流下
する溶銑とのトランジトリ−反応により溶銑を脱珪、脱
燐しスラグ7を形成する。形成されたスラグ7はスキン
マー8によりせき止められ、排滓口9から速やかに排出
される。
本発明においては、精錬剤が吹き込まれる樋5における
溶銑の流速は1cIl/seC以上に維持され、実質的
にパーマネント反応に移行する前に溶銑はスキンマー8
下流側に流れ出る。第1図の場合、溶銑の流速は例えば
4cm/secとし、スキンマー8は、ノズル1による
精錬剤2の吹き込み位置から下流方向に5mの位置に設
けた。また、精錬剤中のCaOの量を調整することによ
りスラグの塩基度(CaO/SiO2)を1以上に維持
してパーマネント反応による復Pの進行を抑制する。な
お、溶銑量は、トーピードの重量変化に換算して5〜1
5Ton /minであった。
(発明の効果) 次の第1表は、本発明の予備処理方法による脱珪、脱燐
量を、従来の方法による場合°と比較した実験結果の一
例を示したものである。珪素および燐の処理前および処
理後の濃度は第1図の31、S3の位置で採取したサン
プルによる。なお、表においてA、Bは容器内溶銑のイ
ンジェクション法による場合、C−Gはブラスティング
法による場合、11はインジェクション法による場合、
■は上置法による場合である。八〜Dは排滓なし、E−
4は排滓を行った場合を示す。精錬剤としては砂鉄にC
aOを添加したちのく成分の一例を示せば、Fe2O3
39,9%、FeO22,7%、CaO19,1%)を
用いた。
第1表 第1表に一例を示した実験結果から、溶銑流速を1 a
m/sec以上にし排滓を行った場合、特に著しい効果
が認められた。
また第3図は、砂鉄、粉鉱石、粉焼結鉱などにCaOを
添加した精錬剤を用いて、本発明の予備処理方法(溶銑
流速4 cm/sec )による脱珪能を従来の場合と
比較した実験の結果を示す。((Si);、(Si) 
f  はそれぞれ、処理法および処理後の溶銑中珪素濃
度を示す、) この実験の結果、精錬剤の集塵ロスの相違による脱珪能
の差(集塵ロス7%の場合は実線グラフ、同30%の場
合は鎖線グラフで示された値にほぼ集中した)以外、本
発明と従来の方法で脱珪能に有意差は認められないかっ
た。
第4図は、第3図と同様にして本発明と従来の予備処理
方法について脱燐能を比較したものである。
この実験の結果、従来の方法による場合の脱燐量△Pは
、破線で示される範囲内に入るのに対し、本発明の方法
では、鎖線で示される範囲内に入ることが判明した。す
なわち、従来の方法では、△Pは、はぼ破線の直線グラ
フで示され、(精錬剤の量と関係な゛く)脱燐の効果は
認めらない。ところが本発明によれば、はぼ鎖線の直線
グラフで示されるように精錬剤の原単位の増大とともに
脱燐量ΔPが向上している。
第5図は、主にスラグの塩基度と脱燐量の関係を調べる
ために行った実験の結果を示したものである。グラフ八
〜Dは、それぞれ図示の塩基度、精錬剤原単位量で、第
1図の装置において(スキンマー8および排滓口9なし
で)51〜S4およびトーピードでサンプルを採取して
燐濃度を測定した結果をしめす。
スキンマーおよび排滓口を用いないため、S3位置以降
ではスラグとの接触によりパーマネント反応が進行する
。したがってグラフA−Cでは、該位置以降、燐濃度の
上昇が認められる。ところが、塩基度1のグラフDでは
、燐濃度CP)は上昇しない。これは、すでに説明した
ように塩基度1以上ではスラグの融点、粘度が増し、生
成したP2O5がCaOと強く結合し、復P反応が抑制
されるためである。
以上のように、本発明によれば、脱珪と同時に脱燐を行
い、しかも脱炭を抑制できる。このため後工程の転炉吹
錬における熱源不足の問題は生じない。また、溶銑の予
備処理の工程を効率化する効果も大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にかかる溶銑の予備処理方法を実施す
るための装置をしめず略式断面図、第2図は、溶銑中に
おいて通常進行する反応をしめず説明図、 第3図および第4図は、本発明および従来の溶銑の予備
処理方法における脱珪能および脱燐能の測定結果をそれ
ぞれ示すグラフ、 第5図は、溶銑の予備処理における塩基度と復P反応の
進行の関係を主に調べた結果を示すグラフである。 1:ノズル      2:精錬剤 3:高炉       4:溶銑 5:樋        6:傾注樋 7:スラグ      8ニスキンマー9:排滓口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 溶銑を主に脱硅処理する予備処理方法において、A)流
    速が1cm/sec以上の溶銑に、ブラスティングまた
    はインジェクション法により精錬剤を吹き込み、溶銑流
    の下流側の所定位置においてスラグを溶銑流から分離す
    ることと、 B)発生したスラグを連続的に速やかに排滓することと
    、 C)前記A)において吹き込まれる精錬剤のCaOの量
    を調整することによりスラグ塩基度を1以上に維持する
    ことと、 を特徴とする溶銑の予備処理方法。
JP6965086A 1986-03-27 1986-03-27 溶銑の予備処理方法 Pending JPS62227025A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63238210A (ja) * 1987-03-27 1988-10-04 Nippon Steel Corp 溶銑予備処理法
KR100402011B1 (ko) * 1999-10-11 2003-10-17 주식회사 포스코 예비처리공정에서 탈규용선의 탈류효율증대방법
JP2006274442A (ja) * 2005-03-02 2006-10-12 Jfe Steel Kk 溶銑の脱燐処理方法
JP2007239085A (ja) * 2006-03-13 2007-09-20 Jfe Steel Kk 溶銑の脱燐処理方法
JP2008063646A (ja) * 2006-09-11 2008-03-21 Jfe Steel Kk 溶銑の脱燐処理方法
JP2011153369A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Kobe Steel Ltd 高炉鋳床における溶銑の脱珪方法

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