JPS62225639A - コンクリ−ト面への合成樹脂接着方法 - Google Patents
コンクリ−ト面への合成樹脂接着方法Info
- Publication number
- JPS62225639A JPS62225639A JP6166886A JP6166886A JPS62225639A JP S62225639 A JPS62225639 A JP S62225639A JP 6166886 A JP6166886 A JP 6166886A JP 6166886 A JP6166886 A JP 6166886A JP S62225639 A JPS62225639 A JP S62225639A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- concrete
- dowel
- concrete surface
- adhesion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 title claims description 51
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 title claims description 51
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 32
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 8
- 229920005749 polyurethane resin Polymers 0.000 claims description 4
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 claims description 2
- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 claims description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 claims description 2
- 229920001225 polyester resin Polymers 0.000 claims description 2
- 239000004645 polyester resin Substances 0.000 claims description 2
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 claims description 2
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 claims description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 27
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 27
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 7
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 6
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 6
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 6
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 5
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 5
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 3
- 241001669679 Eleotris Species 0.000 description 2
- 239000004568 cement Substances 0.000 description 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-M hydroxide Chemical compound [OH-] XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 2
- VTYYLEPIZMXCLO-UHFFFAOYSA-L Calcium carbonate Chemical group [Ca+2].[O-]C([O-])=O VTYYLEPIZMXCLO-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- BVKZGUZCCUSVTD-UHFFFAOYSA-L Carbonate Chemical compound [O-]C([O-])=O BVKZGUZCCUSVTD-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- 239000004606 Fillers/Extenders Substances 0.000 description 1
- 239000004721 Polyphenylene oxide Substances 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 238000009415 formwork Methods 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 239000012948 isocyanate Substances 0.000 description 1
- 150000002513 isocyanates Chemical class 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 238000006386 neutralization reaction Methods 0.000 description 1
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 1
- 239000000049 pigment Substances 0.000 description 1
- 229920000570 polyether Polymers 0.000 description 1
- 229920005862 polyol Polymers 0.000 description 1
- 150000003077 polyols Chemical class 0.000 description 1
- 238000007660 shear property test Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 229920002803 thermoplastic polyurethane Polymers 0.000 description 1
- DVKJHBMWWAPEIU-UHFFFAOYSA-N toluene 2,4-diisocyanate Chemical compound CC1=CC=C(N=C=O)C=C1N=C=O DVKJHBMWWAPEIU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000009489 vacuum treatment Methods 0.000 description 1
- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
コンクリート面に合成樹脂を被覆し、接着硬化させた溝
道は、ビルの屋上防水や室内床、屋外の全天候型グラン
ド、コンクリ−1〜@造物の継目目地、プール等貯水層
、鉄道軌道におけるスラブ軌道下の隙間てん充層やPC
枕木の弾性被覆等広範囲に応用されている。
道は、ビルの屋上防水や室内床、屋外の全天候型グラン
ド、コンクリ−1〜@造物の継目目地、プール等貯水層
、鉄道軌道におけるスラブ軌道下の隙間てん充層やPC
枕木の弾性被覆等広範囲に応用されている。
本発明は、コンクリート面を合成樹脂で被覆するための
接着方法に関するものである。
接着方法に関するものである。
(従来の技術)
よく知られているように、コンクリート面がもし未硬化
で表面が湿潤していると、このコンクリート面に大気圧
下で合成樹脂を接着したならば、コンクリートの水分に
よってその接着力は殆どないに等しい。このようにコン
クリート面と合成樹脂が密着していないと、コンクリー
トと合成樹脂との間のわずかな隙間に侵入する雨、雪等
による水は、コンクリートに含まれている水酸化力ルシ
ュウム等アルカリ物質を溶解し合成樹脂を劣化させる要
因となるほか、冬期には氷結し体積を増して接着面を押
し広げコンクリートと合成樹脂を完全に切離してしまう
結果にもなりかねない。
で表面が湿潤していると、このコンクリート面に大気圧
下で合成樹脂を接着したならば、コンクリートの水分に
よってその接着力は殆どないに等しい。このようにコン
クリート面と合成樹脂が密着していないと、コンクリー
トと合成樹脂との間のわずかな隙間に侵入する雨、雪等
による水は、コンクリートに含まれている水酸化力ルシ
ュウム等アルカリ物質を溶解し合成樹脂を劣化させる要
因となるほか、冬期には氷結し体積を増して接着面を押
し広げコンクリートと合成樹脂を完全に切離してしまう
結果にもなりかねない。
そのため普通コンクリート面が充分に硬化乾燥している
ことが、施工や生産時の絶対的条件となり、合成樹脂を
被覆してなる工事物件や製品はその接着力が品質を左右
している。
ことが、施工や生産時の絶対的条件となり、合成樹脂を
被覆してなる工事物件や製品はその接着力が品質を左右
している。
そこで従来から接着力を向上させる手段としては、コン
クリート面の研磨処理やプライマー処理があり、例えば
PC枕木に弾性ウレタン樹脂を注型被覆してなる弾性P
C枕木は、充分に硬化乾燥した枕木表面を研磨処理し、
型枠を介してRIMT法(リアクシコン シンジエクシ
ョン モールド工法)によりウレタン樹脂を注型接着し
ている。
クリート面の研磨処理やプライマー処理があり、例えば
PC枕木に弾性ウレタン樹脂を注型被覆してなる弾性P
C枕木は、充分に硬化乾燥した枕木表面を研磨処理し、
型枠を介してRIMT法(リアクシコン シンジエクシ
ョン モールド工法)によりウレタン樹脂を注型接着し
ている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしコンクリート面を完全に乾燥させるには日数を要
し、研磨処理やプライマー処理は、その工程が極めて煩
雑である。
し、研磨処理やプライマー処理は、その工程が極めて煩
雑である。
そこで本発明の目的は、充分乾燥していない未硬化コン
クリート面に対しても合成樹脂の接着を、硬化乾燥した
コンクリート面と同等またはそれ以上の接着力をもって
接着可能とした接着方法を提供することにある。
クリート面に対しても合成樹脂の接着を、硬化乾燥した
コンクリート面と同等またはそれ以上の接着力をもって
接着可能とした接着方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段)
本発明にかかるコンクリ−1への合成樹脂接着方法の第
1の特徴は、ジベルを植設したコンクリート面に液状の
合成樹脂を塗布(注入を含む)すること(以下「ジベル
補強接着工法」という)にある。本発明の第1の特徴で
あるジベル補強接着工法は、合成繊維やガラス繊維また
は合成樹脂射出成形による網状体、各種w4雑を熱また
は接着剤などにより不織布化した極めて低密度の繊維交
絡体、金属または合成樹脂等によるロッドのようなジベ
ルをコンクリート表層に半埋設状に植設し、液状の合成
樹脂を塗布または型枠を介して注入する接着力改良方法
である。
1の特徴は、ジベルを植設したコンクリート面に液状の
合成樹脂を塗布(注入を含む)すること(以下「ジベル
補強接着工法」という)にある。本発明の第1の特徴で
あるジベル補強接着工法は、合成繊維やガラス繊維また
は合成樹脂射出成形による網状体、各種w4雑を熱また
は接着剤などにより不織布化した極めて低密度の繊維交
絡体、金属または合成樹脂等によるロッドのようなジベ
ルをコンクリート表層に半埋設状に植設し、液状の合成
樹脂を塗布または型枠を介して注入する接着力改良方法
である。
ジベルの植設の方法は多種考えられるが、最も簡単な方
法はコンクリート打設時に予めジベルを仮設しておき、
コンクリートを流し込んでジベルの根部を固めてしまう
半埋設工法である。その他高い強度接着剤を用いてコン
クリート表面に接着してもよいし、ボルト等を用いて機
械的に固定してもよい。
法はコンクリート打設時に予めジベルを仮設しておき、
コンクリートを流し込んでジベルの根部を固めてしまう
半埋設工法である。その他高い強度接着剤を用いてコン
クリート表面に接着してもよいし、ボルト等を用いて機
械的に固定してもよい。
しかしこの第1の特徴は、ジベルによって機械的にコン
クリートと合成樹脂が結合されて得た接着力であって、
コンクリートと合成樹脂間の定着の度合は必ずしも充分
ではないことがある。つまり未硬化で表面が?!a潤し
ているコンクリート面に対して大気圧下で合成樹脂を接
着した場合、その接着力は殆どないに等しいからである
。そこで湿潤したコンクリート面に硬化乾燥した面と同
等またはそれ以上の接着力を得る効果的な湿潤面接着性
の改良が必要であり、それが本発明の第2の特徴である
。
クリートと合成樹脂が結合されて得た接着力であって、
コンクリートと合成樹脂間の定着の度合は必ずしも充分
ではないことがある。つまり未硬化で表面が?!a潤し
ているコンクリート面に対して大気圧下で合成樹脂を接
着した場合、その接着力は殆どないに等しいからである
。そこで湿潤したコンクリート面に硬化乾燥した面と同
等またはそれ以上の接着力を得る効果的な湿潤面接着性
の改良が必要であり、それが本発明の第2の特徴である
。
そこで本発明の第2の特徴は、ジベルを植設したコンク
リート面に液状の合成樹脂を注型又は塗布し、その直後
に一時的に減圧下に保持することにある。この一時的に
減圧して保持する工程を、以下真空接着工法という。こ
のような、ジベル補強接着工法と真空接着工法とを併用
すれば未硬化コンクリート面に対する良好な接着工法と
なる。
リート面に液状の合成樹脂を注型又は塗布し、その直後
に一時的に減圧下に保持することにある。この一時的に
減圧して保持する工程を、以下真空接着工法という。こ
のような、ジベル補強接着工法と真空接着工法とを併用
すれば未硬化コンクリート面に対する良好な接着工法と
なる。
なお液状合成樹脂は、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂
、ポリエステル樹脂より選択されたものである。
、ポリエステル樹脂より選択されたものである。
(発明の効果)
そのため本発明によると、ジベルの構造、材質の選択に
より目的に応じた接着力を得るものであり、特に弾性に
富む合成樹脂に共通した欠点である接着力の低さを極め
て容易に補強することができる。
より目的に応じた接着力を得るものであり、特に弾性に
富む合成樹脂に共通した欠点である接着力の低さを極め
て容易に補強することができる。
ざらにジベル補強接着工法はコンクリートと合成樹脂と
の有効接着面を増加し、画材お1の密着度を著しく向上
させ、殊に真空接着工法を併用することにより水分を多
く含む未硬化コンクリートと合成樹脂間の接着に優れた
効果があり、そのため例えば、枕木が充分硬化乾燥して
いない場合でも通常の接着力を得ることができ、勿論充
分に乾燥していれば通常以上の接着力を得ることができ
る。
の有効接着面を増加し、画材お1の密着度を著しく向上
させ、殊に真空接着工法を併用することにより水分を多
く含む未硬化コンクリートと合成樹脂間の接着に優れた
効果があり、そのため例えば、枕木が充分硬化乾燥して
いない場合でも通常の接着力を得ることができ、勿論充
分に乾燥していれば通常以上の接着力を得ることができ
る。
そのためPC枕木などの硬化乾燥に要する日数が極めて
短縮されかつ接着力が向上するため生産効率および品質
が格段に向上する。
短縮されかつ接着力が向上するため生産効率および品質
が格段に向上する。
(実施例)
以下図面に基いて本発明の実施例について説明する。
第1図は、コンクリート層1の上面に合成樹脂層2を形
成したものであるが、このコンクリート層と合成樹脂層
にはポリプロピレン網状体によるジベル3が埋設しであ
るものである。
成したものであるが、このコンクリート層と合成樹脂層
にはポリプロピレン網状体によるジベル3が埋設しであ
るものである。
第2図は他の実施例を示すものであって、これはコンク
リート層1と合成樹脂層2には、鉄筋ロッドによるジベ
ル4が埋設しているものである。
リート層1と合成樹脂層2には、鉄筋ロッドによるジベ
ル4が埋設しているものである。
第3図はざらに他の実施例を示すもので、コンクリート
層1と合成樹脂層2には並列状に配設されたポリプロピ
レン網状体によるジベル3と鉄筋ロッドによるジベル4
の両者を埋設したものである。
層1と合成樹脂層2には並列状に配設されたポリプロピ
レン網状体によるジベル3と鉄筋ロッドによるジベル4
の両者を埋設したものである。
第4図はざらに他の実施例を示すもので、コンクリート
層1と合成樹脂層2にポリプロピレン網状体によるジベ
ル3と鉄筋ロッドによるジベル4とが埋設しである点は
、第3図示の実施例と同一であるが、このジベル3は並
列状に配設されたジベル相互間に他のジベルを交差状に
配設したものである。
層1と合成樹脂層2にポリプロピレン網状体によるジベ
ル3と鉄筋ロッドによるジベル4とが埋設しである点は
、第3図示の実施例と同一であるが、このジベル3は並
列状に配設されたジベル相互間に他のジベルを交差状に
配設したものである。
以上の各図面に示した実施例における接着強度や接着破
壊時の変位は、後に示す表−1の通りでめった。
壊時の変位は、後に示す表−1の通りでめった。
試験に供したコンクリートは、砂、セメント。
水の比率が10対5対2のモルタルを用い、ジベルの植
設の方法はモルタル打設時にジベルを仮設しておきモル
タルを注入して半埋設した。
設の方法はモルタル打設時にジベルを仮設しておきモル
タルを注入して半埋設した。
この表−1は、第1図に示す実施例(1)のポリプロピ
レン網状体で約2 K’J / crA、第2図示の実
施例(2)の鉄筋ジベルで約f3 K’j / crt
t、第3図示の実施例(3)のポリプロピレン網状体と
鉄筋の併用ジベルで約”l0Kg/cri接着強度を増
し、各種ジベルの併用は各ジベルの和にほぼ等しいもの
である。また表−1は、ジベルのもう一つの効果として
接着面がより大きな変位に耐え得る構造であることも示
している。
レン網状体で約2 K’J / crA、第2図示の実
施例(2)の鉄筋ジベルで約f3 K’j / crt
t、第3図示の実施例(3)のポリプロピレン網状体と
鉄筋の併用ジベルで約”l0Kg/cri接着強度を増
し、各種ジベルの併用は各ジベルの和にほぼ等しいもの
である。また表−1は、ジベルのもう一つの効果として
接着面がより大きな変位に耐え得る構造であることも示
している。
そこで次にジベル補強接着工法と真空接着工法を併用し
、未硬化コンクリート面に合成樹脂を接着した場合の実
験結果を後に示す表−2に示す。
、未硬化コンクリート面に合成樹脂を接着した場合の実
験結果を後に示す表−2に示す。
試験に供したコンクリートは砂、セメント、水の比率が
15対5対20モルタルを用い、ジベルの植設はモルタ
ル打設時にジベルを仮設しておき、モルタルを注入して
半埋設した。そして減圧処理は一500sHgで5分間
行った。
15対5対20モルタルを用い、ジベルの植設はモルタ
ル打設時にジベルを仮設しておき、モルタルを注入して
半埋設した。そして減圧処理は一500sHgで5分間
行った。
実施例(5)は、未硬化コンクリート面に、比較例(2
)は硬化乾燥コンクリート面にそれぞれジベル補強接着
工法と真空接着工法を併用した例である。また比較例(
3)(4)はジベル補強接着工法のみ用い、コンクリー
ト面の乾燥状態を交えた場合の例である。
)は硬化乾燥コンクリート面にそれぞれジベル補強接着
工法と真空接着工法を併用した例である。また比較例(
3)(4)はジベル補強接着工法のみ用い、コンクリー
ト面の乾燥状態を交えた場合の例である。
実施例(5)と比較例(2>、(3)、(4)間におけ
る接着強度の差が殆ど生じなかった理由は、減圧処理の
効果はあくまでも合成樹脂固有のコンクリートに対する
接着力の域を出ることができないのに反し、ジベル補強
接着工法は、合成樹脂またはコンクリートのどちらかが
破壊するまで向上することに基因する。しかし実施例(
5)と比較例(3)の接着面の密着強度を比べた場合、
比較例(3)の接着面の合成樹脂層を指で押せば容易に
コンクリートと合成樹脂間が剥離し隙間が生じるが、実
施例(5)の方は、合成樹脂層が変型するのみであり良
好な密着性を示す。
る接着強度の差が殆ど生じなかった理由は、減圧処理の
効果はあくまでも合成樹脂固有のコンクリートに対する
接着力の域を出ることができないのに反し、ジベル補強
接着工法は、合成樹脂またはコンクリートのどちらかが
破壊するまで向上することに基因する。しかし実施例(
5)と比較例(3)の接着面の密着強度を比べた場合、
比較例(3)の接着面の合成樹脂層を指で押せば容易に
コンクリートと合成樹脂間が剥離し隙間が生じるが、実
施例(5)の方は、合成樹脂層が変型するのみであり良
好な密着性を示す。
普通、コンクリートを打設した場合、表面に白色の炭酸
カルシウムが生成し、乾燥すれば粉末状のレイタンスと
なり合成樹脂の接着性を阻害する原因となる。そこで実
施例(5)や比較例(3)のように、コンリート打設後
あまり時間を置かないで合成樹脂を接着した場合の炭酸
力ルシュウム生成状況を調査したところ、比較例(2>
、(4)のように充分硬化乾燥したコンクリート面に比
べ大幅に生成量が少ないことが判明した。これはコンク
リ−1〜が未硬化の時点に合成樹脂を接着したため、空
気が遮断され、トラベルライトゲル(C332H3)や
水酸化力ルシュウムの中性化が抑制されたためによるも
のと考えられる。即ち、未硬化コンクリート面への合成
樹脂の接着は、水分により接着力が阻害されない限り問
題なく、真空接着工法のような処理工法を用いれば逆に
未硬化コンクリートが望ましいことになる。
カルシウムが生成し、乾燥すれば粉末状のレイタンスと
なり合成樹脂の接着性を阻害する原因となる。そこで実
施例(5)や比較例(3)のように、コンリート打設後
あまり時間を置かないで合成樹脂を接着した場合の炭酸
力ルシュウム生成状況を調査したところ、比較例(2>
、(4)のように充分硬化乾燥したコンクリート面に比
べ大幅に生成量が少ないことが判明した。これはコンク
リ−1〜が未硬化の時点に合成樹脂を接着したため、空
気が遮断され、トラベルライトゲル(C332H3)や
水酸化力ルシュウムの中性化が抑制されたためによるも
のと考えられる。即ち、未硬化コンクリート面への合成
樹脂の接着は、水分により接着力が阻害されない限り問
題なく、真空接着工法のような処理工法を用いれば逆に
未硬化コンクリートが望ましいことになる。
注記 表−1
注1:ポリウレタン樹脂(商品名cus−uc2O3、
中国塗料社製) トリレンジイソシアネートとポリエーテルポリオールか
らなるイソシアネートプレポリマーを、3.3−−ジク
ロロ−4,4′ジアミノジフエニルメタンを反応させて
うるポリウレタン樹脂を主成分に体質顔料を配したヤン
グ率500Kg/7の軌道用樹脂てん充材。
中国塗料社製) トリレンジイソシアネートとポリエーテルポリオールか
らなるイソシアネートプレポリマーを、3.3−−ジク
ロロ−4,4′ジアミノジフエニルメタンを反応させて
うるポリウレタン樹脂を主成分に体質顔料を配したヤン
グ率500Kg/7の軌道用樹脂てん充材。
注2:接着強度の試験法
JISZ2114F木材のせん断試験方法」に示される
方法にて、コンクリートと合成樹脂面のせん断接着強度
を測定。
方法にて、コンクリートと合成樹脂面のせん断接着強度
を測定。
注1.2は、表−2においても同じでおる。
第1図〜第4図はそれぞれ本発明の実施例を示す一部切
欠断面図である。 1・・・コンクリート層、 2・・・合成樹脂層、 3・・・網状体のジベル、 4・・・ロッド状のジベル。 以上
欠断面図である。 1・・・コンクリート層、 2・・・合成樹脂層、 3・・・網状体のジベル、 4・・・ロッド状のジベル。 以上
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ジベルを植設したコンクリート面に液状の合成樹脂
を塗布することを特徴とするコンクリート面への合成樹
脂接着方法。 2、ジベルを植設したコンクリート面に液状の合成樹脂
を塗布し、その直後に一時的に減圧下に保持することを
特徴とするコンクリート面への合成樹脂接着方法。 3、特許請求の範囲第1項または第2項において、ジベ
ルは合成繊維、ガラス繊維または合成樹脂成型品から成
る網状体であることを特徴とする合成樹脂接着方法。 4、特許請求の範囲第1項または第2項において、ジベ
ルは金属または合成樹脂製のロッド状物であることを特
徴とする合成樹脂接着方法。 5、特許請求の範囲第1項または第2項において、液状
合成樹脂は、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエ
ステル樹脂より選択された少なくとも1種であることを
特徴とする合成樹脂接着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6166886A JPS62225639A (ja) | 1986-03-19 | 1986-03-19 | コンクリ−ト面への合成樹脂接着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6166886A JPS62225639A (ja) | 1986-03-19 | 1986-03-19 | コンクリ−ト面への合成樹脂接着方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62225639A true JPS62225639A (ja) | 1987-10-03 |
Family
ID=13177840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6166886A Pending JPS62225639A (ja) | 1986-03-19 | 1986-03-19 | コンクリ−ト面への合成樹脂接着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62225639A (ja) |
-
1986
- 1986-03-19 JP JP6166886A patent/JPS62225639A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6426029B1 (en) | Lamination between plastic resins and cement | |
US6790544B2 (en) | Multiple layer composite material consisting of cement-bound concrete and polymer-bound concrete and method for producing the same | |
US4392335A (en) | Flexible cementitious coatings | |
US5728458A (en) | Light-weight high-strength composite pad | |
US7396185B2 (en) | Method for repairing a crack in a recreational court or surface | |
US2460309A (en) | Panel structural unit | |
US4049853A (en) | Terrazzo structure having a sub-surface and an intermediate impermeable sheet | |
CA2295561A1 (en) | Composite element and its method of manufacture | |
US3649424A (en) | Panels | |
JPS62225639A (ja) | コンクリ−ト面への合成樹脂接着方法 | |
KR100469292B1 (ko) | 콘크리트 구조물의 방수처리방법 | |
KR100777844B1 (ko) | 하지패널, 외벽화장방법 및 단열피씨카텐월 | |
US2040732A (en) | Manufacture of cementitious panels | |
US2336565A (en) | Preformed sheet or strip of constructional material | |
CA2156955C (en) | Lamination between plastic resins to cement | |
CN216766298U (zh) | 一种用于地下室防水的保护层 | |
KR20010025780A (ko) | 콘크리트 구조물의 보강패널 | |
JPS62223076A (ja) | コンクリ−ト面への合成樹脂接着方法 | |
JPS6345464Y2 (ja) | ||
JPS5988382A (ja) | 建築用板 | |
JPS6332940B2 (ja) | ||
JP2860642B2 (ja) | 路面または床面の表装構造 | |
KR20240141587A (ko) | 수용성 아크릴 방수제를 이용한 콘크리트 구조물의 복합방수공법 | |
JPS60112960A (ja) | タイル壁面構造 | |
JP2524403B2 (ja) | コンクリ―トパネル及びその製造方法 |