JP2860642B2 - 路面または床面の表装構造 - Google Patents

路面または床面の表装構造

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JP2860642B2 JP20536096A JP20536096A JP2860642B2 JP 2860642 B2 JP2860642 B2 JP 2860642B2 JP 20536096 A JP20536096 A JP 20536096A JP 20536096 A JP20536096 A JP 20536096A JP 2860642 B2 JP2860642 B2 JP 2860642B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、路面または床面
の表装構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、路面の表装構造は、例えば、図2
に示すようなものであった。この路面の施工方法を順を
追って説明する。まず、路床11の上に下層路盤12と
して砕石を敷き詰めて、その上に上層路盤13としてコ
ンクリートを打設する。さらに、その上層路盤の上にモ
ルタル14を30ないし50ミリメートルの厚さに敷
く。そして、そのモルタル14が固まらないうちに、石
材等からなる表装材15、15をモルタル14の上に載
せる。そして、その表装材15、15を上からゴムハン
マー等で叩いて沈めることにより、表装材15、15を
モルタル14と密着させるとともに表装材15、15の
高さおよび平面度を調節する。このようにして、表装材
15、15を、順次敷き詰めた後、その表装材15、1
5の目地16、16にモルタル17、17を充填する。
その後、モルタル14が硬化するまで、養生時間とし
て、24時間程度放置して完了する。このように、従来
においては、表装材15、15は、路面にモルタル14
を用いて固定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上層路盤1
3にモルタル14を介して表装材15、15を固定する
従来の路面の表装構造は、例えば、気温の変動等により
目地16、16のモルタル17、17に亀裂が発生した
場合、雨水がその亀裂を介して内部に浸透し、さらに
は、モルタル14の吸水性のために、その雨水がモルタ
ル14およびその下の層に浸透して、冬季においては、
その浸透した雨水が凍結して膨張することにより、表面
の表装材15、15がめくれる等の凍害を起こす虞があ
った。
【0004】また、施工において、モルタル14はある
程度の厚みが必要であり、また、そのモルタル14が硬
化する前に表装材15、15をその上に載せて、ゴムハ
ンマーで表装材15、15を叩いて沈めることにより、
表装材15、15をモルタル14に密着させるととも
に、表装材15、15が所定の高さになるようその高さ
を調整する必要があった。このゴムハンマーによる作業
は、熟練を要するものであり、また、多くの作業時間を
費やすものであった。
【0005】この発明は、上記した従来の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、凍害を防止し、また、熟練を要さず簡単に表装材の
敷設ができる、路面または床面の表装構造を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る路面また
は床面の表装構造は、前記目的を達成するために、次の
構成からなる。すなわち、下地の上に複数の表装材を敷
き詰めるものであって、その表装材は、防水性を備えた
接着剤によって前記下地に固着されていることを特徴と
する。この接着剤は、防水性があるので、水分を通さ
ず、下地への雨水の浸透を防ぐことができ、さらに、表
装材の敷設は、下地上の接着剤の上に表装材を載せ置き
するだけでよい。
【0007】前記接着剤は、石油アスファルト等のアス
ファルトを混合した接着剤であることが望ましい。この
アスファルトを混合した接着剤は、防水性に特に優れ
る。
【0008】また、前記表装材の裏面には、凹凸が形成
されていることが望ましい。この表装材の裏面の凹凸に
より、表装材と接着剤との接触面積が増加し、また、表
装材と下地との間で、塗布された接着剤の厚みが確保さ
れる。
【0009】また、前記表装材の目地には、伸縮性のあ
るコーキング材が充填されていることが望ましい。この
コーキング材により、気温が変動した場合の表装材の伸
縮が吸収されて、目地の割れを防ぐことができ、したが
って、目地からの雨水の侵入を防ぐことができる。
【0010】また、前記下地は、コンクリートからな
り、その上に塗布した合成樹脂系プライマーを介して、
前記接着剤が塗布されていることが望ましい。塗布した
合成樹脂系プライマーによって、コンクリートのアルカ
リ性の影響を抑えて、接着剤とコンクリートの接着性を
良くすることができる。
【0011】また、前記コンクリートからなる下地の下
には、発泡スチロール(EPS)系の断熱材を配するの
が望ましい。発泡スチロール(EPS)系の断熱材は、
水を通さないので、効果的に凍害を防止することができ
る。
【0012】また、前記表装材は平板状の天然石等の石
材からなるものであっても良い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る路面または
床面の表装構造の実施の形態を図面に基づいて説明す
る。
【0014】図1は、本発明を路面の表装構造に適用し
た一実施の形態を示す。以下、この路面の表装構造の施
工の順を追って説明する。まず、路床1として、良質土
を、例えば、35〜40cmの厚さに敷く。そして、下
層路盤2として、砕石を約10cmの厚さに敷き詰め
る。次に、この下層路盤2の上に、コンクリートを約8
cm打設し、例えば、網目15cm×15cmで太さ6
mmの鉄網3aを載せて、さらに、コンクリートを約4
cm打設して、下地としての上層路盤3を形成する。そ
して、下地であるその上層路盤3の上に、防水性を備え
た接着剤、例えば接着効果のあるセメントとか石油樹脂
等に、防水性に優れた石油アスファルト等のアスファル
トを混合した、アスファルトを主として混合した接着剤
4(以下、アスファルト混合接着剤4と称する。)を、
好ましくは3mm程度の厚さに塗布する。そして、その
塗布されたアスファルト混合接着剤4が固まらないうち
に、天然石、人造石、磁器、タイル、コンクリート、レ
ンガあるいは木質ブロック等からなり、例えば、厚さ約
6cmで、30cm角の平板状の複数の表装材5、5
を、その上に、目地6、6となる隙間をあけて敷き詰め
る。なお、この表装材5、5には、予め、その裏面に凹
凸5aを形成しておく。そして、目地6、6には、ま
ず、砂、モルタル等のバックアップ材7、7を充填し、
ついで、例えば、ポリサルフィド系接着剤等の伸縮性の
あるコーキング材8、8を充填する。もちろん、バック
アップ材7、7を充填せず、伸縮性のあるコーキング材
8、8のみを、目地6、6に充填しても構わない。その
後、アスファルト混合接着剤4が硬化するまで、養生時
間として30分〜2時間程度放置して完了する。
【0015】さて、この路面の表装構造においては、表
装材5、5間の目地6、6に伸縮性のあるコーキング材
8、8が充填されていることで、このコーキング材8、
8が、気温が変動した場合の表装材5、5の伸縮を吸収
して、目地6、6の割れを防ぐことができる。したがっ
て、目地6、6からの雨水の侵入を防ぐことができる。
また、施工不良等により、仮に目地6、6から雨水が侵
入したとしても、表装材5、5の下のアスファルト混合
接着剤4が、その優れた防水性により、下地である上層
路盤3等への雨水の浸透を防ぐことができ、路面の凍害
を有効に防止することができる。
【0016】また、この路面の施工においては、アスフ
ァルト混合接着剤4は、下地である上層路盤3と表装材
5、5とを接着する接着剤として働く。しかも、表装材
5、5の敷設においては、上層路盤3に塗布されたアス
ファルト混合接着剤4の上に表装材5、5を載せ置きす
るだけでよいので、熟練を要さず、簡単に行うことがで
きる。また、養生時間が短く、扱いが容易である。さら
に、表装材5の裏面の凹凸5aにより、表装材5、5と
アスファルト混合接着剤4との接触面積が増加し、ま
た、表装材5、5と上層路盤3との間で、塗布されたア
スファルト混合接着剤4の厚みが確保されるので、上層
路盤3上に表装材5、5を確実に接着することができ
る。
【0017】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるわけではなく、その他種々の変更が可能であ
る。例えば、上述の実施の形態においては、表装材5、
5を路面に敷設する例を示したが、屋上、テラス、ポー
チ等の床面に敷設するものであってもよい。また、接着
剤は、防水性を備えるものであれば、アスファルト混合
接着剤4に限定されるものではなく、例えば、石油樹脂
を主材とした接着剤、あるいは、石油アスファルトおよ
び石油樹脂の双方を主材とした接着剤でもよい。とく
に、後者の石油アスファルトおよび石油樹脂の双方を主
材とした接着剤は、防水性および接着性につきともに優
れる。さらには、アクリル系、ポリウレタン系、エポキ
シ系等の合成系接着剤でもよい。また、表装材5の裏面
の凹凸5aは、アスファルト混合接着剤4との接触面積
を増加させ、また、塗布されたアスファルト混合接着剤
4の厚みが確保されるものであればよく、図1に示す形
状に限定されるものではない。また、表装材5、5間の
目地6、6に充填されるコーキング材8、8は、ポリサ
ルフィド系接着剤でなくとも、伸縮性があれば、その材
料を限定するものではない。また、上層路盤3と下層路
盤2との間に断熱効果のある、例えば、発泡スチロール
(EPS)系の断熱材を配してもよい。発泡スチロール
(EPS)系の断熱材は、水を通さないので、温度差に
よる結露防止のみならず、下からの水浸みも防止でき
て、効果的に凍害を防止することができる。また、上層
路盤3としてコンクリートの打設後、その上に、合成樹
脂系プライマー、例えば、アクリル系、ポリウレタン
系、エポキシ系等のプライマーを塗布し、その合成樹脂
系プライマーを介して、アスファルト混合接着剤4を塗
布するようにしてもよい。これにより、コンクリートの
アルカリ性の影響を抑えて、アスファルト混合接着剤4
と上層路盤3であるコンクリートとの接着性をよくする
ことが可能となる。
【0018】
【発明の効果】以上、詳述したところから明らかなよう
に、この発明に係る路面または床面の表装構造によれ
ば、その路面または床面の凍害を有効に防止することが
でき、また、熟練を要さず、表装材を簡単に敷設するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る路面または床面の表装構造の一
実施の形態の断面図である。
【図2】従来の路面の表装構造を示す断面図である。
【符号の説明】
3 上層路盤(下地) 4 アスファルト混合接着剤(防水性を備えた接着剤) 5 表装材 5a 凹凸 6 目地 8 コーキング材

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地の上に複数の表装材を敷き詰めてな
    る路面または床面の表装構造であって、 前記表装材は、下地に塗布される防水性を備えた接着剤
    によって前記下地に固着されていることを特徴とする路
    面または床面の表装構造。
  2. 【請求項2】 前記接着剤は、アスファルトを混合した
    接着剤であることを特徴とする請求項1に記載の路面ま
    たは床面の表装構造。
  3. 【請求項3】 前記表装材の裏面には、凹凸が形成され
    ていることを特徴とする請求項1または2に記載の路面
    または床板の表装構造。
  4. 【請求項4】 前記表装材間の目地には、伸縮性のある
    コーキング材が充填されていることを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれか1項に記載の路面または床板の表
    装構造。
  5. 【請求項5】 前記下地は、コンクリートからなり、そ
    の上に塗布した合成樹脂系プライマーを介して、前記接
    着剤が塗布されていることを特徴とする請求項1または
    2に記載の路面または床面の表装構造。
  6. 【請求項6】 前記コンクリートからなる下地の下に
    は、発泡スチロール(EPS)系の断熱材を配すること
    を特徴とする請求項5に記載の路面または床面の表装構
    造。
  7. 【請求項7】 前記表装材は、平板状の天然石等の石材
    からなることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか
    1項に記載の路面または床板の表装構造。
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