JPS62226906A - 繊維害虫防除剤 - Google Patents

繊維害虫防除剤

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JPS62226906A
JPS62226906A JP6947886A JP6947886A JPS62226906A JP S62226906 A JPS62226906 A JP S62226906A JP 6947886 A JP6947886 A JP 6947886A JP 6947886 A JP6947886 A JP 6947886A JP S62226906 A JPS62226906 A JP S62226906A
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JP
Japan
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naphthalene
camphor
sorbic acid
against fiber
insecticide against
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Application number
JP6947886A
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English (en)
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JPH026722B2 (ja
Inventor
Teiichi Aikawa
相川 禎一
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は、繊維害虫に対する防除剤に関するものである
。さらに詳しくいえば、本発明は、比較的高い温度、高
い湿度においても安定で、かつプラスチックや金属、塗
料などに対して悪影響を与えず、また人体に対する毒性
が低く、しかも優れた防除効果を有し、その作用の持続
性が良好な防除剤に関するものである。
B、従来の技術 従来、羊毛、絹などの繊維の害虫忌避剤として、ショウ
ノウ、ナフタリン、バラジクロロベンゼンなどが通常用
いられており、これらの中で殺虫効果が強く、かつ安価
であることから、バラジクロロベンゼンが最も広く用い
られている。
しかしながら、このバラジクロロベンゼンは。
蒸気圧の高い有機塩素系薬剤であって、繊維害虫に対し
て飽和濃度下における殺虫力は強いが密閉性の高い環境
下において、多量に高濃度で使用する場合、その特有の
臭気とともに、人体に対して好ましくない影響を与える
し、ポリスチレン成形品と接触すると、これを変質、変
形させるという欠点がある。
他方、ナフタリンおよびカンファーは、繊維害虫に対す
る防虫効力が低いという欠点を有しているため、それを
補うためにナフタリンおよびカンファーの防虫効力の増
強を目的とした共力剤が種々提案されている(特開昭5
3−109938号公報、特開昭54−101425号
公報、特開昭59−42302号公報、特公昭59−4
3445号公報等)。しかし、これらのナフタリンと共
力剤またはカンファーと共力剤との組合わせから成る結
晶性の防虫剤は、例えば製品保管中などで40〜50℃
程度の温度環境下に長期間おくと液化したり、あるいは
直接ポリスチレンなどのプラスチック製品や金属箔など
に接触すると、これらを変質、変形、変色させるなどの
欠点を有している。
C1発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、これら従来のナフタリンまたはカンフ
ァーに対する兵力剤が持つ欠点を克服し、比較的高い温
度においても液化することがなく、かつプラスチックや
金属、塗料などに対して悪影響を与えず、防虫効果が長
期間持続する上に、人体に対する安全性の高い繊維害虫
防除剤を提供することにある。
D1問題点を解決するための手段 本発明者は、ナフタリン又はカンファーと併用するため
の共力剤について種々研究を重ねた結果、ナフタリンと
ソルビン酸およびカンファーとソルビン酸との組合わせ
が前記目的に適合しうろことを見いだし、この知見に基
づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、ナフタリンとソルビン酸およびカ
ンファーとソルビン酸との組合わせを有効成分とする繊
維害虫防除剤を提供するものである。
本発明の繊維害虫防除剤に用いられるソルビン酸(別名
2,4−へキサジエン酸)は融点133〜134℃、沸
点228℃の白色結晶でほとんど無味、無臭、水に難溶
である。
ソルビン酸は従来食品の防腐、防カビ剤として使用され
ており、ラットの経口毒性のLD50は10.5g/k
gときわめて高く安全であり。
またナフタリン又はカンファーと混合して放置しておい
ても液化することはない。
さらに、前記ソルビン酸は、単独では全く繊維害虫に対
する防除効果を示さないが、ナフタリンまたはカンファ
ーに組合わせると、ナフタリンまたはカンファーの繊維
害虫に対する防除作用を増加させ、共力剤としての効果
を発揮するということは、全く予想外のことであった。
ナフタリンまたはカンファーに対するソルビン酸の最適
混合割合は、使用する容器の密閉性、大きさ、材質など
によって左右されるが、通常ナフタリンまたはカンファ
ーに対して1〜30重量%の範囲で選ばれる。ソルビン
酸の常温付近での蒸気圧はナフタリンの約1/20と低
いため、両者の組成比は時間とともにソルビン酸の含有
率が増加する傾向がある。そのために、ソルビン酸の初
期混合割合が多すぎると、ナフタリンまたはカンファー
が完全に蒸散したのちにソルビン酸のみが残留するので
好ましくなく、また少なすぎると共力防除効果が有効に
発揮されない。
したがって、ソルビン酸のナフタリンまたはカンファー
に対する混合割合は、前記範囲が好ましい。
E0発明の効果 本発明の繊維害虫防除剤は、ナフタリンまたはカンファ
ーに共力剤としてソルビン酸を組合わせたものであって
、優れた防除作用を有し、かつその効果の持続性に優れ
る上に、人体に対する毒性が低くて安全である。さらに
、従来のものと異なり、35〜40℃にて高湿度の環境
下に長時間放置しても全く液化することがなく、その上
ポリスチレンなどのプラスチック製品と接触させてもこ
れを変質や変型させることがなく、また金属箔や塗料な
どの色調変化を起こすこともないなど、極めて実用的な
繊維害虫防除剤である。
F、実施例 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例−1 ソルビン酸の粉末とナフタリンの粉末とをよく混合して
、ソルビン酸の混合率が4%と20%の防虫剤を調製し
た。この防虫剤各1gを採って1Qの広口ガラスびんの
底におき、その上方にイガ幼虫10頭と羊毛標準布を入
れたカゴをつるす。次に広口びんを密閉し、これを温度
30℃、湿度65%の恒温恒温庫内に5日間放置したの
ち、羊毛布を取り出して食害量を測定した。
また比較のため、ナフタリン単独のもの及びソルビン酸
単独のものについても同様に測定した。試験は3回繰り
返して行い、食害量の平均値を求めた。その結果を次表
に示す。
以下余白 第  1  表 実施例−2 ソルビン酸の粉末1gとカンファー20gとをよく混合
して防虫剤を調製した。この防虫剤1gを採って実施例
1と同様な方法で食害量を測定した結果を、比較のため
に同時に行ったカンファー単独の測定結果と併せて表2
に示した。
以下余白 第  2  表 実施例−3 ソルビン酸の粉末1gとナフタリンの粉末10gとをよ
く混合して調製した防虫剤、及びソルビン酸1gとカン
ファー10gとを混合して調製した防虫剤のそれぞれ各
1gを採ってIQの広口ガラスびんの底におき、その上
方にイガ幼虫10頭を入れたカゴをつるす。次に広口び
んを密閉し、これを温度30℃、湿度65%の恒温恒湿
庫内に7日間放置後、カゴを取り出し、虫の死亡頭数を
数えた。また、比較のためにソルビン酸単独のもの、ナ
フタリン単独のもの及びカンファー単独のものについて
も同様に試験した。試験は3回繰り返して行い、その平
均値を第3表に示した。
特許出願人 工業技術院長 等々力 達指定代理人 工
業技術院大阪工業技術試験所長速水諒三

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ナフタリン又はカンファーとソルビン酸との組合
    わせを有効成分とする繊維害虫防 除剤。
  2. (2)ナフタリン又はカンファーとソルビン酸との割合
    が、重量比で100:1ないし1 00:30の範囲にある特許請求の範囲第 1項記載の繊維害虫防除剤。
JP6947886A 1986-03-26 1986-03-26 繊維害虫防除剤 Granted JPS62226906A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6947886A JPS62226906A (ja) 1986-03-26 1986-03-26 繊維害虫防除剤

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JP6947886A JPS62226906A (ja) 1986-03-26 1986-03-26 繊維害虫防除剤

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JPS62226906A true JPS62226906A (ja) 1987-10-05
JPH026722B2 JPH026722B2 (ja) 1990-02-13

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